< 座談会 >

世界広布新時代の旭日

 


 

 

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前進の息吹あふれる座談会
いのちを育む使命と誇り
真心の祈りは友の心に響く
「対話」が社会を善の方向へ
第一線で戦う人が最も尊い
長所を見つけ、褒めて励ます
安心・希望を送る励ましの対話を
信心で磨いた人格の輝き
郷土の繁栄のため祈り、行動を
広宣流布の誓願に立ち上がれ

 

 

 

<21> 前進の息吹あふれる座談会
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

橋元 全国の青年部の友が、新時代を勝ち飾りゆこうと、寒風の中、新たな歴史建設に挑んでいます。
竹岡 「命をかけた人間でなければ、命をかけた人のことはわからない」。これは戸田先生の言葉です。
原田 その通り、池田先生は、命をかけて戦われてきました。「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」の精神で、戸田先生に仕え抜かれました。
竹岡 だからこそ、池田先生は、戸田先生の誕生日である2月11日を迎えるたびに、先生と一緒に戦い抜いた一日一日が、黄金の映像となって、よみがえってくる≠ニ述べられるのだと思います。
杉本 さらに、戸田先生の深い恩を片時も忘れることはない。これが真実の弟子の道であるとも、教えてくださっています。
原田 草創期の最も大変な時、池田先生は戸田先生を支え、師弟の道を貫かれました。この峻厳(しゅんげん)な師弟の闘争があったからこそ、今日の大発展の学会は築かれたのです。
 62年前の、あの「2月闘争」も、日蓮大聖人の御聖誕(ごせいたん)の月であり、戸田先生の誕生の月である2月を、広宣流布の拡大でお祝いしようとの、池田先生の決心によって開かれたものです。
竹岡 「先生、ご安心ください。必ずや広宣流布を成し遂げてまいります。理想の学会をつくっていきます」――若き日の池田先生のごとく、私たちは、「広布の大ロマン」「師弟の大ロマン」に生き抜き、勝ちまくってまいります。
正木 小説『人間革命』第12巻「涼風(りょうふう)」の章に、こうあります。「戸田の願いは、支部長から組長にいたる全幹部が、彼の心を心として、戸田と同じ自覚、同じ決意で、会員の育成にあたることであった。彼の心とは、全会員を幸福の彼岸(ひがん)へと運ぶことにほかならない」
原田 また、「会員を苦しめる者があれば、どこまでも出向いて行き、命がけで戦った。さらに、会員が元気づき、喜ぶことであるなら、どんなことでもした」ともあります。
 師の心を心とするのが、リーダーの使命です。今こそ皆が、会員奉仕に徹し、仏子(ぶっし)に仕えてまいりたい。

折伏して新風を

吉井 まもなく、「伝統の2月」を飾る「座談会」が各地で開催されます。
正木 今月は、「多くの友人」「多くの青年」が集い合い、「新時代の2月闘争」にふさわしい座談会を開催していきます。
橋元 青年部は弘教・拡大の先頭に立って、旋風を巻き起こしていきたい。
正木 兵庫県のある地区では、青年部主催≠フ座談会を行っているそうです。ここでは、男女青年部のメンバーが、主体者になれることを眼目(がんもく)に企画を立案。壮年・婦人部は、地区リーダーと協力し、メンバー一人一人の訪問激励にも一緒に歩き、座談会の参加を呼び掛けています。
橋元 その結果、何と、50人を超えるメンバーが集うまでに。以来、青年を前面に押し出した企画を継続し、今でも、多くの友が参加し、青年の息吹にあふれた、明るく楽しい会合が開かれています。
杉本 鹿児島県のある地区では、参加者の顔ぶれが変わらないことが悩みでした。そこで一念発起した婦人が、私が折伏して、新入会者と参加し、新風を吹き込もう!≠ニ決意。その婦人の折伏が実ったのが2011年の6月。以来3年間で、何と19人の新入会者が誕生し、座談会の様子は一変したそうです。
吉井 今では、新会員の方が体験や決意を語り、会合の充実の(ちから)となっていると聞きました。
杉本 ある新入会者は、「家族のように励ましてくれる、同志の方々との出会いが、とても新鮮でした。それまで孤独を感じていただけに、座談会で接する皆さんの真心が本当にうれしかったんです」と言われています。
原田 「友人参加」の座談会の大切さを物語る話です。

歓喜の中の大歓喜

吉井 かつて、座談会の参加者に、「魅力ある座談会とは?」とのアンケートを取った地域がありました。その第1位は、「体験」だったそうです。あらためて、「真実」こそが、友の(たましい)を揺さぶり、生命の触発をもたらすものであると思います。
橋元 その意味で、聖教新聞で掲載されている「体験談」には、全国の読者から多くの反響があります。
杉本 たとえば、1月22日付に掲載された、岩手県・野田村の93歳のおばあちゃんの体験。急性肋膜炎(ろくまくえん)や長女の逝去(せいきょ)などを乗り越えて語る言葉には、皆が感動しました。「一番大事なのは、信心を貫くのか諦めるのか。そこを御本尊様はじっと見てるさけえに。それが修行でなかんべえか」
正木 それから、昨年11月29日付に掲載された秋田県潟上(かたがみ)市の87歳のおばあちゃんの体験も、話題になりました。
 信心53年。甲状腺がんなど幾多の難に打ち勝ち、師弟の道を貫く、おばあちゃんの一言に、皆さんが心を打たれたのです。「まんず題目あげれ。あげれねがったら題目あげる力を与えてくださいと御本尊様に願え」
原田 「南無妙法蓮華経は歓喜(かんき)の中の大歓喜なり」(御書788ページ)と(おお)せの通り、学会の同志の中には、題目によって、数々の困難を乗り越えてきた体験が多くあります。信心の功徳(くどく)を語り合う、実り多き座談会にしていきましょう。

(2014. 2.10. 聖教新聞)

 

 

<22> いのちを育む使命と誇り
出席者:原田会長、落合農魚光部長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

竹岡 世界広布新時代を迎え、一人一人の同志が、広布の誓願(せいがん)を新たにしながら、自身の課題に挑戦しています。
原田 試練の時こそ成長のチャンス。これが仏法の教えです。池田先生は、大白蓮華2月号の「勝利の経典『御書』に学ぶ」の中で、「火が薪を加えられて一層燃え上がり、想像上の生き物である求羅(ぐら)が大風を受けて、ますます大きくなるように、私たちも大難(だいなん)()えば遭うほど、信心の炎を燃え上がらせ、一層強くたくましく成長していくべきである」(御書1136ページ)との御文を通し、指導されました。
 「どんな障魔(しょうま)が競い、苦難があろうと、それに負けずに信心に励めば、いよいよ威光勢力(いこうせいりょく)を増し、福運(ふくうん)を増大することになります」
杉本 「変毒為薬(へんどくいやく)の信心」を貫けば、宿命を使命に変えることができます。
原田 信心は、「行き詰まりとの戦い」であり、「(あきら)めない勇気」であり、「困難に立ち向かう心」であるとも言われています。大切な時だからこそ、我らの信心の本領を発揮し、一閻浮提(いちえんぶだい)広宣流布の大闘争に挑んでまいりたい。

「主張大会」を開催

落合 私は今、多くの農漁業関係者と語り合う機会があります。その方々に、「人間は食べないと生きていけない。食べ物を大事にすることが、生命を大事にすることである。労働を大事にすることである。それが『文化』の基礎である」との池田先生の哲学を伝えると、皆が一様に深い感動を寄せられます。
竹岡 先生は、「反対に、食べ物を大事にせず、農村を大事にしない社会が、人間や生命を粗末にする野蛮な社会となり、すべての面で行き詰まるのも不思議ではない」とも(つづ)られています。
原田 農漁業を大事にすることによって、「いのちを大切にする」文化が育まれるとの卓見こそ、時代変革の(ちから)であると確信します。
橋元 先日行われた、四国での農漁村ルネサンス体験主張大会でも、その先見を評価する声が相次いだそうです。
落合 高知県の四万十文化会館で開かれた大会には、県知事をはじめ、農協の県会長や県漁業組合会長も列席し、大盛況の集いとなりました。
吉井 勇気と智慧(ちえ)で困難を乗り越えた、4題の活動体験が報告されたと(うかが)いました。
橋元 オリーブオイルの国際品評会での金賞受賞者、約40年間のわかめ養殖を通じて地域の発展に貢献する方、世界一甘い栗≠フ生産者、それから親子3代で肉用牛の経営をされる方は女子部の娘さんも登壇し、注目を浴びたそうですね。
原田 農漁業の分野において、後継者育成の問題は深刻です。その中、学会では、農魚光(のうぎょこう)青年委員会を早くから立ち上げ、青年への励ましに力を入れてきました。青年の力を信じ、その可能性を開くために行動する、池田先生の信念への共感は、ここでも大きく広がっています。
吉井 大会に参加した県知事は、「不屈(ふくつ)の精神で困難を乗り越えた体験を聞き、勇気をもらいました。池田名誉会長の卓見である農魚光(のうぎょこう)≠フごとく農業・漁業が光り輝き、若者が誇りをもって従事できる高知県にしていきたい」と語っていました。あらためて、真実の体験の力を感じます。

女性の時代を開く

杉本 「農業は男性の仕事」と思われがちですが、実は、日本の農業の担い手は、その半数以上が女性です。その意味で、女性が生き生きと活躍する農魚光部への期待は、本当に大きいものがあります。
吉井 2・17「農魚光部の日」を記念する「農漁村ルネサンス体験主張大会」が、「ヒューマン体験プラザ」として、15・16日に、全国に中継されます(中継の会館と時間は各県・区で決定)。そこでも、婦人部の方が登場し、体験を発表されます。
杉本 彼女は、父と兄の他界により、農業の世界に足を踏み入れます。当初は苦労も多かったようですが、不屈の心で、養豚とキュウリ栽培に励んだ様子が、マスコミで話題に。「道の駅」の活性化にも貢献する姿は、まさに女性の時代を開く模範です。
竹岡 他にも、ビート(てんさい)栽培で北海道の最優秀賞に輝いた青年や、養殖カンパチで日本一を勝ち取った壮年の体験も、中継行事では披露されます。
杉本 どれも素晴らしい体験ですので、ぜひ友人を誘って、参加したいものです。
橋元 現在、農林水産省では、「6次産業」と呼ばれる、地方に新しい産業を起こす動きを推進しています。これは、「生産者」(第1次産業)が、「加工」(第2次産業)も「販売」(第3次産業)も一括して行うことです。「1」と「2」と「3」の一体化から、「6次」と呼ばれています。学会では、この6次産業に取り組まれる方も多いと聞きます。
落合 そうです。生命力を湧かせ、旺盛なチャレンジ精神をたぎらせる同志の中には、こうした新たな動きに、積極的に取り組む方が多いのです。
原田 「白米(はくまい)は白米にあらず・すなはち命なり」(同1597ページ)と(おお)せの通り、私たちは、命を守る農魚光部の方々にますます感謝し、その繁栄(はんえい)を祈念していきたい。
落合 現在、主張大会は、広島県の神石高原(じんせきこうげん)町、宮崎県の美郷(みさと)町、徳島県の阿南(あなん)市など市町村ごとの単位でも開かれ、大きな反響を得ています。これからも、「生命の世紀」の担い手との使命を深く自覚し、日本社会に希望と元気を送ってまいります。

(2014. 2.13. 聖教新聞)

 

 

<23> 真心の祈りは友の心に響く
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

杉本 今から792年前の1222年(貞応(じょうおう)元年)2月16日、日蓮大聖人は安房国(あわのくに)(現在の千葉県)に誕生されました。
吉井 大聖人は「(たみ)が子」(御書1332ページ)、「民の家より()でて」(同1407ページ)と、庶民の生まれであることを宣言されました。そして、末法(まっぽう)万年(まんねん)の「民衆の幸福」のために、不惜身命(ふしゃくしんみょう)死身弘法(ししんぐほう)崇高(すうこう)な生涯を貫かれました。
杉本 さらに、「日蓮(うま)れし時より・いまに一日片時(かたとき)も・こころやすき事はなし、()の法華経の題目を(ひろ)めんと思うばかりなり」(同1558ページ)と(おお)せの通り、大難(だいなん)の連続の中、弘教を進められました。
原田 創価学会も庶民の中から生まれ、庶民と共に歩んできました。また、創価三代の会長は、御聖訓(ごせいくん)の通りの難と戦い、世界広宣流布の道を開かれました。大聖人が、どれほど、お喜びくださっていることか。ここに学会の強さがあり、大聖人の御精神が脈打っていると確信します。
正木 大聖人は封建社会の鎌倉時代に、真実の民衆仏法を弘められました。「(そう)(ぞく)(あま)(おんな)一句(いっく)をも人にかたらん人は如来(にょらい)使(つかい)と見えたり」(同1448ページ)と、一切衆生(しゅじょう)の平等≠説かれたのです。
竹岡 しかも、立正安国論の中で、「国」の字に、「くにがまえ」に「民」の「クニ」という字を多用されています。「国の根本は民衆」との思想が(はい)されます。

信徒の供養で遊興

橋元 ところが、その大聖人のお心に違背(いはい)し、僧俗差別、信徒蔑視(べっし)邪義(じゃぎ)を唱えたのが日顕宗だ。
竹岡 日顕宗には、「僧が上、信徒は下」という時代錯誤(さくご)の狂った差別意識がまん延。日顕(みずか)ら、「民衆、民衆って言う奴ほどバカなんだ」(94年8月、教師講習会)などと臆面もなく放言している通りだ。
橋元 あきれ果てて、物も言えない。ろくな修行もせずに、袈裟(けさ)衣を着ただけで、偉くなったような気になり、信徒に服従を強いるのが日顕宗の坊主ではないか。大聖人の御精神など、みじんもない。
竹岡 それどころか、信徒の供養で遊興(ゆうきょう)、ぜいたくを繰り返してきた。まさに「食法(じきほう)がき」(御書1111ページ)そのものだ。
正木 現実に折伏を真剣に(ぎょう)じてきたのは学会員です。「法華経を一字一句も唱え(また)人にも語り(もう)さんものは教主(きょうしゅ)釈尊の御使なり」(同1121ページ)とたたえてくださっている通りの「仏の使い」の行動です。
原田 宗門は、ことごとく御書に反してきた。御書には、「久遠実成(くおんじつじょう)の釈尊と皆成仏道(かいじょうぶつどう)の法華経と我等(われら)衆生との三つ(まった)く差別()し」(1337ページ)ともある。大聖人と御本尊と私たち衆生の生命には、全く差別はないとの仰せです。
 宗祖のお心を踏みにじった日顕宗と決別して23年。太陽の仏法は、192カ国・地域に広がりました。私たちは、大聖人の御遺命(ごゆいめい)である世界広宣流布へ、さらに固く団結し、前進していきたい。

勇気・感謝・誠実

橋元 今、青年部をはじめ、全世界の同志が弘教・拡大に取り組んでいます。
吉井 かつて、池田先生は、折伏・弘教に挑戦する上で、大事な3点の「心」を教えてくださいました。
原田 その第一は「勇気」です。折伏は難事(なんじ)中の難事と御書に説かれているからこそ、勇気なくしては成し遂げられません。勇気をもって語れば、たとえその時は信心しなくても、友の生命の大地に仏種(ぶっしゅ)を植えることができるのです。
正木 第二は、「感謝」です。宿命に泣く悲嘆(ひたん)の人生から、使命に生きる歓喜(かんき)の人生へ。仏法を教えてくれた学会と師匠と同志への報恩(ほうおん)感謝を忘れない人生は、深く、美しく、そして強いのです。
原田 最後の第三に、折伏を決する心は「誠実」であると言われています。
 深遠(しんえん)な仏法の法理を語ることが、すぐに友人の心を動かすとは限りません。最後の決め手は、やはり、紹介者の大誠実の振る舞いです。祈りであり、真心であり、相手を思いやる真剣な心が、友の心に響き、友の心を変えるのです。
杉本 先生はまた、「お互いが成長し、()き人生を生きるために、胸襟(きょうきん)を開いて語り合う。悩める友に寄り添い、同苦(どうく)し、一緒に壁を破って、勝利の人生を開こうと呼びかける――この生命の触発作業こそが、我らの対話であり、折伏である」とも(つづ)られていますね。私も心しています。
正木 折伏は、自他共(じたとも)の幸福を築く仏道修行です。折伏に励んだ思い出は、金の思い出となります。自身の歴史に燦然(さんぜん)と輝きます。
吉井 だからこそ、積極的に動いて交流し、友と(えん)していくことが大切になりますね。
原田 「仏の使い」は折伏しかありません。折伏をしている人が仏になるのです。仏法の「(たから)の中の宝」の人なのです。
 友人、知人をはじめ、自身に縁する全ての人々を、何があろうと絶対に壊れることのない幸福の境涯(きょうがい)(みちび)く、折伏の大道を共々に勇敢(ゆうかん)に進んでいきましょう。

(2014. 2.17. 聖教新聞)

 

 

<24> 「対話」が社会を善の方向へ
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

正木 昨年10月から始まった、池田先生とオーストリアの元文部次官で声楽家のサイフェルト博士による対談「生命の光 母の歌」に、多くの反響が寄せられています。
吉井 対談は、「文化の(ちから)」「青年」「平和」など、実に多岐にわたるテーマについて、語り合われています。
杉本 私が特に印象に残っているのは、官庁の仕事とともに、歌手活動、家事の三つの職≠やり遂げてきた博士が、「意志あるところ、必ず道あり」とのモットーを掲げられているところです。
吉井 対談を読み、「人のため」「社会のため」との崇高(すうこう)な目的観があったからこそ、博士は努力を重ねられたことを知りました。
原田 池田先生と博士は、1989年7月、東京で初めて会談されました。その時の印象を、博士は「本当に一瞬のうちに友情が築かれました。予定の時間を大幅に超えて、話し込みました。思想の根幹にあるものが全く同じだったのです。私にとって人生の重大な分岐点の一つ」になったと述懐(じゅっかい)されています。
橋元 それから92年6月には、ウィーンのオーストリア文部省で、池田先生に「オーストリア科学・芸術名誉十字章(くん)一等」が授賞されました。当時、文部次官であった博士は、池田先生を「『現代の最高の哲学者』の一人」と、たたえられています。
吉井 多くの交流の結実が、今回の対談です。その博士が、「SGIの女性の皆さまは、ソフト・パワーを最大に生かし、社会を(ぜん)の方向に導き、あらゆる分野で数え切れない成果を収めてきました。命を(はぐく)み、尽きることのない光で(やみ)を照らし、社会に希望を贈り続ける灯台の存在であると思います」と、エールを送ってくださったことは、大きな喜びです。
原田 ソフト・パワーとは、対話を通して、自他共(じたとも)に、無限の内発力(ないはつりょく)を引き出していく思想と行動のことです。婦人部・女子部の皆さんが、普段の活動の中で実践している対話は、社会を善の方向に導き、皆に希望を贈ると言われているのです。
杉本 はい。博士の言葉に、あらためて、大きな勇気をもらいました。ますます、心通い合う、友との友好対話を進めていきます。

冬は必ず春となる

正木 博士は、また、学会が、いかなる時も歌とともに、音楽とともに前進してきたことにも、大きな共感を寄せられています。「私も学会の歌が大好きです!」「学会歌は人々を魅了します。皆さまの充実の信仰実践の中で生まれた歌ですから、悪かろうはずがありません」と。
杉本 うれしい励ましです。これからも、私たちは、「学会歌」とともに、喜びの前進をしていきます。
橋元 目の不自由な両親をもつ博士は、かつて、「『冬は必ず春となる』という、素晴らしい仏典(ぶってん)の言葉をうかがいましたが、オーストリアにも、『朝がくれば、必ず太陽は昇る』『雨のあとには、必ず太陽が輝く』という言葉があります。そうした太陽のような生き方を、私は両親から学んだのです」と言われましたね。大変感動しました。
竹岡 博士は、両親の目≠ニなり、杖≠ニなって生きてこられました。その両親がいたからこそ、「太陽のような生き方」を学ぶことができたと語る、博士の強さを感じます。
原田 池田先生は、対談の中で、同じく目の不自由な両親のもとに育つ、創価学園生を紹介してくださいました。
吉井 はい。彼女は中学2年生。いつも、両親のために、聖教新聞を読んであげているそうです。両親から「自立した生き方」と「大変の中でも負けずに生きる大切さ」を学んだと語る彼女の姿は、周囲にさわやかな感動を広げています。
原田 困難に負けずに前へ!――私たちも、先生とサイフェルト博士の対談から、人生の真髄(しんずい)ともいえる、この生き方を学んでいきたい。
杉本 先生は対談の中で、「幸福を決めるのは環境ではない。結局は自分自身である」「人間には、誰しも限りない可能性があり、幸福になる権利がある。幸福の宮殿≠、わが胸中(きょうちゅう)に輝かせていくための仏法であり、私どもの信仰です」と述べられています。「太陽の仏法」とともに、強く(ほが)らかな人生を歩んでいきたいですね。

課題解決への方途

竹岡 さて、先日、潮出版社から発売された、佐藤(まさる)氏の著書『地球時代の哲学――池田・トインビー対談を読み解く』が、各地で評判を呼んでいます。
橋元 ベストセラー作家である佐藤氏が、池田先生と、イギリスの歴史家トインビー博士との対談を通しながら、人類の課題の解決への方途を提示している本です。
正木 月刊誌「潮」での連載に加筆・修正したもので、「はじめに」と「おわりに」の部分には、佐藤氏がこの本を(あらわ)した思い≠ェ(つづ)られています。
竹岡 「はじめに」の中で、佐藤氏は、自身がプロテスタントのキリスト教徒であることに言及しつつ、「創価学会は、時代の危機を超克(ちょうこく)することができる新しい価値を創造するほんものの宗教団体だ」と語っています。
正木 また、「池田氏が優れた思想家で宗教者であることを創価学会員以外の人にも知ってもらいたいというのが、私の強い思いだ」とも言われます。
原田 心ある識者は学会を正視眼(せいしがん)で見ています。多くの友人にもぜひ、手に取っていただきたい一書です。

(2014. 2.20. 聖教新聞)

 

 

<25> 第一線で戦う人が最も尊い
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

竹岡 「伝統の2月」から「師弟の3・16」へ、全国の同志が、それぞれの目標に向かって、挑戦を続けています。
杉本 池田先生は、本紙掲載の「新時代を開く」の中で、ただ師と共に、同志のために、「組織の第一線で戦う人が尊い」と(つづ)られました(2日付)。
原田 正しく地道(じみち)に、そして勇気と真剣をもって、日蓮大聖人の(おお)せ通りに戦う人にこそ、功徳(くどく)は歴然と現れます。広布の最前線で活動する同志に、無量(むりょう)福徳(ふくとく)が積まれることは間違いありません。
正木 その主戦場こそ、地区、ブロックです。ゆえに、先生は、「誉れ高きブロック長、白ゆり長も、後継の男女青年部も、学会を支える支部長、支部婦人部長も、美しき団結で新たな前進を開始しよう!」と呼び掛けられたのです。
吉井 ある時は、「大樹(たいじゅ)」と「根」にたとえて、「地区」「ブロック」の重要性を教えてくださったこともあります。
杉本 大樹を支えているのは、根です。根は地中にあって、幾つにも分かれ、さらに広く深く張り巡らされながら、その一本一本が、水分や養分を吸い上げていきます。根が強く、伸び続けていれば、木は成長し続け、緑の葉を生い茂らせることができるのです。
吉井 大樹とは学会のことであり、一本一本の根こそ、最前線の組織である地区、ブロックです。
杉本 根は、地中にあるため、決して見えません。同じように、毎日の活動は地味かもしれません。しかし、その地道な実践こそが、広布を支える生命線となるのです。

平和と幸福の大道

原田 青年部を中心に、地区、ブロックで仲良く団結し、励ましたたえ合いながら、弘教拡大の対話に、さらに取り組みたい。
正木 思うように、弘教が進まない時もあるかもしれません。しかし、友のために悩み、祈り、語る、その行動自体が仏の振る舞いです。「(かわ)ける土より水を(もう)けんが(ごと)強盛(ごうじょう)(もう)すなり」(御書1132ページ)と仰せの通り、壁を破ろうとの必死の祈りが大切です。
原田 自他共(じたとも)の幸福のための実践の中に、大功徳が湧くことは御書に照らしても絶対です。
杉本 地域のために祈り、語り、動き、一人一人との友情を広げる。その一歩また一歩が、どれだけ尊貴(そんき)なことであるか。ロシアの法華経研究の母であるヴォロビヨヴァ=デシャトフスカヤ博士が語られたことがあります。「私は創価学会の皆様に叫びたい。皆様の一歩は、日本のみならず世界の人びとを『平和』と『安穏(あんのん)』と『幸福』へ導く一歩なのです」と。
橋元 大誓堂(だいせいどう)の「広宣流布 誓願(せいがん)()」の碑文にも、「広宣流布は、世界の平和と社会の繁栄を開きゆく大道(だいどう)なり。全人類を救わんとする、我らの久遠(くおん)の大誓願なり」とあります。
原田 私たちの日々の学会活動は、世界を平和と幸福へと導く一歩です。どうか、それを確信して、きょうも晴れやかに広布の大道を歩んでいきましょう。

「宗祖違背」の実態

竹岡 さて、昨年刊行された『民衆勝利の凱歌(がいか)U――破邪顕正(はじゃけんせい)の広布史』(第三文明社)が好評です。
吉井 創価新報の連載に加筆・編集したもので、日蓮大聖人の御精神のままの実践を貫いてきた、三代の会長による「創価の宗教改革」の歴史が綴られています。
橋元 嫉妬(しっと)に狂った日顕の大謀略(だいぼうりゃく)「C作戦」の発動から23年。当時のことを知らない青年部員も増えている中にあって、とても役に立つ研鑚(けんさん)資料といえます。
竹岡 本書では、邪宗門の「法主本仏論」の誤りを明快に指摘しています。日興上人が、「時の貫首(かんず)()りと(いえど)も仏法に相違(そうい)して己義(こぎ)(かま)えば(これ)(もち)()からざる事」(御書1618ページ)と遺誡(ゆいかい)されている通り、「依法不依人(えほうふえにん)(法に()って人に依らざれ)」が仏法の根本です。ところが、日顕宗では、法主を「現代における大聖人様」などと称し、服従を強要している。
橋元 これは、ニセ法主≠ナある日顕が自身への批判を封じるために画策した「法主絶対論」であり、明らかな邪義(じゃぎ)だ。
正木 さらに、「(ただ)正直にして少欲知足(しょうよくちそく)たらん僧こそ真実の僧なるべけれ」(同1056ページ)との宗祖の御金言に真っ向から違背(いはい)する、日顕をはじめとした坊主たちの贅沢(ぜいたく)遊興三昧(ゆうきょうざんまい)(ぞく)より俗≠フ堕落しきった姿も明白にされている。
橋元 知れば知るほど、怒りが湧いてきます。「いよいよ・はりあげてせむべし」(同1090ページ)と御書にある通り、破邪顕正こそ青年部の永遠の(たましい)です。私たちは追撃の手をゆるめることなく、極悪を糾弾してまいります。
原田 権威(けんい)の邪宗門の鉄鎖(てっさ)を切った学会は、世界宗教として192カ国・地域に民衆仏法を広げました。ハーバード大学のヌール・ヤーマン博士は、その発展について、こう述べています。「最大の、また、特筆すべき要因は、宗門との決別にあった」「この決別は、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長が普遍的なヒューマニズムに根差した、新たな思想と実践を世界に開きゆく、重要な契機となりました」
正木 一切衆生の幸福こそが仏の大願(だいがん)です。私たちは大聖人直結の誇りも高く、世界広布の大道を堂々と進んでいきましょう。

(2014. 2.24. 聖教新聞)

 

 

<26> 長所を見つけ、褒めて励ます
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、広岡女子副未来部長(女子中等部長兼任)、青野少年部長

杉本 3月1日から「未来部希望月間」が始まります(4月13日まで)。
正木 卒業・進学・進級など、大きな変化がある時期だからこそ、未来部員の話にじっくり耳を傾け、温かな励ましを送っていきたいですね。
杉本 たとえば、思春期を迎え、年齢が上がると、「面倒くさい」や「どうせ、自分なんか……」などの発言が増えるとの専門家の指摘があります。しかし、こんな時こそ、注意したり、誰かと比べるのではなく、じっくりと気持ちを聞いてあげることです。
正木 そうすれば、子どもは心を開き、気持ちを軽くします。「よく聞く」とは、生きる意欲や希望を与えていくことなのです。
原田 本人の長所を見つけ、褒めて励ますことも重要です。それにより、自信や安心感が育まれます。そのためにも、まず、私たちは、子どもの成長を「真剣に祈る」ことです。祈れば、長所がたくさん見えてきます。子どもの長所を見つけられる大人≠ノ成長することが、我々に求められているのです。
青野 御書にも、「あまりに人が自分を褒める時は、『どんなふうにでもなろう』という心が出てくる」(1359ページ、通解)とあります。誰でも、褒められたら、歓喜(かんき)が湧き、心が明るくなるものです。
広岡 私自身の経験ですが、中学生の時、部活動を長く続けられませんでした。うまくいかなくなると、すぐに諦めてしまう性格だったからです。このままではいけないと思い、懸命に唱題をして、できる限りの努力をしました。
 そんな時、部活の先生から言われた「最近、本当に上手になってきたね」との言葉は、今も覚えているほど、私に大きな自信を与えてくれました。
杉本 温かい励ましの一言が、一人一人にとって、明るい希望となるのですね。

「若芽」の章に学ぶ

広岡 池田先生は昨年、小説『新・人間革命』「若芽」の章を通じ、真の人間教育の在り方を教えてくださいました。
橋元 少子化の時代を迎え、未来部員一人一人への励ましが、ますます重要になる今、心に刻むべき指導ばかりです。
原田 たとえば、「教育は、緊張を強いることから始まるのではなく、緊張をほぐすことから始まる」との話や、「皆が人材である。それぞれの能力を生かすには、たくさんの評価の基準、つまり、褒め讃える多くの尺度をもつことが大事になる」との指針は、未来部育成の現場でも、非常に重要な視点になると思います。
正木 「若芽」の章は、「若芽たちよ! 未来を見すえ、無限の大空へ、真っすぐに伸びゆく若芽たちよ! そのみずみずしい生命(いのち)には、希望が満ちあふれ、正義の心が鼓動し、向学の息吹が脈打つ……」から続く「詩」で本文が始まっています。
杉本 そして、「……私は嬉しい。君たちがいるから。私は楽しい。君たちがいるから。私は幸せである。君たちがいるから」との「詩」で締めくくられます。
原田 ここには、未来を(にな)う「(たから)の友」への、池田先生の率直な心情が描かれているように思えてなりません。ぜひとも、「希望月間」の中のさまざまな機会で、読み合わせていただければと思います。

各部一丸の協力で

広岡 未来部員の心は、本当に純粋です。先日、お会いした女子中等部員は、その純粋な心で、家族の数十年来の夢≠実現します。
青野 実は彼女は、1月の中等部結成記念大会で活動報告をする予定になっていました。母と一緒に題目を唱え、兄と弟の(やまい)を勝ち越えた体験でした。
広岡 その日に向け、題目をあげる中、彼女は、未入会だった、おじいちゃんに信心の話をしようと決意しました。今までの人生の中で一番、勇気を振り絞り、おじいちゃんに一人で、大会で活動報告をすることや、その内容を伝えたそうです。
 すると、おじいちゃんは「学会が素晴らしいところだということは、よく分かっているよ」と応じ、「私も一緒にやっていくよ」と言われました。これには、家族中が大喜びしたそうです。
青野 こんなこともありました。先日、東京創価小学校に、ある高齢の婦人から、深い感謝の言葉が寄せられたのです。(こと)の発端はこうです。ある日、創価小の児童が、自転車で転倒していた婦人を見つけます。駆け寄り、声を掛け、手助けをしますが、その時は名乗らずに別れました。
橋本 後日、「あの時のお礼を伝えたい」と、婦人は近くの小学校に出向き、「私を助けてくれた優しい子はいませんか」と問い合わせたそうですね。
青野 しかし、見つからず、今度は近所の学習塾へ。そこで、東京創価小学校に通う児童だと分かった婦人が、わざわざ創価小に電話され、お礼を述べられたそうです。
橋元 この児童は普段から、「創立者の期待に、お応えできる人に!」「困っている人を助けられる人に!」と勉強を頑張っているそうです。その日頃の意識が、とっさの行動となって表れたのです。
原田 未来部員が活躍する話を聞くと、皆の心が弾みます。
 これからも、未来を担う人材の育成のため、各部が協力し、一丸(いちがん)となって取り組んでいきましょう。

(2014. 2.27. 聖教新聞)

 

 

<27> 安心・希望を送る励ましの対話を
出席者:原田会長、正木理事長、萩本壮年部長、杉本婦人部長、橋元青年部長、吉井女子部長

萩本 「励まし」こそ、時代を開く鍵となる――。会合での指導と個人指導の比率を「2対8」にしようと、訪問・激励に歩きながら、心から実感していることです。
杉本 仕事や家庭など、人知れず悩みを抱えている方は少なくありません。
原田 日常生活の中で、そうした自身の悩みを打ち明け、相談できるような場面は、なかなかありません。特に、社会・家庭・地域の柱として活動する壮年世代にとっては、なおさらです。
橋元 こういう時代にあって、創価学会が推進する「励まし」による対話が、どれほど大きな(ちから)をもっているか。
杉本 仏法では、万人(ばんにん)に「仏」の生命が(そな)わり、無限の可能性があると説いています。その深い哲学があるからこそ、私たちの「励ましの対話」には、確信があります。言葉に力がこもります。
吉井 「励ましとは、安心と希望と勇気を与えることである。相手の生命を燃え上がらせ、何ものにも負けない力を引き出す。精神の触発作業である」と池田先生は言われています。
原田 経済的な問題や病気、人間関係など、自らの力だけでは、どうしようもできないと思えるような課題を抱える人に、安心と希望と勇気を送る。それが信仰の力です。ゆえに、「信心で、多くの苦難を乗り越えてきた!」との不動の体験をもつ、私たちは、まさに社会の灯台≠ニなっていける存在なのです。

「師弟共戦」の陣列

萩本 一人の幸福を願い、励ましの対話に徹する。こうした取り組みを、今回の新生・東北総会(本部幹部会)を目指した東北各県をはじめ、各地の壮年部が展開しています。たとえば、岩手の壮年部は、昨年12月から圏長以上の幹部が「100人の訪問対話」に取り組みました。
正木 期間は75日間。1日に1人以上の計算となりますが、多くのリーダーが一対一の膝詰めで語り合いました。
萩本 そうした中で、数多くの感動的なエピソードも生まれました。「こんなに自分の話を聞いてくれる人はいなかった」と涙を流しながら、男同士の熱い抱擁≠した方。自身の病気の完治のために一緒に唱題をしてくれたことに心から感動し、「(やまい)に立ち向かう闘争心が湧いた」と言うメンバー。妻子にも言えなかった仕事の悩みを共有することができ、「勝ち越えていく勇気をもらった」と語る人など、約9000人の友との対話は、岩手中に歓喜の波動を広げました。
原田 壮年部の同志の中には、仕事や病気などの理由により、思うように学会の活動に参加できない方もいます。しかし、一人一人には、師匠との原点があり、青年時代の思い出があり、信仰の確信があります。訪問・激励は、その戦う(たましい)に、再び()をともす作業にもなります。
正木 今回の岩手での取り組みでは、何と50年ぶりに学会の会合に参加した友も誕生したそうです。かつての戦いを思い出し、新たな決意をされたと聞きました。
萩本 3月5日に「結成記念日」を迎える壮年部は、今後も、師弟共戦の陣列を拡大し、社会に新たな道標(みちしるべ)を示すため、「()れ木をうえ(そうろう)には大風(おおかぜ)吹き(そうら)へどもつよきすけをかひぬれば・たうれず」(御書1468ページ)との(おお)せのままに、「励ましの対話」に全力をあげていきます。
原田 先生は「壮年部が立派であるならば、婦人部も、男女青年部も、立派に成長します。壮年のよき励ましは、各部から、大人材を輩出(はいしゅつ)させていく力となります」と述べられ、伸びゆく男子部を守り支え、責任をもって育てていくこと、そして、婦人部、女子部を大きく包み込むことを望まれています。
正木 「信心の手本」となり、「何があろうが、壮年部が強盛(ごうじょう)に信心を貫いていけば、その(とうと)い姿を見て、男子部も、女子部も、そして、婦人部も、喜んでついてくるものです」とも言われました。
萩本 壮年部の皆さん! 壮年の月・3月を、いよいよの決意で、弘教・拡大、人材育成に大前進しましょう!

高齢者への声掛け

吉井 さて、3月1日から7日まで、春の「火災予防運動」が実施されています。
橋元 空気が乾燥し、火災が発生しやすい時季です。火災予防への意識を啓発し合っていきたいものです。
吉井 住宅火災による被害者の多くが、「高齢者」であるとの調査結果も報告されています。
杉本 身近に住むご高齢の方々には、より一層の声掛けが必要になりますね。
橋元 出火原因の多くは放火です。これを防ぐためには、家の周りに燃えやすいものを置かない、ゴミは収集日の朝に出す、倉庫や車庫にも必ず施錠するなどの措置が有効であるとされます。
杉本 地域ぐるみで連携を取り合い、放火の防止に目を光らせていくことも大切になりますね。
正木 もちろん、寝たばこは厳禁であり、ストーブの近くに燃えやすいものを置かないことなどは、習慣付けていきたいものです。
原田 春の到来を間近に控え、心躍る時期だからこそ、注意を怠ることなく、無事故で有意義な日々を送っていきましょう。

(2014. 3. 3. 聖教新聞)

 

 

<28> 信心で磨いた人格の輝き
出席者:原田会長、石渡芸術部長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

吉井 新鮮な春の息吹に包まれて、「全国壮年部幹部会」「新生・東北総会」の意義を込めた本部幹部会が、岩手の地で開催されました。
原田 東北の同志は、全国模範の弘教と機関紙の拡大を成し遂げ、この日を迎えました。
橋元 特に、青年部は、目覚ましい勢いで弘教を推進してきました。
吉井 池田先生はメッセージの中で、「日蓮大聖人は、地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)が『大忍辱(だいにんにく)(ちから)』、すなわち大いなる忍耐の力で妙法を弘通(ぐつう)するところに、(しん)寂光土(じゃっこうど)がある。この忍耐の心が、実は釈尊の心であり、仏の心そのものなのであると結論なされております」と言われました。
杉本 まさしく、不撓不屈(ふとうふくつ)の「みちのく魂」で、勝利の春を目指し、堂々と前進されてきた、東北の同志お一人お一人のことであると、心から思いました。
原田 「冬は必ず春となる」(御書1253ページ)――これが日蓮仏法の大確信です。世界中の人々が希求(ききゅう)する、この偉大な生命哲学を、にぎやかに語り広げていきましょう。

文化が平和を創る

竹岡 さて、3月8日は、創価の(はな)「芸術部」の日です。
吉井 芸術部と聞くだけで、皆の心がパッと明るくなりますね。
石渡 今や芸術部には、多種多彩な人材が躍り出ています。
 芸術部女性部長の山本リンダさん、岸本加世子さん、久本雅美さんをはじめ、音楽部長の木根尚登(なおと)さん、女性音楽部長の島田歌穂(かほ)さん、美術部長の鷹尾俊一(たかおしゅんいち)さん、宮島達男さんと、いずれも各界で大活躍する方ばかりです。
橋元 青年部の中にも、お笑い芸人のナイツさんをはじめ、女優や歌手など、若手から絶大な人気を誇る方が多くいます。
杉本 茶道や日本舞踊などの伝統芸能や、地域に伝承される郷土芸能など、その活躍の舞台は、限りなく広がっています。
竹岡 信心を根本に人格と技芸(ぎげい)を磨き、仏法の偉大さを、芸術へと昇華させていく。その姿は、有名・無名を問わず、光り輝いています。
石渡 一人一人が、地道な学会活動に取り組まれています。ある有名な若手女優さんも、女子部員として、自ら積極的に訪問・激励を実践されています。喜々(きき)として活動に励む様子は、皆の模範です。
吉井 メンバーが驚き、喜ぶ姿が目に浮かびます。
杉本 弘教・拡大、機関紙拡大に率先する芸術部員もたくさんいますね。
橋元 結成50周年を記念して、作成された芸術部指導集の中で、池田先生は、芸術部の皆さま方を、「人間の内奥(ないおう)から(ほとばし)る創造的生命を脈打たせて、あらゆる逆境(ぎゃっきょう)を勝ち越えながら、人々のため、社会のため、たゆみなく大誠実の献身を貫いておられる」と、たたえられました。
原田 先生は、「宗教――とくに仏教は、裏を返せば文化なのです。表裏(ひょうり)一体なのです。文化も仏教も人間を『内側から』薫発(くんぱつ)するものです」と言われ、文化や芸術は人を「内側から」解放するものだとも、教えてくださいました。
竹岡 反対に「外から」人を抑え込もうとするのが「権力」です。つまり、偉大な人間の力を示す芸術、文化は、権力の魔性との戦いにもなるわけですね。
原田 文化の心が、平和を創る。芸術部の偉大な使命が、ここに厳然(げんぜん)と示されていると確信します。

使命の舞台の名優

橋元 芸術部の皆さんはまた、各地で活発に講演会をされています。これが、どれほど、全国の友の喜びとなっていることか。
石渡 ある女優さんが講演を行った時のことです。彼女のもとに、91歳の婦人部の方が、86歳のご友人を連れて来られました。「彼女が今日、学会への入会を決意したんです!」と言われながら、これまでの経緯を語り始めます。
杉本 聞けば、婦人部の方が、ご友人と仏法対話を始めて50年。その女優さんは、「一人の方の幸せを50年間、祈り続ける」――この姿こそ、人間として最も高貴ですねと、感嘆(かんたん)されていました。
石渡 こんなこともありました。ある有名な歌手の方が、十数年ぶりに地方の都市に講演へ。終えると、一人の婦人が、歌手の方に言われたそうです。「私は、前回の講演の時に入会したんです。当時は自殺を考えるほど、深刻な悩みを抱えていましたが、お話を聞いて、希望を見いだし、学会に入会しました。以来、今日まで、同じ悩みを抱える13人の友を入会に導き、共に幸せの道を歩んでいます」と。
竹岡 芸術部員の存在が、大きな希望となり、社会を明るく照らしていることを、あらためて実感する話です。
石渡 先日、信心をされていない高名な芸術家の方が、学会員の友人と、創価文化センターを訪問されました。見学を終え、こう感想を述べられました。「私が生きる世界でも、『師弟』は重視されています。しかし、池田先生ほど、師弟の道を貫かれている方はいません。大きなものを教わりました」と。
原田 使命の舞台で人生の名優として舞う、芸術部の大活躍を、私たちは皆で応援していきたい。

(2014. 3. 6. 聖教新聞)

 

 

<29> 郷土の繁栄のため祈り、行動を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

原田 東日本大震災から3年になります。全ての犠牲者の冥福を心から祈るとともに、被災地の一日も早い復興をさらに深く祈念してまいりたい。
杉本 池田先生は、先日発売された、『(さち)光彩(こうさい)――みちのくは未来』(鳳書院)の中で、「東日本大震災という未曽有(みぞう)の大災害にも、断固として立ち上がりゆく陣列が、日本のみならず、世界の人々に、どれほど深い勇気を送っていることでしょうか」と言われました。
吉井 この書籍は、東北各紙(東奥日報、岩手日報、河北新報、福島民報、山形新聞、秋田魁新報)への先生の寄稿等を加筆・編集し、収録したものです。
橋元 本には、6社の社長全員が登場し、発刊に寄せてコメントされています。たとえば、岩手日報社の三浦宏・代表取締役社長は、「池田名誉会長が、各紙を通して発せられた東北へのメッセージが、ここに一冊の書として全国に再発信される意義の大きさを思い、一人でも多くの読者の皆様が、東北の思いと未来に共感の輪を広げてくれることを願っております」と語られています。
正木 先日の本部幹部会の折に被災地を訪問させていただき、復興はまだ道半ばであることを目で見ました。しかし同時に、「勝つことにもまして負けないことが大事である」との不屈(ふくつ)の負けじ魂を身に(たい)した東北の同志お一人お一人が、新時代の大いなる希望となることを、あらためて感じる機会にもなりました。
原田 「一番苦労した我らの東北から、一番尊貴(そんき)な人材群が(おど)り出て、『世界の()け橋』と(あお)がれ、そして新たな人類史の勝利を告げゆく福光(ふっこう)≠ェ輝きわたると、私は確信する」との先生の思いを心に刻み、私たちも東北の同志と共に、希望の大前進を続けてまいりましょう。

創価の哲学を希求

吉井 先生はまた、本年に入ってからだけでも、北海道の5紙をはじめ、「京都新聞」「山陰中央新報」「埼玉新聞」「西日本新聞」など、全国の地方紙に寄稿をされています。
正木 その地に生きる方々を思い、地域の特色や伝統を紹介されながら、発展を祈り、(つづ)る文章は、まるで地元に住んでいるよう≠ニ好評です。
杉本 たとえば、北海道では、寄稿を読んだ地元テレビ局から、「映像化して、多くの道民に紹介したい」と申し出があり、2年前、毎週木曜日のゴールデンタイムに、「愛する北海天地」と題するテレビ番組として放送されました。
正木 先生の言葉と、北海道の自然の映像などで構成される番組を見て、ある地元企業の社長は、「生まれ育った私たちでも気付かない、北海道の強さ、魅力をあらためて感じ、毎回、感動して見ています」と感嘆(かんたん)されていました。
杉本 好評だった、この番組の総集編が先月、放送され、さらに多くの人の心を揺さぶりました。
竹岡 他にも、本紙の人気コラム「名字の言」を朗読するラジオ番組(IBC岩手放送)もありました。
原田 今、確実に、創価の哲学を社会は求めています。私たちは勇んで対話に取り組むとともに、仏法者として、愛する郷土の繁栄のために率先の行動で信頼を広げていきたい。

遁走した臆病宗門

吉井 さて、3月11日は小樽問答記念日です。1955年(昭和30年)のこの日、北海道小樽市で創価学会と日蓮宗(身延派)の公開法論が行われました。
杉本 司会を務めた池田先生の第一声により、学会は日蓮宗を圧倒。完全勝利しました。
橋元 そもそも、この法論は、日蓮正宗の僧侶が担当する予定でした。ところが、臆病風に吹かれた宗門の坊主は、全てを学会に押しつけ、法論から逃げた。
竹岡 草創の先輩によれば、法論の話が持ち上がった時、宗門の中には穏便(おんびん)に対処してきた身延派との間にいらぬ波風(なみかぜ)をたてた。全く迷惑な話だ≠ニ顔をしかめる坊主もいたという。
正木 つまり、当時から宗門には、「破邪顕正(はじゃけんせい)」の日蓮大聖人の御精神など、みじんもなかったわけだ。
竹岡 この時に醜態をさらした宗門の教学部長が早瀬日慈。その息子は、現法主の日如だ。早瀬親子は、いかに学会に守られ、助けられてきたか。この一事を見ても分かる。本当に恩知らずだ。
橋元 宗門の「敵前逃亡」の腰抜け姿勢を見て取った戸田先生は即座に、学会が引き受けます≠ニ宣言。池田青年室長(当時)が、電光石火で全ての責任を(にな)って戦われます。
原田 「日興遺誡(ゆいかい)置文」の最後の26条目には、「難問答(なんもんどう)(たく)みな仏道修行者に対しては、先師・大聖人がなされたように、ほめたたえ、尊重(そんちょう)するべきである」(御書1619ページ、通解)と記されています。「御書根本」の姿勢で法論に(のぞ)み、身延の邪義(じゃぎ)完膚(かんぷ)なきまでに粉砕した学会を宗開(しゅうかい)両祖が、どれほど賞讃してくださっていることか。
橋元 池田先生は「広宣流布とは、大聖人の御在世(ございせ)も、現代も、そして未来も、永遠に『言論戦』である。生命を燃やした『声の戦い』である」と言われています。この魂を受け継ぎ、北海道の青年部は伝統の「青年主張大会」を活発に開催しています。
原田 私たちは正義と信念の言論戦で、(ぜん)の連帯をさらに広げていこう。

(2014. 3.10. 聖教新聞)

 

 

<30> 広宣流布の誓願に立ち上がれ
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

竹岡 1958年(昭和33年)3月16日、戸田先生のもとに集い、広宣流布の一切の後事(こうじ)を託されたのは、誰であったか――。それは「青年」です。
橋元 戸田先生が逝去(せいきょ)される17日前のことです。広宣流布の模擬試験≠ニもいうべき大切な式典に、多くの弟子を代表して、はせ参じたのが、青年であったことに、甚深(じんじん)の意義を感じます。
原田 池田先生は(つづ)られています。「『3・16』は、先生と私、第二代と第三代の師弟不二の大儀式であった。法華経に説かれる付嘱(ふぞく)の儀式に通ずる深義(じんぎ)を、私は深く心中(しんちゅう)に期していた。そして私と共に、愛する青年たちが、永遠に同じ決意で、広宣流布の誓願に立ち上がりゆく日となった」と。
橋元 「3・16」を迎えるに当たり、私たち青年は、今一度、「広宣流布」実現への師の大情熱と(たましい)継承(けいしょう)してまいりたい。

反響呼ぶ「青年抄」

正木 青年こそ、「国の(たから)」である――これが戸田先生の信念でもありました。
原田 さらに戸田先生は、「牧口先生は、青年が大好きであった。私も、青年が大好きである」と、よく語られていたそうです。この言葉を通し、池田先生は、「第三代のこの私も、青年を愛する。信頼し、尊敬する。大いなる期待をかけ、成長を祈り、待っている」と言われています。
吉井 その先生の青年への思いが凝縮された一書が、『青年(しょう)』(徳間書店)です。
橋元 「若い皆さんと語り合うことほど、心(おど)る時間はありません。青年との語らいから、希望の未来が広がるからです。青年は、青年ということだけで、いかなる帝王よりも、いかなる大富豪よりも、誇り高く、光り輝く青春という舞台の名優です。これから幕を開ける、一人一人の清新なる開拓と栄光の前途を見守り、声援を送っていくことは、何という喜びでしょうか」との一文から始まる、この本を、「全ての青年に読んでほしい最高の教育書」「老若男女を問わず、全国民に勧めたい」と語る評論家もいます。
竹岡 「最初のページをめくった瞬間から、本書に引き入れられ、そのまま一気に読了しました。心弾ませながら、一カ所も読み飛ばすことなくです。心地よく読むことのできる素晴らしい本です」と感想を述べられた識者もいました。
原田 「IT化・グローバル化が進む世界にあって、重要になる『一人を大切にする心』」「ストレス社会を(ほが)らかに生き抜くための方途」「複雑な問題を、一つ一つ、しなやかに粘り強く解決していく(ちから)こそ、女性の特質」など、現代の若者への示唆(しさ)に富む内容も収録されています。
竹岡 私たちも、日々の活動の(かて)として、心に刻んでいきます。

海外の同志の奮闘

橋元 広布後継の「3・16」を終えた、ある日の朝、戸田先生は病床から、池田先生に語られます。「昨日は、メキシコに行った夢を見たよ」「世界が相手だ。君の本当の舞台は世界だよ」
原田 その遺言(ゆいごん)の通りに、192カ国・地域で、後継の弟子が活躍する時代をつくったのが、池田先生です。
吉井 昨年秋の開始以来、東京、福岡を巡回し、32万5000人の来場者を記録した、東京富士美術館企画の「光の賛歌 印象派展」。11日には、京都での展覧会が始まり、評判を呼んでいます。
杉本 実は、ここにも、SGI(創価学会インタナショナル)のメンバーの活躍があります。
正木 この印象派展の中でも話題になっている、ルノワールの名作「ブージバルのダンス」。この作品を目当てに、海外からの来館者もいるほどで、世界的に著名なアメリカのボストン美術館のシンボルです。
杉本 今回、この作品の保存・修復の担当者として、ボストン美術館から派遣されたのが、アメリカSGIの婦人部員なんです。
正木 彼女は、大学院を卒業後、ハーバード大学で美術品の保存・修復に関する専門科目を修め、同大学の美術館で働いていたそうです。
杉本 女子部時代は部長を務めた彼女。職場では、2年前に現在の立場となり、今回、ボストン美術館の看板作品の輸送や維持管理などを託され、来日されました。
竹岡 友が世界中で信頼を広げているわけですね。
吉井 2月21日付の本紙で報道されていた、ロシア・ノヴァヴォロネジでの「池田華陽(かよう)会の集い」についても(うかが)いました。
 ここは、モスクワから550キロ離れた地。広布の一粒種(ひとつぶだね)として活動する女子部員のもとへ、ロシアの女子部長と副部長が、往復1100キロの道を、何と日帰りで激励に訪れたそうなんです。
杉本 550キロといえば、東京・大阪間以上の距離になります。一人の友のために、労を惜しまず行動する。本当にスケールの大きな話ですね。
正木 「法(おのずか)(ひろ)まらず(ゆえ)人法(にんぽう)ともに(とうと)し」(御書856ページ)と仰せの通り、「後継の人材」がいてこそ、正法は弘まっていきます。
原田 加速度的に進む世界広布の新時代、私たちも、師弟の誓願に燃え立つ弟子として、海外の同志の奮闘に学びながら、心(あら)たに前進していきましょう。

(2014. 3.13. 聖教新聞)