<21> またもや日顕一味が大惨敗 |
<21> 学会はデマの謀略に完全勝利
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
正木 愛読者の方から、こんな声が届いた。
「先日の座談会で議員の家族が真剣に戦え≠ニあったが、まったくその通りだと実感した。
我々の地域でも、議員の家族が大ひんしゅくを買った。支持者が食費や交通費を節約しているのに『グリーン車に乗ってきた』と皆の前で発言した議員夫人がいたのです。議員と家族は庶民感覚を絶対に失わないでほしい」とあった。
金沢 「公明党の議員も家族も原点を忘れるな」「選挙前に戦うのは当たり前だ。大事なのは当選後の行動だ」。このような声も寄せられている。
原田 公明党の国会議員、家族! 支持者の声を真摯に聞け。
支持者が胸を張って応援できる「振る舞い」と「結果」を残してもらいたい。
青年が乱舞!
正木 それにしても今、青年部の活躍が目覚ましい。各地で大成長する青年の話を、よく聞く。
佐藤 ありがとうございます。
たとえば、神奈川県の横浜・都筑区の男子部メンバー。彼は大手電気通信メーカーに勤務。これまで70件以上の特許を取得し、会社で最年少となる「特許殿堂」という社長表彰を受けた。
山本 福岡県出身で創価大学の法科大学院に学ぶ男子部員。本年1月、地元・福岡市の路上で、ひったくりを目撃し、とっさに取り押さえた。
その功績が称えられ、警察から感謝状が贈られた。
河西 愛媛大学の大学院に学ぶ学生部員。宇宙情報工学を専攻し、これまで4年連続して、国際学会で発表している。
学会活動でも全力だ。4人の友人に折伏を実らせている。
佐藤 そして沖縄の牙城会メンバー。30代の新進気鋭の陶芸家だ。陶芸展で沖縄県知事賞(金賞)を受賞するなど、その活躍が反響を呼んでいる。
金沢 私も、東京・大田区の創価班大学校生の話を聞いた。
彼は小学校卒業後、なんと大石寺で出家した。だが、あまりにも歪んだ所化の世界の実態に悩みぬき、学会員の友人に相談した。
そして学会員の人柄に感動して、01年1月に大石寺を離脱し、還俗した。
佐藤 その後、彼は、学会に入会。創価大学に進学し、卒業後は、所化時代の経験も生かして仏壇店に就職。今は店長を務めている(拍手)。
金沢 つい最近も折伏を実らせたということだ。
原田 青年部は今、一番、大事な時を迎えている。
池田先生も全魂込めて指導してくださった。
「青年部の諸君が乱舞して、次の大きな学会を、世界平和の不滅の基盤となる学会を、いかなる嵐にも揺るがぬ勝利の学会をつくっていくのだ。青年部の諸君、頼む」。最大に期待してくださった。
正木 戸田先生も「青年の成長なくして広宣流布も、時代の未来も開けない」「次の学会を、青年部、よろしく頼む」と厳命なされた。
佐藤 「いかなる嵐にも揺るがぬ勝利の学会」の構築! 青年の使命の重さを痛感します。
青年部は断じて、勝ちます! 勝ちまくります!
嫉妬の中傷
原田 ところで創立77周年の「11・18」も目前だ。
本年もまた学会は、ありとあらゆる嫉妬のデマ、中傷に、厳然と打ち勝ってきた。
佐藤 その通りだ。日顕宗の檀徒が、インターネットのホームページで、学会の著作権を侵害した悪辣な事件でも学会は勝利した。
河西 本年5月、東京地裁は、檀徒による悪質な著作権侵害を明確に認定。檀徒に対して賠償金40万円の支払いを命じる判決を下した。
佐藤 檀徒は控訴を遂に断念。学会の勝訴判決が厳然と確定している。
金沢 日顕一派による盗聴事件でも学会が勝訴しているな。
佐藤 その通りです。
創価新報などが、日顕直属の檀徒らによる盗聴事件について報じた。
それに対して檀徒らは関与していない。名誉毀損だ≠ニして学会側を訴えていた。
河西 その事件の高裁判決が、本年9月に下った。
佐藤 その結果、一審に続いて、東京高裁も檀徒は盗聴事件に関与した疑いがある≠ニ厳しく認定。檀徒側敗訴の判決を言い渡したんだ。
山本 日顕一派が、どれほど極悪非道か! これまでもウソ、デマ等々の裁判で断罪続きじゃないか。
金沢 能安寺(埼玉県所沢市)の水島公正が学会を中傷したデマ事件。ここでも水島が敗訴し、賠償命令が下っている。
佐藤 檀徒連中が違法ビラをバラ撒いて学会を中傷した事件でも、檀徒に対する100万円の賠償命令が確定(05年4月)。
河西 また、公明党を中傷するデマビラを撒き散らした事件でも、檀徒らに対して100万円の賠償命令が確定している(05年2月)。
正木 それだけじゃない。悪党の親玉の日顕本人もデマで断罪されている。
山本 その通りだ。日顕本人が改革僧侶を中傷した事件では、裁判所が日顕の発言は違法≠ニ認定。日顕に対する30万円の賠償命令が、最高裁で確定している。
佐藤 それに、あの「シアトル事件」に絡んだデマ事件でも裁判所が、日顕本人と宗門を断罪。400万円の賠償命令が最高裁で確定している。
金沢 日顕本人が首謀したデマ事件で、2度も最高裁で断罪されている。どれだけ悪辣きわまる大ウソつきか!
原田 それにまた、一部の雑誌によるデマ事件においても学会は完全に勝利してきた。
山本 今年の話になるが「週刊新潮」が私をデマで中傷した事件があった(笑い)。
この事件では本年7月、新潮側に謝罪広告の掲載命令と230万円の賠償命令が下っている(福岡地裁)。
金沢 あの「北新宿地上げデマ事件」でも雑誌側を最高裁が断罪した。400万円の賠償命令と謝罪広告の掲載命令が確定した(02年11月)。
原田 学会を狙ったデマの謀略は、裁判でも、ことごとく粉砕された。学会は本年も、堂々と勝った!
(2007.11. 8. 聖教新聞)
<22> 議員が腐れば政治は退廃
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
3大デマに勝利
原田 前回も語り合った通り、学会は本年も「デマの謀略」に大勝利した。
近年の有名な、あの「3大デマ事件」でも、学会は完全勝利したじゃないか。
金沢 その通りだ。
北海道の学会員への冤罪報道事件(1994年8月)では、デマを騒いだ「週刊新潮」側に対して、110万円の賠償命令が下っている。
佐藤 これは98年3月、最高裁で判決が確定している。
河西 そしてまた「東村山デマ事件」では、デマを流した「週刊現代」側に謝罪広告の掲載と200万円の賠償命令が下り、最高裁で確定(2002年10月)。
金沢 この事件では、同じデマを騒いだ「週刊新潮」側に対しても200万円の賠償命令が確定している(01年5月、東京地裁)。
山本 それにまた、口にするのもバカバカしいが、あの北海道のウソつき夫婦が起こした狂言訴訟事件。
河西 これもまた、まったくの事実無根として、100万件に1件といわれる「訴権の濫用」で裁判所が却下。
最高裁で、狂言夫婦の全面敗訴が確定している(01年6月)。
正木 このデマに乗っかった政治家も、軒並みに謝罪。時の総理大臣までもが2度も謝罪した。
河西 学会をデマで中傷した輩は皆が皆、裁判で断罪じゃないか。
原田 一事が万事だ。
嫉妬のデマで学会を陥れようとすればするほど、かえって、学会の正義が証明されていく。池田先生の偉大さ、高潔さが輝きわたっていく。
山本 御聖訓に修羅が太陽を射れば、その矢がかえって修羅の眼に突きささる≠ニ仰せの通りだ。
正木 四国の著名な作家の言葉が、私の脳裏に焼き付いて離れない。
「なぜ名誉会長が狙われるのか――それは、その存在が、あまりにも偉大であるからです」と語っていた通りだ。
佐藤 ところで先日、男子部のメンバーから、こんな声があった。
「会館での行事の際、役員として着任しています。そのなかで時折、役員の指示を聞かない、傲慢な人がいる」「そういう人は、とくに壮年部の幹部や議員に多い」
こういう声があった。
金沢 とんでもないことだ! 学会の会館に来たら、支持者に心から挨拶するのが当たり前じゃないか。それを、いばる。のさばる。言語道断だ!
原田 青年部の役員は、忙しいなかを「皆のために、広布のために」と任務についてくださっているんだ。
それを何だ! ふざけるな! 断じて許さぬ!
そんなやつらがいたら、明確に報告していただきたい。
地域を大切に
佐藤 ところで、公明党の議員について、いろんな声が届いている。
「うちの国会議員は永田町にばかり目が向いている。全然、地元を大事にしない。地域を回らない」
「地元の支持者の前では平身低頭しているが、ただのポーズじゃないのか。その証拠に、地元の市議、県議を大事にしていない。次の選挙もあるのに、これでは、やりきれない」。このような声があった。
河西 それに、こういう声もあった。
「選挙の前は、支持者の要望に真剣に対応してくれていた。
だが選挙が終わると対応が全く違う。何を頼んでも『時間がかかる』『党本部に言ってくれ』。対応も冷たい。
結局、選挙前は、ただのパフォーマンスだったのか」と憤っていた。
金沢 この支持者の声を、国会議員は謙虚に聞け! 誠心誠意、支持者に尽くせ! 当たり前じゃないか!
河西 あの共産党だって、国会議員は死にもの狂いじゃないか。
佐藤 その通りだ。共産党の機関紙に出ていた。
参院議員が自分で青年の有権者と懇談。その結果、新しく20人の青年が入党した。
そういう体験談が出ていた。
河西 前参院議員が選挙区の地域を歩き回り、党員6人、機関紙の読者を12人増やした。そういう話も出ていた。
佐藤 東京の有権者が言っていた。
「あそこは、いま、みな死にもの狂いだ。ある地域で、機関紙の購読をやめたいという支持者がいた。すると何と国会議員が飛んできて『やめないでくれ』と頼み込んできた」。そこまで真剣にやっているという話だ。
金沢 公明党の国会議員! 今の何十倍、いや100倍、1000倍、真剣に戦い、結果を出すべきじゃないか。
国会議員が戦え
山本 それでなくても地方議員は、歯を食いしばって頑張っている。
経済的に大変な人も多い。
金沢 いや、地方議員は頑張っているよ。
たとえば、東京・中央区の女性区議。
地元の支持者からも「誰よりも地域を熟知している。電話すると5分で来てくれる」と大評判だ。
時には他県在住の人からも相談を受けるそうだ。
正木 立派じゃないか。地域の方から信頼されている。安心を与えている。それでこそ公明党議員だ。模範の姿じゃないか。
佐藤 次は国会議員が戦う番だ!
河西 だいたい地元で人気がない、地域に信頼がない議員に限って、ふんぞり返っている。威張り腐っている。
山本 「自分の力で票が集まっている」と勘違いしているんじゃないのか?
河西 バカバカしい!
すべて偉大な支持者のお陰じゃないか!
原田 戸田先生は厳然と言い残された。
「魔は政治を支配するものだ。この魔は、政治家の内にこそ潜んでいる」「政治の退廃とは政治家の退廃であり、人間の退廃に、ほかならない」と御指導なさった。
山本 戸田先生の仰せの通りです。あまりにも議員は愚かだ。
支持者が「ああ、この議員を応援してよかった」「素晴らしい議員だ」と胸を張って言える議員になれ!
(2007.11.15. 聖教新聞)
<23> 学会は「御書根本」で前進
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
佐藤 学会伝統の「任用試験」が目前だ。今月25日の試験日に向けて、いよいよ研鑽に力が入っている。
金沢 今回、範囲となる御書は「佐渡御書」「上野殿御返事(刀杖(とうじょう)難事)」「持妙法華(じみょうほっけ)問答抄」の3編。それに「教学入門」「世界広布と創価学会」の各項目から出題される。
正木 どれも信心の土台となるものばかりだ。しっかり研鑽していこうじゃないか。
原田 日蓮大聖人は「行学(ぎょうがく)の二道(にどう)をはげみ候(そうろう)べし、行学たへなば仏法はあるべからず」と仰せであられる。
教学と実践。この二つは信心の両輪だ。
受験者の皆さんも、あと、もうひと踏ん張りだ。仏法を真剣に学んだ功徳は大きい。最後の最後まで、学び抜き、大成長していただきたい。
正木 その通りだ。
受験者はもちろんのこと、担当者の皆様、役員として陰で支えてくれる皆様、任用試験の大成功を、よろしく、お願いいたします。
原田 学会は日蓮大聖人直結の「御書根本」で進んできた。この根本を忘れた者は、信心を失い、堕落し、我見に狂っていく。あの日顕宗を見れば一目瞭然じゃないか。
模範の教学実践
山本 学会は戦後、戸田先生が一人立たれ、広宣流布の戦いを厳然と開始された。その時に最初に力を注がれたのも、教学だった。
原田 戦時中の軍部権力による弾圧で、ほとんどの幹部が退転した。その原因について、戸田先生は語られていた。
「教学なきゆえに、信心がわからず、臆病になり、法難に負けてしまった」と鋭く喝破なさった。
どれほど教学が重要か。
河西 若き日の池田先生も、それはそれは真剣に、教学に取り組まれたとうかがいました。
原田 その通りです。
教学の資格においても、受験生の皆さんと同じく、一つ一つ、順を踏まれてこられた。
1951年(昭和26年)5月3日に「助師」に任命されている。
正木 その後、昭和26年12月には「講師」に昇格。昭和27年12月に「助教授」。そして昭和29年5月には「教授」になられている。
山本 その間、先生は、毎日のように、研鑽した御書の一節を日記に書き留めておられる。戸田先生の講義の時は、どれほど忙しくても、必ず馳せ参じておられた。
原田 当時は学会に大きな会館などはなく、東京の豊島公会堂で御書講義が行われていた。
ある時、池田先生が仕事を終えて、やっとの思いで駆けつけた。ちょうど戸田先生の講義が終わったところだった。
池田先生は思わず「一度でもいいから、戸田先生の講義を始めから終わりまで聞いてみたい」と漏らされた。それほど真剣でいらっしゃった。
山本 連日連夜、真剣に学会活動、折伏に取り組む中での研鑽です。
「若き日の日記」には、このようにある。
「(大田区の座談会に出席)実に、盛況であった。一度に、数名の新人の入信をみる。堂々たる折伏をする。痛快である」と。
佐藤 また「吾(わ)が大森地区が心配でならぬ。地区が完璧になるよう、御本尊に祈る」
「(杉並区の座談会に出席)新来者少数。全員入信する。元気一杯に折伏、指導して帰る」。まさに「行学の二道」の実戦の模範を示しておられた。
真剣に御書講義
正木 昭和26年12月、先生は教学部講師に昇格された。
その当時の先生は、蒲田支部の支部幹事を兼任。あの「伝統の2月」の淵源となる大折伏を成し遂げられた。
原田 さらに、その蒲田支部幹事としての闘争の最中にも、埼玉県の川越地区(川越市)に通われては、地区講義を担当された。
佐藤 川越での講義は全部で10回。あまりの名講義に、回を重ねるごとに参加者が増えていったと、うかがいます。
原田 受講した人は、50年以上たった今でも、その感激を語っている。
正木 先生は毎回毎回の講義は必死だった。真摯に研鑽に励み、題目をしっかり唱え、満々たる生命力で臨んだ≠ニ、当時を述懐しておられる。
原田 「御書根本」の求道心こそ、戸田先生、池田先生が「師弟不二」で築いてくださった学会の柱です。
10言語で出版
金沢 「御書全集」の発刊も、戸田先生の時代は日本一国だけだった。
それが今では、英語、中国語、スペイン語、フランス語など、海外10言語で出版されている。
原田 日興上人は「大聖人の御書も、広宣流布の時には、仮名文字(日本語)を訳して世界に伝えるべきである」と遺命なされた。
池田先生こそが、その700年来の御遺命を実現してくださったのです。
河西 大聖人の仏法も、今や世界190ヵ国・地域にまで拡大した。
本年も、海外39ヵ国・地域で、13万5000人ものSGI(創価学会インタナショナル)の同志が教学試験を受ける。
正木 日蓮大聖人は「顕仏未来記」で仰せであられる。
「月は西より出(い)でて東を照(てら)し日は東より出でて西を照す仏法も又(また)以(もっ)て是(か)くの如(ごと)し正像(しょうぞう)には西より東に向(むか)い末法には東より西に往(ゆ)く」と。
まさに、この御聖訓の通りの学会の大前進です。
(2007.11.19. 聖教新聞)
<24> 教学研鑽の人には大功徳
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
原田 今回の教学部任用試験(25日)も、おかげさまで大成功を勝ち取ることができた。
受験者の皆様、また受験者を担当してくださった皆様、大変に、ありがとうございました!
正木 学会はどこまでも「日蓮大聖人直結」「御書根本」で前進していく。日興上人の大聖人門下は御書を心肝に染めよ≠ニの御遺誡通りに進んでいく。
原田 今回も多くの方々が、任用試験に真剣に取り組んだ。大きく成長した。
真剣に教学を研鑚した功徳、福徳が、どれほど大きいか。その証しだ。
山崎と原島
山本 それにひきかえ、学会の「実践の教学」を真剣に学ばず、求めず、おろそかにした連中の末路を見ろ!
みな退転、反逆、転落、没落じゃないか。
原田 その通りだ。あの極悪ペテン師の山崎正友! 教学どころか、勤行さえしていなかった(笑い)。
河西 先輩から聞いたが、あの男は、かつて学生部の大学別の御書講義を担当したことがある。
ところが、まったく講義をしない。会場に来ると、ふんぞりかえって、学生に御文を拝読させる。すると、何やかやと難癖をつけて、怒鳴り散らす。最後は机を蹴飛ばして、帰ってしまう。
みな呆れ返っていたそうだ。
正木 あの男らしいじゃないか。どうせロクな講義もできないものだから、怒ってみせた格好をして、逃げたんだろう(爆笑)。
山本 その山崎が、どうなったか。
凶悪な恐喝事件を起こして逮捕。懲役3年の実刑判決を受けた。その後も、下劣な不倫事件を起こして、300万円の賠償命令が確定。これまでに18件もの裁判で敗北している。
佐藤 その敗残者の山崎に「酒漬け」「金漬け」にされた原島のやつ! あいつも醜態を晒しぬいていたな(笑い)。
正木 とにかく酒乱。御書講義に千鳥足でやってきては、酒くさい息を吐き散らす。酔っぱらっては同じ話を、何度も何度も繰り返す(爆笑)。
原田 その原島も、山崎から1千万円もらって、聖教新聞社から資料を盗み出した。そこまで落ちぶれ果てた。
佐藤 今じゃあ、身体もボロボロで、どっかの施設を転々としているようだ(爆笑)。
唱題は弊害!?
金沢 あの日顕のやつも、我見、我流のデタラメな教学で大恥を晒しぬいてきたな。
河西 その通りだ。
まず、大御本尊をニセモノ呼ばわりして、宗内からも猛反発を食らった事件だ。
佐藤 有名だ。30分以上の唱題は弊害∞あげ過ぎると罪障を積む≠ネんてことまで言っていたな!
正木 バカバカしい(大笑い)。
大聖人は日夜朝暮に怠らず、南無妙法蓮華経と唱えるべきである≠ニ仰せであられる。また「題目の功徳は大海のごとし」「金銀のごとし」等々と仰せであられる。
それを30分以上あげると弊害≠ニは何事だ。
大聖人の教えに、真っ向から背く邪義じゃないか!
原田 だから、狂ったんだ。
身延とは野合する。禅寺に墓を建てる。仏意仏勅の学会に嫉妬して切る。
法華経に「毒気深入失本心故(どっけじんにゅうしっぽんしんこ)」とある通りの狂乱ぶりだ。
手下も狂乱
金沢 これまでも日顕は創価学会は堕地獄∞学会には仏罰%凵Xと誹謗、中傷してきた。手下の坊主どもと一緒になって、学会員を罵倒し、いじめてきた。
山本 その日顕一派の連中が今、どうなっているか。
金沢 たとえば、日顕の子分の大村日統(宝浄寺=東京・大田区)! あいつは宗門の教学部長だったが、教学の素養など微塵もない。メチャクチャだった。
佐藤 何しろ、あいつは下劣な「盗作」までやっていたくらいだからな!
正木 その通り、その通り(笑い)。
あろうことか池田先生の「生死一大事血脈抄講義」から盗作していたんだ。
佐藤 1992年(平成4年)のことだ。あいつは、大石寺での集まりで、偉そうに話をした。ところが、調べてみると、先生の講義の盗作だった(大笑い)。
河西 最近も、大村のやつは、新潟中越沖地震(本年7月16日)についてデマを吹き散らしていた。
佐藤 地震の約1週間後のことだ。
大村は、大石寺の法華講の集まりで、こう言い放った。
新潟には宗門の寺院もあるが、法華講員の墓石は倒れなかった。学会員の墓石は倒れた≠ニぬかした。
河西 ところが調べてみたら、これがまた真っ赤な大ウソだった。地震の被害が大きかった柏崎市にある日顕宗の寺には、そもそも墓地がない(爆笑)。
佐藤 地震で揺れた他の地域も調べた。だが、どこも墓石が倒れるほどの被害は全くなかった。
正木 まったくの大ウソじゃないか! いつ、どこで、誰の墓が倒れたのか? ハッキリ答えろ!
佐藤 実は、新潟の青年部が、この大村のデマを知って激怒した。そこで本年9月、大村に抗議書を送った。
河西 学会員の墓石が倒れたという発言の根拠は、あるのか、ないのか。ハッキリ答えよ≠ニ猛抗議したんだ。
佐藤 しばらくして返事らしきものを送ってきたが、肝心の答えが一切ない(笑い)。
ウソなのか本当なのか。一切答えていない。
山本 また逃げたな。あの臆病者の大村のやつがやりそうなことじゃないか(爆笑)。
金沢 実は、このデマ事件の後のことだ。何でも大村は頭の病気≠ェ判明したとやらで、どっかに入院したようだ。もう出てきたようだが。
佐藤 そうなんだ。
法華講員の話によると、先月の寺の集まりでも、一人じゃあ、まともに歩けなかった。
脇を支えられて、ヨタヨタと出てきた。声もかすれて、聞きとれないほどだったという話だ。
元凶は日顕
金沢 身体がガタガタといえば、東京・品川区の尾林日至(妙光寺)も、ひどいようだな。
佐藤 尾林のやつは、最近の寺の集まりでも、まともに歩くこともできないようだ。
河西 あいつは一昨年、信者を前にして、こう言っていた。
字が書けなくなった。背中の骨には圧迫骨折があった。声帯に腫瘍ができている。声も出なくなった。原因や治療法は分からない
このように自分の口で言っていた。
金沢 これが宗門で10人しかいない「能化」だよ(大笑い)。
山本 みっともない。一切の元凶は日顕だ。大謗法の日顕坊主のせいだ。
どれほどの大罪か!
原田 戸田先生は、かつて御指導なさった。
「(いくら教学を学んでも)肝心の御本尊に対する信仰と感激と広宣流布の決意がなければ、まったくその深意に到達しえないのみか、かえって懶惰懈怠(らんだけたい)の徒となり、謗法の徒輩(とはい)となって無間地獄に沈むのである。じつに誡心(かいしん)(いましめる)すべきことである」
このように厳しく仰せになった。
正木 今の大惨敗の日顕一派の姿こそ、何よりの証拠だ。
(2007.11.26. 聖教新聞)
<25> 池田会長は日露友好に貢献
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
山本 先日の聖教新聞の「学会創立77周年記念特集」(22〜24日付)にも出ていたが、池田先生は、これまで実に7000人もの世界の識者と対話してこられた。
原田 その通りです。この事実だけをとっても、先生が、どれほど世界のため、平和のために行動してこられたか。明確に分かるではないか。
50の対談集
正木 これまでに対談集として発刊された識者との対話だけでも、50点以上にもなる。しかも世界33言語で出版されている。
金沢 イギリスの歴史学者アーノルド・トインビー博士との対談集をはじめ、世界中で高い評価を得ている。
佐藤 それにまた、ゴルバチョフ元ソ連大統領との対談集(邦題『20世紀の精神の教訓』)。現在は、英語、フランス語、イタリア語、中国語など、世界9言語で出版されている。
河西 その通りだ。これは、世界でも大変に高い評価を得ている対談集の一つです。
イタリア語版が出た折に、イタリアの日刊紙の編集長が語っていた。
「同僚から『なぜ本の紹介を引き受けたのか』と聞かれた。
これに対して、私は『この素晴らしい対談の紹介を行わないほうが、どうかしている!』と答えた」と述べていた。
金沢 それに長岡大学の中澤孝之元教授。
「ゴルバチョフ氏の政治哲学、歴史観、宗教観、文明論、社会主義論などがいかんなく披瀝されていることに感銘を受けた。ゴルバチョフ氏の回想録でも触れられていない内容が少なくない。その意味で、『教訓』であるだけでなく、貴重な記録でもある。引き出し役、池田氏の功績大だと思う」。このように高く評価しておられる。
河西 香港の「アジア週刊」では、著名なコラムニストが本書を紹介。
「20世紀の教訓を踏まえ、憎しみから共感へ、対立から共生への転換を呼びかけている」「二人が語り合った様々なテーマは、今を生きる私たちにとっても切実な問題であり、中国人にも新たな啓示をもたらすだろう」と結論している。
山本 ゴルバチョフ財団元事務局長のツィプコ博士は、こう述べておられた。
「池田先生にお会いした時、私の脳裏には、あるひらめくもの≠ェあった。
最後のソ連共産党書記長で、ロシア・ヨーロッパ文明を代表するゴルバチョフと、世界的に著名な仏教指導者で、東洋を代表する池田SGI会長。私の前にいる、この二人の巨人≠ェ対談集を綴ることになれば、どれほど興味深いものになるか。
このアイデアにゴルバチョフも全面的に賛同したのが、この対談の発端です」。対談集の発端について証言されていた。
原田 ロシアの識者、指導者と池田先生の対談集は、これまで8点。
ゴルバチョフ氏のほか、アイトマートフ元ソ連「大統領会議」議員、モスクワ大学のログノフ前総長(2点)、サドーヴニチィ総長(2点)、児童文学者のリハーノフ氏、元宇宙飛行士のセレブロフ博士。
先生は、ロシアの識者だけで、8点もの対談集を発刊されている。
佐藤 池田先生が、いかに日本とロシアの友好、交流のために尽力してこられたか。その確固たる証しです。
原田 ロシアのベールィ駐日大使も池田会長は露日友好に多大な貢献をしてこられた≠ニ明言している通りだ。
選挙狙いのデマ
正木 なかでもゴルバチョフ氏は、これまで先生と9回にわたって会談している。
金沢 1回目の会談は1990年7月、モスクワのクレムリンで行われた。その後は、ロシアで1回、日本で7回。最近では本年6月に会われている。
原田 いずれも、ゴルバチョフ氏側からの強い要望があって、実現したものだ。
氏は「池田先生は心の友です」「親友です」と繰り返し、述べておられる。その友情の絆があればこそ、9回もの会談が実現したのです。
佐藤 そういえば、いちいち言うのもバカバカしいが会見は金で買った♂]々とデマを流した雑誌があったっけな。
原田 これも結局のところ、下劣な「選挙狙い」のデマだった。
このデマが流された92年には参院選があった。翌年には東京都議選が控えていた。衆議院選挙もあった。
選挙の時期を狙って売ろう、稼ごう。それが魂胆だ。例によって例のごとく、だよ(大笑い)。
会見実現の経緯
佐藤 だいたい、あの会見は、いま言ったように、ゴルバチョフ氏のサイドからの要請で実現したものだ。
正木 しかも、そもそも当初、先生は、会見をお断りになったんだ。
原田 その通りだ。初会談に先立つ87年のことだ。
池田先生のもとに、ゴルバチョフ氏との会談の打診があった。だが、どうしても日程があわないことから、先生は丁重にお断りしたんだ。
山本 この事実は、詳しい事情を知る、モスクワ大学のトローピン副総長(当時)も回想録に記している。
河西 それにまた、この一連のデマについては、他でもないゴルバチョフ氏本人が激怒して、明確に否定している。
金沢 だいたい、ゴルバチョフ氏にとっても、こんな失礼な話はない。私の知っている新聞記者が「こんなウソを平気で流すから、日本のマスコミは海外から信用されないんだ」と激怒していたな。
佐藤 長岡大学の中澤元教授も著書で述べている。
「池田・ゴルバチョフ会談の実現の裏に金銭の授受があったかのような情報が一部マスコミに流れたことがある。しかし、調べてみると、何ら根拠のない話であった」(『ゴルバチョフと池田大作』)とハッキリ記している。
河西 ロシア外務省で日本との関係を取り仕切っていたコワレンコ氏も「全くの事実無根だ」と怒っていた。
佐藤 モスクワ大学のストリジャック助教授も明言していた。
「ヤーゴジン、ログノフ、トローピン、ドナーエフ、大統領評議員のアイトマートフ、党国際部長のファーリン、外務省の幹部など、会見の実現に尽力した者は、世界の安定と、お互いの発展のためには日ソの友好が重要であり、そのためにこの二人は会わなければならない、という信念に基づいていた。そこに金銭などが介入する余地は、まったくなかったことを断言しておきたい」。キッパリと述べている。
原田 そもそもデマを流した当人たちが謝罪している。
90年9月には、デマ記事を掲載した雑誌の編集長らが学会本部に「お詫び」に来た。
山本 2006年3月にも、その雑誌社の幹部が「いろいろ、ご迷惑をおかけしています。勘弁してください」と陳謝している。
正木 本人も否定。関係者も全員が事実無根と断言。デマを流した張本人も陳謝。事実は明々白々だ。
原田 一事が万事だ。学会は、どこを付け狙っても、付け入る隙がない。だから、デマを流す。火のないところに煙を立てる。それしかない。
だからこそデマとは徹底的に戦い、根を断ち切ることだ。一のデマを流されたら、十、百の勢いで真実を叫びきっていくことだ。悪辣、卑劣なデマを断じて許すな!
(2007.11.29. 聖教新聞)
<26> 青年部の大前進を識者も期待
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
金沢 先日(11月28日)、開催された第3回青年部幹部会は、本当に感動的だった。青年部の皆さん、おめでとう!
原田 「青年は師子王の心で進め!」。池田先生は全国の青年部員を抱きかかえるように、渾身の励ましを贈ってくださった。
佐藤 それに今回の幹部会では、男子部の組織拡大部、渉外部、教学部の体制強化が決定。
文芸部青年会議、青年学術者会議などのグループも新スタートを切った。本当に、ありがとうございます!
正木 また、今月の第4回青年部幹部会は「創価班・牙城会大学校生大会」「女子部ヤング・リーダー大会」の意義をこめて開催されることも決定した。
佐藤 学会創立77周年の掉尾です。青年部は圧倒的な拡大で飾ります。断固、戦います!
金沢 各方面の青年部も元気いっぱいだった。
山本 その通りだ。我が九州の青年部は、明年の年頭を「精鋭10万人の結集」と弘教・拡大で勝ち飾っていく。
正木 7年ぶりの「関西指導」に沸く関西青年部は、爆発的な拡大を達成。今年だけで、3200人もの新メンバーが誕生した。
原田 目覚ましい前進だ。先生は今、青年部の育成に全力を注いでくださっている。広布第2幕を勝ち開く「本門の青年部」に、万感の期待を寄せてくださっている。
佐藤 先月も埼玉池田研修道場に着任している牙城会メンバーが「900日間の無事故」を達成した。その報告を聞かれた先生は、たいへんに喜んでくださった。そして総埼玉の牙城会委員長あてに、次のような言葉を贈られた。
「九〇〇日 無事故 着任達成!
祈 一〇〇〇日 無事故着任!
埼玉の偉大な牙城会に感謝!
わが同志の健康と栄光を祈りつつ」
このように激励してくださった。
識者の賞讃
金沢 この凛々しい学会青年部の姿を、今や海外の識者も称えている。
たとえば池田先生ご夫妻に名誉市民証を贈っているアメリカ・ロサンゼルス東部のウエストコビナ市も、そうだ。
佐藤 ミラー元市長は、SGI(創価学会インタナショナル)の青年を讃えていた。
「青年部の皆さんが、池田会長の優れた指導により、平和・文化・教育の価値を自身の生命に刻み、さらに地域社会に広げておられることを高く評価します」と賞讃していた。
河西 マカオSGIの文化祭に出席した来賓も語っていた。
「SGIの青年がいれば、マカオの未来は明るいと確信します」「皆さんの団結の姿に、和楽の尊さを実感。青年を糾合するSGIに期待します」と口々に称えていた。
山本 そしてまた大分県の青年部の大会に出席した来賓。青年たちの信仰体験を聞いて、驚嘆していた。
普通であれば、尻込みしてしまいそうな苦境を、力強く切り開いている。それが一人ではない。何人もいる。学会の青年の強い生き方に感動した≠ニ感激していた。
佐藤 著名な作家も期待していた。
これだけ多くの青年を糾合している宗教を私は知らない。青年に、どう光を与え、育てていくか。これは、いかに時代が変わろうとも大きな課題です。その意味で、学会の青年部に期待しています。青年部の皆さんに、社会と時代を、より良く変革していってもらいたい=Bこのように語っていた。
河西 学生部員の活躍を目の当たりにした、心ある学者も賞讃している。首都圏の大学の学長は「信仰を持った学生が精力的に活動に励むことは大変に好ましい」と喜んでおられた。
佐藤 また「青年の無関心に警鐘を鳴らす。すごい活動だ。近年の大学生は、なかなかやらないことだ。ぜひとも、活発にやってもらいたい。宗教に対する偏見など気にせず、堂々とやってください」。こう期待していた大学教授もいる。
勝利の勇姿
山本 職場で、地域で、勝利の姿を示す青年部員も多い。
佐藤 埼玉・川口牧口県の男子部員。彼は、自発的に、会社近隣の清掃を毎朝やり続けた。社内で話題になり、一緒に清掃する人が増え、今では当番制になるまでになった。
これがまた社長の目にとまり、異例のスピード昇進を勝ち取った。
正木 千葉・松戸旭日県の女子部員は、勤務先の社長に聖教新聞を推進。はじめは、なかなか読んでくれなかった。しかし、彼女の懸命な姿に、今では毎朝、会社で読んでくれるように。彼女の学会活動にも理解を示してくれ、女子部メンバーのために「差し入れ」をしてくれるまでになった。
金沢 私は警備会社に勤務する男子部員(東京・清瀬常勝区)の話を聞いた。
昨年4月、銀行で警備中に「振り込め詐欺」の現場に遭遇。お金を欺し取りに来た犯人を取り押さえ、会社から特別表彰を受けた。10月には全社員の中で、たった一人だけに贈られる「最優秀賞」を受賞した。
佐藤 この賞は、普通は勤続10年から20年のベテラン社員が受賞するそうだ。それを入社して数年の彼が受賞した。異例中の異例だという。
原田 これもまた見事な勝利の姿じゃないか。
防犯にも貢献
山本 地域の安全、防犯、防災にも貢献しているね。
河西 その通りです。たとえば、弁護士をしている、関西の学生部リーダーがいる。その弟は、男子部員でプロボクサーだ。
今年の8月のことだ。夜中、兄弟が大阪市内の自宅にいると、外から女性の悲鳴が聞こえた。二人は外に出て、現場に急行。路上で女性に襲いかかろうとしていた男を発見した。
そこで「何やってんねん!」と男を一喝。女性を保護するとともに、男を取り押さえ、警察に引き渡した。
正木 やはり関西は頼もしい(笑い)。
佐藤 東京・八王子新世紀区から報告があった。今年8月、秋川(東京)の河川敷に家族で来ていた牙城会メンバー。ふと上流をみると、少女がおぼれかかって、流されていた。母親が必死に後を追いかけていた。
彼は、すぐさま川に飛び込み、少女を救った。
金沢 八王子本陣区でも本年1月、牙城会メンバーが帰宅途中に、路上で倒れている男性を発見。救急隊に引き継ぐまでの間、懸命に救命活動を続けた。彼には消防署から感謝状が贈られている。
佐藤 また、東京・台東区の創価班メンバー。
先月、仕事先の近くの家から煙が出ているのを発見。職場の同僚と消火器をもって駆けつけ、いちはやく火を消した。
金沢 消防隊員も「初期消火が早かったために大事に至らなかった。素晴らしい行動です」と賞讃していたそうだ。
佐藤 千葉特区の牙城会リーダー。
昨年5月、千葉市内の路上で「ひき逃げ」事件を目撃。その場で他の目撃者とも状況を確認した。彼の捜査協力によって、事件が早期に解決。警察署から感謝状が贈られた。
金沢 「やはり学会の青年部は違う。訓練を受けている青年は違う」。識者も期待する通り、今や学会青年部は日本社会の「希望の光」だ。
(2007.12. 3. 聖教新聞)
<27> 創価の宝城を守る友に感謝
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
原田 いよいよ本年も12月に入った。この1年、会館での行事などを陰で支えてくださった創価班、牙城会、白蓮グループの皆様!
また会館守る会、創価宝城会などの各種グループの皆様!
本当に、ありがとうございます。心から感謝申し上げます。
正木 学会の会館は広宣流布の宝の城です。その宝城を守り、同志を支える功徳は無量です。
御聖訓にも陰徳があれば必ず陽報がある≠ニ仰せの通りです。
原田 池田先生も御指導してくださった。
「『法華経を持(たも)つ人』が集い合う広宣流布の会館を大切に護る方々は、生々世々、大宮殿に住めるような境涯に必ずなる」「広宣流布に戦う学会員を大切にすることは、妙法そのものを大切にすることと同じである」「(広布の宝城を守る人は)自由自在の大境涯を開いていける」。このように最大に賞讃、讃嘆してくださった。
勇気づけられた
河西 着任している青年部役員の姿に、どれほど多くの方が勇気づけられているか。たくさんの声が届いている。
正木 大阪の創価班の話を聞いた。堺市の会館でメンバーが着任していた。その姿を近隣の住人が、いつも見ていた。
「皆さんのお陰で、この地域が安全になり感謝しています。この姿を見ていたら、聖教新聞を取りたくなってきた」(笑い)
こう言って、聖教新聞を購読してくださった(拍手)。
佐藤 今年の8月、神奈川文化会館に、愛知県の少年部員が家族と一緒に来館した。案内した牙城会メンバーの丁寧な対応に、一家の皆が大感動。後日、少年部員から感謝の手紙が届いた。
「ありがとうございました。楽しかったです。お兄さんのような優しい人に会えてよかった」とあった。
金沢 東京・世田谷区のメンバーは、会館での任務中に年配の女性から声をかけられた。
「挨拶がさわやかで、とても凛々しい。うちの息子も、あなたのように育てたい」と言われたというんだ。
佐藤 埼玉・八潮王者圏のエピソード。
高齢の親子が、会館の駐車場で車から降りた。その時に、バランスを崩して倒れそうになった。
すぐさま創価班のメンバーが、駆け寄った。「大丈夫ですか。ケガはありませんか。エレベーターがあるので、どうぞお使いください」と声をかけた。
山本 親切! 迅速! これぞ青年部だ。
佐藤 お母さんが後で話していたという。
「普通ならば気付かないところまで気を配ってくれた。やさしい笑顔で、親切に応対してくれた」「息子とも『素晴らしい青年だね』と話したんです。息子も、青年の行動に感動して、その日から勤行を始めました。本当に、ありがとう!」
涙ながらに話していたそうだ。
入会の契機に
山本 これは白蓮グループの話だ。
大分県で昨年、一人の壮年が入会した。その壮年が入会の契機になった出来事を話してくれた。
もともと彼は信心には無関心だった。学会には、入るつもりも興味もなかった。それが一昨年のことだ。夫人が熱心な学会員で、ちょうど本部幹部会の衛星中継に参加していた。夫人に連絡を取らないといけない急用ができた。
河西 会合中だし、携帯電話も使えなかったんでしょうね。
山本 そうなんだ。壮年は、仕方なく中継会場の会館に行った。学会の会館は初めてだった。どう探していいのやら困り果てていたところへ、グリーンの制服を着た女性役員に声をかけられた。
佐藤 白蓮グループのメンバーですね。
山本 女性役員は、壮年と一緒に夫人を探してくれた。「若いのに、すごい。迅速な行動。ハキハキした言葉。気配りもできる。学会には、こんな若者がいるのか」と心底、感動した。壮年は、その後、自ら進んで入会したんだ(拍手)。
正木 まさに、法華経に「若(も)し是(こ)の経典(きょうてん)を受持(じゅじ)せん者を見ては、当(まさ)に起(た)って遠く迎(むか)うべきこと、当(まさ)に仏(ほとけ)を敬(うやま)うが如(ごと)くすべし(もし、この妙法を受持する人を見たならば、必ず、立ち上がって遠くまで出迎えるべきことは、まさに仏を敬うように大切にしなさい)」とある通りの姿だ。
原田 その通りだ。
この経文を通して、池田先生は、かつて御指導くださった。
「仏子(ぶっし)である会員の方々を最大に大切にし、真心を込めて奉仕する。それが学会のリーダーの根本の姿勢でなければならない。その心≠ェあるからこそ、学会は、ここまで発展してきた」とスピーチしてくださった。
山本 会館の来館者に安心を与え、信心の息吹を肌身で感じ取ってもらう。その一つ一つが、どれほど大切なことか。どれほど学会の前進の力になっているか。
原田 役員の皆様の日々の奮闘に、改めて、深く感謝申し上げます。
信行学に徹せよ
正木 話は変わるが、この座談会の読者から、こんな声が届いた。
「公明党の国会議員も一人の人間だ。学会員である議員は、信心の実践にも、しっかり取り組むべきだ。信行学の基本をおろそかにした人間にロクなのはいない。
地方議員は、地域に密着しているだけに、信心の面でも、厳しく指導されている場合が多い。だが国会議員は、どうなのか。心配だ」。たいへんに強い意見があった。
金沢 まったく、その通りだ。
学会の会則にも「会員は、活動の基本として、この会の教義を遵守し、この会の指導に従い、この会の目的達成のため信行学を実践する」とある。
信行学の実践――これこそ学会の活動の基本だ。その基本に徹していくように、厳しく指導していくべきだ。
原田 戸田先生は厳しく御指導なさった。
「皆の支援によって名誉ある議員にさせてもらいながら、信心を失い、退転して、恩知らずな行動をとっていく愚者や卑怯者も出るだろう。断じて許してはならない」と厳命された。
正木 また、厳然と言い残された。
「和合僧を尊重して、我見や増上慢の幹部や議員を叱り飛ばし、異体同心の理想的な広宣流布の前進へと戦う人こそが、信心強盛な仏法者である」とも、おっしゃった。
原田 学会員であるならば、この戸田先生の御指導の通りに戦え! 真剣に仏法を実践せよ!
(2007.12. 6. 聖教新聞)
<28> 公明党は「大衆とともに」進め
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
山本 ところで私たちが支持する公明党の結党の経緯について、月刊誌「潮」(本年12月号、明年1月号)に出ていた。
金沢 公明党の党員の間でも大反響のようだ。各地の党の会合でも教材にして学び合っている。
原田 そもそも学会の政治進出を決められたのは、戸田先生でいらっしゃる。
では実際に、はじめて学会員を政界に送り出した時の様子は、どうだったのか。今回の「潮」に詳しく描かれている。
千尋の谷へ
正木 学会は1955年(昭和30年)の統一地方選挙に推薦候補を出した。これが学会の政治進出の最初だった。
佐藤 「潮」の記事によると、この時、54人の候補者を前に戸田先生は、こう言われた。
「今日、ここにいるのは、わが愛弟子たちである。しかし、ほとんど全員が退転するだろう」
「師子は千尋の谷に子を突き落とし、這い上がらせて訓練をする。
ここにいる皆も、千尋の谷に突き落とさざるを得ないのだ。
だが、ほとんどの者が……二度と這い上がれないだろう」と言われた。
原田 そして戸田先生は、涙ながらに「それを思うと、私は余りの辛さに、涙がこぼれるのだ」と続けられた。
正木 「権力は魔性」である。戸田先生は、誰よりも知悉しておられた。それでも、あえて弟子たちを送り出した。
金沢 どれほど議員の前途を心配されたか。
だからこそ「権力の魔性に負けるな」と幾度となく、厳しく指導されたのです。
原田 また戸田先生は本来の使命を忘れた国会議員は悪人である≠ニも言われた。
山本 この事実を知った公明党の地方議員が語っていた。
「戸田先生は、ここまで真剣に、政界に出る弟子たちの行く末を考えてくださった。公明党の議員は、どれほど幸せか。本当に申し訳ない限りです」と強く決意していた。
金沢 東京の区議会議員も感激していた。
「公明党の支持者が議員に厳しいのも、学会の歴代会長の深い慈愛が淵源であると知った。
支持者の厳しい叱咤、激励に対して、深く深く感謝いたします。私たちは議員活動に、党勢拡大に全力で頑張っていきたい」。こう明言していた。
河西 1961年(昭和36年)11月には、公明党の前身となる公明政治連盟が結成された。
そして3年後の64年(同39年)11月には「公明党」が結党されます。
原田 当時、党の創立者である池田先生は、議員、候補者に強く要望なさった。
「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に入りきって、大衆の中に死んでいく政治家たれ」と強調された。
山本 有名な指針だ。これこそが公明党の全議員が肝に銘ずべき大精神だ。結党以来の公明党の魂だ。
淵源は牧口先生
原田 そしてまた公明党の理念の淵源は、実は初代会長の牧口先生に、さかのぼる。このことも今回、明らかにされた。
河西 その通りです。
牧口先生は学会の前身となる「創価教育学会」を創立された。教育改革から社会を変革しようと考えておられた。
正木 だが、その教育改革も政治改革なくしては、あり得ない。
原田 だから牧口先生は、当時の政界の有力者とも親交を結ばれていた。
たとえば犬養毅、鳩山一郎の両氏も、創価教育学会の後援組織である「創価教育学支援会」に名前を連ねていた。
山本 犬養氏も鳩山氏も、後に首相を務めた大政治家だ。その二人ともが、牧口先生と親交があった。重大な史実だ。
河西 犬養氏は「一個の人間に焦点を当てた牧口会長の教育理念に共鳴」していたと、犬養研究の権威である倉敷科学芸術大学の時任英人教授も語っている。
正木 第2代会長の戸田先生もまた、社会の発展と人々の幸福のために、立派な政治家を輩出するのは「仏法者の使命」である、と考えておられた。
原田 そこに、日蓮大聖人の「立正安国」の大精神の実現もある。
そのように考えておられたのです。
佐藤 だが、戸田先生の大きな御構想も、そのままでは「絵に描いた餅」にすぎない。
原田 その通りだ。そこで、師匠の御構想の一切を実現したのが、他ならぬ池田先生であられたのです。
天理教と政治
金沢 それに「潮」に書かれていたが、実は、戦後、最も早く政治進出を果たした宗教団体は、天理教だった。
河西 驚きました。私も今回、初めて知りました。1946年(昭和21年)の衆院選で、2人の教団関係者が当選。
翌47年(同22年)には、参院選の全国区で60万票を獲得している。
佐藤 以後、衆参両院に議員を送り続けた。50年(同25年)には衆議院に10人、参議院に4人の教団関係者を擁するまでになっていた。
川西 しかし、その後は失速していった。
53年(同28年)の参院選では全国区の得票が32万票に半減。
56年(同31年)には、参院選に「特定候補を出さず」と教団本部が決定するまでになった。
佐藤 なぜ失速したのか。宗教ジャーナリストによると、その要因の大きな一つが「政治進出に理念がなかったから」だという。
山本 よく分かるよ。「勢力誇示のため」や「自分たちの利害のため」では、長続きしない。そんな生やさしいもんじゃない。
佐藤 実際に戦後、いろんな宗教団体が政治に進出した。あるいは進出しようとした。だが、みな「撤退」「没落」「失速」していった。
金沢 結局、票狙いの政治家たちに振り回され、政界の抗争に巻き込まれた。教団自体も弱体化してしまった……。
正木 その日本の宗教史にあって、学会は厳然と前進してきた。
この事実こそ、学会が正しかった証拠だ。学会の政治進出には「確固とした理念」が厳然とあったからだ。
原田 その根底には、どこまでも「大衆のための政治」の実現という視点があった。
金沢 「大衆のための政治」。これぞ公明党の結党の原点だ。
公明党の全議員は、この原点を断じて忘れてはならない。
佐藤 他党の代議士秘書が言っていたそうだ。
「公明党の淵源、学会の政治進出の陰に、これほどの歴史があるとは知らなかった。これだけ、しっかりした理念と伝統と精神があるんだ。公明党の議員は、もっともっと、支持者の恩に報いる戦いをすべきだと思う。そうでないと罰が当たる」と言っていた。
正木 その通りだ。公明党の議員は、今こそ真剣に戦え!
これから年末年始を迎える。議員も、いろいろ人と会う機会が多くなるだろう。
大いに語ってもらいたい。党勢を拡大してもらいたい。
原田 とくに国会議員だ。一致団結して戦え! 国会議員こそが、拡大の先頭に立て!
(2007.12.13. 聖教新聞)
<29> 絶対無事故の年末年始を
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
油断は大敵
金沢 早いもので本年も、あと10日余りとなった。
正木 学会は、ますますお元気な池田先生のもと、本年も、大前進を勝ち取った。
いよいよ創立77周年の総仕上げだ。われわれは一日一日を勝利して、明年の「人材・拡大の年」へのスタートを、晴れ晴れと切っていきたい。
山本 その通りだ。そのためにも「絶対無事故」が肝要だ。
原田 一年の最後の最後で事故を起こしてしまっては、全てが台無しになってしまう。本人も不幸、周りも不幸だ。
忙しい年末年始だからこそ、油断大敵だ。気を引き締め、立派に無事故を勝ち取っていきたい。
金沢 例年、冬の寒い時期になると、聖教新聞の配達や、活動の最中の事故も起きやすい。
御書に仰せのように、大事なのは「前前(さきざき)の用心」だ。「心の固(かた)きに仮(よ)りて神の守り即(すなわ)ち強し」だ。
原田 まず真剣に祈る。そのうえで互いに声をかけあい、万全の配慮をしてまいりたい。
交通事故に注意
佐藤 各種の統計を見ても、年末年始は、交通事故、詐欺事件、火災などが格段に多くなっている。
河西 その通りだ。
まず交通事故。警察庁の統計によると、交通事故による死亡者数は、年間約8000人(平成9〜18年の平均)。そのうち、12月が最も多い。約800人にのぼっている。
佐藤 時間帯でいうと「午後6時〜8時」の2時間が一番、多い。これも統計に出ていた。
原田 学会の会合の多くが、ちょうど、この時間帯に開催される。十分な注意が必要だ。
金沢 それに近年は、高齢の被害者が年々、増えているようだが……。
佐藤 そうなんです。警察用によると、昨年1年間の交通死亡事故のうち、じつに44%が65歳以上ということだ。
河西 なかでも歩行中の事故が多い。車がビュンビュン走っているのに、横断歩道でもないところで道路を渡る。それで事故にあう。そういうケースが目立つそうだ。
佐藤 この歩行中の交通事故というのも、12月が一番多い。
山本 それにまた近年、大問題になっている「飲酒運転」「酒気帯び運転」。当然、絶対に厳禁だ。
近年には、道路交通法が改正され、飲酒運転による罰則が強化された。
飲酒運転した本人だけじゃない。飲酒運転の直前の酒席に同席した人も責任を問われることもある。
金沢 年末年始は、何かと酒席の機会も増える。「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」だ。大鉄則だ。
佐藤 昨年のことだ。山梨県で、町の教育長が酒気帯び運転で検挙された。その直後、今度は、事件を報道した新聞記者が、同じく酒気帯び運転で検挙された。そういう笑えない話もある。
正木 運転中の携帯電話の使用も危険きわまりない。
河西 04年以降、運転中の携帯電話の使用にも罰則が課されるようになった。運転中の通話はもちろん、メールの画面を見ても罰則の対象になる(5万円以下の罰金)。
佐藤 それでも事故が後を絶たない。携帯電話の使用がらみの交通事故は、年間約1000件にもなる。
正木 携帯電話をしながらの道路の横断もスキだらけだ。
河西 最近は自転車の運転中に事故を起こすケースも問題になっているな。
金沢 とくにヘッドホンで音楽を聴きながら、携帯電話のメールを見ながら乗り回す――この「ながら運転」は厳禁だ。誰が見たって危ない。
出火原因の1位
山本 それに年末年始は、空気も乾燥し、火災が起きやすくなる。
河西 消防庁によると、火災の出火原因の1位は「放火」だ。毎年1万件以上も放火で火事が起きている。
金沢 本当に悪い社会になってきたな!
正木 だからこそ、学会の会館でも、各家庭でも「放火を防ぐには、どうするか」が重要になってくる。
金沢 その通りだ。
各会館においては、以下の点に注意していきたい。
まず@建物の周囲を整理整頓し、新聞紙などの燃えやすい物を放置しない。
それにまたA防火扉の周辺や非常口、避難階段には、物を置かない。
正木 Bコンセントのたこ足配線やホコリによる漏電に注意する。
C喫煙場所の灰皿スタンド等を点検する。
山本 家庭にあっても同じだ。
「放火」のほかに、天ぷら鍋から引火したり、コンロの火災も多い。電話などで、調理中に火元から目を離さないことが大事だ。
正木 それにまた、ストーブや炬燵の周りには、燃えやすい物を置かないことだ。
原田 とにかく、幹部が真剣に皆の無事故を祈ることだ。
そして無事故を訴え抜くことだ。
支部や地区の会合はもちろん、折あるごとに、幹部が無事故を呼びかけていくことだ。
正木 幹部が「無事故」を強く言ってくれたお陰で、事故にあわないで済んだ。そういう人も多い。
原田 池田先生は、こう指導されている。
「会合で勇ましく指導することだけがリーダーではない。会員の無事故・安全を、誰よりも真剣に祈り、人知れず心を砕いていくのが、広宣流布の指導者である」と教えてくださった。
正木 御聖訓には「さきざきよりも百千万億倍(まんおくばい)・御用心(ごようじん)あるべし」と仰せであられる。
2倍や3倍の用心ではない。「百千万億倍の用心をせよ」。これが御本仏の厳命だ。
原田 「無事故即勝利」である。「無事故即幸福」である。皆で声をかけあって、絶対無事故の年末年始を、晴れ晴れと勝ち飾ろうではないか。
(2007.12.17. 聖教新聞)
<30> 悪辣な詐欺に騙されるな
出席者:原田会長、正木理事長、山本副理事長、金沢総東京長、佐藤男子部長、河西学生部長
正木 前回は、年末年始の「絶対無事故」について語り合った。
山本 学会の会館でも「無事故」が重要だ。
河西 実は、会館での事故で多いのは「転倒」だ。
高齢の方、多宝会の方がバランスを崩して転ぶことがあるようです。
正木 寒い季節だ。身体が思ったより動かないこともある。長時間、座って足が痺れていることもあるだろう。
金沢 それに乗り物から降りる時、建物から出る時には、外気との温度差がある。きゅうに寒いところに出て、体調が悪くなることもある。
原田 高齢の方、体調の悪い方は、新年の勤行会も、決して無理する必要はない。
大事なのは広宣流布への信心です。「学会とともに、この一年も進もう」という一念です。その心があれば、自宅でも、会館でも、勤行・唱題の功徳は同じです。
無事故、大成功の新年勤行会から、晴ればれとスタートを切っていこうではないか。
新手の手口
金沢 それにしても年末になると「ひったくり」「空き巣」「窃盗」などの犯罪も多くなる。
正木 これも年々、ひどくなる。十分な警戒が必要だ。
佐藤 その通りだ。
警察庁の調べによると「ひったくり」の被害者の93%が女性だ。
また空き巣の被害は、午前8時〜12時の間の被害が最も多いという。
山本 ちょうど家庭の主婦が夫と子供を送り出して、ひと息ついているころだ。
悪党は、その心の隙間を狙ってくる。
正木 具体的な対策を挙げておこう。
@短時間の外出でも玄関や窓は必ず施錠する。
A重要な書類や高額の現金は持ち歩かない。
金沢 それにB徒歩の場合は、バッグは道路側でない側に持つ。
C自転車のカゴには防犯ネットを付ける。
こういった自衛策も必要だろう。
佐藤 何しろ最近は、学会員を狙ったあくどい詐欺もある。
正木 たとえば、会館の前で、学会員を装ったやつが「財布を落としてしまったので帰りの交通費を貸してもらいたい」などと言い寄ってくる。悪辣な「寸借詐欺」だ。こういうケースにも注意が必要だ。
河西 それでなくても年末年始は、悪質な詐欺事件が特に多発している。
佐藤 そうなんだ。「振り込め詐欺」「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」。
この手の詐欺は年々、多様化、巧妙化している。
河西 被害も予想以上に大きい。
警察庁が認知しているだけでも、一昨年は2万1000件の「振り込め詐欺」事件が起きた。被害総額は、なんと251億円だ。
実際に「振り込んでしまった」額だけで、この金額だ。
佐藤 昨年は1万8000件で、249億円の被害。今年は10月現在で1万4000件。被害総額は197億円にものぼる。
河西 最近では、口座にお金を振り込ませる詐欺のほかに、現金書留や郵便で現金を郵送させたりする被害も増えている。
佐藤 また、電子メールを使って、身に覚えのない商品の代金を払わせる。そういう新手の手口もある。
山本 詐欺師の連中も、血眼だ。あの手この手で騙す。仕掛ける。次々と新手のテクニックを繰り出してくる。
悪党の上手を行くことだ。
「こんな口車に乗ってたまるか」と鋭くウソを見抜け! そして電光石火で打ち返すことだ。
詐欺を打ち破れ
金沢 その通りだ。
たとえば東京・杉並区の壮年部幹部の家に、先月、こんな電話がかかってきた。
「出来心で会社の金を横領してしまった。横領した分の金額と賠償金を、すぐに振り込んでほしい」という内容。これがまた、息子さんにソックリの声だった。
佐藤 ところが、この息子さんは公務員。
「『会社』という言い方は、おかしいぞ」と壮年はピンときた。
金沢 そこで彼は「お前の生年月日は、いつだったっけ」と電話の相手に聞いてみた。
すると相手は沈黙。慌てて電話を切ってしまった(大笑い)。
原田 見事だ。とっさの知恵の勝利だね!
山本 つい最近も、熊本・城北本陣県の学会員のお宅に詐欺電話があった。
「娘さんが交通事故を起こした。示談金が必要だから、至急、振り込め」というんだな。
原田 どの詐欺師の言いぐさも同じだ。ふたことめには「至急」「すぐに」だな(笑い)。
佐藤 電話を受けた壮年はビックリ。それでも、まず念のため会館に電話して、婦人部の会合に参加している夫人に連絡を取った。
山本 夫人も電話を聞いて気が動転した。
しかし、その彼女のただならぬ様子を何人もの婦人部のメンバーが見ていた。
そこで「まず娘さんに連絡をとってみたら」とアドバイス。職場に電話したところ、娘さんは普段通りに仕事をしていた。
金沢 よかった。それで危ういところを助かったというわけだ。
聡明に、賢明に
正木 兵庫県・神戸市中央区の地区婦人部長さんのところには、裁判所の関連機構をかたる団体からハガキが届いた。
あなたには商品の未払いがある。未払い金を3日以内に振り込みなさい。振り込まない場合は訴える≠ニあったそうだ。
河西 裁判所の名前まで使って騙しにかかる。最近は、こういう詐欺も増える一方のようだ。
正木 彼女もウソだと見抜いたが「こんな詐欺を働くとは許せない」と激怒。ハガキに書いてある連絡先に電話した。
そして「私が、いつ、どこで、何を買ったというのか。明確に示しなさい」「私が買ったという証拠を見せなさい!」と切り込んだ。
山本 なるほど。「いつ」「どこで」「何が」がない。証拠がない。文証がない。まさに、ウソ、デマの典型じゃないか。
正木 そして絶句している相手に、さらに畳みかけた。
「こんな悪いことしてはダメよ。一緒に警察に行ってあげるから、自首しなさい」と諭したというんだ(大笑い)。
原田 さすがは関西の婦人部だ!(大拍手)
金沢 とにかく「振り込め」と言われても、すぐには振り込まないことだ。一人で悩まないで、まず誰かに相談することだ。
落ち着いて事実を確認することだ。
正木 全く同感だ。「自分だけは大丈夫」ということは絶対にない。そう思うこと自体が油断だ。
原田 日蓮大聖人は「敵と申す者はわす(忘)れさせてねら(狙)ふものなり」と仰せであられる。
敵は、我々が危険を忘れ、油断する隙を虎視眈々(こしたんたん)と狙っている。
正木 「信心しているから大丈夫」ではない。信心しているからこそ聡明、賢明に、ウソを鋭く見抜いていく。騙されない。
それでこそ、本当の仏法者だ。
(2007.12.20. 聖教新聞)