< 座談会 >

輝く創価の師弟城

 

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英気を養う有意義な友好期間に
共に実践 共に成長の夏を送ろう
次代の人材育む創価の学舎
熱き求道心 燃やし 行学練磨の夏に!
広布の祈りと行動が真の回向に
広布のため行動する福徳は燦然
信義を貫き 友情の大道を!
青年と共に 拡大の主体者に!
自ら進んで挑戦する時 充実と歓喜は生まれる
徹して学ぶ 鍛えと勝利の青春

 

 

 

<51> 英気を養う有意義な友好期間に
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

吉井 このたびの参院選、公明党は、候補者を立てた埼玉、東京、神奈川、大阪の4選挙区で見事に完勝しました。
杉本 さらに、比例区でも7議席を確保。改選前の議席を上回る、11議席で堂々と大勝利しました。
原田 本当におめでとうございます!
 猛暑のなか、支援のために奮闘してくださった同志の皆さまに、心から感謝申し上げます。
 (まこと)にありがとうございました。
杉本 公明党の得票は、比例区では初めて第2党となるものでした。
棚野 連立を組む自民党と合わせて、衆参のねじれ≠煢消され、日本が直面する政治課題の解決へ正念場を迎えます。
橋元 健全な政治を実現し、日本の再建を進めるため、公明党には、ますます大きな役割が期待されています。各紙も、「『ブレーキ役』(にな)えるか」(朝日新聞)、「問われる存在感」(毎日新聞)と報じるなど、国民目線で政策を考え、実現する公明党の動向を注目しています。
棚野 読売新聞には、憲法改正やTPPなど重要な政策を決めるにあたって、自民だけでは不安だった≠ニの有識者の声も掲載されていました。
橋元 ロイター通信の企業調査でも、自民党の独走に対する公明党の抑制力を期待する声が紹介されていました。
棚野 まずは、本格的な経済の再生と、震災復興の加速に全力をあげてもらいたい。それから、社会保障の充実も重要です。これが国民の声です。
正木 ともあれ、明年の公明党結成50周年へ、いよいよ「大衆とともに」の立党精神のままに前進してもらいたい。

互いに健闘を称賛

橋元 間もなく夏季友好期間が始まります。
原田 皆で上半期の活動の大勝利をたたえ合いながら、有意義な友好期間にしていきたいものです。
正木 日蓮大聖人は、「いよいよ・はげ(励)まして法華経の功徳(くどく)()(たま)うべし」(御書1448n)と(おお)せです。互いの健闘を称賛し、新たな決意でさらに進んでいきたい。
吉井 全国の16の会館や研修道場などでは、フリー研修も開催されます(今月30日〜8月4日。7月13日付本紙に詳細)。
原田 研修道場などでは、ゆっくりと研さんに励むことができ、美しい自然のなかで、心身ともにリフレッシュすることもできます。
吉井 師弟の(えにし)深き各地の会館や研修道場を訪れた多くの友から、「広布に生きる喜びを、あらためて実感。新たな決意をすることができました」などの声を聞きます。毎年のフリー研修を楽しみにしている同志も多くいます。
棚野 かつて、政府が発表した「健康づくりのための休養指針」では、休養において、重視すべきことは、「休むこと」とともに、「英気を養うこと」だとの報告がありました。
橋元 その発表では、体の休息とともに、心の休息も大事である、と書かれていました。つまり、体の疲れを取るために休むことも大切ですが、生活の質を向上させるために、積極的に英気を養うことが重要だというのです。
吉井 英気を養うとは、疲れた心を癒やし、生き生きと希望と活力にあふれた心を取り戻すことであり、そこに休養の意義があるのですね。
杉本 そのために有効なのが、睡眠、入浴、読書や、散歩、おしゃべり、旅行などだそうです。
吉井 まさに、学会員の皆さまが、にぎやかに友好を広げる日々のなかに、真の休養があるのですね。

次の勝利≠フ因を

正木 その際、大事になるのが、食事と睡眠を中心とした、一日の生活のリズムを整えることです。
杉本 たとえば、朝、爽快に目を覚まし、朗々(ろうろう)たる勤行・唱題から一日を始めること。これがより充実した休養の日々を送るために、大切になります。
正木 未来部員のいる家庭の多くでは、「夏休みは家族で一緒に勤行・唱題に挑戦しています」という声も聞きます。
橋元 ほかにも、御書全編の拝読(はいどく)に挑戦したり、小説『人間革命』『新・人間革命』の読了に取り組むメンバーもいます。
 目標を明確に掲げ、張りのある一日を送ることで、かけがえのない信心の滋養(じよう)を得ることもできます。
正木 さらに、帰省や旅行などで、友と交流を深める人もいます。普段なかなか会えない人と会って語らうことは、新鮮な心を養う上でも重要です。
杉本 創価大学や関西創価学園で開かれる夏季講座を受講される方も多くいます。新たな知識の習得は、人生をさらに豊かにしてくれます。
原田 ともあれ、下半期には、いよいよ総本部完成の「11・18」を迎えます。大切なことは、勝ち戦の時に、次の戦いの勝利の因をつくることです。
棚野 池田先生は(つづ)られました。「戦う人生は美しい。戦う日々には、生命の燃焼と充実と歓喜がある」(小説『人間革命』「奮迅(ふんじん)」の章)と。
原田 絶対無事故で充実した友好期間を過ごし、皆が大きく成長した姿で再び集い合いましょう。

(2013. 7.25. 聖教新聞)

 

 

<52> 共に実践 共に成長の夏を送ろう
出席者:原田会長、山本未来本部長、杉本婦人部長、棚野青年部長、元井未来部長(高等部長兼任)、久保女子副未来部長(女子中等部長兼任)

杉本 「未来部躍進月間」が始まりました(8月31日まで)。
山本 かつて、ある会合で、会場の後ろの方に座っていた未来部員を前方に招いた池田先生は、こんな話をされました。
 戦国時代の武将・武田信玄――。天下に名を轟かせた武田家が、なぜ、あっけなく滅んだか。それは、一切を託された後継が、信玄の遺訓(いくん)に背くようになったからだったといわれる。
原田 そして、先生は未来部を見つめ、力強く語られたのです。「いかなる世界にあっても、その興亡(こうぼう)は後継者によって決まる……先輩たちが開き、築いてきた尊き伝統と崇高(すうこう)なる精神を、いかに後継の人材が立派に継承し、発展させていくかに広布の将来の一切がかかっているのだ」
山本 未来は人材によって決まります。人材を育成した分だけ、未来は確実に開けます。
原田 真の指導者とは、未来のために行動する人です。常に将来を見据え、真剣に後継を育てる池田先生こそ、その模範(もはん)です。
元井 こんなこともありました。池田先生が未来部の会合に出席すると、参加者は身を乗り出すようにして話を聞いています。
 「どうして子どもたちは、先生の話を夢中になって聞くのでしょうか?」
 未来部の担当者が、そう質問したそうです。
久保 すると、池田先生は答えられました。
 「それはね、私が、子どもたちのことが好きで、好きで、たまらないからだよ。自分のことを本当に思ってくれている人の言うことは、子どもは素直に耳を傾けるものだよ」と。
山本 この二つのエピソードは、大白蓮華で連載中の企画「未来を(つく)る」で紹介されていたものです。
元井 同企画は、2010年2月号から始まり、毎回、池田先生と未来部員との秘話が(つづ)られ、反響を呼んでいます。
杉本 8月号の大白蓮華では、池田先生が巻頭言(かんとうげん)でも「未来部」への渾身(こんしん)の筆を執ってくださいました。いよいよ躍進月間です。私たちも、この池田先生の心を、わが心として、未来部員への励ましに全力を尽くしていきましょう。
原田 暑いなか、壮年・婦人部の未来部育成部長、青年部の21世紀使命会、学生部の進学推進部長をはじめ、担当者の皆さまには苦労をかけますが、何とぞ、よろしくお願いします。

「挑戦」が「財産」に

棚野 月間のポイントは、大きく二つあげられます。まずは、各種コンクールへの挑戦です。
久保 実は私も、小学生のころ、絵画展に応募していました。残念ながら、一度も入賞することはできませんでしたが、頑張り続けたことは、今も大切な思い出になっています。
棚野 夏休みは、未来部員にとって、大成長できる節目の時です。
久保 私自身、未来部時代に重ねた夏の挑戦が、その後の(ちから)となりました。
 中学生の時は、クラブ活動と勉強の両立に、アメリカ創価大学を目指していた高校生の時は、自身の限界を突破する勉強に取り組みました。
 だから今も毎年、夏になると、「よし! 何かに挑戦しよう!」と思えるんです。それが大きな財産になっています。
棚野 月間では、「創価ファミリー大会」も開催されます。2年前、全国各地で開かれ、確かな(いしずえ)を築いた会合です。
杉本 未来部員とその両親をはじめ、祖父母の方々や未入会のご家族も参加した会合は、広布の大河(たいが)の流れを象徴する有意義な集いとなりました。
元井 特に、三世代がそろっての信仰体験の発表は、創価家族らしい温かな輝きがありました。
原田 本年も、壮年・婦人部のリーダーを中心に、各部が一体となって盛大に開催していきます。
久保 未来部員にとっては、大好きなおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に会合に参加できる絶好の機会です。
山本 信心の確信や喜びを伝える好機と(とら)え、一生懸命に取り組んでいきましょう。

大切な後継の宝

杉本 未来部員だけでなく、家族にとっても、記憶に残る大成長の夏≠ノしたいものです。
 かつて教育部の方が言っていました。「大人が1センチ変われば、子どもは1メートル変わる」と。子どもに「宿題をやりなさい。勉強をしなさい」と言うだけでなく、親が自ら、読書や御書の研さん、題目などに挑戦することによって、子どもは大きく成長します。
棚野 大事なことは、一緒に実践しよう∞(とも)に成長しよう≠ニの心です。未来部員を一人の大人として、いや、後世の偉大な指導者と思い、温かく接することです。
杉本 私自身、家庭訪問等で婦人部の方のお宅に伺った折、未来部員のお子さんがいる場合は、一言でも言葉を交わしていけるように意識してきました。
元井 少子化の時代にあって、未来部員はまさしく、大切な地域の宝≠ナもあります。
山本 御書には、「(経典があっても)仏法を(たも)ち、伝えていく人がいないと、木石(もくせき)(ぞう)法衣(ほうい)を着て、(はち)を持っているようなもので、何の役にも立っていない」(508ページ、通解)とあります。万年(まんねん)にわたる学会の発展も、未来部の育成で決まります。
原田 未来部時代に刻んだ信心の原点は生涯、消えません。私たちは、次代の学会を(にな)う人材を全力で励ます後継者育成の夏≠送っていきましょう。

(2013. 7.29. 聖教新聞)

 

 

<53> 次代の人材育む創価の学舎
出席者:原田会長、正木理事長、長谷川副理事長、横溝女性未来本部長、前田副未来部長(中等部長兼任)、川原少女部長

川原 1971年(昭和46年)に開学した創価大学は今、創立者・池田先生と共に、創立50周年へ向け、大きく前進しています。
前田 具体的には、「建学の精神」を体現した有為な人材を社会に輩出するため、教育・研究システムをさらに強固にし、総合的な環境の整備をしています。
川原 その一環として、本年、「看護学部」が開設され、来月には、「中央教育棟」も完成します。
前田 また明年には、「国際教養学部」の新設も予定されています。
長谷川 社会に貢献し、世界で活躍する人材を(はぐく)む人間教育の最高学府¢n価大学はこれから、ますます発展を遂げていきます。
原田 7万人を超える卒業生は、政財界、教育界、スポーツ界など、社会のあらゆる分野で活躍しています。
正木 混迷する時代に、人類への貢献を誓う創大生への期待は大きい。「ここに未来の希望がある!」と断言する識者もいます。
横溝 たとえば、元国連事務次長の明石(やすし)氏は、経済の低迷で、国際的なリーダーシップを発揮できずにいる日本の現状を打破するためには、若い世代が、世界の各分野で「存在感」を示すことが重要であると考えています。
川原 創価大学は、文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択されるなど、開学以来、国際教育に(ちから)を入れてきました。
横溝 だからこそ、語学と幅広い教養を兼ね備えた「知恵の人」であり、学びへの積極的な挑戦を続ける「勇気の人」であり、他者や異文化への理解を深める「慈悲(じひ)の人」を目指す創大の教育を、明石氏は高く評価しているのです。時代が要請する人材像であるとも明言しています。
長谷川 楽しみな時代になりました。創価大学出身者の活躍ほど、うれしいことはありません。
正木 「未来の創大生」の応援を含め、皆で温かく励まし、希望の新時代を開いていきましょう。

創大が学校見学会

前田 創価大学では、創価女子短期大学とともに、8月の3日、4日、25日にオープンキャンパス(学校見学会)が開催されます。
川原 キャンパスを巡るバスツアーや、留学生と会話ができる「チッチャットクラブ」など、当日は多くの企画が予定されています。
横溝 事前の申し込みは不要ですので、ぜひ、地域の未来部員と一緒に、足を運んでみてください。
原田 創価大学といえば、聖教新聞では現在、月に1回のペースで、「世界市民の揺籃(ようらん) 創価大学」と題して、創大が協定を結ぶ46カ国・地域141の大学との交流史が描かれています。また、「未来を(つく)るSOKA――人間教育の現場から」の連載では、創大や女子短大、アメリカ創価大学の魅力あふれる教育内容を紹介しています。
正木 紙面を通じて伝わる活気あふれる母校の姿は、卒業生にも大きな喜びです。

3日に1冊の読書

前田 高校野球部の活躍が記憶に新しい東京と関西の創価学園にも、素晴らしい教育環境が整っています。
長谷川 たとえば、東京創価小学校は、読書が伝統。年間で一人平均108冊を記録するほどです。
横溝 3日に1冊という計算になりますね。大人顔負けの読書量です。
原田 池田先生は、「良き本を読むことは、良き人生を創り、良き人生を生きていくこと」と言われています。読書の大切さを小学生の時に学ぶことができるのも、創価小学校の特長ですね。
長谷川 小学校の図書館では、中学・高校の蔵書も閲覧が可能で、その数は14万冊以上にもなります。
正木 一方で、豊かな環境に恵まれた関西創価学園には、蛍・桜・蓮・鯉・白鳥・さざんか・萩・竹林の八つの保存会があり、自然との共生の心を育んでいます。
 さらに、アメリカ航空宇宙局(NASA)の教育プログラム(アースカム)には、2000年以来、41回連続して参加。世界一を誇る宇宙教育も魅力の一つです。
長谷川 東京と関西の学園はともに、クラブ活動も活発です。筝曲部、ダンス部、吹奏楽部など、日本トップの実力を誇るクラブもあります。
 なかでも、ディベート(討論)の技術を競うディベート甲子園には、今年の夏も、創価中学・高校の「創価雄弁会」が、そろって出場。関西創価中学校も同じく全国大会出場を勝ち取っています。
正木 客観的・多角的な視点を養い、論理的思考能力や情報処理能力を高めるディベートの学習効果は大きい。
長谷川 ほかにも、関西創価小学校が、書き初め展で日本一に輝くなど魅力はいっぱいです。8月4日の関西創価小学校の学校説明会や、8月25日の東京の創価中学・高校での体験入学(事前申し込みが必要、詳細はHP <http://www.soka.ed.jp> を参照)などを利用し、ぜひ見学していただきたい。
原田 次代を担う人材の育成へ真剣に祈り、各地域で声を掛け合っていきましょう。

(2013. 8. 1. 聖教新聞)

 

 

<54> 熱き求道心 燃やし 行学練磨の夏に!
出席者:原田会長、正木理事長、森中教学部長、杉本婦人部長、福田男子部教学部長、魚住女子部教学部長

杉本 夏季友好期間のさなかですが、青年部の皆さんは、教学の研鑚(けんさん)に真剣に取り組んでいますね。
魚住 9月29日に実施される「青年部教学試験2級」へ向け、教材となる「大白蓮華8月臨時増刊号」も発行され、いよいよ機運が高まっています。
福田 早速、受験者から「大白を手にし、厚さに少し驚きましたが(笑い)、行学(ぎょうがく)二道(にどう)を歩む夏にする決意が固まりました」と抱負が寄せられています。
魚住 まずは、講義担当者や組織のリーダーから研鑚を!と、女子部は各地で勉強会を開始しています。
福田 男子部も、全国でリーダー率先(そっせん)の学習を始めました。
魚住 池田先生は、小説『新・人間革命』「奮迅(ふんじん)」の章で、「教学試験は、各人の教学研鑚の努力を評価し、さらに張り合いをもって精進(しょうじん)を重ね、信心の深化(しんか)、成長を図るために実施されるものである。したがって、その機会を、より有効に、広宣流布の前進につなげていくことが、幹部としての大事な使命といえよう」と教えてくださいました。
杉本 今回の受験者の多くは、最前線のリーダーです。皆さんの成長が、青年学会の未来を決めるといっても過言(かごん)ではありません。
正木 だからこそ、「行学の二道をはげみ(そうろう)べし、行学たへなば仏法はあるべからず」(御書1361ページ)を心に刻み、受験者だけでなく、先輩幹部も研鑚に取り組むことが大切です。
原田 戸田先生は「剣豪の修行を思わせるが如きその厳格なる鍛錬は、学会の伝統・名誉ある特徴となっている」と言われました。
正木 命懸けの勝負に挑む「剣豪」は、一切の甘えを排し、厳しき生命の鍛錬を積みます。その姿勢こそ学会の教学研鑚の伝統です。
原田 皆で(ちから)を合わせ、「行学錬磨の夏」にしていきましょう。

「絆」を強める存在

魚住 現代は、「他人のことを思う余裕がない社会である」と指摘する識者がいます。決して無関心ではありませんが、他人を思う余裕≠失っているとの警句です。
福田 たしかに、その通りですね。私たち青年層にも、長引く経済不況等で将来への不安が広がり、他人を思う心の広さ≠失っているのかもしれません。
正木 こんな時代だからこそ、自他共(じたとも)の幸福を目指す日蓮仏法が輝く時です。
杉本 人と人の(きずな)が弱まっている現代で、万人(ばんにん)の無限の可能性を説く太陽の仏法≠語り広めていく学会青年部の存在は、本当に尊いものだと実感します。
森中 今回の出題範囲、特に、「立正安国論」と「種種御振舞(しゅじゅおふるまい)御書」では、日蓮大聖人が、いかにして社会変革のために行動を起こされたかを学ぶことができます。
福田 現代社会における青年部の使命を再認識できる御書でもあります。この2編を通じ、真に「社会を変える(ちから)がある哲学」とは何かを、しっかりと心に刻んでいきたいと思います。
森中 また、一切衆生(いっさいしゅじょう)の救済のために立ち上がられた大聖人は、民衆を不幸に陥れる悪とは断じて戦われました。青年部の皆さんは、宗門事件の真実を学び、悪と戦う正義の人に成長してもらいたい。
原田 「()かず()万祈(ばんき)(しゅう)せんよりは()一凶(いっきょう)(きん)ぜんには」(同24ページ)との仰せ通り、正義の言論による破折(はしゃく)精神は、広布の勝利を開く力となります。

信心の合格者

杉本 試験だから合否はあります。しかし、学会の教学試験は、信心の合格者≠目指し、努力することが大切です。
正木 たとえ勉強が苦手でも、「一行でも御書を(はい)そう!」と挑戦することです。そのなかで必ず、「学ぶ喜び」を実感できます。
森中 私が大学生の時、教学試験に向けて、仕事で疲れた体にむち打って、使い込んだ教材を貪るように読んでいた男子部の先輩がいました。「働きだしてから学ぶのは大変だけど、その分、喜びは大きいよ」と語っていた姿が、今も深く印象に残っています。
原田 壮年・婦人部のなかには、青年部のために講師をされる方もいらっしゃると思います。暑い夏に研鑚するのは大変かと思いますが、どうか「青年と一緒に成長する夏にしよう!」との心意気で、頑張っていただきたい。
森中 学生部は教学実力試験(9月1日)もあり、苦労しますが、努力は全て自身の財産になります。
原田 ともかく、仕事や家庭など大変な状況のなかで研鑚するからこそ、信心の骨格ができます。
正木 熱き求道心を燃やし、世界一の生命哲学を学び抜くことは、自身の信心の歴史に永遠に刻まれます。
森中 試験を通し、御本仏の慈悲(じひ)の行動、勇気の実践をわがものにする青年が一人でも多く誕生することを願ってやみません。

(2013. 8. 5. 聖教新聞)

 

 

<55> 広布の祈りと行動が真の回向に
出席者:原田会長、正木理事長、五郎部儀典部長、西山関西長、杉本婦人部長、石橋北海道婦人部長

石橋 今月10日から18日にかけて、全国の墓地公園・納骨堂では、諸精霊(しょしょうりょう)追善(ついぜん)の勤行法要が行われます。また、各地の会館でも行われる地域があります。
五郎部 諸精霊とは、広布途上に()いた同志、家族、友人や先祖代々のことです。追善とは、亡くなった方の冥福のため、ゆかりのある人々が追って善根(ぜんこん)を積むことです。
杉本 日蓮大聖人は「日蓮と、その弟子たちが、亡くなられた聖霊を追善して、法華経(ほけきょう)読誦(どくじゅ)し、南無妙法蓮華経と(とな)える時、題目の光は無間地獄(むけんじごく)にまで(いた)り、即身成仏(そくしんじょうぶつ)させることができる」(御書712ページ、通解)と(おお)せです。
原田 つまり、故人を思い、真心からの題目を送り、真剣に仏道修行に励むことこそが、最高の追善回向(えこう)となるのです。
西山 広宣流布という「(ぜん)の中の大善」に生き抜く功徳(くどく)無量無辺(むりょうむへん)です。しかも、その功徳は、一人が成仏するだけでなく、皆を成仏の境涯(きょうがい)へと導くことができます。
五郎部 池田先生は、「自分自身が生き生きと『行学(ぎょうがく)二道(にどう)』に励んでいく生命の波動は、時間・空間を超え、限りなく広がっていく」と語り、「法華経に照らし、御書に照らして、学会員の皆さま方こそ、最も深く追善供養を(ぎょう)じ、一家眷属(けんぞく)に、無量の福徳(ふくとく)威光(いこう)勢力を送っていることは、絶対に間違いない」と強調されています。
原田 お盆の時期を迎え、成仏の根本法である南無妙法蓮華経を人生の根幹(こんかん)とし、広布に生き抜くことが、究極の追善であることを、あらためて確認してまいりたい。

「開放感」と「明るさ」

正木 さて、この時期は、全国の学会の墓園・納骨堂も、墓参(ぼさん)の方々で大いに、にぎわっています。
原田 墓園を訪れた未入会の方から「墓園と聞くと、うら寂しいイメージがありましたが、厳粛な中にも、開放感や明るさがある学会の墓園を訪れ、その印象が一変しました」などの声を聞きます。
石橋 また、「管理が行き届き、きれいに手入れされた学会の墓園に、私もぜひ入りたい」と念願される方もいます。
正木 そもそも仏法では、一切衆生(いっさいしゅじょう)が平等に「仏」の生命を持っていると説いています。学会の墓園の特長は、何といっても、その日蓮仏法の生命観を体現(たいげん)した、平等で明るく、雄大なところです。
原田 そうです。池田先生が、関係者の方々と一緒に考え、作り上げたのが学会の墓園です。
杉本 学会初の墓園である北海道・厚田の戸田記念墓地公園は今、道内有数の桜の名所として人気があります。
石橋 そこには、「生命と生命の触れ合いを通して、(うるわ)しい理想的な人間共和の世界を築いていただきたい」との開園式での池田先生の期待を現実にするため、奮闘してこられた多くの同志のご苦労がありました。
杉本 現在、戸田墓園を訪れる人は年間約40万人。そのうち、お花見シーズンだけでも毎年、10万人が訪れます。
石橋 池田先生には、恩師の名を(かん)した墓園を、恩師がお好きだった桜で荘厳(そうごん)したい!≠ニの思いがありました。その師の構想を実現しようと、北海道で咲かせるのは不可能といわれたソメイヨシノの桜を、努力に努力を重ね開花させた、名桜守(めいさくらもり)≠フ方の限界を超える戦いがあったからです。
杉本 本年だけでも、アメリカ、シンガポール、ロシア、スイス、韓国、ベトナム、オーストラリアなどの国々からの来園者もいます。
西山 開園23年を迎え、来園者が760万人を突破した関西池田記念墓地公園(兵庫県丹波市)も、地元の方々から大いに親しまれています。
正木 特に、毎年開催している「水とみどりの写真展」には、地域の方から多数の応募があるそうですね。小学生が写生に来たり、課外授業にも使われ、老人会などの地元の方々からも大変に喜ばれていると(うかが)っています。
西山 滋賀県大津市には、新たな墓地公園となる「滋賀メモリアルパーク」が誕生します。2016年春の開園を目指し、現在、着々と準備が進んでいます。豊かな自然の中に建設される三世(さんぜ)に輝く生命の宮殿≠ヨの期待は、一段と高まっています。

清々しい「友人葬」

五郎部 私はこれまで、1000回以上の友人葬に立ち会ってきましたが、学会の友人葬で送られる方々の臨終の相は皆、本当に安らかで穏やかなものです。信心の功力(くりき)を実感するばかりです。
正木 今、友人葬への共感は大きく広がっています。友人葬に参列して、学会への入会希望を出される方の話は、枚挙にいとまがありません。
五郎部 こんな話を聞きました。
 日顕宗に所属していた一家は友人葬に参列するまで、周囲からよく学会の悪口を聞かされていたそうです。ところが友人葬に参列して、その悪口が全部、嘘だったと思ったそうです。温かさにあふれ、清々(すがすが)しい友人葬こそ、学会の真実の姿であると確信した一家は、葬儀が終わると、「日顕宗はでたらめです。今日から、私たちも学会に入会したい」と語ったのです。
正木 友人葬に参加して、宗教観を一変される方も多く、「私も友人葬で送ってもらいたい」と申し出る人もいます。
西山 日顕宗の連中が、十年一日のごとく言っている坊主が祈らなければ、地獄に()ちる≠ニいう脅し文句は、御書のどこにもない、供養目当ての全くの邪義(じゃぎ)です。
原田 仏法の本義に基づく友人葬を中心に、私たちはさらに、創価の宗教改革を堂々と進めていきましょう。

(2013. 8. 8. 聖教新聞)

 

 

<56> 広布のため行動する福徳は燦然
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、川原婦人部書記長、棚野青年部長、吉井女子部長

川原 本年8月は、池田先生の提案で、「地区婦人部長」との名称がスタートしてから15年になります。
正木 地区は、広宣流布の母なる港です。
 船は、港で燃料や食料を補給し、勇躍(ゆうやく)大海原(おおうなばら)に出航します。同じように、わが創価の同志も、地区に集い、地区から広布の大航海に打って出ます。
原田 まさに、地区は学会の真実の姿そのものであり、地区の繁栄こそ、学会の勝利なのです。
正木 その広布の最前線を守り、支えてくださっているのが、全国、全世界の地区婦人部長の方々です。
棚野 池田先生は、そのご苦労を誰よりも知悉(ちしつ)され、尊き献身をこのように激賞(げきしょう)されています。「その境涯(きょうがい)は、(すで)に女王であり、その道は、絶対的幸福の大宮殿へと至る。その労苦(ろうく)は、永遠の福運となり、人格の光彩となって、人生を金色(こんじき)に染め上げる」
吉井 さらに、次のようにも(うた)われました。「大変でありましょうが/永遠の生命の/素晴らしき栄光と福徳(ふくとく)へ/革命の一日一日を/歩んでおられることを/確信して頂きたい」。そして「深き 忍耐強き/自分自身の信心が/自分自身の永遠の生命の/勝利の源泉(げんせん)となっていくことを/誇りにして頂きたい」と。
杉本 池田先生の奥様も今でいう地区婦人部長として、お子さまを背負い、手を引きながら、「皆の幸福のために尽くすことは、無上(むじょう)の誉れです」と喜々として活動に励まれました。
川原 私自身も、子育ての真っ最中に、地区婦人部長を経験しました。今のように携帯電話が普及していない時で、毎日、毎日、地区の同志のもとへ足を運びました。目の回るような忙しさでしたが、思い返すと、とても充実していた期間でした。
杉本 私も地区婦人部長の時に、学会の全てを教わったといっても過言(かごん)ではありません。その経験が、かけがえのない信心の財産となっています。
吉井 御書にこうあります。「釈尊は『私を、無量(むりょう)(たから)をもって、億劫(おくごう)という果てしなく長い間、供養するよりも、末法(まっぽう)の法華経の行者(ぎょうじゃ)を、たとえ一日でも供養する功徳(くどく)のほうが、百千万億倍も(すぐ)れている』と()いておられます」(1578ページ、通解)と。
原田 末法にあって、日蓮大聖人の(おお)せのままに、世界広布を遂行しているのは、創価学会だけです。御書に照らし、学会のために真心を尽くされゆく同志の功徳は計り知れません。全てが、自身の大福運となって積まれ、また一家一族が未来永遠に勝ち栄えていく源泉となっていくことは間違いないのです。

学会家族の温かさ

正木 創価高校3期生の私は高校1年生の時、親元を離れて一人住まいを始めました。当時、心細い日々のなかで、わが子のように面倒を見てくださったのが、今でいえば地区婦人部長をはじめとした地元の同志の方々でした。
 たとえば、試験勉強中の差し入れの温かさが、どれほど身に染みたことか。この時ほど、学会家族のありがたさを感じたことはありません。
棚野 後継の青年部にとって、いつも励まし応援してくださる婦人部の方々への感謝は尽きません。
吉井 私たち女子部は、婦人部の皆さまと(ちから)を合わせ、さらに(さち)の連帯を拡大してまいります。
川原 地区婦人部長の方々は、わが地域の幸福と繁栄の責任者≠ニの自覚で、日々、真剣に祈り、真心で行動してくださっています。
原田 この地区婦人部長の方々と(とも)に、地区部長、男女のリーダーが仲良く(ちから)を合わせ、創価の(かなめ)「地区」から、にぎやかな民衆の行進を続けていきましょう。

師との共戦の誓い

吉井 本年の8月は、婦人部の愛唱歌「今日も元気で」の発表から45周年の佳節(かせつ)にもなります。
川原 婦人部は、苦しい時も、悲しい時も、楽しい時も、うれしい時も、いつも、この歌と一緒に歩んできました。
杉本 あの東日本大震災の被災地でもそうでした。皆で手を取り合い、力の限り、大合唱した記憶は心に深く刻まれています。
棚野 「今日も元気で」は、1968年(昭和43年)8月、婦人部幹部会の席上、「白ゆり合唱団」の澄んだ歌声により披露されました。
杉本 曲全体に流れる躍動感と情熱あふれるメロディー。そして、万感の思いを込めた「先生! 先生!」との心の叫び。
 何があっても、私たちには世界一の師匠がいる!=\―まさしく、この歌は、宿命を使命に変えて戦う婦人部の人生の応援歌≠ニなってきました。
原田 誕生から45年がたった今も、歌がもつ弾けるような生命力は、まったく変わることはありません。
川原 今や、英語の歌詞がつけられ、「フォーエバー・センセイ」――「永遠に、先生と共に!」との決意となって、世界中で響き渡っています。
杉本 ?あすへの希望を かぎりなく うれしい時も かなしい時も かわす笑顔に 先生 先生 われらの先生――婦人部は池田先生との共戦の誓いを込め、永遠に、この歌と共に、世界一の「女性の平和のスクラム」を築き上げてまいります。

(2013. 8.15. 聖教新聞)

 

 

<57> 信義を貫き 友情の大道を!
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

吉井 本年9月8日で、池田先生の「日中国交正常化提言」から45周年の佳節(かせつ)を迎えます。
杉本 池田先生は、「国家、民族は、国際社会のなかで、自分たちの利益のみを追求するための集団であってはならない。広く国際的視野に立って、世界の平和と繁栄のため、人類の文化の発展、進歩のために、進んで貢献していってこそ、新しい世紀の価値ある国家、民族といえる」との信念から、日中友好の歴史に、永遠に残る提言を発表されました。
正木 中国の(ことわざ)に、「飲水思源(いんすいしげん)」(水を飲む時、井戸を掘った人の恩を忘れてはならない)とあります。中国の方々は異口同音に、「池田先生は中国人民に尊敬される古き友人であり、中日友好の井戸を掘った方です」と言われます。
棚野 本年は、「日中平和友好条約」の締結から35周年でもあります。今回、日中友好青年交流団として中国を訪れ、池田先生への信頼の深さをあらためて実感しました。
吉井 現在、両国の間にはさまざまな問題が取りざたされていますが、中国共産主義青年団(共青団)の汪鴻雁(おうこうがん)・中央書記処書記(副大臣級)は、「池田先生が長年、中日友好事業で残された多大な貢献に対し、心から敬意を表したい」と述べ、「創価学会青年部の皆さんは、『永遠の友人』ですから、私たちは扉をいつも開けています!」と笑顔で歓迎してくださいました。
棚野 実際に現地で交流をするなかで、中国の人民の皆さんも私たちと同様に、両国の健全な関係を心から望んでいるということを深く感じました。
吉井 また、池田先生との友誼(ゆうぎ)の歴史や、学会青年部との友情の交流の話を聞くたびに、両国の友好の道を開かれた、池田先生の偉業に強く感動しました。
棚野 今回の訪中は、中華全国青年連合会(全青連)の招聘(しょうへい)です。1985年に交流議定書を調印して以来、中国最大の青年団体である全青連と学会青年部との相互の往来は、両国を取り巻く情勢がどうあろうと、続いています。

民衆を結ぶ心の絆

正木 私は1990年5月、池田先生と(とも)に、約300人の大交流団の一員として、中国を訪問したことがあります。当時は、天安門事件の翌年で、中国は世界から孤立し、日中関係も厳しい局面にありました。
 しかし、先生は言われました。
 「友情は、貫いてこそ真実の友情≠ヨと高められます。日中の友好も、貫いてこそ真金(しんきん)の友好≠ニなるでしょう。両国の間にいかなる紆余曲折が生じようと、私たちは断じて友好の(ともづな)から手を離してはならない」と。
原田  実は、私も同行させていただいた、池田先生の第1次訪中(74年5月)の折、先生は中日友好協会の寥承志(りょうしょうし)会長(当時)に語られました。
 「もし、お国が大変な時は、遠慮なく創価学会にSOSを発信してください。たとえ1000年先、1万年先でも応援に来ます」
杉本 まさに、先生は、その時の約束を果たされたわけですね。
原田 そうです。相手が大変な時こそ、駆けつける――。信義(しんぎ)の道を貫かれたことにより、崩れざる友情の大道(だいどう)は開かれました。
橋元 先生はまた、友好交流を支えるのは、民衆と民衆を結ぶ心の絆≠ナあると強調されています。
棚野 今回、お会いした全青連の方のなかには、創価大学への留学経験者も多くいました。皆さんと胸襟(きょうきん)を開いた語らいができ、教育・文化などの民衆交流が続く限り、日中友好の「(きん)の橋」は、永遠に崩れないと確信しました。
吉井 これからも、友好の金の橋を万代(ばんだい)に輝かせるため、師の行動を受け継ぎ、その実践を貫いてまいります。

草の根のスクラム

棚野 滞在中は、中国人民抗日戦争記念館も訪れ、平和への誓いを新たにしました。
橋元 日本でも終戦から68年を迎える、この夏、広島・長崎・沖縄の青年部を中心に、活発に平和運動に取り組んでいます。
杉本 その模様は連日、聖教新聞でも報道されていました。先生は広島青年部の平和総会へのメッセージで、「自らが強く賢くなることが平和の戦いです。一人の人を大切にし、身近に友情と信頼を広げることが、平和の建設です」と呼び掛けられました。
橋元 平和といっても、目の前の一人を温かく見守り励ますところから始まります。身近な友と友情を結び合うことが、平和建設への第一歩なのです。
正木 「(なんじ)(すべから)一身(いっしん)安堵(あんど)を思わば()四表(しひょう)静謐(せいひつ)?(いの)らん者か」(御書31ページ)と(おお)せの通り、「一身の安堵」に執着するエゴを打ち破ることです。「他人の不幸のうえに自分の幸福を築くことはしない」との誓いを立てることです。
 そして「自他共の幸福」を祈る自身へと変革し、さらに自分の身の回りから、「自他共の幸福」のために行動する人々の連帯を、粘り強く広げることです。
原田 この草の根のスクラムを強固にしていくことが、崩れざる民衆の幸福と平和を築いていく創価学会の運動なのです。

(2013. 8.19. 聖教新聞)

 

 

<58> 青年と共に 拡大の主体者に!
出席者:原田会長、正木理事長、萩本壮年部長、藤村壮年部書記長、棚野青年部長、橋元男子部長

棚野 8月24日は池田先生の入信66年の記念日であり、「壮年部の日」です。
橋元 1947年(昭和22年)、19歳の池田先生は、47歳の戸田先生を自らの師匠と定め、正義と平和の闘争を開始しました。
萩本 戸田先生は壮年、池田先生は青年の世代でした。その意味で創価の「師弟不二」は「壮男(そうだん)一体」の旅立ちでもあったのです。
正木 「壮男一体」で(ちから)を合わせれば、広宣流布の拡大は加速します。壮年の経験と青年の勢いが、絶妙に合致してこそ、学会の新たな地平は開けるのです。
藤村 「少子高齢化」が叫ばれる現代ですが、見方を変えれば、いわゆる壮年世代の人口は増えているということです。
原田 社会も今、世代間の問題の解決を真剣に模索しています。壮年世代が培った経験を、いかに若い世代に伝え、勢いを与えられるか。学会も、この課題を勝ち越えてこそ、新しい時代を築くことができます。
正木 最も重要なことは、青年の意見をよく聞き、青年がはつらつと活動できる体制を一緒に作っていくことです。会館警備を担当する壮年部のグループ「王城会(おうじょうかい)」も、そうしたなかで誕生しました。
橋元 会館建設が進む一方で、少子化や勤務形態の多様化などにより、男子部の牙城会は任務のあり方を検討していました。
藤村 壮年としても、牙城会・創価班など男子部で受けた薫陶(くんとう)を生かして広布の活動に貢献できると、喜んで引き受けました。
橋元 その結果、私たちも、これまで以上に弘教拡大や訪問激励などに徹する時間ができました。また、先輩との連携のなかで学ぶことも多くあります。
藤村 壮年にも勢いが生まれ、新たな人材育成の伝統も育まれています。
 ともあれ今、壮年部の数は年々、増加しています。壮年世代が充実してこそ、学会はさらに盤石(ばんじゃく)な発展を遂げることができます。

底力を発揮する時

正木 大事なのは一対一の家庭訪問です。
萩本 壮年世代は社会でも家庭でも重責を担うことが多く、思うように学会活動に参加できない友もいます。しかし、皆が信心の体験や池田先生との原点を胸に、絶対に負けないとの決意を持っています。
藤村 まずはリーダーが一人一人と対話し、その状況をよく知ることです。
萩本 総本部完成の本年は、全会員が師弟共戦の新たな信心の原点を刻む絶好の機会です。この時に、いかに多くの人材が決然(けつぜん)と立ち上がるか。師弟の心を呼び覚ます私たちの励まし運動で、壮年部の底力を発揮していきましょう。
原田 現代は日本社会全体が、「励まし」を求めています。創立以来、一貫して、民衆への「励まし運動」を展開してきた学会は、まさに時代の最先端であり、その存在は、ますます重要になっているのです。

知恵は「現場」から

棚野 壮年部同様、不規則勤務などにより、仕事と活動の両立に悩む青年も多くいます。
原田 池田先生は、小説『新・人間革命』「奮迅(ふんじん)」の章で、仕事と活動の両立について、「断じてやり遂げよう≠ニいう強い一念があれば、工夫はいくらでも生まれる。反対にあきらめの心があれば、工夫の芽を自ら摘み取ってしまうことになる」と、ご自身の闘争を紹介されながら、指導されました。
萩本 訪問激励に加え、地域によっては、午後9時以降からの壮年座談会や、日曜朝の勤行会を開くなど工夫して、励ましの機会を増やしています。
正木 青年部から進出して間もないヤング壮年部の活動の充実で、同世代の友との横のつながり≠ノよる触発の機会が増え、張りのある日々を送れているとの声もよく聞きます。
棚野 イギリスの歴史家トインビー博士は、間断なく襲いかからる、時代からの「挑戦」に対する「応戦」によって、「新たな文明」が生まれ成長する、と洞察しています。
正木 まさに、現場から生まれる知恵こそが、新時代を開く(ちから)となるのです。
藤村 太陽会(昼間に活動できる壮年のグループ)もそうです。団塊(だんかい)の世代の退職、生活形態の多様化が進む現代にあって、太陽会の活動は地域の模範と光っています。
橋元 日蓮大聖人は、「仏法は(たい)のごとし世間はかげのごとし体(まが)れば(かげ)ななめなり」(御書992ページ)と(おお)せです。
原田 「体」とは、個人でいえば「信心」です。何があろうと、信心を(ふる)い起こして、「絶対に勝つ!」と決めて祈り切る。最強無敵の「法華経(ほけきょう)兵法(へいほう)」と「師弟の信心」を持つ壮年部は、濁乱(じょくらん)の社会にあっても、(げん)として大善(だいぜん)の方向へ進んでいけます。
萩本 池田先生は、壮年部に万感(ばんかん)の期待を込めて、(つづ)られています。
 「『黄金柱(おうごんばしら)ここにあり』との実証を、子どもや後輩たちに示し切れ! その雄姿を皆が誇らしげに見つめ、頼もしく待っている。壮年には偉大な(ちから)がある。乱世(らんせ)を勝ち抜く豊かな智慧(ちえ)がある。社会に築いてきた信用がある。その大長者の宝蔵(ほうぞう)をば、『勇気』ある信心で、断固と開ききっていくのだ」と。
原田 「広布の黄金柱」「広布の主体者」壮年部は、地域に貢献し、職場でも勝ち、創価の実証を満天下に示していこうではないですか!

(2013. 8.22. 聖教新聞)

 

 

<59> 自ら進んで挑戦する時 充実と歓喜は生まれる
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 いよいよ、下半期の活動がスタートします。
棚野 総本部完成の「11・18」へ、一人一人が自身の人間革命の総仕上げに向かって戦う時です。
杉本 夏季友好期間に養った英気を存分に発揮して、はつらつと前進していきたいですね。
吉井 各地では早速、座談会も開かれます。
正木 下半期の出発に当たり、各人の「目標」について語り合うこともあると思います。そこで、きょうは、この点について、確認し合いたいと思います。
原田 広宣流布の活動にあたって、皆が具体的な「目標」を決めることは重要です。
 「弘教(ぐきょう)拡大」の目標、「聖教拡大」の目標など、進むべき道が明確になれば、祈りも定まり、智慧(ちえ)も湧き、挑戦する意欲も高まります。
棚野 しかし一方で、「目標」ばかりを気にしてしまうと、重荷≠ノさえ感じることもあるようです。
正木 そこで重要なのが、何のため≠ニいう「目的」です。
 学会活動の目的は、広宣流布です。それは法華経に、「如我等無異(にょがとうむい)」(我が(ごと)(ひと)しくして(こと)なること()からしめん)とある通り、あらゆる人を仏と同じ幸福境涯(きょうがい)に導くことです。
 つまり、一人一人が幸せになれることであり、その幸せの連帯を広げることです。
杉本 私たちは、広宣流布という「目的」を達成するための手段≠ニして、一つ一つの学会活動のなかで、「目標」を決めて取り組んでいるわけです。
橋元 その活動の目的が曖昧(あいまい)になってしまうと、達成感はなくなり、確信や歓喜(かんき)は生まれません。
吉井 一方、広宣流布という目的が明確に定まっていれば、目標に向けての戦いに、深い意義や、やりがいを感じ、「(みずか)ら進んで挑戦」することができます。
正木 そうです。どんなに大変なことであっても、「自ら望んで、挑んでいる」時には、充実と喜びがあります。
吉井 たしかに、「あの友人を絶対に幸せにしたい!」と強く決めて祈り、折伏に挑戦している時は、張り合いも生まれ、心は晴れ晴れとしています。

「自己記録」の更新

正木 そこで、お互いに今一度、確認し合いたいことは、自他(とも)の幸福という「大目的」を達成するために、まず、私たち自身の「人間革命・宿命転換の目標」「題目の目標」、そして「共に幸せになっていく同志の目標」を明確に定めていこうということです。
吉井 その目標に向かい、前進していく戦いこそが、総本部完成を荘厳(そうごん)する私自身の勝利≠ノつながっていくのですね。
棚野 本年5月に、世界最高齢の80歳で、エベレストを登頂した冒険家の三浦雄一郎さんは述べています。「何でもいい。今の自分の記録を更新することが、本当の価値なのだ」と。
橋元 大事なことは、他人と比べるのではなく、自分に勝つこと、いわば「自己ベスト記録」の更新作業です。
杉本 御書にも、「深く信心を(おこ)して日夜(にちや)朝暮(ちょうぼ)に又(おこた)らず(みが)くべし」(384ページ)とあります。一日一日、新しい自分を創造しゆく日々を送っていくのが信心です。
原田 今こそ、本年の年頭の本部幹部会で池田先生が呼び掛けられた、「自分自身の新たな『人間革命』に挑戦しよう!」とのメッセージを思い起こす時です。
杉本 先生は、「生命尊厳の大仏法を根底とした、この『人間革命』こそ、民衆の一人一人が自他共に幸福を勝ち開き、よりよき社会の建設へ、平和と正義の大連帯を広げていく人類の希望の革命なのであります」とも言われました。
原田 生まれ変わった息吹(いぶき)勇敢(ゆうかん)に楽しく進み、私たちの「人間革命の光」で、世界を照らしていきましょう!

現代の「霊鷲山会」

棚野 さて、これまでも語り合ってきましたが、個人会場の使用について、この座談会で「再度徹底してほしい」との声が寄せられています。
杉本 池田先生は、小説『新・人間革命』に、「会場があるから広宣流布が進むのである。仏法が説かれ、功徳(くどく)が語り合われ、発心(ほっしん)を誓い合う場となる会場は、さながら現代における霊鷲山(りょうじゅせん)()であり、虚空会(こくうえ)といってよい。そこは生命蘇生(そせい)宝処(ほうしょ)なのである」と(つづ)られています。
正木 だからこそ、会場を使用する私たち一人一人が、まず提供者とそのご家族に、心からの感謝を伝えることが大切です。使えることを当然だと思っては絶対にいけません。
原田 具体的には、@時間厳守A会場周辺での私語の厳禁B禁煙の徹底C迷惑駐輪・駐車をしないD清掃、整理整頓E照明や冷暖房の節電意識など、マナーを守り、決められたルールに従って利用することです。
橋元 大勢の人が集う個人会場は、近隣や提供者の家族の理解によって使用できます。私たちが、良識ある行動を心掛ければ、それだけ広布の伸展も加速します。
原田 まずはリーダーから率先して、会場利用のルールを厳守し、皆で「広布の宝城(ほうじょう)」を守っていきましょう。

(2013. 8.26. 聖教新聞)

 

 

<60> 徹して学ぶ 鍛えと勝利の青春
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、西方学生部長、栗原女子学生部長

橋元 このたび、青年部長の大任を拝しました。盤石(ばんじゃく)なる青年学会構築のため、全力で走り抜いてまいります。どうぞ、よろしくお願いします。
原田 新出発、本当におめでとう! 池田先生は青年部に、「白馬(はくば)(いなな)くような題目と勇気凛々(りんりん)の行動で、黄金(おうごん)に輝く青年学会のスクラムを勝ち広げてくれたまえ! 『創価の命運は我らにあり』との気概と責任と団結をもって、縦横無尽に進みゆけ!」と言われています。いよいよ勝負の時です。
橋元 はい。結果をもって、師恩(しおん)(むく)います。
杉本 さて、この夏の躍進月間では、未来部員に金の思い出を!≠ニ、全国で活発に後継者育成の取り組みが行われています。
栗原 首都圏では、初の試みとなる夏季研修会も行われました。
正木 未来部の参加者によって、「新世紀鳳雛(ほうすう)(かい)」が結成されました。まさに、新時代の幕開けを象徴する集いとなりました。
杉本 全国各地でも、「創価ファミリー大会」が開かれ、創価家族一体での未来部育成に、(ちから)が注がれています。
正木 今年も、未来部員が創価班、牙城会、白蓮グループの任務に挑戦したり、勤行の導師(どうし)や司会を務めるなど、会合の主体者≠ニなって、ファミリー大会は開かれました。
原田 いかなる団体も、将来は「人材」によって決まります。学会の命運、広宣流布の未来を決するのも、後継の人材です。
杉本 その未来部育成において、重要なことは「継続」です。11月には、高等部員も受験できる任用試験も行われます。いつどんな時も、励まし支え続ける。その繰り返しの中でこそ人は成長します。

「桜梅桃李」の法理

西方 私の原点は未来部時代です。小学6年生の時、ウイルス性の病気を患い、2カ月間の入院を余儀なくされました。関西創価中学の入試を間近に控えた時期で、心は不安でいっぱいでした。
 そうした中、「絶対に大丈夫!」と応援し続けてくれたのが、当時の少年部の担当者の方々をはじめ創価の同志の皆さまでした。
橋元 池田先生からも、お見舞いが届けられたそうですね。
西方 はい。この先生の激励に応えたい!≠ニ決意し、病室でも勉強に励み、関西創価中学に合格することができました。
栗原 私は中学の時、内向的な性格に悩んでいました。そんな時、わが家を訪れてくれた女子部の方が『希望対話』を手に、勇気づけてくださったのです。
杉本 池田先生は、「どんな『短所』であっても、『長所』にならない短所はないのです。話をするのが苦手だったら、まず、だれよりも『聞き上手』になればいい。『あの人は、私のどんな話でも、イヤな顔ひとつしないで聞いてくれる』『あの人に話したら、何だか、すっきりする』と言われるような自分になればいい」と述べ、「桜梅桃李(おうばいとうり)」の法理を通して、励ましを送ってくださいました。
栗原 一緒に読む中で、力強く温かい言葉に深く感動しました。以来、クラブ活動もやり抜き、創価大学生の時には、創大祭の女子実行委員長も務めることができました。

世界の大指導者に

橋元 人は原点があるから、成長できます。9月の本部幹部会は、「全国学生部大会」としても開催されます。今こそ、知勇兼備(ちゆうけんび)の学生部が生涯崩れざる原点を築く時です。
西方 学生部は、9月1日の「学生部教学実力試験」に向け、折伏と教学の夏を送っています。また、8月31日には「学生部の日」を迎えます。
正木 この日は、池田先生が、当時の学生部員に、御義口伝(おんぎくでん)の講義を開始された日です。
原田 私も受講者の一人でした。学会、そして世界の大指導者に断じて育ちゆけ!≠ニの先生の強い期待が、ビンビンと伝わってくる講義でした。
正木 その模様は、小説『新・人間革命』第6巻「若鷲(わかわし)」の章に詳しく書かれていますが、50年以上たった今も、先生の学生部への思いは変わりません。
西方 「先駆」こそが、学生部の使命です。(てっ)して学び、勇気の対話で、広布の未来を切り開いてまいります。
栗原 9月9日には「女子学生部の日」も迎えます。池田先生はこの日、「(せん)ずるところは天もすて(たま)諸難(しょなん)にもあえ身命(しんみょう)()とせん」(御書232ページ)との「開目抄」の一節を通し、「いかなることがあろうとも、御本尊を根本に自身を磨き、福智(ふくち)輝くリーダーに成長してください」と指導されました。
西方 秋には全国で大学祭も行われます。
 完成したばかりの学生部の機関紙「大学新報」で、遼寧(りょうねい)師範(しはん)大学・池田大作平和文化研究所の崔学森(さいがくしん)副所長は、「各人の自己実現と社会貢献を結ぶ画期的な理念」である池田思想≠ヘ若者の人生観を一変させると強調。「創価学会の学生部の皆さんには、池田先生の思想を、より多くの青年に伝えていってほしい」と念願しています。
栗原 女子学生部は、先生の万感(ばんかん)の期待を胸に、師と(とも)に、幸福勝利の青春を生き抜いてまいります。
原田 先駆の学生部の皆さんは、全国のキャンパスを舞台に、思う存分、創価の哲学を語り抜いてもらいたい。

(2013. 8.29. 聖教新聞)