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雑記
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No.15 <電話とメール> 2003.10.02
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これは新聞に載っていた話らしいが、とあるコンピューター会社が「社内メール使用禁止令」を出した。
コンピューター会社なのに、何故、メール使用を禁止したのだろうか?
大まかな理由として、2つある。
一つは、2度手間を省くこと。
もう一つは、2度手間を省くことにより発生する、コスト削減だ。
「メールは出せば届くもの」
確かにそうである。
だが、相手メールボックスに届いていたとしても、相手がそれを確認しなければ意味がない。
いちいち確認しなければならないという手間が、メールには発生する。
「それならば、着信通知が出るようにすれば良いではないか」
そう思う人もいるだろう。
しかしこれも、
「必要なメールであれば重宝するが、不要な(又は急ぎでない)メールが届いた際にもメッセージが表示されるようでは、作業の邪魔になる」
という事がある。
自身の体験からこれは明らかである。
メールが自分の出したかった相手に本当に届いているか。
そして、相手はそのメールを見ていてくれているか。
内容が重要であれば、そして急ぎであればあるほど、それを確認することは必要となる。
そうすると、早急に確認(又は念押し)のため使用されるのが電話である。
「こういうメールを送ったのでご確認下さい」
本人に直接電話が通じなかったとしても、『他の人が取って伝言を残してくれる』又は、『「通じない」という事が判る』というメリットがある。
さて、ここまで読んで、大概の人はこの様に思うだろう。
「それならば、メールを出さずに、電話で用件を伝えれば良いではないか。」
なるほど、確かにそうである。
電話をかけ用件を伝えれば、そこですぐにやりとりが生じて返答も出る(又は返答を得られる状態になる)。
電話一本で、「メールを作成する」「メールを出す」「メールを確認してもらったか確認する」「メールを確認する」「メールに対する返答を作成する」「メールを出す」・・・というような、一連の作業を省くことが出来るのである。
素晴らしきかな、電話。
技術が発達し、迅速・便利になっていっている現在ではあるが、「必ずしも新しいものが優れているとは限らない」という良い例であろう。
まぁ、一口に「メール」といったところで、
「画像等」「作業用の文章が添付されているもの」「急ぐ必要のないもの」「捨て置かれても構わないもの」
等は、メール送付の方が便利であるという現状には変わりはないのだが。
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No.15 技術の発展VSレトロ
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