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June 2004
<6月分日記 01-10>
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1日(火)
衣替え
季節の変わり目、衣替えの時期である。
しかしながらこの時期はいつも気温変動が激しい。
長袖から半袖への移行期間が確か1週間か2週間ほど設けられていたが、大概、「衣替え直前」は暑くて半袖が着たいくらいなのに 、衣替え後の気温はすこぶる涼しくなるのだ。
昨日の30度を越える暑さ、そして本日の寒さ。
まさに衣替えの季節である(なにか違う)。
冬服の暑さに泣き、夏制服の寒さに嘆いたあの頃が懐かしい。
クーラーの寒さに凍える今は、ちょっとばかりそんな自然に還りたいと思うのであった。
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2日(水)
改革の余波
思わぬところで余波を受けているようだ。
良かったのか悪かったのかはわからないが。
現住所に引っ越してきてから約3ヶ月が過ぎた。
近所の諸施設にも大体馴染んだ頃である。
アパートの裏手部分、つまり俺の部屋から見える方向には公立高校がある。
いや、正確に言えばあった、そしてこれから再び出来る、というところだろうか。
引っ越してきた当初は2月末。
その時には、自分が休みであった土曜日にはチャイムの鳴る音が聞こえていた。
惰眠を貪りながら、
「今授業始まったんだなぁ。きっちり勉学に勤しんでくれたまえ」
などと思っていた。
3月も半ばを過ぎると春休みに入るため、その音も消えていた。
4月になり、自分的に色々とあった時期だったため、さしてチャイムの音等は気にしていなかった。
それでも朝の時間には、
「朝なのに登校している生徒と殆どすれ違わないな。まぁ、この時間だったら会っても遅刻の人ぐらいだが」
と思うこともあった。
そんなことも気にしなくなった4月末。
回覧板が回ってきた。
ざっと目を通したらしい母が言った。
「向かいの高校、静かだと思ったらこの3月末に閉校になっていたのね」
いつの間にやら、という感じである。
単に自分たちが注意を払っていなかったからだけなのだが。
3月末に最後の3年生が卒業し、閉校になった。
校舎自体は取り壊しになるのではなく、都内の公立高校を統廃合したうちの一つがそこに新設されるようだ。
来年4月から新設の単位制高校がスタートするらしい。
・・・ということは、来年からは近所が姦しくなるという可能性が出てくるのか。
そんな心配はさておき、教育改革の一端なのだろうが今回統廃合されて新設となった高校名はどれもいまいちな感じだ。
学校名を見ればどんなコンセプトの学校なのかが一目でわかる点は良いが、あまりに直球過ぎるような気がする。
まだ地域名を冠されているだけの方が好感もてるなぁ、俺は。
本日帰りに、閉校になった高校の前を横切って帰ってきた。
「用がある方はこちらにお願いします」
その旨の連絡が裏門の看板部分に書かれていた。
自分が高校受験の際に存在していた学校がなくなったというのは、なんとなく寂しいものがある(とはいえ、そこを受けたわけではない)。
月日の流れを感じてしまった瞬間であった。
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3日(木)
あし
もうしばらく今の派遣先にいることが確定したので、定期を購入することにしたのが昨日の話。
切符であればその日の気分によってあっちから行ってみたり、疲れていたらなるべく歩かなくて良いようにする等色々な買い方になる。
しかしそうもいかないのは定期券の弱み。
通勤経路を良く考えてから購入しないと、逆に高くついてしまうこともある(区間外経路を良く使う等)。
あれこれと、駅使用頻度・時間・徒歩距離が含まれる(運動不足対策)など総合して一番安くなるものを選ぶ。
交通費は馬鹿にならんからなぁ。
そして実際に購入する前に、昨日その経路で帰宅してみたのだが、おおよそ今の経路(最も徒歩距離が少ない)に比べると10分ほど家を早く出ないと遅刻する可能性がある。
たかが10分、されど10分。
朝の時間は貴重だが、背に腹は変えられん(主に健康に関して)。
さて、今朝方。
経路代えたばかりなので早めに家を出るはずだったのだが、気が付いたら起こされていた。
・・・いえ、きちんと目覚ましは自分で止めたんですよ。
アラーム×3を止めるためにしっかりと携帯握り締めていた記憶もありますし。
だが悲しいかな、いつの間にやら二度寝したようで・・・。
「そろそろ時間じゃないか」
そう言って起こされた時間はいつもの経路で行って普通に着く時間であった。
起こしてもらえたのは有難いんですけどね。
どうせなら、朝飯も食える時間に起こして欲しかったな。<わがまま
急いで家を出て、電車に飛び乗る。
ちくたく動いていく腕時計をじっと見ている。
果たしてこの先の駅で乗り換えるか、否か。
そこで乗り換えれば、徒歩経路。
乗り換えず、更に先まで行けば従来の経路。
時間的には徒歩の方が単純計算で確実に5分以上は時間が余計にかかる。
どうするか。
分岐になる駅につき、大量に降りていく人の群れを見る。
悩んだ末、その末尾に着くことにした。
遅刻を想定しているわけではない。
おおよその時間を計ってあるので、間に合わなければ走るだけだ。
電車と違って遅れることもないし少々の時間調整は己の根性で解決すべし。
乗り換え後の降車駅にて時計を確認する。
よし、これならまだぎりぎりで歩きの速度で間に合うはずだ。
ざかざかと都会特有の足早な流れに溶け込みつつ、街を横断していく。
門通過、目標時間クリア。
公園角通過、目標時間クリア。
目立つ大きなビル通過、目標時間クリア。
そして職場に到着、いつもの時間と同じ時間。
朝から良い運動だった。
おや?
いつもの同じ時間に出て、経路は違えど同じ時間に着く。
つまりこれは、俺のあしと電車は同程度の力ということか。
経路を選べば電車並、そんな自分の脚力に乾杯(何か違う)。
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4日(金)
物事の順番
単品単品として書いていくのは割と楽だ。
だが、書き易いものから書かれていくため、その順番は必ずしも適した順番にはなっていない。
並べ替えするにも、ある程度のものが−例えそれが項目だけであっても−出揃っていなければ並べ替えすらままならない。
そして、ある程度の量を溜めなければならないと思いつつ、実際に溜まってしまったらそれをきちんと整理するのは結構な労力になってしまう。
さて、どうしたものか。
・・・と、現在Livlyページの更新をしていて思ったのだが、この現象は何かに似ている。
はて一体なんだろう?
深く考えることしばし。
少し溜まる−整頓したくなる−だが対象が少なくてあまりきちんとまとまらない−溜まるのを待つ−溜めすぎて収集がつかなくなる・・・。
大分前に悩んだ末行った、サイト内マイナーチェンジ(又の名をファイル整理)と同じだ。
吐血ものの勢いだったなぁ(遠い目)。
また、マイナーチェンジをしたくなっているのだろうか、もしかして。
だがあんな苦労はもうごめんだ。
それに、そんな苦労しなくて良いように今はきっちり用途別フォルダに分けられているしな。
マイナーチェンジせんのなら、全体の雰囲気くらい変えればよいのでは、という考えがちらりと浮かんだ気がしたが、気のせいだろう。
気のせいということに、しておこう。
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5日(土)
脳覚醒は3時間後
おはようございます。
早起きの習慣が定着し始めた流です。
俺にとってはかなりの快挙。
時々出勤時間に間に合うようにしか起きられない日もありますが。
朝の4時ごろにスカッと目が覚めるとやはり気持ちよいですよ。
起きたときの
「充実した睡眠だった」
という感じがいいんだよねぇ。
誤解の無い様言っておくが、これはけして「=十二分な眠りの量」というわけではない。
さっぱりとは起きるが、眠さが後に引きにくいだけで、疲労が確実に回復しているとは限らないからだ。
毎日きちっと20時か21時ごろに布団に入っていればそうでもないんだけどねぇ。
自分、最低7時間以上の睡眠でないと一日が正常に機能しませんから。
早起きし始めてから気がついたのだが、
「脳の覚醒は起床3時間後」
というのは(科学的に立証されているかはわからんが)実体験からして本当のようである。
起きてから出かけるまでに3時間以上経っているので、通勤中も比較的頭の中がクリアでいられる。
ぎりぎりに起きてぎりぎりに出て行くときのあのゾンビのような感じが全くないのだ。
まぁ、あれはあれで時間の経過を感じなくて良いと言えば良いのだが。
ともあれ、起床後三時間での脳の目覚め。
もっと活用できる時期に利用できるようにしておけばよかった(テスト前とか)。
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6日(日)
散髪
久方ぶりに髪を切った。
このところ重くなったと感じてはいたが、切るのが面倒くさくて放っておいたのだが、そろそろ切ろうと思い立ったようだ。
5cm少々鋏を入れただけなのに、結構軽くなった。
たまには散髪も良いなぁ。
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7日(月)
思い立っても・・・
治療しなければならない、という歯があり放置気味だったのだが、そろそろどうにもまずい状態になってきたので歯医者に行くことに。
職場の真下に歯科があったので昼休みに足を運ぶ、が。
「本日の今の時間の予約はいっぱいになっておりまして・・・明日ならば空いておりますが」
というわけで、明日に予約を入れてきた。
どうにもならなくなってから行くのではなく、少々早めに行っておくべきだったなぁ。
まぁ今回はうまいとこすぐ次の日ということで済んだが。
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8日(火)
暑い寒い
午前4時ごろ、布団に横になるもあまりの暑さに寝つけない。
丁度熱帯夜で寝苦しい夜と同じ感じである。
仕方ないので小窓を開け、サーキュレーターを回す。
これで少しはましだろう。
部屋の中に空気の流れが出来た頃、ようやく眠りに落ちた。
朝起きたときもやはり暑かった。
まだ救いなのは夏本番ほどに湿気が多くないことだろうか。
水で洗顔していたにも関わらず、あごから滴り落ちる水滴はお湯になっていた。
職場に向かう20分の歩きの行程。
見事に暑い日差しであった。
しかしそれよりも曲者なのは空気の温度。
昼間に向かって日差しにより暖められていくはずの空気が、既に熱を持っていた。
朝の涼しい時間帯であるはずなのに、日中よりも厳しい暑さがそこにはあった。
熱気でばてそうになりながら職場に到着。
いつもは入った瞬間寒いぐらいに感じる室内が、今日に限ってさして涼しく感じなかった。
昼頃になると、相変わらずの涼しさになったが。
涼しく、そして寒い室内で就業時間まで過ごす。
終了後、外に出ると適度な涼しさであった。
朝のあの熱気は一体何処に行ってしまったのか、というぐらいに。
冷えた体を温めるはずの外気は一片もなく、朝のあの暑さだけが非常に恨めしかった。
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9日(水)
耐えがたき痛み
Attention !
本日分のDiaryのテーマは「痛みと血」です。
生々しい痛みをダイレクトに表現してみようかと思っているので、耐性の無い方は読み飛ばしておいた方が幸いかと思われます。
と、注意を促したところではじめますか。
昨日、2年ぶりくらいに歯の治療をしてきた。
無論、一回で治療が終わるはずはなく、来週の月曜日に次の予約が入っている。
さて、この歯の治療。
実際のところ、歯の治療自体痛みは殆ど無い。
何せ治療該当箇所の歯は、既に根っこ部分以外神経が無いからである。
一通り治療を終えすっきりとした。
そのときは。
げに恐ろしきかな歯の治療。
何が恐ろしいって、治療後のことである。
体調が良くなかったりする場合、周辺の歯茎が腫れたりすることが多いそうだ。
しかし元々この歯を治療するときには、体調如何に関係なくいつもその周辺の歯茎が腫れたりしていたのだが今回は更に酷かった。
外側の歯茎根元辺りがみるみるうちに膨らんでいく。
そしてその腫れはどんどん横に広がり、そしてずくずくとするなんとも言えぬ痛みが、血管を流れるリズムに合わせて襲ってくる。
その痛みは顔右側の下半分くらいに達していた。
目の下辺りにもその鈍痛は達しており、その圧迫感はかなり酷かった。
頬周辺も例外ではなく、軽く指で押すだけで果てしなき鈍痛を感じたものである。
当の歯茎は見事に赤く腫れ上がり、みみず腫れに似た態様になっていた。
治療後1日半が経過した本日。
痛み、そして腫れは時間が経つごとにどんどん酷くなっていく。
だからといって今の時点で打てる処置方法は無い。
炎症が起きているということは、体内にある不純物を取り除こうと白血球が必死に戦っている最中なのである。
不純物が選り分けられ膿という形にならない限り、こちらが手を出したところで大量に出血するしかないということになってしまう。
それ故に、この段階でこちらが何かをすることは出来ない。
ただ、この痛みにじっと耐えるしかないのである。
普通にしているだけでも痛いのに、飯を食う等あごや顔の筋肉を動かす動きはもっと辛い。
冗談抜きに痛み止めを常備していなかったことが悔やまれる。
仕方なしに麻痺作用のある風邪薬を服用してみるも、あまり効果は無かったようだ。
夜寝ることが出来ないほどの痛みだったので、少々参ってしまった。
そろそろ、膿を出せるだろうか。
というか出したい。
出さなければ何時までもこの痛みは続く。
しかし出せる状態になっていなければただ単に血ばかり出て痛いだけであって・・・。
鏡を見ながら患部を見てみる。
赤く腫れあがった歯茎の上から、じわり、と白っぽいどろりとした液体が滲み出している。
膿である。
おお、ようやく出せるか。
深呼吸を一つして、患部付近をぐっと押し溜まりに溜まった膿を一気に押し出す。
ぶちぶちぶちっっ。
そんな音が聞こえてきそうな勢いで溜まった膿が出された。
患部を拭って同じことを数度、繰り返す。
初めは白く黄色みを帯びた膿のみが出てきたが、そのうちに血が混じり始め、最後に血だけが排出されるようになってようやく手を止める。
患部を直接押しているという痛みはかなりあるが、頭痛にまで達していた圧迫感は無くなった。
だが、今ある膿を出し切ったとはいえ完全に出し切れたとは限らない。
また、まだこの原因となった歯が治療中であるということは再びこのような状態になることは容易に予想できる。
治りきらないうちは油断できないが、あのダイレクトに脳天に響く痛みはどっちにしろご遠慮申し上げたいものである。
今度治療しに行ったときに疼痛薬を忘れずにもらってくるとしよう・・・。
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10日(木)
6月の電車
6月というのは何故か電車の事故が多かったりする。
ありていに言えば人身事故が、であるが。
自分が学生時代に使っていた路線は元々人身の類が非常に多かったのだが、特に6月になるとこの傾向は顕著になっていた。
今シーズンも例年どおり、人身による遅れがあったりする。
そして、いつも思うことがある。
死ぬのは構わないが、人様に迷惑をかけないようにしてくれ。
特にこの朝の時間には。
そう思うたびに、人の迷惑考える人間だったら電車になんか突っ込んだりしない、とは思うのだがな。
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2004.June
散歩と仲良し紫外線、6月
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