正義と勝利の座談会

第2部


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<11>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 ところで、今、一貫して社会で問題になっているのが「国会議員の秘書」の問題だ。
弓谷 今回の参院選でも、秘書の給与をネコババして有罪判決を下され、執行猶予中の元議員が立候補を表明した。
青木 ふざけた話だな! 国民を愚弄するにもほどがある。バカにしきっているな!

原田 特に許せないのが「親族秘書」だ。
杉山 何しろ国会議員の秘書となれば、年収は最高で、政策秘書と第1秘書が約1100万円、第2秘書が約810万円だ。
弓谷 その上、年3回、計4ヵ月分の期末手当がもらえる。住宅手当や通勤手当なども支給される。約1.3ヵ月分の「勤勉手当」なる手当まで出る。
青木 親族が公設秘書になるなんて、大問題だ。
 国民も厳しく見ている。公明党には「親族秘書」なんか、いないだろうな。
弓谷 党に確認しましたが、一人もいません。参院選の候補者も、全員が「親族秘書はつくらない」と誓っています。
秋谷 公明党の議員として当然のことだ。
青木 ほかの党では、親族秘書は何人ぐらいいるんだ?
杉山 民主党が秘書の実態を公表している(2004年1月現在)。
 それによると、親が7人、兄弟が7人、配偶者が30人、子どもが16人、嫁が1人、叔母が1人。
 衆参あわせて、合計で62人もの親族秘書がいる。
弓谷 親族秘書を抱えている議員は、240人中59人。実に4分の1だ。
原田 毎日新聞の調査でも、全国会議員のうち、回答のあった4分の1の議員が、親族秘書を抱えていた(02年4月)。
青木 ひどい実態だな。呆れ果てたな。

杉山 特に悪辣なのが、勤務実体がないのに名前だけ秘書になっている「幽霊秘書」だ。
原田 前にも報道されたが、現役の医者をやっている自分の長男を「政策秘書」にしている議員もいたな。
青木 「医者」と「国会議員の政策秘書」――ろくろく「かけもち」なんか、できっこないだろう。ふざけてるな!
杉山 自分の母親に週3日だけ事務所の掃除をさせる程度で「公設第1秘書」にしている議員もいるという話だ。
原田 「週3回の掃除」で年収数百万円だ。報道でも「掃除で時給1万円超?」と呆れ果てていた。
弓谷 そもそも「勤務実態」なんて言ったって、その「勤務」の中身自体、何も、どこにも、決められていない。
 すべて「議員任せ」だ。
青木 これじゃあ「やりたい放題」だ。だから、親族秘書は「政治腐敗の温床」と批判されるんだ。
秋谷 秘書制度は「議員の財布」じゃない。公設秘書の立場は、かりにも「特別国家公務員」だ。与党も野党も、もっと厳格に、明瞭に、国民が心から納得する制度に改めるべきだ。
原田 国家公務員法には、国家公務員は「国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務」する、と明確に記されている。
杉山 3月には民主党の佐藤観樹元代議士が、秘書の給与を横取りしていた容疑で起訴された。親族秘書をはじめ、公設秘書制度は今、大きな問題になっている。
秋谷 「政治と金」の問題は、政治不信の元凶だ。政治家が真摯に取り組むべき最重要の課題だ。
青木 公明党は今こそ「庶民の政党」「政治改革の政党」として本領を発揮すべきだ。

弓谷 先月、国会で「改正秘書給与法」が成立した。
 @配偶者の公設秘書採用を禁止。
 A満65歳以上の採用を禁止。
 B「兼職」を原則禁止。
 C給与は本人に直接支給。
 D所属する議員や政党、政治団体(支部や政治資金管理団体を含む)への寄付の勧誘・要求の禁止――を明確に定めた。
杉山 公明党は、この公設秘書制度の改革に、率先して取り組んできた。
 親族の採用も、配偶者だけでなく、公職選挙法の連座制が適用される父母、子ども、兄弟姉妹までの採用禁止を提案していた。
原田 他党では、「秘書による議員や政党などへの寄付の禁止」については、民主党が難色を示していた。
杉山 公設秘書から一律の寄付≠受けている共産党なんかは、猛反発していたな(笑)。
弓谷 「採用を禁じる親族の拡大」については、自民党が慎重姿勢だった。
杉山 それぞれ党内の事情があるから、意見も異なっていた。それを公明党が一貫して、各党間の協議を呼びかけて、今回の「改正秘書給与法」の成立にまで、こぎ着けたんだ。
青木 ドンドンやるべきだ。国民は拍手喝采だよ。万々歳だよ。
弓谷 ところが、ただ一つ、共産党だけが最後まで反対。
 衆院でも、参院でも反対していた。
青木 あそこはとにかく、一にも反対、二にも反対(笑)。そういう態度だから、支持率が下がるんだ。退潮、凋落は当然だ。
原田 それはともかく(笑)、改革は「これから」だ。
 ようやくメスが入り始めたばかりだ。

秋谷 公明党の議員の家族は「議員の家族とは、こうあるべきだ」という見本を示してもらいたい。
原田 学会活動にも、一生懸命に取り組むべきだ。何より「自分自身」を磨くべきだ。そうでなければ、いつか必ず「権力の魔性」に食い破られる。
青木 「親族秘書」なんて、公明党の精神とは、まったく無縁だ。
 「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」。この崇高な立党精神に生きられる人生――これこそが唯一の誇りであり、確信であり、喜びのはずだ。
秋谷 家族が頑張っていれば、支持者も心強い。納得する。2倍、3倍と、清々しく戦える。
 仏法は「平等」であり「道理」だからだ。
原田 支持者のおかげで、議員も、一家もある。誠心誠意、支持者への大恩に報いるべきだ。「報恩の道」を歩むべきだ。7月の参院選も、先頭に立って一心不乱に戦ってもらいたい。

(2004. 6.24. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 先日、アメリカSGI(創価学会インタナショナル)メンバーからニュースが届いた。
 それによると、アメリカの最大規模の墓地であるアーリントン国立墓地で、学会の八葉蓮華(はちようれんげ)のマークを刻むことが承認されたということです。
秋谷 素晴らしいことだ。アーリントンは、あのケネディ大統領や政府要人も埋葬されている。世界的に有名な墓地だ。
弓谷 そうです。
 これまで、この国立墓地では、仏教徒の場合、どの宗派でも、墓石には「法輪(ほうりん)」を刻むことしか許されなかった。
 ところが今回、アメリカの国立墓地管理部から、学会の八葉蓮華が公式な紋章として使用を認可されたわけです。
杉山 つまり仏教徒は今後は「法輪」か「八葉蓮華」か、どちらかを選べることになる。
青木 これもアメリカ社会で、SGIが「仏教団体の代表」として認識されているという、一つの大きな証左だね。
原田 まさに「世界広布のセンター」だ。

弓谷 「世界の子どもたちのための平和の文化の建設」展も、2月の国連本部に続き、今月、首都ワシントンDCのアメリカ国会(連邦議会)下院議員会館(レイバーン・ビルディング)で開催された。
杉山 開幕式典では、国連のチョウドリ事務次長をはじめ、国会議員、行政官僚、政策担当者、外交官、教育者など、錚々(そうそう)たる顔ぶれが祝福しましたね。
弓谷 同展を招聘したジャクソン・リー下院議員は、池田先生の平和行動を最大に評価し、スピーチしていた。
 同議員の所見は、アメリカ国会記録にも永久に残るということだ。
秋谷 SGIの平和と文化と教育の運動に対する信頼と期待の声は、本当に高まっている。
青木 日顕と一緒にやっていたら、絶対に、こんな時代にはならなかった(笑)。メチャクチャにされていた。
原田 まったくだ。ちょうど1年前に、日顕はアメリカに行った。
 ところが、格好だけはテロの犠牲者の追善≠フためなんて言いながら、バカでかいリムジンなんか乗り回して、皆から顰蹙(ひんしゅく)を買っていた(笑)。
杉山 ニューヨークのテロの犠牲にあった「グラウンド・ゼロ」で、場違いな、大きな赤い傘を差させて歩き回っていた(大笑)。その異常さも分からない(爆笑)。
弓谷 それで帰国した途端に、改革僧侶へのデマ事件で、最高裁からの断罪が日顕を待っていた(笑)。大恥を晒した。
青木 まあ、あの「シアトル」での事件もそうだが、日顕にとっては、海外といえば遊びだよ。
秋谷 まったくだ。騙されている海外の檀徒こそ、本当に哀れだ。

杉山 墓地といえば、日顕宗の場合は問題だらけだ。大石寺は昨年12月、「遺骨大量不法投棄事件」で、最高裁で断罪。合計200万円の損害賠償を命令された。
青木 大石寺の住職、代表役員は日顕だ。本山が、この有り様だから、末寺も、やりたい放題、勝手放題じゃないか。
弓谷 全国各地で、違法な納骨堂経営の実態が、続々と明らかになり、社会問題になっている。
杉山 裁判でも、どんどん断罪されている。
 群馬県の舟橋泰妙の無量寺では、墓地への遺骨の埋葬を不当に拒否し、平成8年10月、東京高裁で全面敗訴。舟橋は上告を断念し、敗訴が確定している。
弓谷 中部大支院長の有川岳道がいる妙盛寺(静岡県清水市)も平成8年1月、杜撰(ずさん)な遺骨管理で静岡地裁から断罪。最終的に100万円の慰謝料を遺族に支払っている。妙盛寺は平成10年12月にも、別の遺骨裁判で同地裁から42万円の支払い命令を下されている。
杉山 さらに九州大支院長の秋山日浄の法霑寺(北九州市)も遺骨紛失で訴えられて、平成9年3月、福岡地裁から100万円の支払いを命じられた。その後、秋山側は控訴を取り下げ、敗訴が確定している。
弓谷 まさに枚挙に暇(いとま)がない。違法な納骨堂経営などで書類送検された末寺は、全国で実に70ヵ寺を超えている。
原田 これは、全末寺の約1割にあたる数だ。本当に異常だ。
弓谷 これら書類送検された寺の多くは「起訴猶予処分」となっている。
 だが「起訴猶予」とは「無罪放免」ということではない。起訴すれば、裁判でも「有罪」になる可能性があるが、情状酌量(しゃくりょう)などで起訴されなかっただけのことだ。
秋谷 日顕宗が、いかに悪質極まりない反社会教団か。この一事だけを見ても明らかだ。

(2004. 6.25. 聖教新聞)

 

<13>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 ところで、スペインのSGI(創価学会インタナショナル)も見事な発展だ。先日も素晴らしいニュースが飛び込んできた。
杉山 今、スペインのバルセロナで文化の万国博覧会≠ニいわれる「万国文化フォーラム・バルセロナ2004」が開催されている。その公式刊行物の『宗教界からの声』という本に、スペインを代表する仏教運動としてSGIが紹介されている。
弓谷 先日の聖教新聞にも出ていましたね。
 同フォーラムの委員会が、スペイン国内の全ての宗教団体にアンケートを送付し、回答内容から600団体に絞り込んだ。さらに長期のインタビューと調査を重ねた結果、「スペインを代表する宗教団体」の25団体が選ばれた。
 そのなかにスペインSGIが入っている。
青木 素晴らしいことだ。いよいよ「世界広宣流布の時代」が到来だ。
杉山 この「万国文化フォーラム」は、世界が注目するイベントです。
 スペイン政府、バルセロナ市、スペイン政財界をはじめ、UNESCO(国連教育科学文化機関)、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、「国境なき医師団」など、国際機関・NGO(非政府組織)の錚々(そうそう)たる顔ぶれが後援団体として名を連ねている。その公式刊行物に紹介された意義は大きい。
弓谷 刊行物では、SGIの崇高な理念が紹介され、社会的使命などが高く評価されています。
 さらに「池田氏のリーダーシップのもと組織は発展し、さらに平和・文化・教育分野の活動においても拡大し続けている」と記述されています。

原田 スペインSGIといえば、13年前には100人ほどのメンバーだった。それが今や社会的にも大きな存在になった。広く社会に貢献している。その厳然たる証拠だ。
杉山 その通りだ。スペインSGIは「世界の少年少女絵画展」を3都市で開催するなど、大きな信頼を勝ち取っている。
原田 池田先生への顕彰も相次いでいる。
 「市発足650周年記念顕彰」(カナリア諸島テルデ市)、「平和貢献賞」(同ラスパルマス市の公立中学校フランチ・ロカ校)等が贈られている。
杉山 昨年11月には、バレンシア州の国立ハイメT世大学の招聘で、カプート理事長が池田先生の平和提言について講演した。この講座は平和学専攻の大学院生の必須授業にまで指定された。
原田 これほどスペインSGIが信頼を勝ち取ったのも、あの陰険な日顕宗と別れてからだ。
 宗門事件が勃発した直後、3支部の新体制で出発した組織が、今や16支部にまで拡大した。
青木 1年で1支部ずつ拡大してきたということだ。
原田 メンバーの数も当時の15倍の1500人に拡大。まさしく旭日(きょくじつ)の勢いだ。
秋谷 スペインSGIは勝った。
 先日も、池田先生は「スペインの同志の健闘は素晴らしい。勝ったね」と讃えておられた。勝利また勝利の前進だ。日蓮大聖人が仏法は勝負を先とし≠ニ断言しておられる通りの姿だ。
原田 スペインは昔、悪い幹部がいて、皆が苦しめられた。それが宗門事件の時に、次々と悪事がバレてしまい、宗門のほうに行った。
青木 野口だな。あんな悪党がいなくなって、本当によかった。今、メンバーは皆、生き生きとしている。悪い腐った木は切らないとダメだ。ほかの木まで腐ってしまう。
秋谷 大事な教訓だった。ともかく学会は、あんな「ニセ法主」の日顕と別れて、本当によかった。SGIは「世界宗教」として世界中で歓迎された。その厳然たる証拠の一つだ。

杉山 だいたい、スペインの日顕宗なんか、社会から、まったく相手にされない。それどころか、事件ばかり起こしている。
弓谷 当たり前だ。
 何しろ、はじめの住職の山田容済! あいつはイタリアで金髪女性との買春疑惑があったほどの悪党だ。それで日本に強制送還≠ウれた(笑)。
杉山 数少ない檀徒も、醜い内紛騒動に明け暮れている。スペイン社会も迷惑千万だ(大笑)。
青木 とくに女性問題を起こして、学会にいられなくなった野口!
 あれほど学会から恩を受けて、さんざん守ってもらったのに、本当に悪い男だ。私利私欲で去っていった男だ。
杉山 その野口も、坊主との内部抗争で負けて、昨年7月に講頭をクビになった。惨めに追い落とされた。
弓谷 辞任のあいさつで、泣いて同情を買おうとしたが、皆から失笑されたという話だ。
 今じゃあ、寺に行っても誰からも無視されて、哀れに末席にポツンと座っているようだ(笑)。
秋谷 まったく、情けない限りだ。
 仏意仏勅の学会は、広宣流布実現の団体だ。その崇高な目的を忘れ、名聞名利に狂った連中は、例外なく非業の末路をたどっている。
原田 日本も海外もそうだが、ダメになった幹部は、結局みな「女性問題」を起こしたり、その裏で、「金」の問題があったりする。皆、同じ方程式だ。
杉山 あの凶悪な恐喝事件を起こした山崎正友しかり、子分の原島しかり。それに竹入! 竜! 大橋! 皆が皆、下劣な女性問題と金銭問題で堕落した。
青木 あんなふうになったら、おしまいだ。永久除名だ。哀れな敗北者じゃないか。
杉山 あの山崎なんか下劣な不倫騒動を起こして、法廷で断罪された。相手の女性から多額の金銭を騙し取っていた手口も全部バレた。
原田 元はといえば、みな学会に偉くしてもらったんじゃないか。
 その恩を忘れ、威張り腐る。ふんぞり返る。会員を見下し、悪事に手を染める。「人間」じゃない。
秋谷 御書に「不知恩の者は横死有(おうしあり)」と仰せの通りだ。
 退転、反逆した連中は、一人残らず破滅する。それが仏法の厳しい因果だ。

杉山 スペインといえば、スペインの坊主も腐りきったやつばかりだ。さっき言ったように、山田容済は買春疑惑が発覚してクビ。
 後任の松坂道立は内紛に耐えられず1年余りでクビ。
 そして次は野口が講頭解任だ。醜い内紛はずっと続いている。
青木 まさしく「自界叛逆(じかいはんぎゃく)」の姿だ。
杉山 野口を追い落としたのが、松坂のあとに赴任した中野道賢だ。こいつも愚劣千万のクソ坊主だ。
弓谷 そうそう、大阪の悪坊主の尾花泰順の浄妙寺にいた時も、さんざん豪遊三昧を繰り返して極道の道を極(きわ)めた≠ネんて言いふらしていたチンピラだ。
原田 大石寺時代には素行不良で下山処分にもなったことがある。
杉山 檀徒の中心者たちは、「芸者写真裁判」や「シアトル事件裁判」等で、学会側が勝利したことで動揺している。
 代々の坊主は宗門の腐った実態をひたすら隠そうとしてきたが、もはや情報化の時代だ。隠しても隠し切れない。
弓谷 寺では、そういう話はタブーだが、真実を知った檀徒は暗く沈む一方だ。
杉山 ところが、意気消沈する檀徒に中野が激高。日本語で「バカ」だの「間抜け」だの、ここでは言えないような差別語までまくし立てていた。そういう話も伝わっている。
原田 まさしく「地獄絵図」だ。
弓谷 そんなクソ坊主のもとでやっているから、いよいよ檀徒もおかしくなっている。
 昨年3月にも、カナリア諸島での集まりに参加した檀徒が、麻薬所持で警察に拘束され、罰せられた。
 しかし、その檀徒は、事件後も何事もなかったように活動しているようだ。
原田 要するに、中野の頭のなかは「金儲け」だけだ。
 信者が違法行為に手を染めようが、何しようが関係ない。金さえ持ってくればいいという魂胆だ。
青木 仏罰は厳しいな。もう歯止めが利かない。
杉山 スペインの寺といえば、平成5年に日顕が来て欧州初の寺院、世界広布史上の壮挙≠ネんて大見得をきっていたじゃないか。
原田 ところが、その結果がどうだ? 買春疑惑で坊主がクビ――大変な「壮挙」だ(爆笑)。
青木 十年一日(じゅうねんいちじつ)のごとく顔ぶれの変わらぬ檀徒が、チョボチョボと寂しく集うだけ。
 今や閑古鳥さえ寄り付かない。坊主は人格破綻で不祥事続出だ。やはり「ニセ法主」ではダメだ(笑)。よく分かったな。

(2004. 6.26. 聖教新聞)

 

<14>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

弓谷 日顕の退座を求める声が最近、法華講や坊主の間で一段と高まっているようだ。
杉山 日顕本人が白状している(笑)。
 日顕は法華講の集まりで、こう言い出した。ワシも登座して24年。ぼつぼつ辞めたらどうだと思っている人がいる。ワシも、ぼつぼつ辞めなきゃいけない≠ネんて言っていた(爆笑)。
秋谷 もう遅い(笑)。すでに平成3年に1600万もの人が「日顕は退座せよ」と署名し、要求していたじゃないか。その時に皆の声を受けて辞めるべきだった。
原田 まったくだ。さっさと辞めるべきだった。そうすれば宗門も、ここまで没落せずに済んだはずだ(大笑)。
青木 もう疲れて面倒くさいんだろう。だけど辞められない(笑)。
 何しろ、もともと相承のない「ニセ法主」。下劣な行状も次から次へと露見して、おまけに宗門は最高裁判所から7度も断罪されている。
原田 これで今、辞めたら「裁判で負けたから辞めた」と言われる。宗内から何を言われるか分からない。辞めるも地獄、居座るも地獄だ(笑)。
秋谷 とにかく、つぶれかかった田舎の古寺を、最大の真心で、未曾有の供養で発展させたのは学会だ。これは周知の事実だ。それを切ったりするなんて永遠に許されない。
弓谷 しかし日顕が辞めたら、宗内の坊主も法華講も大喜びだ。みんな大拍手、大喝采で、お祭り騒ぎだろうな(爆笑)。
原田 多くの法華講員が日顕を嫌い抜いている。日顕みたいなのが法主だと外聞が悪い≠ニ言っている。

杉山 それどころか、法華講の一部には「今回の参院選は公明党を応援する」という動きもある。
弓谷 その通りだ。どこの寺の法華講だかは内緒だが、1ヵ所や2ヵ所じゃない。
 全国各地の、かなりの地域で、そういう動きがある。
原田 確かに、いくら「日顕がおかしい」と分かっていても、昔からの付き合いもあって、日顕宗を辞められない法華講もいる。
 ところが、そういう法華講でも「選挙の時は応援するから」と内々に言ってくれる。
 そういう報告が入ってきている。
弓谷 聖教新聞の記者が言っていた。
 「先日、東京の有力な法華講員に会ったら、その人が言っていた。『私は、選挙の時は、いつも公明党を応援しています。友人にも支持を依頼していますよ』と話していた」と明確に言っていた。
杉山 こう言っている法華講員もいる。「うちの地域の公明党の議員は信頼できるし、いつも頑張ってくれているからね。宗門が何を言おうが、選挙は別だ」と、向こうから声をかけてくる人もいる。
秋谷 法華講も、大きな目的のために応援する。そういうことをハッキリ言う人が増えている。
原田 それも公明党が連立政権に入ってから、どんどん増えてきた。そういう実感がある。

青木 著名な学者が言っていた。
 「法華講で、公明党を応援する人は正義の人だ。良識のある人だ。いわゆる社会観からみて立派な人だ」と明言していたよ。
原田 もう法華講は日顕の言うことなんか聞かない(笑)。
 いくら日顕が青筋たててがなり立てたって、みな「馬耳東風」だ(大笑)。
秋谷 日顕は、自分の一族だけのエゴで、独善で、わがまま。学会の大きな展望も何も分からない。
 法華講が日顕から離れていくのも当然のことだ。

原田 だいたい法華講は公明党を支持していた。それが法華講の伝統だったんだ。
弓谷 確かに、以前の法華講の機関紙を見ると、堂々と公明党への支持を打ち出しています。
 明確に記録が残っている。
杉山 その通りだ。
 「公明党支持者をつくろう」「統一選に全力あげよう」「公明、大勝利を期す」と大きな見出しで大々的にやっていた。
弓谷 記事にも、こう書いてある。
 我々は公明党候補を力強い拍手と賛同をもって支持していこうではないか
 公明党の姿勢こそ大衆の要求なのだ。我々は公明党に多大な拍手を送り、生命をかけて戦っていかねばならない=i昭和42年1月5日付)
杉山 法華講連合会の平沢益吉初代委員長も、1968年(昭和43年)の参院選に際して、こう述べている。
 きたる参院選において、絶対に公明党の大勝利を勝ち取るべく、われわれ法華講連合会は全国を挙げて共闘しなければならない。大奮起していこうではないか≠ニ。
青木 名演説だな。これが法華講連合会の初代委員長の言葉であり、法華講の本来の伝統だ。
秋谷 この伝統を、嫉妬に狂って破壊してしまったのが、あの「ニセ法主」の日顕だ。
原田 しかし、その結果が、どうだ。法華講は日顕という一人の独裁者のために使われるだけ。大勢の人が呆れて、軽蔑して、離れていった。
 おまけに日顕も宗門も最高裁で相次ぐ断罪。もうボロボロになってしまった。
杉山 前回の参院選では、何を血迷ったか、檀徒が二人も立候補。日顕本人も応援しろ≠ニ喚いて、さんざんハッパをかけていた。
原田 あの時も凶悪な恐喝事件を起こした山崎正友が背後で謀略を仕掛けていた。日顕というのは、どこまで悪党か。
弓谷 結局、檀徒候補は全員落選。日顕宗の「お膝元」の富士宮市でさえ、檀徒の一派の得票は、たったの400票そこそこ(笑)。
青木 4万でも4千でもないよ。たったの400票だよ(爆笑)。これが実態だ。惨めなものじゃないか。
弓谷 日顕が何を言おうが、どうしようが、現場の法華講には全然関係ない。
 完全に「裸の王様」「笛吹けど踊らず」だ(爆笑)。
青木 法華講が公明党を応援したくなる気持ちも分かるよ、よく分かる(大笑)。

原田 そういえば前回の参院選(平成13年)では、法華講の一部が公職選挙法違反のデマビラを配り回っていたな。
杉山 あっちこっちで刑事告訴・告発の申し立てを受けていた。
原田 ところが、今回は全然、動きがないようだな。震え上がって、手も足も出ない(大笑)。
青木 何しろ日顕宗は、選挙どころか、社会の動きそのものと、まったく関係のない、ただの「嫉妬」と「金儲け」の邪教に成り下がってしまった。
 だから、心ある法華講のなかから「せめて公明党を応援して、政治に参加しよう」「大きな目的のために公明党を応援しよう」という動きが出てくるんだ。
秋谷 日顕といえば「公明党が選挙で勝つと、嫉妬の炎を燃やして怒り狂う」といわれる(笑)。それほど公明党を憎み、支持団体を憎んでいる。
青木 有名な話だ。
原田 しかし、その日顕の足元の法華講員までが、今や公明党を応援している。
青木 まあ、これほど日顕をバカにした話もないな(爆笑)。

(2004. 6.27. 聖教新聞)

 

<15>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 今回の参院選の争点の一つに議員年金の問題がある。
杉山 公明党も今月15日、議員年金の廃止を求める要望書を、衆参両院議長に提出した。
弓谷 272万人の署名簿も一緒に届けた。
 「今の議員年金制度の廃止と抜本改革」「衆参両院議長の下で議員年金に関する協議を行う第三者機関での審議の促進」を求めるものだ。
青木 当然の要望だ。この座談会でも再三、語り合ってきたが、今の議員年金は特権だらけじゃないか。
杉山 そうでなくても年金問題は関心が高い。そのなかで、国民の大多数が「議員年金は見直すべきだ」と考えている。怒っている。マスコミの世論調査でも、そういう結果が出ている。
秋谷 公明党は勇気をもって、率先して始めた。ぜひ実現してもらいたい。これは実行あるのみだ。
原田 その通りだ。国民は支持するよ。
弓谷 国会では、衆参両院議長の諮問機関「国会議員の互助年金等に関する調査会」が置かれ、16日に初会合を開いた。半年後をメドに意見をまとめる方針だ。
杉山 公明党は、これも真剣に進めている。
青木 とにかく国民は見ているよ。「時代」が違うんだ。政治家を見る目も昔と全然、違う。過去の経過、事情はあるにせよ、議員の特権は許されない。有権者の支持も得られない。

原田 いつも言っているが、勲章なんかも当然、議員は受けるのをやめるべきだ。
秋谷 何度も言っている。これは断然、見直すべきだ。やめるべきだ。
 勲章は、人命救助とか文化の発展など社会に貢献した民間人にあげるべきだ。
青木 議員は「国民への奉仕」のためにいるんだ。それ以上の栄誉、栄典を望む必要が、どこにある。また、与える必要が、どこにある。
原田 そういえば、無様にも勲章を返上させられた国会議員もいたな。
杉山 もう20年も前に死んだが、池田正之輔という代議士だ。彼は汚職事件で、懲役1年6ヵ月の実刑判決が確定。「勲1等」の勲章も返上させられたんだ。
弓谷 悪事がバレて勲章を返上させられたのは、日本の憲政史上、彼が唯一の人間だ(大笑)。
秋谷 実は、彼は昭和33年の「3・16」の式典で、参列するはずだった岸総理に横槍を入れた議員だ。
青木 それが、歴史に汚名を刻んで病死した。最期は哀れだったな。みっともない限りだ。
原田 公明党の議員は勲章を辞退しているが、国民は拍手を送っているよ。
杉山 その通りだ。公明党は大半の議員が勲章を辞退している。今までに50人もの国会議員、議員OBが辞退している。
弓谷 それに、あの悪名高い国会議員への「永年表彰」の特典!
 勤続25年以上の国会議員に「特別交通費(月額30万円)」と「肖像画製作費(100万円)」を支給。さらに、勤続50年以上の議員に「憲政功労年金(終身、年間500万円)」を支給する制度だった。
青木 バカバカしい。だいたい、時代遅れじゃないか。「税金のムダ」「腐敗の温床」だ。
 公明党は、こういう議員の特権を全部、叩き倒してもらいたいな!
原田 すでに永年表彰は、公明党の取り組みで全て「廃止」になった。
 公明党の議員では、平成13年に、衆院議員だった市川雄一氏と参議院の鶴岡洋氏、同14年には草川昭三氏が表彰を辞退した。
秋谷 当然だ。
 それでこそ公明党の議員だ。

杉山 他党では、小泉首相が辞退したくらいだ。
弓谷 あの共産党なんか、いつも偉そうに大口叩いているくせに、チャッカリもらっていた(笑)。
青木 「何でも反対」なのに、特典だけは「賛成」か(爆笑)。
杉山 だいたい不破議長本人が、もらっていた。だから誰も「廃止しろ」と言えなかったんじゃないか(笑)。
青木 あそこは、そういう体質だ(爆笑)。
弓谷 共産党は、こんな言い訳をしていたな。
 特別交通費は党として反対してきたが、申請しなくても支給されてしまう。だから、党に寄付する形にして、本人は受け取っていない=i笑)。
 何を言ってんだか、よく分からないことを口走っていたよ(爆笑)。
原田 共産党は「革新政党」なんだろ! そんな、いい加減なフワフワ(笑)した態度じゃなく、もっとシッカリしたらどうだ(大笑)。
杉山 永年表彰といえば、7年前、表彰をもらった直後に、病気を理由に辞職した、共産党の議員もいたな。
弓谷 正森とかいう議員だ。
 朝日新聞の記事によれば、彼は持病のぎっくり腰と狭心症で、何ヵ月も国会にも出ず、自宅で静養していた。
 それでも、表彰を受けるまで辞めずに粘っていたようだ(大笑)。
青木 醜い、醜い。
 そこまでして表彰されたいのか≠ニ大顰蹙だったな。
原田 そういう男だから、卑劣な宗教弾圧に狂った。
 国会で権力をカサに、さんざん学会を罵っていたじゃないか。
弓谷 事実を調べもしないで学会の会館や研修所が遊興目的で使用されている≠ネんて、反逆した大橋某のデマで騒いでいた。
青木 いったい、どこの会館だ? 自分の目で見たことがあるのか(笑)。
秋谷 そんなデマばっかり言ってるから、共産党は国民から見捨てられて、長期凋落(ちょうらく)だ。
原田 今度の参院選も「凋落は、歯止めがかからない」「選挙のたびに埋没の色を濃くする共産」なんて新聞に書かれているじゃないか。国民は鋭く見ているんだ。

(2004. 6.28. 聖教新聞)

 

<16>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 ところで、公明党が連立政権に入って4年半が経った。その間、日本の政治が安定して、国民が一番、期待している「景気」も、着実に上向きになっている。
弓谷 5月下旬から6月上旬にかけて朝日新聞が実施した、主要100社への景気アンケートでは、全企業が景気は上向き≠ニ答えている。
原田 GDP(国内総生産)の実質成長率は、2003年の10〜12月期、今年1〜3月期と、2期連続で年率換算6%を超えた。これは、バブル期の14年前以来のことだ。
青木 私の友人の経済人も予想以上の大前進だ≠ニ評価していた。
秋谷 それに、腐敗政治の根絶! これは、立党以来「政治浄化」を掲げてきた公明党の大使命だ。
 皆が期待している。さらに厳しく、強く、政治改革を断行してもらいたい。

青木 現実に公明党が与党になってから、今までできなかった数多くの政治改革が実現した。格別の働き≠セ。
弓谷 たとえば「あっせん利得処罰法」も、公明党の力で2000年11月に成立。政治家が公共工事などの「口利き」の見返りに、報酬を受け取ることを厳しく禁止した。
杉山 さらに一昨年7月には、処罰の対象に「私設秘書」も加えるように、法律を改正した。
青木 各界からも「腐敗政治」根絶への歴史的な一歩≠ニ高く評価されたっけな。
弓谷 この「あっせん利得処罰法」は「自社さ政権」では、つくろうとしても、できなかった。逆に、政権自体が崩壊してしまった(笑)。
原田 それほど実現の難しい法律だった。だが、公明党が政権に入ったことで実現したんだ。
青木 これは紛れもない事実だ。
杉山 「官製談合防止法」も一昨年7月、公明党の提唱で成立した。
 これは、公共事業入札等での不正行為を禁止するものだ。
原田 これも「公明党だからこそ実現できた」実績だな!
青木 政治の腐敗については、この座談会でも繰り返し取り上げてきた。これからも、どんどん言っていく。支持団体としての当然の権利だ。
弓谷 前も話が出たが、「政治家の特権」も、公明党の活躍でようやく風穴があいてきた。
 今まで、何十年も全く見直されなかったものが、どんどん変わってきた。
杉山 一昨年4月から、勤続25年以上の国会議員に対する「特別交通費(月額30万円)」と「肖像画製作費(100万円)」の支給が全廃。昨年1月からは「勤続50年以上の議員に対する憲政功労年金(終身、年間500万円)の支給」も完全に撤廃された。
秋谷 あまりにも遅すぎた。国民は、こんな特権があること自体、ほとんど知らなかった。議員のお手盛りで、知らされてもいなかった。
杉山 まだまだある。国会議員の歳費も、2002年度から「1割削減」された。これは今年度も継続されている。
 公明党は、今回のマニフェストでも「歳費1割削減」を主要政党の中で唯一掲げている。
弓谷 これら一連の改革だけでも、年間約19億円もの税金の節約になる。
青木 見事な成果じゃないか。
 公明党の全議員は、今こそ、この実績を語る時だ。
 観念でもない。理屈でもない。評論でもない。政党は「実績第一」だ。それを堂々と語り抜くことだ。議員がどんどん語り、広げていくことだ。
原田 その通りだ。議員が先頭に立って戦えば、状況は大きく変わる。本当だよ。そういう声を、あっちでもこっちでも聞く。
青木 先日も、東京のある婦人が、こう言っていた。
 「ウチの地元の区議が最近、自信満々で、しゃべるようになった。有権者の反応も以前とは、断然違う」と喜んでいた。
秋谷 とにかく「政治改革」は、どこまでも「政治家改革」からだ。
 見直すべき特権は、まだまだ残っているはずだ。政治家本人が「甘い汁」を吸っていたんじゃ、思い切った改革なんて、できっこない。
弓谷 その通りだ。特に官僚の特権廃止!
 これも、政治家の特権廃止が実現したからこそ、ようやく動き出した。
杉山 政府は今月15日、行政のムダを追放する「行政効率化推進計画」を決定、発表した。
 その中には、公用車の削減も明記している。これも公明党が提案したものだ。
弓谷 各省庁が保有する公用車は現在、3000台以上もある。これを10年間で2割削減する。職員運転手も補充せず五百数十人減らすという方針だ。
原田 すでに国会では昨年、公用車の削減が実現している。公用車の整備などを行う自動車整備工場も廃止された。
 これらも公明党が強く主張し、実現した実績だ。
青木 まず国会議員が、自ら特権を見直し、範を示す。そして「行政のムダの追放」に立ち上がる。それでこそ、本当の改革ができる。
秋谷 大いに結構だ。断固、やるべきだ。
 一部の官僚の特権意識ときたら、政治家同様、いや、それ以上に根深い。
杉山 公明党は、悪名高い「国家公務員の天下り」にもメスを入れると明言している。マニフェストにも入っている。
青木 これは何十年も前から問題になっている。だが、実態は何一つ、変わらなかった。
原田 この座談会でも、何度か取り上げた。驚くばかりの実態だった。
杉山 共同通信の調べでは、特殊法人トップの約6割、独立行政法人トップの約7割が幹部官僚OBだという。さらに、その大半が100万円以上もの月給をもらっている。
弓谷 こういう問題も含めて、公明党は「天下りの闇に鋭いメスを入れる」と宣言している。
 特に、国民の批判が強い「退職金」については、引き下げを実現。さらに、退職金の二重取り、三重取りを禁止するために、法改正も実施した。
 昨年6月から、公務員が独立行政法人などの役員に就いた場合、公務員在職期間とみなして、退職金は1回だけ支払うようになった。
秋谷 大いに結構じゃないか。公明党は絶対に「与党ボケ」してはならない。今こそ「働き時」だ。
 全議員が団結し、奮闘し、1年で5年、10年分の働きをしてもらいたい。
青木 その通りだ。国民のために、庶民の目線で、日本の政治を刷新してもらいたい。それが有権者の願いだ。国民の大号令だ。
 だから我々も党に対しては厳しく意見を言っていく。

(2004. 6.29. 聖教新聞)

 

<17>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 いよいよ選挙戦も中盤戦だ。各党とも凌(しの)ぎを削る激戦を繰り広げている。
原田 公明党も、日本中で支持者が一丸となって大奮闘している。こんな健気な、ありがたい支持者はいないよ。
秋谷 その通りだ。支持者の真心に応えるためにも、公明党の全議員・家族は、いよいよ猛然と戦ってもらいたい。
 誰よりも先頭に立って、公明党の実績を叫び抜き、支持を広げ抜いていくべきだ。

原田 ところで選挙の時期になると、違法ビラを撒き散らしたり、選挙のポスターを破壊したり、悪質な事件が後を絶たない。
杉山 まったくです。今月25日には兵庫県の尼崎市で、悪辣きわまる事件が起きた。何者かが公明党の比例代表選挙の候補者ポスターを破ったんだ。
弓谷 兵庫県警は同日、ポスターを破った無職の男を公職選挙法違反(自由妨害)の容疑で逮捕した。男は容疑を認めているという話だ。
原田 「読売新聞」「朝日新聞」「神戸新聞」などでも一斉に報道していたな。
弓谷 しかも「公明新聞」(6月28日付)の報道によると、この男は日ごろから、共産党支持の熱心な活動家で、地元では有名な男だというんだな。
青木 まったく悪いやつがいるもんだな!
杉山 この男は同日午前5時半ごろ、市内の民家の塀に掲示されていた選挙ポスター1枚を破った。人気の少ない早朝を狙った悪質な犯行だ。
原田 逮捕は当然も当然だ!
弓谷 しかも、今回の参院選の公示後、公選法違反の容疑で逮捕されたのは「全国初」だよ。
杉山 選挙ポスターを破いたり、傷つけたりするのは「選挙の自由妨害罪」に問われる。公職選挙法の第225条に明確に記されている。
弓谷 有罪になれば「4年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する」ことになる。

原田 だいたい、こういうのは、公明党の躍進が、どうにも気に食わない連中がやるんだよ(笑)。
秋谷 要するに「妬み」であり「やっかみ」であり「焼き餅」だ。正体はミエミエだ(笑)。
弓谷 各地の青年部員の話によると、いろいろある公明党のポスターの中でも「実現力!!」と書かれたポスターの被害が多いようだ(笑)。
青木 よっぽど自分たちの「実現力」に自信がないやつらの仕業だな(爆笑)。
杉山 とにかく、こういう卑劣な真似を野放しにしていたら、日本の政治はおかしくなる。撹乱されてしまう。大事な選挙が汚されてしまう。
 われわれ青年部は断じて許さない。許してはならない。
秋谷 選挙は民主主義社会における国民の大切な権利だ。その権利を妨害する者には厳格、厳重に対処していかねばならない。
原田 まったく、その通りだ。選挙妨害は民主主義の敵だ。
 こういうのは見つけ次第、どんどん警察に通報し、取り締まるべきだ。

杉山 とにかく選挙の時期になると、選挙狙いの悪辣な謀略やデマが飛び回る。おかしなやつが出てくる。
青木 前回の参議院選でも、共産党が日顕宗と結託して大騒ぎしていたじゃないか。
弓谷 共産党は選挙直前の平成13年6月、7月に、機関紙「しんぶん赤旗」で日顕の「シアトル事件」に絡んだデマ事件を取り上げて、狂ったように騒いだ。
原田 誰が見たって悪辣な「選挙狙い」だったな。
青木 赤旗は一方的に日顕宗の言い分を載せたんだ。とにかく、ひどいデマ記事だった。
弓谷 その前にも1面トップでデカデカと騒ぎ立てた。何の根拠もなく、ウソにウソを書き殴って学会を中傷した。
杉山 当然、学会は、このデマ事件で日顕宗を提訴していた。裁判所は「日顕一派が騒いだデマは事実無根」と明確に断罪。最高裁で確定した。
弓谷 ところが、このデマを載せた共産党は、いまだに「誤報でした。ウソを載せてしまいました」と謝っていない。あんなにデカデカと出したくせに、完全にダンマリ、頬被(ほうかむ)りだ。
青木 向こうが言ってくるから、こっちも言うが、こういう腐ったデマで有権者を騙し抜いているのは共産党だ。
 市民は皆、激怒しているよ。

弓谷 まあ、なにしろ、あそこは「反対だけが唯一の実績」だ(笑)。
杉山 揚げ句の果てには、他党の実績を横取りして自分たちがやった、やった≠ニバカ騒ぎしている。革新政党≠ニやらも地に堕ちたもんだ。
青木 都知事も共産党は、他人の獲物を横からさらう、ハイエナという非常に下劣な獣に、よく似ている≠ニ言っていたな(大笑)。
杉山 共産党は選挙のたびに議席を減らして、今や崖っぷちだ。
弓谷 だいたい政党なら、支持団体を攻撃するんじゃなくて、政党同士、政策で戦え! 実績で勝負しろ! それが民主主義の鉄則だろう。
杉山 ところが共産党は勝負する実績も「ゼロ」だ(笑)。だから、いつまでたっても時代錯誤のことをやっている(大笑)。
原田 だいたい共産党は、支持団体を攻撃している場合か?
 議員の「セクハラ事件」はおろか、足元の党員まで「わいせつ事件」を起こして、あっちこっちで逮捕されているじゃないか。
杉山 他党の悪口を言っている場合じゃない。まず党内の浄化と刷新に取り組んだら、どうなんだ(爆笑)。
秋谷 とにかく「選挙狙いの宗教弾圧」は断じて許さない。
 世界的な大経済学者ガルブレイス博士も語っている。
 他人から非難攻撃を受けた場合の心得は、必ず強烈な反撃を加えることだ≠ニ明確に宣言している。
杉山 それが正義だ。ゆえに我々青年部は、悪意の中傷、デマとは真っ向から戦う。
 1やられたら2倍、3倍、10倍の反撃をする。それが民主主義の社会を守るからだ。根本の人権を守るからだ。

(2004. 6.30. 聖教新聞)

 

<18>
出席者:秋谷会長、正木総東京長、萩本第2総東京長、高梨東海道長、杉山青年部長、弓谷男子部長

秋谷 参院選の投票日当日まで、あと10日。各党とも熾烈な戦いを繰り広げている。
正木 全国で特に「激戦区」と言われているのが埼玉だ。
杉山 その通りです。私たちが支援する公明党の西田まことも、まったく予断を許さない情勢です。「もう一歩」です。そう公明新聞にも出ていた。

萩本 ところで選挙といえば、卑劣なデマ、ウソで選挙を撹乱する連中が必ず出てくるな。
弓谷 昨年の統一地方選挙の時にも、平成13年の参院選・都議選の時にも、いたっけな。
正木 その通りだ。平成13年の都議選で共産党は大惨敗した。
 その「悔しまぎれ」「八つ当たり」「責任逃れ」で、同党の不破議長が、いかにも選挙のために公明党が住民票異動をやっている≠ニ言わんばかりに演説した。機関紙でも大々的に出していた。
萩本 そうだった、そうだった。
 あの時の都議選で公明党は23人の候補が全員当選した。一方の共産党は大惨敗。26議席が15議席にまで激減してしまった。
正木 不破議長は、その責任を他党のせいにしようと躍起だった(笑)。
杉山 あの不破デマ演説を受けて、共産党関係者が、デマビラを作ってバラ撒いた。
 都議選直後の参院選狙いの謀略だったことは明白だ。
弓谷 ああいう性根の卑しい真似が通るなんて、他党じゃあ、考えられないよ(爆笑)。
萩本 あの時は、まず千葉県の共産党の運動員がデマビラを撒いた。
杉山 埼玉県でも、悪辣千万だったな! 新座市の共産党の機関紙が公明党が重点区に大規模に住民票を異動している≠ネんていう、まったくの事実無根の大ウソを撒いた。
弓谷 やったのは埼玉県新座市の共産党委員会だ。
杉山 そんなことばかりやるから、全然、市民に信用ない(大笑)。
高梨 愛知県でも、やっぱり共産党の町会議員が同じデマをビラにした。
秋谷 まったく卑劣だ!
正木 これらのデマビラについては、当然、公明党が告訴、告発の申し立て等を厳重に行った。
 その後、ビラを撒いた連中からはウンもスンもない。完全に手も足も出なくなったよ(大笑)。
秋谷 それにしても政治家や政党関係者が、「デマ」で他党を攻撃するとは、とんでもない。
 我々は「言論の自由」は尊重する。だが当然「言論の自由」には責任が伴う。ウソを言い触らす自由などない。
 ウソは「言論の暴力」であり「言論の詐欺」だ。断じて許してはならない。
正木 その通りだ。ウソは民主主義の敵だ! 「真実の言論」こそ民主主義の土台だ。

高梨 デマといえば、昨年の衆院選の時も、ひどかった。沖縄でも小選挙区の無所属候補の応援演説者が住民票異動♂]々のデマを流した。
杉山 そのデマを流したのは、東京のタレントだ。
 昨年10月、わざわざ沖縄に行って公明党は、たとえば東京の足立区で選挙があると、世田谷区から1000人単位で1年前に住民票を異動する≠ネんて大ウソをついたんだ。
弓谷 よくもまあ、そんな根も葉もないことを、いけしゃあしゃあと言えたもんだ! とんでもないデマだ。
杉山 すぐに公明党は厳重に抗議。タレントはその後、デマを認めて謝罪した。
 テレビでも「迷惑をかけて申し訳ない。おわび申し上げたい」と謝っていた。
萩本 当然だ。当たり前だ!
正木 だいたい住民票異動♂]々のデマについては、とっくの昔に「事実無根」とハッキリしているじゃないか。
弓谷 その通りだ。昭和58年12月の衆院選の最中にも、自民党の代議士が、同じような中傷をした。
 当然、公明党が厳重抗議すると、この代議士は無責任な言動だった≠ニ謝罪している。
杉山 それに、この種のデマについては「朝日新聞」も真っ赤なウソだと結論し、謝罪している。
高梨 有名な話だ。平成5年7月20日付の「朝日新聞」徳島版が徳島県内の創価学会員の住民票が、東京都議選のために大量に異動されている≠ニ書いた。
弓谷 調査の結果、同紙は翌7月21日付で「うわさのような事実はありませんでした。十分な裏付け取材をせず、掲載したことで、関係者並びに読者にご迷惑をおかけしました。おわびします」と明確に陳謝したんだ。
正木 常識的に考えたって、大勢の人間が選挙の時だけ、あっちこっち移るなんて、あり得ない。引っ越しだってタダじゃないんだよ(笑)。
高梨 引っ越し代や家賃は誰が払うんだ。バカバカしい(大笑)。
萩本 まったくだ。
 「いつ」「どこで」「誰が」住民票移動をやったのか。共産党は明確に言ってみろ!
杉山 それがないのは大ウソだ。「ウソつきは泥棒のはじまり」だよ(大笑)。

正木 だいたい住民票異動♂]々のデマといったら、あの凶悪な恐喝事件を起こした極悪ペテン師の山崎正友のウソじゃないか。
萩本 その通りだよ。山崎は、平成5年に刑務所を出た後も、政治家の集まりで学会は、今でも住民票異動をやっている。地方でもやっている≠ニ、さんざん大ボラを吹いていた。
高梨 共産党は、そのデマの火元の山崎とは「20年来の仲」だ。有名な「腐れ縁」「仲間」だよ(笑)。
正木 山崎といえば、自分が起こした恐喝事件の裁判の判決で50回以上もウソつき≠ニ断罪された男だ。
萩本 「月刊ペン事件」の裁判でも山崎の一派は20回も信用できない≠ニ断罪された。
高梨 仮にも公党の議員が、平然と、そんな悪党のウソと同じウソをつく。ビラにして騒ぐ。どれほど悪辣、愚劣か!
秋谷 デマで騒ぎ、人々を騙そうとする輩は、必ず滅んでいく。「真実」は必ず勝つ。いや、勝たねばならない。
弓谷 その証拠に、共産党が住民票異動♂]々のデマで騒いだ前回の参院選。結果は、どうだったか。
杉山 公明党は過去最高の818万票。共産党は、前回よりも約400万票(比例区)も得票を減らして大惨敗だった(笑)。
秋谷 公明党は、全国の得票が「過去最高」だ。この数は、たとえ、どんなに住民票異動したって、増やせっこない(爆笑)。
正木 不破氏は、この事実を、どうやって説明するんだ。バカバカしい(大笑)。
萩本 「科学的、論理的に説明する」のが共産党の指導者なんだろう(大笑)。
弓谷 それもできない。しようともしない。
 とにかくデマの流しっぱなし。ウソのつきっぱなし。開き直りっぱなし。
 そんな連中の口車に乗せられたら、大変だ。あとさき苦しめられるのは、庶民だ。国民だ。
杉山 我々は、卑劣なデマ宣伝を断じて許さない。デマを撒き散らす連中も許さない。断じて戦っていく。

(2004. 7. 1. 聖教新聞)

 

<19>
出席者:秋谷会長、正木総東京長、萩本第2総東京長、高梨東海道長、大川 東京・墨田区副総合長、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 先月27日に行われた三重県紀勢町議選で、公明党の候補は定数2減のなか、28%の得票増で大勝利した。
正木 すごいな。三重は頑張っているな。
弓谷 これで公明党は、統一外の地方選で「100ヵ月連続」の全員当選だ。
萩本 100ヵ月といえば8年以上になるな。
秋谷 すべては支持者の奮闘があったればこそだ。
 誰のおかげで、ここまで発展できたか――議員が、それを忘れたら、党は崩れていく。
大川 まったく、その通りだ。
 本当に感謝、感謝、感謝に尽きる。私ども議員OBはもちろん、公明党議員は夢にも忘れてはいけない。
高梨 「畜生ですら恩を知る」だ。これだけの支持者の汗と、労苦と、真心に、何も感じないようなのは愚か者だ。
 議員なんか、即刻、やめたほうがいい。いや、やめるべきだ。不知恩の議員は、叩き出すべきだ。「人間として」狂っている。
秋谷 その通りだ。公明党の議員は今こそ、一分一秒を惜しんで、身を抛(なげう)って戦うべきだ。
 支持者の大恩に報いるべきだ。
正木 真剣勝負だ。「やるか、やられるか」だ。戦わない議員なんか必要ない。むしろ邪魔だ。
大川 とにかく今は、議員と家族が、事実の上で、何人と語り、何人を味方につけたか。これしかない。
 議員の力は絶大だ。「千人力」「万人力」だ。使命は大きい。
杉山 学会員の支援が、どれほど未曾有のものか。他党も羨ましがっているじゃないか。

弓谷 公明党は今や、カギを握る「第3党」として、ますます期待が寄せられている。
萩本 だからこそ議員が、猛然と戦うべきだ。そうでないと、我々が支援する意味もない。
杉山 政策研究大学院大学の橋本晃和教授も「2大政党に次ぐ第3党の存在が重要になってくる」
 「公明党がこの役割を担っている」(日本経済新聞)と論じていた。
高梨 駿河台大学の成田憲彦副学長は「2大政党化と言われるが、実際は3極構造だ」
 「(公明党は)今後、3極の一つの極として残る。公明の行動が日本政治に与える影響は強まる」(共同通信)と指摘している。
大川 それが現実だ。健全な第3党が発展してこそ政治が良くなる。
弓谷 新聞でも「連立政権も、自民と民主に続く第3党の公明が政権安定のカギを握っている」(読売新聞)と報じられている。
萩本 たしかに最近の世論調査でも、公明党の評価は高くなっているな。
弓谷 こういう調査結果もあった。
 参院選後の政権について「自民党と公明党による連立政権を続けるほうがよい」と答えた人が47%。「自民単独がよい」と答えた人よりも大幅に多かった(同)。

大川 「2大政党、2大政党≠ニマスコミは囃し立てているが、自民も民主も、二つとも似ている。あまり違いはない」――そういう指摘も、よく耳にするな。
高梨 実際、多くの国民は、そう見ている。
杉山 ここ数年、選挙の投票率が低下の一途だ。その原因を、早稲田大学国際教養学部の豊永郁子教授は、こう分析していた。
 「2大政党化が進んでいることと関係している」
 「(2大政党に)疎外感を持つ人が多いのではないか」(同)と指摘している。
萩本 「(有権者に)二つの政党が党利党略ばかりで我々の関心事に目を向けてくれない、という感覚が育ったら最後だ」(同)とも警鐘を鳴らしている。
正木 正しい。的を射た指摘だ。
杉山 慶応義塾大学の小林良彰教授も、こう指摘している。
 「はたして現在の日本において、自民党と民主党の2大政党だけで、本当に民意を汲み上げられるのかとなると、必ずしもそうではない」(「第三文明」2月号)と語っていた。
弓谷 実際、世論調査でも「今回の選挙の特徴」を聞くと、「小泉内閣の実績が問われる選挙」が51%、「各政党の実績が問われる選挙」が30%。
 それに比べて「2大政党制が定着するかを占う選挙」は16%しかなかった(読売新聞)。これが国民の正直な声だ。
秋谷 国民にとっては、「2大政党」云々が関心の本質ではない。国民にプラスとなる政策を実現してくれるかどうかだ。
弓谷 今回の参院選で「候補者を決める時に重視するのは何か」という調査でも、「行動力や実行力がある」が57%でトップだった(同)。
大川 公明党は、マニフェストの達成率「ナンバーワン」だ。まさしく公明党にとって本領発揮の「好機到来」だ。

萩本 だいたい「2大政党制」云々なんて、まるで「時代の最先端」みたいにかぶれて言っているが、世界から見たら、もうとっくに「時代遅れ」だ(笑)。
杉山 早稲田大学の谷藤悦史教授も「世界的な傾向としては、2大政党を中心に政権交代して行くようなパターンは非常にまれで、多党制が圧倒的に主流になっている」(同「第三文明」)と指摘している。
弓谷 米国でも「第3党」の存在は重くなってきている。
杉山 米国には民主党と共和党という2大政党がある。しかし、第3党の躍進が、大統領選挙などの行方に重大な影響を与える。
萩本 「既存政党への不信、不満などから、民主、共和両党以外の第3の政党がたびたび登場。少数派の意見を吸収し、2大政党が取り上げなかったり、両党間の違いがない政策で独自色を前面に押し出し、存在感を示している」(共同通信)と報じられていた。
弓谷 前にも話が出たが、イギリスでも2大政党制は崩れてきている。
 先月10日に行われた地方選での当選者の比率は、2大政党が、それぞれ37%、28%。
 そして第3党が21%にものぼった。
大川 新聞でも「英国伝統の2大政党制の土台が大きく揺れている」(読売新聞)と報道されていたな。
秋谷 日本も同じだ。現代は国民の思想信条も、価値観も、生活スタイルも、多種多様だ。「二つの政党しか選べない」というのは、あまりに窮屈だ。息苦しい。
弓谷 こういうのを「ベッドにあわせて手足を切る」と言うんだ(笑)。
高梨 二つの大政党だけだと、建設的な方向に政治が進まなかったり、政策が「政争の具」になったり、大政党が暴走したりする。これが歴史の教訓であり、今の現状だ。
杉山 公明党の行き方こそ「時代の最先端」「世界の最先端」だ。
大川 政治の潤滑油≠ニして、羅針盤≠ニして、ブレーキ役≠ニして、「第3党」の存在ほど大事なものはない。
杉山 ハーバード大学のガルブレイス博士も、第3党の使命について、こう論究していた。
 「『2大政党制』の最大の教訓は、政党が二つしかないと、必要な解決策が出てこない場合がある≠ニいう点です」
 「『2大政党制』に移行するかどうかという議論は、あまり意味がないと思っています。政党は、少なくとも三つか四つあるべきではないでしょうか」と強調していた。
萩本 まったく、その通りだ。
高梨 とにかく日本の命運を握る「第3党」として、公明党の使命は、いよいよ重大だ。
大川 公明党の議員は本当に幸せだ。すべて支持者のおかげだ。
秋谷 もう一度、念を押しておく。公明党は全議員が誠心誠意、支持者に感謝すべきだ。必死に恩に報いるべきだ。
 今回の参院選は、議員や家族、議員OBが全責任を担って戦い、断じて勝利してもらいたい。

(2004. 7. 2. 聖教新聞)

 

<20>
出席者:秋谷会長、谷川副会長(総埼玉総合主事)、会田さいたま長、洲崎総埼玉婦人部長、杉山青年部長、本橋総埼玉青年部長

会田 いよいよ7月だ。参院選も11日の投票日へ向けて、ここからが本当の勝負だ。
杉山 公明党の完勝へ、日本全国で支持者が大奮闘している。
秋谷 とくに首都圏は「一つ」に団結して、激闘を繰り広げている。
 なかでも埼玉は、見事な「旭日(きょくじつ)の大前進」だ。
谷川 国民も、テレビに出ていて有名だとか、面白そうだとか、格好がいいとかじゃなくて、政策や実績や実態を一段と賢く、厳しく見抜かなければならない。
本橋 そうじゃないと国民は、いつまでたっても政治家に騙される。
秋谷 その通りだ。戸田先生が「心して政治を監視せよ」と断言された通りだ。

杉山 たとえば共産党は、公明党が実現した「児童手当の拡充」を自分たちの実績だと放言していたようだ。「公明新聞」に出ていた。
会田 まったくひどい連中だよ(笑)。
洲崎 児童手当の拡充は、公明党が一貫して推進してきた政策じゃないの。これは有名な話よ。
本橋 この児童手当の拡充のウソについては、公明新聞に、こう書いてあった。
 「(今国会で)共産党は、児童手当法改正に賛成したことで自分たちの実績だと主張しているようだが、児童手当拡充のための予算を盛り込んだ2004年度予算に反対しながら実績と言うのでは、ハイエナ政党≠自ら証明するようなものだ」とバッサリだ。
会田 まったく、正論だな。
谷川 全体の予算に反対したってことは、児童手当の拡充に反対したも同然じゃないか。
 それを真顔で自分の実績≠ニ吹聴する。まともな神経じゃできないよ(笑)。
杉山 公明党は、この制度が創設された1972年(昭和47年)の当時から、支給額の引き上げや、支給対象の拡大を推進してきた。
洲崎 公明党の取り組みで、今や支給対象は936万人にまで拡大しました。皆が高く評価していますね。
杉山 報道各社も、今回の法案が可決する前から、こう評していた。
 「児童手当の拡充は公明党が熱心に訴えてきたテーマ」(毎日新聞)
 「児童手当の拡充や育児休業など身近な政策実現では公明党は実にきめ細かい」(共同通信)等と明確に報じている。
本橋 共産党の実績≠ネんて一言も出ていないじゃないか(爆笑)。一事が万事だ。

杉山 それに今、若者の間で話題のジョブカフェ(=就職支援施設)。この施設の設置等を、自分たちの実績であるかのようにデマ宣伝している共産候補がいるようだ。
本橋 これも公明新聞に出ていた。
 このジョブカフェも公明党の実績だ。党が坂口厚労大臣と推進して、関連予算が今年度予算に盛り込まれたものだ。
杉山 ところが、もう設置が決まっている時点で見学したり、関係者と話したりしただけで、自分の実績だと吹聴しているという話だ(笑)。
会田 共産党は悪質なデマ宣伝が多すぎるな!
谷川 あそこは選挙の時期になると必ず、実績横取りのデマで大騒ぎするんだ。
杉山 この前も話が出たが、以前にも東京都知事が激怒していた。
 「共産党は、他人の獲物を横からさらう、ハイエナという非常に下劣な獣に、よく似ている」と一刀両断していた(爆笑)。
本橋 東京で共産党が他党の実績を横取りしたビラをバラ撒いていた。その実態を都議会で質問されて、そう答えたんだ。正論だよ。
秋谷 議会で「ハイエナ」と名指しされた政党なんて「前代未聞」「空前絶後」だろう(大笑)。
杉山 昨年の2月にも共産党は、都の福祉政策に関するメモ程度の検討資料を引っ張り出して、まるで都の決定方針であるかのように騒いだ。これにも都知事がカンカンになった。
本橋 都知事は再び厳しく批判した。
 「卑劣というか、一種の窃盗に近い」
 「平気で白を黒と言い募るというのは、やっぱり人格的に、どこかに欠陥があるんじゃないか」とバッサリ斬り捨てていた。
洲崎 「ハイエナ」の次は「窃盗」「人格的に欠陥」ですか(爆笑)。
杉山 だいたい「過去に質問した」とかいうだけで、自分たちの手柄だと大宣伝する。
 それで都知事も私は、あなた方の品性を問うているんだ。これ、ウソじゃないか∞チャンチャラおかしいよ%凵Xと、さんざん罵倒していた。
谷川 当たり前だ。市民も呆れ果てている。

会田 しかし、共産党は、本当に実績がない。公約を出したって実現の見込みもないから、昨年の総選挙ではマニフェストすらも出せなかった(大笑)。
杉山 この5年間で最も多く法律が誕生した今国会でも、共産党が成立させた法案はゼロだよ、ゼロ。
本橋 その通りだ。衆院では議案の提案自体がゼロ(笑)。参院では12件発議してゼロだ(大笑)。
谷川 私の知る新聞記者が言っていた。
 「イラクだの、年金だの、いくら並べたって、一つも実現できない。どこの党とも連携できないし、しない。独善で、相手にされない。そんなところに入れたって『死に票』だ」と言っていた。
秋谷 政治家は「実績がすべて」「結果がすべて」だ。
 公党ともあろうものが「口先」や「格好」だけで「実績の横取り」など、みっともない限りだ。
杉山 まったくです。有権者は賢く、鋭く審判を下していくべきだ。
谷川 「ハイエナ」といえば、政治の世界だけじゃない。宗教の世界にもいるじゃないか。
会田 ああ、日顕宗だな(笑)。
 あそこも人を騙して信者泥棒≠狙うハイエナだ。
杉山 まったくだ。「ニセ法主」の日顕以下、折伏もしない、できない。そのくせウソやデマで信者を盗み取ろうとする。「下劣な獣」そのものだ(大笑)。
本橋 御聖訓に「袈裟(けさ)を著(ちゃく)すと雖(いえど)も猶(なお)猟師(りょうし)の細(ほそ)めに視(み)て徐(しずか)に行くが如(ごと)く猫(ねこ)の鼠(ねずみ)を伺(うかが)うが如し」とある。まさに毒蛇の目で獲物を狙う日顕のことだ。
秋谷 とにかく、宗教も政治も「インチキ」は絶対に許してはならない。
 「真偽」を厳然と明らかにする。それが日蓮大聖人の魂だ。

(2004. 7. 3. 聖教新聞)