「教学」が勝利の人生の基盤に |
<11> 「教学」が勝利の人生の基盤に
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
棚野 いま青年部では、友人との仏法対話を大きく広げるなかで、「御書池田大学運動」を力強く展開しています。
吉井 女子部では、「池田華陽会 御書30編」のうち、「顕仏未来記」「減劫
橋元 男子部でも、日々御書をひもとき、戦う中で学ぶ≠ニいう実践の教学を根本にしながら、部や本部、区・圏などの単位で「御書活動者会(御書活)」を開いています。「教学大学校」「教学塾」などで力
正木 青年部の皆さんには、御書を大いに学び、日蓮大聖人の生命哲学について語り合い、理解を深めていただきたい。何でも吸収できる青年期に、どれだけ教学研鑚に取り組めるかが、とても大切です。
杉本 池田先生は「私も青年時代、徹
原田 私は、池田先生が学生部に対して行われた「御義口伝
吉井 また、かつて先生は、青年には「信心を深めゆくための教学」「広布推進の原動力のための教学」「新しき人間主義の哲学を確立するための教学」が必要であると語られました。
御本仏の大慈大悲
正木 青年部に限らず、広布のリーダーはとくに、御書を通して激励を重ねていきたい。弘教
杉本 学会が全世界に広がり、各地の最前線のリーダーにはますます指導力が求められます。だからこそ教学が重要ですね。
正木 同志の皆さんからは、当面の活動や取り組みの打ち出しだけでなく、信仰の息吹
杉本 大白蓮華の連載「勝利の経典『御書』に学ぶ」をはじめ、聖教新聞の随筆、小説『新・人間革命』など、さまざまなところで池田先生が御書根本に指導されています。それらを学び、私たちも一緒に御書をひもといていくことですね。
棚野 今年、青年部共通の年間拝読御書は「種種御振舞御書」です。創価新報に研鑚のための紙面が連載されていますので、しっかり活用していきたい。秋には「青年部教学試験(2級)」「教学部任用試験」が予定されています。大成長の節
原田 御書を開けば、750年後の私たちでも、大聖人の大慈大悲
増えるネット犯罪
橋元 話は変わりますが、遠隔操作ウイルスに感染したパソコンから犯罪予告などが送られた一連の事件について、連日のように報道されています。一方、スマートフォンの普及もあり、LINE
棚野 とくに個人情報の問題です。SNSなどでは同じ関心をもった人同士が知り合い、情報交換できるなど、物理的な距離を超えて人付き合いの幅が広がりました。しかし設定によっては個人情報や発言が不特定多数の人に見られる状態になります。その自覚もなく、まるで目の前の友人と話す感覚で発信していると、個人情報が漏れたり、不用意な発言が世間に広まったりしてしまいます。
吉井 ある店の従業員が、有名人が来店したプライベート情報を発信してしまい、大騒ぎになったこともありましたね。本人だけではなく、守秘義務を徹底できなかった企業の責任も問われます。
棚野 個人の責任のもとで意見を述べるのは自由ですが、自身の個人情報が広まらないよう注意することはもちろん、他人の情報を軽々しく広めることも慎みたい。著作権のある画像などの取り扱いにも気をつけなければいけません。
橋元 学会員としても、活動で知り得た情報や同志のプライベートな情報など、悪意はなくてもむやみに発信するべきではありません。警戒心が必要です。
原田 技術が発達しようと、学会活動の根本は互いの顔が見える「フェイス・トゥ・フェイス」です。ネットによってコミュニケーションが便利になったからこそ、顔と顔を合わせた触れ合いの価値はますます大きい。私たちは、直接会って励ますという基本を大切にしていきたい。
(2013. 2.18. 聖教新聞)
<12> 朗らかに真心と笑顔で対話
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
正木 拡大に励む「伝統の2月」の大奮闘、誠にありがとうございます。
棚野 3月16日「広宣流布記念の日」55周年まであと1カ月。大躍進月間のなかで、青年部の弘教
原田 頼もしい限りです。日蓮仏法は、社会に開かれた対話の仏法です。自他共
吉井 はい。「立正安国論」は客と主人の対話形式で綴
橋元 「色
杉本 私たちも、どんな友人と語る際も、相手も思う真心と笑顔を忘れないようにしたいですね。
全ては信心の戦い
原田 そうした心通
吉井 池田先生は聖教新聞の連載「名誉会長と共
「大切な大切な宝
「信心の世界に一切
この池田先生の期待を胸に、全てを信心で乗り越え、明るく楽しく朗らかに友情を広げています。
杉本 先日の「随筆 我らの勝利の大道」<幸福の太陽・婦人部>でも先生は、「一切の法は皆是
「婦人部の皆様方の日々の奮闘も、御本仏
全てを信心で捉
正木 忘れてはいけない姿勢です。いかなる学会活動も、自身と一家の宿命転換も、信心の戦いです。どこまでも祈りを根本に、信仰の希望と歓喜を語り合いながら前進していきたい。
風疹の流行に注意
原田 立春を過ぎても寒い日が続いていますので、体調管理に留意していきたい。思う存分、広布のために頑張れるよう、健康な体を維持していきたい。
杉本 十分な栄養と休養が必要ですね。不規則な生活を続けていれば、ケガや病気のもとになります。仏法は道理です。
吉井 いま首都圏を中心に風疹が流行していると報道されていました。東京都では、今月10日までの6週間で風疹にかかった人が、去年の同時期と比べて32倍になったそうです。
杉本 風疹で怖いのは、妊婦の方がかかると赤ちゃんに障害が出る可能性が高いことです。妊婦の方や若い婦人のいるご家族で、風疹にかかったことがなく、予防接種も受けていない方が、ぜひ接種を受けていただきたいと思います。
棚野 最近の患者の約8割が男性で、小さいころに接種を受けていない20代から40代が多いといいます。
正木 どんな病
橋元 事故にも気を付けていきたい。交通ルールの順守はもちろん、日ごろ、自転車や自動車を整備しておくことが必要です。
棚野 ライトがつかない。タイヤの空気が減っている。ブレーキの効きが悪い。こうした整備不良は事故のもとです。
橋元 活動に自動車を使用する場合、いつも以上に安全を心掛け、運転者自身も、いいコンディションで運転できるようにしていきたい。また任意保険の加入は当然のことです。
吉井 大聖人は四条金吾に「敵と申す者はわす(忘)れさせてねら(狙)ふものなり」(同1185n)と仰
原田 広布を進める使命感、大切な同志を守る責任感に立って、健康・絶対無事故を期していきたい。
(2013. 2.21. 聖教新聞)
<13> 副役職者の活躍で組織は前進
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
正木 3月5日は「壮年部結成記念日」です。壮年も青年に負けず、寒風のなか元気よく広布拡大に取り組んでいます。
杉本 年度末が近く、多忙な壮年の方、仕事でご苦労されている方がいます。ご家族の方も一緒に信心で乗り越えようと頑張っておられます。皆で祈り、応援していきたいと思います。
橋元 一家の柱
吉井 女子部にも、お父さんのことを祈り、一家和楽
棚野 青年部の折伏拡大を壮年部の皆さんが後押ししてくださり、その確信の「一言」で弘教
吉井 池田先生は、こう語っておられます。
「広布と人生の幾多の試練を勝ち越えてこられた壮年部の確信光る一言一言にも、深い味わいがある。確信があるから、感情に流されない。確信があるから、相手を包容できる。確信があるから、厳然
原田 壮年が動けば、同志が活気づき、組織がさらに力強く勝利へ進んでいきます。本年の総本部完成を慶祝する創価の勝利を、壮年の力
徹して祈り励ます
正木 壮年が勢いよく前進している組織に共通しているのは、副支部長、地区幹事、副ブロック長といった副役職の皆さんが生き生きとしていることです。
橋元 池田先生は以前、創価新報の連載「勝利の人間学」で述べられました。
「副役職の友は、『異体同心
原田 正役職者の務めの一つは、副役職の方々の力を引き出すことです。
正木 先生はかつて、副役職者の力をどう生かすべきかという質問に、こう答えられました。
「副役職になって、腰が重くなる人もいる。励ましが必要な場合もある。厳愛
原田 胸に刻んでおきたい。リーダーは全員が力を発揮できるように≠ニの祈りを強くし、皆を信じ、励まし抜いていきたい。
油断を排し声掛け
杉本 3月1日から春の全国火災予防運動です。1月から3月は一年で最も火災が発生します。空気が乾燥していますので、気を付けていきたいと思います。
棚野 消防庁が発表した昨年1月から9月の火災の概要によると、出火原因の第1位は「放火」(11.6%)。以下は「たばこ」(9.5%)、「こんろ」(8.7%)、「放火の疑い」(7.0%)、「たき火」(5.8%)の順です。
吉井 「放火」と「放火の疑い」を合わせると2割近くにもなるのですね。
正木 建物の周辺に段ボールなど燃えやすいものを放置しない。建物や敷地に死角となる場所をつくらない。夜でも玄関灯や門灯をつける。これらが放火を防ぐ基本です。自宅だけでなく学会の会館や個人会場でも強い警戒心をもち、今一度、確認していきたい。
棚野 住宅に限れば、「こんろ」が原因の火災が最も多いそうです。
杉本 こんろ付近に燃えやすいものを置かない、手を伸ばしたとき服に火が燃えうつらないよう、、こんろの奥に調味料や調理器具を置かないことが大切です。
吉井 多いのは、天ぷらなどの揚げ物を調理中の火災だそうです。油は過熱し続けると自然発火します。もし着火した場合、消すためには天ぷら油火災に適した強化液消火器などが必要です。焦って水をかけるとかえって炎が大きくなり、油が飛び散って危険です。
杉本 揚げ物などの調理中は絶対に、こんろから離れてはいけません。急な電話や来訪者など、どうしてもその場を離れなければならない場合は、必ず火を消すことです。
吉井 電話や来客は、「すぐに用件が終わる」と思っていても、ついつい話が長くなってしまうことがあります。
杉本 こんろの側
橋元 たばこの火の不始末も本当に危ない。「寝たばこ」は厳禁です。カーテンや服など燃えやすいものの近くでストーブを使わないこと。またたこ足配線≠熹けたいですね。
原田 小事が大事です。事故の原因を突き詰めると、そこに「油断」があることが多い。だからこそ、組織でも地域でも皆で声を掛け合い、何度も注意喚起し続けていきたい。
正木 池田先生は「事故がないことが勝利」と指導されています。「前前
(2013. 2.25. 聖教新聞)
<14> 家庭と地域で後継者育成に全力
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、井
杉本 3月1日から「未来部希望月間」です。卒業や入学、進級の大切な時ですので、皆で未来部に励ましを送りたいと思います。
井 中・高等部では「卒業希望カレッジ」「部長交代式」を開催します。
久保 少年少女部では「卒業希望部員会」、合唱団の入卒団式を行います。
棚野 4月には新入生歓迎の「創価ファミリー勤行会」を開きます。未来部員とご両親はもちろん、祖父母の方々、未入会のご家族にもぜひ、参加していただきたいと思います。
原田 多忙のなか、未来部育成部長、21世紀使命会の皆さまには、大変にお世話になります。
久保 各地域で本当に多くの皆さんに支えていただいています。ある地域では壮年部の方が、毎回の部員会で自作の紙芝居を披露しています。勉強やクラブ活動など子どもたちが頑張っている話題を紹介しながら題目の大切さを伝えたり、学会の歴史を分かりやすく教えたり、少年少女部員のために懸命に尽くしてくださっています。
信心の確信を語る
井 未来部員と接するなかで感じるのは、メンバーの「自主性」の高さです。私が参加した未来部大会でも、部長や各リーダーが自主的に会合の準備をしていました。中学・高校生向けの機関紙「未来ジャーナル」に連載されている池田先生の「未来対話」を、どう分かりやすく部員さんに伝えるかを考え、スキット(寸劇)を自分たちで作った地域もあります。未来部員の熱意と創意工夫が光っています。
久保 いじめや病気等の悩みを抱えるメンバーもいます。その子どもたちが、「少年少女きぼう新聞」で池田先生が連載されている「希望の大空へ」を先生が僕たちに書かれたお手紙≠ニ思って学び、前進する勇気を頂いています。
正木 子どもたちは、本当に純粋です。こちらが語った分、先生や信心のことを吸収します。
井 ありのままに感じたことを行動に移す素直さも未来部員から学びます。友人に、自分が感じた信心の確信を話し、感動した聖教新聞の記事を渡す未来部員もいます。あるメンバーは、いじめで悩む友達に、元気になってほしいとの一心で、先生の『青春対話』を一緒に学びました。その友達は内容に感銘し、未来部の集いに来てくれるなど友情を深めています。
原田 子どもたちは、私たちの想像を超える力
杉本 だからこそ、「未来対話」「希望の大空へ」などを通して、先生の未来部への思いを、私たちが学ぶことも大切ですね。
母親の慈愛の声
棚野 「低年齢少年の生活と意識に関する調査」(内閣府)によると、「頼りになる」「自分の気持ちをわかってくれる」のは「母親」との答えが「父親」より多い。悩みの相談相手も小学生の4人に3人が母親を挙げています。
正木 子どもにとって母親の存在は大きい。学会でも婦人部の方々が後継者育成に尽力してくださっています。本当にありがとうございます。
杉本 池田先生はこう語っておられます。
「子どもの方向性は、母親によってきます。母親の信心と慈愛
正木 母親が家庭で発する何気ない一言≠、子どもはよく聞いています。たとえば母親が会合から帰ってきて、「きょうはすばらしい体験を聞いた」「こんなうれしいことがあった」と生き生きと語っているのか、または「疲れた」等と言っているのか――母親の姿がそのまま子どもの心に焼き付いていきます。
原田 地域の皆さんにも、同志の家庭の子どもたちに温かな声掛けをお願いしたい。お子さんが未入会であっても分け隔てなく、励ましを送っていきたい。
棚野 男子部員の一家が、未入会の家族がいる一家と交流するなかで、未入会の方が学会理解を深めているという話を、よく耳にします。やはり家族ぐるみ≠フ交流は、大きな信頼につながりますね。
久保 ある地域では、未就学児童がいる家庭にも少年少女部員会への参加を呼び掛けています。参加者の半分が未就学児童で、未入会のお子さんを連れてくる婦人部の方もいます。皆で「少年少女きぼう新聞」を広げ、「希望の大空へ」や「獅子王
井 未来部のメンバーは、2030年の学会創立100周年の主役です。使命のある一人一人を大切にし、無限の可能性を信じ、励まし抜いていきます。
杉本 「伝持
(2013. 2.28. 聖教新聞)
<15> 拡大の実証こそ師匠への報恩
出席者:原田会長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長、西方学生部長、栗原女子学生部長
棚野 さあ「師弟
栗原 1958年(昭和33年)3月16日、第2代会長・戸田先生のもとに青年部6000人が集い、「広宣流布の記念式典」が開かれました。
吉井 前年に戸田先生の願業
西方 式典で戸田先生は「われわれには、広宣流布を断じてなさねばならぬ使命がある。それを今日、私は、君たち青年に託しておきたい。未来は、君たちに任せる。頼むぞ広宣流布を!」と師子吼
橋元 この約2週間前、大講堂の落慶
「これで、私の仕事は終わった。私はいつ死んでもいいと思っている。大作、あとはお前だ。頼むぞ!」
あまりにも峻厳
学会精神の正史
原田 大願
「生命の最後の炎を燃やして、(戸田)先生が教えられたのは、広宣流布に生き抜く闘魂であった。それは、師から真正
西方 池田先生は「3・16」の1年後、「毎年、3月16日を青年部の伝統ある節目にしていこう」「この日を、広宣流布への記念の節にしていこう。青々とした麦のような青年の季節たる3月に、師のもとに青年部が大結集したことに、不思議な意義があるんだよ」と語っておられます。
棚野 そうです。不惜身命
橋元 だからこそ、輝かしい広布史をただ学ぶだけではいけない。いまこの時に、師匠・池田先生のもとに生まれ合わせた弟子一同、圧倒的な広布拡大の実証をもって、新たな「3・16」の歴史を打ち立てゆく使命と責任があります。「よき弟子をもつときんば師弟・仏果
吉井 とくに今年の秋には、世界広布の大殿堂となる総本部が完成します。この師弟の大城
棚野 いま、『池田大作全集』と聖教ワイド文庫で刊行されている小説『人間革命』第2版を、青年部員が真剣に学んでいます。この学会精神の正史
夢への活路を開く
原田 「創価青年セミナー」として開かれた2月の本部幹部会の中継行事には、青年部全体で1万人以上の友人が参加しましたね。素晴らしい勢いです。
西方 学生部では、新進気鋭の部長を先頭に、各地で新たなリーダーが前進を開始しました。社会的には少子化が進むなかですが、学生部の陣列は着実に増加しています。
栗原 女子学生部でも、各地でリーダーとして立つメンバーが増えました。キャンパスや地域で、友情の対話を広げています。
吉井 女子部では全国で白蓮
原田 新しい陣列の拡大を、池田先生は本当に喜んでおられます。一騎当千の人材が育っていますね。
吉井 四国・徳島清風圏の女子地区リーダーは、看護師として多忙ななか、白蓮グループでも頑張ってきました。彼女は未入会のおばあさんを介護しています。当初は学会に批判的でしたが、懸命に健康と幸福を祈り献身してきた彼女の真心に、おばあさんが「世界一≠フ孫がいて本当に幸せね」と感動。昨年、晴れて入会しました。成長する娘の姿にお父さんも立ち上がり、今では聖教新聞の配達も担当するなど、彼女の祈りから一家和楽
棚野 いま厳しい不況のなかでも信心根本に現実と格闘し、夢への活路を開いている青年部メンバーがたくさんいます。
橋元 そうした青年部員の力強い生き方に共感し、入会する青年世代の友人も多い。男子部では創価班・牙城会の大学校生が師匠に誓った弘教拡大に挑戦し抜き、信心の骨格強き人材が育ってきています。
原田 池田先生が不惜身命で築いてくださった世界広布を継承するのは、青年です。いま学会の最大の焦点は、新たな人材の育成です。壮年・婦人部にとって、人材を育てることが師匠への恩返しです。ゆえに私たちは、自身の人間革命の勝利、組織の拡大の勝利とともに、後継の人材育成の勝利を断じて果たしていきたい。
(2013. 3. 4. 聖教新聞)
<16> 学会青年部が地域の希望に
出席者:原田会長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長、西方学生部長、栗原女子学生部長
西方 東日本大震災から2年。「新生
橋元 社会で活躍する東北の青年部・未来部員の紹介、農魚光
原田 池田先生はメッセージに綴
「一人一人の学会員が、友の支えとなり、地域の要
被災地で「福光
棚野 青年部も、言語に尽くせぬ悲哀
吉井 池田先生は月刊誌「パンプキン」3月号の連載「忘れ得ぬ旅 太陽の心で」に、宮城・女川の臨時職員として働いてきた女子部本部長の活躍を紹介してくださいました。
栗原 今春、仙台の大学を卒業する女子学生部員は、世界を舞台に働こうと英語を徹して学んできました。震災後に国際交流サークルを自
原田 私も先日、郡山の仮設住宅を訪問しました。復興はまだまだですが、社会的には何より心の復興≠ェ課題です。東北の同志は草の根で「励ましの対話」を広げています。全国からいよいよ力強く、真心の題目を送っていきたい。
自他共の幸福こそ
棚野 東北をはじめ全国各地で、青年部はわが地域の発展のために!≠ニの思いで行動しています。
橋元 厳寒の北海道では伝統の青年主張大会を全道約170会場で開催しています。大変な積雪のなか、青年部のほか壮年・婦人部の皆さん、地元の名士や友人が多数詰めかけ、青年部の語る主張と信仰体験に、大感動が広がっています。
棚野 新潟・佐渡でも2月16日、日蓮大聖人の御生誕の日に、塚原問答741周年記念の青年主張大会を開催しました。1958年(昭和33年)7月、池田先生が佐渡を訪れ、100人の青年が集まった時に佐渡広布は盤石
橋元 ここには壮年・婦人部の同志、友人を含め約400人が参加。急激に少子高齢化と人口減少が進むなか、参加者は青年部の「佐渡を世界第一の幸福島、希望島、正義の島にしていきます!」との宣言に、大きな希望を見いだしておられました。
原田 学会の広宣流布運動は、単なる布教拡大ではありません。信仰で自他共
「一人」への励まし
吉井 学会で学んだことを生かし、職場で活躍するメンバーが多くいます。東京・大田総区の分区女子部長は、白蓮
西方 群馬では男子学生部員が昨年、日中国交正常化40周年に際し、池田先生が開かれた日中友好の歴史を学習。県内の学生約1000人に中国に関する意識調査を実施し、結果を紹介する展示を行いました。学生仲間、大学教員、地域住民ら多くの方々が観賞し、日中友好への理解が広がりました。その模様が全国紙や地方紙、在日中国人向けの新聞で報じられました。
栗原 沖縄・那覇の大学に通うある女子学生部員は、学生団体で代表を務めています。高校や大学に進学するため若くしてふるさとから出なければならない離島の中高生のために、自立支援・意識啓発を行っています。離島特有の社会問題に取り組む実績が評価され、創意工夫をもって地域活性化に貢献した団体を表彰する県のコンテストで奨励賞を受賞。彼女は女子学生部のリーダーとしても活躍しています。
原田 本当に見事ですね! 「智者
橋元 青年部主催の「ユースフォーラム」で北海道大学公共政策大学院の中島岳志
棚野 「目の前の一人」を励まし、仏法哲学の対話を通して心豊かな社会を構築するのが学会です。青年部はこの大きな使命とロマンを胸に、日々の対話を進めていきたい。
(2013. 3. 7. 聖教新聞)
<17> さあ朗らかに仏縁の拡大を!
出席者:原田会長、正木理事長、橋元男子部長、吉井女子部長、西方学生部長、栗原女子学生部長
原田 3・16へ青年部の皆さんが勢いよく対話拡大を進めていますね。
栗原 春休みの女子学生部も、故郷で友達と会い、新しい友情を育み、朗
橋元 「法華経
棚野 池田先生は創価新報の「勝利の哲学」で、こう語っておられます。
「折伏行
「妙とは蘇生の義」
吉井 大阪・吹田太陽圏のある女子部リーダーは、インターネット広告代理店に勤め、ネット販売事業に携わっています。信心根本に最高の職場を≠ニ献身的に働くなかマネージャーに抜擢。昨年、弘教
西方 東京・八王子の学生部員は2年前、ニュージーランド留学中に現地の大地震に遭遇。ボランティアで被災者のために働きました。帰国後の昨年、現地で知り合った岩手・釜石にいる友達から連絡が来ました。進路で不安を感じているとのこと。学生部員自身、病気や経済問題と闘うなか、釜石に行って対話。その誠意に友達は「君を信じて信心で人生を開くよ」と語り、入会しました。この学生部員は今春、世界的な大企業に就職します。
原田 男子部の創価班・牙城会も、見事な弘教拡大を成し遂げていますね。
橋元 埼玉・川口太陽圏の創価班大学校36期生は、就職当初、人間関係や深夜業務に悩み、仕事を辞めようと考えていたところ、男子部部長の激励に奮起。創価班大学校に入りました。友人に仏法対話を続け、皆の幸福を真剣に祈れるようになったとき、同僚が学会のセミナーに参加してくれました。発心
棚野 名古屋・中川大勝区の牙城会新世紀大学校12期生は、4歳のころから難治性
原田 「妙
同苦が固い「絆」に
栗原 最近「つながり」という言葉をよく聞きます。私たちの世代は、フェイスブック、ツイッター、LINE
西方 たしかにネット上でつながって≠「ても、相手を深く知ることに直結しません。また、コミュニケーションの手軽さは必ずしも、心の充足を生んでいないと思います。
吉井 一方、東日本大震災の後、人の「絆」の大切さが見直されています。社会での結びつきが大切と思うようになった人は79.6%もいます(内閣府「社会意識に関する世論調査」)。
棚野 人に会うことに勝
栗原 仙台白百合女子大学の大坂純教授は「学会には人と人とを『つなぐ力
橋元 私たちの真心の対話には、相手をとことん思いやる強さがあり、慈悲
原田 重要な視点です。全同志が一丸
(2013. 3.14. 聖教新聞)
<18> 妙法を信じる功徳は三世永遠に
出席者:原田会長、正木理事長、松下四国長、杉本婦人部長、榎本四国男子部長、吉井女子部長
正木 3月20日は「春分の日」であり、春の彼岸
原田 亡くなられたご家族、ご友人、そして東日本大震災で犠牲になられた方々など、故人への追善
杉本 広宣流布のために尽くされた故人の方々の思いを継ぎ、私たちが信心一筋
吉井 御書にはこうあります。
「法華経
妙法を信じる功徳
邪義で騙す日顕宗
松下 一方、彼岸や盆の時期になると、坊主が読経
榎本 そもそも故人の成仏に坊主が不可欠≠ネど、御書のどこに書いてあるのか。大聖人は「過去の慈父
正木 日顕宗の坊主にとっては、葬儀や塔婆
榎本 四国にも「塔婆を立てれば『金縛りが治る』『地縛霊が消える』」など、とんでもない邪義を吹聴
松下 そんな坊主たちの実態に呆れ果て、脱講する人が四国でも相次いでいます。ある人は「信徒を『数』『金』としか見ていない日顕宗の体質にはほとほと嫌気が差しました。『物』のように扱われる信徒は、本当に哀れです」と憤
原田 学会は仏法の本義に則
榎本 つい先日も香川で、友人葬に参列した未入会の親族の方が、学会員の誠実な振る舞いに触れて入会しました。
吉井 仏教研究で著名なアメリカの学者は「学会の友人葬は、時代に即応した素晴らしい形式であると思います。それは僧侶による経済的な搾取
正木 私たちは時代を先駆
人材の育成に邁進
杉本 小説『新・人間革命』「法旗
松下 四国の全同志が喜びと決意に沸いています。皆が今の私たちに贈られた激励だ≠ニの思いで真剣に学んでいます。とくに「地区青年拡大運動2013」として、各地区が人材育成に邁進
榎本 3・16を目指しての「志国
杉元 親から子どもたちへ、信心が継承されていることが何よりも素晴らしいですね。
松下 愛媛・宇和島圏の支部副婦人部長は、小説に描かれた婦人部・女子部の合唱団が激励される場面を読んで、その当時受けた先生の励ましを思い起こして、仏法対話に挑戦。以前から語らいを重ねてきた友人に弘教を実らせることができました。今月の本部幹部会にも別の友人と参加するなど、大きく友情を広げています。
榎本 四国研修道場の地元・庵治
原田 壮年・婦人は、師匠との原点に返り、若々しい決意で立ち上がる。青年は、わが地域で先生が残してくださった激励行に学び、後継の誓いを新たにする。皆が『新・人間革命』をより真剣に拝し、前進の指針としていきたい。
松下 はい。四国広布60周年を迎えた今この時に、日々師匠との絆
(2013. 3.18. 聖教新聞)
<19> 地域広布の功労者を最も大切に
出席者:原田会長、正木理事長、新名九州長、登坂九州婦人部長、棚野青年部長、吉井女子部長
吉井 暖かい日が増えてきました。いよいよ本格的な春ですね!
正木 進学、就職、転勤で新天地に行く方が多い。送り出す側、迎える側とも、決意新たな友へ真心の励ましをお願いします。
棚野 少年少女部から中等部、高等部から学生部や男子部・女子部というように、所属する部が変わるメンバーも多くいます。互いの連携を密にしながら、新出発の人材をしっかりサポートしていきたいですね。
原田 そうです。私たちには全国・全世界に、偉大な師匠のもとで広布のために進む同志がいます。「喜
新モットーに歓喜
新名 学会家族を日々地道に支えてくださっているのが婦人部の皆さんです。
登坂 今月3日は「先駆
吉井 池田先生は「随筆 我らの勝利の大道」<幸福の太陽・婦人部>で、婦人部のグループについて、こう綴
「少人数だから、『全員が主役』である。役職などの上も下もない。『皆で』という言葉を、最も現実的に実践できる。ここに婦人部の本当の強さがある。地に足を着けた『自発能動
登坂 先生の励ましにお応えしようと、皆さんが元気に友好拡大を進めています。佐賀・唐津大勝県のあるグループ長は「まだまだ若い人には負けません!」と語る多宝会の方。入会52年、信心根本に、経済苦、ご主人の病気などの苦難を乗り越えてきました。趣味の洋裁と料理の腕を生かして地域の方々と友情を深め、350人もの友人と交流を広げています。皆さん、その婦人が遊びに来るのを楽しみにしているそうです。3人のお子さんは福岡、韓国、唐津で広布後継者として頑張っています。
原田 「広布の母」の模範
新名 その通りです。壮年部も、婦人部の皆さんに負けず、3・21「九州の日」へ奮闘してきました。熊本・東区の壮年部は毎月、池田先生の「勝利の経典『御書』に学ぶ」の学習会を開催。先生の大確信に触れ、信心の歓喜を湧き上がらせています。特徴的なのは、支部長、地区部長、先駆長(ブロック長)のライン組織、太陽会、副役職者の三つの角度で活動を展開していることです。
正木 重層的に力
新名 とくに太陽会が壮年部の中核となり、東区では毎月の定例会に約150人が参加。さらに副役職者の大会も毎月行い、副役職者としての使命を自覚して頑張っています。こうした壮年同士の切磋琢磨
原田 壮年の勢いは、婦人にも、青年にも波及します。一方、各部によって活動リズム、方針が異なります。大切なのは、意見を押しつけることなく、互いに尊重し、長所を生かし合いながら、広布のためとの一点で団結することです。
一体≠フ力で前進
棚野 各地で壮年・婦人部の皆さんに応援をいただき、「青年部・大躍進月間」を大勝利できました。
新名 福岡・筑後総県では、壮年部と男子部の壮男
吉井 「池田華陽会
登坂 九州は婦女
正木 学会には使命ある男子部、女子部、学生部、未来部がいます。壮年・婦人部は、わが地域の広布の宝を信じ、成長を祈り、励まし抜いていきたい。
新名 今月31日は九州広布60周年の佳節
(2013. 3.21. 聖教新聞)
<20> 地域を照らす希望の灯台≠ノ
出席者:原田会長、正木理事長、本郷北陸長、杉本婦人部長、上倉北陸男子部長、吉井女子部長
杉本 3月度の本部幹部会は、「農漁村ルネサンス大会」としても開催されました。体験を披露されたのは、東日本大震災の被災地でイチゴ栽培に励むご夫妻です。震災に負けず、使命の道を朗
本郷 北陸でも大きな反響がありました。特に農業・漁業に励む同志にとって、「湿
正木 農魚光部の皆さまが普段、相手≠ノしているのは大自然です。台風、冷害、干ばつ、伝染病など予期せぬ出来事に備え、どれほどの苦労をされていることか。頭が下がります。
原田 私たちは、食によって命をつないでいます。であるならば、農業・漁業に従事される方々こそ、国の最も大切な宝
正木 先生はまた、「その労苦
「誠実一路」の行動
本郷 北陸でも、農魚光部の同志の活躍は光っています。石川県の奥能登では、家族で酪農を営み、地域の柱として輝いている夫妻がいます。
上倉 その夫婦は、支部長・支部婦人部長。一緒に住む長男が圏男子部長、その奥さんはヤング・ミセスの圏副委員長をされている一家です。誠実で人柄もよく、模範
本郷 かつては、学会に対する偏見が強い地域でした。そのなか、一家は誠実一路に学会の真実の姿を示してきました。特に皆で聖教新聞の配達を担うなか、近所で会う人たちに、さわやかな挨拶を心掛けたそうです。いつも変わることのない振る舞いに、地域の人々の認識も徐々に変化。聖教新聞を購読する人や、学会に入会する人まで誕生しました。
上倉 母は石川県の酪農組合で女性部の会長をされ、父は現在も同組合の理事をされています。長男も町の酪農生産組合で重責を担っています。
正木 着実に信頼の根を張り、地域を照らす希望の灯台≠ニなっている農魚光部の皆さまの益々の活躍を、私たちはこれからも、精いっぱい応援していきたい。
信心は「勇猛精進」
原田 ところで先日、富山総県の会合に伺
吉井 富山は一昨年、全国の先駆を切って創価青年大会を大成功されました。以来、青年部は皆が明るく朗らかに、日蓮仏法の偉大さを語っています。
上倉 活動報告した彼も発心したきっかけは、青年大会でダンスの演目に参加したことでした。真剣に練習に励むと、池田先生の言葉や先輩の励ましが、心に染みこんできたそうです。それからは仕事や地域行事に、「アイ・アム・ザ・ソウカガッカイ(私が創価学会だ)」の気概をもって、一層力
さらに牙城会大学校の薫陶
本郷 学会で訓練を受け、見違えるように成長する彼の姿を見て、多くの友人が好意を寄せています。
原田 御聖訓には、「大願
上倉 はい! 北陸男子部は、折伏精神を胸に、全国模範の拡大をしていきます。真剣な祈りを根本に、「法華経の兵法」で勇気の前進をし、師弟の誓願
杉本 北陸婦人部の皆さんは、「希望の春! 太陽の励まし拡大月間」の真っ最中です。厳しい冬を乗り越えた先にやってくる「福徳
吉井 師弟勝利の女子部は、朗らかに歓喜
原田 池田先生は先日の「今日も広布へ」(3月18日付)で呼び掛けられました。「何かで挑戦していかないと、人間は堕落する。苦難と戦ってこそ人間革命できる。だから間断
各部が団結し、挑戦の心をたぎらせ、創価の春を勝ち開いていきましょう。
(2013. 3.25. 聖教新聞)