創立80周年へ 前進と勝利の座談会

<21>  <22>   <23>   <24>
<25> 世界に雄飛する創価教育
<26> 公明党は創立の魂を忘れるな
<27> 議員は支持者に恥をかかせるな
<28> 政治家は誠意を持て
<29> 小人ほど我が身を偽る
<30> 悪党は真実の剣で打ち倒せ

 

 

 

 

<21>
出席者:坂口総合婦人部長、高柳婦人部長、笠貫主任女性部長、杉本婦人部書記長、館野女子部長、今成女子部書記長

世界が賞讃

高柳 先日、池田先生は「7月3日」を記念して、私たちに新しい指針を贈ってくださいました。
笠貫 「私の使命は、広宣流布である。私の使命は、皆さま方が幸福になることである」と贈ってくださいました。
坂口 広宣流布のために! 皆の幸福のために! 皆が深く深く決意しました。
杉本 池田先生に名誉学位を授与したタイの国立メージョー大学のテープ学長も言われていましたね(7月3日)。
 池田先生が世界から慕(した)われるのは、労苦を惜しまない人だからです。
 先生に多くの学術機関から名誉学位が贈られているのは、そのことの証明に他ならない≠ニ、最大に讃嘆しておられました。
館野 本当に、その通りですね!
笠貫 全世界の心ある人々が池田先生とSGI(創価学会インタナショナル)の運動に注目し、期待しています。池田先生ご夫妻を模範の人物≠ニ讃えています。
高柳 全世界から池田先生に贈られた名誉学術称号も198。200を超えることは間違いありません。

「女性の手本」

今成 それに世界の第一級の知性が、先生の人間主義の思想、哲学を心から求めています。
 中国、インド、アルゼンチン、デンマークなど世界の14の学術機関、教育機関が池田先生の哲学、行動を真剣に研究しています。
坂口 すごい時代です。池田先生の思想を、学問として研究して単位が取れる。海外には、そういう大学も出てきたんですね。
高柳 いちばん仏法を知っているはずの日本が、だんだん遅れてしまいましたね(笑い)。
館野 中国の北京大学「池田大作研究会」の賈寢(かけいけん)会長(教授)が語っていましたね。
 池田先生の思想を研究することは、人類の幸福にとって、大いにプラスになると実感します≠ニ断言していました。
高柳 賈教授といえば、先生の奥様についての論文(「池田香峯子――平凡さの中で光り輝く美しい女性」)も書かれています。
笠貫 そうでしたね。賈教授は、聖教新聞にも寄稿しておられました。
 奥様について@善良にして優しい妻A忍耐強い母親Bいたれり尽くせりの看護師C優秀な秘書D女性の手本、と言われていました。
今成 そして「これは、ひとえに、女史(=香峯子夫人)自身が、戸田先生という恩師のもと、師弟不二(していふに)の実践を通して確固たる信念を持ち、胸中に『勝利』の一念を抱きつつ、長年にわたって自らを修練し続けたからに他ならない」と結論されていました。
坂口 よく見ておられますね!
 私たちは、偉大な池田先生、奥様とともに、はつらつと広宣流布に前進できる。これほどの幸せはありません。

結成55周年

高柳 それにしても本年、婦人部、女子部は、ともに結成55周年の大きな佳節を迎えました。
坂口 婦人部の結成は55年前の6月。女子部は7月の結成です。
笠貫 婦人部では結成55周年を記念して、各地で「平和の文化フォーラム」を盛大に開催しました。
杉本 全国85会場で開催し、約6万人の方々が来場しました。
笠貫 このフォーラムでは、370人の婦人部員、女子部員が、仕事や地域活動、そしてまた信仰体験をもとに体験主張を発表しました。
坂口 どの主張も、確信にあふれ、深い哲学と生き方を紹介しながらの堂々たる内容でした。
高柳 まさに「現証(げんしょう)にはすぎず」。「体験にまさるものなし」でしたね!
笠貫 多くの来賓、友人も、驚嘆されていました。
坂口 「池田名誉会長のご指導を実践しているから、皆さんは、どんなことがあっても、明るく、前向きに乗り越えていけるんですね」
 このように言われていた東北の女性団体のリーダーの言葉が、私の耳から離れません。
杉本 群馬県の女性有力者は、こう言われていました。
 「体験から発せられた言葉の重さ、強さ、美しさに感動しました。
 『語る』までの日々の重さを推しはかれば、その一言一言の重みは人生そのものの重みでもありましょう。信仰を持った人の心の強さを、しみじみと感じました」と語っていました。
笠貫 鹿児島のフォーラムに参加された女性の大学教授。感動し、涙ながらに挨拶してくださいました。
 「赤裸々の体験を、声高らかに、堂々と話をされる登壇者の姿。また聴き入る会場の皆さんの真剣さに、言葉がつまりました」
 「創価学会の皆さまは、どこまでも人のために行動している。その行動が、決して『他を出し抜くため』ではないことに深い感動を覚えます。島国根性とは正反対のグローバルな心で行動されていますね」と。
杉本 大阪で市の教育長をしている女性も絶賛していました。
 「皆さんが力強く困難を乗り越え、自信を持っていられるのは、人生の師匠・池田先生の指導の通りに行動しているからです。今、さまざまな分野で女性が立ち上がっていますが、各分野で活躍する女性が一堂に会することができるのは、創価学会の婦人部しかいない。素晴らしいことです」とまで、期待してくださいました。

マスコミも注目

高柳 マスコミも注目していましたね。
笠貫 和歌山のフォーラムは地元の8紙で紹介。テレビのニュースでも放送されました。
 ラジオでは、なんと総県婦人部長が生放送で登場して、フォーラムの予告をしました(拍手)。
杉本 宮崎ではテレビでフォーラムの予告が放送されたんですよ。
高柳 池田先生、奥様も万感の思いで見守ってくださいました。どの会場にも、池田先生がメッセージを寄せてくださいました。
 鳥取のフォーラムに参加された市民団体の代表の方も「名誉会長が、こんなところまでメッセージを贈られているとは、知りませんでした」と驚いておられましたね。
坂口 「名誉会長は国際人ですね。『私も妻も』と奥様と連名でメッセージを贈られるんですね」と驚いていた識者もいました。
笠貫 それに、発表者が引用した、古今東西の先哲(せんてつ)の言葉、箴言(しんげん)。これに驚いた識者もいました。
 「私が聞いたこともない外国の方の言葉をご存じとは! 皆さん、ふだんから、こういうことまで学んでいるんですね。すごいですね」とビックリしていました(笑い)。

「学会員は安心」

高柳 東京・日野市では地域の有力者が、こう言っていました。
 「以前は両親から創価学会には近づくなと言われていましたが、今は違う。自分の子が学会の人と縁していると聞いただけで安心できる」と言われていました。
坂口 かつては「貧乏人と病人の集まり」などと言っていた。それが今や学会は「立派な人」の代名詞。大きく見方が変わってきた。
笠貫 「学会員と知り合いというだけで安心する」と言う人が、あっちにもこっちにも出てきたのが、何よりの証拠です。
坂口 学会に対する周囲の見方が、音を立てて変わってきている。深く実感しますね。
館野 平和の文化フォーラムでは、女子部も一緒になって、取り組んだところも多くありました。ありがとうございました!
杉本 そうでしたね! 感動的な主張をした女子部のメンバーも、たくさんいますよ。
高柳 とにかく、フォーラムに参加した多くの方が学会の婦人部、女子部の皆さんこそ人類の希望であり、人類の太陽である≠ニ讃えてくださった。
坂口 いよいよ「創価の女性」が輝く時代が到来しましたね!

(2006. 7.20. 聖教新聞)

 

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出席者:坂口総合婦人部長、高柳婦人部長、笠貫主任女性部長、杉本婦人部書記長、館野女子部長、今成女子部書記長

高柳 「女子部は一人も残らず幸福に」――戸田先生が提唱された、永遠の指針です。
 今、創価の女性運動に、社会は、ますます注目しています。
笠貫 大阪国際理解教育研究センターの鄭早苗理事長が語っていました。
 ――通勤電車で、時折、聖教新聞を広げて読んでいる若い女性を見かける。その姿を見るにつけ、学会では、母親たちが何ら臆することなく、自分の信仰心を子どもたちに伝えてきたのであろうと思う。
 誇りをもって自らの価値観を伝えてこられた「学会の母」に大きな敬意を表したい――こう、言われていたというんですね。
坂口 本当に、その通りですね。どこの女性団体も、今や後継者がいない。頭を抱えている。深刻な問題です。

女子部を強く

高柳 学会は、池田先生のご指導の通り、人材を育てている。後継者が陸続と出ている。どれだけ偉大か。
杉本 著名な作家が言われていました。
 「学会は責任者が変わるたびに『次は、この人です』と挨拶に来られる。後継者につなごうという姿勢が素晴らしい。ほかの団体では、なかなかないことだ」と驚いておられた。
坂口 いま池田先生は「女子部を育てよう」と、最大に力を入れてくださっています。
 万代の広宣流布のために、学会の未来のために、大先見の布石を打ってくださっているのです。
高柳 女子部を育てれば、女子部はもちろん、婦人部も喜ぶ。娘が頑張れば、お父さんである壮年部も喜ぶ。女子部が増えれば、みなが嬉しい(笑い)。
 本当に、ありがたいご指導でしたね。女子部の勝利こそ学会の勝利です。
館野 女子部のメンバーも言っています。
 「今までは、婦人部の先輩方が近寄りがたくて、少し避けていました」(笑い)
 「それが、一緒に家庭指導や折伏に歩いてくださるなかで、いろいろ教えていただき、本当に有り難い存在だと実感しました」と感激していました。
今成 今、婦人部をはじめ各部の皆さんが全力で「女子部を増やそう」「女子部を強く」と応援してくださっています。
 本当に、ありがとうございます!

北でも西でも

館野 この7月19日、女子部は結成55周年の佳節を迎えました。
 全国各地で「女子部の拡大」の勝利のエピソードが生まれています。
今成 広大な北の大地に広がる北海道のオホーツク常勝圏。これまでは、会合に参加する女子部員が少なかった。
館野 オホーツク常勝圏は、遠軽町、湧別町、上湧別町、そしてサロマ湖のある佐呂間町の地域で、圏の端から端までが、なんと80`ほどもある。
 とてつもなく広い圏なんです。
笠貫 80`といえば、直線距離で「東京から箱根」「大阪から姫路」までくらいの距離ね。
坂口 さすが北海道。スケールが違う!
今成 ですから隣の本部に行くだけでも、10`も20`もあるわけです。
館野 女子部の県幹部は隣の圏の地域から通うから、もっと遠い。50`ほどの距離を通っても、誰にも会えないことだってある。
 それでも地元の部長さんと一緒に「一人の女子部員のために」と通い続けたのです。
今成 婦人部、壮年部の方も「女子部を増やそう」と、懸命に歩いてくださいました。
館野 そして、今では、会合の参加者が、なんと昨年の22倍にまで増えた(大拍手)。
坂口 すごい!
杉本 それに常勝関西の東大阪池田圏。ここでは婦人部が率先して「女子部の拡大は、私たちの戦い」と真剣に取り組みました。
今成 女子部のメンバーも、婦人部の気迫と祈り、情熱的なトークに大いに刺激を受けて大成長。今年に入ってから、圏で、なんと86人も女子部員が増加したのです!
杉本 感動のエピソードも生まれました。
 婦人部総会に参加した女性が入会、婦人部員の娘さんが入会、男子部員が彼女を折伏、壮年部が若い女性のいる一家ごとを折伏、錦宝会メンバーが近所の若い女性を折伏等々……。
 女子部の部員増加が出来るたびに「速報エピソード」を圏内に発信。エピソードが多すぎて、発信が間に合わないくらいだったそうです。
今成 各部の皆さんの応援を受けて、圏女子部としても、本年5月下旬以降だけで54世帯の折伏を達成。全国を大きくリードしています。

多宝会の活躍

坂口 それにまた、多宝会、錦宝会の先輩方も大活躍です。
杉本 その通りですね。
 先月、婦人部では結成55周年を記念する婦人部総会を全国の数十万会場で開催しました。
高柳 私も改めて実感しました。地域で友好の輪を広げてくださっているのは、多宝会の先輩方が多いですね。
杉本 高知県の四万十川が流れる窪川希望圏。支部副婦人部長の遠山稲美さんは76歳の多宝会です。
 遠山さんは、この1年半余りで11世帯の折伏を成就。地域でもボランティア活動に取り組み、信頼抜群です。
笠貫 そうなんですよ。
 しかも遠山さんの友人の元町長が聖教新聞の長期愛読者。その元町長さんが、なんと「『わが友に贈る』の言葉がとてもいいので、自宅の掲示板に書かせてもらいたい」と希望。
 JR土佐大正駅の真ん前の大きな掲示板に、墨痕(ぼっこん)鮮やかに「わが友に贈る」の言葉が書かれるようになったのです(拍手)。
杉本 婦人部総会では、この元町長さんが自宅を会場に提供してくださり、地域の友人が参加。大反響を呼びました。

通称「学会通り」

笠貫 東京・世田谷区の新町本部では関谷てつ子副本部長が現在、町会の婦人部長として活動。
 先月には、長年の地域貢献に対して区から表彰されました。
杉本 本年5月に自宅で開催した婦人部総会には64人もの地域の友人が参加。大盛況でした。
高柳 千葉・習志野常勝県の若林モト子支部副婦人部長、清野マサエ副白ゆり長の住む地域は通称「学会通り」。
 みなの活躍で、地域の42世帯中なんと40世帯が聖教新聞を購読したことがあるそうです。
坂口 あの地でも、この地でも、模範の婦人部がいる。使命の女子部がいる。
高柳 池田先生のおっしゃった「21世紀は女性の時代」。「創価の女性の時代」が、いよいよ本格的に開幕しました。

(2006. 7.24. 聖教新聞)

 

<23>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田稔副理事長、正木副会長、竹内青年部長、佐藤男子部長

秋谷 「公金横領事件」で訴えられた「学歴詐称」の竹入のやつ! いよいよ裁判が始まったようだな。
正木 ああ、夕刊紙にも出ていたな。あいつの老醜の惨めな姿が出ていたよ(笑い)。
秋谷 竹入は、委員長の立場を悪用して、党の資金を着服し、女房に500万円の指輪を買っていた。それで公明党から訴えられたんだ。

別の女性にも

竹内 しかも、竹入が宝石を買い与えていたのは、女房だけじゃない。別の何人もの女性にも宝石を配っていた。公明新聞に詳しく書いてあった。
佐藤 それを聞いた新聞記者が「やっぱりな。女房にだけなんてことは、ありえない。やっぱり氷山の一角だったな」と呆れ果て、軽蔑しながら言っていた。
秋谷 悪事は必ず露見するんだ。
青木 あの恩知らずの畜生野郎の正体が、最近も続々と発覚しているじゃないか。
佐藤 その通りだ。
 まず「学歴詐称」「経歴詐称」。それに「盆栽狂い」「料亭狂い」「女狂い」「芸者狂い」!
竹内 東京の一等地の豪邸に住んだり、軽井沢の高級別荘地に別荘を建てたり。
 この異常な「金狂い」!
原田 そんな贅沢をする金を、どこで稼いだ? どこで貯めた? 誰に貰った?

超高級店ばかり

竹内 あいつが学問も教養もない、貧乏育ちだったことは有名だ。
 下郎ほど、成金趣味で遊びたがる。あいつが、どんな料亭に通っていたか。その恐るべき実態も分かってきた。
青木 詳しく創価新報にも出ていたな! 仰天するような、超高級の店ばかりだ。
正木 名前は言わないが、まず東京・銀座の老舗料亭。最低料金のコースでも、なんと8万円もするという。
佐藤 ほかにも創業200年近い老舗料亭。東京・九段の超高級ふぐ料理店。ここは最低でも1人4万円だ。
正木 もちろん、税金、サービス料、席料などは全部、別料金だ。
竹内 さらにまた、京都の超高級料亭。ここは英国の王室や、米国の大統領など国家元首クラスが訪れる、日本屈指の料亭だ。
佐藤 竹入は自分だけでなく、女房やら家族やら二十数人も引き連れて飲みちらし、喰いちらかしていた。畜生のようだ。
原田 一晩だけで何と200万円の大散財だ。あいつは口を開けば「大衆のため、庶民のため」と抜かしていた。
秋谷 何が庶民のためだ。全部、自分の欲のため、自分の贅沢のためじゃないか。
正木 あいつが大喜びで通った店は、ほとんどが「老舗」で「会員制」だ。
 料理に使う器までもが文化財級の名品。座敷は庭園つき。「超」の字のつく高級な店ばかりだ。
原田 われわれは騙された。とことんまで騙された。もう、こんな畜生議員は、金輪際、まっぴら御免だ。
 こんなやつが議員では、われわれ支持者は戦えない。友人にも「応援してほしい」なんて、とても言えない。

議員が戦え!

秋谷 竹入や忘恩の元議員どもの悪事を語るたびに、この座談会には全国から怒りの声、手紙、ファックスなどが殺到する。
 公明党の議員は、この支持者の怒りを知れ! 貴様たちが出した裏切り者じゃないか! 貴様たち議員が生命がけで戦え!
佐藤 たとえば「衆参ダブル選挙」があった1980年(昭和55年)の6月も、竹入のやつは支持者に隠れて遊び、支持者を騙していた。
竹内 その通りだ。選挙区の応援に行くフリをして「盆栽漁り」をやっていた。
佐藤 最近、一段と実態が分かってきた。
 竹入は80年6月、九州の選挙区の決起大会に行った。ところが応援は口実で、実際は裏で高価な盆栽を漁っていた。
原田 それも、あいつは選挙区入りするやいなや「盆栽が見たい」と言い放った。
青木 第一声が「盆栽」。そんな、ふざけた党首が、どこにいる!
正木 しかも、だ。竹入のやつが目をつけるのは、80万円から100万円もする高価な「黒松」ばかりだった。
竹内 周囲には「いいものを見て英気を養うんだ」なんて言い訳を並べていた。
 「盆栽を見ていると疲れが取れる」「焦って戦うだけが能じゃない」「忙中閑あり」なんて大物ぶっていた。
青木 権力と金は人間を狂わせる。
 戸田先生が「どんなに偉くなっても、中流の生活を忘れるな」と仰っていた通りだ。
秋谷 戸田先生は議員に対して、それはそれは厳しかった。
 「増上慢(ぞうじょうまん)の議員は叩き出せ」「恩知らずとは一生涯、戦え」等と繰り返し厳命されていた。
佐藤 結局、竹入は一鉢100万円もする盆栽を買い込んだ。それもポンと、その場で、だ。
原田 この時の選挙では、公明候補が惜敗した。どれだけ支持者が悔しかったか。涙をのみ、悲しんだか!
秋谷 やりきれない。死にものぐるいで応援して、偉くして、その結果、さんざん威張られて、利用されて、騙されて、揚げ句の果ては裏切られて、これでは支持者は、やりきれない。
 だからこそ、我々は政治家を厳しく監視する。インチキ議員は許さない。支持者の当然の権利であり、責務だ。

(2006. 7.27. 聖教新聞)

 

<24>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田稔副理事長、正木副会長、竹内青年部長、佐藤男子部長

(ブラジル)SGIの勝利

原田 先日、池田先生と奥様に対して、ブラジル全国都市連合協会から「栄誉賞」が授与された。
正木 素晴らしい授与式でしたね。
 今やブラジル各界が、こぞって先生を賞讃している。その歴史の象徴だった。
秋谷 ブラジルからは、これまでも南十字国家勲章をはじめ、学術機関から数々の名誉学術称号、70を超える名誉市民証が先生に贈られている。奥様への顕彰も50を超えている。
 どれほど偉大な師匠であられるか。ブラジルSGI(創価学会インタナショナル)は見事に勝った。

元凶は日顕

原田 かたや、ブラジルでも反社会的集団で有名も有名な日顕一派(笑い)。またもや断罪されたそうじゃないか。
竹内 その通りだ。
 日顕一派によるブラジル・サンパウロの「一乗寺乗っ取り」事件をめぐる裁判で、サンパウロ州高裁が先月4日、日顕側敗訴の判決を下した。
佐藤 日顕一派のブラジルでの敗訴は、これで、なんと13回目だ。
青木 13回も負けたのか(笑い)。
秋谷 それだけ負けていると、何が何やら、分からない(笑い)。
正木 1999年7月に、一乗寺の一部を不法に占拠していた坊主らが、裁判所の判決に基づいて強制退去処分を受けた。今回の裁判は、この処分に対して日顕一派が不服を申し立てたものだった。
竹内 これに対してサンパウロ地裁は2001年2月、日顕一派の申し立てを却下。
 日顕一派は、性懲りもなく控訴していたが、今回、サンパウロ州高裁が控訴を棄却したものだ。
秋谷 そもそも、この「一乗寺乗っ取り」事件も元凶は日顕だ。
佐藤 もともと一乗寺は、SGIならびにメンバーの真心の寄付によって81年に建立されたものだ。こうした経緯から、ブラジルSGIの幹部が一乗寺の法人の理事を務め、運営していたんだ。
竹内 ところが91年6月、ブラジルの法律上、何の法的権限ももたない日顕のやつが、勝手に日顕宗側の人間を理事に任命し、法人を乗っ取ろうとした。
原田 当然、ブラジルの法律上、何の意味もなさない「日顕による任命書」は裁判で無効と判断された。
竹内 日顕一派の陰謀は、ブラジルの司法当局によって、何度も断罪された。
佐藤 それでも日顕一派は、勝ち目がないと分かり切っているような裁判を「悪あがき」で起こしてきた。
正木 これも糸を引いているのは日顕だ。日顕が裁判を起こさせているんだよ。
秋谷 日顕にしてみれば、当時、法主であった自分の任命書が「無効」と判断された。大恥をかいた。悔しくて悔しくて、しょうがない。
正木 その腹いせで、いつまでも、ダラダラと裁判を起こし続けているんだ(笑い)。
原田 だいたい日本国内でさえ、あいつの「ニセ法主」疑惑が原因で最高裁で3敗した。そんなやつの任命書なんか、海外で通用するわけがない(爆笑)。
秋谷 我々は、何十年間と坊主連中と付き合ってきたから、よく分かる。
 坊主が、どれだけ金に汚いか。嫉妬深いか。しつこいか。どれだけ執念深く、ガメツイか。
青木 まったくだ、まったくだ。本当に、しつこい、卑しいやつらだったな(笑い)。
秋谷 だが、その結果は、同じ事件で13回も裁判で敗北だ。かえって日顕一派のあくどさ、悪辣(あくらつ)さがブラジル中、世界中に知れ渡っただけだ。

山崎も敗訴続き

佐藤 それにしても、日顕といえば、師匠の山崎正友のやつも、敗訴、敗北だらけだな(笑い)。
竹内 実は、山崎は今月19日にも、同じ日に2件の裁判で敗訴した(笑い)。
原田 日顕一派の敗訴も数が多すぎて分からないが、山崎の敗訴も訳が分からなくなってきた(大笑い)。
佐藤 せっかくです。整理して説明しましょう(笑い)。山崎の裁判での敗北は、あの凶悪な3億円恐喝事件での「懲役3年」の実刑判決をはじめ、これまでに16件の裁判で敗北している。「合計16件」だ。
竹内 まず@恐喝事件で懲役3年の実刑判決が確定(91年、最高裁)。
 それにA下劣な不倫事件で訴えられて300万円の賠償命令が確定(03年、最高裁)。
佐藤 Bその不倫相手の夫を中傷して賠償命令が確定(本年3月、東京高裁)。C都内在住のジャーナリストをデマで中傷し80万円の賠償命令(本年1月、東京地裁)。
竹内 このほかに、あいつが書き殴ったデマ本の記述が原因で、これまでに合計12件の裁判で敗訴している。
正木 どれも山崎の悪辣な人権侵害が厳しく断罪されたものだ。
佐藤 このうち岐阜県の学会員に対する人権侵害事件では、裁判上の手続きによって、山崎が慰謝料17万円を支払うことを約束。自分が書いたものが「不適切であること」「原告(=学会員)に精神的苦痛を与えたこと」を認め、公式に謝罪した(今月4日、横浜地裁)。
竹内 それに兵庫県の学会員に対する人権侵害事件でも、山崎が慰謝料を支払い、公式謝罪した(今月18日、横浜地裁)。
正木 これで現在、山崎の裁判での敗北は16件。まだまだ記録を更新中だ(笑い)。

破和合僧の末路

原田 山崎のやつは「地球上から、学会員を一人もいなくさせてみせる」と、言い放っていた。それほど調子に乗っていた。
 坊主やら雑誌の連中やらと根深く結託しては、陥れの謀略を、さんざんに仕掛けてきた。
青木 その結果が、凶悪な恐喝事件で実刑。これまでに16件もの裁判で断罪、敗北だ。
秋谷 ご覧の通り、自分のほうが吹っ飛んだ(爆笑)。
原田 御聖訓に「過去現在の末法の法華経の行者を軽賤(きょうせん)する王臣万民(おうしんばんみん)始(はじ)めは事(こと)なきやうにて終(つい)にほろびざるは候(そうら)はず」と厳然と仰せだ。全部、この御文の通りになった。
秋谷 山崎にしろ、日顕にしろ「末法の法華経の行者」の直系である学会を陥れようとした。「破和合僧(はわごうそう)」の大罪が、どれほど重いか。その仏罰だ。
 裁判での断罪、敗北の現証を見よ。大聖人の裁きが、いよいよ始まった証拠だ。

(2006. 7.31. 聖教新聞)

 

<25> 世界に雄飛する創価教育
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田稔副理事長、正木副会長、竹内青年部長、佐藤男子部長

大人材を輩出

秋谷 池田先生が創立なさった創価大学が開学して本年で35年。創価大学も、創価学園も大発展だ。どれほど偉大な先見か。
佐藤 キャンパスの話題も、にぎやかだ。
 創価大学生が「鳥人間コンテスト」で2年連続で優勝したり。創価学園生がダンス大会で日本一になったり。「ディベート甲子園」で準優勝したり。みな、伸び伸びと活躍している。
原田 卒業生も世界中に雄飛している。各界で信頼を勝ち取り、大活躍しているじゃないか。
青木 そういえば先日の週刊誌にも国会議員の出身校ランキング≠ェ出ていたな。
 そこで何と創価高校出身は3位、創価大学出身は10位と出ていた。
秋谷 日本の幾千、幾百という高校、大学の中で、これは驚くべき壮挙だ。
正木 私も卒業生の一人として本当に嬉しい。素晴らしい活躍です。
 全世界の卒業生も、さぞ喜んでいると思う。
佐藤 これは「週刊朝日」(8月18日・25日合併増大号)の記事だ。
 国会議員の「出身高校・大学ランキング」の特集記事が大きく出た。
竹内 この記事によると、創価高校出身者は10人。慶應義塾高校、麻布高校に続いて3位だった。
佐藤 そして創価大学は東北大学、法政大学、立教大学と並ぶ10位に入った。
青木 堂々たる実績じゃないか!
 池田先生が創立された大学、学園は、いよいよ陸続と、人材を輩出している。その証明だ。
秋谷 その通りだ。
 創価の学舎(まなびや)を巣立った政治家が、国民のため、社会のため、一段と縦横無尽に戦ってほしい。
 われわれは心から期待している。応援している。

議員には厳しく

佐藤 それにつけても、支持者の大恩を忘れ、金に狂い、欲に狂い、遊びに狂いきった、恩知らずの議員ども!
秋谷 思えば戸田先生が、最後の最後まで心配なされ、厳重、厳格に指導されたのも議員だった。どれほど厳しかったか。
 議員に対しては、どれほど厳しく言っても、厳しすぎることはない――それはそれは厳格でいらっしゃった。
青木 私も、よく覚えています。
 「今は新しい気持ちで張り切っている。しかし、下手をすれば、すぐに精神が毒され、私利私欲に狂ってしまう者が出ないともかぎらない」
 このように先々を厳しく、鋭く、見通しておられた。
秋谷 どれほど「権力の魔性」が恐ろしいか。
 戸田先生は知悉(ちしつ)しておられた。
 「現実は修羅場であり、戦場である。社会の泥沼には、権力闘争が渦巻いている。その中で、妙法の政治家を育てていくのだから、相当の覚悟が必要だ」
 つねづね語っておられたことは有名だ。

人間ではない!

原田 また「議員は気取るな! 威張るな! 見栄っ張りになるな!」とも指導された。
青木 当然です。まったく正しい。
 ちょっとでも目を離すと、すぐ付け上がる。堕落する。腐る。それが議員だ。
 だからこそ戸田先生は、池田先生をはじめとする青年部に「青年は心して政治を監視せよ」と厳命されたのです。
秋谷 「政治を監視せよ」。そして「心して政治家を監視せよ」と厳命なさった。これが戸田先生の御遺言です。
青木 なにもかも支持者のおかげで議員にまでしていただいた。
正木 どこの馬の骨かも分からない人間が、ありがたい、もったいない期待をいただいて、偉くしてもらった。
 親にも勝る大恩だ。その大恩を踏みにじるとは!
秋谷 人間ではない。動物だ。畜生だ。いや、それ以下だ。
 すべて支持者あっての議員、支持者あっての党だ。その恩を忘れる。
 こんな連中を野放しにしていたら、戸田先生に申し訳がない。学会が公明党を支持する意味も全くない。
 だから厳しく糾弾しているんだ。

忘恩の怪物

青木 忘恩といえば竹入!
秋谷 最近も、党の資金500万円を横領していたとして党から訴えられたばかりじゃないか。
原田 公明新聞にも、一般紙にも、大きく出ていたな。
佐藤 訴えによれば、あいつは都内の高級百貨店で、女房に宝石の指輪を買った。それも党の資金から500万円もネコババして、指輪を買った。重大な着服、横領の疑いだ。
原田 金は怖い。権力は怖い。この狂いに狂った竹入のザマを見ろ!
秋谷 ここまで人間は腐るという一つの証拠だ。この事実を知った全国の支持者の怒りが、どれほど凄まじいか。手紙が、電話が、ファックスが、日本全国から殺到している。
 公明党は、猛省せよ!

(2006. 8.17. 聖教新聞)

 

<26> 公明党は創立の魂を忘れるな
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田稔副理事長、正木副会長、竹内青年部長、佐藤男子部長

青木 畜生以下の忘恩野郎の竹入義勝!
 前回は、あいつが党の資金500万円を横領していたとして、訴えられた話が出た。
竹内 金だけじゃない。汚らわしい女性問題もワンサとある。九州でも最近、発覚したばかりだ。
原田 そうだったな。公明新聞に出ていたな!
佐藤 あの「女狂いの怪物」の竹入のやつは、委員長になって間もない昭和40年代に、親子ほども年の離れた女性を毒牙にかけたんだ。
正木 公明新聞の記事によると、九州での遊説で、選挙運動員だった20歳そこそこの女子学生に目を付けた。
 それで高価な宝石やら腕時計やらを送りつけ、誑(たら)し込んでいったという話だな。
秋谷 かりにも国会議員だ。それも公党の党首だ。それが選挙運動員の女性を騙す。事実なら、言語道断だ。
青木 「金、金、金」「女、女、女」。どこまで下劣か、畜生か。正体が、いよいよ暴かれてきたな!

謙虚になれ!

秋谷 本当に戸田先生は、先の先まで見抜いておられた。
 「議員が学会を利用するだけになったら、断じて応援するな!」
 それはそれは厳しく言い残しておられたことを、私は今もって忘れられない。
青木 昔は議員も皆、戸田先生から厳しく指導をしていただいた。
 だから議員たちも、支持者の真情を理解できた。ピシッと襟を正せた。真剣になれた。
秋谷 むしろ、議員として思う存分に学会活動できないぶん、信心の指導を受けよう、厳しく言ってもらおうと、謙虚に頭を下げてくるのが本当じゃないか。
 結局、全部、支持団体の学会を手段にし、奴隷にしようという魂胆だった。その陰謀に失敗したから、裏切ったんだ。

高級料亭通い

正木 支持者の口を封じ、支持者を騙して、陰で何をやっていたか。遊びだよ。料亭通い。日本全国、あっちでもこっちでも汚く食い散らかしていた。
秋谷 それも自分の家族をコッソリ連れて行くんだ。
青木 畜生というのは、自分のことしか考えないから、一族で固まる。まさに竹入のことだな!
竹内 それも「超」がつく高級料亭ばかり通っていた。
正木 銀座の高級料亭。浅草では芸者衆を呼んでドンチャン騒ぎ。
 調子に乗って、京都でも豪遊していた。
佐藤 京都の高級料亭では、女房や親類まで20数人も引き連れて、何度も遊んでいた。
竹内 いったい、誰の金だ。どこで作った金だ!
原田 ただの高級料亭じゃない。アメリカの大統領や英国の女王の接待に使われた、京都でも指折りの料亭だ。
正木 成金野郎というのは、なぜだか京都で遊びたがる。
 京都で遊ぶと、格好がつくと思っている。どこか自分が高級な人間になれると思っている(大笑い)。
青木 バカめが! 国王や大統領が使った店に行ったからといって、卑しい自分の性根が変わるわけでも何でもないのにな。
秋谷 そういう道理すらも分からない(爆笑)。

夜の銀座で遊ぶ

佐藤 大物を気取りたい一心で、銀座にも目の色を変えて通っていた。
 夜の銀座の並木通りをお供≠引き連れて歩いていた。そういう証言も公明新聞に出ていたっけな。
竹内 これは長野県小諸市の元市議、渡辺和正さんの明確なる証言だ。
 渡辺さんの友人が、銀座をうろついていた竹入を何度も何度も見かけたというんだな。
佐藤 その人は、あまりみっともないので目立つから、やめたほうがいい≠ニ声をかけてやった。それを知らん顔をして、夜の街に消えていったそうだ。
原田 竹入のやつは以前「議員は雑巾と同じ。支援活動をしてくださる支持者にボロボロになるまで尽くすのだ」なんて、ほざいていた。偉そうに、同僚や後輩に言い放っていた。
秋谷 どれほどの根っからの大ウソつきか!
正木 なにしろ「学歴詐称」も平気の男だからな。どんなウソでも平気でつくよ(爆笑)。

議員は恩を知れ

秋谷 戸田先生は、厳しく指導されていた。
 「本当の偉さとは、たとえ人にしてあげたことは忘れても、してもらったことは一生涯忘れないで、その恩を返していこうとすることだ。
 そこに仏法の光がある。また人格の輝きがあり、人間の深さ、大きさ、味わいがある」と、おっしゃっていた。
青木 よく聞け、忘恩の議員ども! 貴様たちは、この戸田先生の指導の正反対じゃないか!
秋谷 戸田先生は「増上慢(ぞうじょうまん)の議員は叩き出せ」と厳命なさった。
 悪は、どこまでも追撃する以外にない。いよいよ追撃だ。叩き出せ!
青木 傲慢(ごうまん)! ウソつき! インチキ! 金狂い! 恩知らず! そんな議員は、世の中のためにも何一つならない。
秋谷 だいたい公明党の結党時のスローガンは「政界浄化」じゃないか。
原田 だったら党が戦え! 党が先頭に立って、インチキ議員を浄化しろ!
秋谷 どこまでも「大衆とともに」。それが公明党の結党以来の大精神だ。
 その「創立の魂」を公明党の全議員、全OBは絶対に忘れるな! ハッキリ言っておく。

(2006. 8.21. 聖教新聞)

 

<27> 議員は支持者に恥をかかせるな
出席者:原田稔副理事長、正木副会長、竹内青年部長、佐藤男子部長、棚野総東京男子部長、森山学生部長

原田 先日、中国の最も権威ある出版社の一つである中央文献出版社から「周恩来、池田大作と中日友好」という本が発刊された。
正木 これは周恩来総理の母校である南開大学・周恩来研究センターの孔繁豊(こうはんぽう)所長、紀亜光(きあこう)秘書長が書かれたものだ。
原田 実は、日本語版も発刊された(白帝社刊)。発刊の日付は、きょう8月24日。池田先生の60回目の入会記念日です。

党創立者の大恩

森山 私も読みましたが、周恩来総理と池田先生の歴史的会見(1974年12月5日)以降の、お二人の行動が詳しく綴られている。
 総理と先生が、日中両国のため、アジアの平和と安定のために、いかに尽力されたかが厳正に記録されている。
佐藤 それに池田先生が1968年9月、いち早く「国交正常化」を提唱された日中提言≠ノついても、新証言が出ていた。
森山 その通りです。
 中国人民対外友好協会の黄世明(こうせいめい)副会長の証言として公明党の初訪中の折、中国外交部では、公明党との会見の前に「池田提言」が重要資料として配布された≠ニ出ていた。
佐藤 そして「公明党は池田先生が創立した政党です。彼らが正式に訪中できたのは、池田先生の68年の講演があったからです」と明言されている。
竹内 その通りだ。これが正しい歴史の証言だ。
棚野 そもそも日中国交正常化の実現に、なぜ公明党が重大な役割を担ったのか。ジャーナリストの西園寺一晃氏も、本書に寄せた序文で書いておられる。
 「答えは簡単である。周恩来が公明党を選んだのである。その背景は68年の池田提言である。創価学会と親密な関係にある公明党を、周恩来は『最も信頼できる政党』と考えたのである」
 このようにハッキリ書いてあった。
原田 周総理の研究で、最も権威ある研究機関が刊行した書だ。その本で池田先生の功績を最大に讃えている。
 どれほど偉大な師匠であられるか。

必ず現証が出る

正木 言うのもバカバカしいが、日中友好を食い物にした、あの学歴詐称の竹入義勝!
 当然のことだが、この本には竹入の「た」の字も出てこないよ(爆笑)。
原田 戸田先生は、竹入なんか全く相手にされなかったが、もし、あいつの狂った悪事を知ったら、それだけ激怒なさったか。
 このインチキ野郎!≠ニ叱り飛ばされたに違いない。
正木 戸田先生は極悪の輩は、その正体を暴き、みなに知らしめていけ≠ニ厳命なさった。
 そして「悪とは妥協せず、徹底的に戦うのだ! 学会員を馬鹿にする者は誰であろうと、私は許さない!」と叫ばれた。
佐藤 公明党は金輪際、竹入みたいな悪党を出すな!
 そもそも竹入みたいのが議員だなんて、恥ずかしくって応援なんかできるわけがない。バカバカしい!
竹内 まったく、その通りだ。
 このさいだ。いい機会だから、われわれ青年部も公明党にハッキリ言っておこうじゃないか。
森山 大賛成だ。まず国から大金をもらいながら、ふんぞり返る。JRの交通費もタダ。だったら、もう少し働いたらどうだ? 支持者の期待に応えたらどうだ?
棚野 それにまた政治は権力、駆け引き、野望の世界だ。
 だからこそ、政治家自身が常に自らを革新していかねばならない。政治家こそ「人間革命」が必要だ。
 それができない議員どもは、支持者にとって迷惑だ。邪魔だ。足手まといだ。

感謝、感謝で進め

正木 当然、議員の家族も同じだ!
竹内 だいたい、どんな権威、権力も「民衆の部下」だ。民主主義社会の鉄則だ。
森山 「憲政の父」尾崎咢堂(がくどう)も議員は思い上がるな。支持者に恥をかかせるな≠ニ叫んでいる。
棚野 それを支持者を下に見る。手段にする。恥をかかせる。そんな党なら、ない方がいい。バカバカしい!
竹内 南米解放の英雄シモン・ボリバルは叫んだ。
 「忘恩は、人間が犯しうる最大の犯罪だ」と。
 忘恩の輩は最低の人間だ。
原田 どんなに偉くなったところで、恩という人間の本筋を忘れたら最後は敗北だ。必ず不幸になる。必ず現証が出る。生々世々、畜生だよ。まともに生まれてこれないよ。
佐藤 「学歴詐称」の竹入!
 貴様が手にした議員の歳費も、議員の立場を利用してインチキして稼いだ金も、もとはといえば支持者を騙して得た金じゃないか!
竹内 早い話が「盗っ人(ぬすっと)」だ。盗っ人は、また盗っ人で生まれてくる。
棚野 それにまた、うわべだけ頭を下げて「支持団体をうまく使おう、やらせよう」。そういうゲス根性の議員!
正木 忘恩の輩は皆が皆、支持団体、支持者をナメている。それで狂っていく。
森山 支持者に任せて、やらせて、うまく利用しようという根性のやつほど卑しいやつはない。
 「感謝、感謝」で進め! バカどもが!

火ぶたを切れ!

佐藤 金儲け、芸者遊び、女遊び。そんなことをやらせるために応援したんじゃないぞ! 一家一族の快楽のために、議員にしてやったんじゃないぞ!
 国民のために戦え! 支持者の期待に応えろ!
 そのための議員だ。それがいやなら、議員をやめろ!
原田 党も、忘恩の裏切り者とは、もっともっと真剣に戦うべきじゃないのか?
 だいたい党から出た、党が出した悪人だろう。当然、党が率先して戦うべきだろう。
 戦っているふりでなく、議員が死にものぐるいで戦え!
 公明党は新しい戦いの火ぶたを断固、切るべきだ。
竹内 その通りだ。
 もう真っ平だ。青年が厳しく見ていく。
 昔と違うんだ。みな、議員と家族には厳しい。だまそう、ごまかそうなんて小細工は通用しない。
 ふざけたやつ、支持者をナメるやつは応援しない。やめてもらおうじゃないか。

(2006. 8.24. 聖教新聞)

 

<28> 政治家は誠意を持て
出席者:原田稔副理事長、正木副会長、竹内青年部長、佐藤男子部長、棚野総東京男子部長、森山学生部長

求道の姿に感動

原田 それにしても、青年部の友の活躍が素晴らしい。この夏も、大きく成長している。
正木 学会には師弟があるからだ。「師弟があったからこそ学会は発展した。青年が伸びている」。心ある識者も、みな一致して見ている。
棚野 そういえば、ハリウッドの人気俳優のオーランド・ブルームさん。彼もSGI(創価学会インタナショナル)メンバーだ。
 7月30日には長野研修道場を訪問。池田先生が最大に歓迎された。
佐藤 僕も同席させていただいた。
 池田先生が、オーランドさんを大きく包容される姿。感動しました。まさに一幅の名画のような場面でした。
森山 僕はオーランドさんとは同い年だが、実に真剣な青年だった。あの懸命に師匠を求める姿に、本当に感動した。
正木 入会以来、先生のご指導を学び抜いてきた。先生との出会いを祈り抜いてきたことが、見ていてよく分かったね。
原田 そのオーランドさんを、先生は大きく包んでくださった。
 公私にわたって温かくアドバイスされ「今の成功が未来の成功とは限らない。『最後の勝利を!』。これが永遠の勝利です」と、励まされた。
森山 あの瞬間、オーランドさんの表情が変わった。「必ず行動します。先生、見ていてください!」と。
 思わず「よし! 俺も戦うぞ!」と心に叫んだのは、僕だけじゃないだろう。

各界で活躍

佐藤 日本の男子部だって負けていない。各界で大活躍している。
竹内 その通りだ。まずはプロ野球。
 創価大学野球部出身の八木智哉投手。昨年の大学選手権では49奪三振の快挙を達成した。
棚野 大会新記録だった。プロが放っておくはずがない。本年4月、期待の左腕として北海道日本ハムに入団を果たした。
佐藤 プロ入り1年目で、すでに9勝を上げている。「即戦力ルーキー」として大活躍だ。
森山 みなが「彼は努力の天才だ」と言う。
 創大に入学した当時は、身体の線も細かった。そのぶん練習の鬼になった。その執念だ。それがプロでの結果につながっているんだ。
竹内 次はサッカーだ。
 ジェフユナイテッド市原・千葉の羽生直剛選手が新生・日本代表に選出された。
正木 有名だ。筑波大学在学中の2001年、ユニバーシアード北京大会で日本代表として優勝。決勝ゴールを決めた選手だ。
佐藤 運動量が、すごい。なにしろ羽生選手が1試合の間に走る距離は15`とも言われている。先日、引退した中田英寿氏でも13`だった。
棚野 試合を観ても、とにかく全力で走っている。相手チームの想定外≠フ角度から走り込んできてチャンスを作る。試合の流れを変える。
森山 相手にとってはピンチ到来だ(笑い)。
 所属するジェフ市原も今年のJリーグでは上位をキープ。そのなかで羽生選手は全試合に出場を果たしている。
原田 新生「オシム・ジャパン」の公式戦第1戦でも見事な活躍だった。日本代表としての今後の活躍が楽しみだね。

創大生に感銘

佐藤 スポーツでは、創価大学の活躍も目覚ましい。
森山 なかでも創大剣道部の躍進!
 この7月には選手が全国大会に出場。いまや全国大会の常連校に成長した。
正木 剣道といえば、先日亡くなった橋本龍太郎元総理は、全日本学生剣道連盟の会長を務めていた。
 その橋本氏は創大剣道部に大いに注目していたそうだ。
原田 そうそう。とくに創大剣道部のOB、中山彰さん(現在は関西創価高校教諭)の試合に釘付けだったという話だな。
棚野 中山さん。「隻腕(せきわん)の剣士」として有名になった人だ。右腕がないハンディを克服し、関西創価高校時代にはインターハイ大阪予選で同校を優勝に導いた。
正木 橋本氏は、中山さんを描いた本も読了。創大創立者の池田先生が中山さんを励ましたさい、中山さんのないほうの腕≠ニ握手したというエピソードに強く感銘した、というんだな。
竹内 橋本氏はまた、中山さんの健闘を、あちこちで語っていた。
 試合場で中山さんと会った印象を「中山君たちから丁寧な挨拶をいただき、恐縮しました。礼儀正しい、良い青年たちでした」「関東学生選手権で、各大学のOBたちが皆、中山君はじめ創価大学全体の健闘をたたえていました」と知人に語っていた。

潔く正直に謝罪

森山 橋本氏といえば、総理在任中、北海道のウソつき夫婦による「狂言訴訟事件」があった。
 自民党の機関紙も、ウソつき夫婦のデマに加担して騒いだ。
竹内 氏は、そのことについて正式に謝罪した。時の総理大臣として池田先生と学会に明確に謝罪した。
原田 有名な事実だ。98年4月8日、総理大臣だった橋本氏は学会本部に電話で「名誉会長に、いろいろご迷惑をおかけし、申し訳なく思っています」と謝罪した。
竹内 また同年6月1日にも「私が、この前お電話して述べたことを、おっしゃっていただくことはかまいません。本当に済まないことをしたと思ったからです」と陳謝した。
佐藤 さらにまた2003年1月7日には学会の岡山文化会館を訪問。その際、橋本氏は「あれは謝るのが当然です」と改めてハッキリ語った。
森山 このように橋本氏は3回にわたって明確、明快に謝罪した。
 それほど事実無根の悪辣なデマだった。何よりの証拠だ。
正木 その後、橋本氏は、池田先生の著作をはじめ、学会の書籍を次々と読破。学会への認識を深めていった。
原田 昨年2月20日には、地元・岡山の集いで、こう感想を述べていた。
 「子どもの残虐な事件等が続く時代にあって『香峯子抄』という御本に書かれた子育てのエピソードは本当に素晴らしい」
 「池田先生の御一家のような御家庭が増えれば増えるほど、日本はいい国になります」と公の場で賞讃していた。
竹内 小説『新・人間革命』も、ほぼ全巻を通読していたようだ。
 あの「言論問題」について描かれた第14巻も熱心に読まれたようだ。
正木 本年3月、親しかった学会幹部にメールを寄せている。
 「第14巻、読み終わりました。
 (言論問題当時の)衆議院予算委員会でのことを思い起こしています」
 「学会の皆さんには耐え難い思いがおありのことと、今、気づきました。
 あらためて、当時の非礼をお詫びします」と丁重にあった。
原田 従来の経緯(いきさつ)はともあれ、橋本氏は池田先生に潔く、誠実に謝罪し、創価学会に深い敬意を示して亡くなった。正直な方だった。
 追悼の意義も込めて、事実を紹介させていただいた。

忘恩は畜生以下

佐藤 他党の政治家でも、誠意を持って非礼を心から詫び、悔い改めている。
 それを、何だ。公明党で議員にさせていただきながら、支持者を裏切った恩知らずども!
森山 竹入! 大橋、竜、藤原!
棚野 どいつもこいつも、今は、どこで何をやっているのやら。誰も知らない(笑い)。
佐藤 あんな連中、誰も知らない。見たこともない。
 すれ違ったって、誰も分からない(大笑い)。
竹内 連中は、もともと議員になんて到底なれっこない、最低も最低の境遇だった。
 それを偉大な学会の支持のおかげで、議員をさせていただいたんだ。
 どれほどの深い、ありがたい大恩か。
原田 戸田先生の議員への御指導を拝読すると、こうある。
 「選挙民だけでなく、多くの人々から尊敬され、信頼され、私利私欲を投げ捨てる政治家になってもらいたい。
 それには、立派な人間となることである。
 人格をつくることである」と厳命なされている。
正木 高潔な政治家の出現! これが戸田先生の願いであられた。
 それを「自分の力で偉くなった」と思い上がる。のさばる。学会の大恩を忘れる。権力の魔性に狂っていく。
棚野 「恩」を忘れたら、すべてが狂う。人生万般の真理だ。
森山 日蓮大聖人は「畜生(ちくしょう)すら猶(なお)恩(おん)をほうず」
 「老孤(ろうこ)は塚(つか)をあとにせず白亀(はくき)は毛宝(もうほう)が恩をほう(報)ず畜生すらかくのごとしいわうや人倫(じんりん)をや」等と仰せだ。
 「恩知らずは畜生以下である」とも厳しく仰せだ。
原田 「知恩」「報恩」こそ日蓮仏法の根幹だ。それを、恩を忘れるどころか、仇で返す! 畜生以下も以下の鬼畜だ。
竹内 また大聖人は「不知恩(ふちおん)の人なれば無間地獄(むけんじごく)に堕(お)ち給(たま)うべし」とも仰せであられる。
正木 御聖訓は正しい。厳しい。
 竹入は「学歴詐称」が露顕。竜、大橋も下劣な女性問題、金銭問題。
 支持者に隠れて、長年、ありとあらゆる悪事を働いてきた。
 その化けの皮が完全に剥がれた。
佐藤 藤原は何と、暴力団に殺人依頼をしていた。そういう事実までもが発覚した。
竹内 皆が皆、社会から全く相手にされなくなった。
 人前に出たくてしょうがなかった連中が、社会からバカにされ、笑われ、後ろゆびをさされ、どこにも顔を出せなくなったよ(爆笑)。
原田 こんな畜生議員どもが出たのも、支援者に何も言わせず、勝手気ままに、やりたい放題にのさばっていたからだ。
 われわれ支援者が厳しく言うことだ。
 何の遠慮容赦もなく、厳しく注文をつけ、徹底して議員の堕落を戒めていくことだ。それしかない。
 われわれは一段と厳しく監視していこうじゃないか。

(2006. 5. 8. 聖教新聞)

 

<29> 小人ほど我が身を偽る
出席者:秋谷会長、青木理事長、大久保直彦 東京・杉並総区総主事、竹内青年部長、佐藤男子部長

佐藤 前回は、あの恩知らずの竹入義勝の話が出た。あいつの大ウソを数え上げればキリがないが、その第一は、何といっても「学歴詐称」だ。
秋谷 まっとうな人間だったら、学歴の詐称なんか、できるわけがない。それを40年にもわたって平然と大ウソをついた。どれだけ性根が卑しいか! この学歴詐称の一点でハッキリと分かるじゃないか。
竹内 中国の大学者が小人(しょうじん)ほど我が身を偽る≠ニ喝破した通りだ。
秋谷 要するに人格がない。品性下劣。まともな人間じゃない。その何よりの証拠だ。
青木 本当に、いやなやつだったな!
 だいたい、あの大物ぶった格好。何でも「オレがオレが」と出しゃばらないと気がすまない性格。言葉づかい一つとっても教養のかけらもなかった。
 みな、腹の中では誰も相手にしなかった。ゲラゲラ笑っていたっけな(大笑い)。

二重の詐称

竹内 竹入は、本当は小学校卒だ。正確には「軽井沢尋常小学校高等科卒業」だ。
 ところが議員時代、党に提出した何通もの履歴書には「旧制高千穂中学卒業」「陸軍航空士官学校修了」等々と、ぬけぬけと書いていた。
佐藤 それどころかNHKの番組でも、大新聞でも、週刊誌でも、紳士録等でも詐称していた。
 NHKの1975年(昭和50年)1月3日放映の番組では、こうあった。
 評論家が「航空士官学校ですね」と聞くと、竹入は「まあ、私は好きで志願していったわけですけれど」と言い放っていた。公共の電波で平然と詐称していた。
秋谷 何が「好きで志願した」だ。
 私の学生時代の友人が「大ウソつきじゃないか。あの番組で、すっかり騙された。まさかまさかNHKの電波で、しゃあしゃあとウソをつくなんて思うわけがない」と激怒していた。
青木 しかも「旧制中学校卒」まで詐称していた。「二重詐称」をやっていた。
大久保 みなビックリ仰天だった。一度、公明党で調査班をつくって調べてみた。
 すると唖然も唖然、愕然も愕然。竹入の悪辣なウソが次から次へと分かってきた。

回顧録≠ナ発覚

竹内 その通りです。あれは1998年(平成10年)8月のことだ。
 竹入のやつが、大新聞に捏造だらけの回顧録≠出した。その竹入の経歴の欄には「特別幹部候補生のとき敗戦」と書いてあった。
大久保 それで竹入を昔から知る人たちは「おかしい」と思った。
 昔っから皆竹入は「陸軍航空士官学校出身」だ≠ニ聞いていたからだ。私も、そう思いこんでいた。
佐藤 軍隊の歴史に詳しい人や、元軍人からも「おかしい、おかしい」との声がわき起こった。この「特別幹部候補生」と「陸軍航空士官学校」というのは、まったく別だからだ。
秋谷 たとえば、原田稔副理事長のところには東京・渋谷常勝区の佐藤泰一副区長から連絡があった。
 「私も軍の幹部候補生だったが、その経歴から言うと、陸士(陸軍士官学校)出身の人間が特別幹部候補生になるというのは全く不自然だ。おかしいのではないか」と連絡があった。
大久保 そして調査班のメンバーが詳しく調べた。その結果、竹入のやつの学歴詐称の事実がハッキリと判明したんだ。
 それで公明新聞(98年10月15日付)が「前代未聞の『学歴詐称』事件」とスッパ抜いた。
秋谷 竹入が大物ぶって出した回顧録≠ェ、かえってアダになった。まさに「還著於本人(げんちゃくおほんにん)」だ(笑い)。
大久保 それ以降、竹入のウソが、どんどん暴かれた。
青木 竹入本人どころか、女房の経歴詐称、息子の大学裏口入学疑惑まで続々と明るみに出た。
秋谷 女房や息子の件は、また後日、詳しく語ろうじゃないか。

旧制中学卒?

竹内 まず竹入本人の「旧制高千穂中学卒」のウソだ。
 竹入のやつは「昭和15年4月、旧制高千穂中学入学。昭和19年3月、同中学修了」などと詐称していた。
秋谷 この旧制高千穂中学校は、現在の高千穂商科大学の前身だ。当時は、東京・新宿に校舎があった。
大久保 そこで公明新聞の記者が「高千穂学園同窓会名簿」(昭和58年発行)を入手して調べた。
 ところが、どこを引っくり返して見ても「竹入義勝」の名前なんか全くない。
 竹入がいたという当時に、実際に在学していた人たちにも聞いた。
 ところが誰に聞いても「そんな男は知らない」「聞いたことがない」という返事ばかりだった。
竹内 しかも、だ。竹入のやつ、雑誌には「働きながら高千穂中学に通学する」(「政界往来」86年6月号)などとハッキリ書かせていた。
大久保 それも大ウソだ。
 調べてみると、当時の高千穂中学は全日制の男子校で、夜間のカリキュラム自体が存在しなかった。
 働きながら通学するなんて、できっこなかった(笑い)。
佐藤 もっともらしく見せかけようと思って、さも苦学していたみたいにウソをついたんだな。
 それが返って墓穴を掘った(爆笑)。
秋谷 要するに学問がない。教養がないんだ。
 だから、やることなすこと全部チグハグなんだ(大笑い)。

(2006. 8.31. 聖教新聞)

 

<30> 悪党は真実の剣で打ち倒せ
出席者:秋谷会長、青木理事長、大久保直彦 東京・杉並総区総主事、竹内青年部長、佐藤男子部長

陸士OBも激怒

竹内 前回は、あの学歴詐称の竹入義勝が「旧制高千穂中卒業」「陸軍士官学校卒業」と、二重に詐称していた話が出た。
大久保 悪党は真実の剣で打ち倒せ≠セ。
 公明党の元市議会議員に本物の陸軍士官学校の卒業生がいる。長野県大町市の元市議・塚田利助さんという人だ。
 実は、この塚田さんが現職の市議だった当時、竹入に「士官学校卒というが本当か」と直接、問いただしたことがある。
 塚田さんによると、1973年(昭和48年)ごろの夏のことだ。
 静岡県あたりで有志による研修会があった。
 その時の緑陰(りょくいん)懇談の時には竹入がいた。
竹内 その場で、竹入のやつは「陸軍航空士官学校卒だ」とハッキリ言った。それを聞いた塚田さんは竹入に「私は陸軍士官学校58期生です。委員長は何期か」と聞いた。
 すると竹入は突然、真っ青になった。次に真っ赤になって「59期生だ」と言い放ったというんだな(爆笑)。
大久保 そこで塚田さんは、さらにたたみかけて「同期は誰がいるか」「共通の知り合いはいないか」と問いただそうとした。ところが竹入は慌てて立ち上がり、鬼のような形相で逃げ出してしまった(笑い)。
青木 「これ以上話すと、ウソがバレる」と思って、大慌てで逃げたんだな(爆笑)。
大久保 塚田さんは、その時の竹入の様子を見て「何か、おかしい」と思った。そこで、さっそく家に帰って士官学校の名簿を見て確かめた。
 すると「竹入義勝」の名前なんか、どこにもない(爆笑)。
秋谷 当たりまえだ(大笑い)。
大久保 もしかして名字が途中で変わっているかもしれないと「義勝」だけで調べてみたが、まったく見当たらない。
竹内 「おかしい、おかしい」と思って、59期の前後の名簿まで全部調べた。それでも、やっぱり見つからない。
佐藤 僕も調べてみたが、陸軍士官学校の名簿というのは、そんじょそこらの名簿じゃないんだ。
 一度入学したら、亡くなった人、休学、退学した人までもが全部、ズラリと名前が載っている。それくらい厳格、厳密、詳細に調べ上げた名簿なんだ。
大久保 ところが、その名簿を何度調べても、竹入の「た」の字も見つからない。それから塚田さんは「おかしい、おかしいと、ずっと思っていた」と言うんだ。
 そして1998年(平成10年)に、とうとう、あいつの学歴詐称が発覚した。この事実を知った塚田さんが、どれだけ怒っているか。
 「竹入よ、あの時、貴様は『自分は59期生だ』とハッキリ言ったじゃないか。真っ赤なウソじゃないか。許せない。キチンと釈明し、謝罪しろ」と激怒して訴えている。

実弟をも騙す

竹内 実は弟の竹入央迪さんも、事実を知らなかった。かなり年が離れていることもあり、竹入が党の履歴書に陸軍士官学校卒とウソをついていたなんて、全然、知らなかった。
佐藤 それで竹入に手紙を書いて、あいつの学歴詐称を問いただした。会って話し合おうとも再三、手紙を書いた。
 ところが、これまた全く答えがない。竹入からはウンもなければスンもない。
秋谷 実の弟にも答えられないんだ(笑い)。自分で「学歴詐称」を認めたも同然だ。
佐藤 弟の竹入央迪さんは、こうも証言している。
 「家族の間でも『義勝が中学に行った』とか、まして『陸軍航空士官学校に行った』なんて、一度も聞いたことがない。
 本当だったら、かなり勉強ができたはずだ。ところが小学校の時の成績すら、まったく話題にならなかった」と明言していた。
青木 血を分けた家族まで騙したんだ。どれだけあくどく巧妙、狡猾に、念入りにウソを練り上げていたか。
 私の知っているジャーナリストが「まさか、こんなウソをつくやつがいるなんて。これでは誰だって騙される。学会が騙されたのも仕方ないですね」と言っていた。

北条さんも後悔

大久保 この天性のウソつきに、当時、参議院議員で党の書記長だった北条浩さんも、まんまと引っかかってしまった。
 よく和泉覚さん(元参議院議員・最高指導会議議長)が語っていた話だ。
秋谷 私も聞いたことがある。和泉さんは竹入一家のことを、昔から、よーく知っていた。
 しかも竹入は1967年(昭和42年)2月に委員長になったが、その前の委員長は辻武寿さん(元参議院議員)。書記長は北条さんで、和泉さんは党組織局長だった。
青木 竹入を委員長に推薦したのは北条さんだった。
 実は当時から「竹入は、おかしい」という投書もあった。だが北条さんは「陸軍士官学校ですから」と言って、強く推薦したんだ。
大久保 北条さんは、正真正銘の海兵(海軍兵学校)卒業だった。それにまた、人が良すぎた。それで、すっかり竹入に騙されてしまったんだ。
秋谷 和泉さんも「あの時、竹入の正体を知っていれば、委員長になんかしなかった。
 後の祭りだった。情けないといえば、こんな情けない話はない」と心から悔やんでいた。
青木 和泉さんは、何回も何回も述懐していた。
 「もっと調査しておけばよかった。だが当時は、国会も地方も、公明党の議員が一挙に増えたので、学歴等を詳しく調べられなかった。本当に申し訳ない」と詫びていた。
大久保 とにかく徹底して調べた結果、竹入の学歴は何から何までウソだった。竹入の大ウソに騙された。党として、とんでもないミスをしてしまった。大失敗だった。
 本当に申し訳なく思っています。
秋谷 その後、竹入のやつは次第に正体を現していった。
 独裁で党を支配し、金を握り、陰でやりたい放題に遊び、悪事を重ねていった。
青木 その通りだ。まったく恩知らずの悪いやつだ。
 北条さんも晩年、こうした竹入の本性を知って悩んでいた。責任を感じ、悩みに悩んで、亡くなった。我々は、よく知っている。
秋谷 どれほどの悪党か。40年もの間、国民を騙し、支持者を騙し、裏切り、恥をかかせ、大恩を仇で返した。竹入! この鬼畜を断じて許すな!

(2006. 9. 7. 聖教新聞)