< 座談会 >

世界広布の勝利の並木道 第2部

 

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会い、語り、友情を広げる夏
永遠に求道と報恩の道を
誠実な対話で仏縁を拡大
学会の役職は広布一筋の責任職
座談会を後継育成の舞台に
教学根本で強き信心の骨格
社会を照らす菩薩の振る舞い
友情、信頼は誠実な語らいから
学会の伝統は「実践の教学」
海外の知性が求める池田哲学

 

 

 

<51> 会い、語り、友情を広げる夏
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

杉本 夏休み真っただ中、東西の創価学園生の活躍が、素晴らしいですね。
吉井 そうですね。7月末に行われた「全国高等学校ダンスドリル選手権大会2011」には、関西創価高校のダンス部、学園鼓笛隊、東京・創価高校の男子ダンス部がそろって出場しました。そして、関西校ダンス部がヒップホップ(ラージ編成)部門で第2位に輝きました!
棚野 東京と関西の創価高校箏曲部も「全国高等学校総合文化祭」の日本音楽部門に出演し、関西校が第2位に相当する「文化庁長官賞」を受賞しました。
橋元 関西校の中学将棋部と高校合気道部のメンバーも全国大会に出ました。さらに先日、創価高校軟式野球部が東京大会で優勝し、全国大会への出場を決めました。
原田 創立者の池田先生も、学園生の成長と奮闘を心から喜んでおられます。学園生の頑張りは、私たちにも大きな喜びです。
正木 「創価」の誇りを胸に活躍する学園生の皆さんに、大喝采を送りたいですね。

学会の認識を一変

吉井 いま夏季友好期間で全国の皆さんが、大きく友情を広げてくださっています。
杉本 被災地を含めて、対話・弘教、聖教新聞の拡大が進んでいます。
 宮城・石巻平和会館の近隣で暮らす、あるお年寄りの方は震災後、近所の学会員とともに会館に避難されました。この方は、日ごろから接する多宝会(たほうかい)の方や、避難先の会館で運営にあたるメンバーの献身的な姿に触れ、学会の温かさは、ほかの団体とは違う≠ニ感じられたそうです。
橋元 「教主(きょうしゅ)釈尊(しゃくそん)出世(しゅっせ)本懐(ほんかい)は人の振舞(ふるまい)にて(そうらい)けるぞ」(御書1174n)です。今回の震災に際し、救援・復興に全力を尽くす学会員の姿を目の当たりにして、学会への認識を一変させた方が非常に多いとうかがいました。
杉本 そのお年寄りの方は、自宅に帰った後も、聖教新聞を毎日のように読まれ、池田先生の励ましの言葉に感動。先日、晴れて入会されました。
正木 素晴らしい話です。地域の方が積み重ねてきた友好活動があってこそでしょうね。
橋元 岩手県宮古市の山本正徳市長は、学会の復興支援を(たた)え、こう語っています。
 「日ごろからの創価学会の方々の活動が活きた」
 「私が創価学会について、とりわけ共感するのは、平常時から助け合いの精神を持って人と人との(きずな)を結ぶ、人間教育≠ノ(ちから)を入れているところです」
 「皆で助け合い、支え合う。その精神と活動は素晴らしいと思います」(「潮」9月号)と。
杉本 私たちが日ごろ取り組む友好拡大は、地域に、社会に、豊かな心の連帯を広げることです。
棚野 これからお盆を迎えます。
 地元地域での交流とともに、いまだからこそ会える友人、また、少し疎遠になっている友などと、有意義な語らいを重ねていきたいですね。
吉井 池田先生は、広布拡大における「会う」ことの大切さを何度も強調されています。
 「どんな機会も逃さず、私は人と会ってきた。世界中、どの地でも、時間の許す限り、『会う』ことで学会の味方を増やした」
 「『もう、会う人がいない』というくらい、会って会って会いまくる。ここに学会の強さがあるのだ」と。
原田 先日も池田先生は「友好活動自体が仏法拡大である。広布拡大である」とおっしゃっていました。
 私たちも会って会って会いまくる≠アの夏としていきたい。

油断、慢心を排す

杉本 お盆休みは、帰省や旅行に出かける方も多いと思います。とにかく「健康第一」「絶対無事故」が大切です。
正木 池田先生も常々、「事故がないことが勝利」とおっしゃっています。事故は、事前の準備と心がけで大方、防げるものです。事故が起きてしまえば皆が悲しみます。
吉井 日蓮大聖人は、(てき)に狙われていた四条金吾に、「敵と申す者はわすれさせてねらふものなり」(同1185n)と(おお)せになって油断や慢心を排するよう訴えておられます。
 とともに大聖人は、旅に出る際は、丈夫な、よい馬に乗るように=\―今で言えば、よい安全な車に乗るように――などと具体的に、こまやかな心遣いをされています。
棚野 交通事故だけでなく、引き続き熱中症にも特に注意していきたいですね。場所が室内であろうと屋外であろうと、こまめに水分・塩分補給を行うことです。
原田 信心しているからこそ聡明に、知恵を働かせたい。油断大敵です。
橋元 お盆期間には、各地の墓地公園などで、諸精霊追善勤行法要が行われます。未入会の親族の方々も多く来園され、さわやかな法要に多くの方が感動されます。
棚野 一方、この時期に気をつけたいのが日顕宗です。坊主が導師をやらないと故人が成仏しない∞塔婆を立てないと故人は地獄に堕ちる≠ネどと脅しているが、そんなことは御書のどこにも書かれていない。すべて自分たちの金儲けのためだ。本当に悪辣(あくらつ)な連中だ。
正木 日顕宗の邪義は、もう皆が見破っている。大聖人は「今日蓮等の(たぐ)い聖霊を(とぶら)う時法華経を読誦(どくじゅ)し南無妙法蓮華経と(とな)(たてまつ)る時・題目の光無間(むけん)(いた)りて即身(そくしん)成仏せしむ」(同712n)と仰せです。広宣流布に戦う同志の真心からの追善が最も正しい。回向(えこう)本義(ほんぎ)とは、自らが仏道修行で得た功徳(くどく)を回し向けることです。
原田 学会は仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の団体です。
 大聖人の仰せのままに進む私たちには無量無辺(むりょうむへん)の功徳があるのです。

(2011. 8. 8. 聖教新聞)

 

 

<52> 永遠に求道と報恩の道を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

棚野 今年も8月14日が巡り来ます。池田先生が師匠・戸田先生と出会われた日です。
杉本 1947年(昭和22年)、東京・蒲田の座談会でのことです。19歳の池田先生が知人に誘われて出席。戸田先生は「立正安国論(りっしょうあんこくろん)」を講義された後、初対面の池田先生に親しみを込めて語りかけられました。
橋元 池田先生は、この出会いを、こう振り返っておられます。
 「私は、人生の道を模索する、平凡な青年の一人にすぎなかった。その私が、師弟の道に徹したからこそ、最高無上(むじょう)の『正義の人生』を生き抜くことができたと確信している」と。
正木 池田先生は戸田先生という指導者の優れた人格に触れ、生涯の師と定められたのです。この師弟の出会いのおかげで、今日(こんにち)の私たちがあります。
原田 そうです。
 池田先生が指揮を執ってくださったからこそ、日蓮仏法は世界192カ国・地域にまで広がりました。あらゆる障魔(しょうま)を打ち破り、幸福勝利の人生を歩むことができます。「8・14」は、今日の学会の大発展、世界広宣流布の大伸展の原点の日です。
吉井 池田先生は指導されています。
 「人間だけが師弟をもつことができる。師弟の道によって自分を高めていける。ここに人間の究極がある。後継の青年たちには、伝え(のこ)せる限り、私のもっているものをすべて伝えたい。一切の後事(こうじ)を託したい。その私の心を、弟子たる君たちは深く知ってほしい」と。

師の心を我が心と

原田 師弟不二(ふに)大道(だいどう)を走り抜いてこられた池田先生は、戸田先生との出会いから64年後の今日も、信心の精髄となる戸田先生の指導を通し、私たち弟子を訓育してくださいます。
 なんとありがたい師匠でしょうか。
杉本 「蒼蠅(そうよう)驥尾(きび)()して万里(ばんり)(わた)碧蘿(へきら)松頭(しょうとう)(かか)りて千尋(せんじん)()ぶ」(御書26n)――小さな青バエも駿馬の尾につかまって万里を行くことができ、(かずら)は大きな松の木にかかって千尋に伸びることができる――です。世界一の師匠に連なることで、私たちの境涯は大きくなり、成長できます。
吉井 日蓮大聖人は「師とは師匠(さず)くる所の妙法()とは弟子()くる所の妙法・()とは師弟(とも)(とな)うる所の音声(おんじょう)なり」(同748n)とも仰せです。
棚野 そして池田先生はこう強調されています。
 「青年が師匠に付き従っていくのではない。青年が師匠と同じ責任を分かち合うのだ。青年が師の心を我が心とし、率先して遠大なる未来の道を開きゆくのだ」と。青年部として心肝(しんかん)に染めるべき一節です。
橋元 一人一人が「先生ならどうされるか」と考え、折伏・弘教に、同志の激励に、勢いよく行動していくことですね。
正木 仏法の根幹は師弟以外にない。「師匠から学ぼう」「師匠とともに進もう」という求道心が大切です。自らに慢心が起こってしまえば、そこから停滞、堕落が始まります。
原田 そうです。信心には年数も経験も役職も関係ありません。皆が池田門下の弟子として、日々、みずみずしい決意をもって、師匠にお応えする闘争を貫いていきたい。

清新な息吹で挑戦

橋元 秋には各地で「創価青年大会」を盛大に開催します。先月、全国に先駆けて北陸・富山で青年大会が開かれました。
吉井 大会に向け「2万人対話」を達成し、当日は来賓や300人以上の青年世代の友人が参加して大成功でした。
杉本 壮年・婦人部の方々も、「青年学会を築こう」と、大会の大成功を祈りに祈り、青年を励ましておられました。
正木 そうです。地区一人以上の新たな活動者を輩出しようという目標に、壮年・婦人部の皆さんが「わが地区から青年学会の新たな人材を!」と立ち上がり、青年部に協力して取り組んでくださいました。
棚野 そのおかげで目標を大きく上回り、これまでにない大陣列を築くことができました。
橋元 さらに新たに立ち上がったメンバーが清新な息吹で対話に挑戦。富山の青年部、とくに男子部は全国をリードする勢いで、堂々たる弘教・拡大を成し遂げました。
棚野 富山中央本部のある男子部員の友人は、青年大会の合唱メンバーに加わりました。母子家庭で育った彼は、不況によるリストラに遭い、長期間、引きこもりになっていました。しかし、同世代の青年部員と触れ合うなかで学会員の温かさに接して、勤行を実践し、聖教新聞を購読し、座談会にも出席するようになりました。
 その結果、願った通りに再就職を果たし、「母に親孝行できる自分に変わりたい」と、男子部結成記念日の7月11日に晴れて入会、御本尊をいただきました。
杉本 日本だけではありません。海外でも、結成60周年を祝賀しようと青年部の躍動する様子が、連日の聖教新聞で報じられていますね。
吉井 そうです。先月のフィリピンの青年友好文化祭には、来賓としてフィデル・ラモス元大統領、カラヤアン大学のホセ・アブエバ学長(国立フィリピン大学元総長)が出席され、地元のテレビ局、有力紙も報道しました。
橋元 アブエバ学長は、「フィリピンから平和と異文化理解の思想を広めることに人生を捧げ、私も池田会長とSGIの皆さまと共に、共通の目的に向かって進んでいきたい」と述べておられました。
正木 青年が元気なところ、未来があり、希望がある。若々しい人材が集まるからこそ、世界の識者も学会に注目しています。
原田 全ての勝利は青年で決まる。
 世界広布の未来のために、壮年・婦人部は力を合わせて、青年部の激励・育成に取り組んでいきたい。それが師匠への恩返しになります。

(2011. 8.11. 聖教新聞)

 

 

<53> 誠実な対話で仏縁を拡大
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

棚野 この秋、10月2日に「青年部教学試験1級」が行われます。組織の最前線で指揮を執るリーダーが数多く受験します。
吉井 受験者はいま、御書全集と、試験範囲が掲載された大白蓮華の臨時増刊号を手に、日々、研鑚(けんさん)に励んでいます。
橋元 今回の出題範囲は「開目抄(かいもくしょう)」全編と「撰時抄(せんじしょう)」「御義口伝(おんぎくでん)」「日顕宗を()す」です。
杉本 御書はどれも重書(じゅうしょ)中の重書です。末法の民衆を救わんとの日蓮大聖人の大慈大悲(だいじだいひ)が、胸に響いてくる御聖訓です。青年部の皆さんには、大聖人の御精神を(はい)し、あらためて妙法流布の自覚を深める機会としていただきたいですね。
原田 池田先生は、青年部が教学研鑚と弘教(ぐきょう)に励んでいる報告を聞かれ、「教学試験は大事だ」「いいリズムだね。皆で応援していきなさい」と言われ、青年部に大きな期待を寄せておられます。
正木 今年は、学会が宗門から「(たましい)の独立」を果たしてから20年です。日顕宗が、どれほど日蓮大聖人に違背(いはい)しているか、広宣流布を破壊してきたか。大聖人の御文を拝して日顕宗の行状を見れば明々白々だ。より力強く破折(はしゃく)の剣を磨いていただきたい。

宿命転換をかけて

棚野 青年部は教学研鑚とともに、折伏・対話の夏を大前進しています。
橋元 男子部では、関東の第7埼玉総県(志木県・ふじみ野県)、九州の熊本総県の拡大が全国を牽引しています。また各地の創価班・牙城会の大学校生が、秋の大学校生大会を目指して圧倒的な対話拡大を繰り広げています。
棚野 島根・松江光彩圏の牙城会大学校生は高校卒業後、大阪で就職し、職場の先輩の紹介で入会しました。後に勤務先が倒産して故郷に戻りましたが、「今こそ自分を変える時だ!」と奮起し、大学校に入校しました。
 聖教新聞の拡大に挑戦するなか、ある友人が悩みを打ち明けてくれ、一緒に唱題。本人が入会を希望しましたが、母親の反対に遭いました。
橋元 しかし母親も知人の婦人部の方を通して学会理解を深めました。先月、母が「息子が入会したいというので私も一緒に入ります」と語り、一家で入会しました。さらに別の友人にも今月、弘教しました。
棚野 北海道・札幌豊平総区の創価班大学校生も、学生時代に入会した新入会メンバーです。勤めていた会社が東日本大震災のあおりを受け、退社を余儀なくされました。
 大学校生や先輩の激励で強く決意し、宿命転換をかけて祈りに祈りました。すると、なかなか尊敬できなかった父のことを「幸せにしたい」と祈るように変わっていったそうです。
橋元 千葉に住む父親と電話で対話を重ね、札幌で青年部幹部会の中継に一緒に参加。今月、晴れて弘教を達成できました。学生時代から対話してきた友人も入会を決意し、いま勤行指導を続けています。
正木 すべての対話に、成長と勝利の感動的なドラマがあります。
吉井 女子部では白蓮(びゃくれん)グループが(ほが)らかに友情を広げています。京都・右京総区の委員長は介護施設で働いています。その誠実な仕事ぶりから新しい事業を任されるほど信頼を獲得。対話拡大でも、3人の友人が入会を希望しています。
杉本 リーダー率先の行動が美しいですね。
吉井 委員長の「勇気で壁を破ろう」「友人に励ましを送ろう」との言葉に皆が立ち上がり、14人の班員のうち11人は、対話した友人が入会を希望しています。なかには、芸術家の登竜門となる美術展で入選したメンバーもいるなど、社会で輝く実証を示しながら、皆が喜んで活動しています。
正木 青年部が拡大に打って出る姿は頼もしい。皆に勢いを与えてくれます。

目の前の一人から

原田 日蓮仏法は「下種仏法」です。仏法の偉大さを語った分だけ、仏縁(ぶつえん)は広がります。そして動いた分だけ、功徳(くどく)・福運が積まれていきます。
棚野 大聖人は「法(おのずか)(ひろ)まらず人・法を弘むる(ゆえ)に人法ともに尊し」(御書856n)と仰せです。いかに偉大な仏法も、伝える人がいなければ広宣流布は実現できません。具体的に仏法を弘め、広布を進める人が最も尊いのです。
橋元 また「とてもかくても法華経を()いて説き聞かすべし、信ぜん人は(ほとけ)になるべし(ぼう)ぜん者は毒鼓(どっく)(えん)となって仏になるべきなり、(いか)にとしても仏の種は法華経より(ほか)になきなり」(同552n)とあります。とにかく仏法を力強く、勇敢に語っていきなさいと大聖人は仰せです。
正木 下種には「聞法(もんぽう)下種」と「発心(ほっしん)下種」がある。仏法を語ることで、友人が発心することもあれば、その場ではしないこともある。しかし勇気をもって語った功徳は同じです。
吉井 「法華経は耳にふれぬれば(これ)を種として必ず仏になるなり」(同n)との通りです。
杉本 池田先生は「大事なことは、最高無上(むじょう)の仏法を語る勇気である。相手が信心しても、しなくても、友の心には『仏の種』がすでに植えられている。それは必ず、いつの日か芽生え、実る日が来る」と語っておられます。
原田 われわれが()して黙ってしまえば妙法は弘まらない。私たちは地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)です。いまこの時代に師匠のもと生まれ合わせ、妙法を(たも)つ私たちの使命は、自分が縁した一人一人に仏法を語っていくことです。
杉本 その使命と責任を、胸中に燃え立たせることですね。
原田 池田先生は、こうも指導されています。
 「目の前の『一人』と向き合い、誠実に、対話を重ねていく。すべては、ここから始まる」と。
 大切なのは「誠意」です。「誠実」です。さあ、朗々(ろうろう)たる勤行・唱題で大生命力を湧き(いだ)し、最高の「仏の仕事」である対話拡大に邁進(まいしん)していこう!

(2011. 8.18. 聖教新聞)

 

 

<54> 学会の役職は広布一筋の責任職
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 夏季友好期間が明け、新たな決意で前進しゆく時です。
杉本 全国各地で、地区幹部やブロック長、白ゆり長など最前線のリーダーが新しく誕生します。
棚野 青年部も部長や地区リーダーをはじめ、皆が、師匠に勝利の報告をと誓い、新出発しています。
吉井 池田先生は5月、青年部新体制の発足に際し、こう述べられました。
 「学会の組織は、常に青年を先頭に、若々しく生き生きとした生命体であらねばならない」
 「人事もすべて、広宣流布のさらなる前進のためだ。全員が勝利し、全員が仏の生命を開きゆくためだ」と。
原田 大切な指導です。学会のあらゆる役職は、全て広宣流布のためです。新たな広布拡大のためです。その責任を担うことです。名誉職などでは決してありません。
杉本 新リーダーが若々しい息吹で「まず私が戦います。(とも)に頑張りましょう!」と立ち上がることで、皆の決意が新たになります。一段と力強く広布拡大に打って出られます。
橋元 だからこそ大切なのは、最初の「長の一念」です。
 何ごとも初志貫徹です。任命を受けた時の決意を行動に移すことですね。
棚野 池田先生も「『任命から三カ月が勝負』である。戦いは、スタートダッシュの勢いで決まる」と述べられています。
正木 もちろん、継続して同じ役職に当たる方も、新たに任命を受けたとの思いで、今一度、自らの初心を振り返る機会です。
杉本 先生は「役職があるから偉いのではない。役職の責任を果たした人、広布のために戦った人が偉いのである」とも言われています。
 学会のリーダーは、同志に尽くしていくためにいます。会員の皆さんの依怙依託(えこえたく)となる存在です。
正木 学会は庶民の団体です。桜梅桃李(おうばいとうり)の個性が集まる以上、いろいろな意見が出てくることもある。
 しかし広布のため、同志のため、そして師匠のために団結するからこそ、皆が安心して前進できます。皆さんが信頼する、理想の組織を作るため、リーダーは誰よりも真剣に祈り、皆の心を結んでいきたい。

自身も成長できる

棚野 ありがたいことに、自分自身の殻を破り、成長できるのも学会の役職です。
 御聖訓(ごせいくん)に「人のために火をともせば・()がまへあきらかなるがごとし」(御書1598n)とあります。目の前にいる「一人」に尽くす行動は、自分自身の境涯(きょうがい)を高める仏道修行ともなります。
原田 その通りです。自分だけではなく、他人だけでもなく、「自他(じた)共に幸福になる」のが仏法です。
 その意味で、尊き広布の役職を(にな)い、同志のために行動することは、自分自身の人間革命、宿命転換の直道(じきどう)となります。
正木 また、新しいリーダーが誕生すると、これまでの役職を離れる方がいます。正役職から副役職になる方もいます。
 これからが勝負です。「去って去らず」の精神で、今までの経験を生かしながら、後輩を支えていただきたい。それでこそ、大発展があります。
橋元 多くの地域で、より若い世代が登用されています。担当する地域の幹部が年上ばかりというリーダーもいます。
原田 池田先生の若き日の闘争は、蒲田支部の支部幹事も、文京支部の支部長代理も、いわば副役職であり、周りは年上の先輩ばかりでした。そのなかで、圧倒的な広布拡大の実証を打ち立てる原動力となられています。
杉本 若き日の池田先生から学ぶべきこと、それは、年齢や経験ではなく、リーダーは誰からも信頼される存在になることですね。そのためには、どこまでも謙虚に、誠実に振る舞っていくことです。
吉井 先生は、蒲田支部幹事だった時のことを、こう振り返っておられます。
 「支部幹事は、『副役職』である。支部長と同じ目的観、同じ理想に立ち、支部長を補佐するのが役目である」
 「役職が、人を輝かすのでは断じてない。人が、役職を光り輝かせるのだ」

個人の秘密は厳守

棚野 人材を育てる人が人材です。陣列を広げてこそ広布のリーダーです。池田先生は、次の4点を要諦(ようてい)として挙げておられます。
 @人材を見つけることA皆に誇りをもたせることB「戦いのリズム」を大事にすることC地道な教学研鑚(けんさん)で「確信」「言論の(ちから)」を鍛えること――です。
橋元 青年部としてしっかりと胸に刻み、広布の指揮を執っていきます。
原田 ともかく幹部は訪問激励に徹することです。そして壮年・婦人部は、わが地域の青年部が成長できるよう励ますことです。
杉本 広布のリーダーは、会員の皆さんと接していくなかで、具体的な悩みなどを伺うことがあります。そして宿命転換のために一緒に祈り、行動していきます。会員の方は信頼してプライバシーに関わることも話してくださいますので、こうした秘密を厳守することは幹部として当然のことです。
正木 大事な視点です。たとえば、悩みごとなどを聞いたリーダーは、もし自分自身だけではなく他の幹部に相談した方がいいと思ったなら、本人の了解を得てから行うべきです。
 あるいは、「一緒に指導を受けよう」と呼び掛けていくなど、細心の配慮が必要です。
吉井 また名簿や組織の資料、活動のことを記録したノートなども、置き忘れたり紛失したりしないように、注意しなければなりません。パソコンのデータも気をつけたいと思います。
原田 戸田先生は「戸田の命より大切な創価学会の組織」と言われました。
 大切なわが地域が、いよいよ福徳に満ちた組織になるよう、同志の健康・無事故をひたぶるに祈り、皆のために尽くし抜く日々でありたい。

(2011. 8.22. 聖教新聞)

 

 

<55> 座談会を後継育成の舞台に
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

吉井 各地で新たなリーダーが誕生するなど新体制がスタートし、勢いよく出発を切る座談会が開催されます。
橋元 この夏に友情を深めてきた友好対話の報告や、教学研鑚(けんさん)に挑戦したこと、つかんだ信仰の体験などを語り合い、皆が主役の座談会にしていきたいですね。
正木 また、下半期の決意を固め合う集いとすることが大切です。
 折伏(しゃくぶく)・対話、聖教新聞の拡大などを通して、いかに学会理解を広げるか、同志の陣列を発展させるか――一人一人が目標を明確に発表し、皆で一緒に前進していきたい。
原田 池田先生は、2013年の総本部完成の時を、次の登攀(とうはん)の目標として掲げてくださいました。先日も、「この2年間が大事だ」とあらためて語られました。
 2年後の勝利を決めるのは、今の一歩一歩、一日一日の積み重ねです。その勝利への出発点となるのが、今回の座談会です。
棚野 青年部教学試験1級の範囲にもなっている「開目抄」で日蓮大聖人は、このように記されています。
 「過去の(いん)を知らんと(ほっ)せば()の現在の()を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(御書231n)
 毎日の地道な訪問激励、友人との友好対話、そして深い祈りが全て、飛躍の土台となります。
杉本 さらに、そうした一つ一つの仏道修行が自分自身の功徳(くどく)として積まれていきます。「陰徳(いんとく)あれば陽報(ようほう)あり」(同1178n)です。
 尊極(そんごく)聖業(せいぎょう)である学会活動に励むことで、家庭で、職場で、地域で、功徳と幸福の花を咲かせていきたいですね。

一人の幸福に焦点

吉井 真心が通う学会の座談会は、人間共和のオアシス≠ナす。名だたる世界の宗教学者・学識者も、高く評価してくださっています。
橋元 アメリカの著名な仏教研究者であるクラーク・ストランド氏は、こう述べておられます。
 座談会には、一方通行の説教ではなく、平等な対話がある。あくまでも「一人」の幸福に焦点を当て、生命の尊厳を(うた)い、幸福な社会の基盤を築いている――と。
杉本 老若男女が集う座談会は、青年部と未来部を育成する最高の舞台でもあると思います。未来部も多宝会(たほうかい)も月に1度、一堂に会する創価家族の集いです。
吉井 この夏に行われてきた「創価ファミリー大会」が各地で大成功していますが、今度は毎回の座談会を、地区やブロックのファミリー大会≠ニ位置付け、工夫していくこともできます。
原田 とくに未来部育成は、夏だけのものではありません。日常の各家庭での信心継承を根本として、各支部、地区の単位で恒常的に取り組んでいくことが大切です。
 その意味では、夏の「創価ファミリー大会」は、本格的な未来部育成のスタートなのです。
正木 広宣流布の未来を思うと、本当に大事なことだと思います。
 「私の支部では、未来部の育成を、このように進めています」と明確に言えるような具体的な取り組みをしていきたい。青年部の育成も同じです。その一つの機会となるのが、毎月の座談会です。
棚野 座談会といえば、7月から「創価新報」の企画・レイアウトがリニューアルされ、毎月上旬号の4、9面には「座談会のページ」が掲載されています。今月3日付は「名誉会長 入信記念日」特集となっています。
吉井 この座談会のページが大好評です。
 ある読者からは、「カラー写真で、説明も簡潔・丁寧で分かりやすく、師弟共戦の勝利の軌跡が一目瞭然です。8月の座談会で大いに活用していきたい」という、喜びの声があがっていました。

黄金柱≠フ壮年部

原田 さて、8月24日は「壮年部の日」です。
 池田先生の入信記念日(1947年<昭和22年>8月24日)が部の日として定められていることに、大きな意義があります。
棚野 また「8・24」は、50年(同25年)に、経営する事業が蹉跌(さてつ)した戸田先生が、理事長を辞任すると突如、発表された日でした。
橋元 しかし、それでも池田先生は、戸田先生こそが生涯の師匠であると定め、守り抜くことを決意されました。
正木 そうです。小説『新・人間革命』第23巻の「敢闘(かんとう)」の章でも、その師弟のドラマを綴ってくださいました。さらに池田先生は、壮年部への期待を、次のように書いてくださっています。
 「師弟共戦の誓いを立て、生涯、広宣流布の大目的に生き抜いてほしかった。そこに、無上(むじょう)の人生道があるからだ。また、そうなれば、学会は盤石(ばんじゃく)であり、永遠に栄えゆくことは間違いないからだ」
 「壮年には、(ちから)がある。一家の、社会の、学会の黄金柱(おうごんばしら)である。そして、広宣流布の勝敗を決していくのは、壮年が、いかに戦うかにかかっている」と。
原田 広布を決するのは壮年部――本当に重く、深い使命です。だからこそ、われわれ壮年部が、仕事、家庭、地域など自分が今いる場所≠ナ勝つことです。
正木 座談会も広布の黄金柱・壮年部が全力で青年を応援し、大成功させたい。「来てよかった」と皆が思える集いにしていきたい。
杉本 壮年部の皆さんが元気であれば、婦人部もより元気になります。喜びが大きくなります。
原田 ともかく、皆が心と祈りを合わせ、師弟の息吹あふれる、(ほが)らかな座談会を行っていこう。

(2011. 8.25. 聖教新聞)

 

 

<56> 教学根本で強き信心の骨格
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

棚野 対話拡大に役立つパンフ「SOKA 2011」と青年パンフ「SOKA FOR YOUTH 2011」が完成しました。
原田 友人に学会を深く理解してもらい、仏法を知ってもらうための格好の冊子です。しっかり活用して対話を進めていきたい。
吉井 パンフ「SOKA 2011」は、「励ましの花束」がテーマです。池田先生の言葉と写真を紹介する「桂冠詩人(けいかんしじん)の世界」を掲載。東日本大震災を乗り越えて復興のために走る同志、(やまい)や不況を克服した友の、感動的な信仰体験などもあります。
橋元 新入会の青年部員が入会動機を語るコーナーや、芸術部のナイツが案内役となって「創価学会って、どんな教えを信仰しているの?」などの質問に答えるコーナーも非常に分かりやすい。
杉本 携帯電話を使って、パンフに載っているQRコードから携帯サイトにアクセスすると、「母」「人間革命の歌」「今日も元気で」の曲と池田先生の言葉の朗読が流れます。こうした新しい企画も素晴らしいですね。
吉井 若い世代向けの青年パンフ「SOKA FOR YOUTH 2011」も、とても充実した内容です。池田先生のフォトエッセーや、聖教新聞で大好評の青年部の体験談「ターニングポイント」を収録しています。
正木 私たちの周りには、さまざまな興味と関心を持った友人がいます。多彩な内容が盛り込まれた今回のパンフレットを、学会を知るきっかけとしてほしいですね。聖教新聞やグラフSGIとあわせて、これらのパンフを大いに活用し、友情を一段と広げていくことができます。
杉本 友人との対話について、池田先生は「一は(まん)(はは)」(御書498ページ)との御文を引きながら、こう指導されています。
 「まず、誠実な対話で一人の友をつくることだ。その一人の先に、二人、三人、さらに十人、ひいては千万の友の笑顔の花また華が広がっていくのである」
 私たちの生き方、信仰の体験、そして師匠の偉大さを自分の言葉で語り、丁寧に、また誠実な対話を広げていきたいですね。

崩れぬ自己を築く

棚野 さて、9月に入ると「一般講義」の衛星中継が行われます。
杉本 一般講義といえば、かつて戸田先生が自在に御書講義された学会の伝統行事です。
吉井 主に東京の豊島公会堂で行われましたが、誰でも参加でき、全国の同志が夜行列車に乗って会場に詰めかけたと伺いました。大変な求道心です。
橋元 草創の大先輩が言っていました。皆が師匠の信心の大確信に触れようと真剣だった。その思いに応えるように戸田先生は毎回、命を削るようにして日蓮仏法の真髄を教えてくださいました、と。
 若き日の池田先生も戸田先生の講義で教学の利剣(りけん)を磨かれています。
棚野 池田先生は「私も、青春時代、師のもとで研鑚し抜いた『師弟の教学』が、すべての実践の根幹となっている」と振り返っておられます。
 正しい師匠から教学を学ぶことで、私たちは日蓮大聖人の御精神を(はい)することができ、強固な信心の骨格をつくることができます。
正木 先生が「大白蓮華」で連載されている御書講義なども、いわば現代版の一般講義です。
原田 ともあれ、教学がなければ、いざ障魔(しょうま)が襲いかかった時に、信仰が崩れてしまいかねません。
 戦後、戸田先生が学会を再建するにあたって教学研鑚の強化から始められたのは、皆が大確信を深め、広布のための金剛不壊(こんごうふえ)の組織をつくるためです。
杉本 「開目抄(かいもくしょう)」に「()が弟子に朝夕(ちょうせき)教えしかども・疑いを・をこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし」(同234ページ)とあります。
 大聖人の御聖訓を命に刻んで信仰に励むことが生涯不退転の自己を築きます。
吉井 池田先生は、女子部に「皆で仲良く! 幸せに! 幸福になるには、正義の道を歩むんだよ」と指導してくださっています。その正義の道を歩む(ちから)が教学です。
橋元 リーダーは日々、求道心を燃やして御書を拝さなければいけません。そして自らが得た確信を、同志に伝えていくことです。
正木 そうです。教学がなければ、どんな立派な話をしようとも独りよがりになってしまいます。
 自身の信仰体験や対話拡大の実践などを語る際も、教学の裏打ちがあってこそ、より深く同志の心に響きます。
杉本 だからこそ先生の御書講義、一般講義の中継、聖教新聞などの教学紙面、そして教学試験を通して、日々、研鑚していくことですね。
棚野 リーダーは、同志の激励でも座談会や会合のあいさつでも、御書を引くことを心掛けていきたい。

「冥の照覧」は絶対

原田 9月1日は「牙城(がじょう)会の日」です。今年は結成40周年を迎えた記念の年ですね。
正木 会館の警備といえば、牙城会とともに壮年部の王城(おうじょう)会の方々も、大切な宝城(ほうじょう)を守ってくださっています。
 皆さんのお(かげ)で、私たちは安心して会館を利用し、広布の集いを楽しく開くことができます。
橋元 40年もの間、池田先生は常に牙城会を激励し続けてくださいました。
 「皆さんが同志に尽くしゆく功徳(くどく)無量無辺(むりょうむへん)であり、『(みょう)照覧(しょうらん)』は絶対に間違いないのです」「私は皆さんの健康と無事(ぶじ)安穏(あんのん)を心から祈っています」との師匠の励ましに、断固、お応えします。
原田 学会は、師匠のため、広布のため、同志のために尽力されている会員の皆さまの真心によって支えられています。
 リーダーは牙城会や王城会をはじめ陰の立場に徹してくださる方々に心から感謝し、(たた)えていきたい。

(2011. 8.29. 聖教新聞)

 

 

<57> 社会を照らす菩薩の振る舞い
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

棚野 創価青年大会に向け、対話運動や大会の準備に各地の青年部が躍動しています。
杉本 壮年・婦人部の皆さんが青年部の折伏(しゃくぶく)弘教(ぐきょう)の達成、新たな活動者の育成、そして青年世代への対話拡大を通して、勝利への追い風を送ってくださっています。
橋元 大変にありがとうございます。多くの地域では、男子部が部単位などで壮年部の方々と打ち合わせをし、折伏の応援や訪問激励の担当を決め、さらなる前進を期しています。
正木 池田先生は、8月24日の入信記念日に際して(つづ)ってくださった随筆で、青年部の育成のために奮闘する壮年部を(たた)えてくださいました。
 「青年のために、青年と共に汗を流しながら、新時代の拡大へ奔走(ほんそう)してくれてもいる。その不撓不屈(ふとうふくつ)の闘魂に、私は最大の敬意を(ひょう)したい」と。
吉井 女子部も全力で仏法対話に挑戦し、婦人部をはじめ皆様の応援をいただきながら、女子部員を増やしていきます。
原田 池田先生が未来の広宣流布を考え、深い慈愛で青年を励まされている時です。
 青年部の成長のために尽くすことが、私たち壮年・婦人部にとっての師弟共戦(きょうせん)です。
棚野 先生のご期待、壮年・婦人部の皆さんの応援にお応えできるよう、弘教と人材の拡大の実証(じっしょう)を打ち立てていきます。

自らが被災しても

杉本 さて、9月1日は「防災の日」です。1923年(大正12年)の関東大震災がその由来です。
原田 東日本大震災の発生から約半年。今月は秋の彼岸勤行法要もあります。犠牲者の方々を心から追善(ついぜん)回向(えこう)してまいりたい。
棚野 学会員による大震災の救援活動は、日本だけでなく海外からも注目されています。
正木 学会の同志が讃えられているのは、自らも被災しているにもかかわらず他の被災者のために行動している点です。
橋元 先日、世界のニュースを配信するCNNテレビで、学会の救援活動が紹介されました。
 そこでは、学会の会館が計5000人もの被災者を受け入れた状況などを報道していました。
杉本 とくに仙台の若林平和会館の状況を詳しく報じていました。
 婦人部の方が「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)との御聖訓を引きながら、地元の方々のために行動した思いを語っていたのが印象的でした。
吉井 リポーターは、「日本では、人と人の(きずな)が希薄になってきたと言われます。しかし、私たちには他者(たしゃ)を思いやる『利他(りた)の精神』があり、その精神がこれからの社会の重要な鍵になると震災を機に思いました」と語っていました。
正木 一方、6月末にスイスのジュネーブで行われたUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とNGO(非政府組織)の年次協議会では、学会が仏教団体を代表して、今回の大震災での救援活動について報告しました。
原田 UNHCRからは池田先生に、「人道賞」(89年)、「特別顕彰盾」(2005年)が贈られています。
棚野 今回の協議会は、世界72カ国から210団体約400人が出席したものです。
 要請を受けた学会からは平和委員会の代表が参加。イスラム教、キリスト教、ユダヤ教を背景とする各団体とともに、「保護の強化――信仰を基盤とした団体の役割について」と題した分科会で発表しました。
吉井 UNHCRの最高責任者であるアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、「信仰を基盤にしたNGO活動をテーマとした分科会に、創価学会の代表の参加を得たことは、大変に喜ばしいことです」と語っていたそうです。
橋元 また、参加した他国のNGO関係者は、「人道活動における創価学会の努力と貢献に対する評価の声を、UNHCR関係者から伺っています。創価学会には、ぜひ登壇してほしいと思っていました」と述べていました。
原田 被災地の学会員の皆さんは、自身が大変な状況のなか「それでも友のために!」と、あまりにも崇高な(こころざし)で献身してくださっています。これこそ、まさに菩薩(ぼさつ)の振る舞いです。その姿に世界が注目し、讃えているのです。
杉本 尊き東北の同志の皆さんにとって、何よりの喜びとなるのが、小説『新・人間革命』「福光(ふっこう)」の章のスタートです。
吉井 1977年(昭和52年)3月11日、福島の訪問から始まります。全東北の同志の皆さんが心待ちにしておられます。
原田 被災地はいまだ余震が続くなか、復旧の途上です。
 一日も早い復興を、毎日毎日、強く祈念(きねん)しています。本部としてもさらに支援していきます。

非道極まる日顕宗

正木 一方、未曽有(みぞう)の大震災にあって、日顕宗の宗教者にあるまじき非道さが、あらためて明らかになった。
棚野 その典型が、津波で大きな被害を受け、原発の問題も抱える福島県いわき市の坊主が起こした交通事故だ。
 震災の翌月、坊主が酒気帯びの状態で車を運転し、ガードレールに衝突。現行犯逮捕された。
橋元 いわき市といえば、地震、津波、原発、風評被害、農作物の出荷停止など、大変な困難に見舞われてきた。市民の皆さんが、悲しみと向き合いながら、懸命に復興へ立ち上がっています。犠牲者の冥福と復興を祈るのは、人間として当然。仏教者なら、なおさらのことだ。
棚野 それを日顕宗の坊主はのんきに夕方から酒を飲み、交通事故まで起こして(だい)顰蹙(ひんしゅく)を買った。日顕宗の反社会性が表れている。
原田 今年は「魂の独立」から20年の節目だが、本当に学会は日顕宗と決別してよかった。
 われわれは、日蓮大聖人正統の誇りをもって、日蓮仏法の大道を堂々と歩んでいこう!

(2011. 9. 1. 聖教新聞)

 

 

<58> 友情、信頼は誠実な語らいから
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

原田 このたびの台風12号により、西日本を中心に大きな被害が出ています。学会本部と各地に災害対策本部を設置し、激励に全力を挙げています。
杉本 被災した地域の皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。
正木 復旧を強く強く祈念しています。

必ず心は通じ合う

橋元 9月8日は戸田先生が「原水爆禁止宣言」を発表された日(1957年<昭和32年>)です。
正木 学会の平和運動の大きな原点ですね。
棚野 11年後の68年(同43年)の同じ日、池田先生は「日中国交正常化提言」を発表されました。
原田 日中友好史に燦然と輝いています。年を経るごとに、いかに深い意義があったのかと実感します。
吉井 先日も中国の中央文献出版社から『寥承志(りょうしょうし)と池田大作』、南開大学から『周恩来(しゅうおんらい)ケ穎超(とうえいちょう)と池田大作』が発刊されました。中国の識者は、日中友好に貢献する先生の足跡に、高い関心を持っています。
杉本 中国・北京大学「池田大作研究会」の初代会長だった賈寢(かけいけん)教授は、提言が発表された当時の状況を振り返りながら、次のように語られています。
 「(当時は)中日政府間の往来は、ほとんどありませんでした。したがって、日本において中日友好を叫ぶ人々は、まるで敵のごとくに思われ、恨みを買っていたのです」「苛烈を極める日本国内外の状況下にあって、池田先生のこの提言は、まさに命の危険を(かえり)みない行動だったといえましょう。一体、どれほどの勇気が必要であったことかと感服します」
吉井 さらに9月8日は74年(同49年)、池田先生が初めて旧ソ連を訪問された日でもあります。
橋元 モスクワ大学の元総長であるウラジミル・I・トローピン教授は、こう述べておられます。
 「当時は、冷戦時代でした……生活を良くするかわりに、武装し、互いを非難し合い、自らを欺き偽ってきたのです」
 「どんなに困難であっても、私たちは仲良くできる。同じ人間同士として仲良くすべきである。それには、宗教者であるとか、党員であるとかは、関係ありません。まさに(池田)会長は、そういう英知を、私たちソビエト社会に植え付けてくれたのです」と。
棚野 国籍やイデオロギーという差異(さい)を超え、人と人の心を結ぶ仏法者としての行動と智慧に、世界の識者が注目しています。
原田 74年、池田先生の初訪中に随行した際、緊張と不安でいっぱいだった私たちに先生はこう指導されました。
 「私たちは、これから新しい友人に会いに行くんじゃないか。どこの国の人も、みんな同じ人間だ。誠実に、ありのままに接していけばいいんだ。話し合えば必ず心は通じ合えるし、わかり合えるものだよ」
 先生は一貫してこの一念で、世界中で友情を広げ、平和の連帯を築いてこられたのです。
正木 みんな同じ人間である。必ず心は通じ合える――この指針は私たちの対話にそのまま通じます。
杉本 「はたらかさず・つくろわず・もとの(まま)」(御書759ページ)――誠実に、ありのままに仏法と学会の素晴らしさを語ることですね。
吉井 背伸びすることなく、自分の思ったこと、体験したことを、実感を込めて語ることが、友人の仏法理解につながります。

剣豪の修行の如く

杉本 青年部教学試験1級まで、いよいよ1カ月を切りました。受験者も、教える方も、ますます力が入っていますね。
棚野 1級の試験らしく出題範囲が大変に広い。御書全集の「発刊の辞」に戸田先生が記されたように、「剣豪の修行を思わせるが如きその厳格なる鍛錬」を実践したいですね。
橋元 計画を立てて研鑚(けんさん)していくことが大切です。8月9日付の聖教新聞に、青年部長と男子部・女子部の教学部長による教学リーダー座談会≠ェ掲載され、分かりやすく学び方のポイントが語り合われていましたね。
原田 いま青年部は弘教(ぐきょう)に挑戦しながら教学研鑚にも汗を流しています。
 日蓮大聖人が弟子に対して「行学(ぎょうがく)二道(にどう)をはげみ(そうろう)べし、行学たへなば仏法はあるべからず」(同1361ページ)と期待されたとおりの姿です。
正木 青年部の大成長のために講義を担当し、勉強会の会場を提供してくださる壮年・婦人部の皆さんの応援にも、心から感謝申し上げます。
原田 教学試験は学会の伝統です。池田先生自ら試験官を務められたことがあります。また各地の試験会場で受験者や運営を支える役員の友を直接、激励してこられました。
杉本 私たちは日々の活動の中で御書を身読(しんどく)し、大聖人の御精神を拝しています。一方で教学試験は、腰を据えて、本格的な教学に取り組めます。五大部などの重書(じゅうしょ)を、あらためて深く学ぶのに、いい機会です。
原田 とくに青年時代、多忙な仕事や学業の合間を縫って大聖人の生命哲学を研鑚することが自らの信心の背骨となり、血肉となります。人生の大きな支えとなっていきます。それを確信しながら取り組んでいただきたい。
棚野 受験者が悔いなく学び、成果を発揮できるよう、激励していきます。
吉井 9月に入り、これから日没時間がますます早くなります。夕暮れの薄暗い時間帯は、目が慣れていないため交通事故が起きやすくなります。
 車や自転車を運転する時は、いつも以上に注意していきたいですね。
橋元 とくに車の運転の際、携帯電話を手で持って使用するのは厳禁です。また、自動車のカーナビの操作の際も停車して行う等、画面に気を取られて歩行者などへの注意を怠らないようにしたい。
正木 大事なのは「前前(さきざき)の用心」(同1192ページ)です。新体制で出発し、張りきって進んでいるからこそ、魔の蠢動(しゅんどう)に一層、気をつけていきたいですね。

(2011. 9. 5. 聖教新聞)

 

 

<59> 学会の伝統は「実践の教学」
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

吉井 「一般講義」の衛星中継は、たくさんの方々が参加し、「一生成仏抄(いっしょうじょうぶつしょう)」「生死一大事血脈抄(しょうじいちだいじけつみゃくしょう)」を研鑚し合いました。
正木 立宗から750年余。全国で同志が集い、一緒に日蓮仏法の生命哲学を学ぶ時代となりました。
橋元 SGI(創価学会インタナショナル)メンバーも大変な求道心で教学に励んでいます。
棚野 海外から来日する青年リーダーから、毎回、教学面での質問を受けます。そのたびに世界広布の広がりを実感します。
杉本 そうですね。ヨーロッパやアフリカなど、もともと仏法と縁が薄い地でも御書を学んでいます。
吉井 今年だけでも海外41カ国・地域で教学試験があり、約15万人が受験します。歴史を画する一大仏教運動ですね。
原田 すごい時代です。世界中の人々が仏法を学び、人生の指針として生かしている。学会の出現なくしては、あり得なかった。
正木 学会の伝統は「実践の教学」です。知識のための教学ではない。日常のなかで実践し、御書を身読(しんどく)していくことです。それが幸福、勝利の道です。
杉本 「御書を心肝(しんかん)()め」(御書1618ページ)との日興上人の御遺誡(ゆいかい)の通りですね。
吉井 国際宗教社会学会の初代会長でオックスフォード大学名誉教授だったブライアン・ウィルソン博士はこう語られていました。
 「創価学会の運動が、仏教を人生肯定の宗教として現代に蘇らせ、日本の葬式仏教から救った」
 「日常生活のなかでの信仰実践と、よりよい人間社会を建設していく努力を続けていくことこそ、本来の宗教の使命である」と。
 仏教が人々の生活のなかに息づいている点を、大きく(たた)えておられます。

経文通りの大難

杉本 9月12日は竜の口の法難の日です(1271年<文永8年>)。法難の直後、流罪地の佐渡へ向かわれる前に、大聖人は門下に書き送っておられます。
 「法華経(ほけきょう)紙付(かみつき)(こえ)をあげて・よめども()の経文のごとくふれまう事かたく候か」(同1001ページ)――法華経は、紙に書かれてあるままに声に出して読むことはできても、その経文通りに振る舞い、行動することは難しいであろう、と。
 そして大聖人お一人が経文通りの大難を受けていることを宣言されています。
原田 甚深(じんじん)の御文です。妙法を受持(じゅじ)し、社会に広めていけば難に遭うのは必定(ひつじょう)です。そして現代で、妙法弘通のために、さまざまな難を受けてきたのが学会です。三代会長の不惜身命(ふしゃくしんみょう)の大闘争によって、学会はあらゆる障魔(しょうま)を乗り越えてくることができました。
橋元 一方、邪宗門・日顕宗には広宣流布への情熱も実践もありません。
原田 戦時中、軍部政府が神札をまつるよう強要した際、謗法(ほうぼう)厳誡(げんかい)という大聖人の御精神のままに牧口先生は敢然(かんぜん)と拒否されました。その結果、投獄され、獄死されました。
 本来なら宗祖(しゅうそ)の教えを断じて貫くべき宗門は神札を受け、学会にも神札を受けるよう命じてきた。全くの保身のために大聖人の(たましい)を踏みにじったのです。
橋元 スペイン語版の御書を監修されたスペインの国立マドリード・コンプルテンセ大学のカルロス・ルビオ教授は、こう語っておられます。
 「牧口常三郎初代会長と戸田城聖第2代会長は、日本の軍部政府と戦い、迫害を受けました。また、池田会長も権力から迫害を受けたと伺っております。この事実は、日蓮が迫害を受け、流罪されたことと一致します。この点で、日蓮の人権闘争の精神は三代会長に継承されていると思います」と。

仏意仏勅の教団

吉井 青年部教学試験1級を目指して勉強するメンバーも、「日顕宗を()す」を通してあらためて学会の正しさを確信しています。
棚野 日顕が相承(そうじょう)詐称(さしょう)して盗座(とうざ)≠オた「ニセ法主」であることは致命的だ。こんな悪党はいない。
橋元 そもそも法主のみに大聖人からの血脈(けつみゃく)が流れる≠ネどという宗門の「血脈観」は全くの誤りだ。御書にもない。法主を絶対化∞神秘化≠キることによって信徒を隷属(れいぞく)させるための邪義(じゃぎ)です。
棚野 大聖人は「信心の血脈なくんば法華経を(たも)つとも無益(むやく)なり」(同1338ページ)と明快に(おお)せであり、血脈の本質は「信心」にあると仰せです。仏になる血脈が、万人に開かれていることは言うまでもありません。
正木 さらに宗門には「僧侶が上で、信徒が下」という極めて歪んだ差別意識がある。
杉本 一切衆生の平等を説かれた日蓮仏法とは正反対です。「()の世の中の男女(なんにょ)僧尼(そうに)(きら)うべからず法華経を持たせ(たま)う人は一切衆生のしう(主)とこそ仏は()らん候らめ」(同1134ページ)との仰せに完全に違背(いはい)しています。
原田 現実に妙法を世界に広め、折伏行を推進してきたのは誰か。創価の三代会長であり学会員である。坊主などでは断じてない。
 経文の上からも実証の点からも、学会が仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の教団であることは明々白々です。
正木 広宣流布に進む仏子に対し、仏の(ごと)く敬うのが坊主の本来の責務だ。ところが、日顕は嫉妬(しっと)と謀略で広宣流布の団体である学会を切った。この大罪は未来永劫に消えない。
棚野 池田先生は御書を拝する心構えを次のように指導されています。
 「たとえ一節でもよい。一行でもよい。『この仰せの通りだ!』『この御書は今の自分にいただいたものだ!』と、深く生命に刻みつけ、厳然(げんぜん)たる信心で、新たな広布の戦いを起こしゆくのだ!」と。
 青年部はどこまでも御書根本に折伏・弘教、人材育成に取り組んでいきます。
正木 御書根本である限り、われわれは信心の軌道をまっすぐに進むことができます。
 とくにリーダーは徹して研鑚し、ますます大確信あふれる指揮を執っていただきたい。

(2011. 9. 8. 聖教新聞)

 

 

<60> 海外の知性が求める池田哲学
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

棚野 中国の西安培華(せいあんばいか)学院に「池田大作・香峯子研究センター」が設置されたことが聖教新聞で報じられていましたね。
吉井 この学院は1928年に女性教育の学校として創立され、84年には新中国初の女子大学へと発展しました。その女性教育の最高学府としての伝統を保ちながら、いまは共学の名門私立大学となっています。
杉本 一昨年に、同学院からは池田先生に「名誉教授」称号が授与されました。そして昨年には、奥様に同学院女子学院から「名誉院長」の称号が贈られています。
原田 中国では池田先生が、日中友好の橋を懸けた先駆者としてよく知られています。そして、先生の平和哲学、教育理念に共鳴する学識者は非常に多く、池田研究所≠フ設立が続いています。
正木 最初は北京大学でした。池田大作研究会の初代会長だった賈寢(かけいけん)教授は、こう述べておられます。
 「学会および池田先生と交流すればするほど、こちらは『人間革命』されていきます。言い換えれば、池田先生の哲学を学んでいくことで、私たちも、よりよく変わっていく」
 「中国の人民、そして世界の人々に先生の思想を知ってもらいたい、先生の哲学を広める使命が私たちにはある、と思うようになったのです」と。
橋元 先生の普遍的(ふへんてき)な人間主義の思想と哲学が、いかに世界の知性にとって希望の光となっているかを実感します。
吉井 西安培華学院の姜波(きょうは)理事長も、日中国交正常化提言をはじめとする池田先生・奥様の平和行動と教育貢献に感銘を深め、自ら池田思想≠広めてこられました。
杉本 姜理事長は、新しいセンターについて「池田先生ご夫妻の中日友好への貢献、世界平和への貢献を学び深める場。ここから今後の中日友好、とりわけ両国青年の友好に資する人材を輩出してゆく決意です」と力強く語っておられたそうです。
原田 混迷する時代にあって、人々は確かな人間主義の哲学を求めている。
 私たちは弟子として、より一層、池田先生の指導を深く学ぶとともに、誇りをもって友人に語り抜いていきたい。

不動の自分を創れ

棚野 SGI(創価学会インタナショナル)の青年研修会が行われ、世界55カ国・地域250人の友が来日しました。「道のとをきに心ざしのあらわるるにや」(御書1223ページ)との御文のごとく、本当に尊い姿です。
橋元 8日には「世界創価青年大会」を盛大に開催しました。言葉や文化は違っても皆が師匠を求め、平和を願う青年です。その熱い思いに触れ、われわれも弘教拡大の誓いを新たにしました。
吉井 池田先生は、メッセージで呼び掛けてくださいました。
 「一人も残らず、この信心で、不動の自分自身を創り上げ、楽しく充実した、価値ある一生を送っていただきたい。そして、永遠の常楽我浄(じょうらくがじょう)の大生命を勝ち開いていただきたい」と。
 世界の青年を思う真心に感動が広がりました。
正木 また、今回の青年部幹部会の体験発表も素晴らしい内容でした。
原田 印象的だったのは、アルゼンチンのミナガワ女子部長も台湾の林宗儀男子部長も、広布のため純真な信心を貫く親の励ましによって、立派な後継者へと成長している点です。世界でも、信心継承の根本は家庭です。
吉井 また2人とも、アルゼンチン広布、台湾広布の希望に燃える決意を語っていました。アルゼンチンでは軍事政権下、台湾でも戒厳令が敷かれていたとき、SGIへの偏見から自由に活動できないことがありました。
橋元 それでも同志の方々は、岩盤に爪を立てる思いで懸命に妙法流布の使命に生き抜いてこられました。「よき市民」として社会に信頼を勝ち得る運動を広げてこられました。
杉本 ノーベル平和賞受賞者である人権の闘士・エスキベル博士は今年5月、アルゼンチンSGIの記念幹部会に来賓として出席され、このように語っておられました。
 「(池田)博士の意志を継ぐ創価の青年たちがいる限り、未来は明るい」
 「希望に満ちた世界を、必ずや築き上げてくれると確信してやみません」
 池田先生とSGI、そして青年部への信頼が、どれほど深いか分かります。
棚野 広布草創の戦いがどれだけ大変だったのか。私たちは絶対に忘れてはならない。池田先生の大激闘と先輩たちの労苦に感謝しながら、対話拡大の結果をもって広布後継の(あか)しを打ち立てるのは今です!

醜態さらす邪宗門

正木 アルゼンチンと台湾といえば、両方とも日顕宗が醜態をさらし、(だい)顰蹙(ひんしゅく)を買っていたところだな。
橋元 挙げればきりがないが、アルゼンチンではノーベル平和賞受賞者のマザー・テレサを誹謗(ひぼう)中傷(ちゅうしょう)し、「彼女に追従した人たちは、彼女と同様に地獄に堕ちる」などといった坊主の発言が非難を浴び、日顕宗は11年の長きにわたって法人登録を抹消されていた。
棚野 日顕は女房連れで、台湾で豪遊を繰り返し、「花和尚(はなおしょう)(=破廉恥(はれんち)坊主)」と地元のテレビ、新聞、雑誌がこぞって報道。大恥をかいた。同じく女房を連れて訪台した日如も「『花和尚』の後継者」と笑われている。
橋元 ニセ法主は何をやっても結局、失敗する(笑い)。
正木 そもそも比べるのもおかしいが、海外でも学会と邪宗門は雲泥の違い。日蓮大聖人の御精神を(たい)して、一閻浮提(いちえんぶだい)に妙法流布を進めているのは、学会しかない。
原田 広宣流布はいま、地球規模で展開されています。私たちはSGIの同志とともに、わが生命の天地で朗らかに友情を広げていきたい。

(2011. 9.15. 聖教新聞)