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5日目
The education practice inside story
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6月4日
教育実習5日目
怒濤の日であった。
一言で言えば、「燃え尽きたぜ、○ョー」といった感じか。

本日授業2クラスある。
2限が1F、3・4限が1Cで、双方違う授業内容である。
しかも、先にやる1Fの方が内容的に進んでいるし。
自分自身に混乱しないよう、落ち着け、という。

1限はプリント印刷等の授業準備。
落ち着かないったらありゃしない。
何度もノートを見返す。
1限終了のチャイムが鳴った。
間の休み時間は15分。
教室位置が少々遠いので早めに出る。
教員室により、クラス出席簿をと・・・ろうとしたらまだ戻っていなかった。
しばし待っても戻ってこなかったので、先に教室に行く。

2限開始のチャイムと同時に資料プリントを配り始める。
「授業始まったよー席着いてー。」
おし、一回目よりは緊張していない。
配り終えて、
「出席簿持ってきてないからちょっと持ってくるね」
と言いおいて教室を出る。
あー、2度手間だ。
戻って出席取って。
前回の質問「オイルショックなのに何でトイレットペーパーを買い占めるか」という質問に返答し、それとともに復習をして今回の内容にはいる。

今回の内容は「ゴミ問題2回目 リサイクルについて」である。
前回のゴミ問題概要を受けて、リサイクルという個別事例を見ていく、と言った感じである。
リサイクルがいつ頃から始まって、今どんなことが行われていて、どんな問題をはらんでいるか。
これが今回の授業だ。

しかし、やっぱり若いねぇ。のりがよい。
皆様、考えていただきたい。
「リサイクル、っていうとどんなものがリサイクルされていると思う?」
と全員に質問を投げかけたところで、指されもせずに自分から答えを投げ返すだろうか。
俺だったらしないね、めんどくさいから。
だが、皆良い子だから、
「あきかん」
「ペットボトル」
「新聞紙」
等々、次々に挙がってくる。
楽だー。いらぬ恨みも買わなくて良いしな。

授業自体はほぼ想定道理に行った。最後にやってもらう予定だったディベートの時間が無かっただけで。むしろそれができなかった方が問題なのだが・・・。
でもディベートって難しいんだよなぁ。
担当達は
「結論は各々に出してもらうから出す必要ない」
というが、それが上手くできない。
やると楽しいが、収集つかなくなるんだよねぇ。そう考えること自体がまだまだ未熟なんだろう、きっと。

2限終了後、事後指導をしてもらう。
「具体例や、具体的なものを入れるとわかりやすいよ。実物持ってくるとか。」
なるほど。
「導入はしっかりやらないと生徒の興味が薄れる」
ふむ。
「山場を作ってそこだけは強調して」
「質問はかみ砕いて」
ううむ。
「言葉遣いはできるだけ統一」
大学のとある先生のまねしたしゃべり方は、やはりだめだったか。インパクトはあるんだがなぁ。
「クラスの雰囲気とかだれてきたら、自分の体験談とかすると生徒の意識が授業に戻るよ」
ほほう。
確かになぁ。自分が生徒でも、そう思うもんなぁ。って、根本的必要なのは「生徒の立場に立つ」ことか。
担当講師及び教師の指導により昼休みがつぶれる。
控え室でいったん水分だけ取って、チャイム鳴る前に1Fに向かう。
今回はちゃんと出席簿も持っている。

3、4限は1C。こちらは一回目の授業である。
1CはHRに出たので自己紹介をすっ飛ばす。
前回の反省点を自分的には少し克服できた授業であった・・・が、生徒に「考えさせる点」が抜けていたようだ。
それにしても喉が痛い。
腹から出しているつもりなんだがなぁ。
授業やればやるほど、いろんな反省点が出てくる。
でもそれだけ、成長してるって事なんだよ、なぁ?(と思いたいというか、思わないとやってられない。)

これで俺的には一段落である。次の授業は明後日。2コマ目の授業なので、反省点を盛り込むのに苦労するだけである。

放課後、実習生同士の1シーン。
「お茶ゃ飲む?」
「頂く」
「ステビアあるよー」
え?ステビア?あの甘味料に使われてるあれですか?
「日曜に先生のとこ行ったときにもらったんだ。」
どうやらミッチーの担当、『他者が育てないようなものを栽培する』事を家でしているそうだ。そしてミッチーは一昨日日曜、それらの手伝いに生かされた模様。
茶碗に2,3枚葉っぱを入れてもらい、お湯を注ぐ。
「あまり甘くないな」
誰かが飲んでそう言う。
5分ほど経ち、口を付けた人曰く、
「甘っっっ」
最初の方はまだ出きってなかっただけのようだ。
しかし、貴重な体験だなぁ。

そろそろ全員が授業をやることになる。
そこで初回のインパクト、自己紹介について何人かでがやがや話す。
マユが、
「工学部っていっても何やってるかわかんないよね。人間工学についてやってるからはさみとかもってこうかな。あ、でも人間工学に基づいたはさみもってないや」
机の上に置いてある携帯電話を手にとって、言う。
「これもね、人間が手にとって見やすくなるように全部設計されてるんだよ。一番疲れない角度になるように。これでも良いかな。でも、授業中に携帯電話出すのってまずいかな」
色々お悩みのようである。
まぁ、俺も1コマ目は自己紹介で結構潰す予定だったからねぇ。結果は玉砕したが(遠い目)。
こんな感じで大分実習生の中にもある種の緊張感が出てきた。
それと共に、仲が良くなったのも確かだ。
この頃からかねぇ。夜学校出るのが遅くなってきたのは。


教育実習
自分的怒濤な日


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