< 仏法基調の平和と文化と教育 >

21世紀の展望を語る

第3部


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出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、三井婦人部書記長、杉山男子部長

山本 日顕の、あの卑劣極まる「破門通告」(平成3年11月28日)から12年がたった。
 この12年間で、日顕の広布破壊の大陰謀の裏には、あの極悪ペテン師の山崎正友がいたこと――というより、山崎が日顕にけしかけたものだったことがハッキリした。
青木 もともと日顕と山崎は、ウリ二つの未生怨(みしょうおん)だ。魔物というのは恐ろしい。この極悪の二人組≠ェ結託したせいで、宗門は完全に崩壊の一途だ。
秋谷 その通りだ。重大な歴史の事実だ。この卑劣な謀略の構図を後世に明確に伝えていかねばならない。我々には真実を厳しく歴史に刻んでいく責務がある。
 ゆえに正義のために、今日も語ろう!

西口 この前代未聞の謀略事件――いわゆる「第2次宗門事件」は平成2年暮れの、突然の「総講頭罷免」から始まった。初めは何が起きたか皆、分からなかった。
青木 どれほど学会が宗門を外護し、宗門に尽くしてきたか。
 しかし、日顕は逆に、偉大な池田名誉会長に嫉妬し、腹黒いものを、ずっともっていた。そして供養を取るだけ取って金が貯まったころを見計らって、切ってきた。何の話し合いもなく突如として謀略を仕掛けてきた。
西口 我々も「変だ、変だ」と思ったが、その裏に山崎がいたわけだ。
山本 そもそも、この第2次宗門事件が勃発した当時、山崎は自分が起こした恐喝事件の裁判で追い込まれていた。
杉山 その通りだ。まず昭和60年6月29日、東京地裁が山崎に「懲役3年」の実刑判決を下した。昭和63年12月20日には東京高裁が1審判決を支持し、ふたたび山崎を断罪した。
秋谷 誰の目にも山崎の敗北は明らかだった。敗訴確定も間近に迫っていた。
山本 それで焦った山崎は、例のごとく週刊誌にウソ八百のデマを流す一方で、宗門と学会を離間させる工作を始めた。そのためには日顕だ。日顕を誑し込むのが一番だ≠ニ踏んでいたんだ。
青木 山崎にしてみれば、どうあがいても名誉会長だけは、どうしようもない。名誉会長のもと、学会も厳然、泰然としている。
 それで狙いを日顕に定め始めたんだ。
西口 嫉妬深い日顕に学会の悪口を吹き込めば必ず動く。金も稼げる。おまけに「相承(そうじょう)がないニセ法主」という弱みまで、ガッチリ自分が握っている(笑)。
三井 山崎からみれば、こんな「いいカモ」は、いなかった(大笑)。
 それで山崎が日顕をけしかけて、学会を攻撃させたわけね。
杉山 実際、山崎は、ずっと一緒だった正信会の浜中和道に、こう言っていた。
 「刑務所に行くまでの時間稼ぎだよ。その前にやることをやって、オレが(刑務所から)出てきたときの足場を作っとかなきゃならない」と言っていた。浜中本人がハッキリ証言していることだ。
西口 日顕は山崎が刑務所から出てきた時の「足場」か(笑)。日顕は、ペテン師の足場に成り下がったわけだ。
杉山 そのために山崎は、かなり前から日顕に吹き込んでいたようだ。
 たとえば平成2年の暮れ、日顕宗が謀略の一環として学会に「お尋ね文書」といわれる脅し≠フ手紙を送り付けてきた直後のことだ。その時も山崎が浜中に、こんな電話をかけていた。
 「どう、面白いだろう? これから、もっともっと面白くなるよ」とね。
山本 有名な話だ。一切を仕切っているのはオレだ≠ニ言わんばかりのセリフじゃないか。
杉山 平成3年の正月の電話では、浜中は山崎に「今度の問題に噛んでいるのか?」と問いただした。すると山崎は誰が日顕に「C作戦」を授けたと思ってんの≠ニペラペラしゃべりだしたというんだな。
山本 犯人≠ェ手柄顔で、舞台裏をブチまけたってわけだな。
秋谷 戦後40数年間にわたって宗門を最大に守ってきたのは創価学会だ。
 誰が、どの団体が、これほどの誠意、誠実を尽くして供養をしたか。その大恩ある学会を切ってきた。1千万人もの信徒を冷酷に切り捨てた。この事実だけでも宗教史上、前代未聞の暴挙だ。
青木 その陰謀が、こともあろうに恐喝事件まで起こした極悪ペテン師の「入れ知恵」だった。日顕が、どれほど嫉妬に狂っていたか。どれほどの悪党か。
 後世の歴史家も必ず厳しく、処断するだろう。
西口 実際に日顕が実行に移した学会攻撃の「筋書き」も、山崎が、かねてから吹き込んできた計画そのもの、全く軌を一にするものだったじゃないか。
山本 その通りだ。たとえば日顕は「学会員のうち20万人が宗門にくればいい」と言い放っていた。
 この「20万人」という数字も、かつて山崎が、日顕に言っていた数字なんだ。
杉山 山崎は昭和54年8月に日顕が法主の座を盗み取った直後、檀徒が15〜20万人になれば、日顕が学会をコントロールできる♂]々と、おだて上げ、けしかけていた。
三井 この数字一つをとっても「山崎が日顕の師匠」といわれるのも当然ね。

杉山 しかも平成3年の正月には、あの見栄っ張りの日顕が自分から山崎に頭を下げた。
山本 これまた有名な話だ。それは平成3年1月5日のことだ。
 日顕は山崎に「ウソつきといって悪かった。勘弁してください」と「わび」を入れた。仲介の坊主を通して伝えたんだ。
杉山 それを聞いた山崎が喜んだの何の。早速また浜中に電話した。
 日顕がオレに謝ってきたよ。「あんたはウソつきだと言って、申し訳なかった」ってね。今さらオレのすごさが分かったんだ。オレにひれ伏したんだよ。ハッハッハッ≠ニ高笑いしていた。
青木 山崎のやつ、こう思っていたんだろう。
 ――法主の日顕が学会を切った以上は「C作戦」の陰謀は絶対に、うまくいく。日顕も自分に頭を下げてきた。これで決まりだ。成功は間違いない――そう踏んでいたんだろう。
西口 日顕も日顕でソロバンをはじいていたはずだ。
 ――山崎を味方につけた。これで「C作戦」は必ず成功する――そう信じた。
山本 ところが、ご存じの通り、その直後の平成3年1月22日に最高裁で山崎の有罪判決が確定。4月には栃木県の黒羽刑務所に送られた。陰謀を企むどころの騒ぎじゃなくなった。
西口 肝心の「C作戦」も大失敗(笑)。
 日顕は「20万くればいい」なんて言い放っていたが、完全に「皮算用」。かえって自分のほうの信者が98%も激減した。
杉山 しかも、そのわずかに残った2%だって大幅な「水増し」じゃないか(大笑)。
三井 そればかりか日顕宗は、裁判でも断罪されっぱなしじゃないですか。
 あの有名な「シアトル事件」の裁判でも日顕は1審で完全敗訴。2審では自分たちから訴訟を取り下げた。
山本 訴訟費用の1400万円だって、全額、宗門のほうで支払った。
西口 それに今年は、日顕本人が2回も最高裁から断罪された。
杉山 9月には「シアトル」絡みのデマ事件で宗門だけでなく日顕本人が最高裁で断罪。日顕に400万円の賠償命令が下り、確定している。
山本 7月には改革僧侶をデマで中傷した事件で、やはり最高裁が断罪。日顕に30万円の賠償を命じている。
青木 仏罰は厳然だ。日顕は、もうみっともなくて法主を辞めようにも辞められない。社会的には完全に敗残者、落後者、鼻つまみ。いくら偉そうに、ふんぞり返ったって「生き地獄」だ。
秋谷 一方で仏意仏勅の学会は大発展。創価の連帯は、今や世界186ヵ国・地域にまで広がった。堂々たる勝利の姿だ。
山本 裁判でも明確だ。学会は日顕宗やマスコミ、ガセネタ屋などを訴えた裁判ですべてで、完全勝利を収めている。
西口 「正邪」は、いよいよ厳然だ。日顕も山崎も、手も足も出ない。歯ぎしりをして悔しがっているよ。

(2003.12. 2. 聖教新聞)

 

<62>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、三井婦人部書記長、杉山男子部長

三井 前回は日顕の卑劣な「C作戦」の裏に、極悪ペテン師の山崎正友がいたことが話題になりました。
 それにしても日顕は、よくもまあ、あんな大ウソつきの山崎なんかに騙されましたね。
山本 まったくだ。
 山崎は昔から「坊さんは所詮、金よ」「金を与えれば、どんないみじき方(かた)≠ナも、すぐコロリだよ」などと、坊主を頭からバカにしきっていた男じゃないか。
西口 まあ、坊主どもというのは強欲で見栄っ張り。そのくせ「世間知らず」で「無知」ときている。
 なかでも、日顕ほど、欲の皮の突っ張ったやつはいない。あんなに利用しやすいのはいない――山崎は、そう踏んだんだ。
青木 その思惑通り、日顕は今や、完全に山崎の言いなりだ。
秋谷 いや「言いなり」なんて、もんじゃない。「ひれ伏して」いる(笑)。
三井 そういえば山崎が自分で言っていましたね。
杉山 正信会の浜中和道に対して、山崎は、こう電話していた。
 日顕が謝ってきたよ。『あんたは嘘つきだと言って、申し訳なかった』ってね。オレのすごさがわかったんだよ。オレに、ひれ伏したんだ≠ニ得意満面だった。
山本 山崎は、こうも言っていたそうだ。
 日顕のやつは「頼むから、ワシに相承があったってことを認めてくれ」って言ってきたよ≠チてね。
西口 日顕は恐喝男の山崎に謝罪しただけじゃない。何と自分に相承があったと認めてくれ≠ニ泣きつつ、ひれ伏していたんだ。
青木 バカバカしい話だ。
山本 結局、日顕の一番のアキレス腱は「相承詐称のニセ法主」であるということだ。
 学会に攻撃を仕掛けたら、いずれ、その正体がバレる。それでは、まずい。それで「イの一番」で山崎に泣きついたんだろう。
秋谷 まったく愚かな男だ。臆病な男だ。
西口 本当に相承があったのなら、恐喝男のペテン師に、ひれ伏す必要なんか、まったくない。それを、山崎に泣きついた。大ウソつきのペテン師に、だ。この事実こそ「自分に相承がない」という何よりの証拠じゃないか。
青木 いくら山崎に泣きついたって、足元を見られるだけだよ。山崎は、ますます日顕をバカにするだけだ。現に、そうなっているじゃないか。

杉山 もともと山崎は日顕を心底から憎み抜いている。浜中が明確に証言している。
 昭和54年9月、山崎が浜中に電話をかけてきた。そこで、さんざん日顕の悪態をついていたというんだ。
 「畜生、あの野郎!」
 「ともかく俺は、あの野郎の、きのう言ったことを絶対に死ぬまで忘れないよ。あの野郎を必ずブチ殺してやるよ。絶対に仕返しするよ。今に見ていろってんだ」と怒り狂っていたんだ。
三井 「あの野郎」「ブチ殺してやる」ですか。
杉山 その捨てゼリフの通り、山崎は当時、週刊誌を使って、徹底的に日顕を攻撃し始めた。
 「宗内で一、二を争う遊とう児」「功利主義の権化」「乱れた生活」「ゼニゲバ」「独裁者」と、さんざん罵倒したんだ。
山本 しかし、それが今ではどうだ。「利用できる」「金になる」と踏んだ途端、日顕を持ち上げること、持ち上げること。
 平成5年から6年にかけて山崎が日顕に、せっせと出した謀略書簡≠ナも、歯の浮くような、おせじを並べている。
杉山 「御法主上人猊下の御英断と、歴史的な御振舞につきましては、心より讃嘆申し上げる者でございます」
 「人格高潔な方ほど、苦痛を味わされる(原文のまま)ものです」だってさ(爆笑)。
三井 分かりやすい「二枚舌」ね(笑)。

山本 まあ、利用できると見れば、とことんまで食らいつくのが山崎だ。あいつに、まともな人間としてのプライドなんか、微塵もない。最近も、日顕にゴマをすりにすっている。
杉山 その通りだ。わざわざ日顕宗の機関紙にまでシャシャリ出てきて悪いのは全部、正信会の坊主だ%凵Xとヌケヌケと言い放っていた。
西口 山崎からみれば正信会というのは、さんざん面倒をみてくれた大恩人だ。
 だいたい恐喝事件の時の山崎の保釈金も正信会が工面したものだ。そのほかに生活費やら何やら、ことあるごとに大金を恵んでもらっていた。刑務所から出た時の身元引受人すらも、正信会だよ。
 その正信会を平然と裏切る。いかに山崎が極悪非道の冷血漢か。よく分かる話じゃないか。
青木 それほど今の山崎は、日顕を誑し込むのに必死ということだ。かつての恩人を裏切ってまでも、日顕にくっついて儲けようという魂胆だよ。

西口 それどころか山崎のやつ、図に乗って、今では「日顕が死んだ後」を狙っているようだな。
青木 そうだろうな。山崎のことだ。「日顕なんて早く死ねばいい」ぐらいに思っているだろう。底知れぬ恨みを抱きながら「面従腹背(めんじゅうふくはい)」しているに違いない。
杉山 実際に、そういう証言がある。山崎の「子分」の乙骨の正体を暴いた『ガセネタ屋 乙骨正生の正体』という本に明確に出ていた。
山本 その本なら僕も読んだ。
 山崎は日顕は、オレの言いなりだ≠ネんて、あっちこっちで偉そうに言い触らしていた。
 そして「日顕だって、あんなもの、すぐ死ぬんだよ。あいつが死んだら、宗門は誰が握るんだ?
 八木(=信瑩、日顕の子飼いの坊主)か? あんなのボケちゃってて無理だ。誰が率いていくんだよ」とね。
西口 つまり山崎は日顕が死んだらオレが必要だ。オレが宗門を支配する=Bそう言い放っているわけだな。
秋谷 まあ、宗門を支配するのが日顕だろうが、山崎だろうが、われわれには何の関係もない。宗門が、こうした醜い内紛、抗争を続けていること自体、われわれの勝利の厳然たる証だ。
青木 結局、広布破壊、学会破壊の謀略を仕掛けた日顕は裁判でも断罪。宗門も信者が激減した。
 山崎は恐喝事件の裁判で「懲役3年」の実刑判決を受け、惨めに刑務所送り。自分が起こした不倫事件でも300万円の賠償命令が確定。今では十数件もの裁判を抱え裁判地獄≠セ。
秋谷 学会を陥れようとした日顕、山崎のほうが大敗北。惨めな敗残の骸をさらしている。
青木 全部、日蓮大聖人が厳しく裁かれたんだ。
三井 大聖人は「犬は師子(しし)をほうれば腸(はらわた)くさる・修羅(しゅら)は日輪を射(い)奉(たてまつ)れば頭(こうべ)七分(しちぶん)に破(わ)る」と仰せです。その通りの姿ですね。
西口 まったくだ。
 我が学会は、池田先生の指揮のもと「獅子のごとく」「太陽のごとく」大前進している。
山本 あの卑劣極まる「C作戦」から、今月で13年。惨めに敗れ去った日顕、山崎を見よ! これこそ正邪の厳然たる証だ。

(2003.12. 3. 聖教新聞)

 

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出席者:青木理事長、原田副理事長、三井婦人部書記長、迫本青年部長、杉山男子部長

原田 新潮社の経営事情が厳しくなっているようだな。最近、そういう話が、よく伝わってくる。
青木 その証拠に会社の「格付け」も、どんどん下がっている。
杉山 その通りです。信用調査会社のデータをもとに「信用格付」や「推薦取引限度額」などの情報を企業に提供する会社がある。その格付けによれば、昨年までは新潮社の格付けは、上から2番目の「Bランク」だった。ところが今年になってからは、一つ下の「Cランク」に下がっている。
 これは「支払い能力は中程度」という評価だ。
迫本 その調査では、新潮社の業績傾向も「減収・減益」。信用傾向も「下降ぎみ」と出ていたな。
杉山 確かに各種の企業情報を調べてみても、新潮社の売り上げは3年前と比べて25億円も減っている。
迫本 だから会社の経営も悪化する一方だ。平成10年には14億円もの赤字を出した。
 最近の共同通信の記事(11月24日付)でも、新潮社について「無借金経営とされる同社だが、近年は文芸書と文庫本の売り上げが低迷。ここ5年のうち4年は単年度赤字が続く」とあった。
三井 5年のうち4年も「赤字」? ずいぶん厳しい経営状況じゃないの。
原田 新潮社といえば「文芸出版の老舗」といわれてきた。売り上げの50%を文芸書と文庫本などの書籍が占める。他に雑誌類が30%、マンガ等が20%という収益内容になっている。
 ところが「ドル箱」のはずの文芸書が、全然、売れなくなってきた。
迫本 月刊誌にも「最大の稼ぎ頭にして屋台骨といわれる『新潮文庫』は、90年の4400万部をピークに、00年には3000万部を割り込んでしまった」とあった。

原田 それだけじゃない。新潮社の売り上げの約30%を占める雑誌類も伸び悩んでいる。
杉山 調査会社も「平成15年期は雑誌類が低調で減収」「赤字決算」と評していた。
青木 当たり前だ。とにかく卑劣、下劣、人種侵害のデマ雑誌ばっかり書いてきた。完全に「書き得」「書き逃げ」で、社会全体を敵に回してきた。
 いくら「文芸書と雑誌は違う」なんて言ったって、世間には通じない。どっちも同じ会社がやっていることだ。業績が悪化するのは当然だ。
原田 その「書き逃げ」の雑誌だって、まるで稼げなくなってきた。一昨年8月には、あの悪名高い写真週刊誌『フォーカス』が数十億円もの累積赤字を出して、事実上の廃刊に追い込まれたじゃないか。
杉山 あの雑誌は、最盛期には200万部も発行部数があった。それが最後は30万部そこそこに激減した。
三井 「デマ記事、デマ見出しで読者を呼ぶ」という手法が、完全に時代とズレてきたということね。

青木 結局、看板雑誌も廃刊。経営も赤字。だから最近では、新潮社の「身売り話」まで囁かれているじゃないか。
原田 「恥も外聞も捨てた延命作戦」なんて書き立てた雑誌もあった。
迫本 その雑誌には新潮社の経営幹部の話として新潮社の佐藤隆信社長は、もともと出版業に情熱がない。現状の赤字が続けば借金経営になり、資産を食いつぶすことになる♂]々と出ていた。
杉山 それに別の月刊誌には大新聞が買収♂]々の話について、こうも書いてあった。
 「新潮社といえば看板雑誌の『週刊新潮』を中心にした反人権体質の編集姿勢が強く、プライバシー侵害や名誉毀損で数々の訴訟を抱えていることでも有名で、人権を旨とする大新聞社が買収する相手としては不適切だ」ってね。
青木 なんだ「売ろうといったって、売れない」ってことか(笑)。
迫本 それも当たり前だろう。もう有名になったが、新潮社は今、どんどんデマ記事が訴えられて、その裁判でも負けっ放しだ。
 この1年余だけで何と「19回」も断罪。命じられた賠償金も「総額6000万円」を超えた。
原田 一般常識で言っても、こんな経営内容、経営体質の会社を買ったら、買ったほうの会社の名前に傷がつく。
青木 たとえ買収したとしても、少なくとも『週刊新潮』という名前は変えないと、やっていけないだろう。
三井 新潮といえば「愚劣なデマとウソ」「裁判で断罪」で有名だったけど「経営もダメ」。これで三拍子揃ったわね。
迫本 本当に異常な会社だ。行き詰まるのも当然だ。
原田 私が知っている企業の経営者も言っていた。
 「新潮というところはデマ記事で読者を騙して金をむしり取ってる。ウソ、デマという粗悪品を売りつけてボロ儲けしている。とんでもないペテンだ」と激怒していたな。

杉山 以前、著名な大学教授も語っていた。
 「PL法(欠陥製品で消費者が損害を受けた場合の損害賠償責任を定めた法律)の制定に見られるように、欠陥商品に対しては、メーカーの責任が厳しく問われる時代になっている。会社には、粗悪品は回収する義務がある。
 雑誌メディアの分野では今のところ、悪質な記事、すなわち欠陥商品に対する責任体制が確立していない。消費者が抗議の声を上げていくべきだ」と鋭く指摘していた。
青木 まったく、その通りだ。
迫本 大新聞の記者も言っていた。
 「マスコミは仮にも『社会の公器』といわれている。その分商品≠ナある記事にも高い精度が求められるはずだ。
 それをデマだらけの粗悪品、欠陥商品を売りつける。言語道断だ」と酷評していた。
青木 まじめな社員も大勢いるだろうに、一部の心ない連中のために社の評判はガタ落ちだな。

(2003.12. 4. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、多田東京・北総区総主事、大久保東京・杉並総区総主事、大川東京・墨田区副総合長、三井婦人部書記長、弓谷東京男子部長

青木 我々が支援する公明党は、先日の衆院選で未曽有の大勝利を果たした。
 連立政権においても、日本の政治においても、公明党の役割と責任は一段と大きくなっている。
弓谷 マスコミの報道も、がぜん厚みを増している。
 あっちもこっちも公明の話題で持ち切りじゃないか。
秋谷 選挙前には公明党は自民党と組んで存在感がない。埋没だ∞惨めな公明≠ネんて書かれていた。
 それが今では、全く逆だ。
三井 勝つと妬まれる。かと言って、もし負けていたら、悪口を言われる(笑)。
 無責任な批判なんか、歯牙にもかけないのが一番ね。
秋谷 いずれにせよ、公明党の議員は責任を一段と深く自覚してもらいたい。
 日本のため、国民のために、毅然と行動し、実績を上げていくべきだ。
弓谷 公明党の神崎代表も「公明党議員の見識、政策判断、行動が日本の命運を担うと言っても過言ではない。互いに切磋琢磨しながら、日本の針路を真剣に考え行動する政治家集団にならなければならない」と決意を語っていた。
三井 当たり前ですよ。そのために一生懸命、応援したんですから。
 とにかく、国民も支持者も、議員一人ひとりを厳しく、鋭く見つめている。それを絶対に忘れないでもらいたい。
多田 公明党は「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」。それが公明党の原点の指針だ。
大川 公明党も地方議員は頑張っている。国会議員も、いっそう頑張ってもらいたい。
大久保 「勇将(ゆうしょう)のもとに弱卒(じゃくそつ)なし」だ。上が一番大事だ。
 公明党でいえば国会議員が一番、重要だ。そういう声が多くなっている。
秋谷 それにしても、先の衆院選での大勝利を踏まえて、いろいろ言いたいこともあるだろう(笑)。
 今回は、公明の議員OBも参加してくれている。大いに語り合おうじゃないか。

多田 まず、今回の勝利につきましては、私ども議員OBとしても、心から御礼申し上げます。
 今回の選挙では私どもも「今こそ支持者の大恩に報いる時だ」という思いで、いっぱいでした。ともどもに連携を取り合いながら、全力で戦わせていただきました。
大川 その通りだ。まったく申し訳ない話ですが今、議員OBは、病気の人もいますが、約7割が動くようになった。これだけでも、今までとは大違いだ。
青木 でも「まだまだ」だよ。まだ戦えるはずだ。
大久保 公明党の議員OBは全国に約3400人もいます。これは公明党の現役の国会議員、地方議員を合わせた数に、ほぼ匹敵する。
三井 それじゃあ、全議員とOBを全部合わせたら、議員経験者が約7000人もいるってことね。
大川 さらに議員、OBの、それぞれの家族も合わせたら、おそらく2万人以上にもなるんじゃないか。
弓谷 間違いなく「一大勢力」だ。本気で立ち上がったら、どれだけ力が出るか。
秋谷 そういう人たちは当然、政治については、一般の市民よりも詳しい。事情に通じている。
大久保 それは事実です。国や地方自治体の実状、財界や労働組合、NGO(非政府組織)関係者、地域の有力者とのつながり等々、多くの情報を持っている。人脈がある。
 それらを、いくらでも生かすことができる。
秋谷 そういう観点から見ても、公明党は、まだまだ力を出し切れていない。
議員、家族、OBの団結と知恵と行動で、いくらでも支持を拡大できる。もっともっと伸ばせるはずだ。そういう時代だ。
青木 まったくだ。議員OBにしたって、まだまだ「顔」を覚えてくれている有権者が、たくさんいるだろう。
大川 いや、私も後輩候補の応援に行って「また出馬するんですか」なんて有権者から声をかけられることがある(笑)。

大久保 だいたい公明党の議員OBは他党に比べて恵まれている。幸せだ。他の党でも、議員OBが後輩候補を応援することはある。しかし、それは自分の息子とか娘とか、部下だったとか、関係が深い候補しか応援しない。
多田 公明党の議員OBは違う。日本全国、戦う場所が、いくらでもある。国政選挙でも地方選挙でも、選挙のたびに応援すべき後輩候補が大勢いる。
 それだけ社会のため、皆のために働ける。これほど幸せなことはない。
大久保 あの竹入を見ろ! 敗北、敗残の惨めな人生じゃないか。
多田 まったくだ。「忘恩は人間が犯しうる最大の犯罪」とは南米解放の父シモン・ボリバルの言葉だ。委員長までやらせていただいたんだ。竹入こそ、支持者への恩返しをして人生の最終章を飾るべきだったんだ。
大川 この座談会でも「議員は引退後が勝負だ」と教えていただいたが、まったく、その通りだ。人間、戦えば元気になる。張り合いが出る。生活も人生も充実していく。
 私も他のOBたちに、よく言うんだ。
 「戦わないとか、戦えないとか、呑気なことを言っていると、もうろくして死んじゃうよ。元気なうちは精いっぱい戦おうじゃないか。それでこそ生き生きと人生を総仕上げできるんだ」とね。
青木 そうだ。それでこそ有権者の信頼も得られる。党も発展するんだ。
多田 「老いて益々盛んなり」だ。私たちOBが皆の先頭に立って、公明党の良き伝統をつくろう!
 「選挙も議員、OB、党職員、家族が先頭に立って戦う」。この鉄則を一段と徹底していこうじゃないか。
大久保 その通りだ。こういうことは、支持者の皆さんに言われるまでもなく、党が率先して徹底するべきだった。我々は猛省すべきだ。
 これからは「生まれ変わった公明党議員とOB」の姿を支持者の皆さんに見ていただく。その決心で戦おう!

(2003.12. 5. 聖教新聞)

 

<65>
出席者:秋谷会長、青木理事長、多田東京・北総区総主事、大久保東京・杉並総区総主事、大川東京・墨田区副総合長、三井婦人部書記長、弓谷東京男子部長

青木 それにしても公明党は連立政権に参加して4年有余。21世紀の日本の舵取りを現実に担っている。
 公明党の歴史上、これほど重要な立場は、なかったな。
大久保 まったくだ。私たちが国会議員をさせていただいた当時は、ずっと野党だった。「時代は本当に大きく変わった」と実感する。
秋谷 その意味でも公明党の議員は、これまで以上に、その一挙手一投足が注目されている。
 だからこそ「人間」として「国民の代表」として立派になってもらいたい。
 人格、言動、見識、品行、どこから見ても国民から信頼される一流の人物であってほしい。
青木 我々支持者が、胸を張って応援できる名政治家であってもらいたいな。

三井 私たちも、これまで以上に議員の振る舞いを厳しく見ていかなくてはならない。
秋谷 その通りだ。厳しく見ていくことが、結局は議員のためだ。議員の家族のためだ。
 経典にも「慈(じ)無(な)くして詐(いつわ)り親(した)しむは即(すなわ)ち是(こ)れ彼(かれ)が怨(あだ)なり」とあるじゃないか。支持者が厳しくチェックしていくことが、本当の慈悲であり、支援なんだ。
青木 まったくだ。まして社会の眼は厳しい。
 各新聞でも毎日、首相の一日の動きを時間単位で詳しく報道しているじゃないか。
弓谷 朝日新聞は「首相動静」、読売新聞は「小泉首相の一日」、毎日新聞は「首相日々」、産経新聞は「小泉日誌」などの欄で、首相の時々刻々の動きを伝えている。
 それを見れば、首相が「何時に」「どこで」「誰と」「何をしたのか」を国民は詳細に知ることができる。
大川 新聞用語でいう「一段ベタ記事」で、小さな欄だが、国民にとっては非常に大事な情報だ。総理大臣も「国民から厳しく監視されている」と自覚できる。

青木 しかし首相の動静だけがオープンになればいいというもんじゃない。本来は全ての国会議員が、自分の一日の動きを国民に知らせていくべきじゃないのか。
三井 当然ですね。国会議員は国民の「公僕」であり「公人」です。そもそも公人にプライベートなんてないんだし、議員の行動は、もっと「ガラス張り」にするべきですよ。
弓谷 公明党を支持してくれる僕の関西の友人も言っていた。
 「国会議員といっても、選挙前の街頭演説やテレビの報道番組くらいでしか姿を見ない。日常の動きを有権者に、もっと知らせていくべきだ」と言っていた。
多田 確かに支持者としても議員の動きは最大の関心事だ。全国紙に出せなくても、各党は機関紙などがある。インターネットの議員のホームページだってある。どんどん出すべきだ。
青木 公明党には「公明新聞」という、政党の機関紙では日本最大の部数を誇る立派な日刊紙があるじゃないか。
 34人の衆議院議員、23人の参議院議員についても、一日の動向をキチッと伝えるべきだろう。
三井 党の代表や大臣をはじめ初当選の若手議員にいたるまで「いつ」「どこで」「誰と」「何をしたのか」。
 皆が知りたいと思ってますよ。
弓谷 「神崎日誌」や「坂爺(坂口厚生労働大臣)の一日」とかね(大笑)。
秋谷 議員が日々の行動を国民の前にオープンにする。
 そういう当然のことがないと、国民は、いつまでたっても政治家を信用できないよ。
 また、そういう姿勢があれば、国民は信用してくれるんだ。

三井 要するに、一生懸命なのは選挙の時だけ。あとは何をやっているのか分からない。それじゃあ、支持者は、たまったものじゃありません。
 私たち婦人支持者のところにも、いろいろ話が入ってきます。
 「どこで」「どの国会議員が」「誰と」「何を」していたか。たくさん投書が来ますよ。
多田 私も多くの議員を見てきたが「動きが見えない政治家」ほど危ない。大につけ小につけ、必ず裏で悪事を働いていた。
 「動きが不透明」というのは、腐敗堕落の兆候だ。
大久保 竹入なんか、いつも、どこで何をしているか、本当に分からなかったな。全然、得体が知れなかった。
大川 まったくだ。
 だからこそ、まず公明党の国会議員が率先して、細かい動きを公開していくべきだ。
 政治家を見極めていく大事な基準だ。
秋谷 いずれにしても議員は率先して社会のため、国民のため、支持者のために、懸命に働いていくことだ。
 何べんもいうが「権力は魔性」だ。政治家は常に動き、庶民と接していないと、すぐに変な方向に行く。堕落する。
 竹入、大橋、竜、藤原らを見れば明らかだ。
多田 彼らは傲慢で横柄で上辺の格好ばかりで、まるで動かなかった。
 陰で何をしているか分からなかった。
大久保 結局、皆、問題やら事件を起こして党を永久追放じゃないか。永久に「敗北者」の汚名だ。
弓谷 イタリアの哲人の言葉に鉄は使わないと錆びる。澱んだ水は濁る。寒さには凍結する。同じように、活動の停止は精神の活力を喪失させる≠ニある通りだ。
青木 政治家は動け! 働け! そして、自分の動きをオープンにせよ!
 我々は有権者として、支持者として、一段と厳しく監視していく。

(2003.12. 6. 聖教新聞)

 

<66>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、三井婦人部書記長、杉山男子部長、弓谷東京男子部長

青木 今年も、あと20数日。日顕にとっては、惨めな敗残の姿をさらす1年になったな。
原田 その厳しい現罰の姿を見て、嫌気がさした法華講が、どんどん増えている。脱講している。そういう報告が、各地から続々と入っている。
秋谷 日顕の独裁も、いよいよ末期症状だ。
杉山 何と言っても、日顕は今年、最高裁で2度も断罪された。
 まず、改革僧侶の池田託道住職(滋賀・世雄寺)を中傷した「デマ発言」で断罪。日顕は7月15日、最高裁から賠償金30万円の支払いを命令された。
青木 本当に、みっともない事件だったな。
弓谷 「シアトル事件」絡みのデマ事件でも9月9日、最高裁で断罪された。
 日顕は宗門と連帯して賠償金400万円の支払いを命令された。
原田 わずか2ヵ月の間に、法主が2度も最高裁から断罪された。衝撃的だった。まさに前代未聞の大不祥事になったな。
三井 本当にビックリだったわね。
秋谷 極悪ペテン師の山崎正友とくっつくと本当に、ひどい目に遭う。
杉山 その山崎も今年は裁判で火の車≠セ(笑)。自分の「不倫事件」絡みの裁判で今年2月、最高裁から慰謝料300万円の支払いを命令された。
原田 凶悪な恐喝事件を起こして断罪。不倫事件で、また断罪。悪党中の悪党だ。

三井 それにしても、日顕と山崎は「デマで断罪」だの「不倫で慰謝料」だの。まったく、汚らわしいわね。
弓谷 しかも、あの二人は必ず「自分の舌」で墓穴を掘る。
三井 そうね。日顕なんか、自分の「シアトル事件」の「言い訳本」を、わざわざ出した。ところが、それが引き金になって、裁判で負けた。この座談会でも先日、お笑いぐさになりましたね(笑)。
青木 「自分の舌」で自滅するのは、山崎も同じだ。あんな「二枚舌」はいないからな。
原田 山崎のことを、よく知る人物も語っていた。
 「あいつは、いったい舌が何枚あるか分からない。調子に乗ってウソをつきまくっているうちに、舌と舌がこんがらがって自滅するんだ」とゲラゲラ笑っていたな。
杉山 山崎が最高裁で断罪された「不倫事件」の裁判でも、そうだった。手当たり次第、ウソをつきまくった。その揚げ句、惨めに敗訴したじゃないか。
弓谷 これは山崎が、かつての不倫相手の女性の夫から訴えられた裁判だ。山崎は、この女性をさんざん弄び、2千数百万円もの大金を巻き上げた。そのうえで、この女性を冷酷に捨て去った。
杉山 その事情を知った女性の夫が、不倫事件によって受けた精神的苦痛に対する慰謝料を求め、山崎を訴えたんだ。
青木 知れば知るほど山崎というのは悪いやつだ。恐ろしいやつだ。
三井 自分の欲望を満たすために、女性を誑し込み、家庭までメチャクチャにした。こんな大悪人、断罪されて当然よ。

弓谷 山崎は、この裁判でも狂態を演じた。中でも傑作だったのが、あいつのデタラメだらけの「陳述書」だ。1審の大分地裁で断罪された後、2審の福岡高裁に突然、怪しげな「陳述書」を出してきた。
杉山 それもあいつは、何と原稿用紙に130枚もダラダラと書いてきた。
秋谷 それが、あの男の「いつもの手口」だ。自分が追いつめられると、すぐにウソを書く。陳述書やら上申書やらを、何百枚も書く。
 相手が裁判官だろうと誰だろうと、騙そうとする。
青木 何しろ分量が多いから、うっかりすると、騙されかける。ところが、よく読むと、すぐにウソがバレる(笑)。
三井 バカバカしいわね。
弓谷 この「陳述書」なんか、その典型だ。まず山崎のやつは「自分がいかに貧乏か」を力説する。哀願する。泣き言を並べる。そこから始まる(大笑)。
杉山 いつもの下手なサル芝居だ。
 法廷でも「裁判にかかる費用は、ローン会社から借り入れてまかなっている」だの「借入額は相当にある」「貯えも資産もない」だのと、メソメソ言っていた。
原田 要するに慰謝料なんて払えない≠ニ、裁判官に泣きついてみせるというわけだ。

弓谷 続いて、なぜか不倫事件とは全く無関係の学会を引き合いに出して、批判を始める。
 この不倫裁判は訴訟を利用した嫌がらせだ∞学会の仕掛けた謀略だ≠ネどと、学会に延々と「八つ当たり」する。
青木 バカバカしい! 何が「学会の謀略」だ。山崎の下劣な不倫事件のどこが、学会と関係があるんだ?
原田 まったくだ。これまた山崎の「いつもの手」だよ。自分が追いつめられると、すぐに学会の陰謀だ、謀略だ≠ネどと狂ったように騒ぐ。
杉山 そういえば、あいつは自分の恐喝事件まで学会の謀略≠ネんて喚いていたな。
弓谷 「バカの一つ覚え」とは、このことだ。ご存じの通り、この恐喝事件の裁判では、山崎の「虚言癖」がバッサリと裁判所から断罪された。
原田 その通りだ。どっかの週刊誌じゃあるまいし、そんなウソが法廷で通用するはずがない。
 山崎は判決で、何と50数回も「ウソつき」と断罪された。その結果が「懲役3年」の厳しい実刑だ。
杉山 日顕一派も同じだ。何でも学会に、なすりつけて、世間を騙そうとする。
 「シアトル事件」は、学会の謀略だ。アメリカ政府のコンピューターに虚偽の情報を埋め込んだ≠セの。白川元代議士の秘書が「交通違反もみ消し事件」で逮捕されたのも、学会の謀略だ≠セの(笑)。
 いつもいつも荒唐無稽なデマで大騒ぎしては、裁判を撹乱しようとした。
弓谷 だが、それが墓穴となって、裁判で全部、断罪だ(笑)。
杉山 さっきも言ったが、山崎は「不倫事件」の「陳述書」でも、事件と全く関係ない学会に八つ当たり。かと思うと「宗門の歴史」や「日顕の相承問題」まで持ち出して、ダラダラ、グダグダ。
 まったく、何が言いたいのやらサッパリ分からない(大笑)。
青木 そんな内容で「原稿用紙に130枚」か(笑)。
弓谷 結局、山崎の悪あがきは、裁判で全く通用しなかった。
 「陳述書」を出した後も、福岡高裁、最高裁は1審の判決を支持し、山崎を厳しく断罪。山崎の敗訴が最終確定した。
秋谷 自分のウソで、自分の首を絞める。しかも山崎は70歳も近くなるのに、そのことに全然、気がつかない。
青木 こんな間抜けなペテン男が、日顕の「師匠」だよ。
原田 いや、今や「相承の保証人」まで兼任≠セ(笑)。
三井 宗門が、どんどん狂い、滅びていくのも無理ないわね(大笑)。

(2003.12. 8. 聖教新聞)

 

<67>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、三井婦人部書記長、杉山男子部長、弓谷東京男子部長

杉山 前回、すぐバレる山崎正友のウソが話題になった。
 山崎という男は、追いつめられると、必ず「ウソ八百」や「泣き言」を撒き散らして周囲を撹乱しようとする。
青木 ペテン師の習性だな。今も10数件の裁判を抱えているが、どうせ同じ手口を使うんだろ。見えすいている。
弓谷 事実、山崎のやつは最近、あっちこっちの裁判で、泣き言ばかりこぼしている。
 やれ「体が悪い」だの「透析に行かないといけない」だの。「書類を作るにも、休み休みやるから時間がかかる」とか何とか言っているようだ。
青木 必死で重病人の格好をして、裁判官の同情を引こうとしているんだな。
原田 何いってんだ。あいつは最近も、あっちこっちに出かけているじゃないか。十分、元気じゃないか。
杉山 その通りだ。日顕の相承問題にまつわる密談≠ナ、大石寺に行ったり、東京・墨田区の妙縁寺に行ったり。コソコソ動き回っている。ピンピンしているよ。
秋谷 やっぱり、裁判所を騙そうと思って、やっているだけだ(笑)。

青木 あいつは、自分の恐喝事件が発覚した時も、そうだった。逮捕されたくない一心で、山崎が、どれほどデマを撒き散らして、捜査の撹乱を狙ったか。有名な話だ。
杉山 まず山崎は、週刊誌にデマ記事を書き殴った。覆面で14回、実名で19回にもわたって、手当たり次第、ウソ八百を書いた。
原田 さらに山崎は逮捕の直前には、捜査当局に、大ウソだらけの「上申書」まで提出した。それも罫紙で100枚以上も、だ。
三井 これまた、ずいぶん長く書き殴ったものね。どんなことを書いたの? まあ、察しは、つくけど。
杉山 この時も、やっぱり「泣き言」だ。
 「私には年老いた母と、別居しているとはいえ妻と娘たちがいます。男として養う義務があります」なんて、善人面して、心にもないウソを書き連ねていた。
原田 ところが、事実は全く逆だ。その「年老いた母」に、山崎は自分が作った2億3000万円もの借金を押しつけていた。
青木 ひどいやつだ。血も涙もない正体が、よく分かるな。
秋谷 第一、そんなものが捜査当局に通用するわけがない。何枚書いたってムダだ。
三井 弁護士だったくせに、そんなことも分からないのね。
原田 とにかく山崎は、次から次にウソをつく。だから、前についたウソと、あとからついたウソとが、どんどん辻褄が合わなくなる。それで、いつも墓穴を掘る。
杉山 恐喝事件の裁判でも、山崎が検事に供述した内容(検面調書)と、裁判所に提出した上申書と、さらに法廷での証言と、三つが三つとも食い違っていた。これまた有名な話だ。
弓谷 判決でも、その点を厳しく指摘されている。
 「被告人(=山崎)の検面調書及び上申書には、被告人主張のような事実又は右事実を窺わせるような具体的な状況は全く現れていない。かえって、検面調書には、被告人の主張と根本的に矛盾する記載がある」等々と鋭く指摘している。
三井 山崎は「二枚舌」どころか「三枚舌」。それが切り捨てられた瞬間ね。

秋谷 山崎のデタラメな「上申書」といえば、あの「月刊ペン」事件でも、そうだったじゃないか。
弓谷 『月刊ペン』という3流雑誌が、昭和51年3月号、4月号で、学会に対する事実無根のスキャンダルをデッチ上げた。
 学会は当然、記事を書いた編集長の隈部大蔵を名誉毀損で刑事告訴した。
杉山 隈部は、警視庁に逮捕されて取り調べを受け、25日間も勾留された。さらに最終的に、当時の名誉毀損罪としては最高額の「罰金20万円」の有罪判決を受けた。
青木 雑誌の編集長自らが、名誉毀損で「逮捕」「25日間も勾留」「最高額の罰金刑」だよ。まさに前代未聞の大事件だった。
弓谷 しかも隈部は、池田名誉会長をはじめ学会に「詫び状」まで書いている。
 「(『月刊ペン』の記事には)事実の確認に手落ちがあり思いちがいがありました」
 「行過ぎのあったことに対しては、率直に遺憾の意を表明致します」とハッキリと謝罪している。
青木 当時、私の友人の大学教授も、こう語っていた。
 「全くひどい謀略でしたね。学会は正義であるがゆえに妬まれる。しかし、ウソが暴かれて良かったですね」と喜んでいた。
原田 実は、この『月刊ペン』の記事が出た直後、山崎は、当時の北条理事長宛に「報告書」を書いていた。絶対に名誉毀損で訴えるべきだ≠ニ力説していた。
秋谷 そうだ。これは法廷にも証拠として提出されたものだ。
原田 その中で山崎は、こうも書いている。
 「今回の記事内容は非常に悪質であり放置しておくと今後よくありません。以後、かかる種類の中傷を断つため断固たる処置をとるべきだと考えます」
 「名誉、信用毀損罪で告訴するとともに、謝罪広告、損害賠償を求める民事訴訟をおこす方針でのぞみたい」「問題なく名誉毀損が成り立つ」などと自分で書いていた。

杉山 ところが山崎は、それから5年たった昭和56年1月になって、臆面もなく、全く正反対のウソを言い出した。
 突然、最高裁に「上申書」を出して『月刊ペン』に報道されたスキャンダルは事実だ≠ネどと言い出したんだ。
青木 厚顔無恥なんてものじゃない。あのペテン師の狂乱には当時も皆、呆然としたな。
三井 またまた、すぐバレる「ウソの上申書」ですか。
弓谷 そのうえ山崎は、何と隈部側の証人≠ワで買って出た。偽証工作を企んで、法廷にもノコノコと出てきた。
秋谷 当時、山崎は、自分の恐喝事件で逮捕寸前だった。それで、この『月刊ペン』の裁判を利用して学会を脅そうと企んだんだ。
青木 あいつの魂胆なんか、初めからミエミエだ。「ペン」の裁判で、何とか学会のイメージを悪くしたい。自分の裁判を有利にしたい。
 その一心で、あがき回っていたんだ。
原田 この時、山崎のデマの道具に使われたのが『週刊新潮』だ。
青木 愚劣、卑劣の限りだよ。もう、それも日本中に知れ渡ったな。
杉山 だが、山崎の愚劣な謀略は当然、全部、失敗に終わった。「月刊ペン」の法廷でも、山崎のウソは完膚無きまでに断罪された。
 山崎の「上申書」もウソの狂文∞策文≠セと完全に見破られた。
弓谷 その通りだ。山崎は検察官から次々と厳しい指摘を浴びせられた。
 あなたの言うことが本当なら、なぜ『月刊ペン』が出た直後の報告書には「スキャンダルは事実無根」と書いたのか≠ニ問い詰められた。すると、真っ青になって完全にシドロモドロ。
原田 ほかでもない。自分で書いたものが「動かぬ証拠」になった。その一発で立ち往生だ。
青木 結局、山崎らのデマは判決でも、20数回も厳しく断罪された。そのうえ、山崎は恐喝事件で逮捕。その判決でも、50数回もウソつき≠ニ断罪され、懲役3年の実刑が確定した。
秋谷 「上申書」だの「陳述書」だの、山崎の「その場しのぎのウソ」は全部、裏目に出る。
 必死でウソの上塗りをするが、最後は必ず墓穴を掘って自滅する。
三井 昔も今も変わらない、山崎の惨敗のパターンね(笑)。

(2003.12. 9. 聖教新聞)

 

<68>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、三井婦人部書記長、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 早いもので今年も12月。年の瀬が迫ったが、日顕にとって今年は忘れられない1年になったな。
原田 何しろ日顕は、今年1年だけで最高裁から2回も断罪された。もし今年の日本の宗教界の10大ニュースを報道したら「上位入選」は間違いない(爆笑)。
弓谷 その断罪も全部、日顕本人の大ウソが原因だ。
 誰のせいでもない。日顕が自分で招いた結果だ。
秋谷 日蓮大聖人は「(十悪のうち、口にまつわる四つは)妄語(もうご)・綺語(きご)・悪口(あっく)・両舌(りょうぜつ)」と厳然と仰せだ。
 日顕はズバリ全部、当てはまる。
 大聖人が破折(はしゃく)された通りの大ウソつきだと、法廷でも厳しく証明されたんだ。
青木 それにしても、学会は宗門と別れてよかった。
 こんな大ウソつきが書写した本尊を、今も拝んでいたらと思うと、本当にゾッとするな。
原田 学会は本当にすごい。学会は正しかった。
 全部、大聖人、諸天善神に守られた。全部、御仏意だった。
 あの卑劣な「C作戦」から13年たって、それがよく分かった。

杉山 「今年の日顕宗断罪記録」の中でも、特に悪辣だったのは、あの「シアトル事件に絡んだデマ事件」だ。
 日顕本人が宗門と連帯して、400万円の賠償金の支払いを命じられた事件だ。
弓谷 今年の9月に最高裁判所で確定した。最高裁判所の第3小法廷は宗門側の上告を棄却。日顕と宗門の「完全敗訴」の判決が確定した。
秋谷 重大な判決だ。一般の企業だったら、この一点だけでも、日顕は当然、即刻クビだ。それが何の責任も取らない。今の宗門が、いかに異常か、腐敗しているか、ということだ。
杉山 事の発端は、あの下劣きわまる日顕の「シアトル事件」だ。
 この事件に絡んで何と宗門は学会がアメリカ連邦政府のコンピューターに虚偽の情報を埋め込んだ≠ネどと奇想天外なデマを騒ぎはじめた。
三井 まったく、SF映画じゃあるまいし(笑)。坊主の頭の中というのが、どんなに幼稚か。こんな坊主に威張られてたんだから、本当にバカバカしい限りだわ。
弓谷 宗門は平成7年の11月、こんな事実無根のデマを、それも記者会見まで開いて、マスコミ各社に流した。そこで、学会を中傷する文書までバラ撒いた。
青木 まったくマスコミも大迷惑だ。
杉山 さらに同じ内容のデマ記事を書き殴った機関紙を135万部も大量発行。
 何とか社会的事件に仕立て上げようと、全国の公共機関や地方公共団体の首長や議員、法曹関係者等に送りつけた。
原田 突然、得体の知れない坊主どものデマ文書が送りつけられたんだ。
 私の友人の国会議員も何だ、これは∞頭がおかしいのか∞迷惑だ%凾ニ非難囂々(ひなんごうごう)だった。

弓谷 あまりにも悪辣なやり方なので、学会側は提訴した。
 その結果、1審(14年2月22日)では、宗門に対して400万円の賠償命令。さらに2審(15年2月12日)では、これに加えて「日顕本人」も賠償金を支払う判決が下った。この判決は最高裁でも確定している。
原田 裁判所がこのデマ事件は、日顕自身がけしかけた事件≠ニ認定したわけだ。
青木 日顕のやつも大慌てだったそうだ。
杉山 間違いない。何しろ、断罪の決定打になったのが、日顕が自分で書いたシアトルの「言い訳本」の内容だったんだから、大変だ。
弓谷 その通りだ。本の中で日顕は、デマ事件に自分が深く関係していることをハッキリ自分の口で証明≠オている。
 「万一そのような記録があれば、それは捏造されたものであると、直ちに断言できる人間がただ一人存在する。すなわちそれは、かく言う私・日顕である」
 「創価学会が記録を捏造し埋め込んだと宗門が信じ、当時そのような反論を発表したとしても、当然であろう」などと書いていた。
杉山 裁判では、この日顕の発言が重大な証拠になった。
 東京高裁の判決では「(日顕)が宗務院を指揮してこれを行わせた」として、日顕の「共同不法行為責任」を認定。日顕に宗門と連帯して賠償金を支払うことを命じたんだ。
原田 「シアトル」の言い訳をするつもりが、逆に自分が断罪される「引き金」になった。まったくバカ丸出しだ(爆笑)。
三井 だいたい、あの「言い訳本」を出した時の、あの日顕のはしゃぎぶりったら、なかったわね。
杉山 何でも、日顕は本山で信徒を前に元代議士から手紙が来た≠ネどと自慢気に話していたようだ。
青木 その自慢の本で断罪されているんだから、世話はない。「キジも鳴かずば打たれまい(無用のことを言わなければ、災いを招かないで済むことのたとえ)」とは日顕のことだ。
原田 日顕というやつは、いつも、こうだ。
 あの「シアトル事件」だって、ふつう裁判というものを知っていたら、訴えないよ。
 それを、わざわざ自分のほうで訴えたもんだから、あんな大恥をさらしたんじゃないか。
杉山 その通りだ。誰に入れ知恵されたか、けしかけられたか知らないが、日顕は宗門の代表役員だ。訴えることに許可を出したのは、当然、日顕だ。
 その結果、日顕本人が自分で裁判に3度も出廷。1審の東京地裁で敗訴。2審の途中で自分から訴えを取り下げるという不様な結果になった。誰のせいでもない。日顕が自分で墓穴を掘ったんだ。

青木 今回の第2次宗門事件だって、そうだ。平成2年12月の末に、突如、宗門は「C作戦」で学会を切った。
 はじめは誰が糸を引いていたのかハッキリしなかったが、やがて日顕本人が張本人だと分かった。
 それどころか「C作戦」と名付けたのも日顕だったと、死んだ河辺慈篤のメモで発覚した。
原田 日顕のやつは満を持して学会を切り捨てたんだろうが、謀略は大失敗。
 かえって自分のニセ法主、下劣な品行、銭ゲバ、未生怨の正体が発覚してしまった。
弓谷 ペテン師の山崎正友に頭を下げてワシに相承があったと認めてくれ≠ニ泣きついたことも、そうだ。
 山崎のやつが正信会の浜中和道をはじめ、自分でペラペラしゃべって、日顕の面子は丸潰れ。
 そのうえ、山崎に足元を見られ、一段と深く付け込まれる結果になった。
三井 ほんの数例を挙げただけでも、日顕は自分で動けば動くほど、墓穴を掘ってきた。自分の「舌」で自滅してきた。本当に、一つ残らず、大失敗じゃないの。
杉山 その最たる例の一つが、あの日顕の「言い訳本」ということだ。そもそも、他の人間が出すならともかく、一宗の法主ともあろう者が、自分のハレンチ事件の言い訳を、自分の名前で出すなんて愚の骨頂だよ。
 それすらも分からないほど、日顕は慌てふためいていたんだろう。結局、「ほら、言わんこっちゃない」という結果に終わった。
弓谷 いくら失敗しても失敗しても、同じ失敗を何べんでも繰り返す。
 日蓮大聖人は「はかなきを畜(ちく)といふ」と仰せだ。まさに日顕のことだ(笑)。
秋谷 これから先も日顕は、同じように失敗し、同じように墓穴を掘っていくにちがいない(爆笑)。

(2003.12.10. 聖教新聞)

 

<69>
出席者:青木理事長、原田副理事長、三井婦人部書記長、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 この1年間、あの『週刊新潮』は裁判で断罪の連続。「日本で最低最悪の人権侵害雑誌」の汚名が鳴り響いた。
青木 ちょうど1年前の12月に、あそこは学会が北新宿で地上げ♂]々のデマ事件で、学会に公式謝罪した。これも日本中で有名になった。
杉山 何しろ、学会側との裁判では、これまで新潮側は完敗、全敗だ。
 今、理事長が触れた「北新宿デマ事件」では400万円の賠償命令と謝罪広告。
弓谷 東京の東村山市の市議(当時)の転落死に学会が関わっていたかのようなデマを流した「東村山デマ事件」では200万円の賠償命令。
杉山 また、北海道在住の学会員、白山信之さんを人殺し呼ばわり≠オた「白山さん冤罪報道事件」は、110万円の賠償命令。どれも新潮側の完全敗訴で決着している。
弓谷 そしてまた「100万件に1件あるかどうか」と言われる「訴権の濫用」で却下された、あの「狂言訴訟事件」だ。
 平成12年5月の東京地裁での判決には「本件のような事実的根拠が極めて乏しい事柄について、しかも、スキャンダラスな内容のものをいたずらに報道されるいわれはない」と明確にあった。
原田 この前代未聞のデマ事件で、いちばん「いたずらに報道した」のも『週刊新潮』だ。裁判で『週刊新潮』の責任が厳しく糾弾されたということだ。
杉山 最近は、それが悔しくて、みっともない「負けた腹いせ」「八つ当たり」を繰り返している(笑)。
原田 そんな愚劣なマネをする前に、自分たちのデマ体質、捏造体質を猛省しろ! いくら裁判で負けても無反省、無誠実。そんな体質だから、今年は熊本県の医療法人から訴えられた裁判で、損害賠償金1980万円という、日本史上最高額の賠償記録を更新したんだ。
弓谷 会社の格付けも下落の一途じゃないか。信用調査会社のデータでも、今や「Cランク」だ。
三井 それに、デマ事件で社長本人が賠償命令までされている。また、書類送検もされている(後に告訴人が取り下げ)。編集長だけでなく、会社のトップの法的責任が問われるなんて「前代未聞」ですよ。

原田 あそこは同業者のはずのマスコミ界からも、つまはじきだ。
 今年になって「読売新聞」や「朝日新聞」からも訴えを起こされている。
青木 もう時代が違う。読者も「信頼」「正確」を第一義としている。活字に対して鋭い視点をもっている。厳しく見ている。
 デマ記事やデマの見出しや広告で、読者を騙して買わせようなんていう卑劣な手口は通用しない。
 それを、いつまでも社会を甘く見て、読者をナメてきたから、こういう結果になるんだ。
弓谷 先月24日付の「中国新聞」の記事にも載っていた。
 『週刊新潮』が最近、出している、学会中傷の記事についても当の新潮社には、ほとんど読者の反響がない≠ニ報じていた。
 おそらく読者は、今さら『週刊新潮』に意見をしても効果がないと判断したからだろう≠ニ書いてあった(笑)。
原田 いや、出版関係者の話によると、肝心の部数も全然、増えていないようだ。
青木 もはや「読者や社会から相手にされないデマ雑誌」か。
 『週刊新潮』が何を喚こうが、あがこうが、完全に社会から見捨てられてしまった。その動かぬ証拠だ。
杉山 あの雑誌は、11月9日の衆議院選挙の投票日の2週間前から、学会中傷の記事を出し始めた。交通機関の中吊り広告にも、狂ったようにデカデカと見出しを載せた。
弓谷 誰が見たって、選挙狙いで悪宣伝をぶつけてきたことは明らかだ。
原田 ところが、公明党は衆院選で大勝利。比例区では100万票も増やして、873万票という過去最高記録を打ち立てた。
 『週刊新潮』のドス黒い思惑は、完全に吹っ飛んだ(爆笑)。
弓谷 まあ、1年余りで19回も裁判で負けてたんじゃ、それも当然だ。
杉山 マスコミの生命線は「正確さ」だ。それが断罪され続けているということは、裁判所から「マスコミの名に値しない」と決めつけられたも同然だ。
 いい気になって「書き得」「書き逃げ」でデタラメばかり書き殴ってきたが、もう、そうはいかない。

原田 そういえば、社会の反応とは逆に、一人で『週刊新潮』に肩入れしているやつがいるな。
弓谷 「ニセ法主」の日顕だ(爆笑)。
杉山 何でも、先月の御大会(おたいえ)≠フ時、大石寺の対面所で「みんな『週刊新潮』を読んでいるか?」と開口一番、言い放った。そういう話だ(笑)。
青木 何だ、御大会で御書を読め≠カゃなくて裁判で負けっぱなしのデマ雑誌を読め≠ゥ(大笑)。
原田 いったい歴代法主の誰が、そんなバカなことを言ったか(笑)。
三井 そんなことを言っているから、今年も土砂降りで大失敗したのよ(大笑)。
杉山 その時、日顕は、こう続けたようだ。
 『週刊新潮』の今週号に関しては「もっとやれ」と言う投書が200通あった。3万円を送ってきたのもいる≠ネんて新潮社の内部事情≠得意げに話したようだ。
青木 あんまり嫉妬に狂って、本当に狂っちゃったんじゃないか(笑)。
杉山 それを聞いていた宗門の人間が、呆れ果てて伝えてきた。
青木 バカなやつだ。新潮と繋がっていることを、わざわざ自分の口で白状したわけか。
原田 これは重大だ。裁判に訴える時は、日顕も共犯者≠カゃないか。
三井 かたや「1年で19回も断罪されたデマ雑誌」。かたや「1年で2回も最高裁から断罪されたデマ法主」。その「デマ法主」と「デマ雑誌」が結託。また正体がバレたわね(笑)。
原田 「悪党は悪党同士で固まる」。これが悪の方程式だ。動きも構図も思惑も、全部、見破られている。
 あがけばあがくほど、もがけばもがくほど、蟻地獄のように落ちていくだけだ(大笑)。

(2003.12.11. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、森田ドクター部長、石川女性医学者会議副議長、三井婦人部書記長、杉山青年部長

秋谷 いよいよ冬も本番だ。年末にかけて何かと多忙な時期にもなる。不況の世相を反映してか、事件、事故も増えている。
青木 その通りだ。だからこそ我々は、一段と「健康第一」「無事故第一」で進んでいきたい。

秋谷 学会員は、これだけ激闘をしながら、広宣流布の活動においても、また社会でも、みな生き生きと活躍している。本当に守られている。
 池田先生は学会員は『目標』をもっている。『信念』をもっている。自分の生きがいをつくっている。法のため、人のため、社会のために尽くそうと生き抜いている。どれほど尊い、価値ある人生か≠ニ、よくおっしゃっている。本当にその通りだと思う。
青木 御聖訓に「年(とし)は・わかうなり福(ふく)はかさなり候(そうろう)べし」と仰せの通りだ。だから、生き生きとしている。日々、新鮮な生命で、希望に燃えて生きていけるんだ。
秋谷 ただ、肉体は、それぞれの人の体力の差がある。年齢の差もある。時に応じて休息をとったり、栄養をとったりと、良識的に、科学的に、賢明に対処していくことが大切だ。
青木 その通りだ。日蓮大聖人の時代は電気がなかった。電灯もなかったし、テレビもなかった。現代のように、夜の会合だってない(笑)。
 明かりが貴重だったし、夜は早く休んだ。そういう意味では十分に身体を休めることができた。体力もついた。
秋谷 現代は生活の時間帯自体も様々である。生活も不規則になりがちだ。その分、体調を自分で調整していかなければならない。
 強き祈りとともに、聡明な自己管理が肝要となる。
青木 結局、自分の健康は、自分で守っていかなくてはいけない。そのためには、自分自身の体力を知ることだ。それに応じて、体調を整えるとか、今日は早めに休もうとか、賢く判断していくことだ。
 池田先生も折々に「健康は、ある意味で、自分自身が医師≠ニなり、看護師≠ニなって、賢く守っていかなければならない」と指導されている通りだ。
三井 また周囲の人も温かく、互いに注意していくことですね。
秋谷 それでなくても、昔は身体を動かさなくては生活ができなかった。どこへ行くにも自分の足で歩いていった。今みたいに暖房も冷房もない。自然と身体も鍛えられ、頑健になった。
 今は時代が違う。車社会だから、あまり歩かない生活になってしまう。それだけに、健康に十分、注意して「令法久住(りょうぼうくじゅう)」のために生き抜かなければならない。
青木 池田先生は「とにかく『健康第一』だ。すべてを『幸福』の方向へ、『長寿』の方向へ、『内面充実』の方向へ、『無事故』で『無病息災』の方向へと進めていくための仏法である。
 『信心しているから大丈夫だ』ではない。信心しているからこそ、人一倍、健康に、無事故に気を配っていく。それが本当の『信心即生活』なのです」と、先日も語っておられた。
三井 本当に、その通りですね。

秋谷 そこで今回は、森田修平ドクター部長、創価女性医学者会議の石川てる代副議長にも参加してもらった。
 専門家の意見も交えて、年末年始の健康の留意点について語り合いたい。
三井 さっそくですが、冬は、他の季節と比べて病気が流行しやすい。統計的に見ても、冬に亡くなる人が多いと言われています。どうしてでしょうか。
森田 それは、やはり「寒さ」です。人間の血管というのは温度が低いと収縮して、血の流れが悪くなる。
 だから暖かい部屋から寒いトイレに行った際など、血圧が急激に上昇し、心筋梗塞や脳卒中などで倒れる人が多い。
石川 冬は入浴中に亡くなる人も多い。1月と7月を比較すると、1月の急死は7月の約3倍、心停止は約5倍という調査結果もあります。
青木 私も家では、ちょっと部屋を出たり、トイレに行く時なんか、必ず上着を羽織るようにしているよ。
三井 ああ、大事な心がけですね。それだけでも随分、寒さを防げる。
森田 冬は、とくに「風邪」に注意したい。これは多くのウイルスが「低温」と「乾燥」に強く、繁殖しやすいためです。
杉山 一番の予防法は何ですか。
森田 「低温」と「乾燥」が大敵なんですから、その逆を心がけることです。つまり、体を温かくして、のどや鼻などの粘膜に湿気を与えることが大事になります。
三井 最近は加湿器を部屋において、乾燥を防ぐ家庭も増えていますね。
石川 その際に注意したいのは「換気」です。今の住宅は暖かい空気が外に逃げないよう、すきま風を通さないような設計になっている。ところが部屋を密閉するとウイルスが溜まってしまう。
 ですから時間を決めて窓を開けるなど、換気のクセをつけることが大切です。
杉山 他に風邪の予防策はありますか。
森田 外から帰ってきたら、必ず「うがい」と「手洗い」をすることです。これが、なかなか出来ない(笑)。
石川 そうなんです。風邪のウイルスは1両の電車に風邪をひいた人が二人いれば車両中に広がる≠ニ言われる。それぐらい感染力が強い。
 目に見えなくても、手や体にはウイルスがくっついています。その手で食べ物を食べたら、ウイルスを口の中に運んでいるのも同じになっちゃう。
青木 おっかない話だね。
石川 だから、うがいが大切なんです。緑茶などで、うがいをすると、より効果的ですよ。お茶に含まれるカテキンには殺菌能力があるんです。紅茶でも効き目があります。
森田 手洗いは、水だけでも30秒間洗うと無菌になります。
三井 それは意外に知られていない話ですね。

杉山 風邪は、食生活も関係あるんですか。
石川 やはり冷たいものは取りすぎない方がいい。
 冬は気温が低いので、鍋や煮込みうどん、シチューなど、なるべく温かいものを食べるのがいいようです。立ち上る湯気も、のどや鼻に湿気を与えてくれますし。
森田 あんかけや葛湯など、とろみのあるものも、体を温めるのに効果的ですよ。
青木 大聖人が「飲食(おんじき)節(せつ)ならざる故(ゆえ)に病(や)む」「食(しょく)は命(いのち)をつぐ」と仰せの通りだ。食べ物は大事だ。
石川 栄養面からいうと、ビタミンA、C、Eを、きちんと取ることが大切です。というのも、鼻や、のどの粘膜を保護して、ウイルスの侵入を防いでくれるんです。
 そうしたビタミンは、緑黄色野菜やレバー、果物、魚介類に多く含まれています。
秋谷 それに年末年始は帰省や旅行をする人も多い。
 生活のリズムも乱れがちになる。夜ふかしや暴飲暴食などにも十分、注意したい。
石川 女性のなかには帰省先でホッとしてしまうのか、リラックスしすぎて風邪を引いてしまう、というケースがあります。
 また妊婦さんなどでも、正月のおせち料理の食べ過ぎで、体重が増えてしまう方が少なくない。
森田 正月料理といえば、毎年、お年寄りなどで、お餅をのどに詰まらせて亡くなる人がいます。これも周囲が十分、注意していきたい点ですね。
杉山 忘年会や新年会の席での酒の飲み過ぎも要注意だ。酔っ払って、いい気分になり、寒い戸外に飛びだして、車にひかれてしまった――そういう事件も報道されている。
青木 愚かではいけない。学会の組織は「忘年会は禁止」だ。
 身体も心も、油断すると「魔」がつけ込む。とくに、これからの季節は要注意だ。
三井 休みの間に英気を養うのは当然として、健康、無事故にだけは、最善の注意を払っていくべきですね。

(2003.12.12. 聖教新聞)