< 座談会 >

世界広布の勝利の並木道

 

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ブロックの前進が学会の発展
SGI会長の平和行動に賞讃
「行学の二道」に励む友を応援
社会に希望送る「音楽隊」「鼓笛隊」
今こそ報恩感謝の拡大を
学会の「友人葬」に広がる共感
「青年」を先頭に新たな前進
わが近隣を「幸福の楽土」へ
学会の会館は「地域の灯台」
「創価の宗教改革」を世界が賞讃

 

 

 

<41> ブロックの前進が学会の発展
出席者:原田会長、正木理事長、松原中部長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、福井中部女子部長

福井 80周年の「学会創立記念日」へ勢いを増して前進する本部幹部会が行われました。
原田 池田先生が万感こもるメッセージを寄せてくださった。
 学会が、揺るぎない人類の「平和の(はしら)」「文化の大船(たいせん)」「教育の眼目(がんもく)」としてそびえ立っていると強調され、「何ものにも絶対に崩されない金剛不壊(こんごうふえ)の人材の大城(だいじょう)が築き上げられた」と述べてくださった。
 また「広宣流布に躍進しゆく人材は三世(さんぜ)功徳(くどく)が満々たり」と語り、全同志の健康と幸福を念願してくださった。会員を思う先生の深い深い真心に、感謝は尽きません。
正木 明年2011年のテーマは「人材・躍進の年」と決まった。青年部を中心に広布の陣列を、さらに拡大していきたい。
杉本 音楽隊・しなの合唱団、女子部・富士合唱団による「母」「滝の(うた)」「世界広布の歌」も、素晴らしい歌声でしたね。
佐藤 池田先生の初の世界平和旅から50周年。先生とともに広布一筋に歩み抜いてきた同志も新たな決意で立ち上がっている。
 「学会が192カ国・地域に発展し、各国のメンバーの笑顔を聖教新聞で見ると、うれしくなります。入会当初、よく『世界広布の歌』を歌いました。当時は想像もしなかった大発展を築かれた池田先生に、感謝があふれてきます」と語る婦人の方もいた。
松原 ありがたいことに、今月の本部幹部会は「全国ブロック長・白ゆり長大会」として開催された。代表の活動体験も、大変に感動的でした。
 中部各地でも、昼夜を分かたず、ブロック長・白ゆり長の皆さんが大奮闘してくださっている。
原田 ブロックは、広宣流布の最前線であり、主戦場だ。ゆえにリーダーは、地道に戦ってくださるブロック長・白ゆり長の皆さんに最敬礼していきたい。
福井 池田先生は、師匠・戸田先生の願業(がんぎょう)だった75万世帯への突破口を開いた「2月闘争」で、当時の組織の最小単位である「組」に焦点を当てて、指揮を執られました。
 「『組』が変わったことで、学会全体の組織形態の精神的壁を破ったのである。その方程式は今も変わらない。ブロックが強くなれば、学会も強くなるのだ」と述懐(じゅっかい)されています。
杉本 この秋は、それまでの「ブロック担当員」が「白ゆり長」と命名されて6周年です。先生は白ゆり長の皆さんを、こう(たた)えてくださっています。
 「広宣流布のために、幸福と正義のために、『白ゆり長』が、声も美しく、そして高らかに、戦いゆく姿は、何と崇高(すうこう)なることか! 『白ゆり長』の美しき心、強き心、慈愛の心があって、創価の陣営は拡大してきたのである」
 ヤング・ミセスも多宝会(たほうかい)も、白ゆり長の皆さんは気高き使命に燃えて、地域に友情を広げておられます。
松原 ブロック長・白ゆり長への先生の期待は本当に大きい。その思いを胸に、中部では来月、「堅塁(けんるい)ブロック総会」を開催し、80周年を祝賀します!
佐藤 南米ブラジルでは、7割以上の世帯が座談会に参加することなど4項目を達成したブロックを「王者ブロック」と呼び、全ブロックが達成できるよう目指してきました。そして創立80周年を目前に、約6000の全ブロックが見事、「王者ブロック」になったそうです!
 その原動力は青年部でした。折伏(しゃくぶく)弘教(ぐきょう)の拡大により、新たな人材が陸続(りくぞく)と誕生したのです。
正木 本当にすごいことです。ブロックが元気なら地区も支部も元気になる。ブロックの前進が、学会の発展に直結する。すべての幹部が最前線で共に戦い、ブロックから地域広布の大波を起こしていこう!

社会部の友が奮闘

原田 一方、この大不況のなか、現実社会で懸命に戦っておられるブロック長・白ゆり長の方も多い。
 今月24日は「社会部の日」である。苦境を打開しようと、ひたぶるに祈り、職場でも組織でも頑張っておられる。
松原 中部でもそうです。折からの不況に一昨年のリーマンショックが追い打ちをかけ、今の円高が重なった。輸出に力を入れる製造業を中心に、打撃は小さくありません。
佐藤 さらに非正規の雇用が増えています。契約社員やアルバイトなど自由な形態で働ける半面、不安定な立場です。青年部にも、仕事の悩みを抱えながら、人間革命と宿命転換を懸けて、自行化他(じぎょうけた)にわたる活動と仕事に全力を注ぐメンバーがいます。
福井 日蓮大聖人は(おお)せです。
 「(おん)みやづかいを法華経(ほけきょう)とをぼしめせ、『一切世間(いっさいせけん)治世産業(ちせいさんぎょう)は皆実相(じっそう)相違背(あいいはい)せず』とは()れなり」(御書1295n)――自分の仕事を法華経の修行と思って、真剣に取り組みなさい、仏典(ぶってん)に「社会全般の諸活動や日常生活は、すべて法華経の真実(妙法(みょうほう))と相反することはない」と説かれている通りである、という意味です。
松原 この大聖人のお心のまま戦う中部社会部では毎年、職域ごとのグループ結成が相次いでいます。
 近年は、女性の社会進出と介護・福祉分野での就業者が増え、女性の活躍が目覚ましい。皆が「最高の職場にしよう」「職場で『なくてはならない人』になろう」と決意し、輝く信頼の実証を示しています。

真心の励まし合い

佐藤 池田先生が戸田先生の事業を支え、陰で奮闘されていたとき、日記に次のように記された。
 「信仰あるが(ゆえ)に、醜き生存競争の中にあって、(きよ)くして、勝利の人生を闊歩(かっぽ)なし得る」
 「信仰あるが故に、矛盾と不合理に満ちた社会も、因果(いんが)の二法に、堂々と確信をもって前進出来得る」
 「現実の戦いは、勝つことだ。信心と、勇気とで、道を開き、勝つことだ」
原田 想像を絶する苦闘のなか、先生がどれほどの大確信をもっておられたか。この不動の一念があったればこそ、絶望的な苦境も乗り越えてこられた。
正木 池田先生は、事業が蹉跌(さてつ)した時、一切を(にな)われ、青春を()して恩師を支えられた。その粉骨砕身(ふんこつさいしん)の労苦があって、今日(こんにち)の大創価学会があることを絶対に忘れてはならない。
杉本 池田先生は社会部の友への随筆でも「極楽(ごくらく)百年の修行は穢土(えど)の一日の功徳(くどく)(およ)ばず」(同329n)との御聖訓を引き、「大変だからこそ、大きく変わる。一日を十年分、百年分にも生きることができる。これが日蓮仏法の力だ」と力説されました。
松原 倒産や解雇から立ち上がり、再就職を果たした同志もいる。その途上で奮闘している友もいる。また、その友を支える家族もいる。大切なのは、どこまでも、真心からの温かな励まし合いである。
原田 私たちには、「絶対勝利」の題目がある。「師弟不二(ふに)」の信心に徹すれば、越えられない壁などない。強盛(ごうじょう)な祈りと勇気の行動で日々、前進しよう。

(2010.10.18. 聖教新聞)

 

 

<42> SGI会長の平和行動に賞讃
出席者:原田会長、正木理事長、松原中部長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、福井中部女子部長

佐藤 アフリカ・コートジボワール共和国から池田先生に、「コートジボワール功労勲章コマンドール章」が贈られました。
松原 世界平和と文化、学術の発展への業績を(たた)えたものです。これで先生には世界23カ国から国家勲章が叙勲されたことになる。
原田 最高の栄誉を、弟子一同、心から慶祝申し上げたい。
 さらに、授与された日が意義深い。先生が初の平和旅でアメリカ・ニューヨークの国連本部を視察し、「21世紀はアフリカの世紀」と展望された日(1960年<昭和35年>10月14日)から50周年だった。
正木 今月24日は「国連デー」でもある。世界に多大な影響力を持つ国連に大きな期待を寄せ、その国連への貢献を誓い、平和のために行動されてきたのが池田先生の50年だ。
福井 国連訪問の3年前の57年(同32年)10月23日、29歳の池田先生は日記に記されています。
 「明日は国連の日≠ネりとの記事。一日も早く、国際社会の檜舞台へ。同志よ」と。
 戸田先生のもと青年部の室長として指揮を執られるなかで、一閻浮提(いちえんぶだい)の広宣流布、世界の平和を願われていました。
佐藤 先生の国連への貢献は、理念だけではなく具体的な行動にあります。
 75年(同50年)1月、青年部が推進した核兵器廃絶への1000万人署名をワルトハイム事務総長に手渡し、核兵器問題、食糧問題などについて、活発に意見を交換された。
松原 82年(同57年)6月には、国連広報局などと協力して「核兵器――現代世界の脅威」展が国連本部で行われた。24カ国39都市を巡回し、約170万人が観賞した。
杉本 これは西側諸国だけでなく、旧ソ連や中国でも開催され、大反響を呼びました。
福井 そして今月4日からは、核の脅威展≠ゥら発展した「核兵器廃絶への挑戦と人間精神の変革」展が、オーストリアの国連ウィーン本部で盛大に開催されました。
正木 また池田先生は、デクエヤル事務総長やガリ事務総長と語らいを重ねてこられた。
 デクエヤル氏は「私がSGI(創価学会インタナショナル)の国連支援を評価するのは、具体的な行動を伴っていることに加えて、精神面での強い支援があるからです。その意味で、SGIは国連支援の模範であり、本当に頼もしい存在です」と讃えておられる。
原田 ガリ氏は「池田会長は、世界にとって大切な方だ。大きな影響力を持っておられる。これからも、いっそう会長との友情を深めていきたい。そして平和のために、ともに尽力していきたい」とおっしゃっていた。
佐藤 国連軍縮特別総会への提言、そして83年(同58年)からの「SGIの日」記念提言は今も続き、世界が直面する課題の本質を仏法の視座から究明しつつ、具体的な解決の方途を提案されています。
杉本 オスロ国際平和研究所のトネソン所長は「国連は、池田会長の毎年の平和提言を、大変に重視しています」と語っておられましたね。

固く強い信頼の絆

福井 国連の「人権教育のための世界プログラム」や「持続可能な開発のための教育の10年」も、池田先生の提案が端緒となり、実現したものです。
松原 その通りです。
 こうした足跡を評価し、「国連平和賞」国連難民高等弁務官事務所の「人道賞」が、池田先生に贈られている。
原田 先生の築かれた国連との信頼の絆は、これほど固く、強いものです。
 先生と対談されたチョウドリ事務次長も「世界の指導者のなかで、池田会長ほど継続的に国連の支援と強化を訴えてこられた方は、ほかにはいません。世界で唯お一人です」と讃嘆しておられる。
正木 先生の国連への貢献を、海外の大学・識者も讃えている。たとえば先日、池田先生に世界の大学・学術機関から299番目となる名誉学術称号が、フィリピン国立の南ミンダナオ大学から贈られた。
 その授章の辞でも「SGIの国連支援を推し進め、平和や人間が今日(こんにち)、直面している多岐にわたる諸問題について、幅広い執筆活動を行ってこられました」等と、先生の国連貢献に触れていた。
佐藤 先生が切り開かれた世界平和の道を継承し、青年部は今年上半期も核兵器廃絶への署名運動を展開した。国連の潘基文(パンギムン)事務総長も讃えてくださった。
原田 SGIメンバーには国連本部の職員として活躍する友もいる。
 これからも平和のために戦う人材、世界のために行動する若きリーダーが次々と躍り出ていくに違いありません。

振る舞いが理解に

松原 中部青年部はいま「一番星☆拡大月間」として、皆が元気に対話に走っています。
福井 10・10「中部女子部の日」20周年を迎え、女子部も対話運動を大きく進めています。
 池田先生の著作や聖教新聞、そして仏法を実践する自分の姿を通して共感を広げていこうと、語らいに励んでいます。
杉本 女性が若々しく、はつらつと活躍する姿、友情を広げる励ましの行動など、そうした身近な振る舞いが、仏法理解の第一歩となりますからね。
福井 名古屋北本陣区の区主任部長は7月、小・中学校の友人と久しぶりに再会しました。悩みを抱える友人に、同志と励まし合いながら前進する女子部の素晴らしさなどを率直に話すと、友人は「もっと学会のことを知りたい」と語り、本部幹部会、座談会に参加。池田先生の指導に心から共感してくれました。
 さらに、会友として教学部任用試験の受験を決意。ともに仏法の生命哲学を学び、いまは「この信心で幸せになりたい」と入会を希望してくれています!
正木 素晴らしい。自分の言葉で、自分の確信のままに話す――これが相手の胸を打つ。
 「(ことば)()うは心の思いを(ひび)かして声を(あらわ)すを云うなり」(御書563n)だ。見栄を張ったり、難しい言葉を使う必要はない。
原田 忘れられない出来事がある。75年(同50年)1月、池田先生がアメリカを訪問し、キッシンジャー国務長官との会見が予定されていた。アメリカ青年部との懇談の折、どういう姿勢で会見に臨むかが議論になったが、先生は明快であられた。
 「いろいろ気を使う必要はない。私の存在そのものが創価学会だ。すっきりと『アイ・アム・ザ・ソウカガッカイ』でいこう」と語っておられた。
松原 そうですね。社会がどう変わろうと、確固たる信念を持って、最高の師匠のこと、絶対の信心のことを堂々と、朗らかに語っていくことです。
 われわれ堅塁(けんるい)・中部から勇気の対話で全国に勝利の波動を広げていきたい。

(2010.10.21. 聖教新聞)

 

 

<43> 「行学の二道」に励む友を応援
出席者:原田会長、正木理事長、清水信越長、杉本婦人部長、棚野男子部長、村川信越女子部長

棚野 教学部任用試験(11月28日)まで、あと1カ月余りとなった。
 高等部から多宝会の皆さんまで、受験される方はいま、真剣に研鑚(けんさん)に取り組んでおられる。
杉本 受験者のために、講義を担当し、励ましてくださる方々も、本当にありがとうございます。
清水 今月末には、試験範囲を解説する教学講座の衛星中継も行われます。
 仕事や学業、家事・育児などで多忙ななか奮闘される同志を、皆で応援していきたいと思います。
村川 長野・飯田圏のある女子部本部長の友人は、仏法対話したその日から毎日欠かさず、唱題に挑戦し、会友として会合にも参加しています。「題目をあげると元気になり、悩みを前向きにとらえられる」と実感した友人は、信心のことを学びたいと、任用試験の受験を決意し、一緒に勉強に励んでいます!
 このように信越女子部でも、新入会や会友の方が多く受験します。
原田 戸田先生は「(しん)()を求め、求めたる理は信を深からしむ」と語られた。仏法の偉大さを教学で学ぶと、信心の大確信はさらに深まる。それがまた実践につながる。教学は、信心の骨格だ。
正木 日蓮大聖人が「行学(ぎょうがく)二道(にどう)をはげみ(そうろう)べし」(御書1361n)と(おお)せの通り、自行化他(じぎょうけた)の実践と教学の研鑚が、仏道修行の根幹であり、幸福の直道(じきどう)である。だから学会は教学に徹してきた。
棚野 第1回の任用試験が行われたのは1952年(昭和27年)12月。半世紀を超える歴史があります。
 仏法哲学への理解を深める、またとない機会が学会伝統の教学試験です。
村川 池田先生は、戸田先生の事業を支え、また組織の第一線で指揮を執られながら、どれほど激務であろうと御書をひもといておられました。
 「いかに、事業難とはいえ、信心と教学だけは、忘れてはならぬ」「深く思索し、体系化した教学を学び、信心よりの教学を打ち立てねばならぬ」と『若き日の日記』にあります。また御書の御文(ごもん)も随所に記されています。
 まさに戸田先生が仰せの「剣豪の修行」のような研鑚の姿です。
清水 一方で池田先生は、教学の講義を担当する者の心構えも、「一、熟読すること。二、明確に、解釈すること。三、理論的であること。必ず、体験を通し、幅広く講義をなすこと」と綴っておられる。
 深遠(しんえん)な仏法の世界を、いかに分かりやすく講義できるか。どれだけ納得し、実感してもらえるか。先生が本当に心を砕いておられたことが伝わってくる。
棚野 56年(同31年)の「大阪の戦い」では、先生の早朝講義が一日の勝利のリズムだった。講義だけではなく、自ら教学試験の面接官を務められたこともある。教学で勝利を開こうとされていたのだ。
 当時、講義を受けた草創の方は「池田先生と他の人の講義の違いは、鋭い気迫と大確信でした」と振り返っておられる。
杉本 2002年(平成14年)9月にも、先生は教学試験の会場を訪問され、こう激励されました。
 「どうか自信をもって、試験に臨んでください。教学を学ぶ場に、ここに集ったこと自体が勝利です。歴史です。生涯にわたる、自分自身の大いなる信心の原動力になるのです」
 「大事なのは、題目をあげることです。行学の二道に励んだ皆様を、誰よりも大聖人がほめてくださることは間違いありません」

御書を身で拝する

原田 試験だから合否がある。だが日興上人が「当門流(とうもんりゅう)(おい)ては御書を心肝(しんかん)()め」(同1618n)と仰せの通り、一節(いっせつ)でも御書を(はい)して学んだ全員が勝利者だ。試験を目指して学ぶ姿勢が最も大切である。
清水 先生は、かつて長野の地で、教学研鑚の姿勢について指導された。その際、次のような戸田先生の言葉を紹介してくださっている。
 「学会の教学では、御書を、(しん)()()三業(さんごう)をもって拝するのです。御文に『(こえ)仏事(ぶつじ)()す』(同708n)と仰せのように、仏法で学んだことは、どしどし、口に出して話しなさい。そうすれば、やがて身につくものです」
 「御書には、一字一句にも、大聖人のお心が込められている。それを心から一句でも読めたら偉いものだ」
 「御書を分かろうとするんじゃない。大聖人の御精神に触れて感動することだ」
正木 いずれも大事な指導だ。受験者だけでなく講義する側も、御書を拝する姿勢を確認したい。
原田 学んだことを知識として蓄えるだけではなく、日常生活や学会活動の中で生かしてこそ、意義がある。「実践の教学」が学会の(たましい)だ。
棚野 その通りです。いざ困難にぶつかったとき、御書根本に信心で立ち上がれるか――。聖教新聞の体験談や「きょうの発心」を読んでも、試練の中で「御書を身で拝する」ことができ、大確信をつかんだ方ばかりです。

怠らず自己研鑚を

杉本 戸田先生も池田先生も、「女子部は教学で立て」と繰り返し指導されています。幸福の青春を歩むために正しい哲学を持つことが、女性にとって、とても大事です。
村川 信越女子部では「御書池田大学校」で池田先生の教学著作を学んでいます。
 新潟・上越圏ではメンバーが自発的に御書を学ぼうと立ち上がり、毎週、大聖人が佐渡で(あらわ)された「開目抄(かいもくしょう)」を研鑚しています。長野ではリーダーが毎朝、御書を拝して一日を出発する取り組みを何年も続けています。
清水 壮年部・婦人部も力を入れてきました。長野では「教学アカデミー」や「御書大学校」を、新潟は「会館講義」や婦人部の「御書大学校」などを継続して開催し、皆で教学根本に前進しています。
正木 とくにリーダーは、指導するとき、激励するとき、御書を引いて話していきたい。そのために日々、御書を学んでいくことだ。自己研鑚を怠るのは慢心(まんしん)であり、リーダー失格である。
原田 学会は、いかなる障魔(しょうま)()おうとも、大聖人の御聖訓(ごせいくん)通りに歩んできたから発展してきた。これからも教学運動を力強く進めていきたい。
棚野 一方、教学力ゼロで笑われているのが、二代目ニセ法主の日如だ。日如は、説法も御書の御文を棒読みして、通解を加える程度で、聞いている信者は居眠り続出だという。
正木 日顕宗の坊主には「教学」もなければ「実践」もない。大聖人の仏法とは無縁の邪教だ。
清水 日蓮大聖人が末法の御本仏(ごほんぶつ)として、門下の激励と正義の言論闘争を展開なされた宿縁の天地が、信越、佐渡です。
 大聖人正統の誇りも高く、世界一の師匠のもと対話拡大に挑み、福運と大確信の道を歩んでいきます!

(2010.10.25. 聖教新聞)

 

 

<44> 社会に希望送る「音楽隊」「鼓笛隊」
出席者:原田会長、正木理事長、清水信越長、杉本婦人部長、棚野男子部長、村川信越女子部長

村川 11月3日は「文化の日」。学会でも「創価文化の日」という記念日になっています。
棚野 いま、「創価文化の旗手」である音楽隊・鼓笛隊・合唱団が大活躍しています。
 今月24日に行われた「全日本吹奏楽コンクール」では、音楽隊の創価グロリア吹奏楽団が見事、金賞に輝き、関西吹奏楽団、創価中部サウンド吹奏楽団、北海道吹奏楽団は銀賞を受賞しました!
原田 すごいことです。
 全国大会に4団体も出場するのは、学会創立80周年を飾るにふさわしい慶事である。
正木 また来月には、「全日本合唱コンクール全国大会」があり、音楽隊・しなの合唱団と関西男声合唱団が出演する。
杉本 さらに12月と来年1月の「マーチングバンド・バトントワーリング全国大会」を目指し、音楽隊・鼓笛隊がいま予選を勝ち抜いています。
清水 池田先生が贈られた音楽隊(くん)には、次のような一節(いっせつ)があります。
 「幾千万の、地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)の士気を鼓舞し、苦しい同志に、悩める同志に、希望を与え、勇気を与える、音楽隊の使命を、(まっと)うしていただきたい」
 まさに、皆さんが音楽隊・鼓笛隊の奏でる「妙音」に、どれほど励まされ、どれほど元気をもらっているでしょうか。
原田 それは学会員だけではありません。
 各コンクールでも地域行事でも、音楽隊・鼓笛隊に魅了され、毎年の出演を楽しみにしておられる方が実に多い。
棚野 華やかな舞台の陰で、皆が本当に懸命に練習に励んでいる。仕事や学業の合間に学会活動に取り組み、その磨かれた生命で(つむ)ぎ出すからこそ、皆の心に響く演奏・演技ができる。
 「かくれての信あれば・あらはれての(とく)あるなり」(御書1527n)です。
村川 この11月は、信越の鼓笛隊が発足してから、50周年の佳節です。
杉本 著名な音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」歓迎吹奏楽パレードなど、地域友好で活躍していますね。
村川 新潟も長野も、鼓笛隊のメンバーは毎回、聖教新聞の購読推進や友好対話に挑戦し抜いて、出動しています。
 長野第1総県のある圏女子部長は、日ごろの誠実な勤務姿勢で職場の信頼を勝ち得ています。今年の夏、鼓笛隊の出演の前に対話に挑戦したところ、社長や上司など3人が聖教新聞を購読してくださいました。また職場の役員の方は、会合に参加し、自ら他の友人に聖教新聞を勧めてくださるなど、学会理解を大きく広げています。
正木 素晴らしい挑戦の姿ですね。
原田 学会草創期のころ、池田先生が音楽隊の結成を提案されても、多くの幹部は反対した。しかし戸田先生は「大作がやるんだったら、やりたまえ!」と信頼を寄せて、結成を応援された。鼓笛隊も池田先生・奥様と女子部員との懇談から誕生した。楽器は先生が工面して、贈られたものだった。
 いまや音楽隊・鼓笛隊のお陰で、どれほど多くの方が学会への認識を深めてくださっているか。
清水 「礼楽(れいがく)()きに()せて真道(しんどう)(のち)()らく」(同187n)――礼儀などの道徳と音楽等の文化によって人の心が耕され、その後に仏法が広まります。
 歌あり、舞いあり、音楽あり。学会は明るく、にぎやかです。
正木 そうですね。会合に行けば、学会歌を皆で歌って元気になる。聖教新聞を開けば、池田先生とウェイン・ショーターさん、ハービー・ハンコックさんの鼎談(ていだん)「魂の人間讃歌――ジャズと人生と仏法を語る」もある。そして先生が創立された民音の公演や東京富士美術館の展示も開催されている。私たちは、文化・芸術の薫りに包まれながら前進できます。

時代錯誤の日顕宗

棚野 一方、人類の普遍的な価値である文化・芸術を否定して、世界中の笑いものになっているのが、日顕宗だ。
清水 「C作戦」からちょうど20年。思えば日顕宗が最初に言いがかりをつけてきた一つが、ベートーベンの「第九」を歌うのは謗法(ほうぼう)外道礼讃(げどうらいさん)である≠ニいうものだった。まったくあきれ果てた時代錯誤、非常識というほかない。
棚野 しかも日顕は坊主たちを前に、「広宣流布がなされれば、ドイツでも『歓喜の歌』は歌えなくなるんだ」などと、浅識(せんしき)丸出しの珍説を披露していた。
杉本 シラーのドイツ語の原詩には「神々」という言葉がありますが、これはキリスト教の神ではなくて、人間の内にある神々しい力、崇高なるものを讃えているのです。
正木 逆に日顕は、ベートーベンやシラーという世界の大芸術家についての初歩的な認識すらない無教養ぶりを、自ら天下にさらしたんだ。
清水 アメリカのドル紙幣には「我々は神を信じる」と書かれているが、「神」が謗法というのなら、アメリカでもさんざん供養を集めている日顕宗の坊主は、謗法まみれじゃないか!
原田 西洋も東洋も、芸術・文化と宗教は密接な関係がある。
 それを「外道」の一言で否定するのは、文化への冒涜だ。
村川 仏法は「随方毘尼(ずいほうびに)」を説いています。仏法の本義と矛盾しない範囲で、その国や地域の歴史、文化を尊重しながら、仏法を流布していけばいいということですね。
正木 だからこそ、学会は世界192カ国・地域に広がった。日顕宗は信者が2%に減り、世界からも相手にされない。
 仏法勝負の現証(げんしょう)はあまりにも厳然(げんぜん)だ。

身の回りを再点検

杉本 さて、日が経つにつれて寒さが増してきました。空気が乾燥し、火災が起こりやすい季節です。
 来月9日には秋の全国火災予防運動も始まります。
棚野 火災の原因で極めて多いのが「放火」です。
 自宅も個人会場、会館も、建物の周囲に新聞紙や段ボールなどの燃えやすいものを置かないよう、徹底したい。
清水 たばこの火に気を付けることは当然として、電気製品のたこ足配線、家具がコードを踏んでいないか、プラグにホコリがたまっていないかなど、いま一度、点検していきたい。
杉本 意外に多いのが、天ぷらなどの調理中に電話に出て、火を消し忘れることだそうです。「すぐに終わるから」と思っていても、ついつい夢中になって話してしまいがちです。
 電話で話をする際は、必ず火を消してからにしましょう。
原田 「さきざきよりも百千万億倍・御用心(ごようじん)あるべし」(同1169n)と御聖訓にある通りです。
 リーダーは、全同志の健康・無事故を真剣に祈るとともに、何度も何度も声を掛けて、注意し合っていきたい。

(2010.10.28. 聖教新聞)

 

 

<45> 今こそ報恩感謝の拡大を
出席者:原田会長、正木理事長、松下四国長、杉本婦人部長、吉本四国青年部長、熊沢女子部長

熊沢 いよいよ80周年の「創立の月」を迎えました。
吉本 四国でも皆が11・18「創価学会創立記念日」を勝利の結果でお祝いしよう、そして師匠の期待と激励にお応えしようと、勢いよく対話を拡大し、大前進しています。
原田 毎日毎日、全国・全世界の同志の大奮闘の様子をうかがっている。地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)の使命を自覚し、真剣に祈り、行動される尊き皆さまを讃え、心から御礼を申し上げたい。
正木 永遠に刻まれゆく創価学会の広布史において、大きな大きな佳節だ。
 後年、振り返ったときに、「あの創立80周年のときの戦いが、信心の大きな原点である」と思えるよう、悔いのない日々を過ごしていきたい。
杉本 この日を目指し、「わたしの創立80周年運動」として一人一人が目標を定め、取り組んできました。10月の各地域の座談会でも、今までにない拡大ができた喜びの報告が相次いでいました。
正木 さまざまな事情があって、思い通りに活動できていないと思っておられる方もいるかもしれない。しかし、決してあきらめることもないし、自分を責める必要もない。
 仏法は「本因妙(ほんいんみょう)」であり、「現当(げんとう)二世」である。過去がどうかではなく、「いまから」「ここから」が大切だ。この11月を勝利することが創立80周年の勝利である。
松下 御聖訓(ごせいくん)にも「未来の()を知らんと(ほっ)せば()の現在の(いん)を見よ」(御書231n)とある。「心こそ大切なれ」(同1192n)です。
 師と共に戦う心、広宣流布の心さえあれば、皆が信心の勝利者です。
熊沢 また、うれしいことに、創立80周年を記念して「しおり」が全同志に贈呈されることになりました。池田先生と奥様の写真とともに、先生が撮影された(はす)の花、もしくはドイツで撮られた虹の写真が載っています。
杉本 それぞれ、「妙法の/当体蓮華(とうたいれんげ)の/わが生命/濁世(じょくせ)に光りて/勝利の大花と」「大いなる/希望に生き抜け/一生涯(いっしょうがい)/そこに勝利が/栄光道が」とのお歌が刻まれています。
原田 私たちリーダーは、池田先生の全同志を思う真心を、一人一人の友に伝えていきたい。「しおり」を手渡しつつ、共々に報恩感謝(ほうおんかんしゃ)の決意を深め合ってまいりたい。

無限の勇気と智慧

松下 「四国完勝月間」が11月1日にスタート。11・6「四国の日」を記念し、地区総会をにぎやかに開催します。いま友好対話と聖教新聞の拡大に全力で取り組んでいます。
正木 四国といえば、「聖教の四国」と呼ばれるほど、機関紙の購読推進には、伝統的に力を入れていますね。
吉本 その通りです。「『わたしの創立80周年運動』は聖教拡大で勝利を」と決意した同志がたくさんおられます。
 愛媛では、「『わが友に贈る』を毎日、読みたい」と聖教新聞の購読を自ら希望した友人や、1カ月で10人に購読推進してくださった友人読者の方までおられます。
松下 徳島常勝池田県のある支部では、町の名士が5年間、聖教新聞を購読してくださった。「世界平和を目指す池田先生の行動と、海外からのたくさんの顕彰に感動しました。私利私欲なく行動するのは学会だけです」と語り、10月、晴れて入会された。
熊沢 大前進の中には、一つ一つの感動的なドラマがありますね。
松下 「聖教の四国」の淵源(えんげん)は1973年(昭和48年)の愛媛です。先生の訪問を半年後に控えたとき、聖教新聞の愛読者を増やして師匠をお迎えしようと立ち上がったのでした。
吉本 先生の来県まで、壁を破る大拡大を成し遂げた。ある地区では、地域の3割以上の家庭に購読を推進できた。大変な拡大の実証です。
原田 「広布のため」「師匠のため」という一点で祈り、行動するとき、思ってもいなかった勇気と力が出る。これが勝利の方程式だ。
杉本 先生は、こう語っておられます。
 「感謝を忘れず、報恩に徹すれば、自ずから為すべき行動は定まる。必ず無限の勇気と智慧が、滾々(こんこん)と湧き起こってくるのだ。感謝の人は光る。報恩の世界は栄える」
熊沢 さらに「師恩に報いるとは、師の誓願である広宣流布を断じて成し遂げてみせるとの、強い責任感に立つことだ。師匠(戸田先生)が『わが命より大切』と言われた学会の組織を厳然(げんぜん)と護り抜くことだ。そして現実の上で、勝利の旗を美事(みごと)に打ち立てることだ」とおっしゃっています。
正木 われわれ弟子一同、しっかりと肝に銘じていくべき指導である。

師弟共戦の黄金譜

吉本 四国青年部も、池田先生のもと四国で誕生した「(くれない)の歌」を高らかに歌いながら、師匠の大激励に結果でお応えしようと対話に走っています。
 徳島牧口県の地区リーダーは今年、同世代の友人3人に弘教(ぐきょう)を実らせました。本人を含め4人全員がヤング男子部で、今月、一緒に任用試験を受けます。
杉本 青年が青年を呼び、ともに仏法哲学を求める――うるわしい前進の姿ですね。
吉本 新入会メンバーの一人は当初、会友として受験する予定でしたが、「男子部の一員として一緒に受験したい」との地区リーダーの熱意に打たれ、10月、入会しました。
 勉強が苦手だった友人も「教学を学ぶほど信心の深さが分かり、確信と歓喜がみなぎってくる」と実感。全員の合格を目指して、日々、研鑚を重ねています。
松下 一緒に祈り、戦い、学ぶなかで、人材は育つということを、心から感じます。
原田 創立80周年といっても、万代にわたる広宣流布の歩みから見れば、まだまだ草創期だ。広布一筋に歩んでこられた多宝会の皆さま方も、後継の決意に燃える若き青年部・未来部も、皆が師弟共戦の黄金譜を綴りゆく主役である。
正木 明「人材・躍進の年」は、青年部を中心に新たな人材を拡大し、育てることはもちろん、老若男女を問わず、草創の気概で大前進する年である。
 皆が希望をもって創立100周年を目指し、常に師匠をわが胸に、「地域から全世界に勝利の波動を!」と決意し、立ち上がっていきたい。

(2010.11. 1. 聖教新聞)

 

 

<46> 学会の「友人葬」に広がる共感
出席者:原田会長、正木理事長、松下四国長、杉本婦人部長、吉本四国青年部長、熊沢女子部長

正木 今年は、日顕宗が「C作戦(創価学会分離作戦)」を企ててから20年。いまや、学会と宗門は天地雲泥だ。
 ますます興隆する学会と、衰亡の坂を転がり落ちる宗門の姿が、「正邪」を明快に物語っている。
杉本 「現証(げんしょう)にはすぎず」(御書1468n)ですね。学会は宗門と離れて、本当によかったと実感します。
 池田先生の指導のもと、大聖人直結・御書根本で進んできたからこそ、いまこうして晴れ晴れと広布の大道を歩むことができます。
吉本 われわれは邪宗門と決別し、本来の仏法の精神のままに、在家(ざいけ)が主役の「平成の宗教改革」を展開してきた。その一つが、「友人葬」です。
熊沢 いま世間でも葬儀のあり方が、議論の(まと)になっています。
 ある流通企業が葬儀事業に進出し、「お布施(ふせ)」の目安を紹介したことが話題になっていました。
松下 そうでした。いろいろな情報番組でも取り上げられていた。一部の雑誌でも、現代の宗教事情として葬儀を特集していた。ある宗教学者は坊主も戒名(かいみょう)も葬儀に必要なものではない≠ニ言っている。
原田 そういう時代だ。学会は明らかに、時代を先駆している。
 すでに20年近く前から、坊主なしの葬儀に取り組んできたのだ。世間はますます注目している。
正木 友人葬こそ、葬儀のあるべき姿だ。
 そもそも釈尊は、自身の葬儀に出家者はかかわるなと言っていた。葬儀に僧侶を呼ぶ習慣など、仏教にはなかったのだ。
杉本 その通りです。
 だから御書にも、日蓮大聖人が信徒の葬儀にかかわられたという記述はありません。
熊沢 「葬式仏教」と呼ばれるように、いまの日本では葬儀と仏教が密接に関係していますが、江戸時代の封建的な檀家(だんか)制度で広く普及したものです。
吉本 故人の成仏と葬儀の形式は、まったく関係ない。御書を読めば分かることだ。
 あくまで本人の生前の信心によって成仏が決まるのであり、葬儀で大切なのは故人を(いた)む真心からの題目です。
熊沢 大聖人は「南無妙法蓮華経とばかり(とな)へて仏になるべき事(もっと)も大切なり」(同1244n)と仰せです。
 友人葬こそ仏法の精神に最もかなっていると言えますね。
杉本 また「今日蓮等の(たぐ)精霊(しょうりょう)(とぶら)(とき)法華経を読誦(どくじゅ)し南無妙法蓮華経と唱え(たてまつ)る時・題目の光無間(むけん)(いた)りて即身(そくしん)成仏せしむ、廻向(えこう)(もん)()れより事(おこ)るなり」(同712n)とも御断言です。
正木 故人の追善回向をするのは葬儀や法事、盆や彼岸だけではない。日蓮仏法は「(じょう)盆」「常彼岸」である。
 勤行の御祈念文に「先祖代々(せんぞだいだい)ならびに会員・友人の諸精霊(しょしょうりょう)追善供養(くよう)のために」とある通り、私たちは毎日、回向を行っている。
 いつも故人の冥福を祈り、読経・唱題している。これ以上の追善はない。

会員間は香典不要

松下 学会の友人葬に列席し、未入会の親族の方や友人が学会への認識を一変させています。
 「友人葬に初めて参加したが、本当に素晴らしい。学会の皆さんの温かな思いがたくさんつまった葬儀でした」と語っておられる。
吉本 友人葬に感動し、入会される親族・友人の方も多数いらっしゃいます。
原田 そうです。その友人葬を支えてくださっているのが儀典部の皆さんです。多忙な中、無私(むし)の心で儀式を執り行ってくださっている。その尊き姿に心から感謝を申し上げたい。
松下 「暗くて何を言っているのか分からない坊主のお経より、学会の人のほうが、ずっと読経が立派だ」と語る方もいます。
 儀典部の皆さんの振る舞い自体が、同志を大切にする学会の姿そのものだ。
正木 一方で、「学会は香典を持っていく」などという悪意のデマもあった。もはや信じる人もいない使い古しの大嘘だ。
杉本 そもそも誰が、いつ、どこで香典泥棒≠したのか、そんな事実は一つもありません。
原田 これも昭和30年代半ば、学会の勢いに恐れをなした既成宗派の(やから)が画策して、喧伝したものだと明らかになっている。
吉本 そうです。こうした悪質なデマには「名誉毀損で訴えられますよ」と言えばいい。以前にも、ビシッと言ったら「もう言いませんから」と相手が謝ってきたという話しがあった。
松下 友人葬に参列された四国の高名な学者も、こう語っていました。
 「香典泥棒」などという悪意の噂が、いかに根も葉もない嘘であるか、一目瞭然である。自分は学会員ではないが、亡くなった時は、ぜひ友人葬で送ってもらいたい。今から予約しておきたい――と。
原田 ここで確信しておきたいが、学会では会員間の香典は必要ありません。儀典部の方に読経を依頼した場合も、謝礼は全く必要ありません。もちろん、親戚や、故人と特別に親しいなど、個人的な関係のあった方は自由ですが。

日顕宗坊主の醜態

杉本 真心からの回向とは正反対に、塔婆(とうば)、戒名、葬儀などで、さんざん供養を搾り取ってきたのが日顕宗です。
熊沢 もとより日蓮大聖人は、塔婆や戒名が成仏に不可欠などとおっしゃっていませんね。
 日顕宗が言う根拠は御書にまったくありません。
正木 死後戒名は成仏とはまったく関係ない。日顕宗の坊主は戒名にランクを付けて、高額の供養を要求するなど、金儲けの手段に使っているだけだ。
吉本 最近も四国の日顕宗の坊主の悪態は、目に余る。法華講員ですらあきれるほどです。
 たとえば香川の坊主は、自分が用事があるという理由で「早く焼け」などと葬儀業者に強要。「なんて非常識な坊主だ」と業者が怒りをあらわにしていた。
松下 高知では、通夜の開始時間に遅れて来たのに悪びれるそぶりもなく、傲然と御本尊を掛けて勤行を始め、終わってもろくに話もせず帰った坊主がいた。
正木 読経中に居眠りしたり、「供養が少ない」と遺族に請求する者など、日顕宗の坊主は宗教者以前の問題だ。そもそも人としてなっていない。故人を悼む心なんて、まったくないじゃないか!
吉本 「塔婆を立てれば『金縛りが治る』『地縛霊が消える』」などと、オカルトまがいの脅し文句で塔婆を強要した坊主もいる。
松下 そんなこと御書のどこにあるのか! 日顕宗坊主の醜態に愛想を尽かし、脱講者が続出しているのも当然だ。
原田 われわれは腐敗・堕落の日顕宗を見下ろしながら、仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の団体として、世界広布に邁進(まいしん)していくのみだ。
 友人に理解の輪を大きく広げ、宗教改革の道を自信をもって進んでいこう!

(2010.11. 4. 聖教新聞)

 

 

<47> 「青年」を先頭に新たな前進
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、棚野男子部長、熊沢女子部長

杉本 創立80周年を祝賀する青年文化総会、全国青年部幹部会、本部幹部会、SGI(創価学会インタナショナル)総会が開催されました。「創価青年学会」の新たな船出となる若々しい集いになりましたね。
棚野 男女青年部の参加者は対話に戦い抜き、大拡大の結果を打ち立てて集うことができました! 男子部は当日の参加者1500人で、計800人の友人に弘教(ぐきょう)を達成しました。
原田 見事です。自身の殻を破り、挑戦し抜いて師匠のもとに集う。そして師匠のもとで新たに決意し、使命の舞台で戦う。これぞ師弟共戦のリズムだ。
正木 池田先生もお歌とメッセージ、そして「皆よくやった。大成功おめでとう」との伝言も下さった。最高に晴れ晴れと、創立100周年へ出発できた。
佐藤 「創立の月」11月は、11・5「男子部の日」や11・12「女子部の日」もあります。いま青年部は「創立100周年へ! 『青年学会』拡大月間」を前進しています。
棚野 青森の八戸栄光圏のある本部は、地域的に若者が少なく、男子部の活動者もほとんどいませんでした。しかし今年、新メンバーが立ち上がり、男子部員も転入して続々と活動者が増加。全地区で男子部が座談会を運営し、今まで以上に活気に満ちています。
正木 青年のはつらつとした姿を見るだけで、壮年部も婦人部もどれほど安心し、どれほど喜ぶか。
棚野 その本部では毎月、壮年部と男子部で勤行会を開き、切磋琢磨し合っています。
 下半期が始まると早速、9月にヤング男子部の創価班大学校生が弘教を成就(じょうじゅ)。10月は壮年部の方と男子部員が立て続けに御本尊流布を達成しました。さらに、この本部では前回の約2倍となる方が今回の任用試験を受験しますが、9割が新入会を含めた青年部・高等部です。
熊沢 女子部も、とくに婦人部の皆さまから真心の励ましをいただきながら進んでいます。
 広島・南福山圏のある女子部員は、「平和大学校」で婦人部の方と一緒に小説『新・人間革命』を学びながら、友人との対話を地道に続けています。
 ある日、職場で休憩中、「大白蓮華」を開いていると同僚の方から「何を読んでいるの?」と聞かれ、学会のことを率直に話しました。興味をもった同僚に『人間革命』を渡すと、「戸田先生と池田先生の生き方に感動した」と語ってくれ、座談会と本部幹部会に共に参加。婦人部の方に見守っていただくなか、10月、学会の哲学に感銘を受けたその方を入会へと導くことができました。
杉本 成長を祈り、応援される婦人部の皆さんの笑顔が目に浮かびますね。
原田 素晴らしい! 青年の躍進は学会の誇りだ。皆が勇気をもらい、未来を感じ、希望を抱く。
棚野 静岡・浜松には、仕事と家庭の悩みを懸命な祈りで乗り越え、自動車のタイヤ・ホイール専門店の店長として何度も売り上げ日本一に輝き、個人で31人の友に弘教を達成した男子部部長もいます。
佐藤 そして知性の男女学生部も、いま秋のキャンパスで、学友への友情拡大に励んでいます。

「一緒に行動する」

正木 「学会は、人材をもって城となす」とは戸田先生の不滅の指導だ。
杉本 また池田先生は、戸田先生から学んだ「人材育成の4項目」を教えてくださっています。
 「訓練=トレーニング」「擁護=サポート」「指導=ガイダンス」「教授=ティーチング」の四つです。
熊沢 実践で「訓練」し、時に温かく「擁護」して希望と自信を与える。そして正しい方向を示して「指導」し、丁寧に基本を「教授」することですね。
杉本 日蓮大聖人は「人のものををしふると申すは車のおもけれども油をぬりてまわり・ふねを水にうかべてゆきやすきやうにをしへ(そうろう)なり」(御書1574n)と仰せです。
 理屈や説明ではなく、大切なのは一緒に行動することですね。
原田 皆で青年を守り、励まし、育てていく時であり、青年世代への折伏(しゃくぶく)・弘教に立ち上がる時だ。
 さらに、皆が青年の若々しさをもって、広宣流布へ躍進していくことだ。
佐藤 われわれ青年部は、学会の全責任を担う決意で戦います!

未来暗澹の日顕宗

正木 一方、この20年で信者数が大激減し、陰々滅々(いんいんめつめつ)なのが日顕宗だ。
棚野 本当にお先真っ暗です。未来がない。内部でも不満が渦巻いている。
 昨年も、9人の宗会議員が連名で「質問主意書」なるものを宗門執行部に出したが、その柱の一つが「宗門の人材育成について」だった。
佐藤 宗門の所化(しょけ)(修行中の坊主)教育や、日顕が作った所化の学校「法教院」を批判するような内容だった。だから日顕はカッとなって瞬間湯沸かし器≠ェ爆発。隠居のくせにしゃしゃり出てきて自分で反論を書いていた。
正木 その内容も「バカげた考え」「邪悪極まる」など、感情的に書きなぐったもの。要は、正論を突きつけられて、ヒステリーを起こしたというわけだ。みっともない。
棚野 大坊(若手坊主の寄宿舎)での所化教育の現場では「差別」と「暴力」が横行。日顕自身が、中啓(ちゅうけい)(坊主が持つ扇子)や数珠で、孫ほど年の離れた所化小僧をなぐっていたのだから、開いた口がふさがらない。日如も大願寺時代から在勤者に暴力を振るっていた。こうして絶対服従≠ェ植え付けられ、人格が破壊される。
原田 日顕が見えでつくった法教院も散々だ。「大学科」という名前だが実態は文科省の認可を受けていない。若い所化に一般の大学に行かせず、この日顕がつくった私塾≠ノ行くようにさせてしまった。
 これでは人材育成どころではない。
熊沢 正規の大学と偽って卒業生をインドの大学院に留学させようとしたことが発覚し、国際社会でも大問題となりましたね。
佐藤 末寺の3分の1は困窮。卒業しても住職になれるあてはない。将来を悲観する若手の坊主も多い。
正木 若い坊主の還俗(げんぞく)も相次いでいる。日如の次男も坊主をやめた。
 自分の息子すら教導できない者がトップにいるのだから、宗門の未来は暗たんたるものだ。
棚野 宗門では、坊主をやめる人間が出ると、その一族は七代まで地獄行きだ!≠ニ脅している。
 ならば、法主である日如も地獄行きじゃないのか(笑い)。
原田 ともあれ、青年の糾合こそ、あらゆる団体の勝利の方程式だ。新しい躍進のためには、青年と共に、いや、青年を先頭に進むしかない。
佐藤 私たちは師匠・池田先生のもと、世界広布の道を生き生きと前進できます。友に共感の輪を広げ、若き熱と力で「青年学会」を構築していきます!

(2010.11. 8. 聖教新聞)

 

 

<48> わが近隣を「幸福の楽土」へ
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、棚野男子部長、熊沢女子部長

佐藤 創立80周年を慶祝する青年文化総会、本部幹部会の中継が始まり、各地の青年部員から、喜びと決意の声が続々と集まっています。
棚野 壮年部・婦人部の皆さまにも大結集にご協力いただき、家族の青年部メンバーや地域の部員に声を掛けてくださり、本当にありがとうございます!
杉本 「創価青年学会」の晴れやかな新出発の時ですね! 全国の婦人部の皆さんも、中継に参加して心からそう実感されていると思います。
 一人でも多くのメンバー、そして友人の方々が創価の息吹に触れられるよう、私たちも全力で応援していきます。
正木 学会家族は、皆が創立記念日を目前に、若々しく対話に奔走している。そして、地元地域で友情を大拡大している。
原田 そのパイオニアが地域部の皆さんだ。
 今月15日には「地域部の日」を迎えるが、私も先日、首都圏地域部の大会に出席させていただいた。なにより、埼玉・新座、東京・豊島、三鷹の方による活動報告が、本当に感動的で、素晴らしかった。
杉本 そうですね。皆さんが30年、40年も前から、地元の町会やPTA、民生委員、保護司など地域貢献の活動をされています。
 ある方は、40年以上前に池田先生から皆が地域で信頼されるリーダーに≠ニの指導を受け、立ち上がりました。学会への偏見や活動との両立に悩むなかでも、先生との約束だから≠ニ誠実に地域活動を続けてこられました。
正木 無私(むし)≠フ振る舞いが信頼を呼び、地域のコミュニティーセンター会長を9年も務められたのをはじめ、地元の行政委員にとの依頼を受け、社会福祉協議会の理事など多くの役職も担ってこられた。
 すべての役職の担当年数を足すと、実に150年を超えるそうです。
原田 きょうまで、どれだけ苦労し、尊い地域貢献を地道に続けてこられたか。偉大なる勝利の模範の姿です。

安穏と繁栄を祈る

棚野 近年、地域の人間関係の希薄化が問題視されている。「無縁社会」という言葉も、だんだんと定着してきた。
 人と人の「つながり」の薄さが、凶悪犯罪まで引き起こすこともある。
杉本 昔は「向こう三軒両隣」と言ったものですが、とくに都市部のマンションなどでは、隣に住む人と顔を合わせることはおろか、誰が住んでいるのか分からないというケースも多いようです。
熊沢 今年になって盛んに報道された高齢者の所在不明問題も、その原因の一つに「『地縁(ちえん)』の弱体化」が挙げられています。
原田 そうしたなか、地域で人と人を結ぶネットワークを積極的に作っているのが、われわれ学会員である。
 仏法の縁起観から、同じ地域に住んでいることを大切な「縁」としてとらえ、よりよいかかわり合いをもっていこうとする。その学会員の行動に、大きな期待を寄せる識者や地域の名士の方も多い。
佐藤 そうです。地域貢献に務める同志に、このような声がたくさん寄せられています。
 「地域の皆さんのため、献身的に行動される姿に脱帽しています。信仰から発する慈悲の心の表れと感じています」
 「学会員の皆さんの地域発展に注ぐパワーには驚嘆しています。世界平和の思想を身近で実践しておられる姿は、とても頼もしく素晴らしい」
杉本 私たちが「地域友好」「近隣友好」に取り組むのは、ひとえに仏法者としての使命感と責任感からです。
 「わが地域を幸福の楽土に!」と願う心から発するものです。
熊沢 日蓮大聖人が「立正安国論(りっしょうあんこくろん)」で記された有名な一節(いっせつ)に、「一身(いっしん)安堵(あんど)(おも)わば()四表(しひょう)静謐(せいひつ)?(いの)らん者か」(御書31n)とあります。
 人間が互いに支え合って生きていく以上、自分一人だけの幸福などはありえません。会員であるなしにかかわらず、自他(じた)(とも)の幸福を目指し、皆さんと協調して進んでいくことが、私たちの生き方です。
棚野 池田先生は、近隣友好について、次の3点を強調されていた。
 「地域の『安穏(あんのん)』と『繁栄(はんえい)』を祈ること」「礼儀正しく良識豊かに」「励まし合い、助け合う麗しき連帯を!」である。
正木 この指針のままに行動されているのが地域部の皆さんである。
 また、ブロック長・白ゆり長など最前線で奮闘される皆さんだ。
原田 まったくです。世界広宣流布という大事業も同じく、大事なのは足元である。
 土台がしっかりしていなければ、いかに豪華な建物を建てても、砂上の楼閣となる。しっかりと地域に根を張った行動が、世界広布の基礎≠ニなる。ゆえに地域で友情を広げる方々の日々の一歩が、世界広布の大前進につながる。
正木 個人の信仰の実践においても同じです。派手さはいらない。滔々(とうとう)と流れる大河のように、日一日と不動の信念で活動に励む「水の信心」の人には、誰もかなわない。
棚野 「一は(まん)が母」(同498n)と大聖人は仰せです。地道に、着実に、信行学の実践に励むことが大切ですね。

育成の根本は家庭

佐藤 さて、「七五三」を祝う勤行会が、この週末を中心に、全国各地で行われます。
正木 健やかな成長を皆で祈っていきたい。
 七五三を迎える子どもたちだけでなく、すべての子どもが未来を開く宝の存在だ。広布後継の人材になるよう育てていきたい。
原田 その根本は、各家庭で信心の確信を伝えていくことだ。
 未来部育成の本舞台は、「家庭」である。
杉本 子どもたちは、親の姿を本当によく見ています。信心一筋で一生懸命に生きる親の背中は、必ず子どもたちの生命に深く刻まれていきます。特別なことではなく、日ごろの振る舞いを通して伝わっていくものです。
熊沢 また、大学などの受験を控えているメンバーは、これからがいよいよ本番です。とくに最近は、推薦試験で大学に入学する学生が多く、年内に選考を迎える未来部員がたくさんいます。
佐藤 皆がベストを尽くせるように、温かくこまやかに、祈り、励ましていくことが大事です。
原田 各家庭を訪問して未来部を激励するにも、相手のことを考え、かえって受験生の迷惑やプレッシャーにならないように配慮していきたい。とりわけ、会場提供者のご家庭に受験生がいる場合は、しっかりと心を配ることだ。
正木 ともあれ、未来部は創立100周年における学会の中核である。
 未来の大指導者、力あるリーダーへと大切にはぐくんでいきたい。

(2010.11.11. 聖教新聞)

 

 

<49> 学会の会館は「地域の灯台」
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、棚野男子部長、熊沢女子部長

棚野 明年「人材・躍進の年」へ、そして学会創立100周年へ、堂々の大前進が始まった。
 先日の青年部幹部会・本部幹部会の参加者からも、凛々(りり)しい決意の声が沸き起こっていた。
熊沢 皆さんが「創価青年学会」の構築を誓っていました。
 「『君たちは勝つために生まれてきた。皆を幸福にするために生まれてきた』との池田先生のメッセージに、とても勇気がわきました。新しい決意を持って、友人との対話に挑戦します!」
 「自分自身が、先生からこれまで教えていただいたことを発揮し、同志とともに勝利をご報告します。それが真の弟子の戦いだと思います。創立100周年へ、勝ち続けます!」と語るメンバーがいました。
杉本 頼もしい限りですね。青年部の目覚ましい成長、そして勢いのある弘教(ぐきょう)拡大の実証を、信心の先輩の方々も大変に喜んでいます。「わが後継者とともに躍進を」と、皆さんが燃えています。
佐藤 ありがとうございます。壮年部・婦人部の皆さんの応援と祈りがあってこそ、たくさんの弘教が実っています。

災害の避難所にも

原田 先日の青年部幹部会・本部幹部会では、信濃町に建設する「総本部」や、会員の皆さまの施設となる「創価文化センター」などについても発表させていただいた。
 日本各地の会館とあわせ、会員の皆さまが、さらに気持ちよく活動できるよう、環境をしっかりと整備していきたい。
正木 いま新会館の建設も相次いでいる。連日の聖教新聞にも、新しい宝城(ほうじょう)に集う同志の笑顔がはじけています。
棚野 新しい会館を見学された地域の方も、「大変に広々として明るく、外観も鮮やかで、宗教へのイメージが変わりました」「各所に飾られている池田先生の撮影された写真が、本当に素敵です。皆さんが爽やかに振る舞っておられる理由がわかりました」などと、感想を口々に語っておられます。
杉本 この「11・18」に発売された小説『新・人間革命』第22巻の「新世紀」の章には、学会の会館建設の歴史が綴られています。
原田 そうです。学会の草創期は、満足な会館などなかった。
 1953年(昭和28年)11月、信濃町に学会本部が誕生したとき、戸田先生は「将来は、日本中に、こんな会館が建つようにしたいな」と語っておられた。それでも当時の本部は、古い洋館を買い上げたもので、今から考えれば小さなものだった。
佐藤 池田先生は、師匠の言葉通り、全国に会館が建つよう、広布の指揮を執ってこられたわけですね。
正木 その通り。私たちは先生のお陰で、堂々と誇り高く活動できる。恵まれた環境で広布の運動を展開できる。それを決して忘れてはならない。
熊沢 間違っても、立派な会館があることを当たり前だと思ったり、整備された環境に甘えていてはいけませんね。
 私たちの誇りである会館を支えよう、守ろうという真心が大切だと感じます。
杉本 『新・人間革命』には、次のように綴られています。
 「地域広布を推進していくには、地域の方々に、学会の会館はわが町の誇りであると、思っていただけるようにすることです」
 「『学会の会館があると、地域が明るくなり、活気づく。町が栄える』と言われるようにしていくことが大事です」と。
 地域に溶け込み、近隣の皆さんに信頼していただく、「安心の灯台」として存在してこそ、学会の会館です。
原田 各地の会館は、時に地域の方が来館されることもあります。
 大きな災害の際には避難所としても利用されてきました。
 皆さんが一様に感銘を深められるのは、運営役員などの誠実な対応です。日ごろから会館を守ってくださる会館守る会、一日会館長の創価宝城会の皆さんに、心から感謝申し上げます。
正木 また、会合運営等、無事故の任務に当たってくださる創価班、牙城会、白蓮(びゃくれん)グループ、壮年部王城(おうじょう)会、婦人部香城(こうじょう)会、白樺会・白樺グループなどの皆さんにもあらためて御礼を申し上げたい。
佐藤 ともあれ、会館がいくら壮麗で、素晴らしくとも、大切なのはそこに集う人がどうかだ。
熊沢 御聖訓には「(ほう)(みょう)なるが(ゆえ)(にん)(とうと)し・人貴きが故に(ところ)(とうと)し」(御書1578n)とあります。
 仏法が偉大であるために、その法を(たも)った人も尊い。人が尊いからこそ、その人たちのいる場所も尊いのです。
 会館を尊貴(そんき)にするのは、そこに集まる私たち自身ですね。
原田 その通りです。私たちの誠意あふれる行動と振る舞いが、広布の宝城を飾る。私たちが広宣流布の使命に燃え、喜々として活動に励む姿が、創価の大城を輝かせる。会館から広布拡大へさっそうと前進していきたい。

「10帰運動」を徹底

杉本 さて、11月も下旬となり、年の瀬が迫ってきます。
 慌ただしいこの季節になると、さまざまな犯罪や事件も起こってきます。
正木 何かと物騒な世の中である。
 まず女子部の皆さんは、夜10時までに帰宅する「10帰(テンキ)運動」を、あらためて徹底してもらいたい。
 もちろん婦人部の方々も遅くならないよう、皆で声を掛け、配慮していきたい。
棚野 また「振り込め詐欺」などの被害も依然として多い。高齢の方を中心に、皆でくれぐれも注意していきたい。
佐藤 急な用件と言って急がせる。焦らせて、金を振り込ませようとする手口が多い。
 とにかく落ち着いて、冷静に対処すること。相手のペースに乗らないこと。電話を終えたら、直接、関係者に確認すれば、すぐ分かることだ。
熊沢 そうですね。一呼吸置いて、少しでもおかしいと感じたら、「疑ってみる」ことです。
原田 この時期、学会員を狙った悪質なケースもある。学会員は人がいい。しかし、そこに魔が付け入ってくる。
 信心しているからこそ聡明に、かつ注意深く対応していきたい。
正木 不審なことがあれば、家族や組織の皆さんなどに連絡・相談することを重ねてお願いしたい。
棚野 リーダーは会員を守るために存在する。会員の皆さんが絶対無事故で、健康で充実した日々を過ごせるよう、毎日しっかりと祈念していきたい。
杉本 御書に「(てき)と申す者はわすれさせてねらふものなり」(1185n)とあります。事故や事件に巻き込まれないよう、皆で何度も何度も声を掛け合い、互いに守り合っていきたいですね。

(2010.11.22. 聖教新聞)

 

 

<50> 「創価の宗教改革」を世界が賞讃
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、佐藤青年部長、棚野男子部長、熊沢女子部長

佐藤 池田先生にアメリカの名門マサチューセッツ大学ボストン校から「名誉人文学博士号」が贈られました。これにより先生に授与された世界からの名誉学術称号は「300」となりました!(大拍手)
杉本 博士号を受けておられる先生、そして奥様を聖教新聞で拝見し、婦人部はもちろん、全国の同志が歓喜にあふれています。
原田 学会創立80周年の佳節に、300番目の「知性の宝冠」の受章。弟子にとって、これほど喜ばしいことはありません。世界一の偉大な師匠に、心から慶祝申し上げたい。
熊沢 モトリー学長は「世界の宝である池田博士に名誉博士号を授与できたことは最大の栄誉です」とおっしゃっていました。
正木 授与する側が「最大の栄誉」と言って讃えている。先生の不惜身命(ふしゃくしんみょう)の平和・文化・教育運動を、創価の前進を、世界が大絶讃している証しだ。創価三代の師弟勝利の象徴である。

破邪顕正こそ使命

棚野 一方、本年は日顕宗が学会の破壊を企んだ「C作戦(創価学会分離作戦)」から20年。聖職者の仮面をかぶった坊主が、いかに陰険で卑劣か、言い尽くせぬほどだ。
佐藤 供養を取るだけ取って切り捨てた冷酷無慈悲。話し合いを求めても対話を拒否する閉鎖性。3億円恐喝事件を起こした山崎正友と法主の日顕が結託した謀略性など、どれも宗教者のやることではない。
杉本 学会は先生の指揮のもと、世界に仏法を弘めました。
 ところが、宗門を最大に外護(げご)し、日蓮大聖人の御遺命(ごゆいめい)を実現した大功労者を、日顕宗は嫉妬と謀略で、一方的に切りました。この広布破壊・破和合僧(はわごうそう)の大罪が、どれほど重いものでしょうか。
正木 現証は厳しい。日顕宗に愛想を尽かした脱講者が相次ぎ、信者は2%まで激減。末寺も本山の援助なしでは食べていけない貧乏寺が増える一方だ。哀れな末路じゃないか。
原田 学会は日顕宗の「(ころも)の権威」という鉄鎖を断ち切り、民衆の手で仏法を現代に蘇生させた。これが宗門事件の一つの本質といえよう。
杉本 そもそも仏法は、「万人(ばんにん)(ほとけ)」と説きます。末法万年にわたり、一切衆生が平等に成仏できることを説いた大法です。
正木 だから大聖人は「()の世の中の男女(なんにょ)僧尼(そうに)(きら)うべからず法華経を(たも)たせ(たま)う人は一切衆生のしう(主)とこそ仏は()らん(そうろう)らめ」(御書1134n)と述べ、徹して僧俗の平等を説かれている。
熊沢 「法師品(ほっしほん)には若是善男子善女人乃至即如来使(にゃくぜぜんなんしぜんにょにんないしそくにょらいし)と説かせ(たま)いて僧も俗も尼も女も一句をも人にかたらん人は如来の使(つかい)と見えたり」(同1448n)とも仰せです。
原田 だが宗門は、自らの既得権益(きとくけんえき)を守るために衣の権威を振りかざし、「僧が上で在家は下」という時代錯誤の差別主義で信徒を縛り付けようと企んだ。
棚野 法主の日顕を本仏のように(あが)めさせようとしたり、御本尊根本・御書根本を否定したりして、あたかも坊主を通さないと成仏が叶わないかのような邪義(じゃぎ)で、信徒を従属させようともくろみました。
熊沢 供養を取るだけ取った揚げ句、自分たちに従わない学会を一方的に切り捨てたのです。
佐藤 「C作戦」は、宗門が「万人が仏」であるという仏法の本義(ほんぎ)、大聖人の御精神に違背(いはい)することを自ら宣言したに等しい。
 その象徴が、学会に送り付けてきた「破門通告書」だ。大聖人の御書が一つも引かれていなかった。まさに大聖人から破門されたのは宗門の方だった。
杉本 宗門の権威から「(たましい)の独立」を遂げて以来、学会は、大聖人正統の世界宗教として大発展しました。
 御本仏(ごほんぶつ)大聖人の大仏法の慈光(じこう)が、まさに太陽の(ごと)く、全世界の民衆を照らす時代が開かれたのです。
原田 仏法史上の壮挙(そうきょ)だ。日本、世界の識者も、この「創価の宗教改革」を高く評価している。
棚野 上智大学の安斎伸名誉教授は、開放的・革新的な学会と、閉鎖的・保守的な宗門の決別を必然的な結果として語っていた。
 「平和・文化・教育の価値も理解できず、伝統に固執し、権威と力で信徒を押さえ付け、時代錯誤に陥った宗門。そこから独立しなければ、創価学会もやがては独善的、閉鎖的な教団として終わってしまい、未来性も世界性も絶たれていたことでしょう」
 まさしく碩学(せきがく)正視眼(せいしがん)ですね。
熊沢 オックスフォード大学名誉教授のブライアン・ウィルソン博士も、こうおっしゃっていました。
 「(学会は)在家の会員自身が、他の人々に生き生きとした宗教的知識と指導を伝える活動の主体者となっている」「運動の宗教的目的を有効に促進する責務は、事実上、時代遅れで旧式な気質をもつ僧侶の手から、情熱的な在家信徒の手に移る。そして、信徒が活気に満ちた指導性をもつときには、ますます容易に移っていく」と。
棚野 「C作戦」から20年も経つと、ヤング男子部には、坊主の悪行を知らない、寺に行ったことがないというメンバーがいます。
正木 わたしたちは歴史の事実を、しっかりと伝え、風化させてはならない。仏法を破壊する魔性とは、断じて戦うのだ。
熊沢 大聖人は「いかなる大善(だいぜん)をつく(作)り法華経を千万部(せんまんぶ)読み書写(しょしゃ)一念三千(いちねんさんぜん)観道(かんどう)()たる人なりとも法華経の(かたき)をだにも・せ(責)めざれば得道(とくどう)ありがたし」(同1494n)と仰せです。
佐藤 「悪を(めっ)するを()()(ぜん)(しょう)ずるを(とく)と云うなり」(同762n)だ。破邪顕正(はじゃけんせい)こそ青年の使命です。われわれは日顕宗をはるかに見下ろし、大聖人直結の道を歩みたい。

行学の二道を前進

熊沢 いよいよ28日、教学部任用試験が行われます。仕事や学業の合間を縫って、受験者の皆さんは真剣に研鑚(けんさん)されています。
原田 会友(かいゆう)の方や新入会メンバーも多く受験する。講義担当の方、さまざまな面で応援し、支えてくださっている方も、本当にありがとうございます。
杉本 体調管理に留意し、交通事故等にも気をつけ、研鑚結果を存分に発揮していただきたいですね。
正木 学会の教学試験は、日蓮仏法の偉大さを学び、信仰の確信を深めるためのものだ。ゆえに多忙ななかで研鑚に汗を流したこと自体、最も尊い。
棚野 くしくも試験が行われる11月28日は、19年前に邪宗門が「破門通告書」を送り付けてきた日。先日の随筆で池田先生は「まさしく、我ら『創価の行学(ぎょうがく)』の威風堂々(いふうどうどう)たる勝利の象徴」とおっしゃった。
原田 教学を研鑚すればするほど、日蓮仏法の深遠さを実感できる。「法主(ほっす)本仏(ほんぶつ)論」「僧俗差別」など、日顕宗がいかに日蓮仏法に違背(いはい)する邪教かが分かる。
 われわれは大聖人の教えのままの実践で、行学の二道(にどう)を朗らかに進もう!

(2010.11.25. 聖教新聞)