正義と勝利の座談会

第2部


 31  32  33  34  35  36  37  38  39  40

 

<31>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 11日に行われた参議院選挙で、我々が支援した公明党が見事に大勝利した。
弓谷 公明党は改選前の10議席から、11議席に議席増を果たした。
杉山 選挙区では、東京、埼玉、大阪の3選挙区で、全候補が見事に完全勝利!
弓谷 比例代表でも全国で862万票。
 前回の参院選より約43万3000票も伸ばした。これは参院選での公明党の「過去最高得票」だ。
原田 しかも比例区の個人別得票数では、1位から6位まで、すべて公明党が独占した。
秋谷 これも日本全国の支持者の大奮闘のおかげだ。すべては支持者あっての大勝利だ。党も議員も、心の底から感謝しなければならない。
青木 しかも他党が、軒並み議席を減らしたなかで、議席を増やしたのは公明党と民主党だけだ。

秋谷 とくに埼玉は、よく戦い、勝った。
 選挙区で約54万票を勝ち取った。昨年の衆院選の雪辱を見事に果たした。
原田 ある著名な政治家も公明党は連戦連勝だ。本当に、すごいですね≠ニ、われわれ以上に注目していたようだ。
弓谷 「常勝関西」も、勝ちに勝ちまくった。大激戦といわれた大阪選挙区を制し、堂々、第2位で当選を果たした。
青木 さすがだな!
 関西は21世紀の「常勝」の地盤を、一段と固めたな!
原田 首都・東京も、タレント候補などが乱立して無党派の風が吹き荒れた。全く予断を許さぬ情勢だった。
弓谷 その乱戦のなかで、公明の新人候補は82万票を獲得。見事に勝利を飾った。
秋谷 とにかく全部、支持者の大奮闘のおかげだ。ただただ、それに尽きる。
 今回の選挙で当選した公明党の参議院議員はもちろん、すべての国会議員、地方議員、その家族は、支持者の一人一人に頭を下げて、心から感謝すべきだ。
原田 本当に、その通りだ。全議員が、どんどん御礼の挨拶をしていくべきだ。
青木 連日の猛暑のなか、どれだけ多くの支持者が、どれほど大変な思いをして、支援したか。この大恩を、議員は一生涯、断じて忘れるな!
弓谷 とくに今回は、イラクや年金の問題など、与党に逆風が吹き荒れた。そのなかでの堂々たる勝利だった。
杉山 マスコミ各紙も「公明党は堅調」と評価していた。日経新聞は、公明党の存在感に注目して「『2+1』政党の時代」とまで報じていたじゃないか。
青木 「2大政党の時代」と言うが、公明党が中核だ。いよいよ責任は重い。

原田 それにしても、あの共産党は、またもや大惨敗だったな!
杉山 改選前の15議席が、一気に4議席にまで激減した。これで非改選の5議席と合わせて、たったの9議席にまで落ち込んだ。
弓谷 新聞各紙にも「共産は激減」「共産は選挙区全敗」と大きく出ていたな。
杉山 共産党が選挙区でゼロになったのは昭和34年以来、実に45年ぶりのことだ。
弓谷 実は参議院では10人以上の議員の賛成がないと「議案を発議すること」ができない。
原田 つまり、参議院で共産党は、自分たちだけでは法案の提出も、できなくなったということだ。
杉山 衆議院でも、議席が足りないから議案提出権はナシ。これで共産党は、衆参両院ともに「議案提出権」がない政党になった。
弓谷 それに参議院では、10人以上の議員がいれば「院内交渉団体」の資格を持つ政党・会派を結成できる。
原田 院内交渉団体というと、原則として国会の本会議での代表質問権などを持っている正式な会派のことだな。
弓谷 そうです。通常、国会の運営は各会派の話し合いで進められる。その議論の場として「議院運営委員会(=議運)」が設けられている。
 この議運に理事を出せるのも院内交渉団体だけだ。
青木 つまり共産党は、参議院の運営に正式に関わる人間も出せなくなったわけだ。
弓谷 常任委員会の委員長も出せなくなる。
杉山 それに政党の活動拠点となる国会内の控室も、議席数に応じて配分される。
 こっちもグンと狭くなるようだ。
青木 仕方がない。それが議会制民主主義だ。「公平なルール」だ。誰が悪いのでもない。
原田 今回、民主党は12議席増だが、実は、このうち11議席は共産党が減った分だ。
 要するに野党の議席が移っただけだ。結局、民主党に食われてしまった。
杉山 ところで選挙前には、新聞各紙が「宗教票のゆくえ」を取り沙汰していたな。
原田 テレビでも、やっていた。
 民主党が立正佼成会の支持を取り付けた≠ニか全日本仏教会が、どこを推薦した≠ニか。あっちこっちで連日、報道していた。
青木 結局、立正佼成会の票は民主党に何票、入ったんだ?(笑)
弓谷 二人推薦したからといっても、そのうち、どれだけ入ったか誰にも分からない(大笑)。
杉山 日本の宗教団体の信者数を全部足すと人口の2倍になる≠ニいう指摘もあるほどだ。
 いわゆる宗教票の実態ほど、つかみにくいものはない。
青木 それで宗教団体のなかには、実態が見えないのをいいことに、つけ上がり、調子に乗るのが出てくる。
原田 そういえば昔から立正佼成会を知る新聞記者も論じていた。
 以前は立正佼成会も自分のところから何票入ったか分かるような候補を出していた。ところが、もう、そんな力はない。そこで、どこの団体から何票入ったか分からないような候補に乗っかって、大きく見せようと方向転換したんだろう≠ニ指摘していた。
杉山 産経新聞の記事でも、立正佼成会の外務部が「世帯数ほどの票がでるか分からない」と正直に答えていたな。
弓谷 僕も読んだ。「若い会員の中には『何で宗教団体が政治にかかわるのか』という意見を持つ人も少なくない」とも語っていた。
秋谷 若い人こそ政治に関心をもち、政治に参加していくべきじゃないか。いわんや「立正安国」は日蓮仏法の根幹じゃないか。
 無関心は政治家に利用され、振り回されるだけだ。これが日本の宗教界の実態だ。

(2004. 7.14. 聖教新聞)

 

<32>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 とにかく議員は「当選後が勝負」だ。「応援して良かったな」「よく働いてくれる」「清々しい勝利だな」――そう支持者が心から思えるようでなければ、応援した意味は全くない。
杉山 その通りだ。選挙の間だけは平身低頭で、応援させるだけさせる。ところが当選した途端にウンもスンもない。これじゃあ支持者は、やりきれない。
弓谷 まずは何を差しおいても、支持者に御礼し、感謝すべきだ。「応援してもらいっぱなし」など言語道断だ。
原田 公明党の議員は、間髪入れず、御礼の電話を支持者に入れるべきだ。
 「本当に、ありがとうございました!」「皆さまのおかげで大勝利できました!」と誠心誠意、感謝の思いを伝えるべきだ。
秋谷 他党の議員だって、当選した翌日から、街頭に立って御礼の演説をしているじゃないか。「すぐに戦闘開始が議員の常識」だ。
青木 公明党の議員こそ、誰よりも早く、誰よりも真剣に、戦いを開始すべきだ。
秋谷 公明党は本年の11月17日で、結党40周年を迎える。その大きな節目を前に、支持者のおかげで、党史に輝かしい金字塔を打ち立てられた。すべての議員、家族、OBが感謝すべき「大恩」だ。

原田 公明党は「支持者が党に何でも言える」ようにしなくちゃいけない。そういう姿勢が、まだまだなっていない。一から十まで「支持者あっての党」じゃないか。
青木 当然のことだ。自民だって民主だって、どこの党だって、そうだ。
 議員は国民の「しもべ」だ。国民、支持者が「主人」じゃないか。傲慢になり、少しでも思い違いを起こして履き違えたら、公明党の未来はない。
秋谷 そうでなければ、あの竹入のように「権力の魔性」に狂う。勝手放題、やりたい放題で党をメチャクチャにしてしまう。
青木 どれほど「権力の魔性」が恐ろしいか。誰のためでもない。公明党の発展のために、議員一人一人が立派に使命を全(まっと)うできるように、厳しく忠告しておこうじゃないか。
原田 堕落した瞬間に、学会は公明党への支援をやめる。いや、徹底的に戦う。叩く。卑劣な「忘恩」「裏切り」は断固として許さない!
青木 その通りだ。そうでなくては、いちばん大事な学会までもが、党のために利用されてしまうからだ。「破和合僧(はわごうそう)」こそ、最大の敵であり、魔だ。
秋谷 そうだ。これは未来永劫に変わることのない「大方針」であり「鉄則」だ。議員は、よくよく肝に銘じてもらいたい。

原田 とにかく支持者は皆、純粋に、真心から、懸命に、手弁当で支援してくださっている。
 それを「応援してもらって当たり前」などと毛筋ほどでもバカにしたら、断じて許さない!
青木 「心には心で応える」――それが人間だ。それを議員が本当にできれば、公明党は今の2倍、3倍と発展するよ。
 これからの時代は党が道を開くべきだ。
原田 「お世話になったら、お礼を言う」「恩義には、感謝し、報いる」――人間として当たり前のことだ。
 党の首脳も、全議員に、しっかり徹底的に教育してもらいたい。「人間としての道」を叩き込んでもらいたい。
青木 誰よりも首脳が模範を示すべきだ。
 当選した途端に威張り腐る――そういうのは支持者を、国民をナメている。党をナメている。
 そういう連中が「いられない」ような気風と伝統を、党首脳が率先して築いてもらいたい。
秋谷 いよいよ公明党は、これからが勝負だ。支持者第一の行動でも、実績でも、皆が「公明党を勝たせて良かった」と心から喜べる活動を開始してもらいたい。「勝って兜の緒を締めよ」だ。

原田 来年は東京都議会選挙もある。ただちに全議員が立ち上がって、日常の活動を、しっかりやるべきだ。
青木 その通りだ。また、学会にあっても、東京の幹部は、しっかりと地域に根ざし、組織を強固にしていくべきだ。
秋谷 まったく同感だ。各地域を担当している幹部は、責任を持って、地域を強め、固め、広宣流布の陣列を広げていこう。
 「東京革命」の新しい戦いを起こそう!
 そうすれば東京は、今以上の力が出る。まだまだ出る。東京は大事な心臓部≠セからだ。

(2004. 7.15. 聖教新聞)

 

<33>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、大野総中部長、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 「青年の月」の7月。全国の青年部は、威風も堂々、新たな完勝の前進を開始した。
青木 本部に来るお客も口々に「すごいですね。おめでとうございます」「さすがですね。いや、驚いた」「本当に日本の柱ですね」等々と讃嘆している。
西口 婦人部、女子部の活躍は素晴らしかった。そして男子部が本当に頑張った。
秋谷 池田先生が常々おっしゃる通り、見事な「本門の青年部」の陣列が出来上がった。
 まさに新時代に入った。学会の未来はすべて青年に託す以外にない。
大野 その通りですね。本当に嬉しい。頼もしい。
 経文に「未来の果(か)を知(し)らんと欲(ほっ)せば其(そ)の現在の因を見よ」とある通りだ。
 未来は、今の若い人材で決まる。
青木 その点でも、日顕宗なんか、お先真っ暗じゃないか(笑)。

弓谷 日顕宗といえば、7月というのは、日顕が「法主の座を盗み取った月」だ。
杉山 昭和54年7月22日のことだ。日達法主が急死した。そのドサクサに紛れて日顕はワシが相承を受けた≠ニ大ウソをついて、まんまと法主の座を泥棒した。
弓谷 この泥棒野郎が!
秋谷 それ以来、7月は「相承詐称の月」「ニセ法主の月」となった(笑)。
弓谷 だから日顕は、毎年7月になると、自分の「相承詐称」を思い出して、虫が騒ぐようだ(笑)。
 誰も何も言わないのに、勝手に「相承、相承」と蒸し返したり、まったく狂った行動に出る(爆笑)。
西口 よく「犯人は現場に戻る」というが、日顕も同じだ(笑)。
 法主の座を盗んだ、自分の犯行≠ェ、いつバレるか、怖くて怖くてしょうがない。だから「相承、相承」と何度も蒸し返すんだ(大笑)。
青木 バカなやつだ。もうとっくにバレているのにな(笑)。
弓谷 だいたい日顕の「ニセ法主」疑惑のせいで、宗門は最高裁で3度も大敗北した。誰が見たって明々白々だ。

杉山 そういえば、一昨年の7月には、日顕のドラ息子の阿部信彰と極悪ペテン師の山崎正友が、都内のホテルで密談した。
 それも宗内では、信彰が山崎に相承問題で親父の日顕を助けてくれ≠ニ懇願した、といわれている(笑)。
弓谷 その証拠に、その後、山崎と子分の原島が突然、法華講の機関紙に登場して、日顕の相承について騒いでいたじゃないか。
大野 どうせ全部、日顕がやらせたことだろう。日顕が山崎に泣きついたんだ(笑)。
秋谷 バカバカしい。山崎なんか坊主でもない。筋金入りの極悪ペテン師だ。
 そんな男に相承を証明≠ウせようとすること自体が「ニセ法主」の何よりの証拠じゃないか(大笑)。
青木 あれで、日顕の「相承疑惑」が更に深まった。皆が「やっぱり日顕はニセ法主だったのか」と納得した(笑)。
西口 結局、日顕の目論見は大失敗に終わったな。これこそ「キジも鳴かずば打たれまい(よけいなことを言わなければ、災いを招かないですむことのたとえ)」だな(笑)。

弓谷 7月といえば、日顕が禅寺に墓を建てたのも、平成元年7月17日。あいつが「天魔」の本性を現した事件だった。
杉山 日顕は福島市内の白山寺という禅寺に先祖代々の墓を建てた。しかも、墓地に坊主どもを引き連れて開眼法要≠ワでやっていたんだ。
大野 福島市には広布寺という宗門の寺があるにもかかわらず、だ。
秋谷 全部、後になって分かったが、いや、驚いた。
 まさか、あんな大謗法を法主が犯していたとは。我々は本当に騙された。
弓谷 その墓は、15年が経った今でも、禅寺の墓地に建ったまんまだ。
秋谷 恐るべき妖怪法主≠セ。日蓮大聖人が「天魔の国に入って酔(よ)えるが如(ごと)く狂(くる)えるが如く歎(なげ)く可(べ)し哀(あわれ)む可し恐(おそ)る可し厭(いと)う可し」と厳然と仰せになった通りだ。
 これが日顕の恐るべき正体だ。
青木 狂い果てた宗門のなかでも、やっぱり日顕本人が一番の「謗法(ほうぼう)の固(かた)まり」だな(笑)。
西口 それに日顕が、ドス黒い陰謀の「C作戦」を企んだのも、翌年の「7月」だったな。
弓谷 平成2年7月、日顕は手下の坊主どもと極秘で学会攻撃の謀議を巡らした。
 場所は、7月16日が東京・文京区の西片。18日が大石寺だった。
杉山 その通りだ。後で「河辺メモ」が発覚して、全部ハッキリした。
 秘密会議に「いつ」「どこで」「誰が」集まったのか、それに密議の内容も、全部、詳細にメモされていた。
青木 まさに「動かぬ証拠」だ。
 日顕やペテン師の山崎がつくような、口から出任せの大ウソとは全然、違う(笑)。
西口 この年の10月には、開創700年の行事があった。学会は、開創700年に向けて、総一坊、総二坊を寄進した。また、文化祭をやって、盛大に祝賀した。
秋谷 ところが日顕は、その陰で邪智をめぐらせ、こんな謀議をしていたんだ。

大野 日顕は学会員のうち20万人が宗門につけばいい≠ネどと言い放って「C作戦」の陰謀を仕掛けた。
 だが、その結果は大の大失敗(大笑)。学会は微動だにしなかった。20万人なんて全然、動かない。
秋谷 信者が大激減したのは、日顕宗のほうだ(大笑)。
 「C作戦」以降、末寺だけでも35ヵ寺が離脱した。公称信徒数でも、約1800万人から、たったの30万人に激減した(笑)。
弓谷 しかも、その「30万人」だって、目いっぱい水増しした数だ。実質は数万人しかいない(爆笑)。
青木 一方、SGI(創価学会インタナショナル)の連帯は世界中に広がっている。もはや完全に「勝負あり」だ。
大野 大聖人が、日興上人が、日顕を厳しく断罪された。
 学会を厳然と守ってくださったんだ。

(2004. 7.16. 聖教新聞)

 

<34>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、大野総中部長、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 前回は、7月になると日顕が「失態」「失敗」「狂態」を繰り返しているという話が出た。
西口 日顕は、やることなすこと全部、失敗だ。学会に対する嫉妬の謀略に狂った揚げ句、どんどん墓穴を掘って自滅する。
 今年は、早くも法華講が1万人も脱講している。
弓谷 昭和54年7月、相承を受けていないくせに勝手に盗座=B
 それ以来、相承詐称が気になって仕方ない日顕は毎年7月になると相承隠し≠ノうごめく(笑)。
 それで一昨年7月には日顕のドラ息子の信彰が、極悪ペテン師の山崎正友と相承問題で密談した。
大野 平成元年7月には、福島市内の禅寺墓で開眼法要=B平成2年7月には「C作戦」の謀議をめぐらせた。
杉山 まだまだ、ある。日顕は平成3年7月21日には、檀徒作りを、宗門の公式方針として発表した。
弓谷 邪智のはたらく日顕は、そうやって学会に脅しをかけてきたが、これも大失敗だ。日顕宗の坊主は折伏(しゃくぶく)≠ネどしたことがない。法華講への指導だって、もともとできない。
 それどころか逆に、日顕をはじめ坊主どもの腐敗堕落の悪行が次々と発覚して、法華講の脱講が続出した。
大野 日顕は「7月」になると、本当にますます狂うな(笑)。
 平成6年の7月には、法華講の総会で「平成14年には30万人の登山をやる」なんて急に言い出したじゃないか(笑)。
青木 30万人なんて、どこにもいないのにな(大笑)。あれには本当に皆がビックリ仰天した。
杉山 当然、これも大失敗。法華講は一人で何回も登山させられ、供養をせびられる「登山地獄」に「供養地獄」。ほとほと嫌気がさして、またまた続々と脱講した。
秋谷 それもこれも全部、日顕が「ニセ法主」だからだ。
 日顕は、自分の正体を隠そうとして、必死になる。だが、それが全部、裏目に出る。墓穴を掘る。
杉山 平成13年の7月には、宗門は何と参院選に二人の檀徒候補を立候補させた。
西口 日顕自ら坊主たちに法華講員が立候補しているから応援してやってほしい。ワシも祈っているから∞大勢の講員がいるんだから、大いに呼びかけてもらいたい≠ネんて、必死に煽っていた。
秋谷 選挙を使って、何とか学会に嫌がらせをしたかったんだろう。いつもそうだ。発想のもとが嫉妬だから、本当に幼稚だ(笑)。
弓谷 だが結果は、当然のことながら大惨敗。
 檀徒候補は、二人あわせても、たったの1万6000票しか取れなかった。地元の富士宮でも、432票という有り様だったな。
青木 皆、ゲラゲラ笑っていた。学会に嫌がらせをするつもりが、自分たちの惨めな衰亡の実態を、社会に晒しただけだった(大笑)。

大野 今回の参院選については、日顕は何も言わなかったな。
西口 何も言えなかったんだよ。前回の参院選では、さんざん恥をかいた。だから今回は何も言えない。完全にダンマリだ。
青木 そりゃあ、そうだろう。日顕が、いくら言ってもムダだ。法華講どころか複数の坊主、寺族さえもが公明党を応援しているくらいだ(爆笑)。
杉山 まだ、ある。日顕は去年の7月にも、赤っ恥を晒した。あいつはテロの犠牲者の追善法要だ≠ニか何とか言って、女房を連れてアメリカに行っていたんだ。
大野 あれも本当は裁判で負けっぱなしだから、日本から「高飛び」したんじゃないのか。そう、皆から笑われたな(笑)。
杉山 ところが日本に帰ってきたら、何と、その直後に「最高裁の断罪」が待っていた(爆笑)。
弓谷 日顕が悪辣なデマ発言で改革僧侶を中傷した事件だ。その裁判で、最高裁が昨年7月15日、「日顕個人」に30万円の賠償命令を厳しく下したんだ。
秋谷 法主が悪辣なデマで最高裁から断罪されるなんて、まさに前代未聞だった。
 これも、日顕が「ニセ法主」だから出てきた結果だ。全部「因果応報」だ。厳しいものだ。
青木 その通りだ。
 「ニセ法主」だから、禅寺に墓を建てた。
 「ニセ法主」だから、仏意仏勅の創価学会を切った。
 「ニセ法主」だから、信徒泥棒を企てた。
西口 「ニセ法主」だから、最高裁で断罪された。
 「ニセ法主」だから、ペテン師の山崎にひれ伏した。
杉山 それも全部、あいつが法主の座を盗んだ「7月」に、だ(笑)。
 今年も、いよいよ「ニセ法主問題」「相承詐称問題」が本格的に追及されていくよ。
青木 日顕は「飛んで火に入る夏の虫」だな(爆笑)。
 相承疑惑≠ニいう業火に、自分から飛び込んでいく。今年の夏も、何をしでかすか、見物だ(大笑)。

(2004. 7.17. 聖教新聞)

 

<35>
出席者:三井婦人部書記長、田代第2総東京婦人部長、井桁女子部長、館野女子部書記長、西坂第2総東京女子部長、平間女子部教学部長

田代 今年の上半期は、女子部も見事な前進でしたね!
三井 池田先生も「女子部は本当に、よく頑張った。成長したね」と、何度も、おっしゃってくださっていました。
井桁 本当に嬉しいです。それに今回の参院選では、女子部のリーダーである鰐淵洋子さんも当選しました。
西坂 私もビックリしましたが(笑)、よく知っている友人です。
 関西創価高校出身として初、創価女子短期大学出身としても初の国会議員です!
三井 大変でしょうが、ぜひとも立派な議員になって、頑張ってもらいたいですね。
井桁 若い女性が、社会のありとあらゆる分野で活躍する――そういう時代が本格的に始まった。その象徴ですね。

館野 ところで、5月の協議会で、池田先生は「女子部は純粋である。まじめである。何事にも真剣だ。ウソを許さない。女子部がいると、会合がパッと明るくなる。皆が元気になる。勇気と希望がわく。
 信心強き女性が一人、毅然と立ち上がれば、一家も、地域も、社会をも、大きく幸福の方向へと向けていけるものだ」と、女子部の使命を語り、激励してくださいました。
井桁 本当に、そう思います。女子部が輝けば未来が輝く。今、多くの女子部員が自身の壁を破り、素晴らしい歴史を築いています。
西坂 職場の上司に弘教(ぐきょう)したり、聖教新聞の購読を推進したメンバーもいます。
館野 東北のある女子部員は、職場の上司に弘教しました。彼女は、明るく誠実な人柄で勤務態度も真面目。職場で厚い信頼を勝ち得ていた。
 そんななか上司を学会のセミナーに誘ったところ「君が言うなら」と参加してくださり、ついに入会されたのです。
井桁 今では、その上司の方(かた)は毎日1時間の唱題に励み、生き生きと活動されています。
 他の社員からも「学会に入って変わりましたね」と言われるほど。
 社内には他にも「学会の会合に出てみたい」「自分も入会したい」という方がいるそうです。
田代 一人の女子部の活躍から、社内に大きく信頼の輪が広がっていく。素晴らしいわね。
西坂 東京でも、職場の上司二人に弘教を実らせた女子部員がいました。
 そのメンバーは、まず職場として聖教新聞を購読してもらったそうです。しかし皆、なかなか読もうとしない。そこで彼女は職場の上司たちに声をかけ、聖教新聞の読み合わせを始めました。
 そのなかから、学会の真実の姿を知り、入会するまでになったのです。
平間 静岡の女子部員が勤務する会社の社長さんも、こう言われていました。
 彼女の仕事ぶりを見ていると、学会で薫陶を受けているリーダーは違うなと実感します。彼女の紹介で聖教新聞を購読するようになりましたが、学会員の方々が一生懸命に生き、祈るなかで、実証を示している姿に共感を覚えます。
 私自身、自分を磨き、より良い会社経営を行っていくためのヒントを得られ、大変に感謝しています≠ニ、語っておられました。

館野 福岡の女子部員は職場の社長に対しても、つねづね学会の理念を語ってきたそうです。
 すると社長から「我が社の女子社員に、もっと学会の思想を語ってもらいたい」と、お願いされたというのです。
井桁 私の知っている女子部員も、こう言っていました。
 「私の会社には学会嫌いの上司が一人いました。『なんとしても私が仕事で実証を示すんだ』『その実証の姿で、上司の心を変えるんだ』と懸命に仕事に取り組みました。その結果、職場の業務査定で何度か最高の評価を勝ち取ることが出来ました。
 その直後のことです。その上司が人事異動で、いなくなってしまったのです」
三井 不思議なことね。いい話だわね。
西坂 こんな話もあります。女子部員が勤務する会社で、職場の上司が聖教新聞を購読した。それを知った別の社員が、その上司に「学会は香典を持って行くんですよ」なんてデマを吹き込んだそうです。
平間 卑劣な人間というのは、そうやって必ず陰でコソコソと悪口を言うのよね。最低! 言いたいことがあるなら、本人に直接、言えばいいじゃないの!
館野 その通りよ!
西坂 そこで、その女子部員が「何を証拠に、そんなことを言うんですか。『いつ』『どこで』『誰が』そんなことをやったんですか」と厳しく言い返した。
 すると、デマを流した人は、黙り込んでしまった(大笑)。
三井 まったくよ。バカバカしい! だいたい香典を持っていったら「窃盗罪」じゃないの。
館野 学会の弁護士にも確認しましたが、当然、学会員が香典云々で「窃盗罪」で逮捕された事実なんか一件もないそうです(笑)。
田代 当然よ。「真実」に勝るものはない。御書に「多くの火あつまれども一水(いっすい)にはきゑぬ」と仰せの通りです。

三井 とにかく私自身の体験でも、女子部時代は大切です。本当に痛感します。
田代 池田先生は、つねづね教えてくださっています。
 40代、50代になっても、健康で、福運に満ち、現実の生活に、生き甲斐と勝利を獲得していく。
 そのためには、青春時代における人生の土台を、ガッチリと信心で作る以外にない。
 土台の弱いものは、必ず崩れるからである≠ニ言われています。
井桁 その通りと思います。幸福は他人と比較するものではない。「自分自身を、どう築くか」ですね。
三井 本当に女子部の使命は大きい!
 青春時代は一生の幸福を築く土台です。
井桁 いわんや「世界平和」「広宣流布」という大目的のために、戦い、生き抜く私たちの青春には、最高の「充実」と「価値」と「悔いのない歴史」が残りますね。
館野 女子部の結成は昭和26年7月19日。その席上、戸田先生は厳然と宣言されました。
 「女子部は一人も残らず幸福に!」
 「清らかな強き信心で、この一生を生き抜け!」
 これが女子部の永遠の原点です。
三井 大切な人生です。大事な使命の女子部です。
 だからこそ女子部の皆さんは、絶対に事件、事故に巻き込まれてはいけません。愚かな人生は、不幸が続くだけです。
田代 特に最近は女性を狙った凶悪な犯罪が増えています。暴行、ひったくり、ストーカーや通り魔の被害‥‥。
 「自分は大丈夫」という油断は絶対に禁物です。本人の注意、本人の強い意識が大切です。「愚人(ぐにん)は不幸となる」。これが仏法です。
三井 ずいぶん前のことになりますが、ある地方で女子部員が事件に巻き込まれたことがありました。夜遅くに外出して被害にあってしまった。
 今でも池田先生は、あの残念な事件に対して、心を痛めていると、うかがっています。
 当時、事件を聞かれた先生は泣きながら「学会の指導通り、早く帰ればいいのに」と言われた。「あのかわいそうな事件は私の胸から一生涯離れることはないだろう」と寂しそうに言っておられました。
 「あのような事件は、絶対に、あってはならない」と、私たちに幾度となく、厳しく語ってくださっています。
井桁 先生は「若い集団の女子部だ。絶対に家族に心配をかけてはならない。幸福になり、人々を安心させるのが仏法者であるからだ」
 「女子部は、電話で帰宅時間を知らせるとか、両親の心を理解できる、聡明な女性であってほしい」と繰り返し指導されています。
田代 とにかく「夜は遅くならない」。これが一切の根本ですね。
三井 その通りです。「女子部は夜遅くならないように」というのが学会の一貫した指導です。
館野 女子部としても「夜は、なるべく二人以上で歩く」「人通りの少ない道は避ける」。それに「防犯ベルを携帯する」など、事故を未然に防ぐ心構えを徹底しています。
 これは女子部の最高会議の決定です。「末法は五濁乱漫(ごじょくらんまん)」――それだけ悪人が多いということです。
平間 「見知らぬ人には、絶対に安易に対応しない」という原則もあります。
田代 当たり前のことですが、大事な鉄則ですね。
三井 「絶対無事故こそ幸福の条件」です。
 いよいよ「本門の女子部」の時代の到来です。
 一人ひとりが一段と厳しく自覚し、賢明、聡明に実践していきたいものです。

(2004. 7.19. 聖教新聞)

 

<36>
出席者:三井婦人部書記長、田代第2総東京婦人部長、井桁女子部長、館野女子部書記長、西坂第2総東京女子部長、平間女子部教学部長

三井 青年の政治離れが、よく言われていますが、まったく、そうですね。若い女性の政治参加の先頭に立っているのも学会の女子部です。「21世紀=女性の世紀」の象徴ですから。
 皆が政治家を信用しなくなった。怖いことです。国の将来が心配です。
井桁 まったく、その通りですね。先日の参院選でも、全国各地で、公明党の支持者である女子部員の姿を見て、公明党を支援してくださった方が、たくさんいます。
 「21世紀は女性の世紀」と、私たちは率先して若い女性の政治の監視、政治の参加の先頭を走っている。
三井 その通りです。私も、よく知っています。よく伺っています。
 「候補者より、応援している女子部に入れてあげたいな」と言っていた支持者がいましたよ(笑)。
田代 平和のため、人々の幸福のため、政治に皆の声を反映させる。そのために青年が先頭を切っていかなくてはならない。そこにしか健全な民主主義はない。とくに、若い女性が参加してこそ政治も良くなる。
 素晴らしいことです。多くの学者や著名な人たちが、学会の女性をほめている理由が分かりますね。
三井 これからも、ますます私たち女性は、政治に関心をもち、政治を推進させていける存在にならなくてはなりません。
 これが広宣流布の一次元の在り方です。
館野 その通りです。たとえば新潟の女子部員が知っている社長さん。
 この世の中で、若い女性が、手弁当で、社会のために、こんなにも真剣に頑張っている。こんな立派な団体は創価学会しかない。本当に、そう思うよ≠ニ言って、彼女が応援している公明党候補への支援を決定。従業員全員にも声をかけてくれたそうです。
井桁 私の恩師も、はじめは新興宗教≠ニ言って学会をバカにしていましたが、今では学会の使命と本質を、よく分かってくださったようで、大変に協力してくださっています。
三井 よく分かりますよ。多くのところで、そのような声が澎湃(ほうはい)と上がっています。女子部のいるところは、広布の花が必ず咲いている。
平間 私が知っている識者も語っていました。
 「学会は本当にすごい。選挙だけでもすごいと思うが、それ以外にも普段から平和・文化・教育の運動に取り組んでいる。しかも日本だけでなく世界中で、正義と平和の連帯を広げている」
 「池田名誉会長には世界各国の大学から160もの名誉称号が贈られている。こんな偉大な人は日本では、他にはいない」と驚いておられました。

西坂 婦人部と女子部が主催した「平和の文化と女性」展に参加した女性識者も言われていました。
 私は創価学会婦人部、女子部の皆さんの日ごろからの活動、そして地道な努力を高く評価しています
 学会は、たくさんの若い人たちが活躍している。「人材の宝庫」だと感じています≠ニ称賛しておられましたね。
平間 全国各地の女子部員がいる職場で、学会への理解が大きく広がっています。それとともに「学会員のあなたが支援しているならば」と公明党を応援してくださる人も、たくさん出てきました。
井桁 その通りですね。ある方面の女子部員も、勤務先の社長から、こんなことを言われたそうです。
 「自分の耳には悪い風評が多く入ってきた。しかし、あなたを通して学会を見ると、まったく違う」と心を動かされたというのです。
 そして、その社長は学会の本を読み、学会の会合も少し出てくれて「これが真実の大発展している学会だ」と分かった。「学会は正しい。これが真実の学会だ」と、学会の正義を深く理解してくれた。
西坂 大阪で社長秘書をしている女子部員も、いつも社長から学会のことを聞かれた。その社長さんが今年になって学会への入会を希望。
 先般の参院選の時には、100人もの方に支援のお願いをしたそうです。
館野 立正佼成会や天理教や他宗教の信者のなかにも、女子部員のさわやかな、健気な姿に触れて、公明党を支援した人もいるようですね。各方面から、そういう楽しい報告が、たくさん入っています。
田代 なかには真実を知りもしないで、時代遅れの「自分は学会が嫌いだ」なんて言う上司もいるんでしょうね(笑)。
西坂 たまにいるようです。そういう人は、よっぽど時代遅れの、人々から嫌われる非常識な人ですね(大笑)。

平間 それに公明党は創価学会と一体で憲法の「政教分離の原則」に反している≠ネんて言う人に、鋭く切り返した女子部がいます。
井桁 そうでしょうね。古い古い人が、日本には、まだまだいますから(爆笑)。
平間 そこで彼女は「何言ってるんですか。立正佼成会だって民主党を応援しているじゃないですか。公明党が違憲だったら、民主党も違憲ですよ。民主党にも言いなさいよ」(笑)。
 「それに公明党が違憲だったら、なぜ誰も裁判に訴えなかったんですか。学会員が公明党を応援することは憲法に保障された権利なんですよ」とキッパリ言い切った。
 相手は黙ってしまったそうです(笑)。
館野 自民党だって東本願寺とか、やっていますよ。
井桁 それに民主党の菅直人前代表は今、四国の巡礼に行っているらしい。あれも宗教じゃないの。真言宗だわよ(笑)。
西坂 政治に宗教が必要ないんだったら、寺を巡る必要なんかないじゃないの(笑)。
田代 正論ね。さすがは女子部!(笑)
 そもそもテレビに映してもらおうなんていうのは修行じゃなくて、自己宣伝の漫才じゃないの(爆笑)。
三井 公明党の女性支持者は、党が批判されても厳然と言い返してくれる。どれだけ有り難い支持者か。公明党の議員に分かってもらいたい。
館野 当然、私たちには支持する政党に口うるさく言う権利がある(笑)。
三井 その通り、その通り。どんどん言うべきです。
田代 本当に公明党は幸せよ。公明党の議員は、立派な若い女性支持者が、これだけたくさんいることに感謝してもらいたい。誇りに思ってもらいたい。有権者の意見を謙虚に聞いてもらいたい。社会に貢献して恩返しをしてもらいたい。それが人間として当然のことですよ。
三井 本当に、その通りですよ。私の友人の大学教授も、まったく同じことを言っていたわ。
田代 正視眼の人々は、的確に見抜いているのね。
井桁 「公明党の議員が、もし悪者になり、皆さまを裏切ったら、絶対に学会は公明党と縁を切るべきだ」と忠告してくれた友人の学者もいました。
三井 戸田先生は、よく「公明政治連盟のどの議員が良いか、悪いか」と女子部や幹部との懇談会で聞かれたそうです。
 そして先生は側近に「よく見ているな。怖いな。人の目は怖い。厳しい。同志の目は本当に正しい。正視眼である」と、おっしゃった。
 嫌いな議員は、誰の答えも絶対に一致する。そういう議員は、後で振り返ってみると、学会でも自分勝手だった。ウソをつき、裏切り、金儲けを考え、悪い歴史を残している。その代表が竹入等々です。
田代 だいたい、議員を辞めて学会に戻った幹部を見ると、半数は立派に戦っている。半数は堕落し、傲慢になり、皆から嫌われ、学会から離れていく。
 そういう人間は、いてもらっては迷惑です。
井桁 よく私たちも先輩から「戸田先生が『議員には、徹底して手厳しくしていいのだ』と言われていたことが忘れられない」と、うかがっています。

(2004. 7.20. 聖教新聞)

 

<37>
出席者:三井婦人部書記長、田代第2総東京婦人部長、井桁女子部長、館野女子部書記長、西坂第2総東京女子部長、平間女子部教学部長

西坂 ところで私も創価大学の学生時代、留学する機会がありましたが、中国には数々の一流大学があります。
 毎年、文系、理系で上位にランクされる大学が発表されています。
 調べたら、それぞれの20大学のうち文系の13大学、理系の11大学から、池田先生に名誉称号が贈られているんです。
 中国の学者が「世界一の学者ですね」と笑み満面で語っておられました。中国では有名です。
平間 すごいことですね。すべてが深く、正しく、歴史が証明していきますね。
 浅はかな焼き餅の日本人には、今は分からなくても、必ず後世の日本人が賞讃することは絶対に間違いありませんね。
西坂 たとえば北京大学(文系1位、理系2位)、中国人民大学(文系2位)、復旦大学(文系3位、理系4位)、南京大学(文系4位、理系5位)、武漢大学(文系5位、理系7位)、浙江大学(文系7位、理系3位)等々、錚々(そうそう)たる名門ばかりです。
館野 「中国民主革命の先駆者」である孫文が創立した中山大学や、周恩来総理の母校の南開大学、それに江沢民前国家主席の母校の上海交通大学も名を連ねています。いずれの大学からも、池田先生は名誉教授の称号を受けられています。
田代 すごいことですね。今までの日本の歴代の総理大臣は、これほどの称号は受けていません。
三井 いない、いない(爆笑)。
田代 東大の総長、京大の総長は、どうでしょうか。
三井 二つか三つか、三つか四つか、じゃないの(笑)。
井桁 とにかく創価の「生命観」「社会観」に世界が驚嘆している。その何よりの証明ですね。

館野 日中問題が大変な時に、池田先生は日中友好の大宣言をなされた。
 そして先生は周恩来総理と会見し「日中友好の金の橋」を架けられました。
三井 勇気ある大発言であられた。あの歴史的提言から、今日の友好の「金の橋」がつくられた。
 「この一点だけでも、代議士以上の仕事をしたのではないか」という学者も多い。
西坂 私自身、中国の識者の通訳をさせていただくことがあります。
 お会いするたびに皆さんが口を揃えて言われることは「池田先生は中日友好の大恩人」ということです。
井桁 どれだけ偉大なことか。その一つの証明が、数多くの一流大学からの名誉称号なんですね。
館野 私も一昨年、青年訪中団の一員として中国に行かせていただきました。
 その時に中国の一流の人物、中国人民の多くが「日中国交正常化を実現した最大の功労者は池田先生である」と見ている。そのことを実感しました。
西坂 今年3月から4月にかけて、中国3億7千万人の青年団体である「中華全国青年連合会」との交流に参加しました。その時に、国民的女性歌手である譚晶(たんしょう)さんが言っていました。
 「池田先生が、その偉大な思想を実際の行動で示されているお姿を直接目の当たりにし、心から感動しました。
 私自身も、世界で活動する歌手として、妬みを受けることがあります。池田先生が偉大であるからこそ、讒言(ざんげん)を受けられていることが、よく分かります」
 「池田先生のような方を師匠に持てる学会青年部の皆さんは、本当に幸せですね」と感動していました。
三井 まったく、その通りですね。

平間 それにまた「女子部は教学で立て」。
 この指針も、戸田先生、池田先生が一貫して指導してくださったことです。
三井 女性というのは、ともすると感情や周りの風潮に影響されやすいと言われる。
 教学を学ぶのは、そうしたなかで「確固たる幸福の直道(じきどう)」を固め、歩むためです。
田代 池田先生も「確固たる生命観、人生観、社会観、宇宙観をもった『哲学のある女性』でなければ、本当の『女性の時代』も切り拓けない。社会にも貢献できない。周囲と一家を幸福へリードすることもできない」と指導されている通りです。
三井 その通りです。
 「若い時に教学を、特に女子部に教学を」と強く語ってこられた。
 「教学は確固たる幸福と正しい人生の軌道をつくり上げるものです。そして、その上で幸福な人生を推進していくのが信心だ」と、よく先生は指導してくださった。
平間 私たちは、こうした意義をしっかりと自覚して、一段と御書を心肝に染めていきたい。
 自分自身のためです。一生の幸福の宝であるからです。
井桁 女子部教学室では今、御書の現代語訳に取り組んでいます。
平間 御書を現代語訳した「御書とともに」の連載が「大白蓮華」で続いています。
 「減劫(げんこう)御書」「上野殿御消息(うえのどのごしょうそく)」「乙御前(おとごぜん)御消息」「富木尼御前(ときあまごぜん)御返事」「弥三郎(やさぶろう)殿御返事」等々、連載は、すでに68回を数えました。
三井 池田先生も「大変、素晴らしいことだ。『女子部は教学で立て』との戸田先生の遺訓通りだ」と常々ほめてくださっている。

西坂 三井書記長は、女子部時代から何度も御書の「全編拝読」を実践されたそうですね。
三井 はい。御書を拝読するたびに、強く思うことは「あの日顕は根本的に間違っている」ということね(大笑)。
田代 その通りですね。愚者(グシャ)、愚者≠ヒ(爆笑)。
三井 日顕は、学会と池田先生に嫉妬して、あのペテン師で恐喝事件を起こした山崎正友と結託して「C作戦」という大陰謀を仕掛けてきた。
 ともかく、日顕が言っていることは御書の中に説かれていないことばっかり(笑)。
 御書にあるのは日顕みたいな極悪の坊主が出現する≠ニいうことです(大笑)。
館野 御書を拝読すればするほど真実が明確に分かりますね。
三井 御書には「悪世末法(あくせまっぽう)」「猶多怨嫉(ゆたおんしつ)」「悪口罵詈(あっくめり)」等と、たびたび出てきます。
 その御金言(ごきんげん)の通りに、また皆を守るために、いかなる難も、中傷、非難も、池田先生一人が受けてくださった。
井桁 今こそ、女子部一人一人が、自分自身のより深い人生観、より正しい幸福の道を厳然と進んでいく時代です。
田代 多くの女子部が、やがて結婚していくでしょう。
 日蓮大聖人は「女子(おなご)は門をひらく」と仰せです。ですから一家も一族も、夫の両親たちまでも、信心で引っ張っていく力となる。
 やがて生まれてくる子どもたちも、皆、広宣流布の闘士として育てあげていく。本当に重要な立場です。使命の深い立場です。
三井 池田先生も常々「女子部を大切に。女子部の成長、女子部の未来は、広宣流布を大きく広げていく最大の力となっていくことを決して忘れてはならない」と、よく幹部に指導されていました。
 女子部が活躍しているところは、皆が明るい。

(2004. 7.21. 聖教新聞)

 

<38>
出席者:三井婦人部書記長、田代第2総東京婦人部長、井桁女子部長、館野女子部書記長、西坂第2総東京女子部長、平間女子部教学部長

井桁 それにしても、先日の参議院選挙は、公明党が大勝利でしたね。私の父も「素晴らしい。本当に日本の柱だな」と称賛してくれました。
 同じように全国の女子部から、勝利の前進の喜びの連絡が、何千と入ってきました。
 それにしても、第2総東京のほうも見事な大勝利! 嬉しいですね。
田代 ありがとうございます。とくに目覚ましかったのは、武蔵村山市、福生市、東大和市、日の出町、瑞穂町、桧原村、それに八王子です(皆が拍手)。
館野 そうですね。皆が知っています。皆が称賛しています。日本中で有名になりましたね。なかには「いっぺん行ってみたい、いっぺん行ってみたい」と言っているメンバーもいます。
西坂 私も第2総東京ですから(笑)、こんなに嬉しいことはありません。
三井 全国的には、福岡の山田市、奄美大島の名瀬市、大阪の門真市、岡山の備前市、高知の土佐清水市などが、見事な勝利でしたね。
田代 本当に、そうですね。
三井 昔は旧習深い地域で、無理解と偏見ばかりだった(笑)。
 それが今は真剣に、誠実に、地域の発展のために貢献する学会員の姿を見て、多数の方々の見方が一変した。
 皆が「以前からは考えられない、正しき創価の時代が来た」と確信しています。
田代 勝ったのも全部、支持者の力ですよ。支持者の真剣な活躍で勝ち取ったものです。公明党は心深く感謝すべきです。この恩は絶対に忘れないでもらいたい。
 「恩を知る政治家」が本当の政治家です。私たちの期待に応えられなければ、私たちも騙されたことになる。そうなったら、もう絶対に応援しませんよ。
三井 全くその通り、その通りですよ。誰を応援し、誰に入れようが、選挙は自由なんですから。
田代 日蓮仏法の根幹は「立正安国」です。平和と文化の運動も、選挙の支援も、この「立正安国」の精神に基づいた、広宣流布の一次元の活動です。
 政治家を威張らせるためのものでは絶対にない(爆笑)。
三井 どれほど偉大な正義の行進か。日本中から、心ある人は絶讃しておられる。だから心の狭い日本人の、一部の人々からは妬まれるんです。

井桁 先日、ある女子部が池田先生と懇談していました。その中で最近の若い女性の「結婚観」が話題になりました。
三井 女性のライフスタイル(生活様式、生き方)が多様化しているとはいっても、やはり女性にとって身近な、大事な問題ですからね。
館野 女子部のメンバーからも「結婚」や「恋愛」の質問や相談は多いです。
 信心をしていない同世代の友人たちと集まっても、話題は自然と恋愛や結婚が中心になります。
平間 そうですね。当然なことです。「周りが結婚するのを見て、自分の結婚を焦る」という友人も多くいます。
西坂 たまに友達と会っても、必ず「結婚は?」と聞かれる(笑)。それで、あれこれ一喜一憂したり、思い悩んだり。そういう人もいます。
田代 なるほどね。最近の「結婚観」は、どういう傾向なのかしら。
西坂 若い人には「結婚と恋愛は別」という風潮が強くなっているようですね。
三井 悪くすると、遊び半分になりかねない。最後は青春を泥沼の不幸へ落とされる場合も多々ある。ご存知の通りです。

井桁 当然なことですが、30代くらいになると「この先、良い出会いがあるのかどうか不安」という人も当然、出てきます。
三井 その通りです。当たり前のことでしょう。
田代 しかし、ただ結婚すれば、絶対に幸福になれるのか。それは大きい現実の課題です。不幸になっている人も、いっぱいいるじゃないですか。
三井 難しい時代、難しい社会ですからね。だからこそ「正しい結婚」「幸福な結婚」とは何か。これが大事な点になってくる。聡明、賢明、堅実に考えなくてはなりません。
田代 結論から言って「結婚する、しない」「結婚が早い、遅い」は、必ずしも幸不幸とは関係ないと思いますね。
 早く結婚しても離婚したりして、不幸になる場合もある。晩婚であっても、立派な家庭を築いている先輩を大勢、知っています。
平間 そうですね。おっしゃる通りです。御書にも「結婚しなくては幸福になれない」「早く結婚しないとダメ」だなんて、一言も仰せになってはいませんね(笑)。
田代 そう思います。仏法では、あくまでも自分自身の深い人生の生き方を教えています。
 「結婚せよ」とか「年齢で結婚を決める」とか。これは社会通念の次元です。それよりも、より一歩深い「根本の幸福の軌道」を説き明かしているのが仏法です。信心です。
井桁 本当に、そうですね。人生の目的は幸福です。その幸福は年齢でも決まらないし、結婚した、しないで決まるものでもない。もちろん、女性として、家庭を作り、子どもを作るのは、当然の摂理でしょうけど。
三井 ともあれ「一生の幸福」の土台をつくるのが、女子部時代でしょう。どんなに夫や、自身の家族に恵まれても、幸不幸を決定づける根本は「自分」である――ここが一番、大事なことです。

平間 池田先生は、かつて、こう指導されています。
 「『小野の小町・衣通姫(そとおりひめ)が花の姿も無常の風に散り』とは、御書の一節である。
 諸行は無常である。絶世の美を誇る女性たりとも、生老病死の厳しき流転を逃れることはできない。
 だからこそ、心の奥の宮殿を開き、『常楽我浄(じょうらくがじょう)』という崩れざる幸福境涯を築いていくのである。
 そのためには、若き日の土台づくりが、どうしても大事になってくる。そのための信心です」と教えてくださったことがあります。
三井 そうです。その通りです。よく覚えております。
井桁 「結婚」云々となると、とかく自分自身を見失ってしまう。何が根本で、何が大事なのかを、忘れてしまう。
 そんな浅はかな、弱い人生であっては、何のための信心か。
 「何のための人生か」という最も大事な一点を忘れ、自分自身を不幸の犠牲にしては愚かです。感情の操り人形には絶対に、なってはならない。これほどはかない、惨めな姿はないからです。
三井 その通りよ。日蓮大聖人も「はかなきを畜(ちく)」と仰せです。動物のような、盲目な、はかない、愚かな、目先だけの生き方であっては絶対になりません。
田代 そうです。その通りです。
 池田先生の奥様も、女子部の結成式には班長として出席され、東京の第一線で戦い抜かれました。
三井 あの歴史に残る蒲田支部の「二月闘争」でも、奥様は女子部として、寒風のなか、友人の折伏に、同志の激励に奔走されたと、うかがっています。
西坂 立派な先輩たちは皆、青春時代に、まっすぐに信心、学会活動に励まれていますね。

(2004. 7.22. 聖教新聞)

 

<39>
出席者:三井婦人部書記長、田代第2総東京婦人部長、井桁女子部長、館野女子部書記長、西坂第2総東京女子部長、平間女子部教学部長

三井 それにしても今回、女子部は本当に大活躍、大勝利でしたね。
 先日、池田先生も「女子部長が、本当に、よくやっているね」と、ほめていらっしゃいました。
井桁 ありがとうございます。女子部員全員へのご期待、ご激励と思って、がんばります。
田代 ところで、前回、話題になった結婚について、池田先生は、ある時、こうも指導されています。
 「結婚で幸福は決まらない。不幸な人も、いっぱいいる。結婚は年齢でもない。
 御本尊が見ていてくださっているのだから、広布のために胸を張って頑張りなさい。御本尊に幸福を祈っていきなさい」と話されています。
三井 まったく、私はその通りだと思います。
 虚栄に紛動されやすいのが女性です。これが世の風潮でもあります。
 そのために、「根無し草」にならないように、最後に惨めな不幸者にならないように、「努力」があり、「向上」「建設」があり、「苦労」があるのです。
田代 しかし、それだけでは幸福とのギアが、ガッチリはまったのかどうか、明確には分からない。
 そこで日蓮大聖人は、仏界という、根本的な幸福の境界を開くための信仰を訴えられたのです。

西坂 とにかく「皆が祝福してくれる道」を歩んでいける結婚であってもらいたいですね。これも大切な点だと思います。
 「当然、結婚は自由である。しかし、周囲の人々の反対を押し切り、自己中心的になってしまってはならない。
 一番根本的な信心も、一番助け合いの絆の強い同志まで捨てて、自分を忘れて恋愛に溺れ、やがて後悔の涙で苦しんでいる人も多いことを、忘れてはならない」とも、池田先生は指導されています。
田代 両親はもちろん、女子部の先輩や同志、婦人部の先輩方にも、率直に相談し、素直に指導を受けながら、賢明に、聡明に判断していくべきです。
 「独りよがり」は絶対に、よくありません。そういう人は大半が不幸になっています。
三井 私たちは女子部の先輩です。結婚して、やはり、ある程度、人生の経験も皆さんより高い。
 その経験から見た男性観、結婚観が大きな参考になることは、当然のことです。
平間 今の世の中、正しい結婚観、人生観、幸福観を持った人がいない。教えてくれる人もいない。
 だから、雑誌の記事や、芸能人の姿、占いなんかで結婚を判断している人も多くいますね。
井桁 「正しい人生」「幸福な人生」を教え、歩ませてくれる多くの先輩がいる学会が、いかにありがたいか。痛感します。

三井 先日も、こんな話を聞きました。ある女子部の結婚式に参列した、親せきの叔父さんが、とても感動したというのです。
 「本当に爽やかな式だった。結婚式や披露宴といえば、とかく『形』ばかりを追い求めるものだ。
 だが学会の人たちの式は、ちょっと違う。まず皆で真剣に読経をするんですね。新しい出発を誓う真心に満ちあふれていた」と感嘆していたそうです。
館野 結婚式の時だけ、急にキリスト教徒になったり、神道になったりする人も多い(笑)。しかし私たちには確固とした信仰があります。
田代 そういう意味からも、結婚式は派手にする必要などありません。もちろん、あくまでも個人の自由ですが。
三井 その通りです。見栄を張る必要はない。お金をかけたら幸福になる、というわけでも全然ない(笑)。
井桁 池田先生は女子部に、こう指導されています。
 「華やかな境遇や格好に憧れたり、うらやんだり――そんな浅はかな女性であっては、自分自身が惨めである。表面のきらびやかさに動かされるのは、しっかりとした自分がないからである。
 哲学がなく、信念がなく、生きる上での基準がない。結局、不幸の流れに流され、漂っていく人生となってしまう」と厳しく指導された場面を、私は忘れることができません。
三井 池田先生と奥様も、中野の小さな寺院で戸田先生にご出席いただいて、結婚式を挙げられました。
 それも儀式が終わって、その場で少人数で質素な会食をされただけでした。
田代 昭和27年5月3日のことですね。今年で52周年を迎えられました。
三井 戸田先生は、ご自身の会長就任1周年の5月3日を、池田先生ご夫婦の結婚式の日とされた。
 そして「二人して、広宣流布のために、生きて生きて生ききれ!」と、おっしゃった。
 これが戸田先生の、ただ一言の祝辞でした。皆が唖然としたといいます。
井桁 先輩から聞きましたが、大変峻厳な、師弟不二(していふに)の麗しき儀式であったようです。

館野 また、結婚とは次元は違いますが「恋愛」で悩むメンバーからの相談も、ときどき受けます。
平間 中高生でも「彼氏がいて当然」という風潮が強い。
 「彼氏がいないのは恥ずかしい」という雰囲気もある。
三井 それで「出会い系サイト」とかがはびこるのね。若い女性をめぐる凶悪犯罪も、増える一方じゃないの。
西坂 「結婚と恋愛は別」という考え方も増えています。
館野 だから世間では「不倫」も多い。そういう人は結局、周りの人までも不幸にし、最後は自分が不幸になって、皆から信用されず、バカにされることが多々ありますね。
田代 「恋愛は遊びではない」。この当たり前のことが、分からなくなってきた。
 むしろ、恋愛によって、人生の根本を見失い、不幸になっている場合のほうが、圧倒的に多い。これが現実ではないでしょうか。
井桁 本当に、その通りです。一歩間違えば、すぐ地獄へ引きずり降ろされる社会になってしまった。
 人生の目的は幸福です。そのためには賢明であり、勇気も必要であり、聡明な先輩との話し合いも絶対に必要です。その人が最後は幸福となり、勝っています。
三井 池田先生も指導されています。よく戸田先生も指導されていたそうです。
 「相手に媚びて恋愛するのはみじめだ。毅然たる自分であるべきだ。浅く、安っぽい人間には、安っぽい恋愛しかできない。
 本当の恋愛をするなら、本気で自分をつくるべきです。それは、相手に合わせることでも、見栄を張ったり、表面を取り繕うことでもない」と教えてくださっている。

田代 池田先生は「『心こそ大切なれ』『心がけが大切』だ。志のある人と一緒になることが大事なんだ」とも指導されています。
三井 その通りですね。
 「私が学会活動に行くのを、あれこれ言うんなら、あなたとのお付き合いはやめるわ! さようなら!」「今は戦いで忙しいのよ! 邪魔しないで!」――これぐらいの毅然とした、強い女子部であってもらいたいわね(笑)。
田代 戸田先生も、よく語っておられたそうです。
 「女子部は多くの男性が憧れるような光輝ある女性になってほしい」「大抵、男女の関係において、女性が賢く、毅然としていれば、不幸な問題が起こらない。
 それを、女性のほうが甘い考えで、軽率に応じて、一生を悩み、悔やむ女性が多すぎる」と厳しく指導されていた。
井桁 戸田先生も、池田先生も、本当に女子部に心を砕いてくださっている。そのうえで、私たちには人生経験豊かな婦人部の先輩が、いつも身近にいてくれます。悩み事は何でも、率直に相談していきたいものです。
田代 「大切な若き女子部員は、一人ももれなく、絶対に幸福にするのだ。また、幸福になってもらいたい」――これが学会指導の結論です。
 幸福で楽しい人生が歩めないならば、人間は、何のために生まれてきたのか。
 幸福を築くための人間であり、信仰であり、仏法です。邪魔者に壊されては絶対にいけない。
三井 結婚問題をはじめ、悩みがあったら、何でも婦人部の方と、壮年部の幹部の方と相談していってほしい。
 一人ぼっちで悩んでは損です。苦しむだけです。悪い相手に引きずられるだけでは、もっと苦しい。不幸です。
田代 女子部の使命は本当に重大です。日本にとっても、世界にとっても、学会の未来にとっても「宝」の存在です。
 だからこそ、一人一人が賢く、自分を大切にしていただきたいのです。
井桁 「学会の女子部さえいれば、大丈夫だ。安心だ」――今や、そういう時代に入ったと実感します。
 女子部は、一人一人が正義と幸福の道を、その使命と責任を一段と自覚して、戦っていきましょう!

(2004. 7.23. 聖教新聞)

 

<40>
出席者:三井婦人部書記長、田代第2総東京婦人部長、井桁女子部長、館野女子部書記長、西坂第2総東京女子部長、平間女子部教学部長

西坂 この座談会は反響が大きいですね。
館野 女子部、婦人部はもちろん、男子部、壮年部からも好評です(笑)。
 みな真剣に読んでいるようですよ。

三井 前回は池田先生の結婚式が質素なものであった話が出ましたが、豪勢な結婚式を挙げても、幸福になるとは限らない。質素な結婚式でも、やがては大福運の結婚生活に変わる場合が多々あります。
 豪華な結婚式をあげて、人間として没落していった人の何と多いことか。反対に、質素な結婚式をして、最大の誇りを持って、幸福になっていった人は多い。
田代 先生のご子息の尊弘さん(副会長)の結婚も、派手な披露宴等は一切開かずに、役所に届けを出されただけでしたね。
井桁 そう、うかがっています。
田代 よく戸田先生は、長い人生を人間的な成長という観点から見て「女性は40代からだ。40代になってから、初めて幸福の実感を持つ道に入っていく。反対に、それまで幸福そうに見え、皆から、うらやましがられながら、不幸の道へ堕ちていく人の何と多きことか」と指導なさっていたと、うかがっています。
館野 本当に大事な御指導だと思います。
田代 当然、凡夫(ぼんぷ)の集まりの人間社会だから、美人だとか、器量がよいとか、学歴があるとかないとか、家系がどうのこうのと考える場合が、当然あるかもしれません。
 しかし、それは幸福には直結しないものです。
井桁 その通りですね。
三井 ともかく「頑張ってきた女子部については、幸福な結婚ができるように、壮年部、婦人部が責任を持って応援してあげよう」と、つねづね池田先生も、おっしゃっていますね。
田代 その通りです。私事ですが、三井さんも私も(笑)、先輩、幹部に応援していただいて結婚しました。
 私たちには、一人一人の女性の幸福を真剣に考え、応援してくれる先輩が大勢いる。
 どれほど、ありがたい学会か。本当に痛感してなりません。

平間 ところで、若い女性の友人から、こんな質問をされることがあります。
 「学会が正しいのは分かるが、なぜ組織が必要なのかが分からない」という質問です。
西坂 女子部員の中にも「私は、組織には合わないのではないか」と悩んでいるメンバーがいます。
館野 「むしろ組織のないほうが自由でいいんじゃないか」というメンバーもいますね。
井桁 でも、いくら自由な時間があっても、心が不自由で、虚しい人は、たくさんいます。
 常に向上、成長を目指していく心と行動の中にこそ、本当の自由があるのではないでしょうか。
田代 その通りです。誰人も最高に喜びと充実と満足の人生でありたい。その「自分自身」を、どう鍛え、作るか。そのための信心であり、学会の組織です。
西坂 「学会は巨大組織で怖い」なんていう、エリートサラリーマンの男性がいましたが、そういう人に限って、巨大な会社組織で、立身出世に躍起になっているのよね(大笑)。
平間 御書に「才能ある畜生」とある通りね。時代遅れね(笑)。

井桁 組織の大切さについて、有名なアメリカのキング博士の言葉に、こうあります。
 「われわれには、相互の信頼、清廉、闘争性などが浸透している組織が必要だ。
 この精神なくしては、われわれは数だけはたくさんもつかもしれないが、結局はゼロということになってしまう」と断言しています。
西坂 正しい社会を建設するためには、正しい理想と目的に向かう組織が、どうしても不可欠ということですね。
館野 またキング博士は、こうも言っています。
 「大衆運動を組織せねばならぬ」
 「平等と正義を獲得するための運動は、大衆的であると同時に戦闘的な性格をもつ場合にこそ成功することができるのだ」と強調しています。
平間 平和も正義も平等も、一人だけでは絶対に勝ち取れない。「大衆の組織」があってこそ実現できる、ということですね。
三井 その通りです。
 もちろん、必要以上に組織に縛られたり、「型」にはまる必要は、ありません。しかし「広宣流布」「世界平和」という大目的の実現のため、そして人間としての成長、深化のためには、どうしても組織が必要になってくる。
 私自身も、これまで学会活動をやってきて深く実感することです。
田代 池田先生は「組織」について、こう指導されています。
 「組織がなければ、一人で正しい信心を貫くことは、きわめて難しい。日蓮大聖人の教団も、現代的にいえば広宣流布の組織である。釈尊も組織をつくった」と教えてくださっています。
井桁 明確ですね。
三井 学会こそ、この正しき和合僧(わごうそう)の組織であり「平和」と「幸福」を実現しゆく、最高の「青春連帯」です。
 だからこそ戸田先生は「私の生命よりも大事な広宣流布の組織」とまで宣言なさったのです。
田代 また、組織は大勢に対して、一番迅速に情報を伝え、皆が正しく認識していくことができます。だから、どうしても必要にならざるを得ない。
館野 正しい理念と目的、そして組織がなければ、いくら人が集まってもバラバラ。「烏合の衆」で、何もできないでしょうね。
平間 日顕宗の法華講を見れば、一目瞭然ね(笑)。

井桁 そもそも世の中のありとあらゆるものが、組織、団体を形作っていますね。たとえば、人間の身体も絶妙な組織体です。国家だって、会社だって、学校だって、皆、組織です。
館野 私たちの身体の全ての部分に、それぞれ役割があります。「外からの刺激を、どう脳に伝えるか」「脳からの指令を、身体中にどう伝達するか」等々、明確に決まっています。
平間 そうですね。それぞれの役割、分担、個性がありながら、見事に一つに統合されている。本当に絶妙な組織体です。
 もしも脳は脳、手は手、足は足と、それぞれがバラバラだったら大変です。人間は生きていけなくなります(笑)。
西坂 同じように、広宣流布という大目的のために、異体同心の組織体が必要になってくるのは当然ですね。

(2004. 7.24. 聖教新聞)