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February 2003
<2月分日記 21-28>
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21日
片づけ

夕飯食べ終わった後、自室に戻って改めて部屋の中を見渡した。
汚ねぇ。
この一言に尽きる。
この際ベットの下にある箱物一式に関しては置いておき、机回りとタンスの中ぐらい、片づけてしまおう。
まず机に取りかかる。
机の上は物がごったに置かれており、手の付け所に困った。
取りあえず、全部物を下に降ろす。
以外にすっきりする。90×60センチメートルという、さして広くない盤面の学習机であるが妙にさっぱりした。はて、何が原因で雑多の山に見えたのだろう。
答え:机の上だというのに箱物が占拠していたから
もともと狭い机の上。それにも関わらず、ビデオを見るためにデッキを引っ張り出してきて、あまつさえそれを机の上右側に置いたからである。
幅約30センチのそれは、スペースの3分の1を占めた。そう言えば、昔もこの様な状態だったなぁ。あのときはビデオデッキではなく、CDラジカセであったが(などといっても、こいつもWカセットであったので、かなりの幅を占めていた)。パソコン買ったのを期に、机の左側にあるタンスの上に場所替えしたんだっけ。
ふと、「箱物の位置は変わっても、その他の配置が数年来全く変化がない」事に気が付いたが、それはこの際置いておく。
結局、邪魔であることが判明したビデオデッキは、誰も足を踏み入れないであろう廊下側窓の下のスペースに押しやられることになった。

机の本棚の上に『つんどく』状態になっていた授業の教科書andノート群を袋に入れ、足下の空きスペースに収納する。
さらば、教科書達よ。君たちの姿を見ることはもう、ないであろう・・・・ことを祈る。

お次はタンスである。
肥やしになっている物も結構あり、その辺りを片づけていこう。
よく母が、
「片づけるって言っても、一回や二回じゃ処分しきれないのだから、まめにやっておかないと」
と言うことを言っているが、確かにその通りである。
だから、肥やしが何時になっても減らないんだろうな、俺の場合。

タンスの角の方から、過去の遺物が出てくる。
エプロンである。
小学校6年の時であろうか。家庭科の授業で作らされたものである。
丈夫な布を使い、型紙通りに直線に裁断していき、ミシンで直線に縫っていく。それにポケットを一つ付け、染料で模様を描き、一本のひもを通して出来上がりである。
布の色は選べたので、俺は水色のにした。
背が高いわけでもないのに、
「将来大きくなったときのため」
等と自分を偽り、一番大きいサイズで制作したのも懐かしい思い出である。
「ミシンは危ないから気を付けて使ってね」
と先生が言った矢先、ミシン針で(どうやってどの辺刺したかは定かではないが)指を縫い、保健室送りになった奴もいたっけ。
皆、縫い終わるまでは没個性のエプロンである。
染料を使い出す段階になると、個性が出てくる。
自分は面倒くさかったので、友人のを真似た(爆)。
胸の辺りに皿が置かれ、その両脇にフォークandナイフがあり、皿の上には月がのっているものであった。
これを少々変え、皿の上には月ではなく、あるものをのせた。
食品調理にはあまり、適しない題材である。
調子に乗ってカラフルにしすぎたためか、これを見た親は良い方向に解釈した。
「あら、元気な太陽みたいね」
・・・・真相は全く別物である。
葉っぱを付けていなかったからそうも見えなくはない、知らない人にとっては。
実際に描いたのはカビである。
本名のもじりで付けられたあだ名がどんどん変化していき、ついにはカビにまで到達したのである(謎)。
その為、モチーフは『カビの生えた餅』であった。
流石の俺も、真実は親に言えずにそのまま流してしまった。
今でも彼らはアレを『微笑ましいもの』として記憶しているに違いない。

片づけをしていると、本当に懐かしい物がごろごろと出てくる。
たまに懐かしく思いたくない物もあるけど、な。


22日
いつの間にやら

日記が溜まっていた。
出来ないくせに、「順番にやっていかなければ」などと思ってほったらかしていたせいであろうか。
それにしても、約10日分ほど溜まっているとはいやはや。
せっせか打ちながら、「やはりmemoしておくことは大事だなぁ」などと思った。

さて、話は一転する。
携帯電話、と言うものを持ち始めてそろそろ一年が経とうとしている。
これの主な用途は、帰宅途中に買い物の伺い立てる位であった。
買った当時、
「迷惑メールなどが多いので、メールアドレスを他人にはわかりにくいものにしてください」
と言うようなことが盛んに言われていた。
そこで俺も、わかりにくいものにした。
これが考を為したのか、今までに迷惑メールとしてきた物は、出会い系のものひとつっきりであった。
流石俺。
・・・・などと思っていたのだが、今日昼頃、珍妙なメールが届いた。
docomoの携帯からで、メールアドレスもデフォルトから変えていないらしく、電話番号のまま。
内容文は無く、ただ題名に
「Verified」
とあった。
”確認した”?一体何をだ。
携帯だと、普通電話と違い電話番号である程度「企業であるかそうでないか」の判別が付かないため、なかなか厄介である。
知り合いの誰かが、携帯電話の会社変更でもしたのだろうか。
(昔、自分もアドレス変更で友人等にその旨を伝えたのだが・・・・携帯で打つのがひたすら面倒であったため、フリーメールから打って出したところ、「あれ、秋葉からのだったのか。誰かが間違えて送ってきたのかと思った」等という誤解を生じさせてしまった経験があるため、こう思ったのである。)
それならば暫くすれば追加メールでも送ってくるな、と静観していた。
2時間後、新たなメールが届いた。
さてさて、一体誰だったのだろうか。
今回も内容文は無かった。それどころか、どう受け取るべきなのだろうか、これは。
「DO JO WEB(」
題名がこうなっているにも関わらず、文面にサイト名が書いてあるわけでもない。
また、奇妙なことに送り主がうちの大学の生徒であった。
学籍番号+学校名の入ったアドレス。おまけに同じ学年・同じ校舎で、違う学部である(学籍番号って多様な情報含んでいるからベンリダネ)。

うーむ、この2つのメール差出人ははたして、同一人物なのだろうか。
少なくとも後者は企業ではない(もっと言えば恐らく生徒)し。
ただ、俺が自分で使っているように、「パソコンからメール出していても、返信アドレスに携帯アドレスを入れることの出来るソフト」を使われていてはこの憶測はアウトである。俺自身はこの系統のソフトから送られてきたメールに対して、シャットアウトしていないからである。
どっかに携帯のアドレス落としてくるような間抜けな真似、した記憶がないからやっぱり地道に(ソフト使うなりなんなりして)探したんだろうねぇ。
謎の残るメールであった。

さて、以上のことが書かれたのが夕方頃。
この後携帯の方に新たに2通のメールが来た。
題名ありが一つ、無しが一つ。
どちらも覚えのないアドレスである。
はて、前のメールとこれも関係があるのか。
そういえば、と、ここ2,3日ネット接続していなかったので、パソコンのメールボックスを開けてみた。
開けてびっくり玉手箱。
来ていた中で3通がウィルス付きだった。
即行削除。
誰か、ウィルスかかったな?
そう考えて、携帯の方もそれによってウィルスメールが送られてきていたことが判明。
考えたらdocomoの携帯って、送るときは添付できるけど受信の際は添付部分、削除されるんだよな。

謎が解けてすっきりした。
後は誰がウィルスにかかったのか知らないが、はやく完治(?)してくれることを祈るのみである。


23日
映画

昨今は映画がすぐにTVで放映してくれるので嬉しい限りである。
本日やっていたのは「Who am I?」である。
記憶喪失になった男が自分の記憶を思い出すために走り回るものだ。
姉が、
「今日やってたの。途中からで良いから撮っておいて」
と言ったのが21:40。
そこから撮りつつ見ていた。
映画久々に見たなぁ。
そう言えば、前に撮っておいた「Independence day」や「Chokolate」をそろそろ見てしまおうか。
流石に映画4本もHDの中に置いておくと、容量食ってしょうがない。
「インデペンデンスデイ」は地球にエイリアンの船がやってきて、アメリカが追い返す、というもの。
見ていて何とはなしに「アメリカっぽいなー」なんて思った。
「ショコラ」は古い慣習の残る村に代々流れながらチョコレート屋を営んでいる親子がやってきて、人々の心を溶かしていく、という話だ。
古めかしい情景とチョコレートのおいしそうな様子が相まって、腹は空いたが非常に心和んだ。
チリペッパー入りのチョコレート、美味そうだったなぁ・・・・。


24日


一本、二本、三本・・・・。
風呂に入ってシャコシャコ優雅(?)に歯磨きをしていたとき、おもむろに歯の本数を数え始めた。
左上は8本あった。
あれ、もしかしてここだけもう、親不知生えていたのか?
他のとこは7本しかない。そしてその奥に明らかに土台っぽいものが控えている。
するとやはり一本は親不知が出ていたようであった。
口を閉じ、歯を噛み合わせてみると重心が左に置かれた。
やはり使う方の歯は、生えてくるのが早いのだろうか。

歯というのは以外に大切なものらしい。
使わないと脳に刺激が行かず、思考の衰えが早くなる、というのはまぁ常識として、「かみ合わせ」と言うのも重要だそうだ。
学校で年一回行われていた歯科検診で、俺は良く(と言うかほぼ毎回)「歯列矯正」が書かれていた。
その当時、美容のための歯列矯正が流行り始めていた頃だったので、それで書かれていたのかと思っていた。
「例え出っ歯で噛み合わせが良くない位で何も問題はないじゃん」というのが俺の正直なところだった。
さて、今日に至るまでそんなわけで歯列矯正なんぞやっていないのであるが、暫く前に見たTVでなかなか興味深いものをやっていた。
健康に関するもので、高校ぐらいの女の子が、急に立つことが出来なくなってしまった、というものである。彼女は立つことが出来なくなった以外は全くの健康体である。
では何故、立てなくなったのか。

彼女の食生活は菓子パンやケーキなど、柔らかいものが中心であった。それ故、噛む力が弱くなり、顎が退化する。また、噛む回数がただでさえ少ないため、「噛みやすい方(例えば左側)」しか使わずに食事が終わってしまう。
恐ろしいのはここからである。
その女性、顔を真っ正面から見ると、左右対称ではない。
元々完全にシンメトリーな人間などいるとは思えないが、頭の頂点から顎にまっすぐ線を引くと、誰が見ても斜めに偏っているのである。
人間立つときには、まっすぐ立つために体の左右でバランスを取っている。頭もそのバランスをとる一部である。
頭が左側に寄っているなら、それを調整するために肩は右に寄り、それを更に直すのに腰は左に寄る。
大概の人はこれでバランスを取りきれるが、これが極端に寄ってしまった場合、バランスを保つことが出来なくなる。
そして結局、立つことが出来ないという所までいってしまうのである。

うーむ、恐ろしい。
現代人、特に若い人は顎が細く(退化)なり、顎の力が弱くなっている。
上記のような症状になりやすい傾向にあると言って良い。
矯正のためには「歯を左右均等に使う」という古典的手法が一番のようだ。

さて、毎日鏡を覗いているであろうあなた。
一度、自分の顔の骨格をチェックしてみては如何だろうか。


25日
アイコンづくりとパソコン性能

無謀にもまた、HPのデザイン変更を考え始めた。
現在のi-modeでも表示可能でNN4.x ver.でも遜色ない軽量版(と言っても以外に日記が重いことは実験済み。文字数、1P,1/3月でも多いのか・汗)とアイコン等画像やスタイルシート等使用の重かろうが他ブラウザ使用不可だろうが構わない版の2種類である。
i-modeだとtableが崩れるのは致し方ないが、それはこの際置いておく。完全対応にするとPC上で激しく文が読みにくい、と言うことになりかねないからである。流石に文字がドペッと横長に広がるのは見る気を失せさせる。
現行のを更に軽量化させるとしたら、Linksのバナーを全て無くす位なので、こちらは考える必要がない。既にnonframe ver.もあるし。
問題(というか本題)は重量版である。
どうせなら拙くとも自分で作ろう、とアイコンづくりを挫折したのがもう3ヶ月ほど前のことである。
今回も二の鉄を踏みかけた。
前回、fhotoshopは何故か保存を受け付けてくれず、illustraterの方はいまいち使い勝手が良くなかった。今回も使ってはみたものの、ただでさえ調子の悪いPCだったためか、使用途中にプログラムの重さにPCの方が先に耐えきれなくなった。
fhotoshopの方はもしかしたら再インストールすれば正常に作動するかも知れないが、今するのが面倒なので他のを使ってみよう。
HPビルダー付属の「ウェブアートデザイナー」である。
初心者には使いやすい機能である。この位だったら何とか出来るだろう。
そして説明書がないの為に悪戦苦闘すること数時間。
漸くひとそろいのボタンが出来上がる。
そうは言っても『シンプル・軽量』を好む自分としては至極あっさりしたものである。
はっきり言えば、この程度なら素材屋から頂いてきても変わらない、という長方形の文字板だ。
だが、これで使い方覚えたし、サイズと並べたときの雰囲気も掴んだ。
よし。
一人で自己満足の境地に至っていると、夜が明けていた。
果たしてこの調子では、何時になったら「デザイン変更」にまで漕ぎ着けるのだろうか。
全くもって遠い話になるそうである。


26日
一寸のつもりが

昨日に引き続き、サイトの改変に目を付けた。
とは言ったものの、大規模なものではなく、今まで「html」としていた拡張子を「htm」に直したり、自動車教習のをひとまとめにする、といった簡単なものである。
・・・・筈であった。
それなのに何故か時間がかかった。
前に全面的に「系統立て」をしたときよりはかからなかったが、疲れた。
一体何でなんだろう?


27日
デフラグの威力

PCの調子が激しく悪い。
メモ帳使用くらいだったら全然支障がないのだが、ネットから落としてきたフリーゲームをしたり、IE窓6つ位開いて平行作業していると、連鎖的にハングアップしていく。
どうしたもんかな。
とっさに思い浮かんだのはOSの再インストール。
だが、せっかく覚えさせた変換を不意にするのは些かもったいない気がする。
そうだ、デフラグをしてみよう。
あれはデータ整理の機能だから、実行したら少しは良くなるはずだ。
ポチッとな。
プログラムの入っているCドライブのみ3.63GBで待つこと約30分。
前にやったときは「整理はされているけど処理速度に変化はない」感じだったからなぁ。
でも今回はかなり使ってからだからどうだろうか。
どきどきしながらプログラムを立ち上げていく。
あ、軽い。
何処がどういう風に、と聞かれると困るのだが、なんか処理が早い。
フリーズもしないし。
やっぱり定期的に掃除することって大事なんだねぇ。


28日
2月の風

この季節になると、雛人形を出さなくてはならなくなる。
毎年、「2月の風に触れさせる」ということで、2月末に飾り始める雛人形。
今年も押入の奥からごそごそと取り出し、飾り付けを始める。
狭い家なのに、七段飾り。
爺婆からの贈り物且つその当時は一軒家だったことを考えると、そのでかさは仕方ないのかもしれない。
押入からいくつもの段ボールを取り出していく。
ぼんぼり、小道具、そして人形達。
年に一度の虫干しのため、お目見えである。

これら雛壇飾り一式を出していると、押入がすっきりして普段見えていなかった物まで目に付くようになる。
いわゆる「がらくた」の類だ。
本人達にとっては「宝物」なのかも知れないが・・・・。
今回発掘されたのは父と母、それぞれの思い出の品である。
ミカン箱半分くらいのそれらは、主に旅行に行ったときのおみやげであった。
この機会にいるものと、それ以外の物に分別していた。
結果、父は全部捨て(いったい何のためにとってあったのだろうか)、母は想いの深い物だけをとるようにしていた。
出てきたもので珍しかったのが、浜辺で拾ったというガラスの浮き球(麻紐付き)。
母が旅行していた頃はまだ現役でガラスの浮き球が使われており、それの紐が切れて浜に漂着していたのを頂いてきたらしい。
昔はこれを部屋のインテリアとして使っていたそうだが・・・・。少なくとも今の部屋の状態では飾るスペースなど無いだろう。

表面がごてごての古くさい感じのあるガラス玉と、それを包むすり切れた麻の紐。
市販の土産物にはけして醸し出せない雰囲気を持ったそれには、一体どんな思い出が詰まっているのだろうか。


2003.February
まだまだ寒い、2月


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