< 座談会 >

栄光の学会創立75周年

第2部


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出席者:秋谷会長、青木理事長、谷川総東京長、竹内青年部長、佐藤男子部長、山田総東京青年部長

竹入と遭遇

青木 いま、公明党議員OBが、日本中で立ち上がりはじめた。「今こそ御恩返しの時」と、支持拡大に奮闘しはじめた。
秋谷 当然のことだ。どれだけ支持者のお世話になったか。
 「人間として」当たり前のことだ。
佐藤 元議員といえば、最近、東京・渋谷区の婦人部の方が、あの竹入のやつを見かけたというんだな。
秋谷 あの「学歴詐称」の竹入か。
谷川 あの「佐川急便からの6億円献金事件」の竹入か。
竹内 あの「京都府知事選をめぐる2千万円菓子折り事件」の竹入だな。
山田 そして「宝石漁り」「盆栽狂い」で有名な、金、金、金の「金の亡者」の竹入だ(大笑い)。
青木 公明党から、あんなに悪い議員が出るとは、誰も思っていなかったな。
谷川 さんざん悪事を重ねた揚げ句、悪辣な「学歴詐称」が発覚して、今では誰からも見向きもされない。まともに外にも出られないやつだ。
青木 その竹入に婦人部員が出くわした。
佐藤 そうなんです。この6月、7月の2回にわたって、竹入が住みついている東京・渋谷区内でバッタリ会った。
山田 その方の話によると、竹入は、髪の毛は真っ白で、足どりもおぼつかない(笑い)。
 声も地獄の獄卒のようなダミ声。濁った目玉を異様にギョロギョロさせていたそうだ(大笑い)。

正義の声に遁走

佐藤 その婦人部の方が竹入に会ったのは東京都議会議員選挙の直前だった。
山田 この方は「都議選が近いんだから、ちゃんと公明党を応援しなさいよ」と声をかけた。
佐藤 すると竹入はブツブツいうだけ(笑い)。
山田 すかさず「公明党の元委員長でしょ。だったら、応援しなさい」と畳みかけた。
秋谷 その通りだ。それが人間だ。人間の道だ。
佐藤 そうしたら竹入は「うるさい」とか何とか喚(わめ)きながら、逃げていったそうだ(大笑い)。
青木 女性は勇敢だ。正義の大音声(だいおんじょう)の前には悪党もタジタジだ。
 御聖訓に「師子(しし)の声には一切(いっさい)の獣(けもの)・声を失(うしな)ふ」と仰せの通りの姿じゃないか。
佐藤 その数日後、今度は竹入の自宅の前で、また出くわした。
 この方は「矢野元委員長が学会に謝罪したのを知ってますか。あなたも謝ったら、どうなんですか。
 私たちが、どれほど一生懸命、公明党を勝たせるために応援したか。それを裏切ったんだから、謝ったらどうなんですか!」と詰め寄った。
青木 その通りだ。全支持者に土下座しろ! 土下座して謝れ!
佐藤 すると、やりこめられた竹入は、苦しまぎれに「大御本尊を裏切ったのは、誰だ」とか何とか喚きだした(笑い)。
 すかさず婦人は「裏切ったのは日顕じゃないの!」とバシッと切り返した(爆笑)。
山田 すると竹入は、これまた、ろくろく答えられずに家に引っ込んでいったというんだな(爆笑)。

狂気の沙汰

竹内 婦人部の方の言う通りだ。大御本尊を裏切ったのは、日顕だ。大聖人を裏切ったのも日顕だ。
 そして竹入よ、大謗法の貴様じゃないか!
青木 その通りだ。どれほど悪逆非道か。そもそも日顕は話し合いも何一つなく、大恩ある仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の学会を一方的に切った。狂いに狂って裏切ったやつだ。
秋谷 あれだけ莫大な御供養をし、あれだけ落ちぶれた宗門を輝くばかりに荘厳(そうごん)したのは学会だ。それを、日顕は金を貯めるだけ貯めて逃げていった。
谷川 明治大学の圭室文雄教授も語っていた。
 私は昭和28年ごろ、大石寺を見学したことがある。その時と比べて宗門が、こんなに発展したのは間違いなく学会の功績である。
 先日、テレビで大石寺の空撮映像を見て立派さに驚いた。その学会を宗門が切るというのは考えられないことだ≠ニ驚いていた(本紙、平成3年11月18日付)。
佐藤 「ここまで守り立ててくれた学会を弾圧した。血の通った人間にできることではない。歴史上かつてない、狂人の所業だ。狂気の沙汰だ」。これが多くの識者の一致した声だ。

最大の大謗法

竹内 だいたい、大御本尊を「偽物」呼ばわりしたのは日顕じゃないか(大笑い)。竹入よ、貴様は、あの河辺慈篤のメモの事件を知らないのか。
青木 あれには皆、仰天したな。
谷川 河辺は希代の「メモ魔」だった。その河辺が克明に記録したメモによると、日顕は昭和53年2月、河辺と東京のホテルで面談した。
 その際、日顕のやつは「戒壇(かんだん)の大御本尊は偽物」と言い放っていたんだ。
佐藤 その通りだ。河辺のメモには、日顕の発言として、こうある。
 「戒壇の御本尊のは(原文のまま)偽物である。種々方法の筆跡鑑定の結果解った」とハッキリ書いてあった。
秋谷 恐ろしいことだ。日顕の数え切れない大謗法の中でも「最大の大謗法」だ。
青木 そもそも宗門の坊主なんて、御本尊の偉大さを全く分かっていなかった。
 堀日亨上人も「御本尊様も本当に日の目を見たのは、学会が出現してからだ。学会のお陰で御本尊様の本当の力が出るようになった」と語っていた。歴代法主が「学会のお陰だ」と明言している。
山田 ところが宗門は、嫉妬に狂った日顕が御本尊を「信徒弾圧の道具」にした。
青木 竹入よ、大御本尊を一番、裏切ったのは日顕じゃないか。お前の親分≠フ日顕じゃないか(爆笑)。
竹内 この学歴詐称野郎! 文句を言うなら、まず日顕に言え!(爆笑)

(2005. 8.25. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、谷川総東京長、竹内青年部長、佐藤男子部長、山田総東京青年部長

秋谷 闘いは「真剣さ」で決まる。最後の一瞬まで粘り、知恵を絞って戦ったほうが勝つ。
谷川 幹部には、その模範を示す責務がある。幹部が先陣を切って戦えば、組織に何倍もの力が生まれる。
青木 ゆえに学会は「幹部率先」で勝つ! これが勝利の方程式だ。

分身散体の法理

山田 ところで、ニセ法主の日顕は「大御本尊は偽物」と大暴言を吐いていた。前回、詳しく語り合った。
秋谷 そもそも大御本尊も、各家庭に御安置してある御本尊も同じだ。「一体不二(いったいふに)」だ。
青木 その通りです。各家庭の御本尊は、大御本尊と一体の「分身散体(ぶんしんさんたい)」の御本尊です。
谷川 「分身散体」。つまり「仏が衆生を救うために、身を分けて種々の国土にあらわした分身」という法理だ。
秋谷 したがって、大御本尊と各家庭の御本尊とは「力用(りきゆう)」も「功徳」も全く同じということになる。
青木 御本尊に差異はない。差異があったら御本尊じゃない。御本尊に違いがある≠ネんていうのは、謗法(ほうぼう)中の大謗法だ。究極の邪義だ。
山田 そのことは、かつて日顕本人も明言していたよ。昭和54年11月20日にも、こう言ってたよ。
 「大御本尊、乃至(ないし)その分身散影(さんよう)たる各々家々(おのおのいえいえ)に奉安(ほうあん)の御本尊に対し奉(たてまつ)り、日夜(にちや)怠(おこた)らず唱題修行に励(はげ)むときは即身(そくしん)成仏、決定として疑いなきもの」と明確に言っていたではないか(笑い)。
竹内 だいたい「どこか特定の場所に行かないと成仏できない」なんていうのは、日蓮大聖人の仏法じゃない。大聖人とは全く無縁の邪教だよ。
谷川 その通りだ。だったら、地球の反対側にいる人は、どうするんだ? なかなか来れないじゃないか。そのために「分身散体」の御本尊があるんじゃないか。
秋谷 日蓮大聖人は「法華経を持ち奉(たてまつ)る処(ところ)を当詣道場(とうけいどうじょう)と云(い)うなり此(ここ)を去(さ)って彼(かしこ)に行くには非(あら)ざるなり」と明確に仰せであられる。
青木 また「されば我等(われら)が居住(きょじゅう)して一乗を修行せんの処は何(いず)れの処にても候(そうら)へ常寂光(じょうじゃっこう)の都(みやこ)為(た)るべし」等々とも仰せだ。
谷川 日寛上人も「戒壇(かいだん)の本尊(=大御本尊)を書写(しょしゃ)してこれを掛(か)け奉る処の山々、寺々、家々は皆(みな)これ道理の戒壇なり。当(まさ)に知(し)るべし、『是(こ)の処は即(すなわ)ち是れ道場』等云云(うんぬん)」と明確におっしゃっている(報恩抄文段)。
青木 宗門も今の大石寺も、根本の信心がないどころか、完全に魔の巣窟になってしまった。そんな所に行ったって、大仏罰を受けるだけだ。

大聖人も御断言

秋谷 本来、御本尊の「仏力」「法力」も「信力」すなわち「強き信心」があってこそ顕れるものだ。
 御書には厳然と仰せである。
 「此(こ)の御本尊全(まった)く余所(よそ)に求(もとむ)る事なかれ・只(ただ)我(わ)れ等(ら)衆生(しゅじょう)の法華経を持(たも)ちて南無妙法蓮華経と唱(とな)うる胸中(きょうちゅう)の肉団(にくだん)におはしますなり」
 「此の御本尊も只(ただ)信心の二字にをさまれり」
 「信心の厚薄(こうはく)によるべきなり仏法の根本は信(しん)を以(もっ)て源(みなもと)とす」等々と仰せの通りだ。
山田 それを竹入のやつ、婦人部にやりこめられた腹いせに「学会が大御本尊を裏切った」だと(爆笑)。
 教学の「き」の字も知らない学歴詐称の大バカめが!
青木 まあ、竹入のやつは親戚に坊主がいるからな。
竹内 浅井広昌という坊主だ(華光寺=埼玉・上尾市)。だから何かあるとすぐ、大御本尊とか坊主を持ち出す。無学で無教養な、あいつらしい浅知恵だよ(大笑い)。

「詐称一家」竹入

佐藤 だいたい日顕は「法主詐称」。竹入は「学歴詐称」。薄汚い詐称仲間だ(爆笑)。
竹内 それに竹入の女房まで「経歴詐称」「学歴詐称」(笑い)。息子も「大学医学部不正入学疑惑」だ。何しろ、試験を受けたという形跡すらない。
山田 こんな「詐称一家」、世界にも類例がないだろう(爆笑)。
竹内 それにまた竹入のやつは、軽井沢に豪勢な別荘を持っている。軽井沢でも有名だ。近所の人たちも「ずいぶん成り金なんだな」と、あざ笑っているようだ。
佐藤 あいつは、今月、その軽井沢の別荘にコッソリ来たようだ。近所の人の話によると、全然、表に出ていない。電気はついているのに、近所に挨拶もしない。ずっとモグラみたいに引きこもったまんま。そういう話だ(笑い)。
山田 竹入の別荘。僕も見た。あの一角だけ、バカ高い塀が張り巡らしてあるんだ。あそこだけ周りと全く違う。実に異様、異常な建物だった。妖気のただよう魔窟だった。
谷川 軽井沢の別荘というのは、どこも木立の中の素通しで塀なんかない。塀を立て回す人間なんて、いないよ(笑い)。
竹内 「その一点だけでも、軽井沢に別荘をもつ資格なんかないんだ」とあざ笑っていた近所の人がいた(大笑い)。
秋谷 塀とか柵をつくるというのは、心の奥が臆病なんだ。あれだけ大きな悪事を働いてきたくせに、一方ではバカ高い塀。この矛盾。この落差。これが悪党の正体だ。本性は「臆病」だ。

復帰は許さない

青木 ご存じの通り、竹入は学会を「除名」された。
秋谷 戸田先生は「いったん除名したら絶対に復帰は許さない。組織を重んずる限りは、厳罰をもってあたる」と厳命された。悪党は「永久除名」だ。
青木 また戸田先生は「広宣流布の団体である学会の除名処分は、それはそれは恐ろしいことだ。三世永遠に悪党の汚名を背負って苦しんでいかねばならない」とも言われていた。
 当然、悪党に対しては、これからも厳正、厳格、厳粛に臨む。
秋谷 恩知らずの悪党議員や、増上慢(ぞうじょうまん)の連中、学会利用、破和合僧(はわごうそう)の悪人は、本年の創立75周年を期して、学会本部として一段と厳しく処分していくことを宣言する。
青木 「生意気で、思い上がった恩知らず! 金、金、金で、名聞名利の犬畜生は叩き出せ! 元議員でも、いい気になって、天下の物笑いになっているやつがいる」という声が、男子部、女子部、学生部からも囂々(ごうごう)と沸き立っている。
山田 今、学会の除名の手続きは、どうなっているんですか。
青木 重要なことだ。紹介しておこう。
 学会には「中央審査会」、そして各都道府県単位の「県審査会」という機関がある。副会長、総務、師範や県本部幹部以上等は中央審査会で審査され、それ以外は県審査会で審査される。
谷川 処分の具体的な手順は、こうだ。
 除名などの処分が必要と思われる人間については、所属している組織の分県長、圏(ゾーン)長もしくは本部長らが、県審査会に「処分の申請」をする。
 申請を受けた審査会は、すみやかに審査をしなければならない。
 処分が決定したら「決定書」を作成し、対象者に通知する。
 こういう手順を踏んで厳正に処分が行われる。
青木 とにかく戸田先生は「心して政治を監視せよ」「政治家を監視せよ」と遺言なさった。
秋谷 戸田先生の御遺言の通りに、われわれは極悪政治家、極悪の元議員を厳しく監視し、糾弾していく。
 何の遠慮会釈(えんりょえしゃく)も躊躇(ちゅうちょ)もなく、断罪し、処分し、除名していく。

(2005. 8.26. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、竹内青年部長、佐藤男子部長

原田 衆議院総選挙の公示(30日)まで、あと3日だ。
青木 あっという間だ。
秋谷 「短期決戦」だ。
 どの陣営だって準備不足だ。
 だからこそ、スピードが大事だ。勢いが大事だ。
 古代ペルシャの王も戦いは勇気と勢いで決まる≠ニ断言している。
 電光石火の戦いで、公明党は、断じて勝ってもらいたい。これが支持者の熱願だ。
原田 8月に衆議院が解散されたのは、実に53年ぶりだ。
秋谷 この暑いなか、公明党の支持者は必死に応援しているんだ。公明党の議員は、支持者に、最大に最高に感謝しなければならない。「感謝」の一念を絶対に忘れてはならない。
青木 その通りだ。そして、その感謝を行動に移せ!

暑さで大臣病

佐藤 話は変わるが最近、ある野党の前代表が、公明党に対抗意識をむき出しにしているようだ。
 毎日新聞(14日付、大阪版)にも「狙うは公明議席」と出ていた。
竹内 そうなんだ。わざわざ、北側一雄国土交通相が立候補している選挙区に来て「私が次の国交相だ」なんて言っていたようだ。
原田 暑さにやられて「大臣病」か(大笑い)。
佐藤 なんでも彼は、大阪で、公明党の候補が出ている選挙区ばかりを回ったというんだな。
原田 その政治家といえば、98年11月に、公明党の大会に来て、こう言っていた。
 「民主的中道という、皆さんの考え方を私たちのものとして旗を掲げた。基本を共通している」と明言していた(笑い)。
竹内 公明党と「同じ考え方」。それが今では「目の敵(かたき)」。
 これだから政治家は信用できないんだ。
原田 しかし、彼が大阪に行ったところで、票は伸びるのかね。
竹内 さあ(笑い)。どこでも彼は嫌われているから(大笑い)。
原田 彼が党の代表を辞めたのも「年金未納問題」が発覚したからだった。
 他党の人間を「未納、未納」と攻撃した張本人の彼が、実は未納だった(笑い)。
竹内 それで大ひんしゅくを買って辞めたんだ。
 僕の大学時代の友人も言っていた。「あんなインチキをしちゃいけない。それにテレビの討論番組なんかでも、人の発言をさえぎって、自分ばかりがしゃべっている。傲慢な姿ばかりが目につく」と吐き捨てていたな。
佐藤 大阪の若い有権者も言っていた。
 「ああいう、見せかけだけの人間を関西人は、いちばん嫌うんだ。だいたい党首の時に、女性票が欲しくて、エステに通っていた男だろ。みんなで『キモイ、キモイ』と言い合っていた」と、あざ笑っていた。

公明党に謝罪

竹内 それに、この政治家は今月5日の衆院国土交通委員会で公明党に謝罪した。
佐藤 昨年10月に彼は自公連立の政権合意の文書は存在しない。公明新聞にも出ていない≠ネんてデマを言い放った。ところが、厳然と公明新聞に合意文書が出ていた。
 それで謝罪したんだ。
原田 当然だ。とにかく、これまでも何度となく言ってきたが、政治家は「実績」だ。
 口先だけなら、誰でも、いくらでも言える。だが実現するのは並大抵ではない。「粘り強い努力」だ。忍耐が必要だ。

語ってこそ実績

竹内 我々が支持する公明党は、実績を残してきた。
 児童手当の支給対象も小学3年生までに拡充。大学生向けの有利子奨学金の貸与枠も連立参加前の約5倍にあたる58万人にまで拡大した。
佐藤 金権政治をなくすための「あっせん利得処罰法」や、税金の無駄遣いをなくすための「行政評価法」の実現。
 国会議員の「永年勤続表彰」をはじめ、数々の議員特権も廃止した。
竹内 ストーカー規制法や女性専用車両の導入、女性専門外来の拡大など女性政策も、公明党が大きく推進したものだ。
佐藤 それに若者の就労を支援する「ジョブカフェ」の設置等々、数え上げればキリがない。
原田 立派な実績があるんだ。公明党は、自信を持って語っていくべきだ。
秋谷 とにかく語ることだ。しゃべることだ。いくら立派な実績があっても、語らなければ何も伝わらない。広がらない。
青木 まず公明党の議員が先頭に立て! 叫び抜き、語り抜き、訴え抜く以外にない。

(2005. 8.27. 聖教新聞)

 

<44>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、竹内青年部長、佐藤男子部長

国民との約束―マニフェスト―

佐藤 「政治は口先に非ず。実績が全てだ」。
 実績といえば今月16日、公明党がマニフェスト(政策綱領)を発表した。
秋谷 前回の総選挙で公明党が各党に先駆けてマニフェストを発表した。それ以来、日本で初めて「マニフェスト」が定着した観がある。
原田 今では「選挙の時にマニフェストを出さないのは政党ではない」とまで言う人もいるほどだ。
佐藤 今回のマニフェストで公明党は
 @児童手当の支給対象を小学6年生まで広げ、所得制限も1000万円までにする
 A税金の節約へ対策本部を設置する
 Bがん対策の予算を倍増させる
 C特殊法人役員の天下りを禁止する
 D自動車利用者の立場から自動車重量税を引き下げる――などと掲げている。
青木 子育て支援。少子化対策。改革のためにも今や急務だ。国民は大歓迎だ。
佐藤 子育て支援では、児童手当の拡充のほかにも、出産育児一時金を現行の30万円から50万円に拡充するともしている。
原田 マニフェストは「これを政治で実現する」という、国民との約束だ。そのマニフェストの実現度で見ても、公明党は群を抜いている。

抜群の「実現力」

竹内 公明党は、自分たちのマニフェストの実現度を厳しく検証している。今年の5月にも検証したが、マニフェストの123項目のうち42項目を「実現または大きく前進」させた。また「進行中」も80項目だった。
佐藤 「進行中」のものを含めると、実に99%の実現度だ。
原田 あの民主党は、どうなんだ?
竹内 実現したものは極めて少ない(笑い)。
佐藤 民主党は前回の総選挙の時に発表したマニフェストでは「高速道路の無料化」が目玉だった。
 ところが選挙が終わったら、高速道路の無料化を言う人間など、誰もいなくなった。
竹内 今回のマニフェストにも、また性懲りもなく入れている。
原田 要するに「選挙の時だけ出してくる」んだな。
 私が知る新聞記者も「高速道路の無料化は、民主党にとって、選挙のための道具にすぎない。本気でやる気なんてサラサラないよ」と分析していた。
青木 だいたい彼らは、マニフェストの項目のうち、どれだけ実現したんだ?
佐藤 いや、実は「どの程度、実現できているのか」という検証さえしていない(笑い)。
 党として、公式に「実現度」を公表したことすらもないんだ。
竹内 野党だから実現しなくていいんだ≠ネんて開き直っている幹部までいる。
青木 なんだ、なんだ。結局、マニフェストも選挙向けのパフォーマンスなのか?

言行が不一致

佐藤 問題になった郵政民営化法案にしても、民主党などが反対したために廃案になった。
 しかも、民主党は、反対しただけ。肝心の対案は出さなかった。
竹内 ところが、今回のマニフェストには、慌てて「郵政民営化法案の対案」なんて言っている。
青木 今さら遅い(笑い)。
竹内 対案があるんだったら、国会で審議している時に出せばよかったじゃないか! それを今ごろ出すなんて、おかしな話だ。無責任極まる。
原田 これまたパフォーマンスか(笑い)。
佐藤 民主党はマニフェストに「子ども手当」の創設を掲げている。
 だが国会では、児童手当の拡充にバラ撒きだ≠ニ言って反対していた。
竹内 とにかく言っていることと、やっていることが正反対。
秋谷 そういうことを、平然とできるんだな、あそこは。
原田 私の友人の大学教授が憤慨していた。
 「政治家というのは、いったい舌が何枚あるのか。テレビ写りや、パフォーマンスさえ、うまくやっていれば、有権者を騙せるとでも思っているのか。こんな政治家ばかりになったら、日本はおしまいだ」と激怒していた。

駄々っ子政治

竹内 だいたい、その郵政民営化だって、もとはといえば民主党の議員が小泉首相と一緒になって提唱していたものだ。
佐藤 1999年に小泉首相と民主党議員らが集まって「郵政民営化研究会」というのを立ち上げた。その研究会に参加していた民主党議員も今回の法案の採決では反対に回った。
青木 全く、何が何やら(大笑い)。「無節操」とは、このことだな。
竹内 そのことについて、静岡新聞の社説(9日付)には、こう書いてあった。
 「6年前、小泉首相と一緒に『郵政民営化論』を発表し、『郵政民営化反対の理屈は、既得権を守るための屁理屈だ』『郵政改革はささやかながら政治家としての見識です』などと、面々が得々と語っている。
 それが自民党の内紛状態を見て取って、一転『郵政民営化反対』を叫び出し、政権交代の可能性が見えると一段と『反体』を強め、『一致団結して政権交代を目指す』とまで宣言するに至った」と冷徹に見抜いていた。
 そして「政権乞食≠ノ国民を幸せにすることなんかできない」とあった。
佐藤 さらに同紙14日付の社説では「民主党は、否決されれば小泉政権は倒れる、政権が転げ込んでくるとにらんで反対に回った」「政局を混乱させ、国家転覆の危険さえにじませた」「今度こそ私たちが駄々っ子政治を成敗する番だ」と厳しく指摘している。
青木 「政権が欲しい」「権力が欲しい」からといって、態度をコロコロ変える。国民を騙す。これが権力の魔性の恐ろしさだ。
秋谷 ともかく政治家は「有言実行」だ。
 与党も野党も、国民への約束を守ることだ。
 公約を断じて果たす。それこそ政党政治の最低限の責務だ。

(2005. 8.29. 聖教新聞)

 

<45>
出席者:秋谷会長、青木理事長、藤原関西長、西山総大阪長、河原総兵庫長、森井関西青年部長

藤原 学会創立75周年の栄光の金字塔へ! わが常勝関西は怒涛の進撃を開始した。大関西の「新時代」の開幕だ。
西山 関西の同志は、本年の「7・3」「7・17」を歴史的な大勝で飾った。
 さあ、下半期の決戦だ! いよいよ関西の本領発揮だ。日本中、否、世界中の人々に大関西の闘争を見てもらいたい。
森井 池田先生は先日、こう指導してくださいました。
 「わが地域を日本一にするのだ。
 それには、ほかの地域が、びっくりするような、勢いがなければならない。
 私は、この使命を、とくに関西に託したいのだ」と万感の思いを込めて呼びかけられた。
 本当に嬉しかった。感激した。
河原 世間を「あっ」と言わせる圧倒的な勝利! これが関西の戦いだ。伝統だ。
藤原 環境、状況が厳しいほど、我らの「関西魂」は燃え上がる!
 環境がよいとか、状況がよいなどという偉大な戦いなど、歴史上、一つもない。
 「創立75周年の佳節も、大関西が圧勝した。全国の完勝をリードした!」――永遠に語り継がれる歴史を断じて残したい。

勝てば楽しい!

青木 関西は選挙も強い。選挙は国民の権利だ。広宣流布の推進力だ。
森井 新聞各紙も選挙のたびに「関西は『常勝』の異名を誇る」「『常勝関西』といわれるほど強い」等と書いている。
 本当に嬉しいし、誇りだ。
秋谷 学会員以外の人も、企業の社長さんも「常勝関西」の呼び名を知っている(笑い)。そういう時代だ。
藤原 来月11日の総選挙でも、我々が支援する公明党は関西の六つの小選挙区で候補を立てる。
 どこの党だって大変だ。だから面白い。だから勝てば、さらに大きく成長するのだ。
西山 大阪では、大阪3区(大阪市の大正区、住之江区、住吉区、西成区)、大阪5区(大阪市の此花区、西淀川区、淀川区、東淀川区)、大阪6区(大阪市の旭区、鶴見区、守口区、門真市)、大阪16区(堺市の北東部)。
河原 それに兵庫2区(神戸市の兵庫区、北区、長田区)、兵庫8区(尼崎市)だね。
 兵庫2区も兵庫8区も日本中が見つめている大激戦だから、戦いも面白い。強いものに勝てば、一番強いんだ。一番楽しいことだ。
藤原 大阪の同志も、兵庫の同志も意気軒高だ。威風も堂々と、前進、また前進している。
森井 どこも大激戦だよ。とくに今回は、かつてない「短期決戦」。どう票が動くか全く分からない。最後の一瞬まで攻め抜く以外にない。
藤原 総選挙は早くも公示日(きょう30日)だ。公明党よ、全力で勝ちまくれ!

「議員と家族」だ

西山 なんといっても、公明党の現議員、議員OBの戦いが大事中の大事だ。
 その姿を見て、支持者の方々が「よし、やろう!」と奮い立ってくれるものだ。断じて、それを忘れるな。「本末究竟(ほんまつくきょう)して等(ひと)しい」の方程式はこのことにも言える。
河原 その通りだ。関西人は、格好なんかに騙されない。議員本人が、どれだけ本気か。真剣に戦っているか。鋭く、厳しく見ている。
 ともかく議員と、その家族が真剣になれば、皆が真剣になる。簡単といえば簡単だよ。
秋谷 ともかく公明党の議員は「引退後が勝負」だ。この座談会でも、何度も厳しく言ってきた。最近は、だいぶ変わってきたようだ。
 それでも悪いやつがいる。誰かを見れば、よく分かるだろう(大笑い)。
藤原 関西は、なんでも模範になってることを誇りに思っている。議員OBが、ずいぶん戦いはじめた。誰かみたいなやつは別として(爆笑)。
河原 皆が忌み嫌っている。そんなやつは何の手加減もしない。そういう時代に入った。
 本当の創価の精神と広宣流布へ向かう精神で、それはそれは立派な活躍をしている勇士が何人もいる。

インチキの証拠

西山 議員であったくせに、恩知らずの人間ほど悪いやつはいない。
 何もやらない、動かないOBは目立つ。すぐ分かる。
 先日も、ある婦人の支持者が語っていた。「OBで御恩返しの戦いをしていないのが、いるじゃないの!」と真剣に話していた。
森井 何十年も、お世話になった支持者に全然、御恩返しをしない。それどころか恩を仇で返す。最低野郎だよ。
藤原 大ウソをついて、御恩返しのフリをしている元議員もいるな。皆がご存じの通りだ(爆笑)。
西山 有名な大ホラ吹き野郎だな。最近もオレは、あそこに大金を寄付した≠ネんて触れ回っていたな。
河原 豪邸を建てて、家族で引きこもったまんまの畜生!
 支持者が友情で訪問してあげても、居留守を使う。電話も出ない。そういう忘恩のやつもいる。
秋谷 重大な問題だ。支持者の誠意を土足で踏みにじる。不誠実きわまりない。畜生以下だ。
河原 いるよ、いるよ。帽子をかぶり、サングラスをかけて外に出る。
 その男の姿を、ホテルやレストランや街なかで見かけた人がいる。「この暑いのに、あんな変装をして。とうとう狂ってしまったんじゃないか」とゲラゲラ笑っていた(爆笑)。名前は言わないが、日本中、世界中で有名だ(爆笑)。
西山 とてもじゃないが常人の格好じゃない。病気じゃないのか(大笑い)。よっぽど悪いことをやっているやつか「遊び人」の証拠だよ(大笑い)。
 卑しく貯め込んだ金で遊び回っている異常者だよ。
青木 仏法では「諸法実相(しょほうじっそう)」と説いている。人間の本質は必ず姿に現れる。そういう狂った姿を平然としていること自体、信心もインチキ、人間としてもインチキの証拠だ。
藤原 その通りだ。とにかく公明党の議員は真剣に「人間」「人格」を磨くことだ。このことは、師匠である戸田先生の厳命であったはずだ。
 そのためにも、学会員の議員は立派に信心を貫くことだ。

「悪と戦えば善」

河原 だいたい、おかしくなる議員は、みな信心がない。
 関西にも、信心の「シ」の字もない、勤行も全くやらないやつがいる。そのくせ、ほかの議員には「やってるか」と偉そうに言っていた(笑い)。
森井 ふざけやがって! そんな野郎は叩き出せ! 名前を言わなくても、誰だか、みんな分かってるよ。そんな野郎は、党追放、学会追放。皆が目覚めはじめたから、そういう時代が早々、来るだろう。
西山 それに、心配なのは、元議員の家族と親族だな。当然、先頭に立って戦うべきだ。
藤原 戦わなかったら応援する必要ないよ(爆笑)。
青木 その通りだ。公明党の支持者は皆家族同然≠フ思いで必死に支援している。多くの人は戦っているが、なかには家族、親族のくせに戦わないのがいる。
 報いは絶対に厳しい。明快に言っておこうじゃないか(拍手)。
河原 偉そうにあの幹部がどうの∞組織のやり方がどうの=Bインチキ野郎に騙されているのも知らないで、組織の批判ばっかりしている。そういう大バカ野郎の元議員の親族もいるな。
森井 何様じゃあるまいし! 関西の面汚しどもが!
秋谷 だが「本因妙(ほんいんみょう)」の信心だ。今からでも猛省し、心を入れかえて、戦うことだ。
 「極悪と戦えば極善になる」。境遇はどうあれ、必ず成仏できる。これが日蓮仏法の結論だ。
藤原 その通りだ。公明党の議員、元議員、家族は一人残らず立ち上がってもらいたい。立派に創価学会の師弟の精神を貫いてもらいたい。

宗教弾圧の末路

青木 ところで宗教弾圧の政治家は、どいつもこいつも末路は惨めだ。
河原 なかでも、あの白川某だな。
森井 まず平成12年4月ごろ、秘書の「交通違反もみ消し」事件が発覚した。
 この不祥事が原因で、その年の衆院選で落選した。
西山 翌年の参院選では、山崎や日顕一派と組んで新党≠ワで作って出たが、ものの見事に落っこちた(大笑い)。
藤原 一昨年の衆院選では頼みの綱≠セった民主党からも見捨てられて落選。
 結局、国政選挙で3回連続、大敗北を喫した。
森井 さらに本年5月には、地元の新潟県十日町市の市長選に出たが、これまた大敗北だった。
河原 今回の衆院選では、とうとう地元の下馬評にも出なかった。
秋谷 落ちるところまで落ちた。仏罰厳然だ。

(2005. 8.30. 聖教新聞)

 

<46>
出席者:秋谷会長、青木理事長、藤原関西長、西山総大阪長、河原総兵庫長、森井関西青年部長

森井 「選挙は、議員OBの戦いで決まる」。
 OBといえば、最近、公明新聞等で矢野絢也元公明党委員長のことが、いろいろと書かれているな。
西山 彼は関西出身だ。
 関西の支持者も「知らないことばかりだ。驚きだ」とビックリしている。
青木 衆議院議員選挙が目前だ。支持者は普段の何倍も公明新聞を読んでいるからな(笑い)。

謝罪また謝罪

河原 それにしても、彼は今まで何度も謝ってきたんだろう。
青木 彼は本年5月14日に青年部の代表らと面談した。
 席上、彼は1993年、94年に「文藝春秋」に掲載した手記について「書いたこと自体が間違いであった」と認め、学会に公式謝罪した。
森井 僕も、その場に同席したから克明に覚えています。
 この時、彼は「政治評論家を辞める」と自ら進んで宣言した。また「支持者に迷惑をかけない」と約束し、これまた進んで謝罪文≠ノ署名したんだ。
河原 その時の面談の詳細は創価新報(今月3日付)に明確、明快に載っていたな。
森井 さらにまた、その二日後の16日にも、彼は学会関係者に対して謝罪した。
 「お詫びしてすむ問題ではありませんが‥‥」「私が悪かったです」等々と平謝りだった。
藤原 そして、その1ヵ月前に、私と西口総関西長とで懇談した時も、彼は謝罪していた。
 「文藝春秋」の手記の内容と、それが及ぼした影響について「結果的には私の責任です」「ご迷惑をおかけしたのは事実ですから、深く深くお詫び申し上げます」と謝った。
青木 いったい、何回謝っているのかね。
河原 僕の友人も言っていた。「なぜ何回も謝っているんだ。普通だったら、一度謝ったら信用されるのに。よほど信用がないんだな」と不思議がっていたよ。
西山 まったくだ、まったくだ。

「どう動くか」だ

藤原 そもそも彼は、問題の手記を1993年に書いた直後にも謝っていた。西口総関西長らに「本当に申し訳ない」「反省しております」等と詫びていた。
河原 そんなに早い段階から謝っていたのか!
森井 だが、その直後も彼は文春に手記を書き続けた。連載をやめなかった。
西山 新聞記者も話していた。「謝ったそばから、また書く。『舌の根も乾かぬうちに』とは、このことだ。これで謝ったことになるのかね」と言っていた。
森井 公明党の議員OBたちは「今回の態度も全く同じだ」と怒っている。
 「学会の青年部に謝ったそばから、また悪さをしている。最近も週刊誌にウソ八百を書かせたりしている」と激怒しているようだ。
西山 公明党議員OBの大川清幸、伏木和雄、黒柳明の3人も、彼を名誉毀損で訴えたんだっけな。
森井 とにかく「口先だけ」の謝罪なんか必要ない。どう動くか、だ。関西の青年部は厳しく見ている。
藤原 ところで、来月11日に投票の衆議院総選挙。同じ日に、大阪では柏原市、羽曳野市、摂津市の市議選がある。
秋谷 この猛暑のなか「ダブル選挙」だ。支持者の皆さんが、どれだけ大変か。
河原 兵庫県尼崎市では、6月5日に市議選があったばかりだ。公明党は過去最高得票で「1議席増」を果たした。
森井 公明党の得票率は28.46%。絶対得票率も13.59%にも達した。
秋谷 まさに「圧勝」だ。すべて支持者の皆さまの血のにじむような支援のおかげだ。
 当選させていただいた議員は、早速、御恩返しだ。全身全霊で戦い、必ず期待に応えてもらいたい。

恐るべき党体質

森井 尼崎といえば、本年4月に起きたJR列車脱線事故。忘れられない、本当に悲しい事故だった。
河原 ところが、地元選出の民主党の前衆議院議員に、とんでもない不祥事が発覚した。
 この議員は何と事故の直後、JR西日本の車掌らの懇親会の宴会に参加していたんだ。
西山 あれには愕然としたな! 地元の市民は皆、怒りに怒っていた。
 「呆れて言葉もない」「恥ずかしくないのか」と吐き捨てていた。
森井 それだけじゃない。事故から2週間後、今度は民主党の参議院議員17人とOB2人が、事故現場のすぐ近くでゴルフコンペで遊んでいた。
青木 マスコミにもスッパ抜かれて大問題になった。「あまりにも無神経じゃないか」と非難囂々だった。当たり前だよ。
藤原 しかも、マスコミの追及に何が悪いんだ≠ニ開き直るやつもいたな。
河原 私の友人も大激怒していた。
 「こんな時にゴルフ遊びか! 何様のつもりだ!
 遊ぶために議員をやっているのか? あんな連中が偉そうに何を話そうと、一切信用できない」と声を震わせていた。
西山 当然だ。19人でゴルフだよ。これは個人の問題なんかじゃない。党の体質そのものだ。
藤原 まったく、しっかりしてもらいたいものだな!
 野党第1党の国会議員が、ごらんのザマだ。だから日本の政治は3流、4流とバカにされるんだ。

まず人格を磨け

秋谷 要するに、政治家が小物なんだ。
 高潔な精神もない。度量もない。未来へのビジョンもない。
河原 「人間性」のない政治ほど危険なものはない――古今東西の先哲の結論だ。
森井 ガンジーは「宗教の欠如した政治は、国家の首を吊るロープ」と喝破している。
 ドイツの哲学者フォイエルバッハも「最も偉大な政治家は最もヒューマンな政治家である」と語っている。
青木 まったく、その通りだ。日本の政治家は「人間性」を真剣に磨くべきだ。
森井 関西の前代議士にも、こんなのがいる。
 自分のホームページに総理大臣になったら、日本製のロケットを打ち上げ、宇宙飛行士にウサギの着ぐるみを着せて、月面で餅をつかせてやる≠ネどと本気で書いている。
 読んだ男子部員が呆れ果てて、教えてくれた(笑い)。
青木 いつから、こんな日本になったのか。あまりにも情けない。政治家は猛省すべきだ。まず公明党議員だけでも、しっかりしてもらいたい。

関西は騙されぬ

藤原 関西は「庶民の町」だ。権威、権力に媚びない。騙されない。それが関西人の土性っ骨(どしょっぼね)だ。
西山 議員に対しても、関西人は「中身」を厳しく見る。うわべや口先だけの人間なんかには騙されない。
森井 その通りだよ。僕も友人たちと語り合った。
 「人気取りばかり狙って、できもしない大口を叩く政治家がいる。僕は絶対に信用しない。できない」
 「その点、公明党は地味だけど、しっかりと実績を上げている。小さいことにも、よく気が付く」
 「そこが、いいね。野球でも『送りバント』が大事だ。頑張ってもらいたい」と期待してくれていた(笑い)。
青木 これが「庶民の大事な声」だ。
秋谷 戸田先生は、議員に厳しく語っておられた。
 「選挙民だけでなく、多くの人々から尊敬され、信頼され、私利私欲を投げ捨てる政治家になってもらいたい。
 それには、立派な人間となることである。人格をつくることである」と厳命された。
河原 公明党の全議員、議員OBが胸に刻んでもらいたい。生涯、実践し抜いてもらいたい。
西山 その通りだ。犬畜生以下の裏切り者は真っ平だ! バカバカしい!
藤原 支持者は厳しく見ている。なかんずく関西の支持者は一番、鋭い。極悪の議員、元議員に対しては一切、遠慮しない。
 これからも容赦なく戦う。徹底的に断固、追及していく決意だ。

(2005. 8.31. 聖教新聞)

 

<47>
出席者:秋谷会長、青木理事長、高梨総神奈川長、大内総神奈川婦人部長、後藤総神奈川青年部長、藤井総神奈川男子部長、児玉総神奈川女子部長

いよいよ正念場

後藤 神奈川の歴史を開く大闘争!
 いよいよ正念場だ。勝利の峰は、もうすぐだ。
藤井 伝統の「神奈川平和月間」も堂々と開幕した(9月18日まで)。
高梨 今年は、創立75周年の大闘争の真っただなかだ。これまでとは、まったく重みが違う。
大内 婦人部も断然、戦います!
後藤 かつて池田先生は神奈川の同志に、こう指導してくださった。
 「戦いがあるから、人は自己の建設と、境涯を開くことができる」
 「戦いがなければ、よどんだ水が腐るように、自分で自分の成長を止めてしまう。この世に生きた歴史も残せず、暗い無意味な一生で、後悔して屍をさらすだけだ」と。
高梨 だからこそ、我らは戦いを起こす! 勇敢に戦う! 勝利の歴史を創る! これが神奈川の「不滅の大精神」だ。
後藤 青年部も闘志満々だ。横浜! 川崎! 湘南! 横須賀! 相模原! 大和! 平塚! 厚木! 秦野! 小田原!
 神奈川中の同志が炎のごとく総決起した。
秋谷 御聖訓には「今に至(いた)るまで軍(いくさ)やむ事なし」「日蓮一度(いちど)もしりぞく心なし」と仰せである。
 「正義の連続闘争」こそ神奈川の偉大な使命だ。勝って、勝って、勝ちまくろうじゃないか!

候補が先頭に

高梨 今度の衆院総選挙では、公明党の前職議員が「与党統一候補」として神奈川の小選挙区から出る。
藤井 神奈川6区(横浜市の保土ヶ谷区・旭区)。全国でも有数の大激戦区だ。日本中が注目している。
後藤 何しろ前回の衆院選では「536票」の僅差(きんさ)で公明候補が勝った。死闘を制しての勝利だった。
児玉 マスコミも一斉に驚嘆していましたね。
藤井 ところが今回は、もっと厳しいと言われている。6区には、公明党を含め民主党、共産党の3人の候補しか出ていない。
後藤 事実上、与党の公明党と民主党の「一騎打ち」と言われているな。
高梨 一部のマスコミで選挙協力♂]々という声もある。だが、そんなに甘くない。どこまでも候補者が汗みずくになって有権者と会い、誠実に支持を訴え抜く。そこにしか勝利はない。
秋谷 その通りだ。何よりも全神奈川の議員、OB、家族が、一丸となって戦うべきだ。他の誰よりも支持を拡大すべきだ。それが「勝利の王道」だ。
青木 ちょっとでも「支持者に押し上げてもらおう」。そういう「甘さ」があれば勝てない。一気に食い破られる。
 最後の最後の一瞬まで、議員が語り抜け! OBが叫び抜け!

公明党が初めて

大内 ところで今回の選挙でも「マニフェスト(政策綱領)」が有権者の判断材料となりますね。
藤井 マニフェストは単なる「選挙公約」とは違う。政党や政治家が有権者と結ぶ「契約」だ。
後藤 具体的な「数値目標」「実現する期限」「財源」。この3つを明示するのが大きな特徴だ。
高梨 以前、読売新聞に「日本の政党でマニフェストの案を作成したのは、公明党が初めて」(平成15年6月21日付)と出ていたな。
後藤 公明党は一昨年の衆院選に続き、昨年7月の参院選でも「マニフェスト123」を発表。進行中もものも含めると、実現率は「99%」でダントツだ。
児玉 今月の選挙に向けたマニフェストも「児童手当の拡充」「税金の徹底的な節約」など、生活者の側に立った重要な政策を掲げています。
青木 どれだけ政治家が実現できもしない「ウケ狙い」の政策を乱発してきたか。票欲しさで「空手形」を撒き散らしてきたか。
 有権者はウンザリだ。騙されない。
秋谷 選挙の時だけうまい話≠垂れ流す。選挙が終わると知らん顔。日本政治の悪化の「元凶」だ。この体質こそ真っ先に改革すべきだ。
高梨 そういうのが神奈川にもいる。全部、調べあげてある(笑い)。
藤井 これからは、マニフェストを実現できない政党、政治家は一人残らず、国民の前に実名を晒すべきだ。「契約違反議員」は叩き出そうじゃないか。
大内 大賛成! それが神奈川の有権者の声よ。全部、テレビで出すべきよ(笑い)。

卑怯なやり口

後藤 ところで総選挙の大きな争点は「郵政民営化」だ。マスコミでも連日、ひっきりなしに論じている。
高梨 総論、各論、いろいろある。だが要は「改革を前進させる党」か。「後退させる党」か。これを鋭く見極めなければならない。
藤井 まったく、その通りだ。改革こそ時代の主流だ。
後藤 民営化に猛反対の野党に対して、経済評論家の田中直毅氏が痛烈に批判していた。
 「改革の対案を示すことなく、ただ単に反対を唱えていた党に追い風が吹くことはあり得ない。責任政党として改革の担い手になれるとはとても思えない」(8月9日付「読売新聞」)と手厳しかった。
藤井 この党は「郵政」をめぐって大混乱している。
 神奈川の県議、市議レベルでも郵政民営化に賛成か、反対かと聞かれたら、どう説明すればいいんだ≠ニ頭を抱えている。読売新聞(8月11日付)でも報じられていた(笑い)。
後藤 ところが衆議院が解散するや、ちゃっかりマニフェストに郵便貯金の規模縮小♂]々と入れてきたんだ。あれには驚いた。
秋谷 国会では、さんざん反対していたじゃないか。何の対案も出さなかった。
児玉 そうよ。今ごろ出してきても遅いわよ(笑い)。卑怯なやり口ね。

「選挙狙い」の党

藤井 だいたい郵便貯金を縮小したくらいで「改革」が進むのか? 新聞各紙も中途半端だ∞支持基盤の労組の理解が得られるか疑問だ≠ニ非難囂々だった。
高梨 そもそも、この党の代表は「(郵政民営化は)大きい争点ではない」と明言していた。
後藤 何いってんだ。争点に「できなかった」んだろ。
 産経新聞にも「実際は民営化に反対する労組を支持層とするうえ、民営化賛成派と反対派が混在する党内をまとめきれないという事情があった」(8月14日付)と見抜かれていたよ(笑い)。
藤井 揚げ句の果ては、逆恨みでマスコミ各社に自民党の報道が多いから、公平・中立に報道しろ≠ネんて「お願い文」を送りつけたらしい(大笑い)。
大内 バカバカしい。注目されないのは、自分たちに魅力がないからよ!(大笑い)
藤井 マスコミからも「報道機関に八つ当たり」(毎日新聞)「情けない」(東京新聞)等々、猛反発を食らっていた(爆笑)。
青木 要は「選挙狙い」ということだ。
 「票欲しさ」に、行き当たりばったりの政策を並べてきたということだ。これが野党第1党だというんだから、呆れ返るよ(大笑い)。

(2005. 9. 1. 聖教新聞)

 

<48>
出席者:秋谷会長、青木理事長、高梨総神奈川長、大内総神奈川婦人部長、後藤総神奈川青年部長、藤井総神奈川男子部長、児玉総神奈川女子部長

「争点」は明確だ

高梨 11日の衆議院総選挙。
 前回も語り合ったが、改革を前進させるのか。後退させるのか。争点は明快すぎるほど明快だ。
後藤 その通りだ。神奈川県知事や横浜市長だって「郵政民営化」には賛成しているよ。
 神奈川県民は明確に「改革」を望んでいる。これが天の声だ。
藤井 公明党は、今回の郵政民営化法案に全議員が賛成した唯一の党だ。これはハッキリしている。
高梨 自民党の武部幹事長も先日、こう語っていたじゃないか。
 「自民党の混乱を横目に、一貫して(民営化)賛成の立場で小泉内閣をバックアップしたのは公明党だった」と感謝していた。
大内 そしてまた公明党は一貫して、生活者に密着した改革も実現してきました。実績もキッチリと残してきた。
後藤 たとえば犯罪を未然に防ぐ「ピッキング防止法」。ドアをこじ開けるピッキングの道具を持っているだけで、検挙できるようになった。
藤井 公明党の議員が、政府と何度も交渉を重ねた結果、成立した法律だ。
児玉 悪質ストーカーを退治する「ストーカー規制法」も、公明党の尽力で実現しました。
 つきまとっただけで、警察が警告できるようになった。
大内 これも、女子大生が被害にあった悲惨な事件をきっかけに、公明の議員が法律をまとめたんです。
青木 メチャクチャな社会だ。悪人がはびこる一方の物騒な世の中だ。どれだけ市民が胸をなで下ろしたか。
児玉 それにアレルギー対策も公明党の大きな実績ですね。
大内 公明党の議員がアレルギーの子どもを持つお母さんの訴えを聞いて立ち上がった。
 政府に治療法と研究体制の確立を働きかけた結果、年間4億円だったアレルギー疾患対策の予算を一気に100億円に増額させたんです。
高梨 有名な話だね。
秋谷 政治は「結果」だ。議員は「実績」だ。「私は、これだけやりました」という事実ほど、強いものはない。今こそ自信満々に実績を語り抜くべきだ。強烈にアピールすべきだ。

これでも公約?

後藤 ところで、前回はマニフェストの話が出た。あの「何でも反対」の共産党も出していたっけな(笑い)。
藤井 僕も見た。驚いた。のっけから「反対」の2文字が飛び込んできた(爆笑)。
後藤 神奈川の男子部員が数えてみたら、20ヵ所以上も「反対」があったそうだ。
秋谷 増えているのは政策じゃなくて「反対」の数じゃないのか(大笑い)。
藤井 僕の知人も言っていた。「マニフェストブームで無理矢理つくったもんだから、中身は『反対』『許さない』のオンパレード。どこが政策だ。あれじゃ、ただの『決意発表』だ」と呆れ果てていた(爆笑)。
青木 「もっと共産党らしく戦え」。そういう市民の声も多いよ(大笑い)。
高梨 だいたい、共産党は神奈川でも凋落の一途だ。前回の衆院選では全18選挙区で全敗。県内の比例の得票数も、前々回に比べて16万票も減らした。
藤井 昨年7月の参院選でも、神奈川選挙区で現職が議席を失った。執行部も相当、ショックだったようだ(笑い)。

正体を見破れ!

後藤 話は変わるが、国会議員が自分の親族を公設秘書に採用する「親族秘書」。これも大問題になっている。
高梨 この座談会で何度も取り上げてきた。
 ところが、いまだに一部の政治家は、自分の女房や娘を平然と公設秘書にしている。
藤井 神奈川にも、いるんだ。野党なのに、自分の娘を第1公設秘書にしているやつがいる。
 最新の「国会便覧」(平成17年8月新版)にもハッキリ出ていた。
児玉 有名な話ね。有権者もカンカンに激怒しているわよ。
後藤 だいたい国会議員の公設秘書は国から給与をもらっている。「国民の血税」で養ってもらっているんだ。
大内 この不景気に「議員の家族を税金で丸抱え」。冗談じゃないわ!
青木 「親族秘書」は秘書給与の流用の温床にも、なりかねない。かねてから専門家も指摘している通りだ。
後藤 国会でも93年4月に、衆院の議院運営委員会が公設秘書への親族の採用自粛を申し合わせている。
高梨 公明党には、親族秘書を採用している国会議員は、ただの一人もいない。
藤井 アメリカやドイツだって、公設秘書に親族を採用することは、法律で明確に禁止されている。先進国の流れだ。
児玉 そうですよ。アメリカの友人が言っていました。「アメリカでは議員の親族は皆、ボランティアで秘書の仕事を手伝っている。こんなの常識中の常識よ」と呆れ返っていた。
後藤 だいたい手作り≠セの市民派≠セの。有権者の前で格好つけてる議員に限って、裏で何をやっているか。分かったもんじゃない。実態は、ひどいもんだ。騙されたら大変だ。

議員は襟を正せ

秋谷 とにかく「国会議員の親族秘書は追放せよ」。これが時代の趨勢(すうせい)だ。国民の声だ。
高梨 その通りだ。政治家は支持団体を攻撃する前に、自分自身の襟を正せ! それが「民主主義の根幹」だ。
藤井 とにかく、中国の周恩来総理は宣言した。
 勝利を望むのなら、引きのばすのではなく、戦うことだ。勝利を望むのなら、消極的に抗戦するのではなく、積極的に攻めることだ≠ニ。
青木 正論だ。戦いは「攻め」に徹したほうが勝つ! 「勢い」のあるほうが勝つ!
高梨 正義もまた「勝ってこそ正義」だ。
 今こそ大神奈川の底力を、満天下に示そうじゃないか! 我らは断じて「完勝の大旗(たいき)」を打ち立ててみせる!

(2005. 9. 2. 聖教新聞)

 

<49>
出席者:秋谷会長、中島関東長、河村総千葉長、斉藤総千葉婦人部長、中谷総千葉青年部長、鈴木総千葉男子部長

「千葉の大革命」

中島 いま日本中の同志が広宣流布の大闘争に燃えている。
 我が「旭日(きょくじつ)の千葉」も、猛然と前進、また前進だ。
河村 千葉は、創立75周年の下半期を「千葉の大革命」を合言葉にスタートした。
 7月には「3総千葉・13総県」の新体制になり、大前進している。
斉藤 この11月には、四街道市に待望の「千葉東文化会館」がオープンします。
 全千葉の同志が「今こそ歴史に残る勝利の金字塔を打ち立てたい」と奮闘しています。
河村 池田先生は、かつて千葉に綴ってくださった。
 「眩しき太陽の下で、また星の煌めく夜空の道で、親しみ深き友と友と、千葉の天地の隅々まで目を凝らしながら、粘り強く戦ってくれ給え!」
 「一人ももれなく、この一生をば、勝利と栄誉で飾ってくれ給え!」と熱願された。
秋谷 「昇りゆく太陽の千葉」だ。御本仏・日蓮大聖人も、千葉で聖誕された。千葉で立教開宗の宣言をなされた。千葉の天地から、全人類救済の大闘争を開始された。
 千葉には広宣流布の夜明けを開く大使命がある。今こそ千葉から東京へ、関東へ、全国へ、勝利の太陽を燦然と輝かせてもらいたい。
鈴木 戦います! 完勝の夜明けは、断じて我らが開いてみせる。なかんずく、我ら男子部の責務は重大だ。

また大ウソ

中谷 ところで先月30日、学会本部が千葉県選出の永田寿康前衆院議員(民主党)を名誉毀損で刑事告訴の申し立てをした。
中島 知ってるよ。先日の聖教新聞にも出ていた。
 彼は先月28日、千葉県習志野市内の党事務所で集会をもった。そこで数十人の市民らを前に悪質なデマを言い放った。
 学会が都議選で住民票移動♂]々と大ウソをついたんだ。
斉藤 まあ、呆れた。またウソを言ったのね!
 この男は国会でも大騒ぎして、衆議院の議長からも、民主党からも、大顰蹙(だいひんしゅく)を買ったばかりじゃないの!
中谷 その通りだ。彼は7月8日、衆議院の倫理選挙特別委員会で、公明党と学会を中傷した。
 「公明党の支持団体の方々の住民票が東京都に移されている疑念がある」などと言い放った。
鈴木 公明党は直ちに厳重抗議。この前代議士の「懲罰動議」も、自民党とともに衆院に提出した。
中島 当たり前だ! いったい「いつ」「誰が」「どこからどこへ」移動したのか。具体的な事実が何一つないじゃないか。これこそ最悪最低のデマの典型だ。
斉藤 全くその通り。これで国会議員だなんて、全く呆れるわね(大笑い)。
秋谷 政党が政党を批判するのは、いい。しかし政党が、他党の支持団体を中傷する。しかも、全くの事実無根のデマで誹謗する。言語道断だ。

民主党も大迷惑

鈴木 この件については7月20日、学会青年部の代表が本人に直接、会って話をした。
 私も同席して住民票移動♂]々が、いかに事実無根のデマであるかを、丁寧に、詳細に説明した。
中谷 だいたい、この種のデマは、これまで騒いだ政治家や、新聞、雑誌が、ことごとく謝罪している。
 この座談会でも語り合ってきた通り、みなが発言を撤回し、訂正し、学会にお詫びしている。天下周知の事実だ。
河村 国会議員のくせに、そんなことも知らないのか(大笑い)。
鈴木 この話し合いの席上、彼は「組織的に指示し、住民票移動したという意図の発言ではない」と弁明した。
 そして「学会攻撃をする意図で取り上げたつもりはなかった」「自分の発言によって学会員の方々を傷つけたことは、非常に残念です」と語った。私が、この耳で聞いた事実だ。明確な記録もある。
中島 要するに彼は「自分は、学会が住民票を移動したとは言っていない」と断言したんだな!
鈴木 その通りです。
斉藤 本人の言い訳はともかく、この件は大問題になった。民主党も公明党に「遺憾の意」を表明したじゃないの。
河村 先月4日、民主党理事が国会の公明党控室を謝罪に訪れた。
 そして「大変遺憾に思う。今後は国民から選ばれた公党として、互いの立場を尊重し合って、しっかりと注意深く対応していきたい」等と明言した。
斉藤 この永田という前代議士のせいで、民主党まで謝罪することになった。民主党も大迷惑じゃないの。

告訴は当然

中谷 まったくだ。だいたい、この男は、いままで暴言、失言で、何度も問題になってきたことで有名だ。
鈴木 国会で懲罰動議を出されたケースだけでも、今回で何と4回目だ。
河村 新聞にも「ミスター懲罰」と呼ばれている≠ニ書かれていた(爆笑)。
鈴木 しかも彼は議員を5年しかやっていないのに、4回も懲罰動議だよ(大笑い)。こんなのは日本の憲政史上でも前代未聞だろう。
河村 とにかく悪質だ。さっきも話が出た通り、河野洋平衆院議長(当時)すらも「本人も相当深刻に受け止めなければいけない」と厳しく語っていたほどだ。
中島 結局、彼の発言に対して、民主党も「遺憾の意」。衆院議長も厳重に注意した。異例中の異例のことだ。自分の発言で、どれだけ周りに迷惑をかけたか。どこまで彼は責任を自覚しているんだ?
鈴木 本人は、われわれ青年部代表に「学会員の方々を傷つけたことは、非常に残念」と語っていた。
 ところが、その舌の根も乾かぬうちに、今度は「創価学会」と名前を挙げて、宗教弾圧のデマを言い放ったんだ。告訴は当然だ。
中谷 告訴状によると、何でも彼は「いとこが学会員であるという静岡県在住の人間からの手紙」(笑い)とやらを紹介するかたちで、こう言い放った。
 「(学会員だという人物が)東京都議会議員の選挙をやるときに、3回にわたって東京都に住民票を移して選挙活動をやっていた」と言ったんだ。
鈴木 さらに前代議士は、こう話した。
 「創価学会は宗教団体として認められていない。東京都から宗教団体の認可をもらうためには、どうしても学会系の議員を増やして都に対して圧力をかけていかなければならない。だからやっているんだ」――このように「いとこの学会員」とやらが話していたというんだな(笑い)。

荒唐無稽のデマ

中島 バカバカしい。彼は、その手紙とやらの内容を、自分でキチンと確認したのか?
 そもそも創価学会が東京都知事から宗教法人の設立の認証を受けたのは、50年以上も前の昭和27年8月27日のことだ。
秋谷 その通りだ。戦後、宗教法人法が施行されると、すぐに東京都知事から規制の認証を受け、宗教法人としての法人格を取得した。
斉藤 学会の公式ホームページにも出ている。ちょっと調べれば、すぐに分かることよ(爆笑)。
鈴木 そのいっぽう、学会が選挙の支援活動を始めたのは、昭和30年4月の「第3回統一地方選挙」からだ。
 学会が支持する都議会議員も、この時、初めて誕生した。
中島 学会が宗教法人を取得した時に学会系の議員≠ネんか一人もいない。都議会はおろか日本中に誰一人いない。それどころか、学会は支援活動すらしていない。
 これで、どうやって「圧力」をかけたというんだ? バカバカしい(爆笑)。
秋谷 まったく事実無根、支離滅裂、荒唐無稽(こうとうむけい)千万のデマだ。
中谷 民主党も大変だな。こんなのを抱えて(爆笑)。
河村 いや、党内でも「手におえない」という話だよ(大笑い)。
秋谷 とにかく政治家ならば、自分の発言にキチンと責任をもつべきだ。そして、自分の誤りを認める潔さ、度量をもつべきだ。我々は今後の経緯を厳しく見ていく。監視していく。

(2005. 9. 3. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、桃原沖縄総県長、安谷屋沖縄総県婦人部長、平良沖縄総県青年部長、大城沖縄総県男子部長、東江沖縄総県女子部長

45周年の佳節

大城 学会創立75周年の本年。なかんずく我が沖縄は幾重にも佳節を迎える。
平良 まず今年は「沖縄支部」の結成45周年です。
桃原 45年前の7月16日、初めて池田先生が沖縄に来てくださった。
 奇しくも日蓮大聖人が「立正安国論」を提出されて700年のその日だった。
秋谷 不思議な一致だ。「沖縄から立正安国の大闘争を」との御仏意(ごぶっち)と思えてならない。
安谷屋 翌17日、先生が出席してくださり、沖縄支部が結成されました。
平良 以来45年。かつてはミサイル基地だった場所が、今では学会の沖縄研修道場として蘇った。平和の発信基地に生まれ変わった。
大城 世界中から識者が訪れている。先日も、中国の新聞社の人が来られ、真剣に見学されていました。
東江 また今年は、池田先生が小説『人間革命』の連載を開始されてから40周年です。
大城 昭和39年12月2日。池田先生は、大海原を見渡す沖縄本部で、小説『人間革命』の執筆を開始された。
安谷屋 「いちばん苦しんだ人々が、いちばん幸せになる資格がある」。戦争で一番苦しんだ沖縄から広布の歴史が綴られたのです。
東江 有名な一人の人間革命が一国の宿命を、また全人類の宿命の転換をも可能にする≠ニいう主題は、沖縄から世界中に発信されたんですね。
平良 連載開始40周年を記念して「人間革命の碑」が沖縄研修道場に建立されました(7月17日)。
桃原 どれほど深い使命の地か。この創立75周年の大闘争! 断じて大勝利で勝ち飾ろうじゃないか。
 「完勝の旭日(きょくじつ)」を赤々と昇らせようじゃないか。
大城 やりましょう! 青年部は断固、戦います!
 フランスの歴史家ミシュレも不屈の闘争が歴史をつくる≠ニ言った。我々も断じて勝利の歴史を築く!
秋谷 沖縄は日本最初の広宣流布の地域≠セ。断じて勝ってもらいたい。
 全国の同志が祈り、応援している。

勝利は南から

大城 ところで、注目の衆院選まで、あと7日と迫った。
桃原 われわれ国民を代表する政治家を選ぶ選挙だ。
 断じて、実現力、改革力ある人物を送り出さなければ!
平良 その通りだ。いい加減なのを代議士にしたら損をするのは有権者だ。
大城 沖縄では昨年、県議会議員選挙があった。公明党は大激戦のなか全員当選の大勝利だった。
東江 「参院選の前哨戦」と、全国的にも注目された選挙でした。
秋谷 昨年は沖縄の支援者の奮闘のおかげで、公明党は参院選も大勝利できた。
 「勝利の波は南から」。本格的に、そういう時代に入った。全国が沖縄の戦いに刮目(かつもく)している。学んでいる。
桃原 それにまた7月10日には那覇市議選があった。ここでも公明党は過去最高の得票率で全員当選。大勝利だった。
青木 見事な勝利だった。那覇は連戦連勝だ。
平良 公明党が与党に入って6年。庶民の目線で実現した数々の「実績」が高く評価されている証拠だ。
秋谷 いよいよ総選挙だ。この暑いなか、支持者は懸命に走っている。うねりを起こしている。だからこそ、議員、OB、家族が動きに動くべきだ。
桃原 その通りだ。今こそ支持者の恩に応える時だ。忘恩の議員の屍なんて蹴散らして戦え!
青木 忘恩の議員というのは、どいつもこいつもソックリだ。
 性根が卑しい。金に卑しい。成金趣味。銭狂い。女たらし。遊び人。卑しい性根というのは恐ろしい。争えないものだ。
秋谷 その宿命を転換するために仏法があるのに、人間革命できなかった。魔に負け、己に負け、世法に負けた。
 誰のせいでもない。全部、自業自得の末路だ。
平良 あの竹入も昭和45年当時、沖縄に来た。さんざん遊びほうけてタチの悪い病気にかかった。
桃原 有名な話だ。選挙応援の名目で沖縄に来て、遊びに遊んだ。その揚げ句、病気にかかったんだ。
大城 昭和45年頃といえば、沖縄は復帰前後だ。公明党が党をあげて、米軍基地問題等に取り組んでいた時期じゃないか。
青木 とんでもないやつだ! とても、まともな人間ができることではない。
秋谷 何度でも言うが、竹入のような裏切り者は必ず永久追放する。恩知らずは絶対に放置しない。
 魯迅は「水に落ちた犬は叩け」と宣言した。いわんや破邪顕正(はじゃけんせい)の日蓮仏法は厳しい。断じて容赦しない。

党を甘やかすな

安谷屋 ところで最近、新聞やテレビが毎日のように世論調査をやっている。見ていると、民主党の支持率が、ずっと低迷しているわね。
桃原 支持者が不満をもっている。
 今の民主党は良くない。ガッカリだ≠ニいう声が、あっちからもこっちからも出ているじゃないか。
大城 本年5月、民主党が実施したアンケートでも、約4分の1もの人が党への不満や注文を挙げていた。朝日新聞(7月14日付)に出ていた。
平良 僕も読んだ。「なぜ連立内閣の支持率が維持されているのか」を聞いた。
 すると「民主党は全く存在感がない」「党内の意見がばらばら」「郵政民営化への方針が不明確」「審議拒否は時代錯誤」と厳しい指摘がずらり、だったようだ。
東江 要するに「民主党への失望が内閣支持率を高めた」という声ね。
平良 アンケートは、民主党のホームページなどでモニター登録した人を対象に行われた。民主党に親近感をもつ人たちも厳しく見ているということだ。
秋谷 国民は賢明だ。この声を真摯に受け止めてもらいたいものだ。
桃原 その通りだ。人間も政治も、大事なのは「何を成し遂げたか」だ。
 野党の政治家も、口先だけでなく、堂々たる結果、実績を残してもらいたい。
大城 民主党支持者の友人も先日、語っていた。
 「民主党は前回の衆院選でも、参院選でも議席を伸ばした。だが、ロクに仕事をしていない。国民の期待を裏切ったんだ。罪は重い」
 「僕も今回は、与党を支持したい」と言っていた。
平良 僕の友人も残念そうに話していた。
 「党がだらしない時は、支持者がお灸を据えなきゃいけない。党を本当に愛するならば、厳しく鍛えるべきだ。甘やかしたら、本物の政治家は育たない」と語っていた。
青木 まったく、その通りだ。とにかく野党第1党なんだ。立派に責任を果たしてもらいたい。他党の批判をするのは、そのあとじゃないか(笑い)。

(2005. 9. 4. 聖教新聞)