< 座談会 >

栄光の学会創立75周年

第2部


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出席者:坂口総合婦人部長、松原総大阪副婦人部長、大野東京・村山総区副総合婦人部長、青山栃木・足利県副総合婦人部長、神野神奈川・港北総区婦人部主事、竹内埼玉・久喜県副婦人部長、谷中東京・竹の塚牧口区副婦人部長

朝令昼改の区長

谷中 「実績ゼロ」と言えば、あの共産党(笑い)。私が東京・足立区で区会議員を務めた間に、共産系区長の時代がありました。
竹内 暗黒でしたね(大笑い)。
谷中 「区民のための政治を」なんて言っていたけど、真っ赤なウソ。見ているのは、党本部の方向ばかり。完全に「党のための区政」だった。
松原 あの党は、どこでも一緒ね。全部「党本部の意向」一つで動く。変わる。
谷中 区長であっても、党に逆らえない。委員会、議会には共産党本部からの「お目付け役」がいて、区長の答弁をチェックしていた。
 区長が党の意向に反する発言をしたら、すぐにクレームをつけて変更させるんです。
神野 恐ろしいわね。
谷中 だから、答弁だってクルクル変わる。ひどい時なんか、午前中の答弁が午後イチで、丸っきり変わっちゃう。
 他党の議員も皆「朝令暮改」どころか「朝令昼改」だ≠ニ笑っていました(笑い)。
坂口 しかも、この区長は足立区民じゃなかった。ずっと他の区に住んでいたそうね。
谷中 ええ。結局、さんざん区民の怒りを買って、選挙で大惨敗。失脚しちゃった(大笑い)。

機関紙の威力

青山 ところで、議員時代に、役に立ったのが「公明新聞」です。
神野 まず「日刊紙」であることが、すごい。自民党や民主党にもない武器≠ナす。
竹内 他党の議員も読んでいる。自治体の首長や、役人も「公明新聞で勉強させてもらっている。最近の紙面は、とくに重要だ」と言っています。
青山 霞が関の官僚たちも「公明新聞で知る情報は重要だ」と喜んでいましたよ。
坂口 すごいことね。どっかの政党の機関紙なんか、全然、読まれていないじゃないの(大笑い)。
松原 見栄を張って、カラーにしたのも大失敗。部数は一時の半分程度に激減している。
谷中 当然よ。毎日毎日、他人の悪口、他党の悪口ばっかり。とにかく「独善」「自己宣伝」。あんなの誰だって読みたくない(笑い)。
坂口 とにかく公明新聞は、どんどん戦ってもらいたいわね。
 悪い議員、ウソつき議員、恩知らずの議員を、徹底的に糾弾してもらいたい!
 支持者の強い要望です。

議員同士の団結

神野 ところで、公明党は全国に3000人以上の議員がいます。地方議員と国会議員が力を合わせて戦っている。
松原 仕事をするには議員同士の連携が大事です。一緒に動くことです。団結すれば、何倍もの力が出せる。
竹内 「さい帯血移植」も公明党だからこそ成し遂げられた実績です。
 公明党は「日本さい帯血バンク支援ボランティアの会」を支援し、さい帯血移植への保険の適用や公的バンクの設立を実現させたのです。
大野 同会の有田美智代代表が語っていました。
 「公明党は全国各地で議員と支持者が一斉に町へ出て、応援してくれた。
 公明党は、支持者と議員に一体感がある。常に議員が私たち庶民の方に目を向けなければならない、という仕組みになっている。だから、大きな仕事を成し遂げられるんだと実感しました」と。
神野 有田さんは「他党の議員にも、お願いに行きましたが、公明党とは、目が向いている方向が違うと感じた」とも言ってましたね。
坂口 庶民から離れた政治家には、何もできない。庶民と力を合わせてこそ立派な仕事ができる。これからは、そういう時代です。
谷中 公明党は、どこまでも「現場第一主義」できました。
 庶民の中に入らないと、庶民が何を望んでいるのかが分からない。政策作りも、議員活動も何もできないからです。
大野 それを、現場に入らない。支持者のために働かない。さんざん陰で悪事を働いて、それがバレると逆恨みする。支持者に弓を向け、牙を剥く。そういう犬畜生以下の議員は、断じて許さない!
竹内 その通りよ。未来永劫、子々孫々にいたるまで業報(ごうほう)を受けていく。哀れも哀れ、哀れなものね(大笑い)。
坂口 戸田先生は晩年に「心して政治を監視せよ。心して政治家を監視せよ」と厳しく、おっしゃった。
 この御遺言を固く守る以外に党の発展はないと、実感します。

「福祉」を政治に

青山 ところで、公明党の看板である「福祉」も、現場で聞いた庶民の声を一つ一つ形にしていったものです。
神野 公明党が誕生した当時、他党はどこも「資本主義か社会主義か」のイデオロギーばかりで争っていた。いがみ合っていた。
 でも庶民の願いは違った。「生活を豊かにしてもらいたい」と。切実に願っていた。
谷中 その願いをくみ上げたのは公明党です。「福祉なんか政治じゃない」と陰口を叩かれながら、懸命に取り組んできた。
大野 当時の社会党や共産党も「社会的弱者の味方」だと言いながら、福祉には見向きもしなかった。本音では「福祉は資本主義の弱点を補うもの」と見ていた。だから「資本主義を倒すには、福祉は邪魔者」とさえ考えていたのよ。
青山 結局、国民のためじゃない。どこまでいってもイデオロギーのため。いかに自分たちが勢力を伸ばすか。そのことばっかり考えていた。
竹内 イデオロギーどころか、なかには自分の蓄財、金儲け、贅沢のことしか頭の中にないのもいるけどね(大笑い)。
谷中 それどころか、支持団体を、どうやって陥れるか。どう騙すか。陰湿な謀略ばかり企んでいるのもいるわよ(笑い)。

(2005. 8. 6. 聖教新聞)

 

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出席者:坂口総合婦人部長、松原総大阪副婦人部長、大野東京・村山総区副総合婦人部長、青山栃木・足利県副総合婦人部長、神野神奈川・港北総区婦人部主事、竹内埼玉・久喜県副婦人部長、谷中東京・竹の塚牧口区副婦人部長

支持者に頼るな

坂口 ところで、国民は議員の日常を、よく見ている。
 私の友人夫妻も「公明党の女性議員は、まじめに勉強している。一生懸命な姿を見ていると、応援してあげたくなる」と、ほめていましたよ。
青山 いえいえ。公明党は女性の支持者が偉大なのです。女性支持者こそ、本当に勉強しておられます。私たちも、支持者から教えていただくことが、しょっちゅうでした。
松原 だからこそ議員は、支持者に「おんぶにダッコ」では絶対にいけない。議員は、支持者の手が届かないところにも、名刺一つで入っていくことができる。信頼を築き、支持を広げることができる。
大野 その通りです。議員が死に物狂いで戦えば、まさに「百人力」「千人力」です。
竹内 議員は日ごろから、自分の足で「個人票」「個人人脈」をつくっていくべきです。
 何期もやらせてもらって、選挙のたびに「当選が危ない」なんて言われるのは、本当は恥ですよ(笑い)。
坂口 まったくね。公明党の議員が真面目に働き、信頼を広げる。支持者も動きやすい。
 逆に支持者から嫌われた議員ほど、みじめなものはない。
谷中 一番、嫌われるのは、偉ぶった議員。何を相談しても、すぐに「それは無理だ」「ダメだ」と突っぱねる。そういうのが一番、ダメよ(笑い)。
坂口 もちろん無理難題もある。それでも、まず相手の話を聞く。親身になって一緒に考え、力を尽くす。そうでなければ、庶民の心は離れていきます。

「ウチの先生」

大野 まったくよ。反逆した連中は皆が皆、傲慢無礼。何様じゃあるまいし。庶民を見下していた。「権力の魔性」にイチコロで食い破られていった。
神野 あの竹入なんか、欲に狂って別荘まで建てた。いったい、いくら貯め込んでいたか!
竹内 「清潔」が公明党の党是です。その議員が巨額の「蓄財」に狂うなんて「反逆の証拠」よ!
坂口 それに、おかしくなる議員は、まず信心がない。「自分は政治家だ。一般の学会員とは違う」なんて自分勝手に言い出して、学会活動をやらなくなる。
松原 そういうのは叩き出せばいいのよ。そんなのがいるから、後輩の議員まで勘違いするのよ!
谷中 おかしくなる議員は、よく似ている。
 最近、おかしくなった地方議員も完全に信心をなくしていた。学会の会合に出るのを面倒くさがって、何年も出ていなかった。
竹内 それじゃ、おかしくなるのも当然ね。
谷中 女房も、おかしかった。亭主のことを「ウチの先生」なんて呼んでいた。
坂口 亭主が多少道を踏み外しても、夫人がしっかりしていれば、正しい道に引き戻せる。
 反対に、夫人に信心がなければ、亭主が中心になる。亭主の濁りに染まってしまう。この点、私たちは一段と厳しく見ていきます。
大野 議員は家族で決まる。公明党の全議員、家族は強く団結して「権力の魔性」を打ち破ってもらいたい。

主人公は国民

神野 議員は「公僕」です。本来、庶民の「しもべ」です。公明党の議員こそが、その模範にならないと!
松原 私が選挙に出た時、ある支持者が友人に語ったそうです。
 「今度、うちの松原が出るけど、どうかしっかり監視してください。悪いところがあったら、何でもすぐに言ってください」と真剣に訴えた。
青山 立派な支持者ね!
松原 ところが、それを聞いた友人はビックリ(笑い)。
 私に「あんたを褒めずに、こんなことを言っていた。大丈夫なのか」と言ってきた(大笑い)。
 「それが正しいんです。身内と同じくらいの思いで応援してくれているのですよ」と説明して、ようやく納得してもらいました。
坂口 主人公は国民です。国民が議員を選挙で選んでやったんです。それなのに、まだまだ「議員が上」だと勘違いしている。この発想を逆転させなくちゃいけない。
 「国民に尽くし抜くのが、本当の政治家」――その精神を、公明党の議員こそが、身をもって示してもらいたい。
青山 スウェーデンの思想家エレン・ケイは「女性の参加なしで、真の意味の精神的社会革新が達成されたことは一度もなかった」と叫んだ。
 3流、4流と笑われてきた政治を変える。「民衆本位」に変革する。その決め手は、私たち女性の力です!
竹内 その通りですね。
 私たち議員OGも、報恩感謝の思いを胸に語りに語っていきましょう。
大野 大賛成です。ますます元気で地域のため、庶民の勝利のために戦いましょう!

(2005. 8. 9. 聖教新聞)

 

<33>
出席者:秋谷会長、谷川総東京長、高梨東海道長、山田総東京青年部長、後藤東海道青年部長

山田 衆議院総選挙の公示(今月30日)まで2週間になった。
 来月11日が投票日だ。
高梨 アッという間だな。新聞各紙も「かつてない短期決戦の総選挙」と報じていた。
秋谷 公明党は勝つ以外にない。前進する以外にない。断じて勝ってもらいたい!

どの党に託すか

谷川 各紙も、総選挙について連日、報じている。
後藤 読売新聞(9日付)の社説。
 「解散となった以上、選挙後に実現するべきは、重要課題に着実に取り組む懸案処理政権だ。衆院選は、政権選択の選挙だ。新たな連立も視野に入れ、どの政党に、その責任を託すのかが、今回の総選挙の最重要課題だ」と述べていた。
谷川 それにまた「各党は、正面から政策で争うべきだ」とあったな。
高梨 また、産経新聞(9日付)では「政治的な空白を最小限にとどめ、不必要な政治的混乱を避ける日本人の知恵と決断も求められている」と、有権者の姿勢に言及していた。
山田 「国民の声を聞いて政治は出直せ」「政局を安定させ、災い転じて福となすことが各党に課せられた共通の責任である」。これは日本経済新聞(9日付)の社説だ。
後藤 また、テレビのニュースでは「アジア各国の関心も高い」と報じていた。
高梨 とにかく、有権者は総選挙で「仕事をする人間」「真剣に働き、現実に政策を実現する候補」を見極めることだ。
 大事なのは「政治の安定」だ。それを成し遂げる政治家を送り出すことだ。
山田 その通りだ。政治は「安定なくして改革なし」だ。
後藤 それに政治家の給料は、すべて税金で支払われる。雇い主は国民なんだ。いい加減なやつを選んだら、損をするのは有権者だ。
谷川 われわれが支援する公明党が連立政権に加わって6年。この間、公明党は「あっせん利得処罰法」や「年金改革」、また「児童手当の拡充」等々、庶民の目線から着実に政策を実現してきた。自民党単独では、なしえなかった政策ばかりだ。
後藤 公明党の実績は高く評価されている。
 その証拠に、7月に行われた東京都議会議員選挙を含め、公明党は統一外の地方議会選挙でも113ヵ月連続で完全勝利だ。
高梨 私の知る識者も語っていた。
 公明党が与党になってから、日本の景気もようやく上向きになってきた≠ニ指摘していた。
谷川 その公明党は今度の総選挙で、小選挙区では9つの区に候補を立てる予定だ。
後藤 東京12区(東京都北区全域と足立区の一部)。
 神奈川6区(横浜市の保土ヶ谷区、旭区)。
 大阪3区(大阪市の大正区、住之江区、住吉区、西成区)、大阪5区(大阪市の此花区、西淀川区、淀川区、東淀川区)、大阪6区(大阪市の旭区、鶴見区、守口市、門真市)、大阪16区(堺市の北東部)。
 兵庫2区(神戸市の兵庫区、北区、長田区)、兵庫8区(尼崎市)。
 そして沖縄1区(那覇市、渡嘉敷・座間味・粟国・渡名喜・南大東・北大東村、久米島町)だ。
秋谷 「国民のため」「日本のため」に、断じて押し上げようじゃないか。「完勝」を勝ちとろうじゃないか。

恩返しの時は今

谷川 何度も言っていることだが、選挙は、まず議員本人、議員OB、そして家族だ。それで勝負が大きく決まる。
秋谷 何度も言ってきたおかげで、頑張る議員、議員OB、家族が増えてきた。以前とは全然、変わってきた。
高梨 私が知る議員OBも言っていた。
 「今こそ、支持者への恩返しの時です。公明党の全議員、家族、OBが先頭に立って戦う時だ。今回の戦いでご恩返しせずして、一体いつするのか」と強く強く、決意していた。
谷川 議員OBの家族が言っていた。
 「今回の戦いで、どこまで戦えるか。口先だけではなく、どこまで結果を出せるか。それが私たち家族の真価を決めることになる。深く決意しています」と語っていた。
高梨 それでこそ、議員OBの家族の覚悟だ。
谷川 まず、議員、OB、家族が走り出すことだ。支持を拡大していくことだ。それでこそ、支持者の支援も力が入る。安心して応援できる。
後藤 その通りだ。恩知らずの元議員や家族なんか歯牙にもかけず、敢然と、堂々と戦ってもらいたい!
谷川 口先だけのやつ。パフォーマンスだけ、格好だけのやつ。「面従腹背(めんじゅうふくはい)」のやつ。戦いが進めば進むほど、目立つ。ハッキリしてくる。
山田 何から何まで支持者のおかげ、支持団体である学会のおかげで議員にまでさせてもらっておきながら、後輩の選挙は応援しない。人間ではない。畜生以下も以下の連中は叩きだせ!

(2005. 8.16. 聖教新聞)

 

<34>
出席者:秋谷会長、谷川総東京長、高梨東海道長、山田総東京青年部長、後藤東海道青年部長

谷川 厳しい選挙だからこそ、まず議員、OB、家族が立ち上がって戦わなければならない。当然のことだ。
後藤 ところが先月の都議選の後、どっかの女房が、銀座かどっかのホテルの高級料亭に行ってたようだ。
谷川 まあ、たいした金持ちだな。すごいな。みんな支援が終わって、そんな余裕なんか、どこにもないのに。
 誰が行くのか、いっぺん、顔を見てみたいな。
山田 いやあ、我々も、おごってもらいたいものだな(大笑い)。
高梨 ほかにも悪党がいるよ。私が会った新聞記者もこう言っていたよ。その悪党のことを指して‥‥
 「いろんな分野の人間とつながり、自分だけの人脈をコッソリ作って、公明党と学会を乗っ取ろうとしたやつがいる。
 しかし、学会があまりにも頑丈であるのに驚いた。今は時間を稼ぎ、貯め込んだ金を減らさないようにして、反逆の時を待っているやつがいる」と鋭く言っていた。

忘恩は畜生以下

秋谷 とにかく恩知らずの輩は皆、面従腹背だ。うわべだけ、口だけは支持者のおかげ≠ニ感謝しているフリをする。
高梨 だが、裏では卑しく金を貯め込んでいる。蓄財に狂い、豪邸まで建てるやつもいる。
山田 マッチポンプを仕掛けて、支持団体を撹乱するやつもいたようだな!
谷川 不思議に議員というのは、汗水たらして議員にさせてもらったのに裏切る。悪逆非道。恩を忘れて、信心をなくしていく。揚げ句、恩ある学会に弓を引く。
秋谷 戸田先生は御聖訓を引かれて遺言されている。
 「畜生すら恩を知る。恩を返すのが最上の人間だ」と、厳しく言われていた。
谷川 そしてまた反逆者はみな、金に汚い。女狂い。焼きもち。そして家族に信心がない。狂暴なまでの名誉欲。かなわないとなると狂ったようになる。
高梨 竹入、大橋、竜、藤原等々、皆が皆、そうだった。議員になった当初は、調子のいいことを抜かしていた。
 それが議員生活が長くなるにつれ、権力の魔性に食い破られ、下劣卑劣の本性をさらけ出して堕落していった。
 皆から嫌がられ、揚げ句、党からも永久追放された。
谷川 竹入も藤原も女房がおかしかった。亭主に輪をかけた見栄っ張り。
 藤原の女房なんて「夜叉女房」と呼ばれていたぐらいだ(笑い)。
山田 藤原の女房は藤原先生は、公明党から出なくても、一人で出て当選できますのよ≠ネんて偉そうに言っていた。
高梨 ふざけるな! だったら、公明党から立候補なんかしなければよかったじゃないか。
 誰も投票なんかしない(大笑い)。
谷川 それを自分一人で議員になったような顔をしやがって!
後藤 竹入なんて回顧録≠ネんて書いたが、あまりに間抜けな内容で本にもできなかった。
 それどころか「学歴詐称」がバレた。さらにまた女房の「経歴詐称」や息子の「大学不正入学疑惑」まで発覚した。
谷川 学会のおかげで偉くしてもらったんだ。自分の力じゃ何もできない。それを忘れて墓穴を掘った。
 今じゃ「学歴詐称男の竹入」で有名になってしまった。まともに外にも出られない(大笑い)。

除名は地獄

高梨 そもそも力なんてない連中なんだよ。
 身のほどを忘れた人間の、哀れで恥ずかしい末路だよ。
谷川 ご存じの通り、竹入、大橋、竜、藤原ら、忘恩の悪党どもは皆が皆、学会からも「永久除名」されている。
高梨 当然だ。悪人を厳しく除外していかねば正々堂々たる正義の学会の発展が、誤解されたり、止まったりしてしまうからだ。
秋谷 戸田先生は、「広宣流布の団体である学会の除名処分は、それはそれは恐ろしいことだ。
 三世永遠に悪党の汚名を背負って苦しんでいかねばならない」と、厳しく言われていた。
高梨 その恐ろしさが分からない。それほど狂っている。
後藤 分からなければ、責め抜くだけだ。未来永劫、子々孫々にいたるまで追撃し、糾弾し、攻め立てるのみだ。永遠に許さぬ。

政治に倫理性を

谷川 ともあれ、今回の総選挙。内政問題も山積。外交でも完全に出遅れた。
 その日本の将来を決める重要な選挙だ。
高梨 本年は終戦60周年。アジア諸国も日本の行方に注目している。
山田 アジアといえば、池田先生と深い親交のあるインドネシアのワヒド元大統領も語っていた。
 精神性のない政治は必ず腐敗する≠ニ鋭く喝破している。
後藤 元大統領は、学会の政治参加を絶讃されていた。
 「創価学会は、政治の倫理性を高めています。私は、他の団体も、同じ道に続いていってほしいと願っている」
 「政治には『道徳性』が必要であり、そのために宗教の果たすべき役割は大きい」と明快に語っている。
谷川 我々は正々堂々と政治に参加しようじゃないか。
 我らの未来、将来を、我らの手で切り開いていこうじゃないか。
秋谷 戦おう。
 ホイットマンは謳った。
 「さあ出発しよう! 悪戦苦闘をつきぬけて! 決められた決勝点は取り消すことができないのだ」

(2005. 8.17. 聖教新聞)

 

<35>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、竹内青年部長、佐藤男子部長

本物か偽物か

原田 選挙は、まず「議員」と「家族」と「議員OB」の戦いで決まる。これまでも語り合ってきた通りだ。
青木 その通りだ。とくに議員OB! 本当に大事だ。
原田 何といっても「人脈」がある。「人の広がり」が違う。現役時代に築いた絆が、いくらでも生かせる。今こそチャンスだ。断然、生かし切るべきだ。
秋谷 議員OBが「戦うべき時」に、どれだけ戦ったか。どこまで拡大したか。
 有名な御聖訓に「たとへばくろがねをよくよくきたへばきずのあらわるるがごとし、石はやけばはいとなる金(こがね)は・やけば真金(しんきん)となる」と、厳しく仰せである。
 人間は「いざ」という時に「地」が出る。本物か偽物か。真価がハッキリ分かる。
青木 「格好だけ」「パフォーマンスだけ」「口先だけ」の偽物か。
 支持者の大恩に応えて、真剣に戦う「真金の人」か。
 大闘争であればあるほど、厳しく峻別されていくものだ。

議員OB頑張る

原田 今や、全国で公明党議員OBが敢然と立ち上がった。なかには我々にとっても、頼もしい先輩がいるね。
青木 たとえば、元都議会議員・参議院議員の大川清幸さん(東京・墨田区副総合長)。この座談会でも、おなじみのOB議員だ。
佐藤 もともとは、下町の酒屋の若旦那。青年部でも大人気です(笑い)。
竹内 地元の墨田区の壮年も言っていた。
 「大川さんといえば、あのべらんめえ口調=B座談会を読んで、何度もスカッとした。悪いやつは、ああやって怒鳴り飛ばしてやるべきだ」と語っていた。
青木 まったくだ、まったくだ(笑い)。
原田 大川さんは今年で80歳。現役時代も引退後も、まったく変わらない。ますます意気軒高だ。
青木 議員を辞めてからも、しょっちゅう墨田の下町を歩いて回っている。市民の要望を聞いたり、公明党の政策を訴えたり。「生涯、青年」で語りまくっている。
原田 引退後にひと休み≠オてしまったOBが、大川さんから叱咤激励されて奮起した。そういう話も、たくさんあるようだ。
秋谷 生涯、恩を忘れない。生涯、戦い続ける。それでこそ議員OBだ。
原田 ところが議員OBの中には、さっぱり戦わない、恥知らずの、恩知らずがいるな。
 さんざん支持者にお世話になり、偉くしてもらいながら、会合にも出てこない。支援活動もやらない。そういう「幽霊OB」がいるな。
秋谷 まったく、何様じゃあるまいし、偉そうに! 元国会議員だろうが何だろうが、学会に帰れば一兵卒だ。
 何十年も第一線の活動ができなかったんだ。必死になって信心の「遅れ」を取り戻すべきじゃないか!
竹内 まったく何様のつもりなんだか、豪邸に閉じこもりっきりで、夫婦ともども人前に出てこない。何やってんだかサッパリわからない。そういうモグラみたいなやつもいるよ(大笑い)。

極秘メモ?

佐藤 そうそう、議員OBといえば、公明党の3人の元議員(大川清幸氏、伏木和雄氏、黒柳明氏)が「週刊現代」と矢野絢也元公明党委員長を名誉毀損で訴えた。
原田 公明新聞(7月27日付)でも報道されていたな。
佐藤 その通りです。公明新聞によると「週刊現代」(8月6日号)は、デタラメなタイトルをつけて、あたかも大川さんたちが元委員長宅から「極秘メモ」なるものを強引に持ち去ったかのように書き立てた。
竹内 あまりに悪質きわまる記事だったので、3人のOBは提訴した。先月26日、発行元の講談社と同誌の編集長、さらに矢野元委員長に対して、損害賠償と謝罪広告の掲載を求める裁判を起こしたんだ。
佐藤 この「週刊現代」の記事では「公明党OB議員」「元公明党幹部X氏」「古参の創価学会副会長」とやらが続々と出てきて、コメントを並べていたようだ。
秋谷 誰だ、それは(爆笑)。
竹内 大川さんたちによると「どれもこれも矢野本人でなければ、知り得ない情報ばかりだ」というんだな。
秋谷 驚いた。彼は5月に学会青年部の代表らと面談した。
 その席で学会に改めて謝罪したばかりじゃないか。
佐藤 その通りです。かつて彼は「文藝春秋」に支持団体の学会を中傷する手記を載せた。
 これについて「書いたこと自体が間違いだった」と明確に謝ったんだ。
青木 その面談のあとで、大川さんが元委員長のところを訪れたんだな。
竹内 大川さんたちは「元委員長が支持者の信頼を裏切ることなく、議員OBとして地道な活動をするように直言するために、訪れて面談した」と語っている。
青木 なるほど。黒柳さんや伏木さんにしても、矢野元委員長とは同僚だったし、ずっと親しい友人だからね。
佐藤 大川さんは「その際に、彼は自分から進んで、手帖を数回にわたって渡した」とも証言している。

2週連続で中傷

竹内 ところが、だ。「週刊現代」は、その翌週の号でも、またまた同じネタを取り上げたんだ。
青木 2週連続か!
佐藤 しかも大川さんたちが「週刊現代」を提訴したことに対して「矢野絢也氏が『手帖強奪』の真相激白」というセンセーショナルな見出しをつけて、今度は何と元委員長本人のコメントを載せてきた。
 仮面を脱いだ本人のコメントとして、大川さんたちが無理矢理に持ち去った∞強行した♂]々と書き立てたんだ。
竹内 それにまた「週刊現代」は(大川氏らの)提訴は笑止∞不可解な提訴≠ネどと誹謗、中傷もしていた。
佐藤 当然、3人の元議員は事実無根と否定。
 再度、両者を相手に損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を新たに起こした。
竹内 何しろ、2週連続で同じ話を繰り返してきた。OBたちも心底、激怒しているようだ。
 「犯罪行為によって手帖を奪い取ったかのような印象を与えている。明らかな名誉毀損だ」とカンカンに怒っていたそうだ。
秋谷 真相は今後、裁判で明らかになるだろうが、これは支持団体である学会にとっても重大な関心事だ。我々も裁判の行方を厳しく見守っていきたい。

(2005. 8.18. 聖教新聞)

 

<36>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、竹内青年部長、佐藤男子部長

佐藤 前回は、公明党議員OBが、矢野絢也元公明党委員長を「名誉毀損」で訴えた話が出た。
青木 とにかく今、全国の公明OBは必死だ。みな、敢然と立ち上がり、必死で支持を拡大している。
原田 今、戦わないやつ、後輩の応援もしないやつなど、絶対に信用しない。できるわけがない。真剣に、支持者に御恩返ししろ!
竹内 その通りだ。公明OBを名乗るなら、どれだけ自分が支持を広げたのか。誰に言われるまでもなく、党本部などに報告すべきじゃないのか。
佐藤 当然、そうするべきだ。自分の金儲けには血眼のくせに、一文にもならない支援はしない。そんな畜生野郎は叩き出せ!

引退後に分かる

秋谷 それにしても、インチキの議員OBというのは、支持者に隠れて金儲けする。遊び回る。悪事を働く。
青木 我々は、もう騙されるのは真っぴらだ。
 また、そういう悪党が一人でも出ると、多くの真面目に戦っている議員やOB、家族まで白い目で見られてしまう。絶対に、のさばらせてはいけない。
原田 私も、よく耳にする。
 最近も、大事な地方選挙の前に、夫婦づれで豪華な海外旅行に出かけていた。
 そういう畜生以下の成り金趣味の議員OBがいたよ。
佐藤 地元の支持者も「ふざけるな!」と、顔を真っ赤にして怒っている。
原田 こんなやつもいた。
 こいつは引退前の最後の選挙で、大勢の支持者を前に引退後は、一兵卒となって戦う。皆さんと一緒に支援活動に走り回る≠ニハッキリ約束した。
 ところが引退したら、支援活動の「し」の字もない。それどころか、サッサと家を引きはらって、引っ越した。
竹内 大ウソつき野郎めが! 約束を守るどころか「トンズラ」「高とび」か!
佐藤 いや、国内どころか、海外に「高とび」しようかと考えている下郎がいるよ。
 もう、コッソリ用意をしているよ(笑い)。
秋谷 本物か偽物かは「引退後」に分かる。
 現役時代、本気で社会のため、国民のために戦ったのか。
 それとも、私利私欲のため、名聞名利のためだったのか。「辞めた後の行動」で全部、分かってしまう。恐ろしいほどだ。
竹内 それにインチキ野郎というのは、必ず自分を正当化する。そのために、その場しのぎのウソをつく。
佐藤 それも最初に自分の親族を騙しにかかるんだ(笑い)。
原田 その通りだ。大ウソをついて、まず身内を騙す。欺く。
秋谷 もちろん、ほとんどの人は正体を見抜き、厳しく見ている。
 しかし、なかにはウソに騙され、いいように利用されてるのもいる。
佐藤 バカバカしい。壮年部の大先輩も「金でも貰っているんじゃないか。間違いないよ」とゲラゲラ笑っていたな。

支持者を見下す

竹内 こんなインチキ野郎の議員OBがいた。
 支持者が、そのOBの家に公明党のポスターを貼らせてもらおうと、お願いに行った。
 ところが、そいつは何と玄関の正面はダメだ。ここに張れ≠ニ偉そうに指図してきた。
 結局、せっかくのポスターは、全く目立たない、隅っこに張らされたというんだな。
原田 誰だ、そいつは! 名前を出せ!
青木 公明党の議員OBだろう。協力するのが当然じゃないか。
佐藤 まだまだある。婦人部の方から、こんな話を聞いた。
 以前、同じ地域に学会員の元議員がいた。選挙の時、婦人が「どれくらい支援を拡大できましたか」と尋ねた。
 すると、この元議員はあんたに、そんなことを聞かれる筋合いはない≠ニ言い放ったというんだ。
青木 学会員じゃないか。支援活動の結果を報告して当然じゃないか。
 私だって、地元の婦人部の方から追及≠ェある。当たり前じゃないか。
 それを「筋合いはない」だと。貴様は何だ! 何様のつもりだ!
竹内 インチキ野郎! 傲慢! 恩知らず! 八つ裂きにしても足りないやつだ。

最後は破滅

秋谷 とにかく畜生には畜生の末路が待っている。最後は事件を起こして自分で破滅していく。竹入! 竜! 藤原! 大橋! ご存じの通りだ。
原田 それに畜生亭主には、畜生女房がつきものだ。
 これがまた、亭主以上にどケチで、威張り散らし、狂ったように贅沢している。
 勝手放題に陰でのさばり、誰にも知られまいとコッソリ隠れてきたが、そうはいかない。
 いずれ正体が徹底的に暴かれていくよ。化け物じみた性根が、実態が、一つ残らず晒(さら)け出されていくよ。
佐藤 だいたい恩知らずほど守銭奴でケチだ。金、金、金。銭、銭、銭。金を貯めるだけ貯めこんでおきながら、お世話になった支持者、支持団体には恩返しの「お」の字もない。
竹内 全部、自分だけ。一家だけ。一族だけ。それ以外は、どこにも、誰にも、出さない。
 出したとしても、スズメの涙。「出した」という、アリバイ作り、パフォーマンスだ。
原田 それをまた身内にオーバーに言いふらして、身内を騙すという寸法だ(大笑い)。

「人の道」を歩め

秋谷 戸田先生は、恩知らずのケチには本当に厳しかった。
 戸田先生のもとに、さも敬意を払うような格好で、まがい物、二級品、三級品を持ってくる人間がいた。
 すると先生は、全く見向きもされなかった。激怒され、放り捨てられたこともある。
青木 そうでしたね。池田先生からも、よく、うかがっております。
秋谷 もちろん戸田先生は、品物など欲しいと思われたわけでは毛頭ない。誠実な「人間の道」「人としての振る舞い」を教えようとなさったのです。
 「忘恩」「インチキ」「執着」の宿命を転換させてあげようとなさった。全部、有り難い「慈悲」だった‥‥。
青木 本当に厳しい、有り難い先生でいらっしゃった。
秋谷 ところが退転していった連中は、その師匠の心が全く分からなかった。
 厳しくされると、反発する。逆恨みする。ますます狂い出し、暴れ出していった。結局は「頭破作七分(ずはさしちぶん)」で自滅していった。
原田 だいたい、自分一人じゃ、何の力もないくせに、偉ぶりやがって!
 学会という偉大な支持団体があってこそ、社会も一応、信用してくれていただけなのに、のさばりやがって!
 恩知らずのインチキ野郎は絶対に許すな!
秋谷 我々は支持者を小バカにする議員、OBとは、猛然と戦う。何の遠慮も容赦もなく糾弾する。
 それが支持者として当然中の当然の権利だ。また義務だからだ。

(2005. 8.19. 聖教新聞)

 

<37>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、竹内青年部長、佐藤男子部長

佐藤 マスコミは、衆議院の解散・総選挙(8月30日公示、9月11日投票)の話題で持ちきりだ。
竹内 国民の関心も高い。朝日新聞(今月10日付)の世論調査でも、今回の総選挙に82%が「関心がある」と答えている。
原田 そのなかで、公明党に一段と注目が集まっている。新聞も、テレビも「総選挙後も、政権のカギを握るのは公明党」と見ている。
青木 公明党が連立政権に入って、6年近くになる。いよいよ存在感を増している証拠だ。

「連立の時代」

竹内 先日、日本経済新聞(今月11日付)が世論調査で「衆院選後にふさわしい政権の枠組み」を聞いた。
 ここでも「自民、公明両党による連立政権がいい」と答えた人が31%で最も多かった。
佐藤 「自民党単独」は17%、「民主党単独」は8%だった。国民は圧倒的に「連立支持」だ。
秋谷 2大政党♂]々という声もあるが、そう単純にはいかない。
 日本の政治は本格的な「連立の時代」だ。自民党も、民主党も、単独ではもたない。安定しない。経済も良くならない。国民は賢明だ。よく分かっている。
原田 複雑の社会だ。国民の価値観やニーズも、どんどん多様になっている。それを「二つの政党」だけに押し込めるなんて、あまりにも窮屈だ。無理がある。
青木 その通りだ。「資本主義か社会主義か」で対立していた、冷戦の時代なんかじゃないんだ。
 今は、いろんな意見、考えを「協調」させ、生かしていく時代だ。まして「政治は技術」「政治は妥協」じゃないか。

国民は実績重視

竹内 実際、昨年7月の参院選挙前の世論調査でも「選挙の特徴」を聞いた。すると「内閣の実績が問われる選挙」「各政党の実績が問われる選挙」が合計で81%。
 それに比べて「2大政党が定着するかを占う選挙」は16%しかなかった(読売新聞)。
 これが国民の正直な声だ。
秋谷 国民が判断する基準は政党の数とか形ではない。
 政党、政治家が「実際に何をやってきたか」だ。「実績」だ。
青木 公明党は、マニフェスト(政策綱領)の達成率も「ナンバーワン」だ。
 実績があるんだ。この事実を議員が、候補が、堂々と語り抜いてもらいたい。
佐藤 それにしても先日、公明党は総選挙に向けて、新しいマニフェストを発表した(別掲)。
竹内 さっそく僕も読んだ。「児童手当を小学6年まで拡充」「税金の徹底的な節約」「クルマの税金を引き下げ」など、どれも重要な政策を掲げているな。
原田 時折「公明党は宣伝が下手だ」という声を聞くが、それじゃもったいない。
 議員が叫べ! 今こそ有権者の心を揺さぶる雄弁だ。誠実と熱意だ。

   
公明党の主なマニフェスト(政策綱領)
「児童手当」を小学6年までに拡充
「出産育児一時金」も50万円に
税金の徹底的な節約
・首相を本部長とする対策本部を設置
クルマの税金を引き下げ
・自動車重量税の税率を下げる
がん対策の予算を倍増
特殊法人からの天下りを禁止

米英も第3党が

竹内 だいたい「2大政党制」なんて、世界的に見ても全然、採用されていない(笑い)。
 やっているのはアメリカとイギリスくらいだ。
原田 そのアメリカやイギリスでも最近は「第3党」の存在が重くなってきている。
佐藤 イギリスは第3党の躍進が続いている。
 本年5月に行われた総選挙の得票率でも、2大政党が、それぞれ35%、32%。そして第3党が22%にのぼった。
青木 イギリスは3大政党制になりつつある≠ニ言う学者もいるほどだ。
竹内 早稲田大学の谷藤悦史教授も指摘していた。
 「世界的な傾向としては、2大政党を中心に政権交代して行くようなパターンは非常にまれで、多党制が圧倒的に主流になっている」と強調していた。
佐藤 アメリカでも近年、大統領選挙などで第3党が注目を集めている。
 池田先生と深い親交を結んでおられる、ハーバード大学のガルブレイス博士も、こう論究していた。
 「『2大政党制』の最大の教訓は、政党が二つしかないと、必要な解決策が出てこない場合がある≠ニいう点です」
 「『2大政党制』に移行するかどうかという議論は、あまり意味がないと思っています。政党は、少なくとも三つか四つあるべきではないでしょうか」と強調していた。
竹内 これが世界の潮流だ。連立という枠組みこそ「時代の最先端」「世界の最先端」だ。

公明は「要の党」

青木 日本も「連立の時代」。最近の選挙でも証明済みだ。
 凋落続き≠フ政党にひきかえ(笑い)、公明党は、どの選挙でも着実に得票を伸ばしているじゃないか。
原田 昨年の参院選でも、公明党は激戦を勝ち抜き、議席増を果たした。
 マスコミも「自民・民主の2大政党と公明党による2+1政党制ができあがった」(日本経済新聞)と鋭く分析していた。
佐藤 先月の東京都議会議員選挙でも、公明党は全員当選。得票数も大幅に増えた。
青木 公明党は勝ち続けている。日本の「要(かなめ)の政党」として、ますます期待されている。注目されている。
秋谷 すべて支持者の皆さまの真剣な支援のおかげだ。人間ならば、この大恩を絶対に忘れてはならない。
佐藤 僕の友人も言っていた。
 「公明党が政権に入って、最初はどうなるかと思っていたけど、安定してきたね。
 むしろ自民党だけだと、ちょっと危なっかしい。右に傾きそうだ。公明党が一緒のほうが安心して見ていられる」と率直に話してくれた。
原田 駿河台大学の成田憲彦副学長も語っていた。
 「2大政党化と言われるが、実際は3極構造だ」「(公明党は)今後、3極の一つの極として残る。公明の行動が日本政治に与える影響は強まる」と指摘していた。
佐藤 政策研究大学院大学・橋本晃和教授も「(連立の)要となる政党を『要党』と呼んでいる。社民党や共産党はなり得ないので、今のところ公明党しかない」と語っていた。
竹内 橋本教授は、こうも語っていた。
 「日本は多様な文化のある国で、2大政党だけになるわけがないし、望ましくもない」
 「連立政権のいいところは、単独政権ではないから間違ったことばかりできないことだ。世論、民意が大事になる」と論じていた。
青木 公明党が「第3の極」として厳然と存在するからこそ、庶民の声が政治に届く。現実に、そうなった。今後ますます、その傾向が強まっていくだろう。
秋谷 だからこそ公明党よ、断固勝て!
 国民のために、社会のために、議員が、議員OBが、家族が、猛然と戦え!

(2005. 8.20. 聖教新聞)

 

<38>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、竹内青年部長、佐藤男子部長

青木 前回は「国民は圧倒的に今の連立政権を支持している」という話が出た。
原田 そもそも公明党が連立与党に参加したのは、経済・金融危機が発端だった。
竹内 平成10年の大手金融機関の破綻などが、きっかけです。
 深刻な金融不安が高まるなか、公明党は、日本のため、経済再生のためには、政治の安定が不可欠と判断。自民党に協力し、重要な金融法案を成立させた。
佐藤 これで最悪の事態を回避できた。その後、公明党は、さらなる政治の安定のために連立政権に参加したんだ。
原田 私が会った著名な財界人も感謝していた。
 「公明党は度量がありますね。本当に日本は救われた。これも支持者が立派だからですね」と賛嘆していた。
青木 どっかの独善政党みたいに、何でも反対じゃ、こうはいかないな(大笑い)。

景気に力強さが

佐藤 最近、日本経済も本格的に回復しはじめている。
 今月16日には、日経平均株価も1万2300円台を回復。4年ぶりの高値をつけた。
原田 やっと明るいニュースが聞こえるようになった。
 いよいよ、これからが大事だ。
竹内 本年4〜6月期の国内総生産(GDP)も、年換算で1.1%の伸び率。3期連続のプラスになった。
青木 新聞各紙も「景気が力強さを増している」(産経新聞)等と報道していたね。
原田 だが、いまだ内政は難問が山積みだ。外交も立ち遅れている。
 今こそ政党は「改革力」を示す時だ。
秋谷 経済も、ここからが正念場だ。公明党は、全力を挙げてもらいたい。国民が望む「改革」を断行してもらいたい。

「民営化は必要」

青木 改革といえば「郵政民営化」の問題。
 公明党は改革を推進する立場から、民営化に賛成を貫いている。
佐藤 マスコミも、いっせいに「郵政民営化は必要」と訴えている。
 「日本の経済・社会の改革につながる重要な法案」(読売新聞)
 「大がかりな改革の突破口」(朝日新聞)
 「日本の将来にとって必要不可欠な改革」(産経新聞)等と一致している。
竹内 先日の世論調査でも、63.7%の人が「郵政民営化を目指すべきだ」と答えていた。
青木 心ある識者も公明党の姿勢を高く評価している。
 先日も「全議員が一枚岩で改革に挑戦しているのは、公明党だけですね」と言っている人がいた。
原田 いや、もう一歩深く見ている人もいるよ。
 「公明党は、支持者が一枚岩で団結している。だから議員も団結し、力を発揮できるんですね」と語っていた。
竹内 反対に、今回の民主党の対応には、どこも厳しい評価だ。
 「もともと郵政民営化は民主党の政策ではなかったか」「政治家の信義とは何だろう」(静岡新聞)
 「結局、対案は出せなかった。労組の意向が最優先されたといわれても仕方なく、とても改革政党とはいえまい」(産経新聞)等と急所≠突いていた。
佐藤 要するに、支持団体のしがらみで改革に動けなかったということだ。
秋谷 だとしたら、たいへん残念なことだ。民主党は野党第1党だ。重大な責任がある。国のため、社会のために、しっかりしてもらいたいものだ。

しがらみがない

青木 公明党には「利害」や「しがらみ」がない。だからブレない。縛られない。中長期的な展望をもって政策を実現できる。
原田 そこが強みだ。政治家は大衆に奉仕せよ! これが国民の要望だからだ。
青木 実際、公明党が連立与党に加わって、政治は安定した。
 政府も腰を据えて、経済政策を進めることができた。
秋谷 今、国民が求めているのは「安心」「安定」「安全」だ。そのための「改革」だ。
 この点を、政治家は見誤ってはならない。
竹内 最近の世論調査でも、国民が政治に望む課題は「年金・福祉」がトップ。続いて「景気・雇用」「治安・防災」などだ。
青木 どれも公明党が力を入れて取り組んできた分野だ。堂々たる実績がある。

子ども手当?

佐藤 それに「政治家の特権廃止」だ。これも公明党が連立政権にいたからこそ実現できた。
原田 政治家個人への企業・団体献金の禁止や、あっせん利得処罰法の制定・改革なども実現したね。
竹内 「少子化対策」も大前進だ。児童手当の支給も、昨年度から「小学3年修了まで」に拡大。
 支給対象の児童数は、公明党の連立政権参加当時と比べて約4倍に増えた。
佐藤 児童手当に一番、反対していたのが民主党だ。バラまき≠セの税金の無駄遣い≠セのと、さんざん騒いでいた。
 ところが、今ごろになって「子ども手当」なんて言っている(笑い)。
竹内 皆が「あの無節操は、なんだ!」と怒っている。
秋谷 とにかく、今や公明党は日本の命運を握る「第3党」だ。
 先日も話が出たとおり「要の党」だ。健全な第3党があってこそ、日本の政治は健全に発展する。
原田 そういう時代になってきた。公明党の使命は、ますます重大だ。
青木 日本中が注目している。公明党よ、戦え! 断じて勝て!

(2005. 8.22. 聖教新聞)

 

<39>
出席者:秋谷会長、青木理事長、山田東北長、蓬田東北婦人部長、山内東北青年部長、吉峰東北男子部長、宮野東北女子部長

青木 先日、宮城県沖で強い地震があった(16日)。
山田 宮城県南部の川崎町で震度6弱を観測。
 私たちもすぐ事態の掌握にあたりましたが、池田先生からすぐ、お見舞いと激励の御伝言をいただき、感謝しております。会員の皆さんも大変に元気です。
秋谷 学会本部として、改めて、お見舞い申し上げます。また、被災者の無事と、一日も早い復旧を心から、お祈り申し上げます。

総仕上げへ前進

山田 それにしても、いよいよ創立75周年を飾る「東北広布の大闘争」が始まった!
秋谷 今や東北は、日本全国の焦点だ。「東北の勝利」こそ「全国の勝利」だ。
吉峰 池田先生は「広宣流布の総仕上げは東北健児の手で」と、永遠の指針を示してくださった。
 さあ、東北健児が躍り出る時だ。東北の熱と力で、東北6県に「勝利の大山脈」を堂々と築き上げようじゃないか!
山内 その通りだ。宮城! 岩手! 青森! 秋田! 山形! 福島!
 全6県の青年部も猛然と立ち上がった。完勝への布陣は、完璧に整った。日本一の拡大の模範を満天下に示そうじゃないか!
宮野 女子部も「歓喜の対話」「勇気の言論」で大前進です!
青木 ところで東北といえば「トインビー・池田大作展」が大反響だ。全国的に有名だね。
山内 東北青年部が企画した東北発≠フ展示です。一昨年秋の仙台展には8万人、昨年1月の岩手・盛岡展には4万人が来場。合わせて「12万人」が観賞した。
蓬田 東北の人は、なかなか自分の県から足を延ばさないのですが(笑い)、同展には東北中から大勢の人が訪れました。
吉峰 マスコミ各社も相次ぎ報道していた。盛岡展では地元の「岩手日報」が特集を組むなど、大々的に紹介していた。
山内 東北各界の有識者も数多く来場し、賞讃の声を寄せてくださった。
 盛岡大学の加藤章学長は「二人の『文明間対話』は、世界の指導者・識者に大きな影響を与えてきました。また、その精神は、混迷の現代を開くカギ≠ニなり、未来への指標となると確信します」と熱く語っておられた。
宮野 陸奥新報社の下山徳弘社長も「トインビー博士は偉大な歴史学者ですが、名誉会長は博士を遥かにしのぐ人だと感じました」と激賞しておられました。
山田 その後、同展は東京の足立、神奈川、関西などを巡回。各地で大反響を広げてきた。
秋谷 御聖訓には「根(ね)ふかければ枝(えだ)しげし源(みなもと)遠(とお)ければ流(ながれ)ながし」と仰せである。
 まさに東北から、日本全国に巨大な民衆のうねりが起きた。これが東北の力だ。
蓬田 本当に、実感します。

真実に驚嘆の声

青木 そういえば同展を観賞した政治家が驚嘆していたそうだ。
 「トインビーといえば、私たちの青年時代の神様≠セ。その碩学(せきがく)からの申し出で対談が実現した。本当に驚いた。この事実を日本の政治家は、まだまだ知らない。愚かな限りだ。世界からバカにされても仕方ない」と、しみじみと語っていたそうだ。
山内 僕も聞きました。その政治家は以前、公明党と支持団体を中傷していた。
 ところが最近は、テレビかなんかで「公明党は理想の政治をやっている。美しい政治をやっている」と賞讃していた(大笑い)。
蓬田 学会の「真実」が正しく見極められてきた。
 そういう時代に入りましたね(笑い)。

同棲議員!?

吉峰 政治家といえば、東北選出の議員の不祥事! 最近、マスコミで問題になっているな。
山内 秋田県選出の民主党の代議士だ。何と「議員宿舎で恋人と同棲中」だというんだな。
山田 ビックリしたな。前代未聞じゃないか。
吉峰 本人もマスコミに同棲の事実を認めている。
山内 当然「議員宿舎を使用できるのは、議員のみ」(衆議院の先例集)だ。たとえ家族であっても、許可を得ないと使用できない。
吉峰 それを、家族でも何でもない他人と無断で住んでいた。これは大問題だ。
蓬田 地元の有権者も怒っています。「あまりにも非常識だ」「東北の恥さらしだ」と厳しい声が上っている。
山田 公私混同も甚だしい。政治家なんだ。国民の期待に恥じない「節度」を持つべきだ。
 東北の有権者は大激怒だ。

(2005. 8.23. 聖教新聞)

 

<40>
出席者:秋谷会長、青木理事長、山田東北長、蓬田東北婦人部長、山内東北青年部長、吉峰東北男子部長、宮野東北女子部長

東北の人材の城

山田 東北の誇りは「人材の城」だ。今から51年前の4月。戸田先生は、青年部室長だった池田先生とともに、仙台の青葉城址に登られた。
吉峰 青葉城(仙台城)は、かつて伊達政宗が天然の要塞に築いた名城です。
山内 城址に立った戸田先生は厳然と叫ばれた。「学会は、人材をもって城となすのだ。断じて、人材の城を築くのだ!」と。
宮野 有名な「青葉の誓い」ですね。
山田 この御指導の通り、わが東北は敢然と進んできた。池田先生とともに、盤石の「人材の城」「勝利の人材山脈」を固めてきた。
山内 政治、経済、文化、教育等、ありとあらゆる分野に人材を送り出してきた。つねに「もう一人! あと一人!」という執念で、人材育成に取り組んできた。東北の伝統だ。
蓬田 先月14日には、東北池田記念墓地公園(宮城・白石市)に「世界広宣流布 人材の碑」も完成しました。
宮野 これには池田先生が碑文を寄せてくださいました。
 「広宣流布の願業(がんぎょう)を達成(たっせい)しゆく眼目(がんもく)は 巌(いわお)の如(ごと)き 一人立つ勇者の林立(りんりつ)ならん」と。
山田 東北女子部も「一人立つ勇者」の陣列を、見事に拡大しているね。
蓬田 その通りです。なかでも山形の女子部の活躍は、すごい。
宮野 これも「婦女一体の前進」の賜(たまもの)なんです。
 山型最上県では3年前から、毎月、女子部と婦人部の合同会議を開催してきました。
 県・圏・本部単位で目標を明確にし、行動をともにした結果、この上半期だけで、女子部が「部平均7世帯」を超える弘教を成し遂げました。
青木 部平均で7世帯の折伏。すごい拡大だ!
蓬田 なにしろ「婦女一体」で戦うと、幹部の勢いも気迫も違う(笑い)。女子部のセミナーに婦人部が率先して駆けつけたり。親子で新聞啓蒙に歩いたり。
宮野 本当に婦人部の方には、学ぶところばかり。おかげで女子部の結集も、一気に伸びました。

腰掛け政治家

青木 ところで仙台では先月、市議選が行われたばかりだ。
山内 その通りです。6人の無所属候補が出たが、乱戦を制したのは公明党が支持した候補でした。
吉峰 市長選には、野党第1党の元衆院議員が立候補した。一部のマスコミでも話題になったな。
山内 この候補は、前回の衆院選で宮城2区(仙台市宮城野区、若林区、泉区)から立候補して当選した。
 ところが、その後、支持陣営の幹部が公職選挙法違反で逮捕・有罪。昨年12月、責任を取って議員を辞職したんだ。
山田 また同党では、宮城1区(仙台市青葉区、太白区)選出の元衆院議員も同じ選挙違反の責任を取って、今年5月に議員辞職した。
吉峰 その後、この宮城2区の元議員は連座制が適用され、同区からの立候補を禁じられた。
 ところが今度は市長選にノコノコ立候補してきたんだ。
青木 辞職から1年も経たないうちに「くら替え」か! 驚いたな。
宮野 私の仙台の知人も怒っていました。「議員がダメなら、今度は市長!? 市民をバカにするにも、ほどがある! 要するに政治哲学も信念もない。とにかく権力≠ェほしいだけよ」と激怒していた。
秋谷 まったくだ。東京だけじゃない。そういう「腰掛け」「くら替え」のヤドカリ政治家は、どこにでもいるんだな(大笑い)。
山内 結局、この元議員は今回の市長選でも、大差をつけられて惨敗した。
吉峰 当然だ。朝日新聞の出口調査でも、選挙違反事件が「投票に大いに影響した」が19%。「ある程度影響した」が32%。合わせて5割以上もの投票者が事件から影響を受けた≠ニ答えていた。
蓬田 有権者は賢明です。もう、ひと昔みたいに、不正やインチキが罷(まか)り通る時代じゃない。一度たりとも不祥事を起こした議員は、二度と当選なんかさせるもんですか!
山内 だからこそ有権者は賢明に判断しなければならない。「実績」と「人柄」を鋭く見極めながら、最善、最良の候補を選ぶべきだ。
宮野 そうですよ。それこそ民主主義の「基本」よ。
秋谷 そしてまた政治家自身も、公明な選挙を心がけてもらいたい。ましてや支持団体の攻撃など低劣中の低劣だ。宗教弾圧は「民主主義の敵」だ。
 先進国・日本の政治家らしく、堂々と「政策」と「理念」で勝負してもらいたい。
青木 とにかく「議員」と「議員OB」だ。東北にも大勢いるじゃないか。今こそ、猛然と立ち上がるべきだ。
秋谷 その通りだ。全議員が先頭に立って拡大に走れ! 全OBが「人脈」を生かして戦え!
山内 東北に縁深い魯迅は言った。「やるからには、すぐやろう! 新しい路(みち)を切り拓(ひら)くんだ!」と。
 我らは「電光石火」で攻め抜く! 執念の大攻勢で押し切る!
山田 わが東北の大目標。それは、いまだかつてない「拡大の金字塔」を打ち立てることだ。創立75周年の大闘争を「不滅の勝利」で勝ち飾ることだ。
 断固、戦おうじゃないか!

(2005. 8.24. 聖教新聞)