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February 2005
<2月分日記 11-20>
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11日(金)
建国記念の日


建国記念の日。
何故表記が「建国記念日」になっていないのだろう、「の」を抜かしたって問題ないじゃないか。
そんな疑問を持った方はいないだろうか?

「建国記念の日」と「建国記念日」。
2つの違いは、
「建国記念日」:日本という国が作られた、という事実を祝う日
「建国記念日」 :日本という国が作られたその日である、ということを祝う日
という違いがある。
一寸した概念の違いなのに何をそう目くじら立てる必要があるのか。
そう思う方もいるだろう。

少々話は遡って、それに設定された2月11日という日の説明からするとしよう。
2月11日は紀元節である。
紀元節とは何か?
「日本書紀」で神武天皇(現在の天皇の祖先とされている)が天皇として即位した、とされている日のことである。
実際上計算していくと、この神武天皇は人間ではありえない寿命を生きた計算となるのだが、それはまぁおとぎの世界の事・・・と流してしまいたいが、「天皇」と付くものに関して非常に拘る人達もいる。
誤解を恐れずに言うと、「天皇」を単なる象徴として捉えるのではなく、「日本の権威ある者」として認識している人々である。

紀元節として祝日に制定されたのは明治5年(西暦1872年)のこと。
戦後、日本国憲法にそぐわないとして、昭和23年(西暦1848年)に廃止されたが、昭和41年から「建国記念の日」として復活された。
本当のところは「建国記念日」という断固たる名称にしたかったらしいが、色々反発が起きた為、「の」を入れて多少意味を変えることで復活させたらしい。
ほんの少しの抵抗であるが、大いなる健闘の末の出来事であったそうな。
文化的なものというよりも、政治が絡んでいるのであまり楽しい話ではないのだが。

さて、両者の細かな違いはおおまかには以上である。
これでも貴方はその「一文字」を些細な違いということが出来ますか?


12日(土)
まとめる


何事にも「まとめ」というものは必要である。
どのような作業であれ、思考であれ。
単体としての情報では、意味を為すことは多くない。
・・・つまりは、日記ネタを散乱させておいたはいいが、収集がつかなくなってしまったという事ですな。

こんなとき、画面上ではなく、紙にプリントアウトしてから分断し、あっちこっちと振り分けて順番をつけていくと結構まとめやすかったりする。
もともとの構想(Aをこっちにおき、Bはこのように配置する等)がある場合は別であるが。
ふと、図書館学関係の授業を思い出した。

図書館学関係の授業で、「レポートを書くための10の段階(名称はうろおぼえ)」というビデオがあった。
これは元々それに類する本をビデオ化したものである。
内容的には、レポートを書くことと図書館を利用する事のコラボレーションの有効性を訴えかけるものであるが、これがなかなかどうして使えるものである。

まず初めにテーマを決め、次に資料を探す・・・というように当たり前の順序を辿るのだが、肝は「必要な資料を使用する項目毎に分ける」という点にある。
要は、一冊の本の「どの部分」に「何に使用する」「どういった内容のこと」が書かれているかをそれぞれ一枚ずつのカードに書き出していくのである。
それによって、自分が必要としているものが何処にあるのかが目次になり、すぐにわかるようになる。
七面倒臭く時間も掛かるので、省いてよい作業のように思えるが、中身を自分で要約して書き出す事によって確実に把握出来、その作業工程の中で自分のレポートが構築できる。
要・不要の取捨選択もこの時点で出来るため、実際には時間をかける必要があったりする。
あとはこのカードを構築していった順番に並べて、文章体にまとめるだけである。
つまりは、自分の頭の中でまとめきれない情報を、一旦外に出して行うということである。

さて。
なんとはなしに思い出したこの図書館学の授業。
・・・学んだにも関わらず、活用できてないなぁ自分。


13日(日)
基礎体力低下


充血して血走った目。
ぎょろりと動く眼は虚ろである。
とうとうと流れいずる液体。
乾いた喉からは、時々耳障りな音が漏れる。
手足を動かすのも億劫なのか、それの動きは酷く鈍い。
ぐっと冷え込んだ部屋に転がっている物体N。
・・・どうやら本格的に風邪引いたみたいです。

連休始めの辺りからどうにも調子が悪いな、という感じはあったのだが昨日・本日と時間が経つにつれて悪化したらしい。
寒気はしていたのだが、単純に部屋が寒いだけだと思っていたから大した対策もとってなかったんだよなぁ。
外出はしていなかったので、恐らく職場で貰い受けてきたのかもしれない。
順繰りと風邪の菌が回っているようで、あっちが復活したと思ったら、こっちのチームが人数半減、とかなっているし・・・。

咳と熱が付いてきていないだけまだマシではあるが、とりあえず薬飲んで寝るか。


14日(月)
散財


ここしばらくは買い物というと近所のスーパーに日用品を買いに行く事しかしていなかったので、本日は仕事帰りにちょっと離れた場所まで足を運ぶ。
とりあえず探していた中古CD買って、靴買って、スーツ買って、普段着買って。
気が付いたら財布の中身がかなり目減りしていた。
まぁ、目当てにしていたものがあったからいいか。

家に帰ってからはCDを焼く。
購入してきたものではなく、図書館から借りているものを。
返却期限が明日の為、本日中に事を成さねばならない。
3枚トータル2時間程度。
そうそう、この中に一つ「コピーコントロールCD」なるものが含まれていたのだが、PC上で再生・データ取り込んでの編集が制限されている(詳しく言うと、インターネットに接続して有料のアクセスキーを取得しなければならない)だけで、CD自体を丸毎バックアップすることは可能であった。
通常オーディオ機器での再生も無論問題は無い。
・・・個人で楽しむ為のコピーだから、コピー自体は問題では無い、はず。

CDのバックアップはしたが、そのうちHDD内のデータも同じようにバックアップとっておかねばならぬなぁ。


15日(火)
図書館はしご


行きは良い良い、帰りは辛い。
先々週借りたCDを返すべく、それぞれの該当図書館に足を運ぶ。
片方の図書館は本日が期限なので確実に往訪しなくてはならないが、もう一つに至っては次週まで持ち越す事が可能である。
そうは言うものの、CD持ってきているので返してしまいたいのが実際のところで。
しかしながら、そうすると途中下車しなくてはならない。
面倒くさい。
散歩したい気分でもないしなぁ。
がたごとと揺れる電車に乗りながら思う。

そもそも、借りなければ返しに行く、という作業をしなくても良いわけで。
だけど借りるときには意気揚揚としている自分がいるわけで。
・・・おとなしく返しに行くとしよう・・・。


16日(水)
梅咲く


玄関の戸を開けた・・・ら、突風でドアごと吹き飛ばされそうになった。
いや、誇張ではなく。
冷たい風にそのまま家の中に戻ろうかと一瞬思ったが、出勤せな。

駅に向かう途中の庭に、紅いものが見えた。
紅梅、もう満開なんだ。
枝一杯に紅い色が広がっていた。
忙しない朝の、心休まる光景であった。


17日(木)
白地図


「ここは田の記号だから、緑で」
「畑も実際使用上の扱いは同じだから緑色で着色」
「道路部分は茶色に」
「川は水色」
「今後変更する区分けの線は、赤で」
久しぶりに色鉛筆を握り締めて、色塗り。
なにやら懐かしい感覚だと思ったら、地理の授業の白地図作業と同じだった。

・・・しかしながら、作業するべき線が一枚の紙上に描かれていなかったので非常に面倒であった。
幸いにしてもう一枚の方はクリアシートだったので、透かして浮かしながら作業することができたが。
他には道路部分が立体且つ交差なので、どこで切るべきか線の判別がつきにくいし。
良く耐えた、自分。

初めはモノクロの世界だが、段々と色づいてくると見易くなってくる。
それとともに、「この部分は作業を終えた」感が出てくるので多少報われる。
だが・・・測量関係の仕事に就いたつもりは無いんだがな、自分。

2時間ほど地図を凝視しつつの作業。
最後には首筋が悲鳴を上げていた。


18日(金)
やすみまえ


暇、というわけでもないのだが、かなり忙しいというほどでもない。
昨日までのメモすら取れない状態と比べると、打って変わって静かな状態だと言えよう。
まぁ、一週間休みをとる関係で、そっちの引継ぎ等で一人わたわたしていたりするのだが。
こういうときに限って、いつもは来ない仕事メールが来たりするから厄介だったりしたなぁ・・・。

さぁ、来週は久しぶりの長期休暇だ。


19日(土)
所有アドレス


アドレス=住所、である。
しかし、昨今「アドレス」というと住所だけではなく、メールアドレスやホームページアドレスも「アドレス」とさらっと一言で表現されるようになった。
少し前にQTらと会ったときにLivlyの話をして、その流れでメールアドレスの個数が云々という話になったことを思い出したのが本日の掲題のはじまりだったりする。
(注:Livlyそのものに関しては本サイト「Livly」を参照のこと。
Livlyの規約によると、Livly一匹を飼うのに有料メールアドレス一つが必要になるため、「自由に使えるアドレスがいくつあるから、あと何匹までは飼う事が出来る」という話をしていたのである。)

ふと、自分が所有している諸々の電子上アドレスを数えてみた(職場関係は除く)。
無料メールアドレスが3つ(内1つはゲームID発効のために自動作成されたもの)。
通常メールアドレスが2つ。
携帯メールアドレスが1つ。
以前(昨年5月1日のDiary参照)不要なものは削除しきったからこれだけのはずである。
たぶん。

基本使用役割を各々に割り振っているので、無料でも有料でもそれなりに使用している。
無料メールはYahooとMSNでそれぞれ作っているので、どちらかに統合してしまえばメールチェックが楽かな、と思うときはある。
ただ、MSNであれば家の通常メールをチェックするときに同メールソフトでチェックする事が出来るという利点がある。
また、Yahooの方は、外出先からYahooメールをチェックするときに同時に通常メールをweb上で確認する事が出来る。
・・MSNのをYahooに転送できれば、一番楽なんだけどねぇ(でもその際には「90日以上ログインが無ければMSNアカウントが削除されます」という削除規定を忘れてしまいそうである)。
MSNを有料のに変えれば転送は出来るが、それでは「無料」で使っている意味が無いしなぁ。
おまけに課金してまで使うメリットはなさそうだ。

時折、受信専用に完全捨てメールアドレスを作ろうかと思ったりもするのだが、そこまでする必要性のあるものもないしなぁ。
サイト連絡受付専用hotmailにそれは任せてしまおう(捨てにしてるわけではないが著しくチェックが遅かったりする)。

さてさて。
こうして振り返ってみると各々きちんと想定用途どおりに使われているので大丈夫そうだ。
・・・今後もこのままそれなりに使用していければ良いけど。


20日(日)
派生


某所にて、広島牡蠣鍋ツアーの話で盛り上がって(?)いる今日この頃。
ある書き込みを見てなんとなく笑ってしまった。

内輪で1スレッドにあーだこーだと書いていたのだが、本日訪れると新スレッドが立っていた。
牡蠣養殖者による書き込みのようだ。
サイトへのリンクも貼ってある。

んーむ、一体どこから飛んできたのだろうか。
「昔作りの牡蠣」
気になるところである。


2005.February
ごたごたしていた、2月

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