< 座談会 >   新時代を勝ち進め


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住民移動のデマは犯罪
池田名誉会長に250の知性の宝冠
創価の青年こそ未来の希望
政治家は民衆の奉仕者たれ
日顕宗 最高裁で8度目の断罪
世界に輝く創価大学
太陽の婦人部が前進
邪悪との闘争が聖教の魂
捏造雑誌がまたもや敗訴
公明よ立て!勝ちまくれ!


 

 

<11> 住民移動のデマは犯罪
出席者:原田会長、正木理事長、金沢総東京長、津田総東京婦人部長、佐藤青年部長、棚野男子部長

原田 わが学会は、ますますお元気な池田先生のもと、本年も「3・16」を大勝利で勝ち飾った。
正木 いよいよ「4・2」「5・3」へ!
 学会の黄金月間≠セ。全国が一丸となって、怒濤の前進が始まった。
原田 学会は「正義の言論」を貫いてきたからこそ、未曾有の大発展を遂げた。
 愚劣なデマの中傷も、一つ残らず打ち砕いてきた。
佐藤 反対に、学会の前進を妬み、妨害しようとデマに狂った連中! みながみな、大失敗に終わった。
 学会中傷のデマが、いかに荒唐無稽な「作り話」だったか。
 全部、明瞭、明確じゃないか。
棚野 あの住民移動♂]々のデマも、そうだ。もう45年も前から「事実無根の大ウソ」だとハッキリしているデマだ。
正木 その通りだ。そもそも「いつ」「どこで」「誰が」の証拠が全くない。
 具体的な事実が出てきたためしなんか、ただの一度もないじゃないか(大笑い)。
金沢 だから、蒸し返した瞬間にウソ八百がバレる。
 これまでに騒いだ、政治家も、新聞も、雑誌も、みな明確に訂正し、謝罪している通りだ。

一つも証拠なし

棚野 この住民移動≠フデマが、国会で最初に騒がれたのは、昭和39年4月。公明党が結党(同年11月)される直前のことだ。
佐藤 島上善五郎(当時、社会党)ら3人の代議士が突然、騒ぎはじめた。学会が選挙対策で集団移動している≠ネどと大ウソを言い放ったんだ。
棚野 ところが、だ。当時の公明の議員らが「具体的な証拠を出せ」と厳しく問いただすと、3人ともグウの音も出なかった。
 噂話を、そのまま発言しただけ∞事実は何も掴んでいない∞つい、口がすべった≠ネどと白状して、発言を撤回した。
津田 要するに、最初に騒いだ本人たちが、みんな揃って「事実無根のデマ」だと、ハッキリと認めていたわけね。
金沢 その後も、選挙のたびに何度も蒸し返された。
 だが、どれもこれも「証拠」や「証人」が、一つもない。45年たった今も、何一つ出てこない(笑い)。
正木 テレビ番組で住民移動≠フデマを言い放った、ジャーナリストの男もいたな。
原田 昭和58年12月のことだ。男はテレビ番組の中で、こう発言した。
 「公明党は住民票を移す住民移動≠している。集団でね」などと公共の電波でデマを流したんだ。
金沢 しかも、衆院選の投票日の2週間前のことだった。当然、公明党が厳しく抗議した。すると男は、あっさり事実無根のデマだ≠ニ認め、翌週の同じ番組で明確に謝罪した。
 「公明党はやってないですよ。ごめんなさい」と謝ったんだ。
佐藤 バカバカしい。だったら、最初から自分でちゃんと調べてから、ものを言え!
棚野 それに、デマを載せた新聞も訂正、謝罪した。
 これは「朝日新聞」が、平成5年7月20日付の徳島版で県内の創価学会員の住民票が、東京都議選のために大量に異動されている≠ネどとウソ八百を書いた一件だ。
正木 学会は、ただちに厳重抗議。「朝日新聞」は裏付け取材を行ったうえで、翌日付で陳謝した。
 「うわさのような事実はありませんでした。十分な裏付け取材をせず、掲載したことで、関係者並びに読者にご迷惑をおかけしました。おわびします」と明確に謝罪した。

「訂正とお詫び」

金沢 ほかにも、まだまだある。雑誌も訂正、謝罪した。
 平成15年の6月、経済誌が衆議院と参議院の同日選挙では、公明党は、お得意の住民票の異動ができない≠ネどと中傷した。
佐藤 これも当然、真っ赤な大ウソだ。鋭く追及されると、この雑誌は「完全な誤り」と認めた。
 「訂正とお詫び」を掲載して「記述を削除します」とハッキリと謝罪したんだ。
棚野 昨年も、ジャーナリストが、自分のインターネットの雑誌に住民移動♂]々のデマを載せた。
 その直後、学会員から抗議を受け、公式に謝罪、訂正した。
金沢 私自身が具体的な事例を把握しているわけではなかった。事実を確認しないで書いたことをお詫びし、訂正します≠ニ、インターネット上で明確に認めたんだ。
津田 結局住民移動≠フデマは、騒いだ政治家本人が陳謝。新聞、雑誌も訂正。ジャーナリストがテレビ、インターネットでも謝罪している。
 蒸し返すたびに、事実無根のデマだとハッキリしているじゃないの。

自分で確かめよ

佐藤 だいたい、ちょっとでも自分の眼で確かめたら、すぐに「作り話」だと分かるはずだ。
 たとえば昭和56年、東京・八王子市並木町の郵便局長(当時)が独自に調査した結果公明党の集団住民移動説は、真っ赤なウソ≠ニ結論したことがあった。
正木 あったな。当時、地元の一部の勢力が公明党陣営が大量に住民票を移動している♂]々と騒いだ。
棚野 これを不審に思った郵便局長が、市の人口の推移を調べたんだ。
佐藤 もし本当に大量に住民票を移動≠オていたら、当然、人口が一時的に増えているはずだ。
 だが実際には、人口が減っていた(大笑い)。
原田 数字はウソをつかない(笑い)。
 この客観的な証拠をもって、郵便局長は事実無根のデマ≠セと結論づけたんだ。
 調査の結果は、地元紙にも掲載された。
金沢 この郵便局長は、公明党とは何の関係もない方だった。
 だが「事実を曲げて根拠のないウワサを流すのはフェアでない」と、わざわざ自分で調べたんだ。
津田 賢明な判断ですね。
 簡単に、デマに飛びつく政治家なんかとは「天地雲泥の差」ね(笑い)。
佐藤 これほど完璧に決着済みのデマを、いまだに騒ぐ連中がいる。
棚野 たとえば、千葉県の元代議士の男。
 平成17年8月住民移動≠フデマで、学会を中傷した。
 これに対して学会側は告訴。最終的に罰金30万円の有罪判決が確定した。
金沢 重大な判決だ。要するに住民移動≠ネどと愚劣なデマで騒ぐのは、犯罪である。
 場合によっては「刑事罰」を受けるということだ。
正木 今後、同じようなことがあれば、我々は法的措置も辞さない。
原田 もちろん、裁判では「他人が言っていたから信じた」などという、幼稚な言い逃れは通じない。
 「自分の発言には、自分が全責任をもつ」――これが当然の社会のルールだ。

(2009. 3.23. 聖教新聞)

 

 

<12> 池田名誉会長に250の知性の宝冠
出席者:原田会長、正木理事長、金沢総東京長、津田総東京婦人部長、棚野男子部長、熊沢女子部長

金沢 世界の大学・学術機関から池田先生に贈られた名誉学術称号が先日、「250」に達した。
 まさしく「世界一の大壮挙」だ(拍手)。
正木 弟子一同、心から、お祝い申し上げます。
 文字通りの「前人未到」の大偉業です。
 私どもは、これほどの不世出の師匠のもとで戦うことができる。
 どれほどの福運であるか。はかりしれません。
棚野 記念すべき250番目の「英知の宝冠」は、北欧の「デンマーク・南大学」からの名誉博士号でした。
 授与式は今月21日、創価大学(東京・八王子市)の卒業式の席上、創大記念講堂で盛大に執り行われた。
金沢 「デンマーク・南大学」のラスムセン総長はじめ、大学首脳が来日。
 駐日デンマーク大使館からも外遊中のメルビン駐日大使の代理として、リンドブラッド参事官が列席した。

各紙が報道

熊沢 各地で大反響です。毎日新聞や産経新聞、時事通信などマスコミ各社は、式典が終了するやいなや、いち早く速報していました。
 全国の40以上の地方紙も相次いで報道しました。
金沢 国内外の国家指導者や学識者からも、祝電が続々と後を絶たない。その一部は、聖教新聞でも連日にわたって掲載されています。
津田 池田先生に第1号の名誉学位記を授与した、ロシア・モスクワ大学のログノフ元総長も250の知性の宝冠は、世界が、池田先生の英知に注目し、賞讃している証しである≠ニ絶讃されていましたね。
正木 どれほど影響の大きい授章だったか。どれほど深い意義が込められた称号だったか。この一事だけを見ても、明瞭、明確じゃないか。
原田 池田先生は、一つ一つの栄誉を、牧口先生、戸田先生に捧げておられる。
 そしてまた師弟は不二なるがゆえに、その栄誉は、全世界の同志に通じていく≠ニ、つねづね語ってくださっている。
 この御心こそ、世界が賞讃してやまない「創価の師弟」の大精神だ。

大学総長が驚嘆

津田 「デンマーク・南大学」の一行も、池田先生との出会いに心から感動されていましたね。
金沢 今回、初来日したラスムセン総長は、謹厳実直の大教育者だ。「教育立国」のデンマークにおいて教育界の要職を歴任し、数多くの教員を育成してこられた。
原田 また、裁判所の判事なども務められた。まさしく、デンマーク社会の良識ともいうべき存在だ。
棚野 来日中、総長に随行した聖教新聞の記者が、印象を語っていた。
 「寡黙な実務の人。沈着にして冷静な人柄。しかし、こと教育に話がおよぶと、情熱を持って応じてくださった」と。
正木 創価の三代の会長が実現された「創価教育」にも、並々ならぬ見識を持たれていた。
 総長が用意された「授章の辞」にも、余すことなく綴られていたね。
棚野 直前の打ち合わせも、入念をきわめたという話だ。
津田 その総長が、授与式では、先生の言葉に大きく相づちを打ち、頬を紅潮させ、時に破顔一笑されていましたね。
熊沢 本当に喜ばれていました。
 授与式が終わると、総長は大変に雄弁になられて(笑い)、テレビ局や雑誌社のインタビューにも、快く応じておられたようです。
 随行していたスタッフも、ビックリしたという話です。
棚野 総長は、何度も式典の感動を振り返っておられた。
 そのひとつは、池田先生がスピーチのなかで、両親がいない学生に最大の励ましを贈られた場面です。
 さらに先生は、卒業生全員に「親孝行こそが人生の根本であり、教育の根本である」と叫ばれました。
正木 総長は、心から感激しておられた。
 「池田博士と学生との間に『対話』がある。これまで見たことのない啓発的な卒業式でした。私は、このように学生の心をつかむことのできる人物を見たことがありません」と驚嘆しておられた。
津田 そして、こうも続けられておられました。
 「以前から創価教育について学んできましたが、実際に池田先生とお会いし、『学生のための教育』が創価大学で実践されているのを目の当たりにしたことで、はるかに理解が深まりました」と率直に告白しておられました。

新たな交流の道

原田 さらに、総長は、池田先生が真心からの友情で接してくれたことに深く感謝していた。
 「授与式の直前、緊張する私どもに対して、池田先生は深い思いやりをもって、温かく語りかけてくださいました。一瞬で緊張が解けました。
 そのような出会いをもたらすことのできる池田先生の人格に驚嘆しました」と、しみじみと語っておられた。
熊沢 そして「今後、デンマークの学生に創価教育を学ばせたい」と語られながら、牧口先生ゆかりの施設や、さまざまな展示を丹念に見学して回られました。
正木 デンマークといえば、池田先生が1961年10月、歴史的なヨーロッパ訪問の第一歩をしるされた場所です。そこから、ヨーロッパ広布の歴史がはじまった。
 そして今回、「250」番目の名誉学術称号が、デンマークから贈られた。幾重にも深い意義を感じます。
熊沢 今回の授与式によって、デンマークと日本との新たな教育交流の歴史が開かれました。私も創価大学の卒業生の一人として、これほどの喜びはありません。
原田 中国・湖南師範大学の朱新建(しゅしんけん)客員教授が先日、語っておられた。
 「日本は、池田先生の業績を、もっと讃えるべきです。世界各国から尊敬される偉大な指導者を、なぜ中立に報道しないのかと、いつも思っています」と強く訴えておられた。
棚野 まったくだ。僕の友人も呆れ返っていた。
 「一部の雑誌の妬み報道など、時代遅れもいいところだ。要するに、深い見識や信念というものが全然ない。日本の恥だな」と切り捨てていたよ(笑い)。
金沢 まさしく、戸田先生が「信なき言論、煙のごとし」と喝破された通りだ。
棚野 デンマークの哲学者・キルケゴールも「行動と情熱がなくなると、この世界は妬みに支配される」と厳然と綴り残している。寸分違わぬ方程式だ。
原田 ともあれ、世界が創価の前進を見ている。注目している。
 我々は、いよいよ池田門下の誇りに燃えて、師匠の大闘争に続こう。
 「一文一句(いちもんいっく)なりともかたらせ(たま)うべし」だ。堂々と正義を語り、師弟の大道を前進しようではないか!

(2009. 3.26. 聖教新聞)

 

 

<13> 創価の青年こそ未来の希望
出席者:原田会長、正木理事長、野村北海道長、中西北海道婦人部長、高木中部男子部長、熊沢女子部長

熊沢 この2、3月、北海道の青年部が開催した「青年主張大会」。各地で大成功、大反響だったようですね。
野村 全道160会場に2万2000人の友人を迎え、合計10万人もの方々が盛大に集った。
 厳寒の天地を揺るがさんばかりに、青年の情熱みなぎる大会だった。
中西 どの会場にも地域の識者が多数、来場されました。
 「青年の力強い主張、運営に携わる真剣な姿。その一挙手一投足に感動しました」「学会の青年がいる限り、未来の平和は盤石だと確信します」と、口々に感嘆しておられました。
野村 函館市の大会に参加された、大学教授は、こう語っておられた。
 「これほど『強い心』を発揮した若者たちを、私は見たことがあるでしょうか。いいえ、本日、初めて見たのです!
 こんなにも素晴らしい青年を育成されている、創価学会、池田名誉会長に、一教育者として心から敬意を表します」と讃嘆しておられた。

人材潰しの宗門

正木 少子高齢社会の今、あらゆる団体、組織が「青年の育成」に全力を注いでいる。
 未来の発展は、新しい人材を育てる以外にないからだ。
原田 そうした時代にあって、世界中の識者が「創価の青年こそ、未来の希望」と、こぞって讃えている。
 すべては、池田先生が渾身の指導、激励で青年を育成してくださっているからこそです。
高木 話に出すのもバカバカしいが、あの日顕宗なんか「人材育成」どころの騒ぎじゃない(笑い)。
 法主だった日顕本人が、所化(しょけ)小僧に残忍きわまる「暴力」と、絶対的な「差別」を叩き込んでいた。人材を潰しきってきたじゃないか。
野村 だから、ますます「お先真っ暗」だ。
 全部、日顕の自業自得だ(大笑い)。
正木 ともあれ学会は、青年を先頭に、全員が「青年の心」で、いよいよ勢いを増して広宣流布に邁進(まいしん)している。
高木 わが中部でも、厳しい不況に負けず、青年部が奮闘しています。
 岐阜県の男子部の部長は、10年前に学会に入会。10人兄弟で育ち、苦労をかけた両親に「必ず幸せになってもらいたい」と折伏。
 信心を根本に成長しいく姿を見て、両親と兄弟が一人また一人と入会していきました。
原田 一番近くで、ありのままの姿を見ている家族が「信心をして立派になった」と感心して、入会する。素晴らしい実証だ。
高木 そして本年2月、まだ入会していなかった二人の兄弟も、部長の確信と熱意にふれて入会。
 家族全員が信心に励むようになったのです(拍手)。
 彼は「池田先生とともに、人生に勝つ」と、仕事と学会活動、そして牙城会の任務に、ますます全力で挑戦しています。

迅速に対応

正木 神奈川県横須賀市では先日、創価班、牙城会のメンバーが火災から近隣を守った。
 今月16日の夜、横須賀平和会館の前の空き家から火災が発生。駐車場に着任していた、創価班の総県委員長が、いち早く出火を発見した。
原田 彼はただちに、消防署に通報。会合で居合わせた、男子部員が手分けをして、周辺の住民に火災を知らせた。
正木 さらに、すぐ近くの車の事故防止も。その後、消防と警察が到着し、無事に引き継いだ。
 迅速な対応によって、けが人や交通事故の発生を防ぐことができた。
熊沢 近隣の皆さんも、とても感謝していました。
 「学会の青年部は、すごいですね。日ごろから、心と人格を磨いているからこそでしょうね」と感心していました。

説得力が違う

中西 ところで先日、毎日新聞(今月1日付)に、池田先生の御寄稿「青年と平和」が掲載されました。
 全国各地で大反響でしたね。
原田 九州の著名な教育者は、こう感想を語っていた。
 「池田名誉会長の言葉には、私自身、若者たちに声を大にして伝えたい心があふれていました。『万の力』をいただいた思いです。さっそく、私が理事長を務める高校の卒業式で、卒業生に語りかけました。
 『周囲への感謝を行動で示せるような立派な社会人に』と」――深い共感を寄せておられた。
中西 作家の遠藤和子さんは、次のように語っておられました。
 「社会不安が増している今、最も問題なのは『青年から信頼される指導者が少ない』ことだと思います。
 そうした時に、池田先生は直接、青年に会い、語り、また今回のように青年に向けた強いメッセージを発信しておられる。
 日本にとって、池田先生の存在は、とても大きいと感じます」と心から讃えておられました。
正木 それにまた、広島平和記念資料館の前館長・畑口實氏は、次のように強調しておられた。
 「ただ、平和、平和と論じる人は多い。ですが、池田名誉会長は一つ一つの言葉に重みがあります」
 「名誉会長は、自ら世界平和のために、各国を回られ、数多くの識者との対話を重ねてこられた。その実践の中で得られた言葉だからこそ、強く、説得力があります」と、深く洞察しておられた。
野村 さすがに一流の人物は、鋭く見ておられるね。
中西 そして、池田先生への「250」の名誉学術称号! 世界の各界から賞讃の声が、続々と寄せられています。
原田 日本伝統文化振興財団の藤本草理事長は、こう語っておられた。
 「確信をもって人間の在るべき姿を示す人がいなくなった現在、多くの人々に生き方について教え続けられている池田先生の存在は、ますます大きなものとなっています」と訴えておられた。
 今、池田先生の「青年育成」を、全世界がますます讃嘆している。
 我々も、真心と確信の対話で、青年を育て、青年とともに新時代を勝ち進もうではないか!

(2009. 3.30. 聖教新聞)

 

 

<14> 政治家は民衆の奉仕者たれ
出席者:原田会長、正木理事長、西山関西長、津田総東京婦人部長、佐藤青年部長、熊沢女子部長

正木 公明党が推進して実現した「定額給付金」。各地で次々と、支給がはじまっているね。
佐藤 国民一人あたり1万2000円、65歳以上と18歳以下の方には、2万円が支給される。
 経済不況に苦しむ国民への「生活支援」と「景気対策」を目的に実施するものだ。
西山 とくに実施が決まってからは、一段と期待が高まっている。「早く支給してほしい」という市民の声を受けて、実施を急いでいる自治体も多い。
熊沢 新聞やテレビを見ると、さっそく「定額給付金商戦」といった言葉が躍っていますね。
津田 旅行会社やホテル、百貨店などでは「1万2000円」や「2万円」に合わせた商品を大売り出ししています。
 全国の百貨店の7割以上が、こうした給付金セール≠予定しているようです。

割増(プレミアム)付き商品券

原田 それにまた、全国の約半分に当たる864の市区町村では、定額給付金に合わせて「プレミアム(割り増し)付き商品券」が発行される(先月23日現在、予定を含む)。
 これも各地で話題を呼んでいる。
佐藤 たとえば、東京・世田谷区では、商店街振興組合連合会が区内で使える「1割」のプレミアム付き商品券を、5億5000万円分も発行する。
 これを使えば、1万円で1万1000円分の買い物ができる。
熊沢 なかには、2割、3割増しの商品券が発行される市区町村もあるようですね。
津田 それは、お得ですね(笑い)。家計が大いに助かります。
正木 各地の自治体や商店街では、定額給付金をきっかけに、地元の経済を活性化させたいと真剣に願っている。プレミアム付き商品券は、そうした期待の表れだ。
西山 兵庫県尼崎市では先日、二つの商店街がプレミアム付き商品券を売り出した。
 すると、発売前から長蛇の列。初日の販売分は、あっという間に完売したそうだ。
佐藤 地元紙が大きく紹介していました。
 「『想像以上の売れ行き』と関係者は驚いている」(神戸新聞)と、人気ぶりを報道していた。
熊沢 私の友人も喜んでいました。
 「定額給付金は、実際にスタートしたら、とても評判がいいね。家族や友だち同士で『何に使おうか』と、話題になっているよ」と語っていました。
正木 最近の世論調査を見ても「評価する」という声が急増している。
 NHKが先月上旬に行った調査では、定額給付金の「使い道」について「生活費に使う」が44%で最多。「旅行や娯楽などに使う」が19%、「欲しかったものを買う」が14%。「貯蓄する」は13%だけだった。
津田 「すぐに使いたい」という人が圧倒的に多いですね。
西山 私の知るジャーナリストが、こう語っていた。
 「最近は、暗いニュースがあまりにも多い。そのなかで、定額給付金は久しぶりに明るい話題になっている。『景気は気から』と言うし、大いに結構だと思う」と評価していたよ。
原田 それに定額給付金≠ヘ、日本だけではない。
 アメリカや台湾、オーストラリアなどでも同様の政策が実施されている。世界的な潮流になっている。
熊沢 たとえば、台湾では本年1月、一人あたり約1万円相当の商品券が配布されましたね。
佐藤 当初、野党は「ばらまき政策」などと批判したが、実施されると市民は大歓迎。
 さっそく消費が拡大し、大手百貨店では前年同月比1割増の売り上げを記録するなど特需≠ノ沸いた。
正木 台湾当局は経済成長率を0.66%押し上げる効果があると試算。本年中に2度目の配布も検討しているという。

給付金詐欺

西山 それだけに「定額給付金」を装った、詐欺が各地で出はじめている。
 先日、大阪・堺市では、高齢者から現金5万円を騙し取る事件が発生した。
佐藤 「市役所の者」と名乗る男が高齢者宅を訪問。
 「5万円の手数料をもらえれば、すぐに給付金の手続きができる」などとウソをついて、現金を持ち去ったんだ。
津田 最近、同様の未遂事件が各地で相次いでいるようですね。
正木 当然のことだが、自治体や関係者が定額給付金の手数料≠ネどと称して、現金を要求したり、ATM(現金自動預払機)で金を振り込ませることなど絶対にない。
 そうした話があったら、迷わず自治体や警察などに確認、相談することだ。
原田 その通りだ。詐欺をはたらく連中は、次から次へと新手の手口で騙そうとする。十二分の注意が必要だ。
 日ごろから、繰り返し声をかけ合って、断固、撃退したい。

総力を挙げよ

西山 ところで今、「雇用不安」が深刻だ。
 政治家は、あらゆる政策を総動員して、国民の生活を守るべきだ。
佐藤 我々が支援する公明党も、雇用対策を全力で推進している。
 たとえば「雇用調整助成金制度」の拡充。景気の後退などで、従業員を解雇せずに休業等させる企業に対して、国が手当や賃金の一部を助成する制度だ。
正木 公明党は、昨年からの急速な景気悪化を受けて、この制度の拡充を主張。
 利用要件を大きく緩和するとともに、中小企業に対しては、賃金や休業手当の8割(従来は3分の2)、大企業に対しては3分の2(従来は2分の1)を、それぞれ国が助成するよう大幅に引き上げた。
西山 厚生労働省によると、制度拡充後の本年1月、助成金の対象者数は約88万人に。2ヵ月前の昨年11月と比べると99倍に急増した。
津田 それだけ「雇用を守る」のに、役立っているんですね。
佐藤 公明党は今後、申請手続きの迅速化・簡素化など、さらに制度の改善を進めていく。
正木 さらに公明党は、派遣労働者を直接雇用した場合などに、その企業に一人当たり100万円(大企業は50万円)を支給する「特別奨励金」を創設し、正規雇用の拡大を支援。
 また「緊急保証制度」で中小企業の資金繰りを応援するなど、雇用の維持・拡大のための政策を、矢継ぎ早に実現させている。
原田 ともあれ、政治が果たすべき役割はいよいよ重要だ。公明党は、今こそ総力を挙げて「国民のために」戦ってもらいたい。
正木 その通りだ。日蓮大聖人は、権力者に対してあなたは万民の手足である≠ニ断言なされた。
 これこそ、公明党の全議員が生命に刻むべき指針じゃないか。
原田 戸田先生は議員に、それはそれは、厳しかった。
 「仏意仏勅の学会を私利私欲のために利用したり、大恩ある学会を裏切ったりした者は、必ずや諸天から裁かれる」と、厳然と教えられた。
 仏罰ほど厳しいものはない。誰も逃れることはできない。

(2009. 4. 2. 聖教新聞)

 

 

<15> 日顕宗 最高裁で8度目の断罪
出席者:原田会長、正木理事長、野村北海道長、山下関西婦人部長、佐藤青年部長、棚野男子部長

野村 あの日顕宗が先日、またもや裁判で断罪されたようだな。
佐藤 その通りだ。日顕宗の「慧妙(えみょう)」という新聞が、学会員の名誉を毀損して訴えられた裁判だ。
 最高裁が2月27日、記事は事実無根の悪辣なデマであるとして断罪。
 日顕宗、坊主の小川只道、檀徒一派らに対して、総額190万円の損害賠償金の支払いを命じる判決が確定した。
正木 日顕も、日如も、大打撃だ(笑い)。
 何しろ、宗門自体が最高裁で断罪されたんだからな。
棚野 この「慧妙」に関わっていたのは、あの日顕直属の檀徒一派だ。
 これまでにも、選挙狙いのデマビラや違法ビラを撒き散らしては、何度も裁判で断罪されている。札付きの連中だ。
佐藤 有名だ。学会を中傷した違法ビラ事件では、この檀徒一派に100万円の賠償命令が確定(2005年4月、最高裁)。
棚野 さらにまた公明党を狙ったデマをビラやインターネットで撒き散らした事件でも、同じく100万円の賠償命令が確定している(同年2月、最高裁)。

日顕との癒着

野村 この檀徒一派と、日顕のやつは長年、根深く結託してきた。
正木 今回、断罪された新聞にも、法主だった当時、さかんに肩入れしていたじゃないか。
棚野 その通りだ。そもそも、この新聞の題号を命令したのは日顕本人だ。自ら揮毫(きごう)まで書いていた。有名な話だ。
佐藤 そうした日顕との癒着ぶりが、裁判でも鋭く指弾された。
山下 ほかでもない。日顕の言動が「動かぬ証拠」になって、宗門まで断罪されたのね(大笑い)。
佐藤 これで日顕宗は、なんと「最高裁で8度目の断罪」だ。
正木 どれだけ悪辣(あくらつ)、愚劣な邪教団か。
 どれもこれも、日顕の大ウソ、邪宗門の不法行為が厳しく裁かれている。
棚野 まず@あの下劣な「シアトル事件」に絡んだデマ報道事件だ。
 日顕と宗門に対して、連帯して400万円の賠償命令が最高裁で確定している(2003年9月)。
原田 厳しい判決だった。
 なにしろ法主の日顕がデマ報道を主導した≠ニ、ハッキリと認定された。
佐藤 それにA日顕が改革僧侶の池田託道さんを、悪辣なデマで中傷した事件。
 これも最高裁で日顕個人に対して、30万円の賠償命令が確定している(同年7月)。
野村 これもまた判決では日顕の発言は違法な名誉毀損である≠ニ明確に認定された(笑い)。
原田 かりにも法主だった日顕本人が、最高裁で2度も敗訴したんだ。
 こんな大ウソつきの宗教は、世界中のどこを探したって、どこにもないだろう(大笑い)。
正木 厳然たる事実だ。日顕宗の坊主も何一つ反論できない(笑い)。

遺骨を捨てた

佐藤 それに、あのB遺骨大量不法投棄事件! 遺族4人に対して合計200万円の慰謝料の支払いが、大石寺に命令された(同年12月、最高裁)。
棚野 これも悪辣千万だった。
 何しろ大石寺は、遺族から預かった遺骨を、あろうことかゴミ袋や使い古しの米袋に詰めて、境内の空き地に不法に捨てていたんだからな!
野村 判決は大石寺は遺骨を捨てた∞大石寺の遺骨投棄は不法である≠ニ厳しく断罪した。
原田 日顕宗が、いかに反社会的な不法集団≠ゥ。死者を弔う真心など微塵もない、冷酷非道の邪教団か。
 この一件だけでも、一目瞭然じゃないか。
山下 墓地問題の専門家も呆れ返っていましたよ。
 こんな酷い事例は聞いたことがない。寺院が信者から預かった遺骨に対して、これほど非道な扱いをすることなど、あり得ない。宗教者にあるまじき行為だ≠ニ怒りをあらわにしていました。

「芸者写真」でも

佐藤 日顕宗が最高裁で敗訴した裁判は、まだまだある。C日顕の、あの「芸者写真」の裁判でも、惨めに大敗北したじゃないか。
棚野 日顕のやつが芸者衆に囲まれて、ニヤついて写っている、あの写真(笑い)。
 公開された時の、日顕一味の慌てようといったら、なかったな(大笑い)。
野村 首のすげ替え≠セの日顕は、こんな袴を持っていない≠セの。ギャーギャー騒いでいたっけな(爆笑)。
原田 揚げ句の果てには名誉毀損だ≠ネどと、狂ったように学会側を訴えてきた。
 その裁判で、逆に日顕宗が負けて、敗訴が確定した(最高裁、04年2月)。
山下 自分で起こした裁判で、まさしく「墓穴」を掘ったわけね(笑い)。
佐藤 他にもD妙道寺(中島法信住職)明け渡し請求E常説寺(山本辰道住職)明け渡し請求F大経寺(渡辺慈済住職)明け渡し請求。この三つの裁判でも、日顕宗側の敗訴が最高裁で確定している(02年1月、2月)。
正木 三つの裁判はすべて日顕の「ニセ法主疑惑」が最大の敗因だった。それで日顕宗側が敗北したんだ。
棚野 そして今回、日顕宗の新聞の悪辣なデマ事件でも、完膚無きまでに断罪された。
山下 まぎれもなく「最高裁で8度目の断罪」ですね。
原田 まさに前代未聞だ。空前絶後だ。
 日興上人が「これただ(ごと)にあらず、法華(ほっけ)現罰(げんばち)(こうむ)れり」と仰せになられた通りの厳しい仏罰だ。

(2009. 4. 6. 聖教新聞)

 

 

<16> 世界に輝く創価大学
出席者:原田会長、正木理事長、金沢総東京長、杉本婦人部長、棚野男子部長、熊沢女子部長

正木 先日の韓国海洋大学から池田先生への「碩座(せきざ)教授」称号の授与式。創価大学(東京・八王子市)で挙行されたが、大変に感動的な式典だった。
原田 韓国海洋大学といえば、韓国で屈指の国立大学だ。その名門学府が、第1号の「碩座教授」の称号を、池田先生に捧げた。幾重にも意義深い御受章でした。
熊沢 学問が広く深い「碩座」(=大学者)を讃える、最高峰の栄誉ですね。
棚野 私も参加させていただいた。韓国海洋大学の呉巨敦(オコドン)総長の紅潮した笑顔が印象的でした。
 呉総長は、こう語っておられた。
 世界的な先覚者であり、平和主義者であられる、池田先生に「碩座教授」の称号を捧げることができたのは、わが大学にとって、非常に光栄であり、意義深いことです≠ニ強調しておられた。
杉本 席上、池田先生は創立者として記念のスピーチをされました。
 その一語一語にも、呉総長は深くうなずき、感動されていましたね。

前人未到の偉業

熊沢 今回の「碩座教授」称号の受章で、池田先生に世界の大学・学術機関から贈られた名誉学術称号は「251」を数えます。
原田 まさしく人類史に輝く「前人未到」の大偉業だ。
 いま、池田先生のもとに世界の各界の識者から慶祝のメッセージが続々と届いている。
 その一部は聖教新聞に連日、掲載されている通りです。
金沢 韓国・昌原(チャンウォン)大学の李寿晤(イスオ)前総長は、こう綴っておられる。
 「一個の人間にとって普通、世界的な水準の名誉学術称号を一つ頂くのも大変なことですが、池田SGI会長がこれほど多くの称号を拝受されたことは、人類史上、誰も並び得ない壮挙です」と慶祝しておられた。
杉本 お茶の水女子大学の遠山益名誉教授は、こう讃えておられます。
 「名誉学術称号の授与は、大学の権威と責任において、受章者の業績を公正かつ厳正に審査した上で決定されるものです。受章者にとって最高の名誉であると同時に、これを評価し、決定した大学の見識が問われるものです。
 世界の大学が贈った250もの名誉学術称号は、一言でいって、人類の未来を開く世界のオピニオンリーダーとしての池田先生の業績を顕彰したものではないでしょうか」と高く評価しておられました。
正木 それにまた、愛知学院大学の小出忠孝学長。このように語っておられる。
 「この偉業は、誰にもまねのできないことです。私も、ハノイ大学やフィリピン大学などから、学術貢献が認められ、六つの名誉博士号を受章していますが、100を超える受章者を、ほとんど聞いたことがありません。
 まして、250という受章者は、世界でも前例がなく、この先も、SGI会長以外に、存在しえないであろうと思います」と讃嘆しておられた。
棚野 今回の授与式に参列した、韓国SGIの男子部員も語っていた。
 「韓国では、最も多く名誉学術称号を受章している著名な指導者でも、五つか六つだと言われています。
 池田先生への顕彰は、まさしく『空前絶後』です。ますます喜び勇んで、師匠の偉大さを語りに語ります」と情熱をみなぎらせていた。
熊沢 創価大学、創価女子短大の新入生たちも決意に燃えていました。
 「世界一の師匠が創立した大学に学ぶことができる。その幸せを噛みしめています。日々、学びに学び、幸福・勝利の青春を綴ります」と晴れやかに誓っていました。
正木 創価大学は2011年の開学40周年に向かって、旭日(きょくじつ)の勢いで発展している。この春にも、壮麗な「創大門」「創大シルクロード」が誕生した。

「総合体育館」も

杉本 それにまた、待望の「創大総合体育館」が堂々と完成。先日の入学式で、初めて公式に使用されました。
金沢 まず誰もが目を見張るのは、スケールの大きさだ。
 6階建ての威容。1932平方bの広々としたアリーナは、周囲に約1000席もの観客席がある。
熊沢 そのほかにも、最新の設備を完備したトレーニングルームや練習室、多目的室、弓道場、さらには各クラブの部室などなど。ありとあらゆる機能が備わっています。
棚野 とくに体育系のクラブ活動に励む、創大生の喜びは、ひとしおです。
 「いよいよ文武の二道に励み『日本一』を目指します!」と、みな意気込んでいる。
杉本 さらに創価大学では、本年完成予定の「大教室棟」「タゴール広場」をはじめ「新総合教育棟」などの建設計画も着実に進んでいます。
金沢 本当に目覚ましい発展ぶりだ。私は創価大学の1期生だが、入学した当時、これほどまでに荘厳なキャンパスになるとは夢にも思わなかった。
 創立者・池田先生の偉大な先見と大事業に、ただただ感服するばかりです。
原田 先生は先日、奥様と共に大学のキャンパスを巡り、発展の様子をつぶさに視察されながら、語られた。
 「本当にうれしい。創価教育を開いた牧口先生、戸田先生も、きっと喜んでくださるだろう。私は勝った。立派な大学になった」と、厳然と宣言された。
正木 池田先生の大闘争によって、創価の「平和・文化・教育」の前進は、今や世界を結ぶ大潮流となった。
 我々は、世界が讃嘆してやまない師匠に続き、創価の大道を勝ち進もうではないか。

(2009. 4. 9. 聖教新聞)

 

 

<17> 太陽の婦人部が前進
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、津田総東京婦人部長、佐藤青年部長、熊沢女子部長

原田 この春、広布の太陽・婦人部が、杉本婦人部長を中心に、晴れやかに新出発しましたね。
杉本 ありがとうございます。本当に嬉しいことに、池田先生、奥様が、万感のメッセージを贈ってくださいました。
 さらに、婦人部の「実践の五指針」を頂きました。先生は発表の直前まで、幾度も推敲(すいこう)してくださり、魂を打ち込んでくださいました。
津田 さっそく各地で、広布の母が新たな大勝利への前進を開始しました。
 いよいよ朗らかに、友への真心と確信の対話を広げています。
正木 池田先生が常々、教えてくださっている通り、婦人部の皆様ありての創価学会です。広宣流布です。
 皆様の尊い信心、実践、前進に最敬礼いたします。
佐藤 混迷した時代にあって、創価の女性の前進は、ますます社会を照らす希望となっています。
 池田先生と奥様に、全世界がこぞって捧げる顕彰は、その何よりの証しです。

「今年の女性」賞

熊沢 先月の「国際婦人デー」(3月8日)にも、世界の各地で、先生と奥様への顕彰が相次ぎました。
 南米ボリビアのサンタクルス州女性連合協会からは先月27日、奥様に栄えある「2009年の女性」賞が贈られました。
杉本 100万人もの会員を擁する同協会が、社会に貢献する輝く女性≠讃える賞です。
 サラ・メヒア会長は「香峯子夫人を顕彰できることは、わが団体の誇りです」と、とても喜ばれていました。
津田 それにまた、ブラジルのリオデジャネイロ市議会からは、奥様とSGIのすべての女性を讃えて「顕彰状」が。アングラ・ドス・ヘイス市議会からは「功労メダル」が授与されました。
杉本 「功労メダル」の授与式では、マリア・アギアル市議が高らかと宣言しました。
 「香峯子夫人は、池田博士とともに世界の平和と繁栄を願い、民衆の団結と連帯の歴史を築いてこられました。私は、この偉大な女性の功績を知り、何としても讃えたかったのです!」と、顕彰のメダルに込めた真情を語っておられました。

研究センターも

原田 中国の名門・陝西(せんせい)師範(しはん)大学の蕭正洪(しょうせいこう)副学長は昨秋、来日された折、こう語っておられた。
 「女性には、社会、家庭など、自分のいる場所を『平和の方向』へと調和させていく力がある。その模範と輝く理想の女性こそ、池田香峯子・名誉会長夫人です」と心から讃えておられた。
佐藤 陝西師範大学といえば、一昨年10月、池田先生と奥様に「名誉教授」称号を授章。さらに昨年9月には「池田大作・池田香峯子研究センター」が晴れやかにオープンしましたね。
杉本 そしてまた昨年11月には、同大学にある博物館「婦女文化博物館」から、奥様に「名誉館長証」が贈られました。
 これは、女性の文化を総合的に宣揚する中国で唯一の博物館です。
熊沢 同大学は、学生の約3分の2が女性です。1944年の創立以来、女性研究に力を注ぎ、数多くの女性リーダーを育成してきました。
津田 その女性の文化薫る学府が「香峯子夫人こそ模範の女性像」と、全学をあげて賞讃している。私たち婦人部にとっても、最高の喜びであり、誇りです。
熊沢 先月、中国大使館で開催された「国際婦人デー」の祝賀会に、婦人部と女子部の代表が招待されました。
 その折、崔天凱(さいてんがい)駐日大使夫妻も、池田先生、奥様への深い敬愛を表しておられました。
杉本 倪培君(げいばいくん)大使夫人は、こう語っていました。
 「創価世界女性会館(東京・信濃町)にも、ぜひ一度お伺いしたい。そこで、創価の女性の活躍する姿を拝見したいです!」と微笑んでおられました。

識者100組が来館

佐藤 創価世界女性会館には、これまでにゴルバチョフ元ソ連大統領、パラオ共和国のレメンザサウ大統領夫妻、未来学者のヘンダーソン博士、ノーベル平和賞受賞者のウィリアムズ女史をはじめ、世界各界の識者が訪れていますね。
津田 会館全体から漂う気品、展示の品々などに接して、皆さんが共通した実感されるもの。それは、池田先生の「女性を尊重する真心」です。
熊沢 その通りです。
 インド・ラビンドラ・バラティ大学のムカジー総長は、こう語っておられました。
 「世界女性会館に来れば、『人類の文明を向上させるのは女性だ。私自身の中に、その力と強さがあるんだ』ということを、皆、必ず気づくことでしょう」と力説しておられました。
杉本 先月20日には、デンマーク・南大学のラスムセン総長一行が来館。
 創価世界女性会館に迎えた世界の識者は、ちょうど100組を数えました。
正木 同大学からは、その翌日、池田先生に「250番目」となる、名誉学術称号が授与された。
 二つの意義深い数に、ラスムセン総長も、たいへん喜んでおられたようだね。

体験集に大反響

原田 ところで、婦人部の体験主張集『朗らかに! 私がつくる「平和の文化」』(鳳書院)が、いま各地で反響を広げているね。
熊沢 昨年までに、全国で300回以上、開催した「平和の文化フォーラム」での主張から18人の体験を収録したものですね。
杉本 愛媛県の女性識者は、こう感想を寄せておられました。
 「婦人部の皆さんが、苦悩や不幸を乗り越え、その人らしく輝いて、社会に貢献されている姿に感動しました。一部の週刊誌などの情報が、どれだけいい加減であるか、よくわかります。
 立場上、多くの団体の姿を見ていますが、学会は素晴らしいと改めて実感しました」と率直に語っておられました。
正木 まさに「体験にまさる力なし」だね。
津田 婦人部の会合に参加された、著名な教育者も語っていました。
 「皆さんが力強く困難を乗り越え、自信を持っていられるのは、人生の師匠・池田先生の指導の通りに行動しているからなのですね。素晴らしいです!」と感嘆しておられました。
杉本 いよいよ「創価の女性」が輝く新時代! 婦人部は報恩感謝の祈りと真心の対話で、すべてに勝利します!

(2009. 4.16. 聖教新聞)

 

 

<18> 邪悪との闘争が聖教の魂
出席者:原田会長、正木理事長、西山関西長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、熊沢女子部長

紙面が刷新

佐藤 きょう4月20日、聖教新聞が、創刊58周年を迎えました。今月14日付からは、紙面の画質が大きく向上。写真と文字が一段と鮮明に、より美しくなりました。
熊沢 内容も、さらに充実、一新。池田先生の「輝く女性に贈る言葉」をはじめ、新連載、新企画が続々とスタートしていますね。
正木 さっそく聖教新聞社には、読者の皆様から多くの声が寄せられている。
 「これまでにも増して、明るく、読みやすくなりましたね」「王者の風格と気品にあふれる紙面。毎日、読むのが楽しみです」と、大変に喜んでいただいています。
原田 聖教新聞は、昭和26年の4月20日の金曜日に創刊された。
 池田先生は先日も、聖教に込められた、師弟の魂を語ってくださった。
 「戸田先生は言われた。『私は思い立ったことは、必ず実行する。聖教新聞の発刊も実現した』『聖教新聞で邪悪と戦うのだ!』
 この先生の破邪顕正の精神こそ聖教の根本であらねばならない」と深く教えてくださった。
西山 池田先生は創刊号から今日にいたるまで、聖教新聞に正義のペンを執り続けてくださっている。
 さらに全国の無冠の友、新聞長、通信員への真心あふれる激励をはじめ、片時も休まず、聖教を支え続けてくださっています。
正木 その激闘あって、今や聖教新聞は、日本のみならず世界の識者が深く共鳴する大新聞になった。
 すべては、池田先生の「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」「死身弘法(ししんぐほう)」の闘争、そして全国の配達員、読者の皆様の尊い献身があってこそです。
 心から感謝申し上げます。

秘話を満載

佐藤 聖教新聞といえば、本年初頭に連載された『若き指導者は勝った』が、待望の単行本になります。
 来月13日の発刊ということだ。
原田 とにかく、すごい反響だった。
 綿密な取材を通して、初めて明らかになった秘話やエピソードを満載。戸田先生と池田先生の「師弟の真実」に迫る、ドキュメンタリーだ。
杉本 聖教新聞社には「早く単行本にしてほしい」と、読者からの要望が引きも切らなかったそうですね。
熊沢 女子部も真剣に学び、師弟の精神あふれる人材の城を築いてまいります。
佐藤 ところで、いま時代は、ますます混迷している。
 先日、内閣府が社会意識に関する世論調査を行った。
 その結果、現代の世相のうち「暗いイメージ」を選ぶ質問では「無責任の風潮が強い」と答えた人が最多。次いで「自分本位である」「ゆとりがない」「活気がない」の順に多かった。
西山 要するに、今の日本には責任を厳しく自覚し、人々に希望を示す指導者が、あまりにも少ない。だから社会は、ますます活力を失い、殺伐としているということだ。
原田 そうした時代にあって、我々は偉大な師匠と共に、広宣流布という大目的に邁進(まいしん)することができる。どれほど幸せか。どれほど深い使命の人生か。
杉本 九州の女性識者が、こう声を寄せておられました。
 「学会員の皆さんは、どなたも地域や社会のことを真剣に考えて行動されています。
 その源泉は、どこにあるのか。聖教新聞を読むと、分かります。
 池田名誉会長は紙面を通して、勇気と希望を送り続けておられます。一言一言に、どこまでも会員を思う真心が溢れています」と語っておられました。
正木 昨今は「出版不況」と言われて久しい。「その原因は、活字の質の低下にある」と指摘する専門家も多い。
佐藤 僕の友人のジャーナリストも嘆いていた。
 「下劣なウソ、デマを、社会に垂れ流す俗悪週刊誌! ああいう雑誌を野放しにしているから、皆が活字から離れる。活字文化を衰退させている元凶じゃないか」と憤慨していたよ。
原田 まったくだ。だからこそ、正義と真実の言論が求められている。

活字文化に貢献

西山 福井県書店商業組合の安部悟理事長は、こう語っていた。
 「活字文化にとって最も重要なことは、出版物そのものが良質になることです。池田名誉会長の著作は、心を涵養(かんよう)する活字文化の最高峰でしょう。活字文化への大きな貢献です」と讃えておられた。
正木 鹿児島県書店商業組合の井之上博忠理事長も「池田名誉会長の超人的なペンの闘争≠ノ深い敬意を表さずにはいられません」と驚嘆しておられた。
杉本 福井県、鹿児島県の書店商業組合からは昨年、池田先生の出版文化への貢献を讃えて「感謝状」が贈られましたね。
熊沢 いま、各地の書店商業組合などが、こぞって先生の功績を顕彰しています。
 本年2月には、創業132年の「宮脇書店」(香川県)から「文字・活字文化に対する貢献賞」、さらに宮崎県書店商業組合と山陰中央新報社(島根県)からも「感謝状」が贈られました。
西山 京都府書店商業組合からも昨年8月、先生に第1号の「文字・活字文化に対する貢献賞」が贈られました。
佐藤 同組合は120年の歴史と伝統を誇り、220もの書店が加盟している。
 その出版界の(ゆう)≠ェ威信をかけて、先生に最高の顕彰を贈呈したのです。

模範の聖教拡大

西山 地元・京都の同志にとっても、最高の喜びであり、誇りです。
 なかでも、西京本陣区の壮年部が張り切っている。「我々も師匠に続き、文字・活字を通して地域に正義と幸福の連帯を広げよう」と、聖教新聞の購読推進に勇んで挑戦しています。
原田 私も聞いた。聖教の購読を推進する壮年部員を、地区に10人以上育てる「地区10勇士」、さらに毎月「地区で5部の拡大」を目標に、一丸となって取り組み続けた。
 そして先月、ついにすべての地区で、壮年部が5部以上の聖教拡大を成し遂げた(拍手)。
西山 婦人部とともに、関西をリードする模範の戦いを展開している。
 広布の黄金柱の奮闘に、幾重にも波動が広がっています。
正木 その通りです。聖教新聞は、池田先生が「師弟不二(していふに)」の激闘で築き上げてくださった「言論の大城(だいじょう)」だ。
 我々も、偉大な師匠の言論戦に続こう!
原田 「(こえ)仏事(ぶつじ)()す」だ。
 勇気(ゆうき)凛々(りんりん)と、声に出して語った分だけ、仏の軍勢は広がる。魔を打ち破り、正義を拡大できる。
 さあ、栄光の「5・3」へ! 全国に対話の渦を巻き起こそうではないか!

(2009. 4.20. 聖教新聞)

 

 

<19> 捏造雑誌がまたもや敗訴
出席者:原田会長、正木理事長、西山関西長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、棚野男子部長

正木 それにしても、あの極悪ペテン師の山崎正友。昨年末に死亡したが、その後も裁判で断罪されたな。
棚野 その通りだ。山崎が、学会と元副会長の野崎勲さん(故人)らを訴えていた裁判だ。
 東京地裁が本年1月28日、山崎の全ての請求を棄却する判決を下し、学会側が全面勝訴した。
佐藤 山崎といえば、さんざんウソ八百のデマを捏造して、学会を中傷してきた男だ。
 その悪辣な正体を暴くために、野崎さんは「創価新報」に糾弾の記事を執筆。その内容をまとめた著作も出版した。
棚野 これに対して、山崎は名誉毀損だ≠ネどと言いがかりをつけて、裁判を起こしたんだ。

6つの悪行

西山 裁判では、山崎の次の6つの悪行が争点となった。
 @共産党の宮本顕治邸への盗聴事件を独断で行ったこと。
 A金儲けのために、体調不良の日達法主をクルーザーに乗せ、寿命を縮めさせたこと。
 B賭け麻雀に明け暮れ、賭博容疑で逮捕されたこと。
佐藤 さらにC関係を持った女性から大金を騙し取り、賭け麻雀の清算に注ぎこんだこと。同時に、ほかの女性とも不倫関係にあったこと。
 D「民主政治を考える会」なる団体を実質的に運営し、ビラの発行で数億円の裏金を手に入れたこと。
 E大石寺の土地で土地転がしを行い、5000万円のマージンを取得。さらに墓園工事に絡んで4〜5億円とも言われる裏金を手にしたこと。
正木 これらの事実について、裁判所は厳正に審理した結果、@はそもそも山崎の名誉を「低下させるものということはできない」と認定。さらにAからEは「事実の重要な部分は、真実であると認められる」と断定した。
杉本 要するに、山崎がこれらの悪事を働いたのは事実で、学会側の主張は正当であると認められたわけですね。

「不明瞭な供述」

棚野 当然だ。この裁判では、山崎本人が2度にわたって法廷で尋問を受けた。
 その時も山崎は、学会側の弁護士の厳しい追及に、何度も言葉を詰まらせて立ち往生。無様な姿を晒し抜いていたじゃないか。
佐藤 裁判所は、山崎のデタラメな証言について「矛盾する」「幾重にも変遷」「不明瞭な供述に終始」「客観的証拠は何ら存在しない」「到底信用することができない」等と何度も厳しく断罪。
 そして、山崎の主張を「採用することはできない」と、一つ残らず(しりぞ)けたんだ。
原田 自分から訴えた裁判で、自分の悪事と大ウソが暴かれた揚げ句、断罪されたわけだ。
棚野 実は山崎は昨年12月25日にも東京高裁で断罪されていた。悪辣な名誉毀損でジャーナリストから訴えられた裁判で、損害賠償を厳しく命じられた。
佐藤 結局、山崎が断罪、敗北した裁判は合計20件にものぼる。
原田 山崎といえば、今から30年前の第1次宗門事件当時から、仏意仏勅の学会に、悪辣千万の謀略を仕掛け、広布破壊を企ててきた。これが、その男の無残な末路だ。
西山 陰謀は、遂に、すべて大失敗に終わった。それだけじゃない。山崎と結託した連中も滅亡の一途じゃないか。
正木 そういえば、山崎の「一の子分」だった原島も昨年、死んだな。

取材は一切なし

佐藤 山崎と根深く結託したデマ雑誌も、凋落する一方だ。
 たとえば、あの「週刊新潮」。最近も裁判で悪辣なデマ記事が相次いで断罪されている。
杉本 つい先日も東京地裁で厳しく断罪されたようですね。新聞に出ていました。
棚野 断罪されたのは、ノースアジア大学(旧秋田経済法科大学)に対する悪質なデマ記事だ。
 大学の理事長がクーデターを起こして前理事長を辞めさせた≠セの理事長が創価学会の意向を受けて、大学を乗っ取る計画を進めている≠セの。根も葉もない大ウソを載せて騒いだんだ。
正木 バカバカしい。まったくのデマだ。裁判では記事の根拠は、ただの噂でしかなかったことが徹底的に暴かれた。
佐藤 その通りだ。判決は、記事について「推測に基づくもの」「証拠は見当たらない」と明確に認定。
 さらに「伝聞を内容とするものであり、その伝聞元である者に対する取材は、一切行われていない」と一刀両断だった。
棚野 さらに判決は「情報源がいかなる人物であるかが全く明らかではない」「(伝聞元への)取材は一切行われていない」と厳しく糾弾。
 東京地裁が先月30日、新潮社側に合計600万円の損害賠償金の支払いを命じたんだ。
原田 要するに、ろくに取材もしないで勝手放題に書いた、ということだ。こんなのは「報道」とは誰も言わない。ただの「妄想」だ(大笑い)。
佐藤 「週刊新潮」といえば、最近掲載した、朝日新聞阪神支局襲撃事件を巡る記事。
 これがデッチ上げだったとして、大失態を晒している。
棚野 新聞各紙が厳しく糾弾。追いつめられた「週刊新潮」は今月23日号に検証記事を掲載し、誤報を認めて謝罪した。
 だが「まるでだまされた被害者と言わんばかりの内容では、到底、検証記事とは言えまい」(読売新聞)等と、それはそれは手厳しい批判を浴びている。
西山 いや、大問題になっているな。

日顕は断罪、退座

正木 それに、あの日顕。あいつほど山崎と根深く結託していた悪党もいない。
 2004年の8月には、日顕が坊主の集まりで山崎正友は宗門の信徒となって、学会攻撃の急先鋒に立ってやっている≠ネどと持ち上げていたほどだ(笑い)。
杉本 ほかでもない日顕本人が、山崎との結託を公表≠オていたわけね(笑い)。
西山 その日顕も、悪辣なデマが最高裁で2度も厳しく断罪された。宗門破壊の急先鋒≠ノなって、最後は法主の座からも逃げ出した(大笑い)。
原田 日蓮大聖人は「法華経の行者に嫉妬し、恨みを抱く人間は無間地獄に堕ちる」と厳しく断言された。
 まさしく、山崎らの姿そのものじゃないか。

(2009. 4.23. 聖教新聞)

 

 

<20> 公明よ立て!勝ちまくれ!
出席者:原田会長、正木理事長、金沢総東京長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、棚野男子部長

杉本 私たちが支援する、公明党が推進して実現した「定額給付金」。先日も、この座談会で話題になりましたが、新聞やテレビで連日、報道されていますね。

消費を刺激

棚野 最近の世論調査では「給付金を評価する」との声が、実施前と比べて「倍増」したという報道もあった(毎日新聞)。
金沢 日本全国、喜びの声が上がっている。マスコミの報道も実施の前と後では、なんだかガラッと変わったね(笑い)。
佐藤 まったくだ。
 「冷え込んだ消費を元気づける効果を発揮してくれることを期待」(琉球新報)
 「定額給付金支給に伴う商戦も活発化してきた。街角の景気実感を示す現状判断指数が2ヵ月連続で改善するなど、明るい数値が一部で出てきた」(北國新聞)等々、期待を込めて報道している。
金沢 ラジオの文化放送でも先日、話題になっていた。テレビ番組の有名な司会者が、こう語っていた。
 「なんだかんだ言っても、もらって喜んでいる人の姿を見ると、定額給付金よ、ありがとうだね」なんて発言していたようだ(笑い)。

本音は「評価」

棚野 定額給付金といえば、本年1月、こんな話があった。
 岩手県奥州市の市議会で、野党の議員が給付金の撤回を求める意見書≠ネるものを提出した。
原田 もともと民主党が強い地域だね。
棚野 議会では、野党系の議員が圧倒的多数を占める。
 当初意見書≠ェ可決される見込みは高いと見られていた。ところが一転、反対多数で否決されたんだ。
杉本 逆転≠後押ししたのは「市民の声」だったそうですね。
棚野 その通りです。同じ時期に行われたアンケート調査で、1200人の市民の声が集められた。
 結果は、実に98%の人が「定額給付金を受け取る」と回答。また、約70%が「定額給付金を評価する」と答えた。
正木 それが、本当の「市民の本音」だったというわけだ。
杉本 なかには「国政では反対しているが、地方には必要だ」と言う野党議員もいたそうです。
金沢 東京でも、そういう話を、よく聞くよ。本音では、評価している議員が多いようだ(笑い)。
棚野 結局、議会の採決では給付金撤回に反対する意見書≠ヘ否決された。
佐藤 同市では、今月から給付金の支給がスタート。「プレミアム(割り増し)付き商品券」も発売された。
 市内の商店街は、さっそく活気づいているという話だ。
金沢 とにかくも、支持者の恩を忘れず、真剣に戦う。そして、支持者が誇れる実績を残す。それでこそ、公明党の議員だ。
正木 公明党の実績といえば、先月末から、地方の高速道路が「休日1000円」で乗り放題になったね。平日の料金も大幅に引き下げられた。
 本当に、喜んでいる人が多い。
佐藤 この「高速道路料金の大幅引き下げ」も、公明党の推進で実現した75兆円の追加経済対策の一つだ。
棚野 対象は、ETC(自動料金収受システム)を搭載している車だ。国土交通省所管の財団では、ETCを購入する際の助成も行っている(4輪車5250円、2輪車1万5750円)。
杉本 申し込みが殺到して、助成期間が延長されましたね。ニュースでも報道されていました。
佐藤 反響は大きい。各地の地元紙も「1000円の旅、好発進」(下野新聞)等と報じていた。
 不景気で冷え込んでいた行楽地や商業施設に、倍以上の人が押し寄せている
 乗用車の家族連れから「ありがたい」「助かる」との声が上がった%凵X、効果の大きさが指摘されていた。
杉本 それにまた、公明党の新しい実績である「子育て応援特別手当」。これにも喜びが広がっていますね。
佐藤 2002年4月2日から2005年4月1日までの間に生まれた第2子以降の子どもに、1人当たり3万6000円が一時金として支給されるものです。
棚野 公明党ならではの視点だね。未来の世代のために、一貫して政策を提案し続けてきた。
金沢 「子育て応援特別手当」、それに「定額給付金」「高速料金の引き下げ」。公明党は、この三つを「春を呼ぶ3点セット」として、追加経済対策に盛り込んだ。その効果が、早くも表れはじめている。
原田 ともあれ、深刻な不景気が依然、続いている。国民の生活は切実だ。公明党は、いよいよ「生活支援」「景気対策」に総力をあげてもらいたい。

都議会を刷新

正木 そうでなくても、国民の「政治不信」は高まる一方だ。最近の世論調査でも、政治家に対する見方は、ますます厳しくなっているじゃないか。
原田 まったくだ。「政治不信」は「政治家不信」だ。
金沢 その通りだ。「政治家不信」といえば、東京都議会では、1965年に「出直し選挙」があった。
 この時「宴会政治」「金権汚職」の一掃を訴えて戦ったのが公明党だった。
正木 有名だ。当時の都議会は「伏魔殿」と呼ばれるほど腐敗していた。
 その年の3月にも、議長選挙をめぐる汚職が発覚。15人もの議員が逮捕されたほどだった。
原田 公明党は、腐り切っていた都議会にリコール運動を起こした。そして都議会を解散に追い込んだんだ。
佐藤 当時、他党の議員は「公明党さんは、政治というものが分かっていない」などと、せせら笑っていた。
 だが選挙の結果、公明党は17議席から23議席に躍進。都議会の浄化に、大きな歴史の一歩を残したんだ。
正木 私の知る政治学者が、こう語っていた。
 「こういう混迷の時代だからこそ、国民は心から信頼できる政治家を待望している。今こそ、清廉潔白を党是とする公明党に頑張ってもらいたい」と強く期待していた。
棚野 そのためにも、大事なのは「足元」だ。
 当たり前のことだが、国民に信頼される議員になるには、まず「支持者に信頼される」ことだ。
原田 戸田先生は、忘恩の畜生を絶対に許されなかった。
 そして「政治家は、死にもの狂いで働くべきだ。支援者に対しては、真心ある態度で、恩を返すべきだ」と厳命なされた。
杉本 まったく、その通りです。私たち支持者は鋭く、厳しく見ています。
原田 だからこそ、戦いは「まず議員と家族から」だ。
 公明党の議員、家族は、支持者の先頭に立って、全身全霊で戦ってもらいたい。そして断じて勝て!

(2009. 4.27. 聖教新聞)