< 座談会 >

世界広布新時代の旭日

 


 

 

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己心に師弟不二の大道を!
勇気の挑戦が希望を開く!
真剣な祈りと真心の励ましを
社会貢献の心が広宣流布を開く
一人一人が自身の人間革命を
地区発で歓喜の大前進
師弟不二こそ法華経の兵法
「心の復興」が東北新生の力
「負げでたまっか!」こそ学会魂
万代への基盤を築くのは今

 

 

 

<51> 己心に師弟不二の大道を!
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長

杉本 先月22日、池田先生にペルーの国立工科大学から、「名誉博士号」が授与されました。
吉井 これで、先生への世界の大学・学術機関から贈られた名誉学術称号は、「350」となります。
原田 弟子一同で心からお祝いしたいと思います。本当におめでとうございます! 先生は、この称号を、偉大な殉教(じゅんきょう)先師(せんし)・牧口先生へ、苦楽を分かち合ってきた創価の友と共に、謹んで捧げたいと言われました。さらに、全て不二(ふに)の同志に譲り託す栄誉であり、それぞれの国の同志が未来永遠に守られ、栄えゆくための(あか)しであるとも述べられました。
正木 その学会の未来を創りゆくのが、7日で結成50周年を迎える高等部をはじめとした、今の未来部、青年部の世代です。
竹岡 池田先生はかつて、自身の80歳以降の人生について「妙法に()く不老不死のままに、永遠に広宣流布の指揮をとることを決意する」と(つづ)られています。
橋元 今日の広宣流布の実現は、創価三代の会長の大闘争のおかげです。創価学会の「会則」にも、三代会長こそが、「広宣流布実現への死身弘法(ししんぐほう)体現(たいげん)者であり、この会の永遠の指導者である」と明確に記されています。
原田 では、どのようにして、三代の峻厳(しゅんげん)な精神を継承(けいしょう)していくのか。それは、いつも池田先生が示してくださっている通り、一人一人が「己心(こしん)に師弟不二の大道(だいどう)を確立」することではないでしょうか。
竹岡 先生は何度も語られています。「私は毎日、胸中(きょうちゅう)の戸田先生と対話しながら前進している」「私の心の中には、いつも、戸田先生がいる。だから負けない。屈しない」と。
吉井 小説『新・人間革命』では、「私の基準は、御書であり、それを実際に身で読まれ、実践されてきた戸田先生です」と記され、こういう時、先生ならどうされるか∞自分の今日の行動は、先生のご精神にかなったものであるのか≠常に考えられながら、行動されてきたと述懐(じゅっかい)されています。
杉本 必ず、戸田先生にお喜びいただける勝利の戦いをしよう!≠ニ、自身を鼓舞(こぶ)されてきたことが、勇気の源泉(げんせん)であり、常勝の原動力であるとも教えてくださっています。
吉井 御書には、「在在諸仏土常与師倶生(ざいざいしょぶつどじょうよしぐしょう)」(1338ページ)とあり、広布の師弟の因縁は今世(こんぜ)だけでなく、永遠にわたることが示されています。
原田 「師弟不二とは、師の心をわが心として生きることであり、いつ、いかなる時も、己心に(げん)として師匠がいることから始まる」と結論されている通り、全世界の全ての同志が、自身の胸中に師匠を確立することが大事です。それが、新たな広布の開拓の(ちから)になっていくのです。
正木 その核となる今の青年部世代には、未来の学会を築くトップランナーとしての使命があります。
橋元 大白蓮華4月号から始まった指導選集の連載も、そのための大切な(はしら)です。信心の骨格となる大切な指導を一人一人がしっかりと研鑽(けんさん)し、命に刻んでいきたい。

学会の大発展の因

吉井 先日(5月19日付)の「名字の言」に載っていた、93歳の大阪の婦人の話には、深く感動しました。
杉本 その婦人は、「池田先生がいつ何時(なんどき)、『ごめんください』って、いらっしゃるかもしれないからね」と言われながら、いつも玄関に、お花を飾っているそうです。さらに、デイサービスなどから帰宅すると、「先生、ただいま戻りました≠チて心の中であいさつしますんよ」とも紹介されていました。
原田 まさしく、これこそが、学会を築いてきた師弟の精神です。心の中の師との対話≠実践する庶民によって、学会は大発展したのです。
橋元 私自身、今回の中国への訪問を通じて、あらためて感動したことがありました。それは、中国という距離的には離れた地で、一度もお会いしたことがない、しかも信心をしていない学生たちが、真剣に池田先生の著作を読み深め、人生観を模索していたことです。
竹岡 私たちも、先生の著作を学び、その行動に続く弟子へと成長していかねばなりませんね。

家族や知人に相談

正木 さて、先日、ニュースを見ていて驚いたことがありました。何と、「振り込め詐欺」など、電話をかけて現金をだまし取る特殊詐欺の被害総額が、過去最悪だった昨年を上回るペースであるというのです。
杉本 これだけ注意喚起されているにもかかわらず、昨年が過去最悪だったことにも驚きですが、本年はそれを上回っていることに、もっと驚きます。
橋元 それほど手口が巧妙化しているわけです。
竹岡 たとえば、今は、「値上がり確実な商品がある」と、株や不動産、会員権などを売りつけてくる詐欺の被害が最多です。それから、親族や警察官をかたる詐欺の被害も、相変わらず多いそうです。
正木 繰り返しになりますが、「電話」で「お金」の話になった際は、絶対に一人で行動せず、家族や知人に相談することです。
原田 そもそも、電話口でお金の話をすることほど、怪しいものはありません。特に狙われやすいのは高齢者です。身近にいる、ご高齢の方にも注意を促し、皆で無事故の日々を勝ち取っていきましょう。

(2014. 6. 5. 聖教新聞)

 

 

<52> 勇気の挑戦が希望を開く!
出席者:原田会長、杉本婦人部長、金沢総東京長、津田総東京婦人部長、金田総東京青年部長、吉井女子部長

吉井 新しき「女性の世紀」の幕開けを告げる、歴史的な「創価女性大会」(世界広布新時代第6回本部幹部会)の中継行事が、12日(本日)から開催されます。
杉本 開館35周年の佳節(かせつ)を迎えた東京戸田記念講堂での感動的な大会では、婦人部と女子部が仲良く、にぎやかに前進しゆくことを誓い、吉井女子部長と共に登壇させてもらいました。
原田 池田先生は言われています。「女子部がはつらつと活躍するところは、明るく、希望に満ちている。女子部が発展すれば、創価学会が発展する」と。
津田 婦人部も、清らかな心の女子部と一緒に活動することで、自らの生命が洗われ、新たな決意をすることができます。
原田 御書に「一代聖教(しょうぎょう)の中には法華経第一・法華経の中には女人(にょにん)成仏(じょうぶつ)第一なり」(1311ページ)とある通り、日蓮仏法ほど女性を大切にしている思想はありません。いよいよ新時代の「婦女一体」の前進の時です。「女性の世紀」を勝ち開く、さらなる大行進をよろしくお願いします。

平和と友情の連帯

杉本 婦人部は今、6・10「婦人部の日」を記念する「希望総会」(婦人部総会)から、平和と友情の連帯を広げています。
津田 昨年の墨田区内での婦人部総会のことです。あるメンバーが近所の知人のもとへ、入場整理券や聖教新聞の切り抜き記事を持って対話に行きました。それまでも何度か誘ってはいたものの、芳しい反応が返ってこなかった知人です。しかし、彼女は今回も駄目かもしれないけど、勇気をもって誘ってみよう≠ニ声を掛けました。
杉本 すると当日、その知人が、中学3年生の娘さんとやって来たそうですね。聞けば、「娘が来たいと言ったので」と。娘さんは「一番苦労した人が、一番幸せになれる」と書かれた案内状にひかれ、「お母さん、私、ここに行きたい!」と言ったそうです。
津田 総会では、池田先生の長編詩を皆で朗読。平和は「お母さんを/泣かせないことだ」との一節(いっせつ)に感動した娘さんは、「お母さんをもっと大事にしようと思いました。池田先生のことを詳しく知りたいです」と語り、お母さんも「心に響くものがありました」としみじみと言われました。
杉本 実は、その2カ月前、ご主人を病気で亡くされ、家庭内には笑顔が少なくなっていたそうです。だからこそ、娘さんは、「お母さんを/泣かせないことだ」との先生の一節に深く共感されたのです。以来、2人は積極的に会合に参加し、本年4月にそろって入会されたそうですね。
津田 今では、共に任用試験の受験を決意され、お母さんは婦人部総会に向けて仏法対話に挑戦、娘さんも創価大学への進学を目指し、勉強に励んでいます。
原田 一人の婦人部員の挑戦の心が、一家に希望と幸福を運んだわけですね。
金沢 総東京の壮年の目標は、「青年≠フ心で前進!」です。江戸川区の78歳の壮年は本年、2人の青年を入会に導きました。20代と30代の青年は、いずれも職場の後輩。じっくりと青年たちの生い立ちに耳を傾けながら、「より良き人生を生き抜くためには、正しい信仰が必要だよ」と確信を込めて語る言葉が、青年の心に響いたのです。
原田 壮年の(かがみ)です。壮年はいつまでも戦う心を燃やし、弘教・拡大の先頭に立っていきたい。

生涯の原点£zく

金沢 何といっても、総東京では7月、国技館で創価青年大会を開催することが決定しています。
金田 山梨も、東京エレクトロン韮崎文化ホールで青年大会を行います。
原田 国技館といえば、幾多(いくた)の広布の歴史が刻まれてきた師弟有縁(うえん)の地です。
金田 この青年大会には、約1万1000人が出演者として参加します。当日は学生部、男子部、女子部それぞれが、未来部員も交え、オリジナル曲の合唱を披露します。今、仕事・勉学、活動の合間を縫って懸命に練習しています。
金沢 ヤング男子部を中心とした、ダンスチームも結成され、率先して弘教に挑戦していますね。
金田 まだまだ、総東京には、多彩な人材がいます。まずは、首都圏在住の英語を話すSGIメンバーの代表で構成される「東京インタナショナル・グループ(TIG)」です。今回は、40を超える国・地域の青年が出演します。
金沢 また、舞台演出や映像制作に携わる「創翔(そうしょう)会」、デザイン担当の「白鳳(はくほう)会」、設営を担う「栄光会」、音楽隊の軽音楽部や東京管弦楽団なども、(かげ)(ちから)として奮闘しています。
吉井 未来の(たから)・少年少女部は、約2400人の合唱団を結成し、連載「希望の虹」を学びながら、練習を頑張っていますね。
金沢 当日は、出演者以外で約3万人の青年が、対話拡大に挑戦し、集います。ある地域では、青年大会応援ボードを会館に設置し、壮年・婦人部が自由に応援メッセージを書き込めるようにするなど、青年の勝利を皆で祈っています。
金田 いよいよ本陣・総東京が一丸(いちがん)となって、新時代へ船出する時です。学会創立100周年の2030年、そして全青年部員の人生の大勝利へ、この大会が一人一人の生涯の原点≠ニなるよう、折伏と人材育成に総力をあげていきます。

(2014. 6.12. 聖教新聞)

 

 

<53> 真剣な祈りと真心の励ましを
出席者:原田会長、金沢総東京長、津田総東京婦人部長、竹岡男子部長、中園総東京男子部長、長田総東京女子部長

原田 折伏に挑み、人材育成に励む中で迎えるのが、創価青年大会です。
中園 3年前の青年大会で成長を遂げ、今回はダンスメンバーとして出演する練馬区の男子部員の体験が今、感動を呼んでいます。
竹岡 5年前に入会した彼の転機は、東日本大震災でした。岩手県釜石市の出身で、津波により父を亡くします。深い悲しみの中で、彼に、生き続ける希望≠送ったのが、男子部の部長や地区部長・地区婦人部長をはじめとした創価の同志でした。
中園 心からの励ましに奮起した彼は、前回の青年大会を通じ、切磋琢磨(せっさたくま)する同世代の友と出会い、「協調」や「団結」の大切さを学びます。以来、折伏にも挑戦し、昨年、見事に弘教を実らせました。
竹岡 その彼が語る「私には、二つの家族があります。それは釜石の家族と、練馬の創価家族です」との言葉には深く感動しました。特に、「お父さんの代わりになってあげたい」と、自分の子どものように愛情を注ぎ、励ます同志の存在があったからこそ、彼は大きく成長できたのです。今回の青年大会を目指し、2人の友にも弘教し、今も挑戦の毎日です。

新しい力が次々と

中園 合唱団には、新たに立ち上がったメンバーが多くいます。紹介者と新入会者が一緒に合唱に参加する例も少なくありません。
竹岡 八王子市のある部では、昨年入会したメンバーが、本年、折伏を実らせ、その友人と合唱団に入ったと聞きました。さらに、一昨年に入会した友も紹介者とそろって合唱団に入り、歌の練習に友人と一緒に参加するなど、弘教にも挑戦しています。
中園 合計で8人が合唱団に参加する同部の部長は、「確信を込めて、徹して励まし抜く」「一緒に祈り、行動をする」との池田先生の指針こそが勝利の鉄則であり、人材の裾野がぐんぐんと広がっていますと喜びを語っていました。
長田 山梨でも、3年前の青年大会以来、新しい(ちから)が次々と立ち上がっています。ある華陽(かよう)リーダー(当時ヤング・リーダー)は、応援してくれた婦人部の先輩が、ありのままに語る女子部時代の原点や、信仰への大確信に触れ、積極的に学会活動に参加するようになりました。
津田 今では、白蓮グループの一員として、さらに女子部部長へ成長を遂げ、今回は自身の原点である青年大会に、多くの新しいメンバーを参加させたいと決意しているそうですね。
原田 婦女一体の人材育成で、1人が立ち上がり、2人、3人へ連なる波動が起きているわけですね。
津田 山梨では、各地区で総力をあげて、今回の青年大会に「1人の女子部」「2人の男子部」「合計3人の青年部」を糾合(きゅうごう)する「地区ワン・ツー・スリー」運動を展開しています。まさに、各部一体で、青年大会の大成功を勝ち取ろうとされているのです。
竹岡 本当にありがとうございます。男子部は、10代・20代のニューパワーが学生部と組んで、ダンスチームを結成。すでに8割の友が折伏に励んでいます。
長田 女子部は、華陽リーダーの輩出(はいしゅつ)と育成に(ちから)を入れ、7・19「女子部結成記念日」を人材の陣列で飾ります。そして、「負けないと決めた笑顔で、一生涯、不退転を貫きゆけ」との指針を胸に、一喜一憂せず、生涯、自分らしく凛として生きることを誓う青年大会にしてまいります。
金沢 総東京の学生部は、今年だけで部員の約2割が折伏に挑戦しています。学術面で成果をあげているメンバーや世界的な企業に就職する友も誕生しています。世界広布の新たな潮流(ちょうりゅう)を起こす青年大会へ、さらに各部一丸(いちがん)の前進を続けていきましょう。

大学校が共感拡大

津田 先日の九州方面の座談会で、「人間革命池田塾」が紹介されていましたが、東京婦人部でも全ての総区・区で大学校が開校されています。
原田 中には、世田谷区や江東区のように20年以上、連続して開催している地域もあり、そうした所からは着実に人材の流れができているそうですね。
長田 第2総東京では、「コスモス平和大学校」との名称で小説『新・人間革命』を学んでいます。これまで、延べ10万人を超える友が入校され、次代を担う女子部も共に学んでいます。
津田 この大学校の特徴は、友人も参加できることです。これまで1万人を超える友人が受講しました。本年は、過去最高となる、地区平均で1人以上の友人も集っています。
金沢 「池田先生の思想をもっと学びたいから」と何年も連続して参加される方や、「素晴らしい哲学が学べるので、友人を誘って参加します」と語る会友の方もいますね。
原田 信心をされていない方も、池田先生の哲学を真剣に学び、生活で生かしていく――すごい時代になりましたね。
金沢 新会員の育成に力を入れている地域も多くあります。年間のカリキュラムを組んで、教学や体験、質問会、講演会など、多様な企画を準備しているのです。いずれも、リーダーが先頭に立って激励に取り組み、任用試験受験への流れも着実にできています。
原田 御書に「春を(とど)めようと思っても、必ず夏となる。同じように、広宣流布の流れはとどめようがない」(1241ページ、趣意)とある通りです。池田先生は、「師弟不二の東京、異体同心の東京は、一丸となれば無敵である。歴史が変わる」と言われました。師匠の期待に応える本陣のさらなる発展を願ってやみません。

(2014. 6.16. 聖教新聞)

 

 

<54> 社会貢献の心が広宣流布を開く
出席者:原田会長、正木理事長、安田沖縄総県長、喜舎場(きしゃば)総県婦人部長、伊計(いけい)総県青年部長、吉井女子部長

安田 16年前の1998年(平成10年)8月、池田先生は沖縄健児(けんじ)に和歌を()まれました。
 「御喜奈和(おきなわ)の/勝利の勝鬨(かちどき)/聞かなむと/世界の友は/(みな)して待つらむ」
喜舎場 「御喜奈和」との文字には、沖縄の友が喜び、皆が仲良くしている、和しているという意味が込められています。
伊計 沖縄は太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)、本土を守るという大義名分のもと、日本唯一の地上戦を強いられ、県民の4人に1人が命を落としました。その沖縄に、先生は「一番苦しんだ人が一番幸せに!」と呼び掛けられました。
正木 本年は沖縄に妙法の一粒種(ひとつぶだね)が誕生してから60年。さらに、池田先生が沖縄の地で小説『人間革命』の執筆を開始されてから50周年の佳節(かせつ)にもなります。
原田 沖縄の皆さんは師匠の心に応えて、立正安国(りっしょうあんこく)の旗を(かか)げ、祈り、動く中で、幸福を勝ち取ってこられました。
正木 「世界で最初の広宣流布の地帯」を目指し、友情の輪を広げてきました。
喜舎場 特に、南大東島、多良間島、渡嘉敷島などの離島では、島民の多くの方が学会に共感と信頼を寄せています。
安田 自他共(じたとも)の幸福を広げる、団結の勝利の勝鬨を、いよいよ沖縄から響かせてまいります。

団地部の友が活躍

原田 6月25日は「団地部の日」です。先日、(うかが)った沖縄団地部の活躍は、本当に素晴らしかったです。
喜舎場 ありがとうございます。もともと、沖縄には、先祖崇拝やユタなど、生活に民間信仰が根付いています。そうした中、ある団地では、地域の安全を祈願する集会で、地元自治会の強い要請を受け、学会の同志がボランティアで導師(どうし)を務めています。住民らと共に、「安全・安心の街」を御本尊に祈念し、本年で6回目となります。
原田 仏法(そく)社会です。御書には「智者(ちしゃ)世間(せけん)の法以外において仏法を(ぎょう)ずることはない。世間の治世(ちせい)の法を十分に心得(こころえ)ているのを智者という」(1466ページ、通解)と仰せです。地域と一体になって、豊かな街づくりに励むことは、仏法者の使命でもあります。
喜舎場 その(はん)を沖縄の地で示されたのが、池田先生です。74年、沖縄に来られた先生は、地元住民を招いて伝統文化祭を開催され、教育機関への図書贈呈や、地域の名士と一緒に先祖代々の追善(ついぜん)法要を営まれました。
原田 先生は言われました。「私たちの願いは、島の人々の幸福と郷土の繁栄です。したがって、社会と学会の間に壁をつくってはならない。地域のために尽くそう。社会に貢献しよう≠ニいう強い一念があってこそ、仏法を社会に開くこともできるし、広宣流布の広がりも生まれるのです」
 この伝統を堅持(けんじ)し、沖縄では今も、地域のために行動されている方が多くいます。これからも、地域と共に発展してもらいたい。

全力で平和を拡大

安田 6月23日は「沖縄慰霊の日」です。69年前の沖縄戦で犠牲になった方々の冥福と世界の平和を深く祈念していきます。
伊計 この日に合わせ、先生の「SGIの日」記念提言の要旨を掲載した平和広告≠ェ、沖縄タイムスと琉球新報に載る予定です。
安田 本年で33回目です。「これだけ継続して平和のための行動をしている団体は他にない!」と称賛(しょうさん)が寄せられています。
伊計 かつて、沖縄では、「沖縄戦の絵」展を開催し、戦争体験集を編みました。これらの企画を振り返り、「今後もこうした取り組みができるのは、躍動する青年がいる学会しかありません。どうか頼みます」と県内の著名な識者に託されたこともあります。
吉井 青年部はその期待に応え、「SOKAグローバルアクション」の一環として、ピースフォーラムを開催。SOKAピースコンサートも行いましたね。
伊計 会場となったのは、沖縄研修道場です。3月に開催された、「核兵器なき世界への連帯」展の会期中に行いました。
吉井 戦後の冷戦時代は核ミサイル基地であった道場で、核廃絶のための展示が開かれたことに、「画期的な取り組み」と各界から絶賛されたそうですね。
伊計 他にも、学生部が平和意識調査を継続して行うなど、学会は平和運動を地道に続けています。
原田 池田先生は、初来島となった60年(昭和35年)と、62年に、「ひめゆりの塔」などがある南部戦跡を視察されました。先生が2度、同じ史跡を訪れるのは大変に珍しいことです。それほど、反戦平和への思いを新たにする場所であったのだと思います。
喜舎場 小説『人間革命』の冒頭を、沖縄で書こうと決められたのは、「沖縄が戦争の悲劇にさいなまれた島であったというばかりではなく、そこに、学会の原点ともいうべき、平和建設の同志の力強い凱歌(がいか)を聞いた(から)にほかなりません」と言われたこともあります。
安田 61年1月、先生のアジア初訪問を祝賀するように、沖縄の同志は、全国一の弘教を達成しました。この時の同志の「力強い凱歌」が、64年12月2日の池田先生の『人間革命』執筆につながったのだと私は実感しています。だからこそ、沖縄はこれからも、平和勢力の拡大に全力を挙げていきます。

(2014. 6.19. 聖教新聞)

 

 

<55> 一人一人が自身の人間革命を
出席者:原田会長、杉本婦人部長、安田沖縄総県長、喜舎場(きしゃば)総県婦人部長、中村総県男子部長、伊志嶺(いしみね)総県女子部長

原田 沖縄は未来性あふれる希望の天地です。人口はまだまだ伸び、子どもの数も増え続けています。
杉本 新石垣空港の開港やクルーズ船の寄港などによって外国人を含む観光客が大幅に増加し、池田先生が言われた、皆が(あこが)れ、集い合う「東洋のハワイ」へと発展もしていますね。
原田 7、8日の創価青年大会では、普段の会合の参加者の3倍近い男子・女子部が集ったそうですが、驚いたことに、それとほぼ同じ数の未来部員が参加したと(うかが)いました。
喜舎場 はい。壮年・婦人部も未来の(たから)の成長を真剣に祈り、応援しています。たとえば、12人の孫のうち、遠くに住む1人を除いた11人の孫を青年大会へ参加させることができた婦人部員もいます。6人の孫全員が参加でき、さらに未入会だった2人の孫を、青年大会の後に入会に導いた婦人部員もいます。
安田 7月には創価ファミリー大会も予定しています。伸びゆく青年と(ちから)を合わせ、沖縄はさらなる前進をしていきます。
中村 今回の青年大会では、男子部に地区1人以上の出演者・役員が誕生しました。一般参加のメンバーも合わせ、強固な人材の陣列が整いました。
伊志嶺 女子部は、婦人部のマイ総会にならって、マイ大会も行い、友人を含めて、部員数の1.5倍が参加者となりました。
喜舎場 特に、新しい人材の爆発的誕生を願い、結成された「スターバースト」(フレッシュなメンバー)が活躍していましたね。
杉本 沖縄は、数年前から、婦女一体の活動の模範の地域でもあります。
喜舎場 日常的に女子部と協議をし、支部で女子部を応援する「すずらん長」を設置している地域も多くあります。月に1回、支部や本部で「すずらん会議」を開催し、一緒に訪問激励に歩くリズムを確立している分県もあります。
伊志嶺 こうした中で、ある分県の会合では、司会、受付、アトラクションなどを全て、母娘で行うなど、工夫した取り組みも目立つようになりました。

躍り出た$l材群

安田 今回の青年大会の大成功は全て、昨年12月の沖縄総会(本部幹部会)から始まったものです。「上行菩薩(じょうぎょうぼさつ)の大地よりいで(たま)いしには・をどりてこそいで給いしか」(御書1300ページ)と仰せの通り、広布に勇み舞う地涌(じゆ)の菩薩が陸続(りくぞく)と躍り出たのです。
中村 池田先生に「18回目の沖縄訪問」と言っていただいた、これまでにない野外での本部幹部会をやり遂げ、勝利の(あか)しを打ち立てることができ、青年の胸中に、師匠との原点が築かれました。その時に立ち上がったメンバーが、今度は励ます側≠ノなり、新たな人材と共に青年大会に(のぞ)むことができました。
原田 小説『人間革命』執筆開始から50年でもある本年の青年大会は、一人一人が自身の「人間革命」を()けて挑戦しようと呼び掛けたそうですね。
中村 はい。両親の離婚や家庭不和に悩み、荒れた生活を送っていた青年が、信仰を通し、和楽の家庭を築き、今度は友を救う折伏を実らせたり、また、病魔に負けずに使命の青春を歩んだりと、各地に蘇生(そせい)のドラマが生まれました。
原田 県内に住む外国人メンバーや、沖縄出身で初めてSUA(アメリカ創価大学)合格を果たした華陽(かよう)リーダーなど、沖縄らしい体験にも笑顔が広がったと聞きました。

道場が理解の場に

伊志嶺 本年、沖縄では、「人間革命運動」を活動の柱の一つにしています。具体的には、座談会などの日常の活動の中で、小説『人間革命』『新・人間革命』を読み合う機会を設けたり、各部で「平和大学校」を開校し、研鑚するようにしています。
杉本 沖縄研修道場では、「人間革命研修会」との名称で、『人間革命』執筆の背景や道場の歴史を学ぶ集いも開催し、大変に好評だそうですね。
原田 ノーベル平和賞の受賞者で、核廃絶運動の旗手(きしゅ)であった、ロートブラット博士が、「戦争の基地を平和の発信地に変えるというのは、なかなか思いつかないことです。それは、常に平和のことを真剣に考えている人でないと思い浮かばない発想なんです」と評価された場所です。
安田 20年間、入会をためらっていた方が、この研修道場を訪れ、決意を固められたケースもあります。それほど、学会への認識を新たにする施設です。
中村 今後、研修道場の見学を通して、さらに多くの人に学会への理解を広げていきます。
安田 道場は、先生が10度も訪問され、世界広布の指揮を執られた沖縄の(たましい)ともいうべき所です。沖縄は、この道場とともに、さらに発展を遂げていきます。
喜舎場 婦人部は、支部婦人部長を中心としたグループ長会を軸に、御書学習の機会を増やし、新たな活動者も育ててもいます。
伊志嶺 沖縄からは毎年、たくさんの創価大学生や創価学園生も誕生しています。それは、休みの期間に帰省をすると、後輩たちのためにと、自発的に遠い宮古や八重山まで激励に行く現役創大生らがいるからです。
原田 永遠の「平和の要塞」たれ!――これが、先生の沖縄への思いです。伸びゆく沖縄の活躍を世界中が見つめています。

(2014. 6.23. 聖教新聞)

 

 

<56> 地区発で歓喜の大前進
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、西山関西長、山下関西婦人部長、落合関西青年部長

原田 先日の寸鉄に、「自転車の『傘差し』運転は違法。周囲見えずに事故にも。梅雨の今こそ厳守」と掲載されていましたが、多くの読者から「大切な呼び掛けです」との反響がありました。
杉本 特に、今年は梅雨が長引くとの予報もされていますね。
原田 雨の時は、「明るい服装にする」「車のライトをつける」「滑りやすい階段の上り下りは、必ず手すりを持つ」等を心掛けていきたい。無冠(むかん)の友の皆さまをはじめ、全員の無事故を深く祈念しています。

皆が主体者の自覚

正木 さて、方面のリーダーと語らう、この座談会に、いよいよ「関西」の登場です。
西山 どうぞ、よろしくお願いします。
正木 関西は本年から、活動のリズムを2カ月サイクル≠ニし、「地区発」「支部発」の自発的な運動を展開していますね。
西山 はい。地域と密着した「地区・支部」の自主性を尊重し、支部勝利会議などを軸として、2カ月先までのスケジュールを発表するようにしています。
杉本 さらに、「わたしとわが家」の勝利をテーマに、「地区・わが家・わたしの目標」の達成にも(ちから)を注いでいますね。
山下 その結果、全員が広布の主体者の自覚を新たにし、喜び勇んで「地区の目標」の成就(じょうじゅ)に向かって、地道にこつこつと前進しています。
落合 たとえば、兵庫・尼崎総県のある支部では昨年、24世帯の折伏を達成。本年もすでに23世帯を成就しています。それも、面倒見の良い庶民の街の特色を生かして、青年に光を当てている結果です。
山下 近年、高層マンションが増えてきた大阪・福島区でも、すでに地区1世帯の弘教が結実しています。これも、草創からの同志の体験発表の機会を設けるなど、地域の強みを発揮した運動のたまものです。
西山 また、「11・18」を人材の拡大で迎えようと、各地で任用試験受験への取り組みにも全力をあげています。大阪・高槻常勝県では、先入観を排し、徹底して訪問激励に歩いた結果、会友20人を含む、ブロックで1人以上の申込予定者が壮年部だけで誕生しています。
山下 弘教・拡大と人材育成の上半期の目標の完遂(かんすい)を目指す「師弟常勝月間」(7月21日まで)を勝利し、7月末には、「地区討議」を行います。
西山 1年の真ん中に「地区討議」を行うのは初めてのことですが、「地区中心」の活動をより明確なものにするための(はしら)です。
原田 世界広布の模範となる新たな歴史を築かれゆくことを念願しています。

  学生部が意気軒高

正木 月間は、「青年拡大月間」でもありますね。
山下 男子部の「部2世帯の折伏の推進」と、女子部の「折伏活動者の拡大」が活動の柱で、壮年・婦人部も、一丸(いちがん)となって取り組んでいます。
落合 間近(まぢか)に迫った創価青年大会へ、いよいよ関西青年部の底力を発揮する時です。本年は5月に「世界の関西$ツ年平和大会」と、「核兵器なき世界への連帯」展を開催するなど、新時代の常勝後継のリズムを刻んできました。
原田 青年平和大会の会場となった大阪府立体育会館は、池田先生が第3代会長就任後、真っ先に地方指導に駆けつけた師弟の(えにし)深き場所です。先生は万感(ばんかん)のメッセージを贈られ、関西青年部の健闘を最大に期待されていました。
落合 はい、決意を新たにしました。また、核兵器廃絶を実現するためには、青年の関心を高め、未来への責任を喚起していくしかないと思い、世界各地で開催してきた展示会を、初めて青年の手で行いました。
山下 展示会では、男女学生部が関西62の大学・専門学校生に実施した、核兵器に関する意識調査も発表されました。
落合 大反響でした。学生部はさらに、伝統の世界市民セミナーや、ピースフォーラムなどを開き、より良き社会建設の先駆者へと成長を期しています。
西山 先日は、福井大学の学生部の有志が中心となって実施した、日中韓の友好に関する学生意識調査が注目され、地元紙「日刊県民福井」で数度にわたり紹介されました。6・30「学生部結成記念日」へ、関西学生部は新たな拡大の道を開こうと意気軒高(いきけんこう)です。

強盛な信心≠アそ

原田 上半期、京都で行われた「(ひかり)賛歌(さんか) 印象派展」も関西中で話題だったそうですね。
落合 2カ月間の会期中、31万人の来場者があり、会場となった京都文化博物館の過去最高記録となったそうです。
西山 特に、芸術への意識の高い方が多い京都で、このような絵画が一堂に集まることは今後もないだろう≠ニいわれる展示会だったため、会員が友人に誘われて参加するケースさえあったほどです。「京都の街の発展のために、ありがたい展示でした」と語る識者がいるほど、学会の文化運動への認識も深めるものとなりました。
山下 いよいよ関西の月・7月。常勝関西の歴史が築かれた7月になると関西の同志の心は燃えます。
西山 先生が関西に教えてくださった御聖訓「(いか)なる()(みだ)れにも各各(おのおの)をば法華経(ほけきょう)十羅刹(じゅうらせつ)(たす)(たま)へと湿(しめ)れる木より火を(いだ)(かわ)ける土より水を(もう)けんが(ごと)強盛(ごうじょう)(もう)すなり」(御書1132ページ)を(はい)しながら、強き祈りで、新たな広布の流れを開いていきます。

(2014. 6.26. 聖教新聞)

 

 

<57> 師弟不二こそ法華経の兵法
出席者:原田会長、西山関西長、山下関西婦人部長、橋元青年部長、竹本関西男子部長、西尾関西女子部長

原田 この6月、婦人部と女子部は、初の「創価女性月間」を大躍進しました。池田先生も大変に喜ばれていました。本当におめでとうございます。
西尾 2000年(平成12年)12月、先生は、関西が「女性の世紀」の模範になっていただきたい≠ニ、関西から「婦女(ふじょ)一体の前進」のリズムを開始してくださいました。以来、継続して関西女性最高会議を開催し、今月23日で108回目となりました。
山下 今回の創価女性大会の中継行事にも、婦人部は女子部の結集に全力をあげ、全国模範の結果を残すことができました。
西尾 大阪学園総県のある支部では、女子部員の8割近くのメンバーが参加することができました。これも、婦人部の皆さまの熱い応援のおかげです。
山下 婦人部では現在、100万遍の唱題に挑戦する人を「明鏡(めいきょう)グループ」とし、全てを題目で勝ち越えようと取り組んでいます。
西尾 女子部でも毎月、「師弟誓願(せいがん)正義唱題」を行い、題目で開いてきた常勝の歴史を継承しようと誓い合っています。
原田 強盛(ごうじょう)な祈りこそ、池田先生が関西に打ち込んでくださった(たましい)です。
山下 また、女子部では、「折伏活動者」の育成にも(ちから)を入れていますね。
西尾 はい。本年だけで約3000人増え、支部平均で3人の友が弘教に挑戦しています。その多くが、初めて仏法対話に励むメンバーです。「信行学」を着実に実践し、一人一人が信仰の確信を深められるよう、激励を重ねていきます。そして、師と共に、華陽(かよう)姉妹と共に、「()とは自他(じた)共に(よろこ)ぶ事なり」(御書761ページ)との(おお)せのままに、幸福の土台を築く最高の青春を歩んでいきます。

新しい力が旋風を

竹本 関西では、壮年・婦人部の皆さんの男子部への応援も本当に力強いものがあります。心から感謝しています。中には、西山関西長が自ら、男子部の折伏現場に入り、結実したこともあります。
西山 特に、創価班・牙城会・文化班・鉄人会の大学校生が新たな(ちから)となって、関西の拡大をけん引してくれていますね。
橋元 たとえば、大阪・阿倍野総区のある創価班大学校38期生は、すでに3世帯。兵庫・尼崎総県のある牙城会新世紀14期生は、すでに4世帯の折伏を実らせていますね。
竹本 特筆すべきは、2人とも新入会員であることです。1956年(昭和31年)の大阪の戦いさながら、新しい力が旋風を巻き起こし、関西男子部としても、大きく弘教拡大を進めることができました。
原田 壮年・男子部が一緒になって、訪問激励に歩く地域も多く、大阪・住吉創価区のある支部では、壮年・男子部で合同の合唱団を結成し、切磋琢磨しながら成長を競い合っているそうですね。
竹本 さらに、関西全域で、「私たちが男子部を勝たせたる!」との婦人部の皆さまの勢いのある唱題の(うず)が起こり、男子部の戦いは加速しています。
西山 そんな中、先日行われた、福井総県の総会でのリレー活動報告は圧巻でした。支部長に始まり、その学会家族の励ましで立ち上がった男子部部長、そして男子部部長の折伏で入会した友、さらには、その新入会者の弘教で5月に学会員となった友と、4人が喜びの登壇をしたのです。
橋元 和歌山でも、各支部で、各部が一体となって、男子・女子部の訪問激励に回るなど、団結の機運は、いや増しています。

師のために勝つ!

西山 その関西の原動力は、何といっても婦人部の皆さんです。本年は、「幸福拡大! 常勝後継!」を合言葉に、一家和楽を目指して前進しています。
西尾 「あおぞら家族」(福井)、「花まる家族」(大阪)、「キラ星家族」(兵庫)などと呼びながら、楽しく取り組んでいますね。
山下 「サンクスパパフェスタ」との名称で、ヤング・ミセスが主催し、未入会のご主人らを招き、楽しく会合を開催している地域も多くあります。
西山 関西婦人部ではまた、常に、小説『新・人間革命』を読み合うようにしています。
山下 どんな会合でも、聖教新聞を取り出し、全員で『新・人間革命』を音読しながら、師弟の呼吸を確かめ合っています。
竹本 池田先生は関西の地で、弟子として、師匠・戸田先生に仕える姿を通して、「師弟不二の在り方」を教えてくださいました。
原田 不可能を可能にした「大阪の戦い」で根幹(こんかん)にされた、「法華経(ほけきょう)兵法(へいほう)」について、次のように語られたこともあります。
 「行き詰まっては祈り、祈っては挑戦し、来る日も来る日も、ただ『先生のために、断じて勝つ!』『広宣流布のために、必ず勝ってみせる!』と、いくつもの壁に、阿修羅(あしゅら)(ごと)く立ち向かっていった。そして勝ち抜いていった。『師のために!』『広布のために!』――この一念を定めたときに、青年の本当の力が出るのです。あえて私の体験から言えば、これが『法華経の兵法』です」と。
西山 暑い7月がやって来ると、関西の友は奮い立ちます。「7・3」「7・17」に刻まれた師弟の魂を受け継ぐのは私たちしかいないと。関西はどこまでもリーダーが最前線に分け入り、「青年の月」「関西の月」7月を勝ち飾っていきます。

(2014. 6.30. 聖教新聞)

 

 

<58> 「心の復興」が東北新生の力
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、韮沢(にらさわ)東北長、千田(ちだ)東北婦人部長、山根東北青年部長

原田 池田先生は現在、小説『新・人間革命』「求道(きゅうどう)」の章で、東北について(つづ)ってくださっています。
韮沢 東北中に喜びが広がっています。本当にありがとうございます!
千田 特に婦人部は、身近な先輩の姿を通し、「訪問激励の在り方」「団結の重要性」「求道の精神」などを教えてくださっていることで、まるで私のために書いてくださっているようです!≠ニ、日々真剣に研鑽(けんさん)しています。
韮沢 実は今、(えが)かれている、先生の東北訪問のすぐ後の1978年(昭和53年)6月12日に、宮城県沖地震が発生します。しかし、東北の同志は、先生が言われている通り、こうした試練に遭遇するたびに、困難をはね返し、広宣流布の勢いを増してきました。
山根 青年部も、不屈の東北魂を継承(けいしょう)しています。東北男子部は今、6県全てで、部平均1世帯を超える弘教(ぐきょう)を達成。各地の男子部長も折伏の結果を出し、私も弘教を実らせました。

感動呼ぶ信仰体験

正木 3月の「新生(しんせい)・東北総会」から始まった本年は、仙台の青葉城址で戸田先生が「学会は人材をもって城となす」との指針(ししん)を示された「青葉の誓い」から60周年の佳節(かせつ)でもあります。
千田 今こそ盤石(ばんじゃく)な「人材の城」を築こうと、東北の同志は、全世界からの応援を胸に奮闘しています。
正木 SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)の体験談シリーズでも紹介されている、寿司職人の平一誠(かずまさ)さん(宮城県石巻市)や、養殖漁業を営む村上正彦さん(岩手県陸前高田市)、父子の夢・バッティングセンターを完成させた千葉清英(きよひで)(宮城県気仙沼市)らが、不屈の信念で現実に立ち向かう姿は、全国、全世界に勇気と希望を送っています。
原田 他にも、聖教新聞の体験談(6月8日付)で感動を呼んだ、進行性筋ジストロフィーと闘う岩崎健一さん・(みのる)さん兄弟が開催した、「生命(いのち)の花の絵」と「希望の(うた)」の展示会も、大反響だったそうですね。
千田 宮城県石巻市の会場には、8日間の会期で、沖縄を含む27都道府県から1800人の来場者があり、1200人を超える方から感動的な声が寄せられました。日本を代表する詩人も、稔さんが(つむ)いだ詩集を読み、「病む弱い体が、こんなにも健やかな強いタマシイを育むことができるのだと知って感動し、励まされました。あなたを尊敬し、誇りに思います」と感想を綴られました。
原田 さらに6月18日付で紹介された、東京・武蔵野市の地区座談会での、地区部長・白ゆり長夫妻の姿が、福島で大きな話題になったと聞きました。
千田 原発事故のため、福島県南相馬市から家族で避難されている中、今いる場所で幸せになっていただきたい≠ニの池田先生の指針を胸に、故郷に思いを寄せながら、元気に活動に励む様子が、福島の同志の喜びともなったのです。

各界から深い信頼

山根 東北創価学会ではこれまで、体験主張やコンサートなどを「心の福光(ふっこう)プロジェクト」として、40回以上開催してきました。
原田 被災地の小・中学校への図書贈呈も20校以上で行っています。
山根 被災者への「聞き取り活動」(月刊誌「灯台」に掲載)を通じ、未来の防災・減災のための行動もしています。
杉本 民音主催の「歌を(きずな)に――東北希望コンサート」も30回を数えました。
千田 御書に「心の一法(いっぽう)より国土(こくど)世間も出来(しゅったい)する事なり」(563ページ)とあります。池田先生は、「国土の復興も『心の復興』から始まる。勇気ある信心と異体同心の団結が、東北新生の究極の(ちから)」であると教えてくださいました。
韮沢 状況が違う一人一人の心に寄り添いながら、不安や恐怖を勇気と希望に変える、不屈の信心の闘争を、これからも私たちは実践し続けます。
杉本 その東北創価学会の活動に、各界からも深い信頼が寄せられています。
正木 東北各県を代表する地方紙6紙の社長や、宮城県の村井県知事をはじめとする行政のリーダーなど、多くの人が高く評価されていますね。
山根 本年3月、日米青年平和交流団として、ジョージア州立ケネソー大学での「災害に対する人道的支援」をめぐる国際会議に登壇しました。他の講演者は国際協力機構(JICA)の専門員や、世界的な飲料メーカーの副社長らです。緊張しましたが、東北の尊き同志の姿を絶対に伝えたいと思い、被災地の皆さんの献身的な活動の模様を心を込めて報告しました。
原田 特に、池田先生が東北の同志に贈られた「いかなる苦難も『心の(たから)』は壊せない」との真心の励ましが、被災した一人一人の希望になったことを述べた際は、聴衆の多くが感銘を受けていたそうですね。
山根 はい。ケネソー大学のピン上級講師は「あなた方の報告が、一番、素晴らしかった。それは心≠ェあったからです。学術界での発表は、無味乾燥になりがちだが、あなた方は、そうではなかった」と絶賛してくださり、国際医療NGO(非政府組織)「AMDA(アムダ)」の難波(たえ)・国際部部長は、「皆さんの震災発生直後からの対応の迅速さ、また、その規模の大きさに目を見張る思いでした」と感想を語ってくれました。
韮沢 各部が心一つに団結し、7・3「東北の日」から、さらなる勇気の前進を開始していきます。

(2014. 7. 3. 聖教新聞)

 

 

<59> 「負げでたまっか!」こそ学会魂
出席者:原田会長、韮沢(にらさわ)東北長、千田(ちだ)東北婦人部長、竹岡男子部長、町田東北男子部長、萩原東北女子部長

原田 「東北には、何があっても、負げでたまっか!≠ニいう意気込みがある。それこそが、『学会(だましい)』です」――池田先生の呼び掛けをわが身で体現(たいげん)しようと、東北でも創価青年大会が、福島、青森からスタートしましたね。
千田 福島では、青年部の勝利は母の祈りからと、真剣な唱題を重ねる中で、青森では、多くの壮年・婦人部が役員を買って出て、本番を迎えました。
町田 今回、地区平均で1人を超える演目出演者で「青葉の誓い2014年会」を結成。「人材の城」東北を担うことを誓っています。
萩原 女子部は年頭から、華陽(かよう)リーダーの輩出(はいしゅつ)に取り組み、支部平均で2人に迫っています。その多くが、「青葉の誓い2014年会」となりました。
韮沢 さらに女子部は、新・東北文化会館の完成を目指し、心を磨く題目に挑戦。完成した折には、唱題表を会館の基底部に埋納することになっています。
萩原 各地で婦女一体の「東北女性勝利会議」を開くなど、女子部は19日の結成記念日へ、楽しくにぎやかに前進しています。

信心の喜びと誇り

竹岡 11日に結成の日を迎える男子部は今、学会発展の(いしずえ)となる3万世帯の弘教へ意気軒高(けんこう)です。東北は、その模範の方面です。
町田 ありがとうございます。池田先生は、小説『新・人間革命』第25巻「福光(ふっこう)」の章で、言われました。「学会の後継者として、青年時代に必ず身につけてほしいのは折伏(しゃくぶく)(りょく)だ。創価学会は、日蓮大聖人の御遺命(ごゆいめい)である広宣流布を実現するために出現した折伏の団体だもの。その後継者である青年たちが、弘教(ぐきょう)の大闘士に育たなければ、学会の未来は開けない」と。これこそ、東北男子部への指針(ししん)であると、弘教・拡大に全力を尽くしています。
原田 御書には「日蓮(うま)れし時より・いまに一日片時(かたとき)も・こころやすき事はなし、()法華経(ほけきょう)の題目を(ひろ)めんと思うばかりなり」(1558ページ)と仰せです。弘教に生き抜く中にこそ信仰の大道(だいどう)があります。
町田 私は今、青年大会の出演者に訴えています。自身の宿命転換を懸け、戦い抜いて青年大会に集った同志に、どんな演技を見せるのか≠ニ。
竹岡 私は思います。草創(そうそう)の同志や、応援してくれる壮年・婦人部、現実と格闘する青年部に、出演者が伝えられるのは、信心の喜びと誇りと決意であると。
町田 だからこそ、出演者は、他のメンバーの10倍の戦いで、参加者を迎えようと呼び掛けています。
竹岡 その思いに応え、福島、青森などでは部平均で2世帯に迫る弘教を成就(じょうじゅ)。福島・郡山では、10世帯を超える部も多く誕生しています。

教学試験にも全力

韮沢 婦人部の活動の柱は、「ベストフレンド10」運動です。今こそ、希望と平和の哲学を語り、(ほが)らかに仏縁(ぶつえん)を広げていこうと取り組んでいますね。
千田 本年で9年目となる運動を通し、秋田のある県副婦人部長は、地域の友人8人に弘教しました。日頃から友の幸せを祈り、対話を続けてきた結果です。
韮沢 今年1月、東北婦人部は全本部で、小説『人間革命』『新・人間革命』を学ぶ大学校を開校し、大きな反響を呼んでいます。初めて弘教を実らせる人材も多く誕生しました。
萩原 さらに婦人部の皆さんは、大成功で終えた希望総会から、9月に行われる「コスモスの集い」を目指し、新たな出発を切っていますね。
千田 東北婦人部の花はコスモスです。大津波に見舞われた宮城・気仙沼会館。そこで水没を(まぬか)れ、きれいに残っていた写真が、池田先生撮影のコスモスの花でした。倒れても気高く立ち上がる、健気(けなげ)な東北婦人部の象徴です。
韮沢 岩手・大船渡共戦圏では、被災した会館が使用できるようになってから、毎週日曜日に福光勤行会を開催し、7月6日で119回目となりました。
萩原 また、東北として毎月11日を「福光・前進の日」と位置づけ、復興に挑みゆく同志の激励に(ちから)を注いでいます。
原田 小説『新・人間革命』「求道(きゅうどう)」の章では、その訪問激励について、次のように教えてくださいました。個人指導の前は、全身に生命力が満ちあふれるまで懸命に唱題すること。満面の笑みで包み込むように語り掛けること。諄々(じゅんじゅん)と、仏法の偉大さを訴えること。唱題や弘教など、具体的な実践を示し、再会を約すことなどです。
韮沢 壮年部は新モットーを胸に、「黄金柱(おうごんばしら)・生涯青年月間」(8月24日まで)を前進しています。特に太陽会の皆さまが元気です。さらに、小説『新・人間革命』等を学ぶ大学校運動を通じ、地域・職場で勝利する人材が多く輩出されています。
千田 いよいよ「教学部初級試験・青年部教学試験3級」と「教学部任用(にんよう)試験」の申し込みも始まりました。東北では、地区で3人以上の任用試験の合格を目指しています。
原田 「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」で有名な、東北が生んだ大詩人・宮沢賢治の「一つができればそれが土台で次ができる」との言葉を通し、池田先生は言われました。「一日一日、一つまた一つ、永遠に崩れざる幸福の土台を固めながら、世界が(あお)ぎ見る東北の人材城を、仲良く朗らかに堂々と築き上げていこう」と。着実に幸福への歩みを進めていきましょう。

(2014. 7.10. 聖教新聞)

 

 

<60> 万代への基盤を築くのは今
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、篠原中国長、岩崎中国婦人部長、守安中国青年部長

原田 万代にわたる世界宗教としての基盤を築く黄金の3年≠フ開幕にあたり、いち早く立ち上がって「世界広布新時代」を躍進したのが「人材の中国」の皆さんです。
正木 昨年10月の本部幹部会で発表された「中国広布・黄金の3年ビジョン」は先駆的な取り組みですね。
篠原 ありがとうございます。黄金の3年≠フ決勝点となる2016年「中国広布60周年」の佳節(かせつ)を勝ち飾るため、皆が各地で、歓喜の拡大を遂げています。

「黄金ブロック賞」

岩崎 中国方面では、全ブロックが「黄金ブロック」の取り組みに挑戦しています。「黄金ブロック」とは、年間1人以上の新入会者が誕生したブロックのことです。
守安 「黄金ブロック」になると、今年は青色、来年は黄色、再来年は赤色の「黄金ブロック賞」が贈られます。そして3年連続で受賞すると創価の三色が並ぶ「大黄金ブロック」に輝きます。
篠原 すでに方面で半数のブロックが「黄金ブロック」になっています。島根総県の出雲創価県は、ほぼ全ブロックが達成しています。地区4人を超える新入会の友が誕生し、折伏でも方面をけん引しています。
岩崎 池田先生が山光(さんこう)提言≠発表されてから30周年の佳節を荘厳(そうごん)しようと皆が決意に燃えています。
篠原 先日参加した島根県の山あいの町の座談会にも新来者が参加され、入会を希望されました。沸き立つような熱気の中、各地で弘教(ぐきょう)を展開しています。
守安 未入会家族の方が入会される喜びも大変に大きいです。地域の皆さんが一緒になって祈り、応援してくださったことで、何十年来の真心の対話が実ったという話も多く(うかが)います。
篠原 「黄金ブロック」の取り組みが波動となり、中国方面全体に歓喜と決意の輪が大きく広がっていることを実感します。
原田 中国は、昨年の「教学部任用試験」でも、全国に先駆けた取り組みが注目されましたね。
正木 過去最高の合格者を輩出し、全国をけん引されました。昨年の段階で、すでに「地区2人以上の合格者」を達成できた地域も多いですね。
篠原 はい。まず受験対象者を明確にして、地区で「任用協議会」を実施しました。そして合格者の目標を具体的にして挑戦、さらに受験者一人一人に合格責任者も決めました。
守安 申込者数、受験者数、合格者数ともに、以前に比べ飛躍的に増えました。特に会友の方の受験申し込み・合格が顕著でした。折伏にもつながり、大きな学会理解を広げました。
岩崎 任用試験をきっかけに友人が入会しました≠ニいう報告をどの地域に行っても伺います。今年も、未入会家族や会友の皆さんと一緒に任用試験の受験を進めています。
杉本 青年大会の出演者・参加者の多くも、「教学部任用試験」、また「教学部初級試験・青年部教学試験3級」の対象者ですね。
原田 「行学(ぎょうがく)た(絶)へなば仏法はあるべからず」(御書1361ページ)です。池田先生は「御書の実践者は、菩薩であり、仏になりゆく絶対に強き人びとなのだ」と(つづ)られています。
 弘教・人材拡大と連動しながら、皆が「行学の二道(にどう)」を歩めるよう、全力を挙げて応援していきましょう。

後継の宝≠育成

杉本 中国方面は「創価ファミリー大会」にも、先駆けて取り組んできました。世代を超えて未来部を応援していく流れは中国方面がその模範となりましたね。
岩崎 各県が後継の育成にも全力で励んでいます。先日、岡山の「子どもたちとつくる平和の文化フォーラム」でリレー体験を行った母子のエピソードが非常に印象的でした。「広汎性(こうはんせい)発達障がい」の息子さんとお母さんの話です。
杉本 以前、聖教新聞でも紹介されていましたね。彼女は、池田先生の子どもたちには秘められた素晴らしい使命と可能性がある≠ニの言葉を胸に、信心根本に、子どもの良いところを見つけて伸ばしていこう、と心を決め、未来部のころから息子さんを温かく見守ってきました。
岩崎 その通りです。書くことが好きになったお子さんは昨年3月、夢がかなって本を出版し、話題を呼びました。お母さん自身も長年(わずら)っていた(やまい)が昨年、劇的に快方へ。本年2世帯の御本尊流布、8人の方を入会に導いています。さらに息子さんも今年、友人5人の入会決意を勝ち取りました。
原田 素晴らしいですね。間もなく「未来部躍進月間」もスタートします。大事な後継の宝の人材を、各部が総力を挙げて育成し、励ましを送っていきたいと思います。
正木 先日掲載された、小説『新・人間革命』「激闘」の章で、1978年(昭和53年)5月に山口、広島、岡山を訪問された池田先生の中国指導の歴史が綴られていましたね。
岩崎 各地に大きな喜びが広がっています。先生は「中国広布」の歴史を何度も綴ってくださっています。特に広布史に輝く「中国開拓闘争」は私たちの不滅(ふめつ)の原点です。
守安 「中国は、私が開拓した広宣流布の大地」「中国は、私の手作りの人材の広布の大城だ。創価の大城だ」と呼び掛けてくださっています。
篠原 師弟直結の「人材の中国」、これが私たちの最高の誉れです。「新しい挑戦」「新しい開拓闘争」を繰り広げ、2016年「中国広布60周年」へ黄金の人材城≠築いていきます。

(2014. 7.14. 聖教新聞)