正義と勝利の座談会

 


 51  52  53  54  55  56  57  58  59  60

 

<51>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、松村副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 最近、あの日顕一派は、敗訴、敗訴の連続だ。脱講と同じで、全然、勢いが止まらない(笑)。
杉山 日顕一派の山崎正友も、自分が書いたデマが断罪されて裁判で2連敗した。
弓谷 その通り。静岡地裁沼津支部では3月17日、山崎のデマを断罪し、50万円の賠償を命令。さいたま地裁でも3月25日、山崎に30万円の賠償命令が下っている。
原田 おまけに、この日は、日顕宗と結託している竜一派が起こしていた裁判も惨敗した。
松村 その通りだ。元都議の竜年光が学会の会館に課税しろ≠ネどと難癖をつけて東京都知事らを訴えていた裁判で敗訴したんだ。
杉山 学会は宗教法人じゃない≠ネどとバカなこと言っていたが(笑)、それもバッサリ切り捨てられた。東京地裁民事第3部が、竜一派の請求を却下・棄却した。
青木 もう宗門は何をやっても、うまくいかない。かえって墓穴を掘るばかりだ。
 宗内も派閥争いでバラバラ。内部から腐り、崩壊が始まっている。
秋谷 御聖訓に「師子(しし)を吠(ほう)る犬は腸(はらわた)くさる」と仰せの通りの姿だ。仏法の因果は、厳然と結果が出る。本当に厳しい。
青木 学会の正義と真実は裁判でも厳然だ。

原田 日顕が巡らしてきた陰湿、陰険な謀略は、全部が全部、大失敗した。
杉山 日顕宗は「この2年余りで7回も最高裁で敗訴」してしまった。この敗訴が原因で、各地で脱講が止まらなくなっている。「宗門が、こんなに断罪されているとは知らなかった」といって、どんどん辞めている。
青木 「全国の脱講数は5000人を超えて1万人に近づいている」と見る人もいる。
弓谷 だいたい日顕が、そもそも法主としての相承を受けていたという具体的な証拠は何もない。これまで裁判で問題になった時も、一度も証拠が出たことがない。
杉山 改革僧侶が訴えて日顕一派の敗訴が確定した3件の裁判でも、そうだった。日顕の相承疑惑が致命傷になったじゃないか。
弓谷 裁判で改革僧侶側は日顕は相承のないニセ法主だ。だから正当な管長でもない。当然、住職を罷免する権限などない≠ニ主張した。
 その結果、日顕一派は敗訴した。
杉山 本年2月には、あの「芸者写真」裁判で日顕宗が最高裁で敗訴(2月24日)。
松村 昨年も改革僧侶が日顕本人をデマで訴えていた裁判で日顕に対して30万円の賠償命令が確定した(7月15日)。
弓谷 さらに「シアトル」をめぐるデマ事件では、日顕本人の責任を認定して宗門と連帯して400万円の賠償命令を下した判決が確定(9月9日)。
杉山 年末には大石寺が遺骨を大量に不法投棄していた事件をめぐる裁判で、日顕が代表役員を務める大石寺に総額200万円の賠償金の支払いを命じる判決が確定している(12月19日)。
弓谷 大石寺は遺骨を捨てた∞大石寺の遺骨投棄は違法≠ニ明確に断罪されたんだ。日顕宗が、どれだけ悪辣な宗派であるか。もう明々白々だ。

松村 一昨年は1月から2月にかけて、3つの裁判で日顕宗側の敗訴が最高裁で確定した。
原田 日顕宗が改革僧侶の中島法信住職(愛知・妙道寺)、山本辰道住職(岩手・常説寺)、渡辺慈済住職(神奈川・大経寺)に寺の明け渡しを求めた裁判だ。
 全部、日顕の「相承疑惑」が最大の焦点となって日顕宗側が敗訴したものだ。
弓谷 結局、日顕本人が2回、敗訴。日顕が代表役員を務める大石寺や宗門も敗訴。おまけに日顕の相承疑惑が原因で敗訴。末寺の坊主や檀徒の事件じゃない。どれもこれも日顕本人が深く絡んでいる裁判ばかりじゃないか。
秋谷 しかし日顕は魔性だから、相承疑惑が原因で最高裁で3敗しても法主を辞めようとしない。自分本人が断罪されたって、責任を取ろうともしない。
 かえって「独裁体制」を強化して恐怖政治を敷く。宗門は、どんどん狂っていく(笑)。

杉山 そもそも日顕に法主の資格があるのか、ないのか――これを論じることは正当な言論活動だ。
松村 その通りだ。あの「芸者写真」裁判の判決にも、こう書いてある。
 これまでの宗門の歴史においても、時の法主が教義違背を犯したり、個人的不祥事を起こした時に、宗内僧俗から法主たる資格を問題にされ、退座に追い込まれた事例もあり、そのような法主が退座するのは当然とされてきた。
 そして当代の法主に対し、その資格を問題にする言論をなしたり行動をしたとしても、それは宗門を思うための行動でありこそすれ、宗門自体に対する攻撃とは誰も考えていなかったことが認められる≠ニ明確にある。
青木 明快かつ正論だ。学会がやってきたことが、いかに正義か。仏法を守るための戦いか。
 もう誰が見ても明らかだ。

(2004. 3.31. 聖教新聞)

 

<52>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、松村副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 前回、日顕一派が2年余りで「最高裁から7度も断罪」された話が出た。
青木 昨年なんか日顕本人が最高裁で2度も断罪された。衝撃的だった。皆が、ニセ法主であることを心から納得した(笑)。

松村 まず改革僧侶の池田託道住職(滋賀・世雄寺)が日顕のデマ発言で名誉を毀損されたとして訴えていた裁判。
 この裁判で最高裁は昨年7月、1審、2審の判決を支持し、日顕側の上告を棄却。日顕の敗訴が確定した。
弓谷 日顕本人のデマ発言が最高裁で断罪されたんだ。これは極めて重大な事実だ。
杉山 判決によれば日顕は池田住職が、同僚の僧侶に電話をかけて、離脱するように勧誘していた。5000万円の金をもらえるから離脱しろという誘いを頻繁にかけている≠ネんて大ウソをついた。
松村 当然、裁判では日顕の発言が真実かどうかが重大な問題になる。
 ところが不思議なことに日顕側は、法廷で日顕の発言の内容は真実だ≠ニいう主張は全くしなかった。
原田 あまりにも明白なデマだったからだよ(笑)。
松村 判決では日顕の発言は、こう断罪された。
 「原告(=池田住職)を名指しした上、原告を含む複数の者が金をもらって日蓮正宗の宗門を離脱して、さらに、金を出して宗門離脱を勧誘しているとの事実を指摘しているものと認める」と明確に認定した。
 そして日顕の発言は「原告(=池田住職)の名誉を侵害する違法なものと評価するのが相当である」とバッサリ断罪した。
青木 日顕の発言は違法≠ニ明確に判決文に書かれているんだな。これは重大な事実だ。
松村 これ以外にも判決は「被告(=日顕)の主張は採用できない」「適法な発言と認めることはできない」「この点に関する被告の主張も採用しない」等々、バッサバッサと日顕側の言い分を切り捨てている。
杉山 1審で敗訴した日顕は、結局「発言の内容が真実である」とは主張しなかった。
 そのくせに日顕側は2審で、こんなことを言い出した。なんと日顕の発言が違法だとして裁判所が断罪するのは憲法違反だ≠ネんて難癖をつけてきたんだ。
青木 もう破れかぶれだな(笑)。
松村 その通り。日顕は発言は教団内部での指導だから、絶対的な自由が保障されるべきだ≠ネんて言い張ってきた。
弓谷 バカバカしい。宗門の内部での発言なら「ウソでもデマでも何を言っても許される」とでも言いたいのか?
原田 そんなことを日蓮大聖人が、おっしゃったのか。御書のどこにあるんだ? 誰が言いだしたんだ?
弓谷 御聖訓には「十悪」のうち口にまつわる四つは「妄語(もうご)・綺語(きご)・悪口(あっこう)・両舌(りょうぜつ)」と厳然と仰せだ。
青木 日顕は全部、当てはまるな(笑)。
松村 もちろん裁判でも、日顕側の妄言は通用しなかった。
 判決でも「(日顕側の)主張は失当である」と一蹴された。
秋谷 当たり前だ。
杉山 しかも日顕は改革僧侶を中傷した時に、こんなことを言っていた。
 「金で転ぶ者は、必ず、金なんてものは、いくらあったってだね、不義の金は絶対に身につかない。これは、絶対に本当だ。終いには、地獄・餓鬼・畜生のような憂き目を、必ず今生に、生きている間に経験し、死んでからが、本当にすごい地獄に堕ちる」(爆笑)。
弓谷 なんだ、全部、日顕のことじゃないか。バカバカしい(笑)。
原田 困窮する末寺坊主を尻目に、自分たちだけは贅沢三昧。東京・渋谷の1等地の豪邸に住みついたり、何千万円も使って海外に遊びに出かけたり。やりたい放題じゃないか。
青木 「金で転ぶ」どころか「金で狂う」だ(笑)。
秋谷 その結果が、どうだ。
 80歳を越えても、裁判では断罪の雨あられ。
 おまけに、いつまでも「ニセ法主、ニセ法主」と言われ続けて「除歴」に怯えきっている。未来永劫に皆から笑われる。今の姿は、まさに「地獄の日々」じゃないか。

青木 日顕本人が断罪された裁判が、もう一つあった。
弓谷 日顕の「シアトル事件」に絡んだデマ事件で、日顕本人に対して宗門と連帯して400万円の賠償命令が確定している。
杉山 こんなデマ坊主が法主だなんて、普通の団体だったらあり得ない。即刻、クビだよ。一宗のトップが、デマ事件で2度も断罪されるなんて重大事件だ。
松村 しかも、この事件で日顕本人が断罪されたのは、ほかならぬ日顕がデマ騒動を指揮した≠ニ裁判所が認定したからだ。
弓谷 宗門側は、この事件は日顕とは無関係だと主張していた。ところが、日顕本人の発言が決定的な証拠となって、ことごとく崩れさっていった(大笑)。
松村 その一部を紹介しよう(笑)。
 日顕は、末寺の集まりで「ないものをあると発表したのですから、そこには何らかの謀略があったはずであります」と明言していた。
 また自分で書いた本では「万一そのような記録があれば、それは捏造されたものであると、直ちに断言できる人間がただ一人存在する。すなわちそれは、かく言う私・日顕である」と書いていた。
原田 いくら手下の坊主が必死に言い訳しても、当の日顕が全部、自供≠オていた(笑)。
松村 結局、判決では阿部は宗門の代表者、管長として、宗務院を指揮して(デマ)報道を行わせたものと評価するほかない
 名誉毀損の不法行為について宗門とともに共同不法行為責任を負う≠ニ明確に糾弾した。
秋谷 ここでも日顕は、自分で墓穴を掘ったんだ。
青木 自業自得だ。いつだって、そうだ。
 学会に嫉妬して、あっちこっちで裁判を起こし、悪辣なデマで学会や改革僧侶を中傷してきた。その結果が、裁判での相次ぐ断罪だ。
松村 それに12月には、大石寺が遺骨を大量に不法投棄していた事件をめぐる裁判で、大石寺に計200万円の賠償を命じる判決が確定した。
弓谷 日顕が代表役員を務める大石寺について大石寺の遺骨投棄は違法≠ニ明確に認定された。どれほど日顕が極悪の坊主か、よく分かるじゃないか。
杉山 日顕は、今年の1月も「唱題行」で1ヵ月もの間、休みなく毎日、祈っていた。
 しかし、その結果が、どうだ。祈れば祈るほど、裁判で敗訴するばかりじゃないか。
原田 御本尊が厳しく裁かれたんだ。
秋谷 日顕には信心がない。信心の血脈もない。だから日顕の祈りは叶わない。
 論より証拠だ。「2年余で7回も最高裁で敗訴」という重い現実を見れば明確だ。

(2004. 4. 2. 聖教新聞)

 

<53>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 国会で公設秘書制度の見直しが論議されているな。
杉山 新聞各紙も連日、この問題を取り上げている。
 事は政治全体に対する信頼の問題である。政治家が、よって立つ政治の土台が腐っている。有効な規制が早急に必要だ=i毎日新聞)
 秘書給与の詐取事件が後を絶たないのは、国会議員が秘書給与を秘書の労働の対価でなく、国から議員に支払われる雇用手当だと思いこみ、私物化してきたことに原因がある=i読売新聞)
弓谷 また改正が小手先の手直しにとどまるのなら、今後も秘書給与をめぐる捜査当局と議員や秘書の「いたちごっこ」を続けるしかない=i朝日新聞)等々、各紙とも厳しく論じている。

杉山 先月、民主党の両院議員総会長までやった佐藤観樹前衆院議員が、公設秘書の給与を騙し取ったとして逮捕された事件。これが見直し論議を加速させたようだ。
原田 言語道断の悪質な事件だったな。佐藤容疑者は約3年にわたって、国から支払われている秘書の給料1700万円余りをネコババしていたんだ。
弓谷 佐藤容疑者は先月29日に起訴された。
 秘書の名前だけ使って実際は仕事をさせず、国から給与だけ騙し取っていた。いわゆる「名義貸し」をやっていた。
青木 国会議員にあるまじき、悪辣千万の手口だったな。
杉山 その後の警察の調べで、一連の詐取事件が、一貫して佐藤容疑者の主導で進められていたと分かった。
原田 本当に悪い議員だったな。
弓谷 そもそも佐藤容疑者が元秘書を雇ったとされる期間は、平成12年6月から15年4月までだ。
杉山 この間、民主党の山本譲司元衆院議員が秘書給与の詐取で逮捕。さらに社民党の辻元清美元衆院議員のネコババ事件も発覚している。
秋谷 要するに秘書給与の流用が社会問題になっている最中にも、佐藤容疑者は平然と不正行為を続けていた。極めて悪質な犯行だ。
杉山 読売新聞も秘書給与をめぐる詐欺事件で立件された国会議員は過去に4人いるが、悪質さという点で佐藤容疑者のケースは際立っている≠ニ厳しく指摘していた。
原田 一体、どこまで国民をバカにする気だ!
弓谷 それに佐藤前衆院議員といえば、選挙や政治資金を所管する自治大臣と、警察行政を所管する国家公安委員長まで務めた人物だ。その罪は極めて重大だ。
青木 いまや公設秘書をめぐる不祥事は、政治不信の「元凶」だ。もう国民もウンザリだ。
原田 与党、野党を問わず、全国会議員が一致団結して、早急に公設秘書制度の改革を断行すべきだ。国民の政治への信頼を一刻も早く、取り戻すべきだ。

杉山 いま、与野党で議論されている見直しの大きなポイントは二つだ。
 一つは「公設秘書の親族採用」の問題。もう一つは「公設秘書からの寄付」の問題だ。
青木 いちばん議論が分かれているところだな。
弓谷 親族採用については、現在、与野党間で「配偶者の採用は禁止」で合意している。
杉山 当たり前だ。公明党は、さらに「父母、子、兄弟姉妹の採用を禁止する」と主張し続けてきた。この際、そういう思い切った改革が必要だ。
原田 まったくの正論だ。
 公明党は現在、衆議院、参議院の全国会議員の中で、3親等内の親族を公設秘書にしている議員は一人もいない。
弓谷 他の職を兼ねているような公設秘書も一人もいない。
秋谷 我々も以前から、親族秘書は廃止すべきだと、ずっと言い続けてきた通りだ。
 現実に、このような腐敗の温床になっているからだ。
杉山 ところが野党第1党の民主党は、衆参の国会議員240人余りのうち、約4分の1にあたる議員が親や子などの親族を公設秘書にしている。
原田 この不景気に議員の女房や娘や息子まで、国民の税金で丸抱え。国民から見れば、とんでもない話だ!
 庶民の感覚、感情から完全に懸け離れている。
弓谷 しかも民主党のなかには少しでも金が入る方法だ≠ネどと平然と言い放っている議員もいる。
 産経新聞でも報道していたよ。
青木 これだけ「親族秘書が不正の温床」と言われ続けているのに、まだ分からないのかね。
杉山 アメリカやドイツだって、公設秘書に配偶者や一定の親族を採用することは明確に禁止されている。
弓谷 アメリカで10年間、上院議員のスタッフとして働いていたダニエル・ボブ氏も読売新聞で論じていた。
 議員の家族が議員事務所で有給で働くことは、めったにない。身内を優遇していると有権者から悪く思われ、選挙で落選するリスクを被るからだ≠ニ厳しく指摘していた。
原田 本当に正しい。当然の指摘だな。
秋谷 ともかく、公明党は政治腐敗、堕落を正してもらいたい。今こそ団結して、国民のための改革をやってもらいたい。
 そうでないと、我々が支援している意味がない。

(2004. 4. 3. 聖教新聞)

 

<54>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

弓谷 前回は、国会議員の公設秘書制度について語り合った。
 いま、与野党間で見直しが論議されている問題だ。
杉山 そのポイントの一つは「公設秘書の親族採用」だ。
 「親族秘書」が不正の温床になっている現状があるからだ。

弓谷 もう一方の焦点になっている「公設秘書からの寄付」の問題。これも与野党間で「秘書から議員の所属政党・政治団体への寄付を禁止する」と合意した。
杉山 これは秘書給与の流用がバレると秘書から自発的に寄付を受けた≠ニ姑息な言い逃れをする議員が多いからだ。
秋谷 議員と秘書というのは上下関係だ。それが実態だ。
 議員に「自発的にやった」と言え≠ニ命じられれば、秘書は従うしかない。寄付の禁止は当然だ。
青木 だいたい秘書が本当に自分の意思で議員に寄付をしたかどうかなんて、どうやって調べるんだ?
 真相は誰にも分からないじゃないか。
弓谷 ところが、これに唯一、猛反対したのが共産党だ。
杉山 共産党は事実上、秘書給与の一部を党に献金させることを制度化している。
 それで「秘書からの寄付禁止」に反対しているんだ。
青木 共産党にしてみれば、公設秘書の給与は大事な財源∞政治資金≠ニいうわけか。
 しかし、これは大多数の国民の支持は得られないよ。
原田 それに与党案では「秘書の寄付禁止」に違反した場合の罰則規定を盛り込むことも主張していた。
秋谷 当然だ。そうでないと形骸化する。
弓谷 ところが民主党が、この罰則規定に反対したんだ。
青木 おかしな話だ。罰則がなければ、ちっとも歯止めにならないじゃないか。
原田 だいたい秘書制度の罰則規定が一番、必要なのは民主党だろ。皆が言ってるよ。
杉山 それどころか民主党は「秘書給与のプール制」の導入を主張している。
弓谷 これは国が議員に秘書の給与を一括して支払い、秘書の数や給与額などを全部、議員の裁量に任せる方法だ。
原田 それじゃあ、ますます議員の権限が拡大するだけじゃないか。
杉山 実際、プール制は「違法行為を追認するだけ」という批判が強い。
弓谷 衆議院の秘書協議会が猛反対しているほか、衆院議長の諮問機関「国会議員秘書に関する調査会」も「導入すべきではない」と結論している。
秋谷 当たり前だ。結局、政治家自身の「お手盛り」じゃないか。

青木 とにかく「不祥事」といえば、いまや民主党の代名詞だ(笑)。
 議員、秘書の問題は、民主党ばっかりじゃないか。
弓谷 最近の民主党の秘書をめぐる事件を見ても、ひどいもんだ。
 給与ピンハネ、覚醒剤・大麻所持、出資法違反、駐車違反の身代わり出頭、傷害、住居侵入、痴漢、贈賄、選挙買収‥‥もうキリがない。
杉山 公明新聞にも出ていたが、民主党の議員・秘書の刑事事件の逮捕者は、この4年間で24人にも上っている。
原田 そんな体たらくだから、民主党の支持率も昨年の衆院選直後の半分にまで急降下だ。
 毎日新聞でも報じていたよ。
青木 他党や支持団体の悪口を言う前に、民主党の菅代表は、もっと「内部改革」をすべきじゃないのかね。

弓谷 そういえば菅氏の側近と言われる東京の長妻昭衆院議員にも、秘書給与疑惑が報じられているな。
原田 秘書給与のピンハネで実刑判決を受けた山本譲司元衆院議員も、菅氏の元公設秘書だった。
青木 なんで菅氏に近い人間ばかりから、秘書給与の疑惑が多発するんだ。不思議だな(大笑)。
杉山 山本元衆院議員といえば、昨年2月に公表した「手記」の中で、秘書時代に自分の給与の一部が菅事務所の経費になっていたと暴露していた。
弓谷 これに対して菅氏は、大慌てで「調査中」と答えていたな。
杉山 しかし1年以上も経つのに、菅氏からの「調査結果報告」は、いまだにない。
 全然、音沙汰なし、だ。
青木 党首自身が、そんないい加減じゃ、どうやって党内の不祥事の調査ができるんだ?
弓谷 もっと真剣に取り組むべきだ。
 民主党といえば、先月31日にも、昨年の衆院選挙での選挙違反事件で、支援組織幹部に有罪判決が下ったばかりじゃないか。
杉山 宮城県選出の衆院議員二人にからむ事件だ。
 このまま有罪が確定すれば、両議院も連座制の適用を求められると見られる。議員を失職する可能性も強まった。
原田 党幹部、執行部の責任は重大だな!
秋谷 とにかく本来、政権を監視すべき野党第1党が不祥事を続発している。国民の「政治不信」が高まるのも当然だ。
杉山 政権獲得なんて夢のまた夢=\―そう言われたって、しかたがないよ。
原田 7月の参院選を控え、有権者も政治家・政党の一つ一つを厳しく、鋭く見ている。
青木 何よりも、まず政治家の「不祥事の撲滅」だ。与党も野党も、総力を挙げて取り組むべきだ。
弓谷 まったくだ。それこそ国民の「厳命」だ。

(2004. 4. 5. 聖教新聞)

 

<55>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 我々が支援する公明党は、この春も「勝利また勝利」の大前進だ。
弓谷 3月28日に行われた統一外地方選挙でも、見事に完勝した。
 岩手県北上市、千葉県鴨川市、岡山県備前市、福岡県飯塚市をはじめ、22の市町村議選で「全員当選」を勝ち取った。
杉山 今月4日に行われた、広島県・音戸町、奈良県・広陵町の町議選も、大勝利だった。

弓谷 これで公明党は、統一外地方選挙で実に「97ヵ月連続の完勝」だ。まさに「破竹の勢い」だ。
秋谷 すごいことだ。公明党の議員は本当に幸せだ。いよいよ、これからが、支持者の大恩に「死力を尽くして」報いる時だ。
 支持者のために、国民のために、必死で戦うべきだ。それでこそ公明党の議員じゃないか!
原田 その通りだ。公明党の全議員、そして議員OB、職員、家族が、今こそ先頭に立って動くことだ。
青木 それでこそ、新しい支持も広がる。もう、それしかない。

杉山 選挙といえば、いまだに学会の支援活動について政教一致≠ネどと「古くさい」「下らない」「愚劣な」「低級な」バカ騒ぎをしているのが一部にいるようだ。
青木 バカバカしい!
 学会と公明党の関係を政教一致≠ニ難癖つけるほうこそ「信教の自由」「結社の自由」「政治参加の平等」への侵害だ。憲法違反≠セ。
 ちょっとでも、まともに憲法を勉強すれば、誰だって分かることだ。
弓谷 そういう、バカもバカなタワゴトを喚く議員に限って、立正佼成会とかの支援を受けている(笑)。
原田 凶悪な恐喝事件を起こした山崎正友や嫉妬に狂った日顕の一派に接近しているという噂もある。
 狂っているとしか言いようがないよ(笑)。
秋谷 結局、醜い議席狙い、票狙いだ(爆笑)。政策で勝負できないからだ。
杉山 なかには、つい数年前に公明党の理念は素晴らしい≠セの学会は素晴らしい≠セのと、さんざん言っていたのもいるな(笑)。
青木 国民は、そういう卑劣、愚劣な手口には、飽き飽きだ。

原田 その通りだ。そもそも、憲法20条にある「政教分離の原則」の「政」とは「国家」のことだ。「国家と宗教の分離」「国家が宗教に対して中立であること」を定めたものだ。
弓谷 英語でも「政教分離」のことを「セパレーション・オブ・チャーチ・アンド・ステート(=国家と教会の分離)」という。
 「政治」と「宗教」の分離を言っているんじゃない。
杉山 政教一致≠ニいうより国教一致≠ニいうほうが的確だ。
 この民主主義の国で、そんなこと現実にありえない。
青木 そもそも学会は「正教分離の原則」を最も大事にしてきた。一貫して、最も擁護してきた団体だ。
 あの軍部権力と国家神道の癒着の弾圧に対して「信教の自由」を守るために戦い抜いたのも学会だ。そのために初代、2代の会長は投獄。初代会長は獄死した。
秋谷 いわゆる政教一致≠フ暴挙に対して、徹底して戦ってきたのが、学会だ。歴代会長の歴史であり、原点だ。
青木 だから、圧迫されれば圧迫されるほど、学会は逆に強くなってきた。

原田 そもそも、日本政府も公明党の結党以来、一貫して公明党の政権参加は、合憲である≠ニいう見解を示してきた。
秋谷 当たり前だ。そうでなければ、誰も何も言えない恐ろしい国になる。
原田 内閣の「憲法の番人」といわれる、歴代の内閣法制局長官も、国会で明確に答弁している。
弓谷 常識のなかの常識だ。
 宗教団体が支援している政党が政権に参加しても、憲法の正教分離の原則に違反しない=i平成11年7月、大森政輔長官)
杉山 宗教団体と密接な関係にある政党の候補者が、当選し、国政を担当するにいたる場合でも、憲法上、問題を生じない=i同年12月、津野修長官)等々、ハッキリと断言している。
青木 結局、あまりに学会が素晴らしく、偉大な発展をしているのが妬ましい。
 自分たちの思うようにならないから、権力を使ってバカなことを言い出すんだ。
弓谷 ましていわんや後ろ盾が佼成会≠セよ(爆笑)。
秋谷 本当に日本は「政治3流国」だ。いや「4流、5流」だろう。
 国民からも見放され、外国からバカにされるわけだ。

(2004. 4. 6. 聖教新聞)

 

<56>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 公明党が連立政権に入って4年半が経ったが、その間、日本の政治は大きく変わった。「前進」した。
 そういう声を、あっちからも、こっちからも、聞くようになった。
杉山 福田康夫官房長官も昨年11月、こう語っていた。
 「(公明党は)平和主義とか、国民一人ひとりの考え方を大事にするとか、弱者の観点といった自民党に不足しがちな視点で、国民のニーズを細かく拾い上げてくれている」
 「私は4年間にわたり連合体をつくって、与党を組んでやってきたことは良かったと思う」等々、高く評価していた。
秋谷 公明党は、立党以来「政治浄化」を掲げてきた。
 腐敗、堕落の議員を根絶するのは、公明党の使命だ。
 どこまでも厳しく、強く、政治改革を断行してもらいたい。
青木 その通りだ。それが国民の期待だ。
弓谷 現実に公明党が与党になってから、数多くの政治改革が実現している。
 たとえば、政治の腐敗防止では「あっせん利得処罰法」。これも公明党の主導で2000年11月に成立した。政治家が公共工事などの「口利き」の見返りに、報酬を受け取ることを厳しく禁止した。
杉山 さらに一昨年7月には、処罰の対象に「私設秘書」も加えるように、法律を改正した。
原田 この「あっせん利得処罰法」は「自社さ政権」では、つくろうとしても、逆立ちしても、できなかった法律だ。
秋谷 各界からも「腐敗政治」根絶への歴史的な一歩≠ニ高く評価された。
杉山 だが、まだまだ与野党ともに、法の「網の目」をくぐって悪事を働くやつらがいる。
 これからが正念場だ。どんどん公明党は戦うべきだ。手厳しくやるべきだ。
弓谷 その通りだ。それが国民の声だ。とにかく議員に対して、国民は厳しく見ている。新聞でもテレビでも、連日連夜、報道されているじゃないか。

青木 公明党の活躍で、今まで、全く見直されなかった「政治家の特権」にも、ようやく風穴があいてきたな。
弓谷 まず、永年勤続議員の特典廃止! 一昨年4月から、勤続25年以上の国会議員に対する「特別交通費(月額30万円)」と「肖像画製作費(100万円)」の支給が全廃された。
杉山 それに昨年1月からは「勤続50年以上の議員に対する憲政功労年金(終身、年間500万円)の支給」も完全に撤廃された。
秋谷 あまりにも遅すぎた。
 しかし、どっちも、公明党が与党に入ったからこそ実現した、歴史の成果だ。
弓谷 まだまだある。国会議員の歳費も、2002年度から「1割削減」された。これは、2004年度も継続されることになった。
杉山 これら一連の改革だけでも、年間約19億円もの税金の節約になる。
青木 「庶民感覚」で見れば、当然の改革だ。こういうのは、国民、支持者に言われるまでもなく、公明党の議員が決然、敢然と声を上げ、決行すべきことじゃなかったのか。
原田 まだまだ甘い。国会議員の特権は、まだまだこんなものじゃない。
 これからも、どんどん厳しく見直すべきだ。
秋谷 そもそも、政治も宗教も「万人の幸福」のためのものだ。
 宗教と政治は、そのための同志≠セ。その宗教が、人のため、社会のため、国のためを真剣に思うならば、政治を無視するわけにはいかない。学会が政治に参加するのは当然だ。
青木 学会が「生きた宗教」である証じゃないか。

弓谷 まさしく国民の一人として、政治に関わる。社会に発言し、行動する。それがないのは「死せる宗教」だ。いや、もはや「死せる政治」「死せる国」だ。
原田 日本には、そういう「死んだ宗教」「宗教の死骸」が多すぎるな。
弓谷 あのクソ日顕宗なんか狂気じみた金集めだけで、社会に何の貢献もしない。しようともしない。できない。
 それどころか、悪辣な反社会の事件ばかり起こして、裁判で次々と断罪されている。
青木 何しろ「2年余で最高裁から7回も断罪」だよ。
 今じゃあ裁判所でも、すっかり有名のようじゃないか(爆笑)。

(2004. 4. 7. 聖教新聞)

 

<57>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 宗教が政治に関わるのは当然だ。民主主義の基本中の基本だ。
弓谷 アメリカ・デンバー大学のナンダ副学長も、語っている。
 「宗教は、政治であれ、教育であれ、日々の生活であれ、それぞれの分野で善を行うことを、人々に促すもの」であると強調していた。

秋谷 いかに学会の前進が理想的か。日本の最先端か。
 そもそも、社会における学会の活動は、何も政治だけじゃない。学術、文化、教育等々、幅広い分野で活動し、価値を創造している。
弓谷 その通りだ。創価大学、東京富士美術館、民音(民主音楽協会)をはじめ、国内外に数々の機関を設立。ありとあらゆる分野で貢献している。政治は、その一つだ。
秋谷 かつて戸田先生は、こう語られた。
 学会は政治のための政治をするのではない。あくまでも日本の民衆の幸福のために戦う。政治は、そのための一つの手段だ≠ニ明言された。
弓谷 日本の政治家なんか、いまだに「政治のための政治」に血眼じゃないか。
杉山 いや「選挙のための政治」「自分の議席と、親族と、利害関係のある連中のための政治」だよ。
青木 先哲の言葉に「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える」とある通りだ。
弓谷 だから国民一人一人が政治家を監視し、見極めていく必要がある。

原田 政治は、政治家のものではない。国民のものだ。「主権在民」じゃないか。
 一人一人の市民が積極的に参加してはじめて、健全な政治が成り立つんだ。
秋谷 学会の政治参加は、政治を庶民の手に取り戻す活動でもあった。
 現実に、その通りになってきた。それでこそ民主主義じゃないか。
原田 宗教団体だから政治に口を出すな≠ネんて言ったら、暗黒時代だよ(笑)。
青木 宗教こそ平和のため、人々のため、社会のために、積極的に貢献すべきじゃないか。
弓谷 この座談会では、何度か「憲政の父」尾崎行雄(咢堂)氏の話が出た。
 その尾崎氏の活躍の陰には「ひたむきな有権者の支え」があったと言われる。
杉山 尾崎氏を研究する多くの学者が、その点に注目している。
青木 日本大学の青木一能教授も、こう指摘している。
 尾崎行雄の支持者は、手弁当で選挙応援をし、演説会にお金を払ってまで集まった。
 その有権者の意識を、いま我々は改めて知らなくてはならない。
 彼らは尾崎に何の利益も要求しなかった。そのことで尾崎の視点を、常に日本と世界のレベルに向けさせたのである≠ニ訴えている。
原田 「手弁当で選挙を応援し」「何の利益も要求しない」――まさに学会員の姿じゃないか!
青木 そういう支持者に支えられているから、公明党には、しがらみがない。既得権益にも、しばられない。
秋谷 だからこそ、本当の「国民のため」の政治ができる。思い切った改革を推進できる。

原田 とにかく、公明党が与党である意義は大きい。「政治とカネ」の闇に、一段と鋭くメスを入れてもらいたい。政治を国民の手に取り戻してもらいたい。
 そういう期待の声が、どんどん高まっている。
弓谷 早稲田大学の西川潤教授も庶民感覚を持ち、クリーンな公明党が、連立政権に参加したことは、重要な意味がある≠ニ大いに期待しておられた。
杉山 そのうえで「創価学会が公明党を支持していることを捉えて、やれ宗教が政治を乗っ取るかのように言うのは、あまりにオーバーであり、現実とかけ離れています。そうした主張が、実は日本の政治の健康な発展をどれほど害していることか、憂えざるを得ません」と語っておられたね。
青木 「狂った嫉妬」の日本だ。
 学会のことも、宗教のことも、よく分からない。勉強もしない。それで、権力者の立場を使って狂ったように悪口を言う。自分が狂っているからだ(笑)。
弓谷 そういうのに限って、極悪ペテン師の山崎正友あたりの「ガセネタ」を聞きかじって来ては、キーキーギャーギャー喚く(笑)。
秋谷 だから、すぐにボロが出る(大笑)。

(2004. 4. 9. 聖教新聞)

 

<58>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

秋谷 そもそも世界の偉大な政治家が、どれほど「宗教」の重要性を強調しているか。日本の政治家は、もっと真摯に学ぶべきだ。
杉山 インドの哲人政治家マハトマ・ガンジーは、こう語っている。
 「私の行動は、政治も、その他のすべての行動も、私の宗教から発しているのだ」と。
弓谷 「宗教は政治とは何ら関係がないと言明する者は、宗教の何であるかを知らない者である」とも明言している。
原田 ガンジーは、こうも語っている。
 「宗教の欠如した政治は、国家の首を吊るロープであります」
 「政治を忌み嫌う宗教は、宗教の名にさえ値しない」とまで断言している。
弓谷 アメリカのリンカーン大統領も、宗教を最大に尊重した。
 「宗教の公然たる敵、または、宗教を嘲笑する者を、公職に推す気には到底なれない」という名言を残している。
原田 そうでなければ、権力は必ず腐敗、堕落するからだ。
杉山 「治者(国を統治する者)は、義務を厳守して、特に宗教的でなければならない」――これは、イギリスの大宰相・グラッドストンの信念の言葉だ。
秋谷 これが、古今東西の哲人政治家たちの一致した結論だ。みな「政治には宗教性が不可欠である」と強く主張している。
青木 日本の政治家なんて、足元にも及ばない大政治家の言葉だよ。重みが全然、違うよ(大笑)。
杉山 宗教の深い意義も知らず、学ぼうともせず、ただ自分たちに票を入れてくれれば喜び、意にそぐわないと弾圧。次元が低すぎて話にならない。

弓谷 世界的に著名な現代の学者や専門家も宗教は政治に積極的に参加すべきだ≠ニ明言している。
 国際宗教社会学会のドブラーレ元会長も、明確に語っていた。
 「宗教団体が、その信条に基づいて社会は、このままでよいのか≠ニ問題提起し、政治に影響を与えるのは当然のこと」と主張していた。
杉山 同じく国際宗教社会学会の初代会長のブライアン・ウィルソン博士も、こう語っていた。
 「成熟した民主主義社会では、人々の、自らの宗教的信条が、また、それに基づいた生き方というものが、彼らの政党への支持、献身を決定づけていくというのは、常識になっています」と言っていた。
原田 宗教の政治参加は「民主主義社会の常識」だということだ。
 宗教が政治に関わり、社会に貢献することは、わざわざ言うまでもない「自明の理」だ。
青木 日本は遅れている。土台となる精神性、哲学が風化しちゃったからだ。

秋谷 そもそも仏教は、積極的に社会に関わり、善をなすことを説いている。
 釈尊自身も政治指導者に対して慈悲の精神に基づいた政治を行え≠ニ呼びかけている。
杉山 経典にも「道路を整備せよ」「果樹園を増やせ」といった、「現実の政治」に即した釈尊の言葉が数多く出てくる。
原田 これも政教一致か(大笑)。
青木 何よりも日蓮大聖人ご自身が、民衆の幸福のために「よりよい政治の実現」を一生涯、求めて闘争された。「行動」された。
原田 その通りだ。国主を諫暁(かんぎょう)する「立正安国論」を著されたのも、そのためだ。
 大聖人は不幸な民衆を救うために、為政者の転倒を正そう≠ニ戦われた。「国を安んずる」ために、大難を乗り越えて、戦い続けられた。
秋谷 我々は、その大聖人の仏法の「直系」「直結」の信奉者だ。実践者だ。
 社会の繁栄と民衆の幸福のために、あらゆる行動を続けていく。
 これが、我々の政治参加の原点だ。
青木 学会が選挙支援を通して、政治参加の大前進を開始したのは、戸田先生の時代だ。
 昭和30年4月の統一地方選挙で、東京都議会をはじめ54人の候補者を支援し、53人が当選したのが最初だ。

秋谷 初めての選挙を前に、戸田先生は候補者に対して、万感の思いを込めて、おっしゃった。
 「民衆のなかに生き、民衆のために闘い、民衆のなかに死んでいってほしい」
 「名聞名利(みょうもんみょうり)を捨て去った真の政治家の出現を、現代の人類社会の民衆は渇望しているのだ」
 「ともかく、われわれの期待を断じて裏切るな!」と厳しく、鋭く訴えられた。
原田 この戸田先生の叫びを、公明党の全議員は断じて、断固として、忘れるな!
青木 その通りだ。学会の選挙支援は、一貫して「人物本位」だ。
 公明党の議員であっても、ロクに働かない議員、傲慢で支持者を見下す議員、名聞名利の議員。そういうのを支援する義務など、学会には一切、ない。真っ平御免だ。
秋谷 ともかく、公明党は、いよいよ、これからが「本領発揮」の時だ。千載一遇のチャンスだ。
 全議員が全力で戦え!
 「偉大な勝利の歴史」を断じて残す時だ。

(2004. 4.10. 聖教新聞)

 

<59>
出席者:秋谷会長、青木理事長、山本九州長、弓谷男子部長、由元九州青年部長

山本 わが九州は「正義の言論」の戦いでも、先駆の中の先駆を切っている。
秋谷 九州は第1次宗門事件、第2次宗門事件で坊主のあくどい実態を嫌というほど見せつけられてきた。「これが聖職者のやることか」と、皆が怒っている。その分、皆が「正」と「邪」を厳しく見ている。
青木 学会から寺を供養してもらいながら、学会の悪口を言う。もっと寺に供養を持ってこい≠ニ怒鳴り散らす。こんな狂った宗教はないよ。
弓谷 その悪口も、凶悪な恐喝事件を起こした男が流したデマの週刊誌の話ばかりだ。
秋谷 自分たちは勤行もろくにしない。折伏もやらない。坊主の権威を振りかざすだけ。
 もう正体を皆が知ってしまった。
山本 そんなに学会が謗法(ほうぼう)だというなら、学会が寄進した寺に住むことも、学会員の供養を受けることも、全部「謗法与同(よどう)」ではないか。
青木 だったら寺も学会に返して、寺から出ていけ! 学会員からの莫大な供養も全部、返せ!
 こんなのは日蓮大聖人の仏法でも何でもない。大聖人利用の宗教詐欺≠セ。
秋谷 御聖訓(ごせいくん)には「法華経の御敵(おんてき)を滅(ほろ)ぼして正法を弘通(ぐづう)せん」と厳然と仰せだ。
 正義のため、正法のため、極悪非道の日顕一派を攻め抜くのは当然だ。それが日蓮大聖人の御命令だ。

由元 法華講も大雪崩を打って脱講している。福岡県では、これまで1万人を超える脱講者が出ている。
 皆、口々に最高裁で7回も断罪されたニセ法主なんかに付いていけるか!≠ニ憤然と声を上げている。
山本 なかでも北九州市の同志の活躍が目覚ましい。これまで3000人近い脱講者が出ている。
由元 それだけ日顕宗が悪事、悪行の限りを尽くしてきたからだ。北九州で脱講した婦人も、こんな怒りの証言をしている。
 日顕宗は「お金」の話ばっかり。塔婆(とうば)、お講、お大会(たいえ)、法要‥‥ひっきりなしに供養、供養。そのくせ坊主は「私もキツイ仕事だ。自分が食べる分しかない」なんて言っている。底知れない大ウソつきよ!≠ニ激怒していた。
弓谷 北九州の極悪坊主といえば、あの秋山日浄(法霑寺)だな。
山本 オレは九州で唯一の能化(=宗門で日号が名乗れる坊主)だ≠ニ、さんざん威張りくさってきた坊主だ。
由元 あそこは寺の実態も、ひどいもんだ。
弓谷 その通りだ。ずさん極まる遺骨管理で遺族から訴えられ、福岡地裁から100万円の慰謝料の支払いを命じられたほどだ(平成9年3月)。
由元 こんなバカげた話もある。
 今年の1月、法霑寺の法華講が学会員の御本尊を持ち去った。
 地元の学会幹部が御本尊を取り返しに法霑寺に行った。すると、はじめは寺の執事の坊主が対応していたが、そのうち秋山本人が出てきて謗法払いしたものは返さない≠ニ偉そうに言い放った。
青木 ふざけるな! 人の御本尊を勝手に取っておいて、なにが謗法払い≠セ!
 だいたい日顕宗自体が「謗法の固まり」だろ(笑)。
山本 そのうえ問い詰められた秋山は世間的にいえば、あんたたちの言っていることが道理だ。私は宗教的に見て返さないと言ってるんだ≠ネんて喚き出した(大笑)。
秋谷 バカバカしい。仏法は最高の「道理」を説いている。道理を外れて仏法はない。宗教もない。これこそ邪教の証拠だ。
由元 結局、秋山は学会幹部の正論にグウの音も出なくなって立ち往生。
 最後は我々が道理に反しているのは認めるから返す≠ニ認めて、しぶしぶ御本尊を返してきた(爆笑)。
弓谷 当たり前だ。こんな社会常識も分からない坊主が「能化」か!
青木 いや、これじゃ「能なし」だ(爆笑)。
山本 あんまりみっともないものだから、法霑寺の古くからの根檀家すらもこんな手口は、もう止めた方がいい≠ニ呆れに呆れ返っているようだ。
由元 とにかく秋山というやつが、どれほど悪党か。九州の坊主でもダントツだ。
山本 私も、よく知っているが酒飲みでも有名だった。法要の前でも平気で酒を飲んでいたくらいだ。
 酒を飲んだ方が、かえって気分がいい≠ネんて暴言を吐き、完全に開き直っていた。
由元 以前、秋山は信者を引き連れて、桜の名所で知られる大牟田市の延命公園で花見をした。あいつは両脇に女性を侍(はべ)らせて、あの脂(やに)下がった顔つきで、さんざん酒をあおっていた。
山本 それでベロンベロンに酔っ払った揚げ句、女性に両脇を抱きかかえられて不様な醜態で帰っていった。これもまた有名な話だよ。
由元 周りの花見客もあれが坊主か≠ニ驚き、呆れ返っていたようだ。
山本 こんなのが「能化」だよ。九州布教区の大支院長だよ。全国布教師会の会長までやってる坊主だよ。
青木 いかに日顕宗が狂いきっているか。どれほど九州の学会員が騙されたか!
山本 それに秋山といえば、すぐ怒る。キレる。逆上する。
由元 それも酒が入ったら、手がつけられない。真っ赤っかになって怒鳴り散らす。だから「タコ入道」「ゆでダコ」と陰口を叩かれ、バカにされきっている(大笑)。
弓谷 「瞬間湯沸かし器」の日顕と、おんなじだな(笑)。
山本 秋山は今年で80歳になる。もともと兵庫の堅持院という寺にいたが、その頃から、いろんな問題を起こしていた。それで大石寺に強制送還≠ウれ、1年間の謹慎処分を受けたこともある。
青木 根っからの悪党だな(笑)。
山本 その後、秋山は大牟田市の法恵寺に飛ばされた。そこでも豪遊をしたり、あれこれ問題を起こしていたな。
由元 第1次宗門事件のときには、日顕の相承を真っ向から否定した正信会と一緒だった。
弓谷 我々も知っています。聞いています。有名な話だ。
由元 ところが正信会の旗色が悪くなると、さっさと宗門に寝返った。そういう卑劣千万の変節坊主だ。

山本 秋山は平成2年に能化になり、法霑寺に来た。それ以来というもの、秋山はオレは日顕のライバルだ∞日顕に何でも言えるのはオレしかいない≠ネどと、しょっちゅう豪語していたな。
弓谷 確かに「銭ゲバ」「女狂い」では、間違いなく日顕のライバルだよ(大笑)。
由元 自分で東の阿部に、西の秋山≠ネんて威張っていた。
 信者にも「御尊能化(ごそんのうけ)」「能化様」などと呼ばせていた。
青木 みっともないやつだ。
山本 あいつは日顕を腹の中で憎み抜き、バカにし抜いているやつだ。
 日顕の「シアトル事件」が発覚して、法華講から宗門は一体、どうなってるんだ≠ニ突き上げられた時も、そうだった。
 秋山はシアトルなんか知らない。関係ない∞うちは大石寺とは関係なく法霑寺でいく≠ニ言い放っていたらしい(笑)。
秋谷 もう宗門はバラバラだ。
山本 今でも秋山と日顕・宗門との関係は、まったくの形だけ。完全に「面従腹背(めんじゅうふくはい)」だ。
青木 格言に互いに似る者ほどいがみあう≠ニある。
 まさしく日顕と秋山のことだ(大笑)。

(2004. 4.13. 聖教新聞)

 

<60>
出席者:秋谷会長、青木理事長、山本九州長、弓谷男子部長、由元九州青年部長

山本 前回は九州の堕落坊主・秋山日浄(北九州市・法霑寺)の話が出た。
青木 仏教史を見ても、その国の仏教が滅びていったのは全部、僧侶の腐敗、堕落が原因だ。
秋谷 日蓮大聖人は、そうした悪坊主たちを「法滅(ほうめつ)の妖怪(ようかい)」「法盗人(ほうぬすっと)」「法師(ほっし)の皮(かわ)を着(き)たる畜生(ちくしょう)」「食法餓鬼(じきほうがき)」等々と、それは手厳しく弾呵(だんか)されておられる。
山本 今の宗門を見ると、よく分かる。全部、真実だ。ことごとく事実だ。
青木 本当に、正直で人のいい学会は、坊主たちには騙された。
 まさかと思ったが、金を取るだけ取ったら、切っちゃったんだから。「妖怪」だ。「法盗人」だ。「食法餓鬼」だよ(笑)。
秋谷 いや、化け物だ(爆笑)。
由元 ところで、その秋山だが、あいつには堅栄、堅広という二人のグータラ息子がいる。
 堅栄に自分がいた法恵寺を譲り、二男の堅広にも弘教寺という寺を建ててやっている。
山本 秋山の孫も坊主になっていたな。
秋谷 九州を秋山一族で支配しようという魂胆か(笑)。
弓谷 あれは完全に私物化だ≠ニ皆が言っている。
由元 現に宗門がなくても、うちは十分やっていける≠ネんて豪語しているようだ。
青木 日顕すら手も足も出ない。完全に「独立国家気取り」「法主気取り」だ。
弓谷 日顕もバカにされたものだな(大笑)。

由元 そういえば昨年末、秋山の子分の和田堅照という坊主が、北海道の寺を取り上げられて、法霑寺の在勤者に格下げ≠ウれた。
山本 和田は以前、長崎の寺にいたやつだ。それが、さんざん悪事を働いて稚内の貧乏寺に左遷された。
由元 ところが稚内も、強引な供養集めが問題になり、信者が激減。
弓谷 結局、宗門から見はなされた揚げ句、親分の秋山が和田を引き取ったかっこうだ。
青木 秋山の面目も丸つぶれだな。
山本 その和田も、今じゃ寺に閉じ籠もりっきり。たまに勤行に出てくるだけとか言うな。
 みっともなくて秋山が出させないんだ≠ニ皆が口々に言っている。
由元 勤行といえば、秋山は勤行もロクにできない(笑)。すぐ間違える。
 経文も平気で読み飛ばす。
山本 それどころか能化は偉いから、勤行はしなくていい≠ニ開き直っていたほどだ。
由元 とにかく、まともに勤行もできないうえに、怠け者のグータラ。以前、大牟田市外に住む壮年部員が亡くなった時も遠く離れた田舎の葬儀には行かない≠ニ葬式を断ってきた。
山本 ところが遠いどころか、実は車で30分もかからない距離で、寺の管轄地域だった。
青木 何のための出家≠セ。本当に、ひどい宗門だったな。
山本 九州でも、本当に学会員は、いじめられた。苦しめられた。
由元 もともと秋山は供養が少ない学会員の葬式には絶対に行かない≠ネんて言い切っていたやつだ。
 そのくせ学会の友人葬が始まると僧侶がいない葬式は地獄行きだ!≠ニ喚き出した。
弓谷 完全に「自語相違」じゃないか。日顕の二枚舌とソックリだ(笑)。

青木 だいたい日蓮大聖人も日興上人も坊主が葬儀に来ないと成仏できない≠ネんて一言たりとも仰っていない。
 御聖訓にも「只(ただ)信心の二字にをさまれり」と仰せの通りだ。
山本 その通りだ。信心のカケラもない、まったくの邪宗門に成り果てた日顕宗の坊主なんかに葬儀をやられたら、それこそ「地獄行き」だ。
秋谷 以前も言ったが、日顕宗の坊主などというものは「信者を騙す」のが商売だ。
 頭を丸めているのも、袈裟も中啓も、さも有り難そうに見せるため、権威ぶって見せるための「小道具」だ。信者寄せ∞供養集め≠フための道具だ。
青木 一皮剥けば「俗よりも俗」の俗物ぞろい。人一倍、欲の皮を突っ張らせた「欲の固まり」「嫉妬の権化」だ。
 そんな連中に騙されたら大変だ。
秋谷 坊主には信も行も学もない。勤行だって学会員のほうが、きちっとしている(笑)。
青木 何をやっても坊主は学会員に、かなわない。だから、ことさら威張ってみせる。坊主は特別な存在だ≠ニふんぞり返ってみせる。それだけのことだ。
 「子ども騙し」ならぬ「ころも騙し」だ(大笑)。

山本 こんな話もある。かつて秋山は法華講を一方的にクビにしたことがあった。その理由が聖教新聞を読んだから≠ニいうんだな。
青木 そういえば日顕も聖教新聞を読むな≠ニギャーギャー喚いている(笑)。
秋谷 こうしてみると、秋山のやること、なすことは、全部、日顕と同じじゃないか。
青木 いや、ここまでくると「双子」だ(爆笑)。
弓谷 大聖人は「大悪魔は貴(とうと)き僧となり」と明確に仰せだ。また、御書には「比丘(びく)の身(み)と作(な)って仏法を破滅(はめつ)す」ともある。
 誰が見たって日顕と秋山のことだ。
由元 そういえば秋山は信者に向かって能化は人間じゃないんだ≠ニか言っていた。
青木 確かに「人間じゃない」(笑)。
 あの下劣ぶりは、誰が見たって人間ばなれしている。
秋谷 だいたい能く化ける≠ニ書いて「能化」だ(爆笑)。
山本 日顕と秋山――その「人間じゃない」者同士が、いがみ合っている。
青木 まさに「キツネとタヌキの化かし合い」か(爆笑)。

(2004. 4.14. 聖教新聞)