54モデルなので 丸型ストリングガイド仕様でしたが
買ってすぐ まずは ウイングタイプに交換(ECファンのお約束)
その後一週間ほど悩んで 我慢できずに
タバコの焼け焦げ跡をつけてしまいました。
当時のカタログより抜粋
シリアルナンバーの謎
私のギターのネックデイトは 10.30.89 です。
しかも購入は91年(と言ってもお正月ですが・・・)ですので
あんまり シリアルナンバーをあてにして 製造年を決め付けるのもどうかと思います。
フジゲンさんにも いろいろと都合があったんでしょうねぇ・・・
ネック裏には
STA-54 K のスタンプがあります
“STA”って何? Kってなんの意味?
教えてください。
余談ですがネックポケットには
モデル名 ST54-900なのに
ST54-90のスタンプが
購入後 10年経過
アルダーボディにラッカーフィニシュは
所々ウェザーチェッキングができてまして
風格が出てきました・・・これは◎
ネックはポリフィニッシュで
かなり黄ばんでしまい しかも一部
ペキペキと剥がれてしまいました
・・・黄ばみ具合が好きじゃない×
BODY
NECK&FRET BOARD
PICKUPS
USA製のST-VINTAGEピックアップ
10年の時を経て枯れて角の取れた
ヒジョーに良い音になってきてたんですが
Fピックアップが断線・・・・× これがきっかけとなって
いろいろと電装系の交換を決意
CONTOROLS&SWITCH
このグレードでは ピックアップのみならず
コントロールポット、セレクタースイッチもUSA製
ポット:CTS スイッチ:CRL社製
しかも配線全部クロスワイヤー
・・・・・・無問題だったが やっぱり3WAYスイッチでは
使い辛いです△
BRIDGE
鉄製プレスサドルはサビサビでいい感じ
ビンテージタイプのスチールブロックは
磁石がくっつくタイプ・・・・◎◎
ピックアップ交換 &電装系総取換
PICKUPS&CONTROLS
今からピックアップ交換するなら
これしかないでしょ・・ヴィンテージ・ノイズレス
現行クラプトン・シグネイチャーモデルに搭載されてるのもこれ
ご覧のシャレたケースに 入ってきます。
しかもポット×3とコンデンサー×2、抵抗1ケも付いて来ます。
VOLポットが500KΩ TONEポットが1MΩなのがポイントでしょう。
もっともクラプトンモデルのようなアクティブ回路までは
付いてきませんので クラプトンモデルにはなりません。
SELECTOR SWITCH(CRL製)
グレコにつけてる物と
おんなじ物ですが
Fender USAのパーツリストから
注文すると
ストラトの回路図が付いてくるだけで
1500円も高い
JACK
純正(左)でSWITCHCRAFT社製がついてましたが
これもグレードアップしてみました。
同スイッチクラフト社製でも ミルスペック(軍用規格)
と言うものが有ります。確かにガッチリしてる
音質向上というより 寿命延長
こんな物にもミルスペックがあるんですね。
画像では見づらいでしょうが
VOLポットにコンデンサと抵抗が配線されてます。
これをつけると ボリュームを絞った時の
ハイ落ちを防げるそうです・・・・指南 by AKIYAさん
配線材は Belden ハンダは 無鉛銀ハンダ
メイプルネックのリフィニッシュ
まるでキャラメルのように黄変して
しかも ペキッと剥がれ始めた塗膜、
いっそのこと リフィニッシュ
フィンガーボード上は木材に傷をつけないように
慎重に慎重に木と塗膜の境目にカッターナイフの
刃先を差し込んで ドライヤーで加温しながら
地道に パリパリと剥がしました。
ポリの塗膜を剥がしただけでは
シーラーが残っている状態になります。
ヘッド及びネック裏はサンドペーパーで
木の地肌が出るまで剥離してしまうので
同じ状態になるよう、フィンガーボード上も
サンドペーパーをかけます。
慎重に慎重に なるべく木を削らないよう
傷つけないように
ただし、ボディと接触する部分まで
剥離してしまうとネックポケットとの
密着性を損なってしまうので
敢えて手を付けません。
シリアルナンバーとネックデートも
消えないように。
最終的に #1200のサンドペーパーまでかけて
木地を調整しました。
シーラーは近所のホームセンターで
購入できる、缶スプレーで。
3回程重ね塗りした後、
サンドペーパーでもう一度空研ぎします。
塗料の特性上、ツルツルにはならずに
サラサラってゆー感じ、ん〜良い感じ。
このまま、サテンフィニッシュに することに決定!
もともとポリ塗装のペタペタする感じが好きでなかった
ので 他のギターではネック裏だけサンドペーパーかけて
ある程度艶消し状態にして弾いたりしてましたので
このシーラーは 丁度そんな感じの仕上がりとなります。
本来、クリアー塗料を吹いて一旦研ぎ出し、鏡面を
出してから デカールを貼り、さらにクリアーの上塗りを
して仕上げるのですが
ヘッドもサテンフィニッシュで仕上げますので
この段階で デカールを貼ります。
まぁ、要するに ECシグネチャーモデルの
ネック・フィニッシュを再現したわけです。
ヘッドストック
実は今回、塗装の剥離ついでに
少々大げさに 54モデルならではの特徴を
際立たせてみました。
判ります?
ヘッドストック外周部、ヘッド全体をスリムにリシェイプ、
エッジ部分の面取りを大きく施し 丸みのあるヘッドに
してみました。
ネック・シェイプ
お手元に ストラトお持ちの方、比べてみてください。
このモデルは もともとVシェイプなのですが
ご覧の画像、円で囲んだ部分
更にシェイプを際立たせてみました。
前述したように これは 57モデルの特徴です。
とりあえず モディファイ終了。
ネックの見た目もさることながら
音が グ〜ンと若返ってしまいました((´д`)
10年後、どんな音になってるでしょう?
お楽しみにしたいと思います。
Fender Japanのラインナップでは
’54モデル - Vシェイプネック
’57モデル - オーバルシェイプネック
となりますが
クラプトンの “オリジナル・ブラッキー”で有名な
ハードV(昔は三角ネックって言ったっけ)は
’57年ならではの特徴なんだよね、矛盾してる。