正義と勝利の座談会

第2部


 51  52  53  54  55  56  57  58  59  60

 

<51>
出席者:秋谷会長、青木理事長、山田東北長、谷川副会長、杉山青年部長、弓谷男子部長

谷川 先月の参院選で大勝利した公明党だが、統一外地方選挙でも101ヵ月連続の完全勝利を果たしている(本年7月現在)。
秋谷 今月22日には、大阪・箕面市の市議選がある。支援してくださる方々は、暑いなか本当に、ご苦労さまです。
青木 同じ日に鹿児島県・奄美大島の名瀬市議選、笠利町議選、沖永良部島の知名町の選挙もある。
弓谷 奄美といえば、学会では鹿児島の奄美光城県の戦いが、すごい。今や九州、いや日本の先駆を切っていますね。
青木 その通りだ。森浩有県長、新納輝美県婦人部長を中心に、実に見事な、模範の前進をしている。
秋谷 ともかく健闘を祈ります。
青木 それはそれとして公明党の議員は、まず「上」から動いてもらいたい。連日の猛暑、酷暑の中、支持者は懸命に応援している。「支持してもらって当たり前」のような議員がいたら、もう応援しない。
谷川 その通りだ。支持者は、やりきれないよ。
山田 議員が先頭に立って戦えば、皆だって元気もよくなるし、支援も力が入る。国政選挙も地方選挙も同じだ。
杉山 全くだ。それに選挙も当然だが、政治家の卑劣な「宗教弾圧」に対しても、まず議員が率先して戦っていくべきだ。
弓谷 政党間、政治家同士の戦いは当然、どんどんやるべきだ。しかし権力を使った宗教弾圧は、日本の民主主義のためにも絶対に許してはならない。この一点こそ、公明党の議員の使命だ。生命がけで戦うべきだ。
杉山 政治は国民の幸福のためにやるものだ。それを、自分たちの権力欲のため、票のために、民間人や民間団体を攻撃するなど本末転倒だ。世界の笑い物だ。

青木 だいたい宗教弾圧をする政治家は、陰で悪事を働いているのが多い。平気で悪事を働くような連中だからこそ、平気で宗教弾圧なんかできるんだ。
秋谷 その通りだ。だが、そういう政治家は、不思議にも、結局、不祥事が発覚したり、無残な末路をたどっている。
谷川 たとえば白川勝彦元代議士。秘書の「交通違反もみ消し事件」が発覚して、平成12年の衆院選、翌13年の参院選と連続して落選。昨年の衆院選でも立候補したが、あえなく落選。
杉山 今年になってからは、違法なカジノに出入りしていた事実が発覚。さらにまた選挙の時に未払いだった印刷代金をめぐって訴えられて敗訴。738万円の支払い命令が下っている(本年5月、新潟地裁長岡支部)。
山田 かつて「参議院のドン」とまでいわれた村上正邦・元参院議員も同じだ。
谷川 平成7年には喚問、喚問≠ニ大騒ぎした男だ。
弓谷 平成12年に、国会質問の見返りに多額の賄賂を受け取っていた「受託収賄」容疑が発覚。逮捕、起訴されて有罪判決。
 「懲役2年2月、追徴金7288万円」の実刑判決が厳然と下っている(昨年5月、東京地裁)。

谷川 それに、あの陰険、陰湿な「宗教弾圧の共産党」。すっかり落ち目、退潮、凋落。国政選挙でも、地方選挙でも、票を減らしてばかりじゃないか。
杉山 だいたい共産党は、かりにも公党だ。政党ならば政党同士、公明党と戦えばいいんだ。政策で堂々と戦えばいいんだ。
弓谷 いや、今回の参院選の結果を見ると、あそこは、票も議席も、民主党にもっていかれた。まず民主党と戦うべきだ(笑)。
青木 あそこは、いつも唯我独尊で、謙虚に反省するとか、他人の意見に耳を傾けるということがない。できない。
 だいたい他党の支持団体に党をあげて牙をむくなんてこと自体が異常だ。「人権蹂躙」「憲法無視」の許し難い暴挙だ。
秋谷 共産党は政党だ。何でも政治の色メガネで見てやっているようだが、学会は宗教団体だ。いろいろ忙しいんだ(笑)。
 勤行会や各種の法要はもちろん、弘教・拡大、機関紙の購読推進、それに展示会や講演会など平和・文化・教育の活動と、一日も休まずに前進しているんだ。
谷川 SGI(創価学会インタナショナル)も今や世界190ヵ国・地域にまで広がっている。世界では、中国やキューバなど共産主義の国の人々とも深く友好を結んでいる。開かれた対話をしている。
杉山 共産党は、4年前、公明党が連立与党に入った時には学会と公明党は政教一体♂]々と機関紙で連載までして攻撃してきた。
弓谷 古い、古い。レッテルをはってイメージを悪くしようというのは、共産党の50年前のやり口だ(笑)。
青木 だいたい学会は世界的な平和・文化・教育の運動を繰り広げている団体だよ。その学会が、平和のために、社会の繁栄のために、政治に関与していく。こんな素晴らしいことはないじゃないか。
山田 まったくだ。
杉山 それにしてもウソばっかりの記事で、半年もの間、学会を攻撃し続けた。連載の回数も全部で160回にもなった。
山田 1回や2回じゃない。160回も支持団体の宗教団体を攻撃する。これが、まともな政党のやることか。
杉山 それに共産党は、日顕宗が学会をデマで中傷した事件でも大騒ぎした。日顕宗の先棒を担いだ中傷記事を大々的に掲載した。
弓谷 その通りだ。学会がアメリカ連邦政府のコンピューターにデマ情報を埋め込んだ≠ニ日顕宗が騒いだ事件だ。
 もちろん、このデマ事件は、最終的には最高裁で断罪されて、宗門と日顕本人に対して400万円の賠償命令が下っている。
杉山 ところが共産党の機関紙は、この事件にかこつけたデマを、1面トップで載せて学会を中傷した。
山田 1面トップ! とんでもない連中だな!

谷川 それに、あの北海道のウソつき夫婦の「狂言訴訟」事件でも、共産党の連中が暗躍していた。
杉山 その通りだ。ウソつき夫婦や、極悪ペテン師の山崎正友の一派が、共産党の関係者と一緒に忘年会までやっていた。そういう事実も発覚している。
弓谷 だいたい、あのウソつき女房が、いちばん初めにマスコミに登場したのは、共産党の機関紙だ。ウソつき女房の狂言手記が、雑誌に出る前のことだ。
 ウソつき夫婦と共産党が、どれだけ奥深く結託していたか。その動かぬ証拠だ。
杉山 あのウソつき夫婦は、大勢の人々から詐欺まがいの手口で借金をして、訴えられて、裁判所からの返還命令が確定しただけでも合計7000万円にもなる連中だ。
青木 あの狂言訴訟事件そのものが、学会中傷のために念入りに仕組まれた政治的、宗教的な一大謀略だった。
 雑誌で騒ぎ、裁判に訴えて騒ぐ。裁判に勝とうが負けようが、そんなことは最初からどうでもいい。とにかく目的は「騒ぐ」こと。「騒ぎを大きくして学会を攻撃する」こと。それだけだった。
 裁判所も当然、事実無根であると明確に認定した。
弓谷 裁判所は、夫婦の目的が悪質な嫌がらせ≠ノあることを見抜いてこれ以上裁判を続けることは、原告らの不当な企てに荷担することになりかねない≠ニ指摘。100万件に1件あるかないかという「訴権の濫用」で訴えを却下したんだ。
秋谷 平成13年6月には最高裁で判決が確定した。まったく前代未聞の「デマによる嫌がらせ事件」だった。
山田 しかも、この事実無根のデマに乗っかって、あろうことか宗教弾圧を仕掛けた政治家がいた。こんなことでは、日本が良くなるわけがない。
谷川 その後、多くの政治家が学会に謝罪した。だが、共産党はウンもスンも言わないなあ(笑)。
青木 あそこは「反省」しないからな(笑)。
 そういう姿勢だから、完全に国民から見離され、退潮、衰亡じゃないか。
秋谷 宗教弾圧の政治家、政党が、どんな末路をたどるか。
 これが厳然たる事実であり、現実を凝視していくべきだ。

(2004. 8. 6. 聖教新聞)

 

<52>
出席者:秋谷会長、青木理事長、和田SGI理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

秋谷 この7月、我らがSGI(創価学会インタナショナル)の連帯は、世界190ヵ国・地域に拡大した。
 いよいよ日蓮大聖人の「太陽の仏法」が全世界を照らしはじめた。本格的な「世界広宣流布の時代」の到来だ。
和田 もう日顕は、悔しくて悔しくて、しょうがないだろうな(笑)。
青木 池田先生は世界中から尊敬され、賞讃されている。法主よりも人気があり、坊主からも慕われていた(笑)。それで何としても陥れようと、嫉妬の謀略を巡らせた。
和田 そしてC作戦で学会は潰れて信者は皆、宗門に来る。自分は後世に名が残る≠ニ思っていた。ところが13年たっても、学会は微動だにしない。ますます興隆している。今や、厳然たる「日本の柱」だ。
弓谷 しかも日顕自身が最高裁で2回も断罪。宗門の信者は、たったの数万人だ。今では身延からもバカにされている。哀れな姿だ。
和田 日顕は今ごろ、心の中では、恐喝事件を起こした山崎正友と結託したことを悔いているよ。やっぱり、あいつは疫病神だった≠チてね(笑)。
秋谷 もう遅い(笑)。宗門は根本的に潰れてしまった。結局、墓穴を掘ったのは日顕と山崎だ(大笑)。
和田 何と言っても、日顕が相承のない「ニセ法主」だったことが致命傷だ。今後、どんな坊主が相承≠受けようと、元がニセなんだから、永久に「ニセ法主」が続く(大笑)。
青木 本当にインチキな宗門だった。「邪宗教」だったな。別れてよかったよ(笑)。

和田 宗門と別れてSGIの連帯は、当時の115ヵ国・地域から75ヵ国・地域も拡大した。この一点だけでも、多くの識者が驚嘆し、賞讃している。
杉山 まさに仏法史上に燦然と輝く、未曽有の壮挙です。後世の人々は「よくぞ大難に耐え、勝ち抜いた。素晴らしい正義の民衆の戦いだった」と感謝するでしょう。
和田 特に最近のSGIの発展は、どこの国も本当に目覚ましい。一段と発展している。
 今日まで池田先生が、各国に妙法の種を蒔くために、どれほど心を砕かれ、一人一人の会員を激励されてこられたか。私は立場上、その激闘を拝見して、よく知っています。
青木 本当に、その通りだ。
弓谷 先月も、スペインのバルセロナで「世界宗教会議」のシンポジウムが開催された。その中の一つの会議の議長を務めたのも、スペインSGIの代表だった。これはスペインの1000を超える宗教団体の中から選ばれたもので、見事に大役を務めたと聞きました。
秋谷 その通りだ。日顕宗なんか声も、かからない(笑)。
 スペインは見事に勝利した。偉大な前進だ。
杉山 SGIの社会貢献の実績も、年を追うごとに高く評価され、信頼を広げていますね。
秋谷 素晴らしい時代になった。それにしても、もし今も日顕宗なんかと一緒だったら大変だ。「あの、みっともない坊主は、一体なんだ!」と皆からバカにされ、信用をなくした。完全に孤立した。危なかった(笑)。
青木 なにしろ、ベートーベンの第九も「歌うな」というんだからな。仏法は文化を最大に尊重するものだ。あんな愚劣な坊主どもなんか、みっともなくて、恥ずかしくて、とても人前に出せないよ。
 日顕と別れることができて、本当に良かった(大笑)。

杉山 「現証にはすぎず」で、日顕宗と別れてから、各国とも不思議とメンバーの数が増加している。
弓谷 インドでは先月、青年部が全土で友好大会を開催。7300人の参加者のうち、何と3500人が友人という大盛況だったようだ。
和田 皆、新しい力ある哲学、宗教を求めている。とくに青年は、そうでしょう。
青木 インドでは、この2年間で6000人もの新会員が誕生している。毎月の座談会も大賑わいで、入会を希望する友が続々と誕生しているようだ。
秋谷 大変なことだ。言葉も違うし、勤行を覚えるのだって、日本の何倍も大変だ。
杉山 そうなんです。ですからインドでは「方便品と自我偈(じがげ)」の勤行です。
弓谷 今、海外は「方便品と自我偈」の勤行が多いですね。
和田 その通りだ。以前は、各国の入会基準の一つに「五座三座の勤行の実践ができること」という項目があった。
 しかし一昨年5月、各国の要請をふまえて「勤行の実践」については、SGIでは「方便品、自我偈、唱題をもって勤行とする」と申し合わせました。
秋谷 当然「五座三座」の人もいる。しかし、大聖人は「五座三座」については、一言もおっしゃっていない。方便品と寿量品の読誦(どくじゅ)は言われているが、定型があったわけではないようです。大事なのは「唱題行」です。題目をあげることです。
杉山 御書を拝すると、在家の勤行については「十如是(にょぜ)・自我偈」も含めて種々の場合があったようです。「五座三座」という記述は一切ない。日興上人が書かれた文献にもない。
弓谷 SGIのメンバーが実践している「方便品と自我偈そして唱題」の勤行のほうが、むしろ大聖人の御在世に実際に行われていた勤行に形式が近いかもしれません。
秋谷 大事なのは「心」であり「祈り」であり「持続」です。

(2004. 8.10. 聖教新聞)

 

<53>
出席者:秋谷会長、青木理事長、和田SGI理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

弓谷 前回はSGI(創価学会インタナショナル)の勤行が、各国の要請によって「方便品・自我偈」になっているという話が出た。
杉山 そもそも日本人の新入会者も「五座三座」は、なかなか覚えられない。海外の人が覚えるのは本当に大変だ。
和田 その通りだ。海外では、友人が「五座三座」を覚えるには、だいたい2年ほどかかっていた。
 だから、勤行ができないために入会できないとか、諦めてしまうというケースもあった。
秋谷 それでは「本末転倒」になってしまう。
 戸田先生は「たとえ題目三唱だけでも、退転するより何百倍もいい。謗法を犯すよりも何千倍もいい」と言われていた。
杉山 本当に急所ですね。

青木 大切なのは「広宣流布への信心」だ。一生涯、信心をまっとうしていくことであり、たゆまぬ信行学の実践だ。
 日顕宗の坊主なんか、ただ「金儲け」。信行学(しんぎょうがく)ならぬ「金・遊・欲」じゃないか(笑)。
和田 そんな邪宗門に、功徳なんか、あるわけがない。不幸の泥沼に沈んでいくだけだ。
弓谷 だから日顕は最高裁で2回も断罪された(笑)。宗門は7回も断罪だ。いくら日顕が祈っても勝てない。
杉山 日顕らが訴えた「シアトル事件」の裁判も、宗門は大敗北だ(笑)。

青木 とにかく五座三座の勤行というのは、大聖人の時代から、あったかたちではない。途中からのものだ。
弓谷 宗門では昔、本堂とか御影堂(みえいどう)とか、大石寺の境内の堂を転々と「座」を替えて勤行をしていた。それが江戸時代に入って形式が整えられ、五座三座の勤行になったようだ。
杉山 それが歴史の真実だ。
和田 だいたい坊主たちは、しょっちゅう遊んでサボってばっかりだった。
 なかでも、あの日顕は全然、勤行をしない。勤行嫌いで有名じゃないか(笑)。
杉山 かつて、日顕の奥番(=法主の身近な世話役)をしていた、改革同盟の宮川雄法さんも、こう証言していた。
 日顕は、丑寅勤行以外は、朝の勤行も、夜の勤行も、一切しない。大奥(法主の住んでいるところ)の茶の間にある御本尊に、日顕が勤行・唱題している姿も、まったく見たことがない――と。
青木 本当に、真面目な我々は騙されたよ。
弓谷 日顕は、ふだんの勤行どころか、丑寅勤行すらもサボりにサボりまくっている。日顕が法主の座を盗み取ってから25年。どれだけサボってきたか。皆が知っているよ。
 昨年も1年間で99日もサボった。欠席率は何と27%だ(大笑)。
青木 全然、やってないじゃないか(笑)。「丑寅勤行は法主の務め」だろ。「専権事項」なんだろ。その最低限の義務すら果たさない。やっぱり、あいつは「ニセ法主」だ。
和田 とにかく五座三座の形式は、後世になってできたものだ。日蓮仏法の「根幹」ではない。
秋谷 だから戸田先生も、そういう格式、形式については、全く触れられなかった。「本山と同じようにやる必要はない」と、おっしゃっていたこともあった。
青木 だから、海外で「方便品・自我偈」の勤行にしたのは、むしろ大聖人の時代に帰ったものだとも言える。
 今も、たとえば日本でも座談会などは、限られた時間でもあるし、お年寄りや未来部員も参加する。方便品・自我偈の勤行のほうが価値的だと思う。
弓谷 そうですね。近所迷惑になったら、かえって法を下げてしまいますから。

秋谷 大聖人は「只(ただ)南無妙法蓮華経」と、題目の偉大な功徳(くどく)、功力(くりき)を教えられている。
 御義口伝(おんぎくでん)を拝しても、唱題が根本の「正行(しょうぎょう)」で、方便品・寿量品の読誦は「助行(じょぎょう)」と仰せであられる。
青木 戸田先生は分かりやすく、おっしゃっていた。
 「うどんを食べるとき、うどんだけでは食べられません。汁が必要です。この汁の役目をするのがお経で、題目を助ける行なのです」と語られていた。題目が根本だ、と。
杉山 明快ですね。
和田 だから当然「五座三座をしなかったら、罰が出る」などと思う必要など、全然ない。御書には一切、そんなことは仰せになっていない。
秋谷 まったく、その通りだ。むしろ大聖人は一遍(いっぺん)でも題目を唱えた功徳は無量(むりょう)である≠ニ繰り返し仰せです。
青木 また御書には「(差し障りのある場合には)御経(おきょう)をば・よませ給(たま)はずして暗(そら)に南無妙法蓮華経と唱えさせ給い候(そうら)へ、礼拝(らいはい)をも経にむかはせ給はずして拝せさせ給うべし」とも仰せです。
 体調が悪い時など、場合によっては、読経はせず、唱題だけでよい。また、御宝前に座らなくてもよい、との仰せと拝される。
弓谷 大聖人の仏法は、本当に大きな、心広々とした教えですね。人間主義の行き方ですね。
和田 海外のメンバーも心から納得し、喜んでいます。
青木 何か罪悪感を感じさせ、縛りつけるのでは、まったくない。それでは、何のための信仰なのか分からない。幸福になるための信心、生き生きと生きゆくための仏法だ。
秋谷 そうだ。「人間を抑えつけよう」というのは「独裁者」だ。仏法者じゃない。その一番、極悪の姿が日顕じゃないか。
青木 かつて日昇上人が、大石寺の御宝蔵で御開扉(ごかいひ)していた時に、池田先生が、後ろに座って勤行をされていた。
 その際、日昇上人は池田さんの勤行は、きれいな声ですね。素晴らしい勤行ですね≠ニ、言われていた。
秋谷 私も鮮明に覚えている。麗(うるわ)しい僧俗和合の姿だった。先生の朗々たる勤行を私どもも見習うべきだと、いつも私は思ってきた。
青木 勤行は形式ではない。「心を込めて祈り」「すがすがしく」「朗々たる声で」「聡明に」実践していきたい。水の流れるがごとく、信心を貫くことこそが根本だ。

(2004. 8.11. 聖教新聞)

 

<54>
出席者:秋谷会長、青木理事長、谷川副会長、大川 東京・墨田区副総合長、弓谷男子部長、西 東京男子部長

西  来年は東京都議会議員選挙の年ですが、読者から「都議会の歴史について教えてもらいたい」という声がありました。
青木 有権者にとって大事な点だ。
 そこで都議会議員、参議院議員を経験した大川清幸さん(東京・墨田区副総合長)に来てもらった。よろしく、お願いします。

大川 こちらこそ、よろしく、お願いします。
弓谷 東京都議会と言いますが、もともと東京は「府」だったり「市」だったりしたんでしたね。
大川 その通りです。明治4年(1871年)の「廃藩置県」の後に「東京府」がスタート。明治11年になって自由民権運動の高まりから、府議会議員選挙が実施された。最初の府議会が開催されたのは明治12年です。
西  第1回の選挙では、福沢諭吉や、有名な新聞記者だった福地源一郎などが当選していますね。
大川 その後、明治22年(1889年)からは東京府のうち多摩地域などを除く地域が「東京市」となり、東京市政が始まった。
弓谷 当時は贈収賄などの汚職だらけで、市民からも悪評紛々だったようだ。

西  かつて池田先生から「牧口先生も東京の政治家の迫害と敢然と戦われた」と、うかがったことがあります。
青木 その通りです。大正8年(1919年)、まだ東京が市だったころだ。牧口先生は台東区の大正尋常小学校の校長をされていたが、突然、当局が校長を辞めさせようと動いた。
大川 発端は、地元の有力者が自分の子供を特別扱いしろ≠ニ牧口先生に強要したことだった。
 牧口先生は、それを敢然と拒否。あくまでも公平に接した。このことに対する逆恨みだった。
青木 そこに東京市の大物市議だった政治家が絡んで、牧口先生への迫害となったわけだ。
秋谷 牧口先生は、多くの教員、児童、父母から大変に慕われていた。
 そうした人たちから牧口先生の辞任反対の声が起こった。25人もの教員が辞表を提出して抗議行動を起こしたといわれている。
青木 それでも牧口先生の留任は聞き入れられず、先生は別の西町尋常小学校に転任された。
谷川 当時の東京市会議員といえば、大変な権勢があったというが、その一端を見るような迫害事件だ。
 しかし、牧口先生は、転任先の西町小学校で、図らずも戸田先生と出会われた。そして昭和5年に創価教育学会を創立されることになる。
秋谷 迫害事件があればこそ、牧口先生と戸田先生の出会いもあった。「大悪(だいあく)をこれば大善(だいぜん)きたる」との御聖訓を、ほうふつさせる歴史だ。
大川 それに迫害した側の大物政治家だが、不思議なことに、後に疑獄事件に連座して厳しい追及を受けた。そして、ついには失脚してしまった。
西  現代の多くの人が知らない秘史ですね。
谷川 権力に傲(おご)り、正義の人を迫害し、市民を弾圧した当然の結末だ。

弓谷 ところで学会の支援する議員が都議会に初めて進出したのは、まだ公明党が結成される前のことでしたね(公明党の結成は昭和39年11月)。
大川 そうです。昭和30年の統一地方選挙でのことだった。この地方選挙では合計52人の地方議員が誕生した。
秋谷 あの時、都議会では、小泉隆さんが大田区から立候補して、池田先生の名指揮によって初当選したんだ。これが初めての都議だった。
大川 当時、戸田先生は、こう語られている。
 「ほんとうの日本の国の平和と安泰を思うときは、政治の分野では衆議院にも参議院にも、真に民衆のために体を張っていく妙法の使徒が数多く輩出しなければなりません」
 「私は政治のための政治をしているのではありません。あくまでも日本の民衆の福祉のために戦うのです。政治は、そのための一つの手段です」と宣言されている。
弓谷 まさに大東京から「日本の夜明け」は開かれたんですね。
青木 その後の昭和34年の選挙では都議会議員に3人が当選。そして公明政治連盟が発足した後の38年には、一挙に17人が当選した。
秋谷 この時、当選したのは、大田区(2人)、品川区、世田谷区、目黒区、渋谷区、江東区、葛飾区、墨田区、江戸川区、足立区、荒川区、北区、板橋区、豊島区、新宿区、杉並区です。
弓谷 足立や世田谷では当時は1議席だったのが、それぞれ今は2議席に前進している。
谷川 大川さんも、この時に当選した一人でしたね。
大川 その通りです。私は墨田区でした。みな、まったくの「政治の素人」だったが、それだけに真剣でした。
 選挙の1年ほど前から候補者17人で政策を作った。今で言えばマニフェスト(政策綱領)だ。
 選挙の前には完成させて「東京都政の夜明け――公政連(公明政治連盟)の主張と約束」と題する小冊子にした。地方選挙で、会派として、まとまった政策を世に問うたのは、あれが初めてだったと思う。
弓谷 今でこそ「マニフェスト選挙」が当たり前になっている時代だが、実は、都議会の公明が40年も前にやっていた。
 まさに時代の先取りをしていたわけだ。
秋谷 いや、当時、私は青年部員だったが、本当に勢いがあった。若さと柔軟な発想、そして政治への大情熱に満ちていた。
青木 草創の当時は公明党が学会を国教化する≠ネどとバカげたデマで中傷する連中がいた。
谷川 バカバカしい! この日本の民主主義社会で、そんなことは不可能だよ(笑)。
西  50年たった今、さすがに、そんな愚かなことを言う人間はいなくなった。
弓谷 よっぽど無知のゴロツキみたいな連中しか言わないよ(笑)。
大川 当然のことだが当選後も我々は「草創の気概」で真剣に仕事をした。
 自分の目で現場を視察し、調査し、議会での質問の原稿を作る。若手議員も年配の議員も、一緒になって、不眠不休で仕事をした。
 他党の議員からも「公明党は頑張るな」と驚かれ、声を掛けられたものです。
青木 元東京都知事の鈴木俊一氏も当時の都議会公明党について述べている。
 「天をも貫く勢いであった。都議会の議員控室は連日連夜、灯りが煌々(こうこう)と輝き、都政の勉強をする17人の若獅子たちの活き活きとした声が夜更けまで聞こえていた」と書き記している。
西 まさに庶民が政治の革命を始めた――私たち青年は初めて聞く話ばかりです。

(2004. 8.12. 聖教新聞)

 

<55>
出席者:秋谷会長、青木理事長、谷川副会長、大川 東京・墨田区副総合長、弓谷男子部長、西 東京男子部長

青木 前回、都議会公明党の草創期の話が出たが、残念ながら、当時も、おかしいやつがいたな。今、思うと、悪党には必ず兆候がある。
大川 あの竜年光なんかも、その一人だ。当時、都議になったが、みんなが遅くまで仕事をしているのに、あいつだけは来ないんだ。
西  竜か。後に女性問題などが発覚して、党を永久追放された男だな。
大川 当時は、みんな「学会の会合に行っているんじゃないか」と思っていた。
 ところが後で分かったことだが、あいつは、ただ「サボって、飲み歩き、遊び歩いていただけ」だった。
青木 竜もそうだが、同じ都議会議員だった藤原も札付きのやつだった。
 あいつも国会議員になりたくて、しょうがなかった。とにかく権力欲、権勢欲の権化だった。
秋谷 御聖訓に「京にのぼりぬれば始(はじめ)はわすれぬやうにて後には天魔(てんま)つきて物にくるうせう(少輔)房がごとし」と仰せだ。その通りの堕落した姿だった。
 戸田先生は常々、竜、藤原について「絶対に信用するな」と側近に厳しくおっしゃっていた。
青木 その通りです。もともと竜は神奈川で潮汲みをしていた男。藤原ともども、どっちも食うや食わずの貧乏暮らしを、学会に救っていただいた。
 池田先生も、どれほど二人を守ってくださったか。結局、二人とも権力の魔性に狂っていったんだ。
 大恩を忘れ、議員の座にあぐらをかいて、のさばりにのさばっていた。
大川 のぼせ上がった揚げ句、国会議員にまでなろうとした。それで国会議員になれないと見た途端、支持者を裏切った。醜悪な正体を現したんだ。
青木 どれほど罪が重いか。報いは本当に厳しい。
 現に竜は半身不随。藤原は世間から全く相手にされず、これまた見栄っ張りの女房と一緒に、埼玉のほうに引きこもったまんまだ。

大川 竜や藤原などはともかく、当時の都議は、公害問題、教育問題、福祉行政等々、あらゆる問題に取り組んだ。数々の腐敗、汚職、癒着の追及も徹底してやった。
谷川 当時、東京都政は疑獄事件、汚職事件が日常茶飯事。「伏魔殿(ふくまでん)」とまで言われていた。
 それほど腐り切っていた。
大川 その通りだ。信じられないかもしれないが、当時は入れ墨をしている議員までいたという話だった。
西  ひどい話だな!
大川 それが公明党議員の追及で「収賄」「賃金の架空支払い」「税金の使い込み」などの実態が次々と暴かれていった。
谷川 当時は東京の人口が1000万人を突破したばかり。
 しかも昭和39年には東京オリンピックもあって、まさに問題山積だった。
大川 そのなかで都政の腐った実態が明らかになっていった。そして昭和40年、都議会の議長選挙に絡んだ贈収賄事件が発覚したんだ。
青木 私も、よく覚えている。あの時は都民からも「都議会は出直すべきだ」という声が厳しく上がった。
大川 ただ国会と違い、都議会は議員全員が辞職しないと「解散」できない。そこで我々が先頭に立って、議会で「出直すべきだ」「議席にしがみつく議員は辞職せよ」と徹底してやった。
 そして、とうとう全員が辞職して解散。「出直し選挙」となったんだ。
西  4年にいっぺんの都議選が、統一地方選挙とズレたのは、この時からなんですね(笑)。
大川 その通りです(笑)。

秋谷 とにかく「政界浄化」の公明党のスタートは、都議会から始まった。
 今の公明党議員も、この「草創の精神」を断じて失ってはならない。
青木 かつて戸田先生は厳しく言われた。
 「同志を裏切り、学会を裏切り、支持者を裏切り、増長して、本当の正しい『人間の道』『政治化の道』を踏み外していく。
 そういう人間がいたら、叩き出していけ。国民の敵、支持者の敵は、いくらでも叱りつけて、容赦なく追放していけ」
 そのように、多くの幹部の前で言っておられた。
大川 昭和30年代の公明議員は、みな「政治の素人」という自覚があったから、よく勉強した。政策の勉強、議会活動の報告等々、みなでミッチリ学んだんです。
 そして先輩議員が必ず「議員は常に大衆の側に立て。威張るな。支持者にお世話になった恩は、生涯忘れるな」と口を酸っぱくして言ったものだ。
青木 「しつこいくらいに言われたから、なんとか頑張ってこれた。今になって、その意味が分かった。本当に感謝している」と言っていた議員OBもいたな。
秋谷 「議員は支持者の大恩を絶対に忘れてはならない」。これは公明党の議員の草創以来の伝統だ。公明党議員の根本精神だ。
 何度言っても、言いすぎることはない。
青木 我々も、強く、強く言い続けていく。一段と厳しく監視していく。
 でなければ「権力は絶対に腐敗する」からだ。厳しく言うことが、支持者としての慈悲だからだ。

(2004. 8.13. 聖教新聞)

 

<56>
出席者:秋谷会長、原田副理事長(東京総合長)、正木総東京長、谷川副会長、上田足立総区長、森足立総区婦人部長、弓谷男子部長

谷川 前回、前々回と、東京都議会での公明党の活躍ぶりについて話が出た。
原田 東京については、池田先生も昭和42年(1967年)3月に「国際都市・東京の建設を目指して」と題して10項目の構想を提唱されたことがあった。
弓谷 そうすると、あの歴史的な「日中国交正常化提言」(昭和43年)の前年ですね。
 当時、私は、まだ生まれていませんが(笑)、宗教者の社会的使命として先生は、日本のため、アジアのため、また東京の未来も考えて、そうした提言をされていたわけですね。
秋谷 その通りです。今でこそ東京は、国際都市とか環境都市とか言っているが、当時は、まだまだ意識が薄かった。
 とくに政治家が一番ダメだった(笑)。
原田 そうしたなかで、先生は大要、次の項目を発表された。
 @東京を機能別に再開発A一人1室の高層住宅群建設B理想的な環境に包まれた学園区の建設Cモノレール、高速道路が縦横に走る立体交通網D都民に憩いと健康を与える森林公園。
正木 そしてE夢と希望に満ちた子供の国の建設F芸術性豊かな創造的な文化施設の建設G公害のない快適な工業地帯H世界貿易を推進拡大Iエネルギー源として原子力を利用――の10項目です。

原田 当時としては画期的なビジョンだった。何しろ当時、現実の政治はメチャクチャだった。とてもではないが、国際都市どころの騒ぎではなかった。
秋谷 国政においても、前年の昭和41年には数多くの国会議員を巻き込んだ大規模な汚職事件が発覚した。
 年末には衆議院が解散。これが戦後政治史に悪名を残した「黒い霧解散」だった。
原田 国民も都民も、政治の腐敗に怒り心頭だったな。未来へのビジョンどころか、ますます政治不信は深まるばかりだった。
秋谷 そうしたなか、公明党が政界浄化に奮闘した。その流れのなかでの先生の提言だったわけです。
原田 私の知る行政の専門家も「『東京都政から日本を変えてもらいたい』『国民のための政治を、まず東京から実現してもらいたい』という池田先生の情熱を感じました」と感謝していたな。
正木 その当時からの都政に詳しい関係者が最近、言っていた。
 「名誉会長の10項目の提言は、その後、都が取り組むことになった環境対策、都市づくり、文化政策などと方向性を同じくするものだった。
 当時の東京の状況を的確に捉え、長期的な展望に立ったビジョンとして、高い先見性を示している」と最大に評価していた。
弓谷 こうした歴史の事実を私たちは知りませんでした。
 先生が宗教者の社会的使命を果たされてきたことが、よく分かりました。
秋谷 平和のため、社会の繁栄のために行動していくことは、そのまま立正安国の精神に通じていく。
 これは歴史の一側面だけれども、どれほど先生が一党一派ではなく、日本の将来を真剣に考え、行動してこられたか。
正木 私の知る識者も語っていた。
 「日中国交正常化やSGI提言をはじめ、池田名誉会長は世界に向けて提言をされている。これこそ宗教者の模範の姿、先駆の姿だ。
 本来ならば、政治家が、率先してやるべきことではないか。しかも、こんな早い時期から、東京に対しても提言をされていたとは驚きです」と述懐していた。
原田 それにしても、先生の東京提言≠フ内容――今でこそ当然のようだが、当時は大変なことだった。
上田 昭和42年当時の足立区を見ても、そうだ。
 足立区のインフラ(社会的設備)は当時、大変、遅れていた。下水道にしても、整備されている率が、わずか8.6%。23区中で最低レベルだった。それが今は、ほぼ100%だ。
谷川 国政では公明党が与党になって今年で5年だが、都政では、ずっと与党だ。足立区の発展の背景にも「実績第一」の公明の活躍があったことは、まぎれもない事実だ。

正木 足立といえば今、学会でもトップランナーだね。
  法華講員も、続々と日顕宗から離れています。足立では、本年だけで855人もの講員が脱講しました。
上田 それに学会が支援する公明党も大勝利。先月の参院選では、昨年の衆院選と比べて2000票近くも得票を伸ばした。
秋谷 足立は、本当に強い!
弓谷 それに引きかえ、あの共産党の凋落、退潮ぶり。悲惨、無残極まりない。
 共産候補の得票は、衆院選の時と比べて約1万票の減。6年前の参院選の時から見たら、実に「半減」した。
谷川 厳しいな。足立では今や、公明党の得票は共産党と「ダブルスコア(=2倍以上の開き)」だ。
  ほんの5年前までは共産党の区長で革新区政≠ニ騒いでいたけど、見る影もないわね。すっかり区民から見離されちゃった。
弓谷 当然の末路だ。共産党は、陰湿な謀略をめぐらして、宗教弾圧に狂奔してきた。
 4年前にも機関紙で、何と160回も学会中傷の連載をやった。こんな人権蹂躙、憲法無視の暴挙がまかり通ったら、日本の民主主義の未来は真っ暗闇だ。暗黒だ。
上田 政党は政党同士、「政策」「実績」で勝負すべきじゃないか。
 それを公党ともあろうものが、血眼になって支持団体を攻撃する。こんな時代遅れの政党が区民から見捨てられるのは当然中の当然だ。

秋谷 とにかく東京は「広宣流布の心臓部」だ。東京が勝てば全国が勝つ。東京が発展すれば広布の軌道が盤石となる。
原田 その東京の「正義の言論の王者」が足立だ。足立こそ「完勝」の電源地だ。
 池田先生も、つねづね「東京の王者・足立」と賞讃してくださっている。
正木 「随筆 新・人間革命」でも「やると決めたら、断固として貫き通す。広宣流布のために、自ら決めた目標ならば、あくなき執念で完遂する。
 これが足立の友の根性だ。だから信頼できる」等々と、最大に讃えてくださっている。
上田 私たちの使命の重大さを深く、強く感じます。
 足立は、いよいよ立ち上がります。いよいよ勇猛果敢に戦います!

(2004. 8.14. 聖教新聞)

 

<57>
出席者:秋谷会長、原田副理事長(東京総合長)、正木総東京長、谷川副会長、上田足立総区長、森足立総区婦人部長、弓谷男子部長

谷川 前回は、東京の足立区でも、本年だけで855人が脱講した話が出た。
正木 東京では、足立区のほかに、大田区、板橋区などでも脱講者が続出している。
秋谷 まさに平成の宗教改革だ。もう、この流れは止まらない。
弓谷 何しろ、あの「ニセ法主」の日顕は、ただの一度の対話もなく、金を貯めるだけ貯めたら学会を切った。人間じゃない。天魔だ。
 足立でも脱講する人は皆、日顕の暴虐、愚劣、強欲に心底から嫌気が差している。
上田 こう言って、脱講した人もいる。
 「日顕は、あの見事な大石寺の桜を切り倒し、大客殿や正本堂も破壊した。すべて池田名誉会長への嫉妬じゃないか。今では邪宗の本山のようだ。
 一度、朱色の番傘を持たせて偉そうに歩く日顕を間近で見た。まるで意地悪≠ェ衣を着ているようで(笑)、不気味だった。学会への嫉妬の固まりといった醜い如是相(にょぜそう)だった」と吐き捨てていた。
  「日顕の本尊を拝んで、良いことなんか何一つなかった。身体は悪くなるわ、貧乏になるわ、どんどん福運が逃げていくようだった。とにかく不幸になるばっかりだった」と言って日顕を見限った人もいます。
上田 あの日顕の「シアトル事件」に呆れ返って脱講した人もいる。
 「勤行していると、どうしても、あの汚らわしい日顕≠ニいう文字が目に入ってしまう(笑)。どうしても題目をあげる気になれない」と言って脱講したんだ。
谷川 分かる。よく分かるな(笑)。

上田 足立には、日顕宗の菅原信法(本修寺)という極悪の忘恩坊主がいる。法華講員も菅原を忌み嫌って、続々と脱講している。
弓谷 菅原は北海道の出身で、今年61歳。学会出身で、以前は兵庫県の寺にいた坊主だ。
谷川 昔から口を開けば自分は学会の男子部で薫陶を受けた≠ニ言っていたそうだ。ところが、全くのインチキ坊主で、広宣流布への信心など微塵もなかった。
上田 何しろ出家のくせに臆病で折伏もできない。女房にも頭が上がらない(笑)。結局、宗門事件が起こると、大恩ある学会を裏切り、姑息に寝返った。
弓谷 菅原は金だけが目的だった。以前にいた寺でも、信者に酒や米の供養なんか、いらない。供養は現金でよこせ≠ニいった傲慢な態度だった。地元では有名な話だ。
谷川 ふざけるな! 供養は真心を受けるものだ。強要するものじゃない。そんな御書が、どこにあるんだ。
  そもそも日蓮大聖人が、どれほど信徒の供養に礼を尽くされ、讃嘆されたか。
 一つ一つの供養の品をあげてあなた方の厚い志を、確かに頂戴しました≠ニ丁寧に御礼のお手紙をしたためておられます。
弓谷 供養の品を届けた一人の門下の志に対して「なみだ(涙)もとどまらず」とまで仰せになっている。
正木 恐るべき邪教、邪宗門だよ(笑)。
上田 それに菅原は「供養の最低額」まで自分で決めて、信者に強要していた。通夜の供養は最低で「2〜3万円」だ。七五三、初参り、法事、結婚式等々、全部、そうだ。
谷川 まさに「ゆりかごから墓場まで」か(笑)。
秋谷 何が「聖職者」だ。地獄の奪衣婆(だつえば)、悪鬼、鬼畜じゃないか。
弓谷 まあ、この菅原という男は、とにかくがめつい。浅ましい。
 ある女性が結婚式を挙げた時にも、菅原には車代、食事代、そして、それとは別に2万円を渡した。
 ところが、その後、菅原の女房が電話をかけてきて一人分の供養は貰ったけど、結婚式なんだから、相手の分の供養も出せ≠ニがなりたててきた、というんだな。
谷川 供養の「追加請求」か(大笑)。もう呆れ果てて、何も言えないな!
上田 そのうえ寺に来ないと、ろくな死に方はしない∞塔婆供養をしないと自分も故人も成仏しない≠ネどと脅す。
弓谷 菅原に強要されて約1000本もの塔婆を立てさせられた被害者もいるほどだ。
原田 まったく「坊主は一度やったら、辞められない」だろうな。

弓谷 そうやって、さんざん信者から搾り取った供養で、菅原が何をやってきたか。「女房と贅沢三昧」だ。
上田 ふんぞり返って高級車を乗り回す。庫裏には豪華な分厚い絨毯やら、毛皮やらを敷き詰める。高価な美術品や骨董品を買い漁る。
弓谷 女房は、卑しい成金根性丸出しで、高価な指輪や着物を、高級デパートで買い漁る。あっちこっちで目撃されている事実だ。足立では「ミニ政子」と呼ばれているほどだ(大笑)。
谷川 菅原みたいな畜生坊主がはびこったのも、結局、すべて日顕が元凶だ。
 日顕と政子のやつは、夫婦揃って、やれニューヨークだ、やれパリだ、ブラジルだ、台湾だ、と、さんざん遊び回ってきた。「芸者遊び」「温泉豪遊」「買い物狂い」に明け暮れてきた。
原田 まさしく御書に仰せの「法師(ほっし)の皮(かわ)を著(き)たる畜生(ちくしょう)」の正体だ。
谷川 これだけ搾り取られたうえ、さらにまた法華講は宗門から「毎年3億円」も搾り取られることになっているようじゃないか。
秋谷 こんな「銭ゲバ宗教」は他宗にだってないだろう。
上田 足立で脱講者が止まらないのも当然だ。
  とくに寺の地元の大谷田創価区の加平支部が頑張っています。
正木 すごいね。本当に学会は正しい。強い。
上田 足立では着実に創価の連帯が広がっている。折伏・弘教でも、綾瀬前進区の南綾瀬支部、江北常勝区の常光支部が模範の前進だ。
 また、聖教拡大では、竹の塚牧口区の北竹の塚支部。地域貢献では梅島正義区の躍進支部が共感を大きく広げている。
谷川 いよいよチャンス到来だ。今まで、宗門事件を宗門と学会のどっちもどっちの内紛≠フように見てきた人も「坊主は悪い。学会は正しい」とハッキリ言っている(笑)。
上田 だいたい最高裁で2度も断罪された「ニセ法主」なんかに「信伏随従(しんぷくずいじゅう)」したって、功徳は絶対にないよ。
 この夏も我々は「王者・足立」の名にかけて「破邪顕正(はじゃけんせい)」の大攻勢を開始しようじゃないか。いよいよ「追撃」だ!

(2004. 8.16. 聖教新聞)

 

<58>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 先月、またもブラジルで、日顕宗を厳しく断罪する判決が下ったそうだ。
青木 なんだ、またか(大笑)。日本では法主の日顕本人が最高裁で2度も断罪。宗門も2年余りで7回もの断罪。もう宗門は、おしまいだ。地球の反対側でも次々と断罪じゃないか。
原田 いったいブラジルでは、これで何回目の断罪なんだ?
杉山 何と「10回目」です(爆笑)。
秋谷 本当に愚劣な、バカげた宗門になってしまった。昔もいろいろあったが、ここまではひどくなかった(大笑)。
原田 日本はおろか、海外で10回も裁判で断罪――そんな教団なんか、見たことも聞いたこともない。これこそ日本宗教界の「恥晒し」「面汚し」だ。
青木 仏法は勝負だ。「現証(げんしょう)にはすぎず」だ。日顕が何を言おうが、学会を中傷、誹謗(ひぼう)しようが、宗門は裁判という公式の場で、現実に断罪されている。日蓮大聖人が厳しく罰しておられるんだ。その厳然たる証拠だ。
原田 その通りだ。だからブラジルでも1500人近くが脱講してしまった。
弓谷 全ての元凶は日顕だ。名誉毀損で2回も損害賠償を命令されるような悪辣なやつが、法主の座に居座り続けている。だから宗門も腐る。狂っていく。
 「魚は頭から腐る」というじゃないか。
秋谷 戸田先生は学会を、いじめてみろ。必ず罰を受ける≠ニ言われたが、本当に、その通りになった。現実に「世界広宣流布」を進めている学会を、大聖人が厳然と護ってくださったんだ。
原田 それにしても「10回の断罪」が、どういう内容なのか。読者のために、ここで整理しておこうじゃないか。

杉山 分かりました。今回、ブラジルの裁判所が日顕宗を断罪したのは、ブラジルSGI(創価学会インタナショナル)ならびにメンバーの真心で建立(こんりゅう)・寄進された一乗寺をめぐる裁判です。
 1991年、この一乗寺を日顕一派が不法に乗っ取ろうとした。そこでブラジルSGI側は裁判を提起。この裁判では92年9月にサンパウロ地裁が、94年12月にはサンパウロ州高裁が、それぞれ日顕側に全面敗訴の判決を言い渡している。
秋谷 これは全く当然の判決だった。そもそも一乗寺は、ブラジルSGIの幹部が一乗寺の法人の理事となり、そのもとで運営されてきたものだ。
 ところが、日顕側が勝手に新しい理事を任命。正当な理事を罷免し、寺を乗っ取ろうとした。それが断罪されたんだ。
杉山 だが日顕一派は、裁判で乗っ取りの違法性がハッキリしたにもかかわらず、不法に一乗寺に居座り続けた。
 そこで一乗寺法人(ブラジルSGI側)は、日顕一派について「即時立ち退き」等の仮処分をサンパウロ地裁に求めた。
弓谷 そして当然のことながら、サンパウロ地裁はブラジルSGI側の訴えを全面的に認定。98年5月、居座っていた坊主が「住居部分以外について強制退去」させられた。
杉山 さらにまた99年7月30日に、同地裁は「住居部分についても即時立ち退け」等との仮処分を命じた。
青木 不法占拠を続けていた日顕一派に厳しい鉄槌が下されたわけだ。
原田 いや、あの時の連中の慌てよう。大変だったそうだ(笑)。
 裁判所の当局者が強制執行のため、一乗寺に行くと坊主は不在。留守番していた若手坊主は、裁判所の命令が伝えられると、ただオロオロ、ガタガタ(大笑)。
弓谷 そこへ慌てて駆けつけてきた坊主や檀徒が大騒ぎしたので、司法書記官が警察に出動を要請する一幕まであった。
青木 まったく往生際の悪いやつらだ!
杉山 しかし当然、坊主らが何を騒ごうが全く取り扱ってもらえず、とうとう一乗寺から追放されたんだ。
秋谷 ブラジルは勝った。正義の祈り、正義の言論の見事な勝利だ。だからブラジルは今、隆々たる発展を遂げている。
原田 とくにブラジル婦人部は「絶対に勝利する」との執念で、最後まで祈り続けた。本当に立派だ。婦人部の祈りが、あらゆる謀略を打ち砕き、完全勝利の原動力になった。
秋谷 池田先生も「世界の模範だ。ブラジルは信心で勝った」と最大に讃嘆してくださいました。

弓谷 ところで、日顕一派は何を狂ったか、この司法の厳正なる裁きにも逆恨みした。そして99年5月、ブラジルSGI側の関係者を相手に、今度は「一乗寺の使用権」を主張して裁判を起こしてきた。
原田 それが日顕一派の常套手段だ。明快な判決が出て敗訴しても、また裁判を起こす。「不当、不当」と騒ぐ。とにかく坊主というのは、身勝手で反省心がない(笑)。
杉山 これに対してもサンパウロ地裁は、先月2日、ブラジルSGI側の主張を全面的に認め、日顕宗の坊主らについて「寺院の所有者ではない」と明確に認定。「請求は受理に値しない」として、日顕宗側の訴えを却下した。
弓谷 それが今回の「10回目」の敗訴というわけだ(笑)。
 とにかく、日顕一派の悪あがきぶりは、まったく異常だった。負けても負けても、狂ったように裁判を起こしてきた。
杉山 94年12月にサンパウロ州高裁が、日顕側に全面敗訴の判決を言い渡した後のことだ。連中は、この裁判にも逆恨みして、自分たちに下された厳正な裁きに「異議」を申し立ててきた。
弓谷 当然、日顕側は無様に敗訴(笑)。
 95年3月と同年7月にサンパウロ州高裁。96年4月と99年3月に連邦高裁。2000年3月には連邦最高裁が日顕側の訴えを退け、宗門側の完全敗訴が確定した。
青木 当たり前だ。当然の結果だ。
原田 普通であれば、この連邦最高裁の判決で裁判は終結する。ただ、ブラジルの司法制度は特殊で「判決の取り消しを求める裁判」を起こす権利というのが認められている。愚かにも宗門は、これに飛びついた(笑)。
杉山 日顕側は連邦最高裁の判決から2年もたった02年4月になって、最高裁判決の「取り消し」を求める訴訟を提起してきたんだ。
弓谷 もちろん、この訴えも昨年12月にサンパウロ州高裁で、あっさり棄却された(笑)。
杉山 それにも懲りず(笑)、今度は、この判決に難癖をつけて「異議申し立て」の訴訟まで起こした。
弓谷 結局、サンパウロ州高裁は、この日顕宗側の申し立ても棄却。
 しかも、わずか「2分間」の審議で、裁判官の「全員一致」で、日顕一派の申し立てを棄却することが決定された。
原田 それほど悪辣で無謀な「悪あがき」だった、ということだ。
青木 結局、日顕一派は、逆恨みで裁判を起こした揚げ句、その裁判で「10戦10敗」。まさしく歴史的な「恥の上塗り」となった(大笑)。

(2004. 8.18. 聖教新聞)

 

<59>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 前回はブラジルで日顕一派が10回目の敗訴をしたことが話題になった。
青木 ブラジルは勝ったな。見事な勝利だ。
原田 「裁判で断罪」は、もう宗門では「日常茶飯事」だ(笑)。
弓谷 日顕の「宿命」だな。
 何しろ日顕は、法主のくせに、自分自身が最高裁で2度も断罪された。
杉山 その上、あの「シアトル事件」でも、自分のほうから裁判を起こしておきながら、訴えを取り下げた。誰が見ても「敗訴以上の大敗北」だった。
原田 驚いたのは1審で負けた日顕が、わざわざ自分で愚劣な言い訳本を書いて、裁判所を中傷したことだ。
杉山 あろうことか裁判官が狂っているから裁判に負けた≠ニまで言い放ったこともあったな。
青木 いかに日顕が狂っているか、あれで皆よく分かった(笑)。社会の常識や良心、社会人としての最低条件さえ全くない。
秋谷 そういう人間が法主だから、宗門全体が狂う。
 日蓮大聖人は道理に反し、人間の道に反して起こした訴訟は、断じて勝てない∞邪法によって、正法を犯している者どもが、どんなに祈っても、訴訟に勝てるわけがない≠ニ喝破されている。
 まさに「邪教」の姿だ。

青木 それにしても日顕宗は、ずいぶん海外でも不法行為を起こしてきたな。
 不祥事、反社会的行為だらけじゃないか。
原田 もはや海外で日顕宗といえば完全に「犯罪集団」「無法集団」扱いだ。
杉山 韓国では「福祉施設」とウソをついて寺を建てようとした。その策謀がバレて、大問題になった。
弓谷 日本から坊主が不正に大金を持ち込んで「外為法違反」で摘発され、韓国と日本の両国で罰金刑を受けた事件もあったな。
青木 あれには驚いた。韓国のマスコミでも大きく報道された。
原田 それだけじゃない。
 宗教活動のできない「短期ビザ」で韓国に潜入した日顕宗の坊主たちが「ヤミ事務所」を拠点に違法な布教活動を行っていた事実も発覚した。
 この事件では95年1月に坊主3人が「出入国管理法違反」で摘発され、罰金刑と国外追放という厳重処分を受けた。
杉山 98年2月には、ガーナに建った寺のオープニングに日顕が行こうとした。
 すると地元マスコミが「いかがわしい日本の宗教団体をガーナに入れるな」等と猛反発。結局、日顕はガーナに足も踏み入れられなかった(爆笑)。
原田 インドでは悪辣な「不正留学事件」までやっていたことが発覚した。
 宗門が若手坊主をインド最高峰の国立デリー大学に不正に留学させようとした事件だ。
青木 あれも、ひどい事件だったな。「学歴詐称」だよ。
杉山 大学への提出書類で、正規の学校でも何でもない、単なる日顕の私塾の「富士学林大学科」を「富士学林ユニバーシティー(大学)」と書いて、大学当局を騙そうと図った。
秋谷 何が「富士学林ユニバーシティー」だ(笑)。
 これも日顕の「虚栄」と「見栄」だ。
青木 バカバカしいやつだ!
原田 幸い、これも大学当局の調査で謀略が発覚したから、よかったが、恐ろしい連中だ。
弓谷 台湾でも日顕はマスコミに「東洋花和尚(=日本のハレンチ坊主)」等と吐き捨てられた。
 日顕の腐敗、堕落しきった遊興の実態が知れ渡っている。
秋谷 まったく宗門は「世界広宣流布」に逆行する事件ばかり仕出かしている。広めているのは日顕の「悪名」「汚名」ばっかりじゃないか(笑)。
 これも「海外といえば遊び」しか頭にない日顕が海外で遊び回ってきたからだ。
原田 まさに日顕が誰にも相談せずに勝手なことばかりやって、宗門を壊してしまったな。
青木 「提婆達多(だいばだった)」そのものの姿だ。とにかく何でも破壊せずには気がすまない(笑)。

杉山 宗内では「人事も、日顕と息子の信彰の二人で勝手にいじくり回している。それで宗門を、どんどんおかしくしている」と専らだ。不平や不満、怒りの声が、あっちからも、こっちからも頻繁に聞こえてきている。
弓谷 最近も、目を疑うような人事があった。あの「買春疑惑」の山田容済が、住職に復帰するというんだな。
杉山 山田は以前、スペインの寺にいた。ところが平成12年3月、イタリアのローマで「買春疑惑」が発覚。
 住職をクビになって、日本に強制送還≠ウれた坊主だ。
原田 深夜、若い金髪女性と身を寄せ合って、ホテルに歩いていく姿が「改革時報」で暴露されたな。
秋谷 汚らわしい事件だった。我々は、もう全く関係ないからいいが(笑)、坊主や法華講たちは、やりきれない。
青木 とてもではないが恥ずかしくて、世間に「日顕宗の信徒だ」なんて言えない(笑)。
杉山 山田は、日本に送還≠ウれてからは、富士宮やら熱海やらで隠居状態だった。
 ところが今回、突然、岩手県の寺の住職になったんだ。
原田 これも日顕の差し金だ。
 これだけ日顕本人のハレンチ坊主の正体が暴露されたんだ。偉そうに山田を処分することなんか、できないよ(大笑)。

弓谷 それに「不倫疑惑」が発覚した中本代道!
原田 この「不倫疑惑」も、あまりに醜悪極まる話だった。口にもしたくないが、腐った宗門の実態を暴くために、あえて語っておこう。
弓谷 この中本というやつは、本年4月29日の朝(現地時間)、タイにいた。ところが夕刻、たった一人でコッソリ、飛行機でシンガポールに行ったんだ。
杉山 シンガポールでは公式行事の予定は、全くなかった。
 ところが中本は、何と女性の檀徒と密会し、宿泊先のホテルに「夜通し」「二人きりで」こもっていた。
青木 どう考えても怪しいな(笑)。
弓谷 中本は「女性とは法務で会った」などと、醜い言い逃れをしていた。だが、二人でタクシーに乗り込んだ現場を撮った、明確な証拠写真まで出てきた。
 中本が「いつ」「どこで」「誰と」「何を」していたのか、全部、明々白々だ。
原田 中本は海外部で3人しかいない主任の一人だ。宗門全体にかかわる重大問題じゃないか。
杉山 ところが中本に対する処分は一切なし。事件が発覚して1ヵ月以上もたって、ようやく、海外部がペラペラの「お知らせ」とやらを出しただけだ。
弓谷 その海外部の「お知らせ」も抱腹絶倒もの(笑)。
 「(中本は)シンガポール信徒御夫妻よりタイ人を折伏しているという相談を受けたので、タイ語の勤行要典や教材を届けてあげるために、訪問しました」などと、ミエミエの大ウソを並べているだけだった(大笑)。
青木 バカバカしい!
 「勤行要典や教材を届けるだけ」だったら、日本からでもタイからでも簡単に送れるじゃないか(大笑)。
秋谷 よりにもよって、日顕宗のグータラ坊主が、そんなことで動くわけがない。
 まともな人は誰も信じない(爆笑)。
青木 それに「女性とホテルの一室に一晩中こもって渡す」必要も全くない(大笑)。
 それとも、それが日顕宗の伝統なのか?(爆笑)
杉山 だいたい、この中本には前歴がある。以前もイタリアのフィレンツェで買春疑惑が発覚している。
 檀徒の会合に出る直前、行きつけの売春宿≠ノ寄って、買春していたというんだ。
原田 そんな坊主が「海外部主任」だよ。しかも、後ろめたい日顕は、こんな下劣な不祥事を起こした坊主を処分もできない。
秋谷 宗門というのは、本当に「魑魅魍魎(ちみもうりょう)の魔窟」だ。恐ろしい世界になった。
青木 「海外といえば遊び」――これも日顕以来の「宗門の伝統」だ(笑)。

秋谷 学会が一緒だった当時も、腐った坊主がゴロゴロいたが、こんな下劣な事件はなかった。学会を別れて、宗門は醜い本性を剥き出しにした。もう、ごまかしようがない。
杉山 これも全部、日顕が元凶だ。「源(みなもと)濁(にご)れば流れ濁る」だ。
 坊主どもが次々と極悪非道、ハレンチ極まる醜態を晒すのも、法主の日顕自身が一番、強欲に狂っているからだ。
原田 御書には「徒(いたず)らに遊戯雑談(ゆげぞうだん)のみして明(あか)し暮(くら)さん者は法師(ほっし)の皮(かわ)を著(き)たる畜生(ちくしょう)なり」と仰せだ。日顕のせいで宗門は、完全に畜生以下の怪物教団に成り下がったな。
杉山 まったくだ。ドイツの文豪シラーは極悪は、絶えず悪を生み出していく≠ニ喝破している。
 まさに今の日顕宗の姿だ。日顕という汚らわしい極悪の一凶が、宗内を汚染し、蔓延し、次から次へと悪を生み出している。完全に破滅寸前だ。
秋谷 こんな腐りきった宗門と別れたおかげで、学会は今や190ヵ国・地域に広がった。この13年間の宗門事件の歴史は全て後世のための重大な証拠になった。すべて御仏意(ごぶっち)だ。

(2004. 8.19. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、杉山青年部長、弓谷男子部長、熊谷関西男子部長、栗原創価班委員長、佐藤牙城会委員長

杉山 広宣流布の「次の50年」! その命運は、われわれ青年部の手に託された。
 我らは池田門下の「本門の弟子」として、断固として立つ。
弓谷 日蓮大聖人は「強敵(ごうてき)を伏(ふく)して始(はじめ)て力士(りきし)をしる」と厳然と仰せであられる。
 極悪の仏敵との闘争にも明確に「決着」をつける。これこそが我ら学会男子部の永遠の使命であり、栄誉であり、責任だ。
秋谷 その通りだ。男子部も今回、全国の各方面、創価班、牙城会をはじめ、新体制となった。
 いよいよ2010年――「学会創立80周年」へ出発した。青年部の熱と力で、断じて連戦連勝の金字塔を打ち立ててもらいたい。その「責任世代」が諸君だ。我が青年部の一人一人だ。
弓谷 奇しくも2010年は池田先生の「会長就任50周年」でもあられる。男子部は史上最高の精鋭の陣列で荘厳(そうごん)する。栄光の歴史を残さずして何のための青春か。
熊谷 勝利の先頭を切るのは、我が関西男子部だ。
 言葉ではない。我らの「行動」を見てほしい。「結果」を見てもらいたい。全関西は、深く、強く、決意している。
栗原 戸田先生は、池田先生をはじめ、広布の次代を託す弟子に詠(よ)み贈られた。
 「一度(ひとたび)は/死(し)する命ぞ/恐(おそ)れずに/仏の敵を/一人あますな」――「仏の敵を一人あますな」。これが、われわれ創価班の誓いだ。
佐藤 この夏の全国最高協議会で、全員の決意として立ち上がった。「仏の敵とは、断じて戦い抜く。そうでなければ、大切な広布の組織を厳護(げんご)することはできない」と。
 「学会厳護」「会員厳護」の牙城会は断じて戦う!

秋谷 それにしても、この上半期の勝利は大きかった。勝つと負けるとでは大違いだった。学会に対する社会の見方も、一段と高い評価になっている。
弓谷 その通りだ。以前と全然、違ってきた。
 あの日顕も山崎正友も、悔しくて妬ましくて仕方がないだろうな(爆笑)。
杉山 日顕といえば今月6日に、自分の手下の坊主どもを大石寺に集めて騒いだ。
 日顕は、坊主を前に1時間以上もダラダラ話したようだ。
弓谷 ところが、大いばりで話していた日顕が突然、叫び声を上げた。いったい何ごとかと思えば、何と日顕の目の前にトカゲが出たんだ(爆笑)。
熊谷 トカゲって、あの爬虫類のトカゲか?
栗原 そう。ビックリ仰天した日顕は大慌てで「何だ、こりゃあ! オ、オ、オ、誰か‥捕れないのか!」などとギャーギャー喚(わめ)き散らしたそうだ(大笑)。
佐藤 そこで近くにいた坊主たちが大わらわで捕まえようとしたが、誰も捕まえられない。
 結局、この突然のトカゲ騒ぎのために、日顕は話の途中で立ち往生(笑)。日顕のやつは自分が狼狽(ろうばい)したのが、よっぽど恥ずかしかったんだろう。「ワシの話を聞きにきたのか‥‥」なんて必死に虚勢を張っていたようだ(笑)。
熊谷 バカめが! 日顕みたいな「ヘビ法主」が、いつまでも下らない長話をしているから、トカゲが仲間だと思ってやってきただけだろ(爆笑)。
杉山 とにかく、大勝利の上半期。我々が支援する公明党も、7月の参議院選挙で完勝だった。
熊谷 私の恩師も友人も先輩も、皆、手を叩いて「すごいね、すごいね」と叫んで祝ってくれた。本当に、嬉しかった。
 比例区では過去最高の「862万票」を獲得。選挙区でも全勝。見事に議席増を果たした。大躍進を勝ち取った。
秋谷 すべて支持者の大奮闘のおかげだ。党は、いくら感謝しても足りない。
 あの連日の猛暑のなか、連日連夜、岩に爪を立てるように支援してくださった支持者の汗を、思いを、全議員は絶対に忘れるな! 必ず期待に応えてもらいたい。
栗原 絶対に、その通りだ。選挙は自由だよ。
 嫌な議員のために、応援して嫌な思いをさせられるなんて、バカを見るだけだ。「あんな、みっともない議員を応援して」と、世間から笑われるだけだ。
秋谷 その通りだ。どんどん社会から「立派な議員だ」と言われるように、我々も激励したり、叱ったり、叫んでいくことだ。
佐藤 だいたい「議員と家族が、いちばん真剣に戦う」なんていうのは、どこの党だって「当たり前」だ。「常識中の常識」じゃないか。
弓谷 その「当たり前」のこともやらずに、金と権力を握ってふんぞり返っていたやつ! 竹入! あんな畜生以下のインチキ野郎を、もし今度出してみろ! もう、青年部が許さない!
杉山 この座談会でも何度となく語ってきたが、まだまだ議員と家族の意識が足りないんじゃないのか?
 この夏も、男子部長ともども、各方面の青年部幹部と語り合ったが「あの議員は、すごい。頭が下がる」という声をあまり、聞かない。
熊谷 とくに国会議員は、甘えすぎてんじゃないのか? 本当に支持者に感謝しているのか?
弓谷 まったくだ。まだまだ皆が、そう思っている。支持者への感謝の念が本物なら、支持者に言われなくたって、必死で戦うはずだ。
 われわれ支持者が、どれほど血のにじむ思いで支援してきたか。選挙分析の専門家である東京大学の蒲島郁夫教授も公明党の支持者は健気(けなげ)だ≠ニ驚嘆しているほどだ。その支持者の戦いに見合っただけの働きを、しているのか?
熊谷 それどころか、いろいろ耳に入ってくるぞ。傲慢で秘書も居つかない議員。役人から「常識がない」と呆れ果てられている議員。マスコミ相手に大物ぶって、ベラベラしゃべっている議員!
佐藤 そういう「おっちょこちょい」なんか、マスコミだってゲラゲラ笑ってるよ。
 そりゃマスコミは情報が欲しいから持ち上げてはくれる。陰じゃ舌を出してるよ(大笑)。
杉山 「小物」ほど格好やパフォーマンスに走る(笑)。我々が欲しいのは、そんな「小物」じゃない。支持者の期待に応えて、真剣に戦い、必ず結果を出す議員だ。信念、人格、風格、力量の大政治家だ。
秋谷 全議員が支持者の大恩に必ず応える。命がけで戦う。それが公明党だ。これが本当の人間政治家だ。
 日本には、そういう伝統を持った政党は、なかった。公明党こそが、模範の政党に成長してもらいたい。日本の政党の歴史を塗り替えるような、目の覚めるような政党になってもらいたい。
 そうすれば、どんなに支持者も支援しやすいか。

弓谷 そもそも公明党を創立されたのは、池田先生だ。
 日本のため、国民のために「政治の分野において、妙法を生命に刻んだ人間を育ててみようと思う」との戸田先生の御構想、御遺志を継いで昭和39年11月に結成された。どれほど高邁(こうまい)、壮大な使命を担って誕生したか。
栗原 池田先生が「広く国民の幸福を願い、民衆に奉仕していく、慈悲の精神に貫かれた政治団体」と万感の期待を寄せられた国民政党だ。
秋谷 その通りだ。学会が政治に本格的に関われば、民衆勢力の台頭を恐れる権力や他の宗教団体が、必ず、弾圧、迫害の毒牙を剥いてくる。
 先生は、それを全て御承知の上で、日本のため、国民のために決断されたのです。それを思うと、涙が出る。
杉山 この「創立の魂」「党の原点」を、公明党の全議員は絶対に忘れるな! そして「魂」を忘れ、裏切った逆賊どもを、永遠永劫に許すな! 最後の最後まで攻めて攻め抜け!
弓谷 我々も、いつまでも議員たちの言う通りにならないだろう。選挙をするもしないも自由だ。政教分離≠ネんだから(笑)。

熊谷 そうだ! あの「学歴詐称」の竹入にしても、党が、議員が、先頭に立って追撃するべきじゃないか。
杉山 「旧制中学卒」もウソ。「陸軍航空士官学校卒」もウソ。何から何までウソで塗り固めて、皆を騙した。裏では党を私物化し、秘書や党の職員を子分同然に扱い、勝手放題にのさばっていた。
佐藤 本人ばかりか、女房も経歴詐称。長男も大学不正入学疑惑。一家そろって、どこまで支持者を騙し、社会を欺いたか!
栗原 そのうえ支持団体の学会には政教一致になる≠ニか何とかいって、誰にも何も言わせなかった。
弓谷 何が政教一致≠セ!(笑)。中世ヨーロッパや戦前の日本じゃあるまいし、そんな時代錯誤の亡霊が、この21世紀の民主主義の時代に、あるわけがない。
杉山 その通りだ。支持団体が政党に意見する。政治家に注文する。当たり前じゃないか。いちばん健全な民主主義じゃないか。
佐藤 それを、何から何まで御世話になっている支持団体の口を封じる。完全に独裁政治だ。それじゃあ支持者は党の奴隷、議員の奴隷じゃないか。
杉山 バカバカしい! そんな時代は、我々の時代で完璧に変えてみせる。僕の親しい大学の先輩も言っていた。
 「竹入がのさばっていたころは、ひどかった。党本部の職員に用事があって電話をしても、ろくろく取り次いでくれない。まるで学会員は党に電話をするな≠ニ言わんばかりの扱いだった。今から思えば竹入のやつが、陰に陽に、そう仕向けていたんだろう」と激怒していた。
弓谷 当時の公明党の議員たちも「本当に許せないやつだ! 竹入のせいで皆が本当に迷惑を受けた。党職員や秘書も、さんざん苦しめられた」と口々に証言している。
杉山 だったら、もっと、どんどん糾弾してもらいたい。徹底的に追及すべきだ。自分たちの責任じゃないか。
栗原 我々は、もう竹入みたいなやつは真っ平だ。騙されない。だから、今まで以上に公明党の議員には、厳しく意見を言っていく。何の遠慮容赦もなく、注文をつけていく。
杉山 それが一番、正しい。もし戦わない議員、評判の悪い議員がいたら、青年部の代表で行こうじゃないか。実態を厳しく調査しようじゃないか!
弓谷 大賛成だ。勤務評定≠オようじゃないか。それが後援者、支持者の権利だ。結局、議員のためであり、党のためだからだ。

(2004. 8.20. 聖教新聞)