<31> 正義の学生部が結成50周年 |
<31> 正義の学生部が結成50周年
出席者:原田会長、谷川副会長、竹内青年部長、奥村東京青年部長、松尾中部青年部長、森山学生部長
「師弟」に注目
原田 それにしても、我が学生部は今月30日に結成50周年を迎える。はつらつたる活躍ぶりだね。
森山 ありがとうございます!
先日、関西の大学の学長も感嘆しておられました。
「皆さんは強い問題意識をお持ちだ。素晴らしい指導者に訓練を受けていることがわかります」と称賛してくださいました。
原田 学会には「師弟」がある。この一点を、心ある有識者も鋭く注目しておられる。その証拠だ。
森山 先日も池田先生は、学生部の人材グループである「誓城会」に和歌を詠んでくださいました。
「偉大なる/わが弟子/決意の誓城会/何と嬉しき/未来の指導者」。このように詠んでくださいました。
谷川 学生部の結成は、1957年(昭和32年)6月30日。
あの北海道・夕張の「炭労事件」、そして「大阪事件」の渦中で結成された。
原田 池田先生が、不当な権力と断固と戦い抜かれた。その正義の大闘争の真っただ中で生まれたのが学生部だ。
竹内 どれほど深い使命の学生部か。責任は、あまりにも大きい。重い。
谷川 池田先生は、大学の使命について、このように指導してくださった。
「大学は大学に行けなかった人に尽くす指導者を育てるためにある」と教えてくださった。
竹内 戸田先生も宣言された。
「学校に行けなかった方々を、最大に幸福にしていくのが、創価学会である」「創価学会は、校舎なき総合大学である」。このように断言なされた。
原田 戸田先生、池田先生の仰せの通りです。
民衆に尽くし、民衆を守り、民衆のために勝利し、民衆の敵を倒すための学生部だ。
いよいよ本物の池田門下、本物の革命児、本物の大人材が躍り出てもらいたい。
森山 戦います! 断じて勝ちます!
相次ぐ詐称事件
奥村 大学といえば、最近も、政治家の学歴詐称、経歴詐称の不祥事が後を絶たないな!
松尾 新聞でも、ずいぶん報じられたな。
埼玉県では、4月の統一地方選挙の県議選の候補者が、行ってもいないのに「玉川大学教育学部中退」と詐称していた。この候補は立候補を取りやめた。
奥村 神奈川県でも、横浜市議選の候補者が、なんと「弁護士」「司法書士」を詐称していた。
森山 言語道断の大ウソだ。
弁護士を詐称すれば弁護士法違反だ。重大な犯罪行為だ。
奥村 結局、そのウソつき候補は選挙運動を中止。所属する党が公式謝罪までした。
竹内 新潟県では、市議の男が昨年10月の市議選で学歴を偽っていた。
事実が告発されて、結局、昨年12月に議員辞職した。
森山 岩手県でも、4月22日の市議選で当選した男が学歴詐称。本当は中退なのに「東京農業大学卒業」とウソをついていた。
竹内 まだまだ。長野県では4月の選挙で市議選に初当選した男が大学の「講師」だったと経歴を詐称していた。長野地検支部に告発状が出されている。
谷川 日本全国、国会議員から地方議員まで詐称、詐称のオンパレードだ。呆れ果てて、ものも言えないな!
公選法に違反
松尾 それに、外交官の等級を詐称していた東京・世田谷区の区議! あれは、なんだ?
森山 もう離党したが、野党から出馬してトップ当選した男だ。
奥村 この男は、本当は大使館の「3等書記官」なのに「1等書記官」と経歴を偽っていた。
森山 発覚した当初は「勘違いだった」なんて、言い訳していたっけな。
谷川 バカバカしい。
世界に外交官が何万人いるのか知らないが、自分の職務や階級、等級を「勘違い」するバカが、どこにいる?
竹内 だいたい選挙に当選するためにウソの宣伝をすれば、公職選挙法の「虚偽事項公表罪」に問われる。重大犯罪だ。
奥村 実際、その区議は公職選挙法違反で警視庁に刑事告発されている。
松尾 当然、その詐称問題は区議会でも問題になったんだろ?
奥村 当たり前だ。選挙から1ヵ月後の先月23日、世田谷区議会で辞職勧告決議案が提出され、可決された。
森山 ところが、だ。これだけの大事件を起こしながら、この区議は一向に辞める気配もない。完全に開き直っている。
竹内 世田谷区民はカンカンだ。
「騙された」「あんなウソつきだとは知らなかった」「あんなのがトップ当選。世田谷区民は全国の笑いものだ」「選挙をやり直せ」等々、激怒しているそうだ。
松尾 当然だ。議員として、多数の有権者の負託を受けながら、平然とウソをつく。ウソがバレても責任を取らない。責任を取るどころか居直る。開き直る。
谷川 社会人としての最低限のモラルすらもない。「恥ずかしい」という感覚もない。
議員だの、政治家だのという以前に「人間として」失格だ。
原田 有権者が声をあげることだ。厳しく叩き出していくことだ。でないと、こういう連中をつけ上がらせ、のさばらせるだけだ。こんなにバカバカしい話はない!
(2007. 6.18. 聖教新聞)
<32> 世界の21大学・機関に池田研究所
出席者:原田会長、谷川副会長、竹内青年部長、奥村東京青年部長、中村北海道青年部長、松尾中部青年部長
中村 先日、池田先生はゴルバチョフ元ソ連大統領と4年ぶりに再会なさいましたね(6月11日、八王子市の東京牧口記念会館で)。
松尾 ゴルバチョフ氏と池田先生の会見は今回が9回目になります。
お二人は『二十世紀の精神の教訓』という対談集を刊行されている。この対談集は、今や世界の9言語で発刊されている。大きい反響のようですね。
奥村 さらに、ゴルバチョフ氏から第2弾の対談集も本格的にやりましょう≠ニあったようですね。
竹内 その通りです。その通りですね。お二人が会見された写真は、世界的に有名になりましたね。早く読みたいね。
原田 先生は、先日の会談で、ゴルバチョフ元大統領の提案に対して「やりましょう!」と即座に受けられた。
そして「後世への贈り物として、世間の評価を追い求めるよりも、本を残すことのほうが重要である」と真情を語られた。お二人とも鋭い!
谷川 ゴルバチョフ氏も「私も人の評価がどうであろうが、かまいません。それよりも、池田会長とともに仕事をすることができれば、それでいいと思っています」と仰っておりましたね。人生の英雄の友情は美しいですね。
松尾 ゴルバチョフ氏と先生の対談集といえば、長岡大学(新潟県)元教授の中澤孝之氏が、こう語っていた。
「混迷した世界情勢の中で、人道主義・人間中心主義という共通の基盤に立つ両賢人の理念と行動に敬意を表する」と賞讃しておられた。
正しい学者は、正しい評価をするものだ。
偉人を理解せよ
竹内 実は、ゴルバチョフ氏は池田先生と会見された、その直後、日本の経済界の代表の方々と懇談されたそうですね。
原田 そうなんです。その通りです。
そこで氏は「創価大学を訪問してきたばかりです。5000人以上の学生と会い、歓迎を受け、池田大作氏と会ってきた。大変、素晴らしい一日だった」と切り出した。
谷川 そしてゴルバチョフ氏はまた「日本人は池田氏を過小評価している。池田氏は、大変、立派な人物である。偉大な世界の指導者である」と強調された。
原田 さらにまた「ロシアには『預言者は祖国には容れられない』との諺があるが、偉大な人は誰でも国内では理解されない」と紹介されたようだ。さすがだね。
谷川 ゴルバチョフ氏は「池田先生は私の親友だ」と幾度となく語られている。
ゴルバチョフ氏をよく知る方も明言していた。
「ゴルバチョフ氏の池田先生に対する態度は一貫している。一度も変わったことがない。世界のどこへ行っても、池田先生のことを話し、先生との対談集のことを話しています」と証言していた。
原田 ゴルバチョフ氏といえば、米ソ「冷戦の時代」終焉の立役者です。20世紀を代表する政治家です。
その指導者が池田先生は偉大な方である∞私の親友である∞一緒に仕事をしたい≠ニ心から語っている。
奥村 素晴らしいことだ。世界の有識者が賞讃しているのに、日本の代表の方々は、何を考えているんだろう(笑い)。
全世界が讃嘆
竹内 全世界が池田先生の偉業を讃嘆している。
アメリカでは、5月1日、連邦下院議会で、先生ご夫妻を顕彰する議会演説が行われた。これは、長年にわたる平和貢献を讃えたものだ。
中村 議員が議会で功績を讃えることは、国民を代表して最高の敬意を捧げる厳粛な意義をもつ。
当然、演説の内容は議事録に永久登録される。
奥村 演説したのは、グアム選出のマデレーン・ボーダロ議員だ。先生が全世界から200を超える名誉学術称号を受章されている事実などを紹介し、最後にこう熱弁した。
「池田先生ご夫妻は、人々の人生の向上に生涯を捧げてこられました。社会改革の力強い擁護者であり、全人類の親善大使であられます」と最大に賞讃したんだ(拍手)。
谷川 アジアでも、中国をはじめ各地で、先生の思想、哲学を研究しようという熱気が、ますます高まるばかりだね。
竹内 5月22日には、吉林省の東北師範大学に「池田大作哲学研究所」が誕生した。
開所式では、同大学の史寧中学長が、こう語った。
「池田先生の哲学こそ東洋思想の真髄であり、人類にとって最も必要とされる思想であることを証明するには、本格的な研究活動が不可欠なのです」と力説していた。
松尾 これで池田研究≠フ機関は、北京大学、武漢大学など、アジアの名門大学をはじめ世界の21の大学、学術機関にまで広がった。
奥村 これが世界の常識だ。「世界基準」の視点だよ。
谷川 今や世界中が池田先生の思想、哲学を求めている。仏法の大哲学を、多くの多くの識者が求めはじめた。新しい時代がやってきたな。
竹内 池田先生の根幹の哲学は生命尊厳であり、世界平和であり、立正安国である。
「この大仏法の哲理を社会が認識しはじめてきた。深い関心をもちはじめてきた。その証拠だ」と訴えていた学者がいたよ。
中村 その通り、その通りだ。あの有名な米国ノートルダム大学のダルマイヤー博士も強調している(本紙本年1月6日付)。
「宗教は、社会正義とか、よりよき生活のための倫理といった観念を政治に反映することができます」
そしてまた「宗教が政治に無関心であったなら、だれがこうした価値観を政治に反映できるでしょうか。
宗教は決して、社会からも政治からも孤立してはならないのです。むしろ、積極的に社会とかかわっていかねばならない」。このように断言されている。
松尾 インドのあのマハトマ・ガンジーも「宗教なき政治は国家の首を吊るロープ」と断言していた。
正しい真の指導者は物事を明確に知っておられる。それにくらべ、日本の学者は何だね(爆笑)。
原田 宗教は政治はもちろん、社会と積極的にかかわっていくべきである――これは世界一流の識者、指導者の一致した見方だ。
(2007. 6.21. 聖教新聞)
<33> 増上慢の議員を戒めよ!
出席者:原田会長、谷川副会長、竹内青年部長、奥村東京青年部長、中村北海道青年部長、松尾中部青年部長
中村 あのインドのマハトマ・ガンジーは宗教のために政治を離れるということは私にはできない。宗教というものは、すべての活動の根っこにあるべきもの、その中心に据えるべきものであると私は考える。
ゆえに私は、政治と切り離して宗教だけを行うことはできないし、宗教と切り離した政治を行うこともできない≠ニの、あまりにも有名な論調を言い残している。
竹内 私も、この言葉に胸を打たれた。有名な言葉だ。
偉大なガンジーの信条が炎のように胸を打った。
奥村 ドイツのヴァイツゼッカー元大統領も政治は精神に近づく道を求めるべきである。精神の領域に学ぶことを心得るべきである≠ニ、あまりにも有名な言葉を残した。
松尾 池田先生は、このヴァイツゼッカー元大統領とも1991年6月、ドイツで長時間、会見された。平和の哲学を、近しく語り合われた。
谷川 当時、ドイツに行っていた多くの日本人は驚いていた。
「代議士でもないのに、すごいことだ」と驚嘆していた。
原田 世界の大指導者、大政治家が、こぞって政治は宗教に学べ≠ニ訴えている。これが世界の第一級の学者の結論だ。このことを日本人は真剣に学ぶべきだ。
中村 宗教が何たるかを知らずして、宗教をバカにし、宗教を笑っている。大バカな日本の政治家は特に、だ(爆笑)。
忘恩の輩を倒せ
竹内 「政治と宗教」といえば、日本では選挙の時期になると、へんなナンクセをつけてくる連中が必ず出てくるからな。
谷川 上っ面のへりくつを並べて、何の深さも道理もなく、嫉妬で言い放つ。バカバカしいことだ。
松尾 政教一致≠セの何だの(爆笑)。バカバカしい限りだよ。世界中から笑われるよ(大笑い)。
中村 まったくだ。今の民主主義の日本で政教一致≠ネんてありえない。世界中のどこを探したって、学会の政治参加を政教一致≠ニいう国なんかない。欧米でも同じ方程式だ。くだらない(笑い)。
奥村 だいたい日本の憲法のケの字も理解していない証拠だ(笑い)。
竹内 当然のことだが、宗教団体の政治参加は当然の権利だ。「合憲」どころか、憲法が厳然と保障していることだ。
松尾 その通り、その通りだ。
歴代の内閣法制局長官も、憲法の「政教分離」原則は「宗教団体の政治活動を制限するものではない」「(宗教団体の政治活動は)表現の自由の一環として尊重されるべきだ」等と、一貫して明快に答弁しているじゃないか。
谷川 その通りだ。結局、学会の発展を妬む連中のやっかみだよ。
非の打ち所がない学会の前進に対して、何とかしてケチをつけたい。難癖をつけたい。それだけだよ(大笑い)。
竹内 そいつらと断固として戦っていこうじゃないか。
学会は中部をはじめ多くの地で、嫉妬の輩を打倒し、勝ってきた。これからも、そうしようじゃないか。
谷川 一歩も引かずに戦ったから勝ってきた。正しい証拠だ。
我々は一言、言われたら、十やり返すつもりで正論を叩きつけて戦っていこうじゃないか。
原田 著名な評論家が語っていた。
「嫉妬の難癖は、結局、学会がいかに発展しているか。いかに偉大であるか。堂々たる学会の前進ぶりを、宣伝しているようなものだ」と大笑いしていた(大笑い)。
竹内 だいたい、そういう連中の言い分を突き詰めていくと信仰をもっている人間は政治に口出しするな≠ニいうことになる。
松尾 バカバカしい! これこそ憲法の精神に反する大暴論だ。基本的人権の侵害だ。
谷川 私には思い起こすエピソードがある。
池田先生とも対談された方の一人に「現代化学の父」ライナス・ポーリング博士がいる。
その博士に対して、かつて「科学者なんだから、政治には口出しするな」と言う人間がいた。
原田 そこで博士は、厳然と言われた。
「その議論は間違っています。人間は、だれでも政治的問題の議論に関与する義務をもっているのです」。
「民衆の力で政治家を本来の正しい軌道に乗せることが大事なのです」。このように一刀両断されたんだ。
竹内 まったく正しい。正論だ。
原田 戸田先生も、かつて宣言なされた。
「今は民主主義である。民衆が主人なのだ。いかなる権威の人間も、民衆に仕えるためのいる。それを逆さまにするな」と厳命なさった。
谷川 だからこそ我々は政治を厳しく監視する。政治家を厳しく監視していく。どんどん声をあげていく。
勇気を出すことだ。叫ぶことだ。戦うことだ。勝つことだ。相手を倒すことだ。
原田 でなければ、政治家は堕落するだけだ。権力の魔性に食い破られ、虜となり、狂っていくだけだ。
あの竹入をはじめ、何人もの増上慢の議員や、失格した人間がいるじゃないか。増上慢の議員を戒めよ! これこそが、国民の一大責務だ。
竹内 選挙の時だけは頭を下げる。だが当選したらすぐに威張り腐る。そういう下劣な連中が、あまりに多すぎるんだ。
原田 だいたい「恩を忘れる」というのは、政治家以前の問題。人間として失格者の証拠だ。
谷川 政治家が恩を忘れ堕落してしまったら、あまりに哀れだ。
竹内 実際、我々は堕落した輩の悲惨な末路を、イヤというほど見てきた。
谷川 だからこそ「政治家は支持者の大恩を忘れるな」と厳しく言っているんだ。
原田 それに家族だ。議員本人はもちろん、家族も死にものぐるいで戦ってもらいたい。
それでこそ、支持者も納得し、気分よく支援できるというものだ。
(2007. 6.25. 聖教新聞)
<34> 正義の学会は一切に勝利
出席者:原田会長、谷川副会長、竹内青年部長、奥村東京青年部長、中村北海道青年部長、松尾中部青年部長
不滅の勝利
中村 ところで、今年は、あの正義の「夕張闘争」から50周年を迎えますね。
竹内 その通りだ。
今から50年前の1957年(昭和32年)、北海道・夕張の学会員は、夕張炭労(炭鉱労働組合)から不当な弾圧を受けていた。
谷川 炭労が支持を決定した参院選の候補者を支持しなかったからだ。
原田 その学会員を守るために、若き日の池田先生が陣頭に立って戦ってくださった。そして完全勝利を勝ち取った。
中村 北海道の全同志が誇る「不滅の勝利の歴史」です。ちょうど、この7月で50年になります。
谷川 池田先生は当時、幾度も夕張に足を運び、学会員を全魂で励ました。そして7月1日には札幌で、2日には夕張で、炭労への抗議大会を厳然と開催。とうとう炭労は非を認め、学会員への弾圧を中止したんだ。有名な話だ。
原田 この夕張闘争で先生は、第一線の友に最大に勇気と希望を贈られた。
「正義のため、民衆のための戦いなんだから。必ず勝つに決まっている。戸田先生に指導を受けてきたから大丈夫だ」
「この戦いは、権力をカサにきた敵との戦いだ。これに勝てば、今後も、ずっと勝っていける」
このように指導なされながら同志を励まされたと、うかがっています。
谷川 この夕張大会の翌日には、先生は、無実の罪で大阪府警に不当な出頭を命じられていた。あの「大阪事件」の真っ直中の戦いでもあった。
原田 先生は若き日より、誰よりも、戦いの最前線に身を投じられ、戦われた。
この夕張でも、大阪でも、いちばん大変なところで戦い抜かれた。
谷川 そして常に勝利の歴史を厳然と残してくださった。
中村 北海道の同志は、あの夕張の勝利があったからこそ、その後の戦いも断固として勝ち抜いてこられたんです。
永遠の勝利の因を先生が作ってくださった。これが北海道の最大の喜びです。いな、厳然たる歴史です。誇りです。
加害者呼ばわり
竹内 北海道といえば、卑劣な輩が結託して起こしてきた近年の「3大デマ事件」。このうち二つまでもが、北海道で打ち破ったデマ事件だったな。
中村 その通りだ。
まず1994年の「冤罪報道事件」だ。
松尾 あれは、もともとは単純な交通事故だった。
同年7月、ある坊主が運転していた乗用車がセンターラインを越えて、対向車線を走ってきたトラックに衝突。坊主は死亡。トラックの運転手もケガを負った。
谷川 警察も事故は「坊主の過失」と断定。保険会社も過失割合は「100対ゼロ」と認定。
誰が、どう見ても、完全に坊主が加害者だった。
松尾 ところが、だ。偶然にも、死んだ加害者は日顕宗の坊主、トラックの運転手は学会員だった。
そこに目を付けた連中が、あろうことか被害者を殺人者′トばわりした。学会中傷を狙って悪辣千万なデマを騒いだ。
奥村 まず週刊誌が、まるでトラックの運転手が、わざと坊主の車にぶつかったかのように、大ウソを書き立てた。
竹内 さらにはまた極悪ペテン師・山崎正友と日顕一派が動き、学会を妬む一部の政治屋も結託した。
谷川 結果として、被害者の学会員は、事故で被害を受けただけでなく、雑誌や国会で人殺し呼ばわりされるという、前代未聞の人権侵害を受けたんだ。
原田 全く無実の一国民を、国会とマスコミが総がかりで攻撃するとは。どれほど悪辣な事件だったか!
こんな卑劣なことは、世界にも数が少ないだろう。
デマ事件の背景
竹内 この事件が起きたのは1994年のことだ。
原田 前年の93年には公明党が政権に参加。一部の政治家が公明党の躍進を妬んでいた。
そういう連中が、週刊誌のデマ記事に飛びついて、学会攻撃のネタに使ったというわけだよ。
中村 だが、もともと真っ赤な大ウソだ。
当然ながら、このデマ記事をめぐる裁判では96年12月、札幌地裁がデマ記事を掲載した「週刊新潮」を断罪。110万円の賠償命令を下した。
奥村 翌97年には札幌高裁が再び週刊誌側を断罪。
中村 98年3月には最高裁で週刊誌側の敗訴が確定した。
奥村 この一件で騒いだ国会議員も謝罪した。
原田 当たり前だ。
これからも攻撃の手をゆるめず、戦っていかなければ、正義は維持できない。この精神があったから、学会は大発展した。多くの方々が正しさを認識しはじめてくださったんだ。
谷川 それにまた、このデマ記事を使って学会を弾圧した元代議士の白川某は、その後、落選また落選。没落の一途をたどっている。ご存じの通りだ。
松尾 ペテン師の山崎にしても、今や裁判地獄∞断罪地獄≠フどん底じゃないか(大笑い)。
時の総理も謝罪
中村 それに、函館のウソつき夫婦が起こし、清廉潔白な名誉会長を陥れようとした、あの「狂言訴訟事件」(1996年)。
これも裁判で、まったくの事実無根であると認定されて「訴権の濫用」で却下された。
松尾 訴権の濫用。要するに、裁判を起こす権利さえ認められない。それほど悪辣極まる「嫌がらせ訴訟」だ。そこまで裁判所が厳しく認定した事件だった。
奥村 訴権の濫用が認められたケースは、これまでの日本の判例でも100万件に1件あるかないか――いや、それ以上に稀だという。まさに歴史でも例を見ない陰謀だった。
中村 それだけにデマを騒いだ人間の末路も悲惨だったな。
裁判を起こした夫婦は最高裁で当然のことながら、敗訴確定。ウソつき亭主は莫大な借金を抱えたまんま死んだ。
谷川 デマに乗せられた政治家も相次いで謝罪。当時の橋本龍太郎総理までもが、池田先生と学会に2度も謝罪している。
雑誌に賠償命令
奥村 そして三つ目のデマ事件が、東京・東村山市を舞台に起きた、あの卑劣千万の「東村山デマ事件」だ。
竹内 95年9月、東村山の市議が「万引き」の容疑で書類送検された。
そして、警察に事情聴取される直前に、市内のビルから転落死した。
中村 警察も検察も、厳正な捜査の結果「事件性はない」「自殺の疑いが濃厚」と断定した事件だった。
奥村 それを一部の雑誌が、あたかも学会が関与した他殺事件であるかのように騒ぎ立てた。デマ記事をデッチ上げた。そういう事件だった。
中村 あまりにもバカバカしい、事実無根のデマだった。ところが、そんなデマを、またもや一部の政治家が国会で取り上げた。
支援団体である学会を、狂ったように中傷したんだ。
竹内 要するに、またしても宗教弾圧の道具に使われたんだ。
谷川 だが、この事件でも学会は完全に勝利した。
この事件に絡んで学会側が起こした裁判は全て学会側が全面的に勝訴している。
デマを騒ぎ立てた週刊誌、東村山市議の一派に対して賠償金の支払い命令、謝罪広告の掲載命令が厳しく下っている。
竹内 それにしても近年の「3大デマ事件」の三つが三つとも、宗教弾圧を狙った事件だった。恐るべき謀略だった。
中村 学会は、あまりにも立派であり、整然としている。どこにも付け入る隙がない。だったら、火のないところに煙を立ててやれ。事件をデッチ上げてしまえ――すべての構図と舞台裏と本当の狙いとが、一段とハッキリしてきましたね。
原田 その通りだ。恐ろしいやつらだ。絶対に許してはならない。野放しにしてはならない。
「言論のテロ」「言論の暴力」があれば、断固として怒りの声を上げていくことだ。
「いよいよ・はりあげてせむべし」「声仏事(ぶつじ)を為(な)す」。この御書の仰せの通りに学会は進む。断じて戦う!
(2007. 6.28. 聖教新聞)
<35> 正義の学会は裁判でも勝利
出席者:原田会長、八尋副会長、福島副会長、竹内青年部長、後藤関東青年部長、松尾中部青年部長
竹内 いよいよ「青年の月」7月! いま全国の青年部の活躍が目覚ましい。威風堂々と前進している。
松尾 その通りだ。社会のため、地域のため、そして自分自身の勝利のために、一日一日を戦いきっている。
原田 闘争は青年の特権だ。青年が戦うことだ。青年が勝利していくことだ。
先日の青年部幹部会(6月19日)でも池田先生は青年部が勝ち続ければ、創価学会は永久に発展する≠ニ指導してくださったではないか。
八尋 先日も韓国の著名な宗教学者が言われていた。
「SGI(創価学会インタナショナル)は青年が、すごい。青年が活躍している。青年が成長している宗教は必ず発展していく」と讃嘆していた。
福島 鋭い。さすがだ。
いま世界中の知性が、学会の発展に驚嘆している。刮目している。鋭く研究し、分析している。その証拠だ。
事故現場の側で
原田 ところで先月19日、東京都渋谷区で温泉施設の爆発事故があった。大変、痛ましい事件だった。
竹内 実は、その日の夜のことだ。事故現場から約200bほど離れた飲食店で、なんと渋谷区の区議が7人も集まって宴会をやっていたというんだな!
後藤 ああ、新聞にも大きく出ていたな(「産経新聞」6月22日付など)。
竹内 当然、渋谷区民は大激怒だ。「4月の区議会議員選挙で当選したばかりだというのに、何たることだ」と皆、憤激している。
松尾 報道によると、宴会に出ていた区議は民主2人、自民4人、無所属1人の合計7人。それに区の職員が同席していたようだ。
後藤 この議員たちが宴会をやっていたのは、事故当日の午後6時から7時半までだというな。
福島 ちょうど、事故現場では、必死の救出活動が行われていた時間帯じゃないか。
竹内 日本中が、かたずをのんで見守っていた。関係者や家族が、どれだけ安否を心配していたか……。
後藤 当然、出席した区議たちも、事故が起きていることも、救出作業も知っていたということだ。
松尾 それでも平然と飲み食いしていた。目と鼻の先の大事件よりもドンチャン騒ぎを優先していた。バカバカしい。
後藤 まったく呆れて物も言えないな!
公明は現場第一
福島 まさか、公明党の区議は、いなかったんだろうな?
竹内 一人もいなかった。公明の区議団は6人が6人とも、その夜のうちに現場に駆けつけた。
近隣住民の救援や、周辺の整理誘導、消防、警察の作業を進んで助けた。
後藤 なかでも二人の区議は、事故発生から1時間前後で現場に駆けつけた。
原田 それでこそ公明党の議員だ! 現場第一。何かあったら現場に行く。泥まみれになってでも動く。働く。それが公明党議員だ。
八尋 国民に奉仕するのが政治家だ。議員だ。その本分を忘れて飲む。遊ぶ。有権者をバカにするにもほどがある。ナメきっている。そんな税金泥棒は叩き出せ! バカバカしい!
原田 その通りだ。戸田先生は厳然と仰った。
「政治家は、死にもの狂いで働け」「支援者に対しては、真心ある態度で、恩を返せ」と厳命なさった。
竹内 公明党の議員は、この厳命を絶対に忘れるな!
一切に勝利!
八尋 それにしても正義の学会は、池田先生の御指導の通りに進んできたがゆえに、大発展、大興隆してきた。
学会への妬み、嫉妬の謀略、陰謀も、すべて粉砕し、完全に勝利してきた。正義の学会の真実を証明してきた。
福島 その通り、その通りだ。裁判でも「勝利また勝利」の歴史を厳然と築いてきた。
竹内 次回以降、詳しく語りたいが、あの「大阪事件」も最後は無罪判決を勝ち取った。
松尾 事実無根のデマで嫉妬の輩が大騒ぎした「月刊ペン」事件も「罰金20万円」の有罪判決が厳しく下っている。
後藤 それにまた、極悪ペテン師・山崎正友による恐喝事件も、山崎に対して「懲役3年」の実刑判決が下ったではないか。
八尋 それも、すべては池田先生が全魂で広布の指揮を執ってくださっているからです。どれほど壮絶な戦いであられたか。
福島 三類の強敵、三障四魔、ありとあらゆる難を、ただ一身に受けきってくださり、ただ一人、学会を厳然と守り抜いてくださった。
原田 この「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」「死身弘法(ししんぐほう)」の大恩を、私たちは夢寐(むび)にも忘れてはならない。一生涯、ご恩返ししていかなければならない。それが「弟子の道」「人間の道」だ。
あす(7月3日)は、先生が「大阪事件」で不当に逮捕されてから、ちょうど50年になる。重大な歴史の7月だ。
我々は戦おうではないか! 断じて、偉大なる勝利の歴史を残そうではないか!
(2007. 7. 2. 聖教新聞)
<36> 大阪事件の勝利から45周年
出席者:原田会長、八尋副会長、福島副会長、竹内青年部長、後藤関東青年部長、松尾中部青年部長
大阪の大勝利
竹内 前回、語り合ったが、池田先生のもと、学会は一切に勝ってきた。裁判でも、厳然と勝利を飾ってきた。
松尾 今から50年前の、あの「大阪事件」でも、池田先生お一人が矢面に立たれ、戦ってくださいました。
原田 その通りだ。事件の発端は1956年(昭和31年)の、あの有名な「大阪の戦い」だった。
竹内 この昭和31年の参院選は、学会が初めて国政選挙に候補者を立てた選挙だった。東京と大阪では地方区に候補者を立てて戦った。
後藤 世帯数からも東京は勝てるだろう≠ニ思われていた。
一方で、大阪は、勝つのは難しい、至難であると思われていた。
原田 その困難な戦いの指揮を、戸田先生は、池田先生に託されたのです。
松尾 だが、この時、東京から出た候補は落選。大阪では奇跡的な大勝利を果たした。
後藤 全国区では4人の候補者のうち2人が当選。地方区と全国区あわせて3人の参院議員を当選させた。
「まさかが実現」
原田 この時、東京の指揮を執った幹部は、号令だけであり、また傲慢であった。組織にあぐらをかき、現場に足を運ぼうとしなかった。
今から思えば、指揮を執った幹部の堕落が最大の敗因だったと、よく分かる。
後藤 「大阪の戦い」では、池田先生が陣頭指揮を執られ、見事に勝利した。
福島 大新聞も「まさかが実現」と5段抜きの大見出しを立てて報道した。誰もがアッと驚く大勝利だった。
松尾 世間中が驚いた。仰天した。それだけに、学会の前進を妬み、妨害しようとする勢力も出てきた。
4年に及ぶ裁判
八尋 そして、翌年の4月に行われた参院選(大阪地方区の補欠選挙)に絡んで「大阪事件」が起こったのです。
原田 まったく事実無根の「戸別訪問の教唆」の容疑で、不当にも池田先生が大阪府警に逮捕、起訴されたのです。
福島 公判は、大阪地方裁判所で昭和32年10月18日の第1回から4年3ヵ月、84回にわたって行われた。
八尋 そして今年からちょうど45年前の1962年(昭和37年)1月25日。大阪地方裁判所は池田先生に対して「無罪」の判決を言い渡したのです。
福島 この判決を受けて検察側は控訴を断念し、2月8日に判決が確定している。
原田 思えば、戸田先生が逝去される直前の昭和33年3月5日。池田先生は、病床にあった戸田先生に、裁判で大阪に行くことをご報告された。その際、戸田先生は仰った。
「君は、私のため、学会のために、罪を一身に背負おうとしてくれた」「裁判は容易ならざる戦いになるだろう。しかし、最後は勝つ。金(きん)は金だ。真実は必ず明らかになる」
このように戸田先生は、生命をふりしぼるように、池田先生に語られたのです。
福島 そして池田先生は、この戸田先生の御言葉通りに、裁判に大勝利なさったのです。
裁判長も瞠目
原田 この裁判では池田先生自らが、23回も出廷された。
八尋 先生は法廷で堂々と正義と真実を訴えられた。すべて裁判記録に厳然と残っています。
その凛々たる勇姿に、裁判長も瞠目した。
裁判長自身が「池田室長は他の人と違う。輝いている。この人は将来、ものすごく偉くなる」と他の裁判官に強く語っていた。それほど威風堂々たる法廷闘争であられた。
福島 それにまた公判を担当した検察官も、判決の直後、池田先生のもとに駆け寄って、こう言った。「このような結果になるのではないかと思っていた」と告白したのです。
八尋 仏法では法華経を行ずる人は必ず迫害される≠ニ説かれている。この経文の通りに、牧口先生も戸田先生も池田先生も、弾圧され、迫害され、投獄された。
池田先生がいらっしゃったからこそ、学会は、いかなる卑劣な謀略も、陰謀も、すべて打ち破ることができたのです。
福島 考えてもみてもらいたい。この「大阪事件」の裁判では、当時の弁護士ですらも「この裁判は負けます。覚悟しておいてください」と言っていた。あきらめきっていた。すでに負け戦だった。
それほど厳しい裁判を、池田先生は見事に逆転してくださった。
原田 「大阪の戦い」でも逆転勝利。「大阪事件」でも逆転勝利。
まさに「奇跡」です。どれほど先生が不思議な方か。
八尋 私のよく知っている高名な弁護士も「どれほど池田先生が正しいか。正義の人か。この大阪事件の結果一つを取っても、よく分かる」と驚嘆していた。
竹内 我らは、その池田先生の直系の門下生だ。戦おう! 勝とう! 断じて勝とう!
後藤 御聖訓に「強敵(ごうてき)を伏(ふく)して始(はじめ)て力士(りきし)をしる」と厳然と仰せだ。
強い敵を倒してこそ、その人が本当の力ある人間であると分かる。今も昔も変わらぬ戦いの真実だ。
原田 その通りだ。「池田門下生」と、口先でなら、だれでも言える。我々こそは先生の本物の弟子であると、我らは勝って証明しようではないか!
(2007. 7. 5. 聖教新聞)
<37> 忘恩 陰謀 謀略の輩は全て惨敗
出席者:原田会長、八尋副会長、福島副会長、竹内青年部長、後藤関東青年部長、松尾中部青年部長
後藤 学会の前進を妬む連中の謀略が、いかに陰険、陰湿きわまるか。この点について前回、語り合った。
竹内 その通りだ。あの事実無根の「月刊ペン」事件を見ても分かるじゃないか。
松尾 前代未聞のデマ事件だった。1976年(昭和51年)、月刊誌「月刊ペン」が事実無根のデマ記事で学会を中傷した。そこから端を発した事件だ。
福島 もともと「月刊ペン」というのは、総会屋絡みの雑誌ということで有名だった。インチキだらけの雑誌だった。
しかし、あまりにも悪辣なデマ事件だったので、学会は名誉毀損罪で刑事告訴した。
八尋 警視庁は編集長の隈部大蔵を逮捕し、25日間にわたって勾留。隈部は起訴され、刑事裁判が行われた。
結果として83年6月10日に東京地裁、翌84年7月18日に東京高裁が、当時としては最高額の「罰金20万円」の有罪判決を隈部に下した。
福島 民事裁判じゃない。刑事裁判だ。雑誌が、それも編集長が名誉毀損の刑事裁判で有罪になるなんていうことは、前代未聞のことだった。それほど悪辣千万のデマ事件だった。
事件の背景
八尋 実は、この事件にも「裏」があった。ドス黒い「舞台裏」があり「背景」があった。
原田 その通りだ。デマ事件が起きた70年代当時、学会はイデオロギーを超えた世界的な平和・文化・教育の行動を本格的に開始していた。
竹内 問題の「月刊ペン」が出る前の74年。池田先生は中国(5月、12月)、ソ連(9月)を歴訪された。
中国では周恩来総理と、ソ連ではコスイギン首相と歴史的な会見をされた。
松尾 ところが「ペン」の隈部という男は、ゴリゴリの反共主義で有名だった。
後藤 また国内では公明党が67年に衆院に進出し、69年には47議席にまで躍進。
しかもデマ記事が出た76年の年末には、衆院に進出して4回目となる衆院選が予定されていた。
松尾 当然、隈部の裏には、公明党の発展に対する反感があり、次期衆院選で何とか邪魔してやろうという狙いがあった。間違いない。
原田 だいたい、この隈部は「大乗教団」という法華系の宗教団体の最高幹部だった。
池田先生の輝くばかりの人間外交、学会の世界的な興隆、公明党の躍進を妬み、謀略を仕掛けてきたことは明瞭、明確だった。
松尾 もともと事実無根、出どころ不明のデマだったことは、この隈部本人が分かっていたんだ。
その証拠に隈部は学会側に対して「謝罪文」を書いている。
八尋 判決も隈部を厳しく断罪している。
問題のデマ情報については「不確かな要素が色濃くつきまとっていた」「信用するのはあまりにも危険」と手厳しく糾弾。
福島 それに裁判の途中で首を突っ込み、隈部の片棒を担いだ山崎正友一派のウソについても厳しく断罪した。
「額面どおりに受け取ることはできない」「確実な裏付けを欠いているだけでなく、内容上も疑問」等々と、ことごとく厳しく退けた。
竹内 デマ記事を書いた本人は謝罪。裁判でも断罪。その味方をした連中も断罪。どれほどインチキだったか。一目瞭然だ。
松尾 その後、隈部は死亡。月刊ペン社も多額の借金をかかえて倒産した。
7つの大敗
八尋 隈部のデマに荷担した山崎のやつも3億円もの凶悪な恐喝事件を起こした。
竹内 その裁判でも、判決文で50回以上もウソつき≠ニ厳しく断罪。懲役3年の実刑判決が下り、服役した。
そのほか山崎は今まで人権侵害など18件もの裁判で敗北。賠償金額は合計680万円以上だ。
松尾 その山崎と結託した日顕のやつも敗北、惨敗、赤恥、大恥(笑い)。
竹内 これまで日顕本人を含めて、宗門が敗北した裁判は、7件にもなりますね。
八尋 その通りだ。
まず@あの「シアトル事件」に絡んだデマ報道事件では、宗門と日顕に対して400万円の賠償命令が最高裁で確定している(2003年9月)。
松尾 判決では日顕がデマ報道を主導した≠ニまで断じられた。
福島 A日顕が改革僧侶の池田託道さんを中傷した名誉毀損事件。これも最高裁判所で日顕個人に対する30万円の賠償命令が厳しく確定している(03年7月)。
後藤 これも日顕の発言は違法である≠ニ裁判所がハッキリ認定している。
原田 日顕は個人として最高裁から2回も厳しく断罪された。これは永久に歴史に残っていく。
八尋 まだまだある(笑い)。
B大石寺が米袋などに遺骨を詰めて不法投棄していた事件では、遺族4人に対して各50万円(合計200万円)の慰謝料支払い命令が確定(最高裁、03年12月)。
福島 C日顕が芸者と一緒に写っている、あの「芸者写真」裁判では、日顕宗が訴えて裁判を起こしていた。これも日顕宗の敗訴が確定している(最高裁、04年2月)。
竹内 このほかD妙道寺(中島法信住職)明け渡し請求E常説寺(山本辰道住職)明け渡し請求F大経寺(渡辺慈済住職)明け渡し請求――この三つの裁判でも日顕宗側の敗訴が最高裁で確定している(02年1月・2月)。
後藤 この三つの明け渡し訴訟は、日顕の「ニセ法主疑惑」「相承疑惑」が最大の敗因になって負けたものだ。
広布破壊の仏罰
原田 すべては仏意仏勅の創価学会を破壊しようと陰謀した仏罰だ。
そもそも学会は宗門に、どれほど供養してきたか。何千億円、いや、それ以上だろう……。
八尋 土地建物だけをとっても、大石寺には正本堂、大客殿、大化城、総坊、幾多の塔中坊など。全国の末寺だけでも、356ヵ寺も寄進した。
原田 日顕は池田先生に、どれほどの大恩があるか!
福島 その大恩を仇で返した。それも、ただのひと言の対話もなしに、一方的に切りつけてきた。とるだけとって闇討ちにした。
後藤 この残虐、忘恩、冷酷、冷血! およそ血の通った人間にできることではない。まさしく畜生以下だ。
竹内 その報いは厳しい。裁判だけをとっても、宗門は最高裁で7度の敗訴、断罪。
信者は以前の公称信者数の2%にまで激減した。
八尋 かたや創価の正義の連帯は、当時115ヵ国・地域だったのが、今や190ヵ国・地域にまで広がった。
松尾 思えば平成2年末の第2次宗門事件のとき、日顕のやつは「学会から20万人くればいい」と言い放った。
後藤 何が20万人だ。バカバカしい(大笑い)。日顕よ、学会を破壊するどころか、尻尾を巻いて退座したのは貴様のほうじゃないか(爆笑)。
竹内 いまや誰も宗門なんか見向きもしない。話題にもならない。他宗からもバカにされきっているじゃないか(大笑い)。
原田 悪辣卑劣のデマ、陰謀、謀略、政治家やマスコミの中傷・誹謗。それらには必ず「裏」がある。
あまりにも偉大であり、高潔であられる池田先生への嫉妬。学会の世界的興隆への妬み。選挙の妨害狙い。
すべてに必ず「裏の狙い」があり「思惑」がある。これまでも、また、今も、これからも、構図は同じだ。
八尋 池田先生は、その迫害の構図を、自ら一切の矢面に立って戦ってくださりながら、私どもに身をもって教えてくださった。
ただ一人、障魔と敢然と戦い、勝利し、正義と真実の創価の道を厳然と切り開いてくださった。
原田 池田先生が開いてくださった正義の大道を進むかぎり、学会は必ず勝利していける。勝ち栄えていける。
この学会創立77周年の7月。我々は断じて、勝利の歴史を残そうではないか!
(2007. 7. 9. 聖教新聞)
<38> 公明党よ 断じて勝て!
出席者:原田会長、谷川副会長、竹内青年部長、奥村東京青年部長、後藤関東青年部長、松尾中部青年部長
谷川 きょう7月12日、いよいよ参議院選挙が公示を迎える(今月29日投票)。
竹内 有権者の関心は高い。報道を見ても、日ましに注目が集まっている。
谷川 日本の針路を決める大事な選挙だ。我々は絶対無事故で、正々堂々と、国民の権利を行使していこうじゃないか!
原田 そして公明党よ、断じて勝て! 今回、公明党は、比例区をはじめ、愛知、埼玉、神奈川、東京、大阪の5選挙区で候補を立てる。支持者の期待に必ず応えてもらいたい!
谷川 それにしても、この時期になると、選挙違反をするやつ、選挙狙いで謀略を仕掛けるやつ、選挙を汚す輩が必ず出てくるものだ。
原田 これまで学会も、また、われわれが支援する公明党も、違法行為をおかした連中には厳重、厳正に対処してきた。
後藤 その通りだ。あまりにも悪辣、卑劣な事件が多かったな!
檀徒の選挙違反
谷川 近年も、共産党関係者が東京、埼玉、愛知等で住民移動♂]々のデマビラをまいた事件(2001年)。タレントが沖縄・那覇市で住民移動云々のデマを流して、陳謝した事件(03年)。
一つ一つ厳しく糾明し、糾弾し、決着をつけてきた。
奥村 昨年末から今年の年頭にかけても、東京、埼玉で事件があった。公明党のポスターを傷つけた男が、相次いで現行犯逮捕された。
竹内 それに日顕宗の檀徒どもによる事件も、ずいぶんとあったな。
後藤 埼玉では、2000年6月、日顕宗の檀徒らが公明党をデマで中傷するビラを大量にバラ撒いた。
竹内 この事件については同月、公明党が埼玉県警に刑事告発。同様のビラが東京、静岡、千葉、神奈川、愛知、北海道、大阪等でも配布されたが、同じく刑事告発された。
奥村 翌01年7月の参院選前にも、日顕直属の檀徒らが根深く絡んだ事件が起きた。警視庁が同月、東京・杉並区の謀略グループの拠点など数ヵ所を家宅捜索した。
竹内 この時の選挙では、日顕宗檀徒の候補による選挙違反も各地で告発された。大阪、兵庫、愛知、京都、長野、北海道の警察本部が正式に告発を受理した。
谷川 どれほど広い地域にわたる、組織的な選挙違反だったか。よく分かるじゃないか。
松尾 その手口が、またあくどい。連中は、選挙用ビラに交付された「証紙」を別の檀徒候補に横流ししていた。そうやって違法なビラを大量に作ってバラ撒いたんだ。
谷川 選挙用のビラに別人の候補の証紙を張って配るのは、重大な違法行為だ。
刑法の「公記号不正使用罪」に問われる犯罪だ。
竹内 そもそも証紙を他人に横流しすることは、公職選挙法の「証紙譲渡禁止違反罪」に当たる。
奥村 それに正規の証紙が張ってないビラを配れば「文書頒布違反罪」になる。
原田 つまり、一度に三つもの罪を犯したわけだな!
竹内 そのほかにまた2000年には大阪で、公明党に対するデマビラ事件が起きた。この事件では日顕宗の坊主と檀徒に賠償金60万円の支払命令が確定している。
奥村 東京でも檀徒によるデマビラ事件があった。そのうち公明党が訴えた裁判では、檀徒らに100万円の賠償命令が下り、最高裁で確定(05年)。
竹内 学会を中傷した違法ビラ事件(01年)でも、ビラを作成、配布した檀徒らに対して100万円の賠償命令が厳しく下っている(05年、最高裁で確定)。
谷川 とにかく選挙になると日顕一味が動き出す。ずいぶんと違法行為を働いてきたものだな!
後藤 これも元凶は日顕だ。
竹内 その通りだ。その証拠に01年の参院選では、日顕本人までもが檀徒の候補を応援した。宗内の坊主たちにワシも応援しているから、がんばれ≠ネんて調子に乗ってハッパをかけていた。
奥村 ところが、フタを開けてみれば、檀徒の候補は歴史に残る大惨敗(大笑い)。大石寺の地元・富士宮市ですら、400票そこそこしかとれなかった(爆笑)。
原田 この時の惨敗に懲りたんだろう。
日顕の後釜の早瀬は、選挙について、ウンともスンとも言っていないようじゃないか。
竹内 もう選挙はコリゴリだ≠ニ思っているんだろう。
最近も宗内の坊主が言っていた。
「法主が特定の政党や候補の支援を決めるなど、あってはならないことだ」と皮肉を言っていたというんだな。
谷川 明らかに日顕に対する批判だな(大笑い)。
松尾 裏で早瀬が言わせているんじゃないのか。日顕への当てつけで(爆笑)。
後藤 早瀬にしてみればオレは日顕とは違う。わざわざ選挙に手を出して負けるなんて、バカなやつだ≠ニ思っているんだろうな。
原田 とにかく、日顕宗だろうとなかろうと、選挙違反は民主主義の敵だ。絶対に許さない。許してもならない。
選挙違反をみつけたら、即座に突き出す。当局に、厳重、厳正なる処罰を求めていく。
詐称区議が辞職
竹内 選挙違反といえば、経歴詐称していた、あの東京・世田谷の区議が、とうとう辞めたな(笑い)。
谷川 ああ、あの、外交官の等級を詐称していた男だな。
奥村 その通りだ。
こいつは、4月に行われた区議選で野党から出馬してトップ当選した。
だが、経歴詐称が発覚し、大問題になった。
6月21日には警視庁が公職選挙法違反の容疑で書類送検した。
竹内 その男が今月3日に、やっと辞職したんだ。
後藤 区民は大喝采だ。
「世田谷の恥さらしめが! 辞職は当然だ。遅すぎたくらいだ」と口を揃えて言っているようだ。
松尾 いや、まったくだ。なんで今ごろ辞めたんだ? もっと早く辞めるべきじゃないか。
奥村 そこが問題なんだ。
背景には、まず@区民の団体が議員辞職を求める署名を集めていて、区に提出される直前だった。
竹内 Aその男は書類送検されているが、罪の事実は明確だ。議員を辞めれば、罪を軽くしてもらえると踏んだのではないか。このようにも噂されている。
奥村 もう一つはB「議員報酬」狙いだ。
実は6月29日に夏のボーナス約44万円が支給されている。また7月分の議員報酬(月額約61万円)も支払われる。月初めの1日でも在籍していれば、1ヵ月分の報酬が、まるまる支給されるからだ。
後藤 つまり、こいつはボーナスをもらい、7月の報酬ももらうと決まった段階で、やっと辞めたわけか。
奥村 その額なんと105万円だ。全部、世田谷区民の血税だ。
後藤 こずるくタイミングを狙って辞めた。そう言われたって、しかたがないな。
松尾 平気で経歴詐称し、有権者にウソをつくようなやつだからな(笑い)。
野党から逮捕者
奥村 そもそも、この区議が所属していた党の国会議員が言っていた。
「党員のスカウトも、どうしても質が下がり、たまに、ああいうろくでもないのが出てきてしまう」とハッキリ認めていた。
松尾 ふざけるな! 何が「出てきてしまう」だ。まるで他人事じゃないか。この言葉一つとっても、国民をナメきっている。
後藤 その通りだ。「だいたい、この野党は<ろくでもない>連中ばかりを出してきたじゃないか」と、私の会った新聞記者も呆れ返っていたっけな。
松尾 最近も出た。前回の参院選(04年)で愛媛県選挙区から立候補した男が、なんと、ストーカー行為を働いた容疑で今月5日、逮捕されたばかりだ。
後藤 報道によると、30代の知人の女性に対して、卑劣な写真画像をメールで繰り返し送りつけたというんだな。
松尾 逮捕された男は05年の衆院選にも党公認候補として出馬していた。
竹内 よくも、そんなやつを候補にしたものだな。「有権者をバカにするのもいい加減にしろ」と、ニュースを知った地元の有権者は激怒している。
原田 有権者が、賢く見抜いていくことだ。イメージや格好、口先なんかで騙されたら、取り返しのつかないことになる。
政党も政治家も「実績」だ。「どう働いたか」だ。この一点を鋭く見抜いていくことだ。
(2007. 7.12. 聖教新聞)
<39> 新しき大中部の太陽よ、勝ち昇れ!
出席者:原田会長、谷川副会長、竹内青年部長、奥村東京青年部長、後藤東海道青年部長、松尾中部青年部長
松尾 前回は「選挙の時期になると、選挙を汚す輩が出る」ことを話し合った。
最近の「名古屋タイムズ」にも、こんな記事が出ていた。
今回の参院選に野党から出馬する候補がいる。
その大学の同窓会長が、同窓生に、なんと選挙運動用のハガキを送っていた。
当然、公職選挙法違反の疑いがあるとして、同窓会有志が抗議書を送ったというんだな。
奥村 大事件じゃないか。
選挙運動用のハガキを告示前に送ったら、明確に違法だ。公選法で禁止されている「事前運動」に当たる。明々白々じゃないか。
松尾 その通りだ。
愛知県警も13日、告発を受理している。
竹内 当たり前だ。選挙は「公明正大」が大鉄則だ。それを法律で決められたルールを平然と破る。裏切る。断固、真相を糾明するべきだ。
公明党がトップ
谷川 参院選といえば、今回の参院選に向けて、各党ともマニフェスト(政策綱領)を発表している。だが政策といっても、結局は「実際に実現したかどうか」だ。
奥村 マニフェストの進捗率でいえば、公明党は98%。全政党のなかでトップだ。
後藤 「事実」なんだから仕方ない。
事実では、かなわないから、どっかの野党の国会議員が、こう言い放っていたようだ。うちは野党だから、政策が達成できなくても当たり前だ≠ニ放言していた。
谷川 バカバカしい(笑い)。野党でも政策は実現できる。いくらでも方法はある。
竹内 この発言を聞いた評論家が「怠け者の言い訳だ。いかに自分が無能かを、自分でさらけ出しているようなものだ」と大笑いしていたよ(大笑い)。
谷川 公明党の党員でもない婦人の話を聞いた。
この方は各政党の政策を、インターネットのホームページを見て調べて、自分で比較してみた。その結果、公明党が一番いいと結論。自発的に支持を広げているというんだな。
奥村 その方が語っていた。
「公明党の政策は、なにも創価学会のためではありません。広く国民全体のために、いい政策を打ち出し、着実に実現している」。このように賞讃していた。
松尾 閣僚を歴任した竹中平蔵・慶應義塾大学教授も公明党を高く評価している。
「公明党の政策論は非常に具体的」「常に新鮮でインパクトがある」等々と語っている。
会館に感謝!
竹内 ところで、この「青年の月」7月。各地のメンバーから喜びの声が数多く寄せられている。
奥村 最近、入会したばかりのメンバーが口々に語っていた。
「学会の活動は楽しい。会館で皆と一緒に勤行すると元気が出ます。先輩の信仰体験を聞くと、もっと元気になります」「会館での法要に参加したが明るく清々しい」「会館で行われた餅つき大会にも参加しました」「会館周辺の清掃も近隣の方と一緒にやらせてもらいました」と喜んでいた。
松尾 愛知県の男子部員も言っていた。
「学会に入る前は、政治なんて、何の興味もなかった。しかし、若者が政治にかかわっていかないと、社会は何も変わらない。このことを学会の先輩から教えてもらった。
政治にしても、平和にしても、教育にしても、文化にしても、自分たちが行動すれば変えられる。学会に出あって学びました」と感激していた。
原田 どれほど多くの庶民が、学会の活動によって社会意識を向上させたか。社会的使命に目覚めてきたか。
竹内 神奈川県の川崎市川崎区に、川崎平和講堂がある。この地域の町会長さんも、学会を深く理解してくださっているとか。
後藤 そうなんです。何しろ、聖教新聞の切り抜きノートまで持っている。もう何冊にもなる。「名字の言」「寸鉄」「わが友に贈る」などを切り抜いている。それを町会の集まりなどで紹介してくださっている。
原田 ありがたいことだ。近年、ますます各地で、そうした理解者が多くなってきた。
後藤 その方は、つねづね、こう言いきってくださっている。
「いま、この町会で誇れるものは、学校があることと、学会の会館があることだ。学会の会館ができて、この地域は明るくなった。きれいになった。治安もよくなった。学会の会館があることに皆が感謝すべきじゃないか」と主張してくださっている。
谷川 今や、地域で、社会で、学会は「なくてはならない存在」になってきた。大きく理解を広げた。その証しの発言だ。
原田 これも池田先生の指導のもと、皆が団結して戦ってきたからだ。見る人は見てくださっている。正視眼の人が増えてきた。
弾圧にも勝利
竹内 先日も愛知県の、古くからの学会の理解者が言っていた。
「あの民社党の塚本による宗教弾圧の当時を考えると、隔世の感がありますね。学会は勝ちましたね」と、我がことのように喜んでくださっていた。
松尾 その通りだ。我が愛知、そして中部の同志にとっては、絶対に忘れられない弾圧事件だ。
谷川 1970年(昭和45年)のことだ。
愛知県選出の国会議員だった塚本某が、突然、学会を攻撃しはじめた。国会の場で、何の裏付けも証拠も示さず、狂ったように学会を中傷しはじめた。
竹内 揚げ句の果てに「喚問、喚問」と大騒ぎしたんだ。
原田 なぜ学会を攻撃したのか。これには背景がある。
60年代、池田先生は国際社会への提言の発表を開始された。ベトナム戦争の即時停戦(66年)、沖縄返還(67年)、核問題(68年)、そして日中国交正常化(同年)と次々に提言を発表なさった。
谷川 64年5月には、公明政治連盟(公明党の前身)が衆議院進出を発表した。
原田 世間は驚いた。なかんずく政治家、他の宗教団体が驚いた。ただでさえ発展し、前進していた学会が、いよいよ本格的に社会での発言をはじめたからだ。
谷川 とくに新宗連(新日本宗教団体連合会)という団体が、敵意をむき出しにしていた。
裏に嫉妬の勢力
竹内 65年(昭和40年)9月には、新宗連理事会が「創価学会・公明党と断固対決」と決議した。新宗連が総力をあげて学会包囲網を敷くと打ち出した。
谷川 当時の新宗連の機関紙(新宗教新聞)にも「邪教撲滅へ!」「学会と対決に起(た)ち上る」等々と、大見出しを掲げていた。
原田 民社党候補の多くが新宗連の推薦を受けていた。
だが67年1月の衆院初進出で、公明党は25議席を獲得。
69年12月の選挙では、公明党は47議席を獲得。一気に民社党(31議席)を抜いて、第3党に躍進した。
谷川 結局、これに驚いた一部の議員と、バックにいる宗教団体が結託して、学会を弾圧しようとしたんだ。
原田 学会を妬む議員と、そのヒモつきの団体が野合する。選挙の時期を狙って陰謀を巡らす。これが昔も今も変わらぬ、宗教弾圧の構図だ。
谷川 我が中部は、池田先生のもと、そのドス黒い邪悪の構図を厳然と打ち破り、勝利の大道を切り開いてきた。
「異体同心(いたいどうしん)なれば万事(ばんじ)を成(じょう)し」との御聖訓の通りに、堂々たる正義の歴史を刻んできた。
原田 その通りだ。先日(6月3日)、池田先生は中部への長編詩「新しき大中部の太陽よ 勝ち昇れ!」で、こう呼びかけてくださった。
「邪悪な怨敵は/完璧に打ち倒し/正邪の決着をつけるのだ」
「中部は/常に大勝利するのだ!/中部は/必ず勝鬨(かちどき)を挙げるのだ!/中部は/断固として勝つのだ!」
どれほど使命のある中部か!
松尾 断じて戦います! 断固として勝ちます!
(2007. 7.16. 聖教新聞)
<40> 埼玉に正義の勝利の勝鬨を!
出席者:原田会長、谷川副会長、竹内青年部長、奥村東京青年部長、後藤関東青年部長、松尾中部青年部長
戦いはこれから
竹内 いま全国の同志が、この上半期の総仕上げに向けて大奮闘、大前進している。
原田 御聖訓には「仏法は勝負をさきとし」と仰せだ。また「結句(けっく)は勝負を決せざらん外は此(こ)の災難(さいなん)止(や)み難(がた)かるべし」とも仰せであられる。とにかく「勝つこと」だ。断じて勝つことだ。
谷川 その通りだ。仏法は「本因妙(ほんいんみょう)」だ。「過去」ではない。「今」が大事だ。
戦いは「これから」だ。最後の最後まで戦って勝つ。最後に勝つ。こう決めることだ。
原田 戸田先生が「本当の戦いはこれからだと立ち上がり、敢然と突き進もうではないか」と呼びかけられた通りだ。
谷川 なかんずく埼玉の勝利が焦点だ。
原田 断じて勝とう! 埼玉に堂々たる正義の勝利の勝鬨を轟かせようではないか!
後藤 勝ちます! 最後の最後まで戦い抜きます!
未納男が改革?
谷川 それにしても今回の参院選も、いよいよ選挙戦の真っ直中だ。
竹内 今回の選挙の最大の争点について、マスコミ各社とも「年金」をあげているところが多い。
後藤 「年金」といえば、埼玉県では、こんな話がある。どっかの野党の候補が「あなたの年金を守ります」と大々的に宣伝しているというんだな。
竹内 ところが、だ。
その候補は市議、県議を経て参院議員になったが、なんと、議員になってから25年間も国民年金を払わなくていいと信じ込んでいた。いわゆる「未納男」だったと自分で白状していた。
後藤 バカバカしい話だ。とうてい信じられない話だ。
「これほど長期間、未納だった男が、年金を守る? そもそも、そんなやつに年金を語る資格なんかない」と埼玉県在住のジャーナリストが顔を真っ赤にして怒っていた。
松尾 その通りだ。有権者をバカにするにもほどがある!
後藤 しかも未納が発覚した際に何と言い放ったか。
「必要ないと思っていた」と平然と開き直っていた。
奥村 年金の仕組みすら知らなかったわけか!
松尾 長年、議員をやっていながら、年金も払わない。仕組みすら知らない。よくもよくも、そんな男が年金云々と偉そうに言えるものだよ。
実績もゼロ?
後藤 しかも、この候補は長年の議員生活のなかで、まともな実績が何一つない。
谷川 本当なのか?
後藤 この候補のホームページを見てみた。「国会での仕事」というコーナーがあったが、なんと自分がやった実績は何一つ書いていなかった。
松尾 驚いたな。
要するに有権者の血税で25年間も養ってもらいながら、まともな「実績」はゼロ。「仕事」もゼロということか。
谷川 これほど有権者をバカにした話もないな。
竹内 私がよく知る埼玉県川越市に住む友人が言っていた。
「選挙の時だけ、もっともらしいことを言って票を稼ぐ。だが選挙が終わったら、まともな仕事は何もしない。
そうやって、選挙のたびに裏切られてきた。もうウンザリだ。口先だけ、宣伝だけ、パフォーマンスだけの政治家は、もう必要ない。私たちのために何かをやってくれる人を応援したい」
このような心の叫びを聞かせてくれた。
逮捕者が50人
後藤 それに、野党の別の候補は東京で衆議院議員の公募に落ちた。
それで「議員になれるなら、どこでもいい」とばかりに埼玉県から出馬することになったようだ。
谷川 ずいぶんと埼玉の有権者をコケにしてくれるじゃないか。
選挙は就職活動じゃないんだ。ふざけるな!
後藤 私がよく知る、大手百貨店に勤める友人が憤っていた。
「だいたい最近は、転職気分で政治家を目指すような、軽佻浮薄の輩が多すぎる」と怒っていた。
松尾 私の知人も言っていた。
「そんなことだから、その野党は、不祥事を起こすやつだらけなんだ。この7年で50人と言われる大量の逮捕者を出すのも無理もない」と言っていた。
後藤 かりにも参議院は「良識の府」だ。
埼玉県民は「良識」のある人間を見抜こうじゃないか。有権者が、戦おうじゃないか! 声を上げようじゃないか!
法華講も応援
竹内 そういえば近年、選挙になると公明党を応援する法華講員が、だんだん増えてきたようだ。
奥村 その通りなんだ。先日も、静岡県で幼稚園の先生をやっている法華講員が告白していた。
「いろんな政党があるけど、公明党が一番いい仕事している。うちは法華講だけど、いつも公明党を応援しています」とハッキリ言っていた。
松尾 我が中部でも、父親の葬儀に日顕宗の坊主を何人も呼んだという法華講員が明言していた。「公明党は勢いがありますね。元気がありますね。今回も応援しますよ」と確約していた。
谷川 「法華講員だけど選挙は公明党」という人が多くなってきた(笑い)。
奥村 これは東京の寺の法華講員の話だ。
「うちの寺の会合では、野党候補のチラシが配られました。でも、応援しても坊主が喜ぶだけでしょう。
私はこれまでも、これからも『選挙は公明党』です。国民のためにもなるし、坊主が悔しがる顔が見れる。一石二鳥です」(笑い)。このようにキッパリ言っていたという。
後藤 埼玉県の法華講員は言っていた。
「宗門は大人げない。学会とケンカしたって、何もいいことない。学会には勝てないよ」
「選挙にしても公明党は連戦連勝ですね。日顕は、さぞかし悔しがっていることでしょうね」と言っていた。
奥村 これも東京の寺の法華講員の話だ。
「以前は、いっそのこと共産党を支援しようなんて寺で言われたことがあったが、まさかね。今は、着実に政策を実現してくれる公明党を応援しています」。このように言っていた。
竹内 東京の寺では最近、こんなことがあった。
あまり寺の集まりに来たことのない法華講員が、公明党の参議院議員の実績を、とうとうと語り始めた。
奥村 突然のことに、法華講の幹部は仰天。大慌てで、止めに入った(笑い)。そういうことまであった(大笑い)。
後藤 「法華講だけど選挙は公明」。わが埼玉県でも、これまでとは比較にならないほどの規模で、そうした話が入ってくる。
谷川 坊主に嫌気がさしているからだ。
それ以上に、公明党への期待が高くなってきたからだ。
原田 だからこそ公明党の候補、議員、その家族は立ち上がれ! 総立ちになって戦え! 支持者の奮闘、期待に今こそ応えよ!
(2007. 7.19. 聖教新聞)