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March 2004
<3月分日記 21-31>
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21日(日)
通販の気持ち

一寸ばかし「通信販売の便利さ」をわかった気がする今日この頃。
先日、炊飯器が寿命を迎えるにあたって一進一退していると書いた。
その炊飯器の跡目を買うべく、
「ネットでなんか安いの探して」
そう母に言われたのである。
前回FAXが楽且つ安く購入できたことで味を占めたらしい。
通信販売がこれだけ台頭するのもわかる。
だがいい迷惑なのは俺の方。

上記の文言をもう一度見て欲しい。
「探して」
つまり、母自身は自分で探す気はさらさら無いのである。
また、今回の故障が想定外のものであったために「どれぐらいの値段」で「どの程度の機能」を持ったものが良いのか、その辺りから攫っていかなければならない。
俺が勝手に決めて良いのならそんなに負担と思わないんだけどねぇ。
画面にへばりつくこと1時間ほど。
ようやく決まって発注。
正直くたびれました。
ネットだろうが実際上だろうが、自分の物ではない買い物はやはり疲れるな。


22日(月)
三寒四温

三日ほどの寒い日と、四日ほどの暖かい日が続く現象をさして言う。
これを繰り返しつつ、暖かな春になっていく・・・と解釈していたのだが、辞書を引いてみると季節としては「冬」のものらしい。
本日は桜が五分ほど咲いているにも関わらず、寒い日であった。
雨が降り、そして雪へ移行。
天気情報によると、朝が一番暖かかったらしい。
この時期なのに珍しいことだ。

桜吹雪のように舞い散る雪。
早く暖かくなって欲しいものだ。


23日(火)
ついでの買い物

「延長コード使うのに一つ流のところから借りてるから。前に買ってきてもらったのと同じもの、また買ってきて」
昨日家に帰ってくるなりそう言われた。
確かに、俺の部屋で使っている延長コードは3メートル3個口のが計3つ。
うち2つは固定使用で、残り1つは適宜使うときにコンセントに差し込むようにしている。
つまり、不使用時と同じにしか映らない。
まぁ速攻全部使う、ということは殆ど無いのだが。
そうは言ったものの、使用するのを想定しているから用意してあるわけで、やはり一個取られた分を買い足して来ないとならない。
幸い、現在の自分の通勤経路途中に大型量産電気店があるので、そこに帰宅途中寄ることにした。

俺と同じように職場帰りに寄っているのだろうスーツ姿の人が多い。
延長コードのある位置は既にわかっているので速攻行って手に取る。
用事自体はこれを購入すれば終了。
さぁて、ついでに何か見ていこうかな。
・・・これが良くなかった。

その売り場は丁度1階で。
フロアの1/3ぐらいの面積をTVコーナーが占めていて。
するとつまりは、TV関連機器もその辺りにあったりするわけで。
有り体に言うと、室内TVアンテナもおいてあったりしたわけで。
そこで足を止めること30分余り。

どうすべかなー。
どんな機能なんかなー。
どこまで役に立つかなー。
増幅器付きじゃないと意味無いしなー。
さぁて、最終的にどうすべかなー。

室内TVアンテナ。
映りの悪い室内TVにとっては甘美な響きである。
だが、一体どこまで役に立つのだろうか。
その辺りが引っかかっていた。
しかし、あまりにひどいあの映像を思い出し、購入を決意。

最近少々値の張る買い物といえば電気製品ばかりになっているような気がするが、まぁ気にしないでおこう。
家に帰って使ってみたところ、やはり増幅機能を使わないとあまり変わらなかった。
そうは言ったものの、思いっきり鮮明になったと言うわけでもなく。
まぁ一応は見られる程度になったのでよしとしておこう。


24日(水)
延長コードスイッチ版

OA機器が爆発的な売れ行きを示し始めた頃、「待機電力」という言葉が流行っていた。
コンセントに電化製品のプラグが差し込まれていると通電している状態であるため、電源ボタンを入れていなくても電力が消費されていく、というものである。
この無駄な待機電力を無くして節約しよう、というのがスイッチ付きの延長コードである。

以前の台所ではコンセントの位置が分散されていたのだが、今回は一カ所にまとまっている。
それでは延長コードを使うのが良い。
また、節電のためにいちいちプラグを抜かなくて良い、スイッチ付きのものにしよう。
そう判断した親父殿はスイッチ付き延長コードを買ってきた。

俺も一時期は考えたんだよねぇ。
自分の部屋でそれを使うことを。
全部を一度に使用することは、予定外のこととはいえ、想定はしてある。
プラグの数及び延長コード使用必須状況であるのでそれでもいいかなぁとは思ったのだが、あまりのでかさ及び小回りのきかなさ(いや、3個口とかの小さいものを買えば話は別なのだが)にやめたのだ。
それに、いくら節電機能(スイッチ)とはいえ、線としてつながっていたならば幾ばくかの通電にはなってしまうしな。
さて、延長コードスイッチ版。
どこまで役に立ってくれるのだろうか。


25日(木)
眠いけれどhigh

このところ毎日の睡眠時間自体は少々短い(自分にしては)。
昼間はぼやっとしていて起きているのか寝ているのかわからない状態で何とか稼働している。
夕方・夜分にさしかかった辺りでその眠さはピークに達する。
これでさくっと寝ていれば支障は無いのだろうが、そこで寝られないのがhigh状態。
夕飯時にうつらうつらとしかかるのだが、それ以降は目が冴えてしまうのである。
・・・寝ようと思えば寝られるのだろうが、何とはなしに寝られない。
そんな調子で夜は更けていく。
そして朝になり、以下エンドレス。

あかんなぁ。


26日(金)
食べ

職場の若い人計5名で食べである。
今回企画の人曰く、
「京都の老舗抹茶屋『辻利』の支店が出てて、ここの抹茶パフェはお勧め。
甘いの苦手な人や男性でも抵抗無いおいしさです。
そこの近くの汐留ラーメンもおいしいし」
とのことで、汐留に繰り出した。

もともと今日はあまり暖かくなく、且つ風の強い日であった。
その上、汐留の辺りは近代化ビル群であるため更に風が強い。
これが後々思わぬ笑いを引き起こすことになるのだが・・・。

辻利外で並ぶこと30分少々。
その間、いつの時代の曲・ドラマだと古いor新しいと感じるかで、楽しくジェネレーションギャップを感じてみたり。
ズックという言葉を現役で使う人がいたり、なかなか楽しい待ち時間であった。

辻利の名は聞いたことがあったが、本当に美味かった。
ある程度食べ進め終わるまで、言葉を一言も発さなかった人もいたらしいが、その気持ちが何となくわかる気がする。
パフェ以外にも普通に抹茶、葛キリに白玉、そば等々あるので、一度足を運ぶことをお勧めする(横に土産用売店もあり)。

この後、汐留ラーメンである。
甘味の後ラーメンというのは少々おかしい気もするが、時間的に夕刻だから仕方ない。
汐留ラーメンは複数の店が入っており、売り上げにより店舗が入れ替わっていくというシステムを採っているので、そう言う意味でのはずれはない。
勇んで店内に足を踏み入れる一同。
しかし、そこには無情な張り紙がしてあった。
「本日汐留ラーメンは終了しました」
・・・こういうのは想定してなかったなぁ。
そして、ある人が言った。
「花金なのにね」
この言葉に反応する一同。
「花金。もう死語だよね」
その人の班内では未だ現役で使われているそうだが、「ズック」という言葉にもすかさずつっこみを入れていた人は、これにもしっかり突っ込んでいた。

他に何処か適当なところを探そう、と一旦外に出る。
冷たく強いビル風が吹いている。
ある人が寒い寒いと言って、直ぐ隣のビルに駆け込んだ。
そこで事件は起こったのである。
先導した人に続く一同。
そして真っ直ぐ自動ドアに向かって歩く・・・と思いきや、先人は右斜め60度に進んだ。
先人、ドアに手を当て、軽く押す動作をする。
残りは真っ直ぐ前に進む。
・・・つまり、先人は回転ドアだと思ったらしい。
一同爆笑。
おいしいとこ攫っていったなぁ。
確かに、そこの入り口は円柱状だし、普段は回転扉として使っている仕様だ。
しかしつい先日にあった痛ましい回転扉の事故の影響か、普通開閉ドア仕様になっていた。
Aさん、あなたの勇姿は忘れない。

この後結局カレーうどんの店に入ってそれぞれカレーうどんを食べたのだが、左記の回転扉の話で盛り上がりっぱなしだった。
いやぁ、若い人の交流ってこういう点に遠慮なく反応できるから楽しいなぁ。


27日(土)
液晶画面

携帯電話の液晶画面。
買ったばかりの時に、先人の勧めにより速攻傷防止用透明シートを貼った。
それから早2年余り。
ストラップの類を殆ど付けていないのが幸いして、外側見た目にはそんなに傷が付いていない。
しかし、やはり2年という歳月は携帯電話にそれなりの負担を強いていたらしい。
少し前から、液晶画面の中心辺りに傷が出来ていた。
文字が見えそうで見えない、そんな部分が生じていたので透明シートを張り替えようかとも思ったのだが、まだ使えそうな気配があったので今まで放っておいた。

ここ最近、画面にさらに傷が付いてとみに見づらさが増している。
点のような、線のような傷が目につく。
そこで何か違和感を感じた。
これはもしや、偶然の傷ではないのだろうか?

考えてみれば自分が使用している機種は折りたたみ式の携帯電話で、液晶画面は内側に折り畳まれるタイプである。
故意に傷を付けようとしない限り、傷など付きようがない。
だからといって、何か引っかけただとか落下させた記憶も無い。
それでは一体、何がこのような傷をこさえさせたのだろう。

傷の並びをじっと見る。
断続的ではあるが、円形に見える。
・・・円の大きさ、見覚えがある。
スクロール部分に使用している上下・左右キーが円形なのである。
これの出っ張った部分の塗装がはげかかっており、そのぎざぎざになった部分が透明シールを傷つけていたのである。
納得。
早まって透明シールを換えなくて良かった。
換えたところで結果的には変わりなかったからなぁ。

液晶画面が表に出ない分、傷は少ないかと思っていた折りたたみ式携帯電話。
思わぬところに落とし穴があったものである。


28日(日)
慣れた寝相

起きるといつの間にやら左側に寄っている自分。
そして、知らぬうちに掛け布団が落ちていて、寒さで目が覚めていた。
そんな現象に慣れてきた今日この頃。

ふと思った。
「壁が左にあって欲しいのなら、頭の位置を逆に持ってくれば良いのではないか」
つまり、現状の南側に頭をもっていく寝方ではなく、北枕にすればよいのだと。
北枕はお金が貯まるとも言うし、実験の意味も込めて本日は北枕にしてみよう。
枕の位置を変え、布団に潜り込む。
一日寝る方向を変えただけで金が貯まれば今頃大金持ちではないか、という話はこの際おいておく。

朝起きて愕然とした。
「左に寄っているはずであろう。つまりは壁際に移動するだけなので問題はない」
そう予想をつけたにもかかわらず、結果は右寄り。
要するにまた掛け布団はずり落ちるわ、本人も落ちそうになるわという形になってしまったのである。

本人が気づかぬうちに今度は寝相が右曲がりになっていたようだ。


29日(月)
説明書

「案内書き・解説書の類は読まれないためにある」
つい先日だか、そんな話を聞いた記憶がある。
あれやこれやと必要事項が修正・追加され、詰め込まれるおかげで内容量が増えていく説明書。
ものの厚みは増え、文字ばかりが紙面を占めるようになる。
確かに、これでは読む気がしなくなる。
文字は文字でも、アスキーアートなら面白いけどねぇ。

閑話休題。

さて、説明書。
なんだかんだといいながら必要になるから作成されるわけで、作成されたからには「読め」と言いたくなるわけで。
説明書は読むためにあるんだ。
読ませるために、作っているんだ。
そこらで買ってきた物品についての解説書の類は、自己責任において読まないのだから放っておいてもかまわない。
読まなくて使えないのは己の責任だから。

だが。
自分が使用するのに必要と思われる部分ぐらいは読んでくれ。
確かに人に聞いた方が早いが、それでもあれは俺の血と涙と汗の結晶だったりするのに。
いや、別に事細かに書き残していく必要の無い部分もあったりするのだが、引き継ぎ資料に穴がありすぎて、未だに電話呼び出しくらっている人を見ていたりするとどうにもねぇ(毒)。
下手に気が抜けないと言うか、絶対に電話かけさせてなるものかと思ってしまうというか。

久しぶりに自分の文章力(というか、説明力)を試されるときだと思った瞬間であった(それでも読まれなければ意味はない)。


30日(火)
○○ちょつ

いきなりわけのわからぬ表題なのにはわけがある。
職場からの帰り道、ごとりごとりと電車に揺られていたときのこと。
「○○ちょう〜、○○ちょう〜」
駅名を告げるアナウンスが流れる。
小便小僧で有名な駅に着いたようだ。
ぼんやりしながらその音を聞き、駅柱に表記されているひらがなの駅名に目をやる。
「○○ちょつ」
ん?
一瞬、目を疑った。

駅名は縦に書かれているので、「う」の点部分を見逃したのだろうか。
もう一度目をやる。
やはり「つ」になっている。
おそらくは誰かがいたずらで消したのだろうが、妙にはまっていた。
そんな確認をしている間に電車は再び動き出す。
どんどんと「○○ちょつ」の柱は流れていった。

「う」と「つ」。
これからしばらくは、「○○ちょう」という駅名を見たらひたすら「つ」になっていないかどうか探してしまうかもしれない。
一寸の違いでなかなかに楽しいものであった。


31日(水)
契約終了

一年間の派遣契約終了である。
職場よ、さらば。
同じポストに同じように派遣社員を据える予定はしているようだが、何やら内部でごたごた(抗争ではない)があったらしく、予定は未定らしい。
ただでさえ今人数減っていて大変なのにどうなるんだろうねぇ。
他人事だと果てしなく気楽である(毒)。

さぁて、自分は明日からどうすっかな。


2004.March
卒業シーズン、3月

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