< 座談会 >

世界広布新時代の旭日

 


 

 

<31>
<32>
<33>
<34>
<35>
<36>
<37>
<38>
<39>
<40>

自身の成長と勝利が報恩の道
三世永遠にわたる安穏と福徳を祈念
可能性 信じ抜く励ましを!
後継の弟子が報恩、勝利を誓う
新たな決意で新風を起こせ!
師匠の精神を永遠に継承
聖教と共に広宣流布の前進を
大切なのは負けない一念
全人類を幸福にする広宣流布の大誓願を
誠実一路で結べ 友情は一生の宝

 

 

 

<31> 自身の成長と勝利が報恩の道
出席者:原田会長、杉本婦人部長、橋元青年部長、寺山創価班委員長、井上牙城会委員長、松下白蓮グループ委員長

原田 広布後継の「3・16」を迎え、新時代を(にな)う創価班・牙城会の入卒式が活発に展開されています。
杉本 勝利の女王≠ヨと成長を誓う白蓮グループでも、12期・13期の入卒式が各地で行われていますね。
寺山 関西の入卒式で活動報告した、創価班大学校37期・38期の2人の内容はどちらも素晴らしかったです。37期のメンバーは、現在20歳。いじめの影響で、小学2年から中学2年まで学校に通えませんでした。何とか専門学校に入り、将来の夢に向かって、努力していた時、父親に病気が見つかります。彼は父の(やまい)の克服を誓い、大学校に入校。折伏に挑み、1年で3世帯の弘教(ぐきょう)成就(じょうじゅ)。父の病も医師が驚く回復をみせています。
原田 「道理証文(しょうもん)よりも現証(げんしょう)にはすぎず」(御書1468ページ)とある通り、体験に(まさ)るものはありません。今、青年部が、信行学(しんぎょうがく)に挑戦し、仕事でも立派に実証を示している姿をよく見ます。
寺山 はい。彼の折伏で入会した一人が、38期生代表で活動報告をしました。以前の姿とは打って変わった友人を見て、入会を決意したメンバーで、本年2月に折伏を決め、大学校生に。今、夢に向かって突き進んでいます。

「境涯革命」に挑戦

井上 牙城会でも、すでに弘教を成就し、大学校に入校したメンバーが多くいます。香川の新世紀14期生は、高校受験失敗の強いストレスで、高校1年の時から重度のアトピーに。激しいかゆみと闘いながら、母や祖母から言われた唱題に挑戦します。そしてアトピーを克服し、化粧品関連の会社に就職。本年2月には弘教を達成しました。
橋元 第2総東京の入卒式の体験も感動的でした。
井上 アニメーターとして、多忙な中、自身の病の完治を懸け、昨年11月に御本尊流布を成し遂げたメンバーが、新世紀14期生として入校。入会した友人も創価班大学校38期生となり、切磋琢磨(せっさたくま)を誓っています。
橋元 小学校から引きこもりで、一人も友人がいなかった新世紀13期生が、信心で境涯(きょうがい)革命し、弘教を達成した体験も素晴らしい話ですね。
松下 広島の白蓮グループでは、アルバイトに明け暮れ、将来への不安を抱いていたメンバーが、母親の病気を機に発心(ほっしん)。題目で母の病を乗り越えた彼女は、医療福祉の仕事に就くことを決意し、本年から現場に。白蓮の薫陶(くんとう)を通し、悩める人の(ちから)になりたいと、13期生になりました。
杉本 婦人部には、親子2代で白蓮グループとして活動する喜びを語る方もいます。
松下 東京のある12期生の体験も感動的でした。派手な化粧と格好を好み、生活も乱れていた彼女は6年前、母親の勧めで入会。以来、夢だった漫画家を目指し、地域のコンテストで最優秀賞を獲得するなど、地道に努力を重ねてきました。白蓮グループでの薫陶を通じ、人の幸福を真剣に祈れる自分に成長していき、昨年、見事に折伏を実らせ、今回、卒業となりました。
杉本 白蓮グループの皆さんの笑顔に、多くの人が勇気と希望をもらっています。
松下 長野の白蓮メンバーは、12期として訓練を受ける中、この1年で3人の友を入会決意に導き、「白蓮の薫陶のおかげで、自分に自信がもてるようになりました。これからも、先生ならどうされるか≠ニの白蓮精神を深め、歓喜の弘教を勝ち取っていきます」と言われていました。

「破邪顕正」の剣

寺山 私自身、大学校生の時、先輩からよく、「能忍(のうにん)の人」になろうと言われました。「この世界を娑婆(しゃば)と名づける。娑婆というのは(しの)ぶということである。ゆえに仏を能忍と名づけるのである」(同935ページ、通解)と(おお)せの通り、折伏、仕事、そして着任と、創価班で訓練を受け切り、何ものにも揺るがない心を鍛えてこそ、仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の創価学会を護り抜くことができる「能忍の人」へと成長できます。
井上 「どんなに壮麗(そうれい)なる建物ができても、創価学会に師弟不二の(きずな)が失われ、破邪顕正(はじゃけんせい)(つるぎ)を捨ててしまえば、抜け殻と同じである」――池田先生はこう言われています。現在、日本全国に1000を超える会館があります。その一つ一つが、先生が命を削り、そして草創の先輩方が、地域広布に戦い抜いてきた(あか)しの法城です。この会館に着任すること自体が、広布のバトンを受け継いでいくことになります。
松下 私たちは、7・8「白蓮グループの日」にちなみ、毎月8日を「白蓮DAY(デー)」として前進しています。また、任務とともに、任務終了後の「白蓮タイム」は大切な時間です。「学会と同志を守る」「(さち)のスクラムを広げる」「広布の未来を開く」との先生に誓った使命を確認しています。さらに、定期的に開催するダイヤモンド会議では、女子部指導集『華陽(かよう)の誓い』を読み深めながら、歓喜の弘教を決意しています。
原田 御聖訓に、「仏教をならはん者父母・師匠・国恩をわするべしや」(同293ページ)と。仏法者にとって最も大切なことは、恩に(むく)いる、つまり、報恩(ほうおん)です。自身の成長、拡大の結果こそが報恩の道であると確信し、青年部の皆さんは前進してもらいたい。
橋元 まもなく青年部代表による「日米青年平和交流団」が出発します。池田先生が対話によって築いた世界平和の潮流(ちょうりゅう)盤石(ばんじゃく)にすることこそ、私たち弟子の戦いです。
原田 世界広布新時代にふさわしい、開拓と闘争の歴史を期待しています。

(2014. 3.17. 聖教新聞)

 

 

<32> 三世永遠にわたる安穏と福徳を祈念
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、竹岡男子部長、渡部男子部書記長、吉井女子部長

竹岡 「春分の日」の3月21日は、彼岸の中日にあたります。この日を中心に、全国の主要会館、墓地公園、納骨堂で「春季彼岸勤行法要」が行われます。
原田 亡くなられた全ての方々に、真心からの追善(ついぜん)回向(えこう)の題目を送り、三世(さんぜ)永遠にわたる安穏(あんのん)と福徳を深く祈念してまいりたい。
正木 日蓮大聖人は、夫を亡くした上野尼(うえのあま)御前(ごぜん)に、次のように激励されています。「い(生)きてをはしき時は生の仏・今は死の仏・生死(しょうじ)ともに仏なり」(御書1504ページ)。信心根本に生き抜いた方は、生前も仏であり、死後も永遠に常楽我浄(じょうらくがじょう)境涯(きょうがい)にある仏であるとの(おお)せです。
杉本 池田先生は教えてくださっています。
 「生死は不二(ふに)である。亡くなった家族は、わが心の中にいつも一緒にいる。瞬時も離れることなく、生命は一体である。ゆえに、この生命に妙法の(ちから)をみなぎらせ、法のため、人のため、広宣流布のために行動することが、そのまま亡き家族をも『歓喜の中の大歓喜』(同788ページ)で包む光明(こうみょう)となるのだ」と。
原田 御聖訓(ごせいくん)に「法華経を読誦(どくじゅ)し南無妙法蓮華経と唱え(たてまつ)る時・題目の光無間(むけん)(いた)りて即身成仏(そくしんじょうぶつ)せしむ、廻向(えこう)(もん)()れより(こと)(おこ)るなり」(同712ページ)と仰せです。私たちが仏道修行で得た功徳を、故人に(めぐ)らし向けることが、仏法の本義にかなった真の追善回向となります。

共感を広げる墓園

吉井 彼岸の期間中、全国各地の学会の墓地公園、納骨堂には、多くの墓参者が訪れ、にぎわいを見せています。学会員でない親族・友人の方々も大勢いらっしゃいます。深く感動し、学会への入会を希望される方も少なくないそうです。
杉本 「みちのく池田記念墓地公園」では、友人の案内で来園した岩手・陸前高田市の婦人が、墓園の素晴らしさに感動し、学会理解を深めて入会しています。その後、ご主人も入会されています。
渡部 地域に開かれ、地元の繁栄に貢献していこうという学会の墓園の在り方にも、共感の声が広がっています。「四国池田記念墓地公園」の近隣住民の方は、「学会の墓園は近代的でいいですね。何より地域が明るくにぎやかになり、本当に発展しました」と語られていたそうです。
吉井 池田先生は、小説『新・人間革命』「厚田」の章で、学会の墓園の三つの基本理念を教えてくださっています。「恒久(こうきゅう)性」「平等性」「明るさ」です。それを、地域の人たちも感じておられるんですね。
正木 「中国平和記念墓地公園」を見学した、大手企業の社長は「整然と美しく並んでいる墓石を見ると、学会と、この墓園の理念がよく理解できます。素晴らしいです」と感銘されていたそうです。
原田 日蓮仏法の永遠の生命観を表現した、平等で明るく、雄大な学会の墓園は、墓参者に清々(すがすが)しさと潤いを与え、大きな学会理解につながっています。

民衆仏法の潮流を

竹岡 一方、彼岸の時期になると、僧侶が導師(どうし)をしないと故人は成仏できない∞塔婆(とうば)を立てないと故人が地獄に()ちる%凵X、御書のどこにもない邪義で、供養集めに躍起になるのが日顕宗の坊主です。
渡部 「僧は葬送(そうそう)儀礼(ぎれい)に関わらない」というのが釈尊(しゃくそん)の遺言です。大聖人が「()聖霊(しょうりょう)()(きょう)の行者なれば即身成仏(うたが)いなし」(御書1506ページ)等と仰せのように、成仏は信心によって決まるのであり、坊主による儀式など無関係です。
正木 ところが、外護(げご)赤誠(せきせい)を尽くした学会への恩を忘れ、冷酷な宗門の坊主が、純真な学会員をどれほど苦しめたか。理不尽極まりない誹謗(ひぼう)を繰り返したか。
竹岡 たとえば、葬儀の場で坊主が、「学会の信心では成仏できない」と言い放つ。最愛の肉親を亡くした悲しみの傷口に、塩を塗るような非道な仕打ちは、もはや聖職者どころか、到底、人間のやることではありません。
渡部 日顕宗の坊主にとっては、葬儀などの化儀(けぎ)も金儲けの道具≠ナしかなかった。供養を集めては、遊戯雑談(ゆげぞうだん)に明け暮れる坊主たちの醜い姿に(あき)れ、もう(だま)されないと脱講(だっこう)する法華講員も相次いでいます。
竹岡 悪を鋭く見破ってこそ青年です。私たちは、日顕宗の坊主の卑劣な所業を断じて許さない。
正木 ともあれ、仏法の本義に(のっと)った宗教改革への称賛(しょうさん)の声は尽きません。国際宗教社会学会の初代会長ブライアン・ウィルソン博士は、「創価学会の運動が、仏教を人生肯定(こうてい)の宗教として現代に蘇らせ、日本の葬式仏教から救った」と語っています。
原田 ハーバード大学名誉教授のヌール・ヤーマン博士も、「創価の宗教改革」に言及し、「この目覚ましい革新運動は、仏教ばかりでなく他の宗教にも大きな影響を与えるでありましょう。まさに、宗教史の新しい出発点であり、新しい建設であります」と。大聖人が希求(ききゅう)された民衆仏法の新時代の建設へ、「創価の宗教改革」の潮流(ちょうりゅう)をさらに拡大していきたい。

(2014. 3.20. 聖教新聞)

 

 

<33> 可能性 信じ抜く励ましを!
出席者:原田会長、正木理事長、高梨教育本部長、杉本婦人部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

高梨 教育本部は本年、二つの佳節(かせつ)を迎えます。まず、教育部歌「太陽のマーチ」誕生から30周年です。
竹岡 池田先生が作詞された、この歌には、師の思いが凝縮されていますね。
原田 3番の歌詞には、「広宣(こうせん)開く 先駆者は (いわお)乗りこえ 凱歌(がいか)の道を」とあります。この歌詞について、先生は、「『厳』――この字は山のつく『巌』ではなく、厳島(いつくしま)の『厳』です。この字をあえて使います。『厳』は『めでたい』『美しい』『やさしい』『芯の強い』『紛動されない』ということです」と語られ、教育本部の方々に、境涯(きょうがい)を大きく開き、悠然と成長していくよう呼び掛けられています。
吉井 それから本年は、先生による提言「教育の目指すべき道――私の所感」発表から30周年の佳節にもなりますね。
杉本 「教育所感」が発表された1984年(昭和59年)は、教育の荒廃が叫ばれていました。非行や校内暴力、いじめや不登校などが頻発し、内閣が「臨時教育審議会」を発足させ、「教育の個性化」を打ち出した年でもあったのです。
正木 先生は、所感の中で、教育の荒廃の原因は、人間不在≠ノあると洞察(どうさつ)され、人間のためになされるべき教育が、明治維新以降の近代化の中で、軍事や経済に従属させられてきたと指摘します。そして、牧口先生の「教育は児童に幸福なる生活をなさしむるのを目的とする」との言葉を引かれ、政治主導ではなく、人間主導の教育改革を提案されています。
高梨 さらに、日々の教育活動の実践記録を蓄積し、皆で共有して、「新たな青少年観、成長発達観を練り上げ、皆さまの手で今日的な教育理論を構築していっていただきたい」と呼び掛けられました。
原田 これが今も続く教育本部伝統の「教育実践記録」です。7万事例を超える実践記録には、世界の碩学(せきがく)も注目しています。デューイ協会のジム・ガリソン元会長は、「よき教師は、生徒たちと一緒に学ぶことを、また生徒たちについて学ぶことを、大いに楽しむものです。創価学会の教員の方々による『教育実践記録』は、きっとそのような観察の宝庫であると思います」と言われています。

一人の人を大切に

高梨 この実践記録を報告する大会が例年、各地で行われています。見事な活躍にいつも感銘します。
 たとえば、山梨県に日本で一番人口が少ない町があります。4年前、過疎化が進む、この町の小学校の教頭に、創価大学7期の教育部員が就任しました。彼は「教育のための社会」の建設を目指し、廃校寸前といわれた小学校の独自の魅力を懸命にアピール。その結果、児童数が大幅に増え、「読売教育賞」の優秀賞も受賞。どこまでも「人間」に立脚した実践に、称賛が寄せられたのです。
正木 御義口伝には、法華経普賢品(ふげんぼん)第28の「当起遠迎(とおきおんごう)当如敬仏(とうにょきょうぶつ)」の8文字こそが、「最上(さいじょう)第一の相伝(そうでん)」(御書781ページ)とあります。教育本部の皆さまの実践は、この「一人の人を大切にする」哲学に通じるものがあります。
竹岡 各地の現場では、こうした貴重な体験をもつ「教育名誉会」(退職教育者の集い)の方々も、講演や懇談などで地域に根差して活躍する話を聞きます。
高梨 私自身、7年間、神奈川の地で県立高校の社会科教員をしていました。まさに「学級崩壊」という状況に陥り、対人恐怖症になったこともありました。その時、教育部の先輩から励ましを受け、自分も苦しいけど、生徒たちは、もっと苦しいはずだ≠ニの思いにいたり、生徒はこうあるべき≠ニ押しつけていた自分、教師としての体面にこだわっていた自分に気付きました。自身と深く向き合い、祈り抜く中で、生徒たちを素直の受け入れられるようになったことは、生涯の宝となっています。

「私の最後の事業」

吉井 昨年11月、池田先生は、「一人と向き合い、その一人に生きる希望と勇気を与え、自らの人生の幸福を開く原動力となる宗教かどうか――眼前(がんぜん)の一人を蘇生(そせい)させることが、世界宗教の根本条件です」と指導されました。
原田 教育本部の皆さんの活動に、仏法の精髄があり、人間主義の世界宗教としての輝きもあります。
高梨 数年前、命に及ぶ大病を(わずら)いました。その時、小説『新・人間革命』を第1巻から精読し直し、確信したことがあります。それは『新・人間革命』とは、池田先生の励ましの振る舞いの歴史そのものであるということです。これこそ、教育の模範でもあると心の底から感動しました。
杉本 教育の本質は、「励まし」にあるということなのですね。
高梨 励ましとは、人の可能性を信じ抜くことです。自分の可能性さえも信じられない元品(がんぽん)無明(むみょう)と戦う闘病体験を通じ、信仰の真髄(しんずい)≠フ一端(いったん)を学び、励ましの大切さを知ることができたと思っています。
原田 励ましによって、生徒が変わり、クラスが変わり、学校が変わり、地域社会さえも変わっていく。この「励ましの人間教育」こそ、教育現場に今、求められているものです。
高梨 先生は、教育こそ「私の最後の事業」と言われました。少子化の時代に教育本部は、力を入れて未来部育成にも取り組みます。3・31「教育本部の日」から、さらに励ましの人間教育に(てっ)していきます。

(2014. 3.27. 聖教新聞)

 

 

<34> 後継の弟子が報恩、勝利を誓う
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

吉井 今年も4月2日が巡り来ます。戸田先生の逝去(せいきょ)から56年となります。
原田 御聖訓通りの闘争で、世界広宣流布の道を開かれた、創価三代の師弟の実践に続き、私たち弟子が報恩(ほうおん)と勝利を誓う日こそが、「4・2」です。
竹岡 歴史的な「3・16」(1958年&lt;昭和33年&gt;)の儀式を終えた数日後の大石寺で、所化頭(しょけがしら)(所化の教育係)の坊主が、年少者に対する暴力事件を起こします。この坊主は常々(つねづね)、学会の悪口を言っていた札付きの恩知らずだった。
橋元 当時の青年部は、この坊主と厳然(げんぜん)と戦い、猛省を迫りました。その様子は、小説『人間革命』第12巻「寂光(じゃっこう)」の章に、詳しく(つづ)られています。
原田 3月29日の朝、池田先生は、戸田先生に、そうした僧侶の実態を報告しました。すると、戸田先生は、衰弱した体にもかかわらず、情けないことだ。これは、宗門の腐敗(ふはい)堕落(だらく)という大きな問題をはらんでいる≠ニ語られ、「広宣流布」という至上(しじょう)の目的に生きることを忘れれば、全てが狂うと言及されます。
正木 「令法久住(りょうぼうくじゅう)を口にしながらも、多くの僧侶が考えていることは、保身であり、私利私欲をいかに満たすかだ」「つまり、欲望の(とりこ)となり、畜生の心に()してしまっている」とも指摘されています。
原田 広宣流布の信心など全くない堕落しきった坊主の本質を、戸田先生は鋭く見抜かれていたのです。
正木 そもそも、戦時中も宗門は、保身のために軍部政府に迎合し、日蓮大聖人の御遺命に背き、法を曲げた。そして、牧口先生・戸田先生が逮捕されるや、関わりを恐れて、登山を禁止し、信徒除名にした。厳然(げんぜん)たる史実だ。
橋元 大聖人の仏法は、臆病で姑息(こそく)な僧侶の保身によって、滅ぼされようとした。その中で、正法の命脈(めいみゃく)を保ったのが、創価学会です。大聖人の御精神は、そして、本当の信仰は、今も学会にしかありません。

腐敗堕落の邪宗門

原田 その通りです。戸田先生は、気迫あふれた言葉で教えてくださいました。「(ころも)権威(けんい)で、学会を奴隷のように意のままに操り、支配しようとする法主も、出てくるかもしれぬ。……ことに、宗門の経済的な基盤が整い、金を持つようになれば、学会を切り捨てようとするにちがいない……。戦時中と同じように、宗門は、正法を滅亡させる元凶(げんきょう)となり、天魔(てんま)住処(すみか)にならないとも、限らないのだ……。しかし……、日蓮大聖人の正法を滅ぼすようなことがあっては、断じてならない」
正木 そして、叫ばれました。「宗門に巣くう邪悪とは、断固、戦え。一歩も退(しりぞ)いてはならんぞ、追撃(ついげき)の手をゆるめるな!」
吉井 これが、戸田先生の最後の指導となり、まな弟子である池田先生への遺言(ゆいごん)となりました。その4日後の4月2日、戸田先生は逝去されます。
杉本 その後、今に至る宗門の腐敗堕落ぶりは、戸田先生の言われていた通りになってしまいました。
正木 たとえば、日顕は、大聖人の教義に違背(いはい)する邪義(じゃぎ)吹聴(ふいちょう)し、謗法(ほうぼう)遊蕩(ゆうとう)の限りを尽くしてきた。仏教史上、類例のない悪行はあげればきりがない。
竹岡 まずは、仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の広宣流布を進める創価学会の破壊を画策した「破和合僧(はわごうそう)」。嘘で宗門を乗っ取った「相承(そうじょう)詐称(さしょう)」。醜い嫉妬(しっと)怨念(おんねん)による「先師への反逆・不知恩(ふちおん)」。
橋元 まだまだある。大御本尊を偽物(にせもの)呼ばわりした「三大秘法(ひほう)破壊」。豪遊、散財の限りを尽くした「宗門私物化」。禅寺に墓を建て、身延と野合した「謗法与同(よどう)」。最高裁で2度断罪された「二枚舌・(だい)妄語(もうご)など……。一体、どれだけの悪事を働いてきたか。
竹岡 昔から、日顕が所化を殴る蹴るしていたのは有名な話だが、最近も、大勢の人の前で、所化(しょけ)を殴っていたそうだ。みっともない限りだ。
杉本 結局、宗門の体質は、あの時から50年以上がたった今も、全く変わっていないわけですね。

「善の連帯」を拡大

正木 日蓮大聖人の御遺命である広宣流布は、永遠に、仏と魔との連続闘争です。大聖人が、「釈迦(しゃか)(ぶつ)提婆達多(だいばだった)とは、()(かげ)()うように、生まれてくるたびに(はな)れない」(御書230ページ、通解)と仰せになられている通りです。
竹岡 釈尊は、極悪の提婆達多と戦いました。日蓮大聖人は、民衆を不幸に(おとしい)れる極楽寺良観(りょうかん)らと戦い抜かれました。
原田 創価学会、なかんずく三代会長もまた、大聖人の仰せのままに、法華経に説かれる「猶多怨嫉(ゆたおんしつ)」「悪口罵詈(めり)」の難を受け、「三類の強敵(ごうてき)」を打ち破ってきました。だからこそ、「悪を(めっ)するを()()い善を生ずるを徳と云うなり」(同762ページ)との御金言通りに、皆が勝利の人生を歩むことができるのです。
橋元 「いよいよ・はりあげてせむべし」(同1090ページ)、「万事(ばんじ)(さしお)いて謗法を()むべし」(同494ページ)とある通り、青年部は、広宣流布をはばまんとする一凶とは、永遠に戦い抜いていきます。
原田 追撃の手を瞬時もゆるめることなく、人間社会に潜む魔性(ましょう)と戦い抜き、善の連帯を大きく広げていこうではありませんか!

(2014. 3.31. 聖教新聞)

 

 

<35> 新たな決意で新風を起こせ!
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

竹岡 「新風を起こせ!」――これは、若き日の池田先生が新たな立場で出発されるに当たり、戸田先生が贈られた言葉です。
正木 4月となり、新入生や新社会人など、新しい出発を切る友も多くいます。どんな場所であれ、新風を起こす決意で臨むことこそが、創価の精神です。
原田 広宣流布大誓堂(だいせいどう)には今、全国、全世界から同志が喜び集っています。「大法弘通(だいほうぐつう)慈折(じしゃく)広宣流布」の勢いは、いよいよ増しています。先日も先生は、「(いま)日蓮が時に感じて()法門(ほうもん)広宣流布するなり」(御書1023ページ)との御本仏(ごほんぶつ)の大宣言を(はい)し、「不思議な『天の時』が来ている。今この時に、不二(ふに)の心で、強盛(ごうじょう)に題目を(とな)え抜いて、師子奮迅(ししふんじん)(ちから)を出し切った分、新しい広宣流布の道が開かれる」と言われました。
竹岡 たとえ、立場や環境が変わらなくとも、この機に新たな決意で行動を起こすことですね。
橋元 今回、青年平和交流団として、アメリカを訪問し、大成功で終了しました。心から感謝いたします。何より、池田先生との交友が深い、チョウドリ元国連事務次長、公民権運動の闘士ハーディング博士、核時代平和財団のクリーガー会長らと会見させていただき、あらためて先生がまかれた友情の(たね)が世界中で花開き、実を結んでいることを実感しました。
正木 青年部が進めている平和運動「SOKAグローバルアクション」についても、高い評価をいただいたそうですね。
橋元 はい。多くの方々が、池田先生の思想を受け継ぐ青年の存在に期待を寄せてくださいました。いよいよ、これからが勝負です。必ず世界平和の新風を巻き起こしていきます。

新連載がスタート

竹岡 この4月には、「未来ジャーナル」と「少年少女きぼう新聞」で、それぞれ、池田先生の新しい連載がスタートしました。
吉井 未来ジャーナルの連載のタイトルは、「未来の(つばさ)――世界が君を待っている」です。
原田 池田先生は、恩師・戸田先生から託された「世界広宣流布」の実現のため、54カ国・地域を歴訪されました。その(あと)を継ぐのが未来部の皆さんです。連載のタイトルからも、「後継の君たちよ、世界へ雄飛(ゆうひ)してくれたまえ!」との先生の熱い期待が感じられてなりません。
杉本 第1回では、「私の世界への旅は、師の夢をかなえる『後継の旅』です。世界広布の夢を広げる『平和の旅』です。そして今、君と私の夢を開く『新たな師弟の旅』が始まります。さあ、一緒に旅に出よう! 心に大きな『未来の翼』を広げて!」と(つづ)られています。
正木 未来部の皆さん!
 「未来の()を知らんと(ほっ)せば()の現在の(いん)を見よ」(同231ページ)です。大いに学び、力をつけ、池田先生に続く世界への飛翔を、よろしく頼みます。保護者の皆さまや未来部担当者の方々も、エッセーを読み深めながら、世界へはばたくメンバーへの激励をよろしくお願いします。
吉井 少年少女きぼう新聞では、「希望の(にじ)――世界の偉人を語る」が始まりました。
橋元 「雨が降るから虹も出る」といわれます。虹は、困難を乗り越えた「希望」の象徴でもあるわけです。
吉井 先生は、少年少女部の皆さんは、どうか、世界中に、「希望の虹」をかけてもらいたい!≠ニ呼び掛けられています。
原田 世界中の多くの偉人も、苦労を勝ち越え、人類の歴史に希望の虹をかけてきました。その人生に学びながら、世界中を希望の虹で包む一人一人へと成長してもらいたい。
竹岡 今月10日には、両紙で連載されてきた「未来対話」と「希望の大空へ」も、それぞれ単行本になって発刊されます。
杉本 各地での創価ファミリー勤行会の際などに、ぜひ、学び合っていきたいですね。

児童らを守る意識

吉井 さて、今月6日から15日は、春の全国交通安全運動の期間です。
原田 通学中の児童・生徒が事故に巻き込まれることが少なくありません。特に、この時期は、まだ通学に慣れていない新入生もいます。社会全体で、子どもを守る意識を高めていかなければなりません。
正木 通学路を運転するドライバーは、いつも以上の注意が必要です。
杉本 通学路を安全に通行するため、保護者を含めて、児童・生徒に、交通ルールを徹底することも大切になります。
正木 一方、調査によると、交通事故の被害者の多くが、高齢者であるとの報告もあります。
杉本 どうか、高齢者の方々や、その周囲の方々は、一層の注意を払ってもらいたいと思います。
竹岡 自動車や自転車を運転する人は、高齢者への「思いやり」のある行動を心掛けていきたいですね。
橋元 自転車といえば、最近、携帯電話、特にスマートフォンを使用しながら、運転している人を見掛けます。すでに法令で禁じられている地域もありますが、注意力が散漫になり、危険ですので、絶対にやめてもらいたい。歩行者も十分に注意してください。
原田 ともあれ、春本番、心も体も軽やかに、絶対無事故で、友好を拡大する対話に楽しく(ほが)らかに取り組んでまいりましょう。

(2014. 4. 7. 聖教新聞)

 

 

<36> 師匠の精神を永遠に継承
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

吉井 「大白蓮華(だいびゃくれんげ)」4月号から池田先生の指導選集「幸福と平和を創る智慧(ちえ)」の新企画が始まりました。
竹岡 先生はこれまで、提言やスピーチ、長編詩をはじめ、『新・人間革命』や随筆など、膨大な著述活動をされてきました。
橋元 その結実である『池田大作全集』は、今や150巻になろうとしています。完成すると世界最大級の個人全集となります。
原田 今回、世界中のメンバーから要請があり、その全集を中心に珠玉(しゅぎょく)の言葉を抜粋し、選集が編さんされることになったのです。
正木 先生は70歳になられた年のはじめに、自身の生涯について(つづ)られたことがあります。そこには、「八十歳まで……世界広布の基盤なる(かな) このあとは、妙法に()く不老不死のままに、永遠に広宣流布の指揮をとることを決意する」とありました。
竹岡 まさに、今回の選集の編さんは、永遠に広宣流布の指揮をとらんとされる先生の心を形にしたものであると思います。
杉本 先生の哲学を深く理解できる選集を通じ、あらためてSGI(創価学会インタナショナル)の理念をしっかりと学ぶ機会にもしていきたいですね。
竹岡 選集の特徴の一つは、英語・中国語・スペイン語でも順次、配信されることです。
橋元 各国の機関紙誌等に転載され、192カ国・地域の同志も、共に研鑽(けんさん)していくことになります。
原田 選集は、「幸福への指針(ししん)」「人間革命の実践」「広宣流布と世界平和」という三つの(はしら)で構成されます。私たちの永遠の師匠である池田先生の指導を学び、師弟の精神みなぎる人材が陸続(りくぞく)と躍り出ることを願っています。

「生命力」と「知恵」

吉井 第1回となる今号では、真の幸福とは、「絶対的幸福」の実現にあり、「今生きている場所」で、「自分自身」が開いていくものであることが示されています。
正木 人生の目的は、幸福になることです。誰もが異論のないことです。そして、信心の目的も幸福になることです。
吉井 御書に「一切衆生(しゅじょう)・南無妙法蓮華経と(とな)うるより(ほか)遊楽(ゆうらく)なきなり経に(いわ)く『衆生所遊楽』云云」(1143ページ)とあります。
竹岡 先生は、この御文を通し、「あえて分ければ、『遊』とは、人生を自在に生きていくこと、『楽』とは、人生を心から楽しむこと、といえるかもしれない。強い生命力と、豊かな知恵があれば、ちょうど、波があるから波乗り≠ェ楽しめるように、険しい山があるから山登り≠ェ楽しめるように、あらゆる人生の苦難も、楽しみながら乗り越えていける。その生命力と知恵の源泉(げんせん)が妙法である」と言われました。
正木 自分が今いる場所で信心により、何があっても楽しいといえる境涯(きょうがい)を築ける――これこそ、世界中で共感が寄せられるSGIの「幸福観」です。この哲学に感銘し、入会を希望される方が各国にいます。日本の私たちも、この学会の「幸福観」を、多くの友に、さらに語り広げていきたいものです。
原田 今後の連載を、しっかりと研鑽しながら、師の哲学を自身の血肉(ちにく)にし、全員が不二の弟子へと成長していきましょう。

負けない強い心で

吉井 さて、4月11日は、学会の太陽≠ナあるヤング・ミセスの日です。
橋元 現在、ヤング・ミセスの皆さんは、この日を記念する「幸福の太陽 輝き月間」を前進されています(30日まで)。
杉本 「平凡というなかに、じつは幸福への確かな道がある」――かつて池田先生が示された、この指針こそ、ヤング・ミセスの永遠の原点です。
正木 太陽は日々、同じ動きを貫きながら、万物に慈光(じこう)を注ぎ、生命を育んでいます。ヤング・ミセスの皆さんも、毎日の生活が同じことの繰り返しのように思えるかもしれませんが、その存在は家庭の太陽であるわけです。
原田 ヤング・ミセスの時代は、家事、子育て、人間関係など、多くの悩みを抱える時かと思いますが、「今は幸福の基盤を築く時。まずは自分の足元を固めること」を合言葉に、どうか地道にこつこつと前進を続けていただきたい。
橋元 先生はまた、日々の生活の中で戦うお母さんの姿こそ、子どもたちにとって何よりの教育となると言われました。
杉本 さらに、「負けないお母さん≠ェ、負けない子ども≠育てます。お母さんの強い心≠ェ、子どもの強い心≠つくります。お母さんのやさしさ≠ェ、子どものやさしさ≠はぐくむのです」と教えてくださったこともあります。
原田 今後、時代はますます変化を続けることでしょう。大きな苦難、思いもかけなかった試練があるかもしれません。だからこそ、「負けない強い心」で進んでもらいたい。
杉本 「育児」は「育自(いくじ)」、子育ては自分育てといわれます。共に成長するお母さんの存在が重要になりますね。
原田 福運の土台づくりの時だからこそ、勇気をもって困難に挑戦し、生涯、「学会と共に」「師匠と共に」との強き自身の信念を築きあげられることを願ってやみません。

(2014. 4.10. 聖教新聞)

 

 

<37> 聖教と共に広宣流布の前進を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

吉井 4月20日は、聖教新聞の創刊記念日です。
杉本 本年で63年を迎えます。
原田 まずは、雨の日も雪の日も、懸命に励ましの便り≠配達してくださる「無冠(むかん)の友」の皆さまに心から感謝いたします。
杉本 池田先生は、「広宣流布のための一切の『陰徳(いんとく)』は、必ずや無限の福徳(ふくとく)の『陽報(ようほう)』となって、わが身の一生成仏のみならず、一家眷属(けんぞく)までも、晴れ晴れと照らし、包んでいく」と言われています。
原田 さらに、新聞長をはじめとした、聖教新聞を支えてくださる全ての皆さまにも衷心(ちゅうしん)より御礼申し上げます。いつもいつも本当にありがとうございます。
竹岡 今年は、通信員制度の発足から60年の佳節(かせつ)にもなります。小説『新・人間革命』第14巻「大河」の章には、その通信員の方々の誇りが描かれています。
橋元 ある時、通信員の方が、他の新聞社の記者と話をする機会がありました。「私は、聖教新聞こそ最高の新聞であると信じています」。こう語ると、その記者は語気を強めたそうです。「なんで、そんなことが言えるのかね。主観的すぎるんじゃないか!」
竹岡 すると、通信員の方は言われます。「聖教新聞には、人を救おう、不幸をなくそうという指導理念があります。事実、自分はこうして不幸から脱却し、幸せになったという、体験や声があふれています」
正木 その通り。聖教新聞には、重い(やまい)の宣告を受けてもなお前向きに立ち向かい、それを乗り越えた体験や、事業の倒産から立ち上がった体験などが数多く掲載されています。人生の途上に何があっても、負けない生き方を説き示しているのが、聖教新聞です。
原田 聖教新聞を読んで、絶望の(ふち)から立ち上がった人や、生きる希望をつかんだという人は、枚挙にいとまがありません。人に生きる(ちから)や勇気を与えてきたのが聖教新聞です。だからこそ、その通信員の方は、聖教新聞こそ最高の新聞であると言われ、記者の方も納得したのです。

師弟の誓いが結実

竹岡 かつて、聖教新聞の客員論説委員を務めた、ハーバード大学名誉教授のモンゴメリー博士も、一般の新聞が、暴力などネガティブ(否定的)な側面を含め、社会で起きている¥o来事の報道に軸足を置いているのに対し、聖教新聞は生活のポジティブ(肯定(こうてい)的)な部分に光を当て、社会に起こるべき♂ソ値について報道していると述べていました。
杉本 友人購読者からも、暗く心が沈むニュースが多い中、聖教新聞には明るい、元気が出る記事が多いねと、よく言われます。
正木 戸田先生と池田先生が、広布の未来を展望する中で構想され、その師弟の誓いが結実したのが聖教新聞です。
吉井 そして戸田先生が、「日本中、世界中の人に読ませたい」と願い、誕生した聖教新聞は今、多くの友人からも高く評価されています。
竹岡 聖教新聞の購読推進について、識者は、こう考察しています。すなわち、聖教新聞を会員の専有物とすることなく、一般の人々にもその価値観を提供し、社会の共有財産に高めようと努力している点をたたえるべきである。なぜなら、(すぐ)れた価値観の共有によってのみ、人間の連帯と世界の平和の創出(そうしゅつ)が可能となるから≠ナあり、聖教の購読推進は、平和社会の構築に貢献していると指摘しているのです。

人々に喜びと安心

原田 全国、全世界の読者の期待に、さらに応えるべく、聖教新聞は、5月8日付から、一段とパワーアップした紙面へ刷新をはかります。
吉井 まずは、「聖教新聞」の1面の題字が、世界広布新時代へ飛翔(ひしょう)するさわやかな文字に生まれ変わります。
杉本 それから、「わが友に贈る」の掲載位置が紙面左上へと変わり、切り抜きがしやすくなります。
橋元 通勤の途中などで、折りたたんでも読みやすいよう、レイアウトも工夫されます。
吉井 ほかにも、新聞の裏表紙≠ナある12面が、毎日カラーページになり、幅広い視点から、日替わりの内容の記事が掲載されます。
正木 御書には、「文字を(はな)れたならば、何をもって仏事(ぶつじ)(人々を救う(ほとけ)の仕事)ができようか」(153ページ、通解)とあります。
原田 聖教新聞は、「広宣流布の文字」を(つづ)った新聞です。「聖教の拡大」は、「広宣流布の拡大」であり、折伏にも通じる尊い「仏の仕事」なのです。
橋元 世界的文豪のアイトマートフ氏は、低俗な商業主義が、書物や新聞の質を下げている現状を指摘し、次のように語りました。「その反対が、創価学会の機関紙『聖教新聞』です。ゴシップ記事も、捏造(ねつぞう)も何もない。きわめて高い文化的な内容です。それが、ずうっと発刊され続け、何百万という人が読んでいる。これは、大変なことです」と。
正木 「さあ、聖教と共に――人びとに喜びと安心をもたらす『智慧(ちえ)の対話』を! 庶民を苦しめる悪を打ち破る『正義の対話』を! 新しい未来を断固と勝ち開く『信念の対話』を!」――これが池田先生の思いです。
原田 これからも、聖教新聞と共に、我らの堂々たる広布の前進を続けていきましょう。

(2014. 4.17. 聖教新聞)

 

 

<38> 大切なのは負けない一念
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

吉井 清新な決意あふれる本部幹部会が19日、5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」を祝賀して、盛大に開催されました。
杉本 聖教新聞の創刊63周年を記念する配達員大会、そして海外60カ国・地域から270人が集ったSGI(創価学会インタナショナル)春季研修会の意義も込めた会合では、全国、全世界の同志が喜びに沸く発表がありました。
橋元 はい。池田先生が新学会歌「(ちか)いの青年(きみ)よ」を作ってくださったのです。
吉井 「誓いの青年よ 出発(たびだち)は今 広布の大願(だいがん) いざや()たさん」から始まる歌詞は、青年への最大の激励であり、深い使命を感じずにはいられません。
原田 「時代を変える (ちから)はここに 地涌(じゆ)の青春 (いど)()いゆけ」との師の甚深(じんじん)の心のままに、青年部を先頭に、いよいよ勇気凛々(りんりん)と、世界中が求めてやまない創価の哲学を語りに語っていきましょう。

宿命を使命に転換

杉本 4月号の大白蓮華の「巻頭言(かんとうげん)」は、「(やまい)」について(つづ)られています。その中で、池田先生は、「長年、信心してきたのに、なぜ自分が病気になるのか、なぜ家族の介護が必要になるのか、などと、思い(なげ)く必要は全くない。一切が『転重軽受(てんじゅうきょうじゅ)』(重きを転じて軽く受く)であり、『変毒為薬(へんどくいやく)』できる」と言われています。
正木 ある医師と懇談した折、日本人に、がんや認知症の患者が増えた理由を聞きました。すると医師は、「それは、その病気になるまで生きられるようになったからとも言えます」と語っていました。
杉本 一生、病気にならないという人はいません。それどころか、長寿社会にあっては、何らかの病にかかっている方が少なくないのが現実です。
正木 だからこそ、大切なことは、いかにして病と向き合うかです。御聖訓には、「この病は(ほとけ)のお(はか)らいだろうか。そのわけは、浄名(じょうみょう)経、涅槃(ねはん)経には病がある人は仏になると()かれている。病によって仏道(ぶつどう)を求める心は起こるものである」(御書1480ページ、通解)とあります。
原田 これは、病を(わずら)った人への激励の言葉である以上に、命に及ぶ大病をした人は、それまでにも増して深い境涯(きょうがい)で信心修行に励むことができ、仏になることができるとの仰せです。
正木 病気になることが不幸ではありません。病気だからこそ、それを(えん)として、求道の心が起こり、境涯を高めていける。これが仏法の教えです。大切なのは、断じて負けない≠ニの強い一念です。
原田 強き信心を(ふる)い起こし、病と向き合うことで、自身の偉大な成長を実現していくこともできます。病になったことは、仏になるためのチャンス。大きな試練こそ宿命転換の時――この前向きな姿勢で、多くの先輩、同志が、人生を勝ち開いてきたのです。
吉井 さらに日蓮大聖人は、「いかなる病さはりをなすべきや」(同1124ページ)とも御断言です。
橋元 「生老病死(しょうろうびょうし)」を乗り越えていくための信心です。題目の師子吼(ししく)(まさ)るものはありません。強い信心を根本に挑めば、いかなる宿命も使命へと転じていくことができるのです。
竹岡 池田先生は、サイフェルト博士との対談の中で、「大病を患った人は深い人生の味をもっている」との信念のもと、悲しみや苦しみを、深き信念と慈愛(じあい)に転じて、平和のため、苦しむ庶民のために、行動し抜かれた戸田先生の生涯について教えてくださいました。
正木 その上で、健康の維持・促進の基本は、「張りのある勤行」「無理とムダのない生活」「献身の行動」「教養のある食生活」等の日常生活における心掛けです。
原田 何があっても、常に心は健康で、友のため、広布のために走る喜びの日々を送っていきましょう。

後輩を自分以上に

吉井 さて、60年前の4月25日は、戸田先生が若き池田先生と、仙台市の青葉城址へ行かれた日です。
竹岡 この日、戸田先生は、「学会は人材をもって城となす」との永遠の指針を残されました。学会を守り、同志を守り、師弟を守り抜く城とは、建物のことではなく、人材であるとの大宣言です。
橋元 今、多くの東北の識者の方々が、「人材」をキーワードにする学会の理念に共鳴されています。ある大手企業の仙台支社長も、「私も地域の皆さんに喜んでいただけるよう人を育て、共に成長してまいります」と言われていました。
竹岡 先輩は後輩の成長のためなら、喜んで犠牲になるくらいの覚悟で、真心を込めて、後輩を育てる。そして、後輩は、また次の後輩を全力で育てていく。
原田 こうして築かれた人材城は、永遠に滅びません。人材の城を築いたところが、勝ち栄えていくのです。
正木 先輩は後輩を自分以上の人材に育てていく。これが学会の伝統です。
橋元 この5月から、青年部は、「折伏」と「人材育成」を(はしら)に、全国150会場で「創価青年大会」を開催していきます。
原田 未来を(にな)う人材が、陸続(りくぞく)と躍り出る青年大会です。壮年・婦人部も一丸(いちがん)となって、青年部を応援し、皆で万代(ばんだい)に輝く創価の人材城を構築していきましょう。

(2014. 4.21. 聖教新聞)

 

 

<39> 全人類を幸福にする広宣流布の大誓願を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

橋元 4月28日は「立宗(りっしゅう)の日」です。この日を中心に、全国、そして世界各国で慶祝(けいしゅく)の勤行会が開催されます。
竹岡 1253年(建長5年)4月28日、日蓮大聖人は、「南無妙法蓮華経」こそが、末法(まっぽう)の全民衆を救う根本の法であることを宣言され、万年にわたる広宣流布の大闘争を開始されました。
杉本 万人の成仏のため、大難(だいなん)を覚悟の上で、大聖人が妙法を説かれたからこそ、世界中の人々が幸福になる大道が開かれました。
原田 池田先生は、『御書の世界』で、こう呼び掛けられています。
 「いよいよ未来に向かって、全人類を幸福にしていこうとする誓願(せいがん)こそ『立宗の心』です。未来への希望と、広宣流布に戦う精神に満ちあふれて立宗の日を迎えてこそ、本当の慶祝になるのではないだろうか」
 私たちは広布への誓願をされに燃え上がらせ、力強く立ち上がっていきたい。

「不退の誓い」を貫く

正木 大聖人の立宗宣言は、「生命に内在(ないざい)する魔性(ましょう)」「一切(いっさい)元品(がんぽん)無明(むみょう)」との大闘争宣言であったともいえます。
吉井 立宗宣言前の御思索と壮絶な精神闘争の一端は、述懐(じゅっかい)として「開目抄」に(つづ)られています。
橋元 大聖人は「開目抄」で、経文に照らせば大難が起こることは明らかだが、「二辺(にへん)の中には・いうべし」(御書200ページ)と覚悟の法戦を決意されます。
 そして、「今度・強盛(ごうじょう)菩提心(ぼだいしん)を・をこして退転せじと(がん)しぬ」(同)と「不退の誓い」を示されます。
正木 「不退の誓い」とともに、大聖人は自らの大願を明らかにされます。
 それが、「我日本の柱とならむ我日本の眼目(がんもく)とならむ我日本の大船(たいせん)とならむ等とちかいし(ねがい)やぶるべからず」(同232ページ)との有名な御文(ごもん)です。
杉本 苦しんでいる民衆を一人たりとも見捨てるものか、すべての人々を絶対に幸せにするまで、何があっても戦い抜く、との大慈大悲(だいじだいひ)のお心が(はい)されてなりません。
正木 「ちかいし願やぶるべからず」との御文は、一度誓ったこの大願は、未来永劫(えいごう)に断じて破ることはない、との大聖人の御断言です。こうして大聖人は御自身を一切かえりみることなく、ただひたすら広宣流布のため、末法万年にわたる一切衆生の幸福のために戦い抜かれます。

「人間主義」の連帯

原田 現代において広宣流布の誓願を不惜身命(ふしゃくしんみょう)で貫き、大聖人の御遺命(ごゆいめい)である「仏法西還(せいかん)」「一閻浮提(いちえんぶだい)広宣流布」を現実のものとしたのは、創価三代の師弟です。そして全世界の無名の学会員です。
吉井 創価の人間主義の連帯は192カ国・地域に広がりました。そして今や「南無妙法蓮華経」の音声(おんじょう)が24時間365日、全地球を包み込む時代を迎えています。
正木 私どもは、さらに誓願の人生を歩んでまいりたい。「誓願を貫くことによって(ほとけ)の心と一体化し、生命の奥底(おうてい)から仏界(ぶっかい)の無限の(ちから)涌現(ゆげん)することができる」。このことを池田先生は『開目抄講義』で教えてくださっています。
原田 先生は、次のようにも綴られています。
 「『誓願』は、宿業(しゅくごう)鉄鎖(てっさ)を切り、過去に縛られた自分を解放して、新しい未来に向かう自分をつくる力と言えます。仏の教えで自分を磨きつつ、確立した心によって、未来の自分を方向付け、それを実現していく努力を持続していけるのが『誓願の力』です」
杉本 そのことを現実に実践し、証明しているのが学会員の姿であると思います。それも世界中で! すごい時代に入りました。
竹岡 一方で、「立宗の心」を失い、宗祖(しゅうそ)の精神に真っ向から違背(いはい)した腐敗(ふはい)堕落(だらく)の日顕宗は哀れな衰亡の一途をたどっています。
橋元 民衆を蔑視(べっし)する権威(けんい)・権力の魔性との闘争が、大聖人の実践の真髄(しんずい)です。
 「法主絶対」「僧俗(そうぞく)差別」などの邪義をふりかざして、(ころも)の権威で(だま)し、脅す日顕宗の欺瞞(ぎまん)の本質を破折(はしゃく)していくことこそ、大聖人の闘争に(つら)なります。青年部は、宗祖違背の邪宗門とは徹して戦い抜いてまいりたい。
杉本 「広宣流布大誓堂(だいせいどう)」での誓願勤行会には日々、全国・全世界の同志が喜々(きき)として参加しています。
原田 大誓堂に設置された「広宣流布 誓願の碑」の碑文にはこうあります。
 「広宣流布は、世界の平和と社会の繁栄を開きゆく大道なり。全人類を救わんとする、我らの久遠(くおん)の大誓願なり。今、地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)陸続(りくぞく)と躍り出て、法華経(ほけきょう)の人間主義の大光は五大州を照らす」
 世界の地涌の同志と共に、全人類を幸福にする大聖人の「立宗の心」を継承し、「広宣流布」(そく)「世界平和」の潮流(ちょうりゅう)をいやまして高めていきたい。

(2014. 4.24. 聖教新聞)

 

 

<40> 誠実一路で結べ 友情は一生の宝
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

竹岡 春の大型連休を迎えました。
橋元 今年は、気温が平年並みで、過ごしやすい日が続き、お出掛け日和(びより)が多いとの予報も出ています。
正木 英気を養うとともに、旧交を温め、友好を深める有意義な期間にしていきたいものです。
杉本 月刊誌「パンプキン」4月号では、専門家が、友情を育むポイントを紹介していました。そこでは、「こだわりを見つける」「共通点を探す」「前向きな言葉で会話を終える」「安心を与える」などが挙げられていました。
吉井 たとえば、初対面の人や、久しぶりに会う人には、最初の30秒で目についた、その人のこだわり≠ノついて触れると、心の距離が縮まるそうです。
杉本 たしかに「すてきな手帳ですね」「スニーカーがよくお似合いですね」などと話すうちに、その人が大切にしている特別な思いが見えてくるものです。
吉井 それから、好きな食べ物や趣味など、どんな小さなことでも共通点を探すことにより、あなたともっと仲良くなりたい≠ニの思いも伝わります。
杉本 「孫が来て楽しかったけど、家の中が、めちゃくちゃになってしまって」「パートに行き始めたけど、両立が難しくて」などと言われた場合、「大変ですね」という返事は、あまり良い例ではないそうです。分かって欲しいのは、「元気な孫との楽しい時間」や「頑張っている自分」です。「新しいことに挑戦しているから、いつも若々しいのね」などと、プラスの部分を受け止めて返事をすることで、お互いの気持ちも晴れやかになります。
吉井 最後に、「さしすせそ」の相づちです。「さすがですね」「知りませんでした」「すごいですね」「説得力があります」「そうなんですね」と、相手がうれしくなる気持ちの良い相づちを心掛けることで、会話も弾みます。
正木 皆が対話の達人≠目指しながら、思い出に残る楽しい友好期間を送っていきたいものです。その際、くれぐれも事故には、気をつけていただきたい。特に、車での移動にあたっては、余裕をもった計画、法令の順守など、絶対無事故を期してまいりたい。
原田 仏典に「(かなら)ず心の固きに()って神の守り(すなわ)ち強し」(御書1168ページ)とあります。強き祈りを根本に、一切の油断を(はい)し、栄光の「5・3」を飾る日々にしていきましょう。

目の前≠フ一人と

橋元 池田先生は常々、「友情は一生の『(たから)』」になると言われています。
原田 まさに先生ご自身が、その思いで、世界に友情を広げてこられました。たとえば、1996年(平成8年)6月、コスタリカを訪問された時のことです。最終日の宿舎のホテルでの光景は、まるで映画の一シーンのようでした。
竹岡 私も(うかが)ったことがあります。先生のコスタリカ訪問は4日間。分刻みのスケジュールが組まれていたそうですね。
原田 そうです。到着した翌日に、フェゲレス大統領と会談し、その後、SGI(創価学会インタナショナル)メンバーとの交歓会に出席。3日目は、核の脅威展≠ナのスピーチに始まり、アリアス元大統領との会見。さらに、中南米10カ国の同志が集まっての代表者会議へと続きます。
竹岡 最終日の4日目は、滞在中、2度目となるフェゲレス大統領との会見に(のぞ)まれます。
原田 まさに、宿舎を一歩出れば、戦場≠ノいるかのような激闘に次ぐ激闘です。同行した私たちは、せめて宿舎に戻られた時ぐらいは休んでいただきたい≠ニ考えていたのですが、先生の行動は違いました。プールサイドで清掃をしている人や荷物を運んでくれる人など、とにかく、見る人見る人に、「ありがとうございます」「ご苦労さまです」と声を掛けられるのです。ある時は、笑顔で応える従業員にカメラを向け、撮った写真を届けられることもありました。
橋元 どこの国であっても、垣根なく、一人の人間として、ただ目の前の一人と誠実に友情を結び続けられたのですね。

地道に、粘り強く

原田 その結果、最終日にホテルを出発されようとした時、何と、受付、ボーイ、ドアマン、清掃員、シェフにいたるまで、たくさんのホテルの従業員が、ロビーに勢ぞろいし、池田先生を見送り≠ノ来られたのです。
 決して誰かから指示があったわけではありません。ただ、滞在中の先生の誠実な振る舞いに感動された従業員の皆さまの自発の行動によって、感動的な一コマが演出されたのです。
正木 池田先生は教えてくださっています。「結局は誠実にかなわない。たとえ一度は光が当たらなくなったように見えても、最後は誠実が勝つ。地道(じみち)に、粘り強く、大誠実を貫き通した人が、必ず勝つのです」
原田 実り多き友好期間とするため、弟子の私たちも、先生の行動に続き、誠実一路で深き友情を結んでいきましょう。

(2014. 4.28. 聖教新聞)