< 座談会 >

師弟勝利の旗高く

 


 

 

<41>
<42>
<43>
<44>
<45>
<46>
<47>
<48>
<49>
<50>

核兵器なき世界へ民衆の連帯を
世界広布の後継者育成へ
清新な決意で常勝の大前進!
学会厳護の献身に冥の照覧
地球を包む幸福の花束
大法弘通の山を登りゆけ!
「慈悲の医学」の体現者たれ
題目の光明は全宇宙に届く
獅子の心で世界平和の未来へ
学会の永遠性を確立するのは今

 

 

 

 

<41> 核兵器なき世界へ民衆の連帯を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、橋元青年部長、清水女子部長

 原田 終戦・被爆から71年。「原爆の日」の8月6日・9日に、それぞれ広島・長崎で、原爆の犠牲者、全世界の戦争犠牲者の方々を追善(ついぜん)する勤行法要が厳粛(げんしゅく)に営まれました。15日の「終戦記念日」には全国で、「世界平和祈念 戦没者追善勤行法要」「諸精霊(しょしょうりょう)追善勤行法要」も執り行われます。
 橋元 広島・長崎・沖縄の3県の青年部代表が広島市内に集い合い、「青年不戦サミット」(第25回連絡協議会)も先日、開催されました。総広島青年部主催の「青年平和総会」も盛大に開かれ、「被爆体験を聞く会」「平和学講座」など、各地でさまざまな平和行事が催されています。
 清水 青年平和総会に出席した、ある識者(しきしゃ)は、「核兵器は絶対悪≠ニの学会の哲学が若い世代に継承されていると実感。池田SGI会長がまいた平和の種が大輪(たいりん)の花となって咲いたかのような印象です」と語っていました。地道な運動の積み重ねが、大きな反響を呼んでいます。
 永石 世界中で、SGI制作の核兵器廃絶展も行われていますね。
 清水 南米アルゼンチンの独立宣言の地、サン・ミゲル・デ・トゥクマン市では先日、「核兵器なき世界への連帯」展が、独立宣言200周年の記念行事として開催されました。オリンピックに沸くブラジル・リオデジャネイロ市でも、「核兵器廃絶への挑戦」展が開催されています。
 橋元 来賓の元国連軍縮担当上級代表のセルジオ・ドゥアルテ氏は、こう語っています。「SGIの連帯は、信条を超え、国境を超えて人類社会を一つに結び、多大な影響を与えています。平和の文化を築くため、多くの青年を触発する創価の活動に、深い敬意を評さずにはいられません」
 原田 平和こそ、仏法者の使命です。こうした世界の識者の方々の期待にしっかり応えてまいりたい。特に、学会の平和運動の先駆を切っているのが、青年部です。昨夏の広島での「核兵器廃絶のための世界青年サミット」で育まれた連帯が(いしずえ)となって発足した、国際的な青年ネットワーク「アンプリファイ」の活動も反響を呼んでいますね。
 長谷川 池田先生は呼び掛けられました。「国や民族、文化や宗教の違いを超え、尊き(こころざし)を同じくする世界の友と手を(たずさ)え、グローバルな行動の輪を広げる姿を見るにつけ、いよいよ学会青年部の平和運動は、新しい時代に入ったと、私は心を弾ませながら確信してやまないのです」と。
 橋元 明年は、第2代会長・戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」発表から60周年となります。池田先生は、この意義をとどめて、次回の「青年不戦サミット」は、広島・長崎・沖縄の3県に加えて、各方面の青年部の代表らも交えて、宣言の地である神奈川で開催してはどうか、と提案してくださいました。
 清水 戸田先生が「遺訓(いくん)の第一」とされた核兵器廃絶を果たすため、私たち後継の青年部が時代を揺り動かす平和の(だい)音声(おんじょう)≠響かせてまいります。

続編£ヤる後継者

 永石 12日には「教育原点の日」を迎えますね。1975年(昭和50年)に池田先生が出席された教育部夏季講習会が淵源(えんげん)です。
 原田 「私の人生における最終の事業は教育」――先生はこう語られ、「教育革命の大情熱の火を点じ、未来社会への豊かな水脈をつくっていただきたい」と呼び掛けられました。
 長谷川 この日が「教育部の日」となり、「教育本部」へ拡充された2002年(平成14年)に「教育原点の日」となりました。教育に携わる友が、師と共に全ての子どもの幸福を誓い合った永遠の原点の日≠ナす。
 原田 各地の教育本部の皆さんの活躍は素晴らしい。今夏も「8・12」記念の夏季研修会を全国各地で開催し、研さんの汗を流しています。「未来社会を(うるお)す人間教育」の誓いを継承する研修会でもあります。
 永石 「未来部躍進月間」に当たり、未来部育成の推進者≠ナある未来本部と支援者≠ナある教育本部が協力して、育成に取り組んでいますね。両本部の一層の連携が、今後の未来部育成の大きな流れをつくっていくと実感します。
 長谷川 本年は、子どもの幸福こそ第一≠ニ訴え、『創価教育学体系』を(あらわ)された初代会長・牧口常三郎先生の生誕145周年の佳節でもあります。
 原田 昨年11月18日に発刊された、指針集『わが教育者に贈る』の「発刊に寄せて」で池田先生は、こう期待を寄せられています。
 「教育本部の皆様こそが、『創価教育学体系』の続編≠(つづ)りゆく創価教育の後継者であり、『実践編』を体現(たいげん)されゆく人間教育の真正(しんせい)の勇者である」と。
 最極(さいごく)聖業(せいぎょう)に携わる誇りを胸に、使命の舞台でさらに活躍されることを心から念願しています。

運転は絶対無事故

 永石 さて、お盆を古里や行楽地で過ごす方々の帰省ラッシュの時期です。
 長谷川 長時間、車を運転する機会も増えます。事故のないよう、普段以上に交通安全の基本に徹し、細心の注意を払いたい。
 橋元 体調を整え、小まめに休憩することなども大切ですね。疲労で集中力が散漫になり、大事故にもつながりかねません。無理・疲れ・焦りは禁物です。
 長谷川 運転中の携帯電話の使用による事故も相次いでいます。ながら運転、脇見運転も厳禁です。
 原田 御書に「かまへて・かまへて御用心(そうろう)べし」(1133ページ)と仰せです。「自分は大丈夫」との油断を断じて排し、絶対無事故を心掛けましょう。

(2016. 8.11. 聖教新聞)

 

 

<42> 世界広布の後継者育成へ
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡男子部長、清水女子部長

 竹岡 今、「青年部教学試験2級」(9月25日実施)に向け、各地で研さんが行われています。受験するメンバーにとって、信心の確信をさらに深める絶好の機会となっています。
 長谷川 池田先生は、「勝利の人間学」(創価新報8月17日付)に綴られています。「猛暑の中、各地で教学試験に向け、若き友が仏法の研鑽に汗を流している。世界の青年も、真剣に教学運動を進めている。これほど尊く偉大な、価値創造の青春があろうか。教えてくれる先輩方にも感謝は尽きない」と。
 清水 勉強会をはじめ、受験者に励ましを送ってくださっている皆さまに、心より御礼を申し上げます。
 原田 先生はさらにこう語られています。「教学で磨かれた生命には、永遠に崩れざる(さち)の土台が築かれる。そして、その聡明な哲学者たちがスクラムを組み、地域に社会に、平和の揺るぎない基盤を広げゆくのだ」と。
 一人一人が成長していくためにも、地域広布の未来を開くためにも、私たちは受験者を最大に応援してまいりましょう。

平和創造の旗手に

 永石 8月29日は「国際部の日」ですね。1968年(昭和43年)のこの日、通訳・翻訳に携わる友を、池田先生が激励され、学生部の近代羅什(らじゅう)グループ(男子)と近代語学グループ(女子)が結成されたことが淵源(えんげん)です。
 原田 その3年後に「国際部」として発足し、現在は、「国際本部」へと発展。通訳翻訳部・国際ボランティア部・国際交流部・在日外国人部の4部で構成されています。世界に橋を架ける「語学と対話のエキスパート」「平和と拡大の推進力」として、国内外で活躍しています。
 長谷川 この間、周知のように、先生の不惜(ふしゃく)の闘争によって、仏法は192カ国・地域に広まり、世界広布は想像できないような前進をみました。国際本部の使命はますます重大です。
 永石 国際本部の皆さんは、未来部の英会話コンテスト「E−1グランプリ」にも各地で尽力されていますね。英語の発音の練習など、さまざまなサポート・激励に当たっています。
 原田 「E−1」の発祥の地の中部をはじめ、関西、九州など、全国で国際部員が応援してくださっています。北九州総県では、国際部員のご家族で、未入会の在日外国人の方も「E−1」の趣旨に賛同し、未来部員の練習を応援してくださっていると伺いました。
 長谷川 世界広布の後継者育成のためにも大事な取り組みです。全力で応援してまいりたいと思います。
 永石 今、世界各国の広布の伸展(しんてん)は目覚ましいですね。この夏も多くのニュースが報じられました。
 原田 先日、イタリア共和国政府とイタリアSGIとの間で正式に、インテーサ(宗教協約)が発効されました。メンバーが長年、平和・文化・教育の活動を地道に積み重ね、多くの信頼を得てきたことが結実しました。
 長谷川 SGIに深い信頼を寄せる、カトリックの信徒団体「聖エジディオ共同体・人々と諸宗教」のクァットルッチ事務総長は、このように語っています。
 「インテーサは、非常に重要なものです。というのも、国家とSGIが『共通の善』という価値の実現に向けた挑戦を始めることを意味するからです。国家の繁栄と平和を実現するために、国が共に行動するパートナーとしてSGIを認めたということではないでしょうか」
 原田 本年は、池田先生のイタリア初訪問から55周年です。SGIの社会的使命と責任は、さらに大きくなっています。
 竹岡 先日、BSG(インド創価学会)の同志が研修で来日しました。BSGの発展も素晴らしいですね。
 原田 BSGは、昨年11月、11万人を超えるスクラムを達成しました。その勢いは止まらず、本年に入り、地区に焦点を当てるとともに、「2月闘争」や「大阪の戦い」など先生の戦いに学び、各部一体で座談会の充実や、個人指導に全力を挙げました。そしてBSGは、今月、15万人を超える大陣列を見事に築き上げました。
 清水 新入会者の半数以上が、青年部の紹介だったそうですね。
 竹岡 10日には、来日したBSGと日本の青年部による「日印青年部幹部会」が総本部で開催されました。さらに各部で、交流の集いが行われ、まさに意気(てん)を突く、熱気と歓喜に包まれました。
 長谷川 先生は、日印の青年部に呼び掛けられました。「民衆の生存を脅かす危機的な苦難が打ち続く今こそ、人類が渇仰(かつごう)してやまない生命尊厳の大哲学を、断じて時代精神として、輝かせていかねばなりません。その平和創造の旗手(きしゅ)こそ、創価の世界市民である皆さん方であります」と。
 原田 学会が世界宗教として大きな発展を遂げゆく今、各国の同志と切磋琢磨(せっさたくま)しながら「異体同心の団結」で世界広布の大潮流を巻き起こしてまいりましょう。

食中毒予防に留意

 長谷川 さて、8月は「食品衛生月間」です。一年を通じて発生する食中毒ですが、この時季は特に増えてきます。
 清水 予防には、原因となる菌を@つけないA増やさないBやっつける、という3原則が大事ですね。
 永石 手や食材、調理器具等を小まめに洗うことが大切です。また生鮮食品を購入後、極力早く冷蔵庫に入れるなど、食べ物を低温保存することも大事です。料理によく火を通すのはもちろん、調理器具の熱湯消毒も効果があります。
 原田 「心にふかき・えうじん(用心)あるべし」(御書1176ページ)とある通り、十分な心構えが大事です。賢明な生活で健康な毎日を送っていきましょう。

(2016. 8.18. 聖教新聞)

 

 

<43> 清新な決意で常勝の大前進!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、清水女子部長

 竹岡 いよいよ下半期のスタートです。「世界広布新時代 拡大の年」の上半期を勝ち飾った私たちは、勇躍(ゆうやく)、拡大に進んでまいりましょう。青年部も、さらなる常勝の大前進を続けてまいります。
 永石 新しい未来を開くため、清新な決意で出発していきたいですね。
 婦人部も、9月に、全国で、伝統の婦人部総会を行っていきます。
 原田 壮年部も青年部も、婦人部総会の大成功を祈っています。ともあれ、まずは、各地での座談会を中心に、この夏の思い出や友好拡大のエピソードを語り合い、創価家族の船出の集いを、にぎやかに開催してまいりましょう。

慈折広布を永遠に

 橋元 池田先生は、この夏、万代の広宣流布のための、重要な指針と創価学会の重大な使命を示してくださいました。
 清水 はい。日蓮大聖人が「報恩抄」で「日蓮が慈悲曠大(こうだい)ならば南無妙法蓮華経は万年(まんねん)(ほか)・未来までもなが(流)るべし」(御書329ページ)と尽未来際(じんみらいさい)への広宣流布を宣言されていることを通し、仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の学会の使命について、次のように言われました。
 「御本仏(ごほんぶつ)の広大なる慈悲を(たい)し、荒れ狂う娑婆(しゃば)世界で大法(だいほう)弘通(ぐつう)しているのは、学会しかない。戸田先生が『創価学会仏』と言い切られたゆえんである」
 竹岡 さらに、「学会が勝ち栄えなければ、広宣流布は断絶してしまう。学会を守ることが妙法を守ることだ。学会を永遠ならしめることこそ、慈折(じしゃく)広布を永遠ならしめることなのである」とも強調されています。
 原田 心に刻むべき大切な指導です。「世界広布新時代」を掲げて3年。わずか半年あまりで4万世帯の弘教を達成し、歓喜に満ちて来日したインド創価学会の姿に象徴されるように、世界広布は今、各国で目覚ましい伸展(しんてん)()げ、新たな局面を迎えています。
 長谷川 私たちは、学会創立90周年(2020年)、100周年(2030年)を見据えながら、まずは、広宣流布大誓堂(だいせいどう)の完成5周年となる「2018年11月18日」を次の目標地点と決め、一段と折伏・弘教に全力を挙げてまいりたい。
 清水 本年11月には、大誓堂の落成から3年となります。
 竹岡 さらに、明2017年は、限界突破の拡大を成し遂げた「2月闘争」から65周年。そして、戸田先生の願業(がんぎょう)であった75万世帯の弘教達成から60周年であり、池田先生が第3代会長の就任時に掲げた300万世帯の弘教達成から55周年となります。
 橋元 また、明後2018年は、広宣流布記念の日である「3・16」の後継の儀式から60周年です。
 永石 その上、明2017年の8月24日には、池田先生の入信70周年の佳節を迎え、明後2018年の1月2日は、卒寿(そつじゅ)のお誕生日となります。
 原田 いよいよ、弟子が総力を挙げ、功徳(くどく)の実証、広宣拡大の実証、人材育成の実証を示し、勝って、大誓堂完成5周年を迎えていこうではありませんか。

地涌の本懐の達成

 長谷川 そのための活動の柱となるのが、最前線の地区での@「友人参加の座談会」とA「モバイルSTB視聴運動」です。
 永石 友人参加の座談会を推進する地域には、歓喜が満ち満ちています。モバイルSTBには、先生のスピーチやセミナーなどが収録されていて、対話・拡大、会合の充実には欠かせません。
 原田 これらを活用しながら、本年下半期の活動の中心となる、教学部任用試験(仏法入門)の「会友(かいゆう)」受験の拡大と「聖教新聞」の拡大に力を注いでまいりたい。
 清水 青年部では、明年、全国各地で「創価青年大会」を実施することが決まっています。
 先生は、この夏、青年部に対し、「()の乱世を誓い願って、あえて今、躍り出て来てくれた君たちだ。これほど崇高(すうこう)な、これほど晴れがましい青春乱舞(らんぶ)の大舞台はどこにもない。どうか、いよいよ歓喜(かんき)踊躍(ゆやく)して、地涌(じゆ)の友を呼び出してもらいたい。明るく楽しく勇敢(ゆうかん)に、皆で智慧(ちえ)を出し合い、(ちから)を合わせて、人類を照らしゆく『希望』と『正義』と『平和』の大連帯を築き上げてくれ(たま)え!」と万感(ばんかん)のエールを送ってくださいました。
 橋元 私たちは、世界広布の未来を担う責任世代として、先生の薫陶(くんとう)を受けてきた(ほま)れの青年部です。これから、無限に続く後輩たちの(かがみ)となれるよう、広宣流布の新潮流を起こしてまいります。
 長谷川 先生は、学会の永遠性を確立するのは、まさに「今この時」であり、この「地涌(じゆ)本懐(ほんかい)」を宿縁(しゅくえん)深き同志と一緒に、断固と成し遂げていきたいとも訴えられています。心一つに、折伏、聖教拡大、人材育成の勝利の実証を示していきたい。
 原田 学会の永遠性を確固たるものにする根本は、創価三代の師弟の精神を、私たち一人一人が受け継ぎ、実践していく以外にありません。師弟の真実を語り残すことができるのは、今、池田先生と共に広布にまい進している私たちしかいないのです。
 明るく、楽しく、一段と(ほが)らかに、2018年、そして学会創立90周年、100周年を目指した新たな前進を開始していこうではありませんか。

PR版を活用して

 永石 明後24日は、聖教新聞の創刊原点の日です。
 竹岡 66年前のこの日、戦後の大不況下で、戸田先生の事業は、最悪の苦境に陥っていました。その影響で、学会の理事長を辞任する意向を示され、多くの弟子たちは、戸田先生のもとを去っていきました。
 原田 しかし、真正(しんせい)の弟子・池田先生は、崇高(すうこう)にして峻厳(しゅんげん)な師弟に命を()すのだ≠ニ、いささかの迷いもなく、師匠・戸田先生に仕え抜きました。そして、この日、戸田先生は、池田先生に、聖教新聞創刊の構想を語られたのです。
 竹岡 この時、池田先生は22歳。入信から満3年でした。ここから師弟は、広宣流布という未聞(みもん)の事業を成し遂げるための言論城・聖教新聞の創刊へ力を尽くされます。
 長谷川 翌1951年(昭和26年)の4月に誕生した聖教新聞について、池田先生は、「最も苦難の時にこそ、最も偉大な勝利の因が刻まれる。これが、変毒為薬(へんどくいやく)の妙法である」と語られ、師弟の反転攻勢(はんてんこうせい)の中での結実であるとされています。
 永石 戸田先生、池田先生が、「日本一、世界一の大新聞に」と誓ったのが、聖教新聞です。
 清水 9月には、各部に「聖教新聞PR版 2016年秋季号」も配布される予定です。
 原田 聖教新聞の拡大は、(そく)仏縁(ぶつえん)の拡大であり、折伏であるとの決意のままに、大いに聖教を拡大し、多くの友に学会の理念・運動への理解を広げていこうではありませんか。

毎日、訪問・激励に

 橋元 8月24日は「壮年部の日」でもあります。
 清水 池田先生は、ご自身の入信した、この日から、ただ師匠・戸田先生に喜んでいただきたいとの一心で広布に生き抜いてこられました。
 原田 この日を「壮年部の日」と定めたのも、「わが盟友(めいゆう)たる壮年部には、私と同じ心で断固と進んでほしかったからである」と教えてくださっています。
 長谷川 本年、壮年部は、全国各地で、「ブロック5勇士」の闘争に全力で取り組んできました。
 原田 「3度目の挑戦で、やっと達成できました!」「数十年ぶりに会合に参加しましたが、皆さんに会えて、元気をもらいました」「婦人部をはじめ、家族の応援もあって、目標を成就(じょうじゅ)することができました」「毎日のように、訪問・激励に歩きました」など、聖教新聞の投稿欄に寄せられるエピソードにも、感動があふれています。
 橋元 1枚の写真の(かげ)には、無数のドラマがあるわけですね。
 原田 そうです。壮年部が立ち上がれば、婦人部も男子部も女子部も元気になります。広宣流布の黄金柱(おうごんばしら)・壮年部が、今こそ、先頭に立って、新たな前進の道を開いていこうではありませんか。

(2016. 8.22. 聖教新聞)

 

 

<44> 学会厳護の献身に冥の照覧
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡男子部長、清水女子部長

 原田 この8月、学会の南米訪問団として、アルゼンチン・ブラジルの各地を訪れ、池田先生・奥さまへの顕彰(けんしょう)の式典をはじめ、さまざまな記念行事などに出席させていただきました。目覚ましい世界広布の躍動(やくどう)に、感動の日々でした。
 清水 聖教新聞でも連日報道されていましたが、師を求めてやまないメンバーの姿に心打たれました。広宣流布が世界同時進行で進んでいることをあらためて実感します。
 竹岡 アルゼンチンでは、独立宣言200周年を祝賀する青年文化総会も開催されましたね。
 原田 本当に圧巻(あっかん)でした。出演者・参加者計9000人の歓喜が大爆発。全土120会場で同時中継されました。まさに世界広布史に燦然(さんぜん)と輝く師弟不二(ふに)の祭典≠ニなりました。
 長谷川 ブラジルでは今、支部50世帯の弘教(ぐきょう)を目指す大折伏を展開していますね。オリンピックが行われたリオ圏では、すでに半数近くの支部が達成したと伺いました。
 原田 その通りです。皆さん、本当に元気でした。先生は「新時代を(つく)る」(8月27日付)で、アルゼンチン・ブラジルの目覚ましい大発展に触れ、その(かげ)には、「異体同心」の(うるわ)しい団結があると強調されています。私もあらためて、その通りだと実感しました。
 永石 世界のどの地にあっても、リーダーが折々(おりおり)に一緒に集まって祈り、試練(しれん)を一つ一つ乗り越えています。また一丸(いちがん)となって、青年部・未来部を育成することで、後継の友が思う存分に力を発揮していますね。
 原田 先生は、日本の同志にもこう呼び掛けられました。「わが地域も、いよいよ強く固くスクラムを組んで、行進しよう! 皆が生き生きと福徳の体験をつかみ、大いに語り合いながら!」と。それぞれの地域で、創価のスクラムをさらに大きく広げ、「世界広布新時代 拡大の年」を勝ち開いてまいりましょう。

世界に広がる連帯

 長谷川 9月1日は「牙城会の日」です。本年は、「牙城会の日」制定から40周年の佳節(かせつ)です。
 竹岡 1963年のこの日、東京・信濃町に学会本部(当時)が落成しました。その意義と学会厳護(げんご)の誓いを込め、76年に制定されたのが「牙城会の日」です。
 原田 落成から半世紀がたち、この地には広宣流布大誓堂が建立(こんりゅう)されました。今、世界中から同志が集い合う大誓堂に、牙城会の皆さんが着任しています。
 長谷川 先生は、牙城会にこう期待されています。「私も、無事故、安全を、毎日、しっかり、御祈念(きねん)しているからね。私は、いつも君たちと一緒に行動するわけにはいかないが、心は一緒だよ。使命は同じだよ。どうか、私に代わって、本部を守ってください。会館を守ってください。同志を守ってください」と。
 永石 会館警備の尊い任務に当たる牙城会の方々がいるからこそ、私たちも、安心して広布の集いを開くことができます。日々の献身にあらためて心から感謝いたします。本当にありがとうございます。
 竹岡 今、牙城会の連帯も世界中に広がっています。ブラジル全土にも、1000人を超える陣列が広がっています。皆さん、使命感にあふれて、さまざまな課題に挑戦しながら会館に着任しています。2〜3時間かけて会館に集う人も多くいるそうです。
 原田 ブラジル牙城会は弘教拡大にも率先していました。頼もしい限りです。
 竹岡 リオのある牙城会メンバーは、1年足らずで17人に弘教を実らせ、支部50世帯の折伏を大きく牽引しています。先日は、牙城会大学校の卒団式も行われ、多くのメンバーが見事に弘教を達成しています。
 長谷川 日本の牙城会大学校生も弘教に先駆していますね。私も先日、首都圏の大学校生大会に参加しました。仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の学会・同志と共に、未来を開いてほしいと念願しています。
 原田 先生は、牙城会の皆さんにこう期待されています。「牙城会の成長が、学会の発展である。牙城会の勝利が、創価の勝利である。家族を大切に! 友人を大切に! 社会を大切に! 賢者(けんじゃ)として、健康第一で絶対無事故の前進を、今日も(ほが)らかに頼む」と。
 竹岡 広布に徹する同志に、一切の(ぶつ)菩薩(ぼさつ)諸天善神(しょてんぜんじん)加護(かご)は間違いありません。これからも牙城会は、「(みょう)照覧(しょうらん)」を確信し、学会厳護のため、師弟の道を走り抜いてまいります。

人生を勝ち開く因

 原田 南米の各地では、皆、求道(きゅうどう)の心で教学研さんにも励んでいました。
 永石 日本でも、この9月1日から10月23日まで、「教学部任用試験(仏法入門)」(11月20日実施)の申し込みが行われます。
 清水 今年の任用試験も昨年と同じ、マーク方式で行われますね。試験慣れしていなくても、解答しやすくなっています。
 永石 新会員や最近発心(ほっしん)された方、高等部員など、これからの広布を(にな)う同志にとって、仏法に(えん)する大切な機会となります。
 原田 また近年は会友の受験も増加し、研さんを通し、仏教の考え方への感銘の声も多く寄せられています。こうしたことから、今回から試験名に「仏法入門」の名称が加えられました。
 長谷川 最高協議会でも確認されましたが、本年下半期は特に「教学部任用試験の会友受験の拡大」が大事な取り組みとなります。
 原田 先生は「法華経(ほけきょう)を耳に触れるならば、これを(たね)として必ず仏になるのです」(御書552ページ、通解)との御聖訓(ごせいくん)を通し、「たとえ一文一句(いちもんいっく)でも心に刻めば、いかなる乱世にも揺るがない智慧(ちえ)慈悲(じひ)と勇気の光源(こうげん)となる」と語られました。一人でも多くの方が受験に挑戦し、幸福勝利の人生を開く(いん)を刻めるよう、最大に応援していきましょう。

(2016. 9. 1. 聖教新聞)

 

 

<45> 地球を包む幸福の花束
出席者:原田会長、永石婦人部長、沼倉婦人部書記長、橋元青年部長、清水女子部長

 原田 いよいよ、結成65周年記念の「婦人部総会」の開幕ですね(9月30日まで)。皆で大成功を祈っています。
 永石 ありがとうございます。本年の総会は、@太陽の励ましを広げる総会A創価の哲学を(ほが)らかに語る総会、との意義を掲げ、行っていきます。
 新指導集『幸福の花束――平和を(つく)る女性の世紀へ』の発刊の喜びの中での総会とあって、各地で勢いが倍加しています。
 沼倉 指導集は、「太陽の励まし」を広げる、池田先生の「哲学」を学ぶ絶好の一書となっています。
 永石 はい。9ページにもわたる「発刊に寄せて」を執筆してくださり、さらに、巻頭のグラビアには、先生と奥さまが、野辺(のべ)で花を摘んでおられる写真も収録されています。
 原田 この写真は、1973年(昭和48年)5月の欧州訪問の際に撮られたものです。
 奥さまが、「同志との会合に向かう移動中、何もお土産がないので、せめて道端に咲いている綺麗な野の花をお持ちしようよと、主人が車を止めてもらったひととき」と述懐(じゅっかい)されており、「主人は、今も、このときと変わらない思いで、世界中の友に、感謝の花束を贈ろうとしているのだなと、あらためて感じました」と、世界中の婦人部・女子部に贈られたメッセージも掲載されています。
 清水 表と裏の表紙には、綺麗な花々によって、世界地図が描かれていて、地球を幸福の花束で包みゆこう!≠ニの思いが表されていると伺いました。
 橋元 まさに、世界に広がる創価の女性の連帯を象徴していますね。

一対一の対話から

 沼倉 この本にも載っていますが、婦人部総会の開催単位となる「グループ」のモットーは、「皆で語り 皆で学び 皆が創価の幸福博士に!」です。
 原田 思えば、「地区」そして「ブロック」よりも、さらに少人数の単位となる、婦人部の学習・懇談の「グループ」が発足したのは、78年(同53年)のことです。
 橋元 第1次宗門事件という障魔(しょうま)の嵐が吹き荒れる中、誕生したのですね。
 原田 それは、「広宣流布は一対一の膝詰めの対話から!」と言われた戸田先生の指針を、現実にする組織の誕生でもありました。
 池田先生は言われています。「少人数だから、『全員が主役』である。役職などの上も下もない。『皆で』という言葉を、最も現実的に実践できる。ここに婦人部の本当の強さがある」「地に足を着けた『自発(じはつ)能動(のうどう)』の励まし合いのグループこそが、広宣流布の推進と拡大の原動力である」と。
 永石 さらに、「あの地この地で、今日も幸福博士の笑顔を、一つ、また一つと広げゆく、グループ長をはじめ太陽の母たち≠ノ、我らは感謝の大拍手を送りたいのだ」とエールを送ってくださっています。
 原田 普通、総会といえば、皆が一堂に会する集いを想像します。もちろん、そうした会合も大切ですが、婦人部は、この常識≠一変させ、一番小さな単位を「総会」としました。
 永石 皆が、にぎやかに語り合う場を総会としたのは、「全員が主役」であることを明確にするためです。ここでは、平和、幸福、家庭、信仰などを巡り、率直な会話が交わされます。
 沼倉 「一は(まん)が母」(御書498ページ)です。婦人部は、「グループ」を大切にし、一人から一人へ、勇気と感動を伝えてきたからこそ、地涌(じゆ)の連帯を大拡大することができました。
 永石 毎年の婦人部総会を楽しみにしている方、総会を通じ、教学部任用試験(仏法入門)の会友(かいゆう)受験を決意される方、入会を決意される方も多くいます。
 沼倉 今年の総会でも、「聖教新聞PR版(秋季号)」や「グラフSGI」9月号、モバイルSTBや「大白蓮華」「パンプキン」「灯台」などを活用しながら、仏縁(ぶつえん)と友情を、楽しく朗らかに広げていきましょう。

勇敢に一人立つ!

 清水 婦人部総会でも活用できる、SOKAチャンネルVODの新番組「笑顔記念日〜『歓喜の劇』を演じた大女優=`」を見ましたが、感動で胸がいっぱいになりました。
 沼倉 娘さんの(やまい)を通じて、家庭の皆が大きく成長し、ご主人が入会する姿には、婦人部にとって、大切な指針が、たくさんちりばめられていました。
 橋元 私は、番組の中で紹介されていた、「仏法は、百発百中の『変毒為薬(へんどくいやく)』の大法(だいほう)」との戸田先生の言葉に感動しました。あらためて、信心の(ちから)、題目の力を教わりました。
 清水 持ち運びが便利なサイズになった聖教PR版には、池田先生の指針と写真が収められた「四季の励まし」や、料理・幸齢(こうれい)社会・健康など、生活に役立つ紙面が充実しています。
 原田 グラフSGIでは、世界に広がる学会の姿を知ることができます。先生が本年8月に撮影された写真も掲載されています。
 永石 現在、各地では、マイ総会が活発に開かれています。「聖教PR版を、あの友へ」「自宅に招いて、じっくり懇談」「メールやLINEを使って交流」など、日々、対話の花≠ェ咲いています。
 沼倉 総会を記念して作製されたカードは、今回はスタンド式になっていて、早速、各地の同志から、一人立つカード≠ニ呼ばれ(笑い)、好評です。
 原田 先生は、「一人のグループ長が勇敢(ゆうかん)に立ち上がれば、一家眷属(けんぞく)も皆、勝利できる。そして、わがグループの同志も、(えん)する友人たちも、必ず希望の方向へ、幸福の方向へ、リードしていくことができる」と呼び掛けられています。
 創価家族が(ちから)を合わせ、広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年の「2018年11月18日」を目指した新たな航海へ船出していきましょう。

(2016. 9. 2. 聖教新聞)

 

 

<46> 大法弘通の山を登りゆけ!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡男子部長、清水女子部長

 清水 「世界広布新時代第19回本部幹部会」が3日、東京・八王子市の創価大学記念講堂で盛大に開催されました。
 竹岡 今回は、世界広宣流布という山を青年の熱と力で、登攀(とうはん)しゆく決意を込めて、SGI青年研修会で来日した、55カ国・地域250人の友と一緒に、「SGI青年部総会」の意義のもと、行われました。
 長谷川 創価グロリア吹奏楽団をはじめ、鼓笛隊の創価グランエスペランサ、創価ルネサンスバンガードの演技・演奏が、会合に花を添え、熊本・インドの同志の感動的な体験や決意も発表されました。
 原田 まさしく、青年の熱と力で、広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年の「2018年11月18日」へ向けて、新たな決意で出発する集いとなりました。
 竹岡 圧巻だったのは、SGIの青年と日本の青年部の代表が一緒に大合唱した「青年よ広布の山を登れ」です。
 永石 広宣流布という私たちの夢を実現するまで、どこまでも、池田先生と共に、青年は立ち上がる――世界中の青年が、そう決意する姿には、学会創立100周年(2030年)の広布の(みね)を目指す強き団結を見る思いがしました。
 竹岡 先生は本部幹部会に寄せたメッセージで、「私と一緒に、世界の同志と一緒に、一人一人が地涌(じゆ)の友を拡大しながら、『師弟の凱歌(がいか)』を、強く(かしこ)(ほが)らかに、末法万年尽未来際(まっぽうまんねんじんみらいさい)まで(とどろ)かせ」ゆこうと呼び掛けられました。
 原田 今、先生は、小説『新・人間革命』第29巻の最終章となる「源流(げんりゅう)」の章を(つづ)ってくださっています。万年にわたる広宣流布の未来を見据えた時、今、この時に、先生と共に戦っている私たちこそ、「世界広布の源流」です。先生は、全ては、「源流」の「勢い」と「団結」で決まる≠ニ激励してくださいました。私たちは、師子奮迅(ししふんじん)の力と異体同心の団結で、全てに勝っていきたい。
 長谷川 まずは、この下半期、SOKAチャンネルVOD等を十分に活用しながら、友人参加の座談会の開催に全力で取り組んでまいりましょう。
 原田 そして、折伏・弘教、聖教新聞の拡大、教学部任用試験(仏法入門)の会友受験の拡大に力を注ぎ、「大法弘通(だいほうぐつう)」「慈折(じしゃく)広宣流布」の山を登っていこうではありませんか。
 清水 女子部も、対話拡大を大いに進めながら、「青年部教学試験2級」を通じて、皆で「行学(ぎょうがく)二道(にどう)」を歩みゆく決意を一層固めていきます。
 竹岡 男子部も、創価班・牙城会の大学校生を先頭に、全員で弘教・拡大に挑戦します。また、教学試験を通して、新たな人材を育成してまいります。
 永石 婦人部は、伝統の婦人部総会を朗らかに開催しながら、平和を(つく)る女性の世紀を築きゆくために、幸福の花束を日本中、世界中に広げてまいります。
 長谷川 何より、明2017年の8月24日には、池田先生の入信70周年の(ふし)を刻み、明後2018年の1月2日には、先生の卒寿(そつじゅ)のお誕生日を迎えます。
 原田 この2年間で、どこまで広布を拡大し、勝利と功徳(くどく)の実証を示していけるか。ここが大切です。池田先生と一緒に戦える、今、この時を最大の誉れとしながら、全池田門下が総立ちとなって、世界広布へ進んでいきましょう。

福智輝くリーダー

 清水 さて、9日は、「女子学生部の日」です。41年前の、この日、池田先生は、女子部学生局(当時)の集いに出席。「開目抄」を(はい)しながら、女子学生部の全員が、広宣流布の「誓願(せいがん)」に生きゆく人生をと望みました。
 永石 先生は、「(せん)ずるところは天もすて(たま)諸難(しょなん)にもあえ身命(しんみょう)()とせん」(御書232ページ)、「(ぜん)に付け悪につけ法華経をすつるは地獄(じごく)(ごう)なるべし」(同ページ)等を拝されながら、次代を担うリーダーの幸福と勝利を願い、その未来に期待をされました。
 清水 今、女子学生部に新リーダーが誕生し、皆が、世界広布新時代の常勝の門を開く決意に燃えています。世界池田華陽会の先頭に立って、弘教と人材育成に挑戦し、福智(ふくち)輝く女性リーダーへと成長してまいります。

平和の理念広げる

 長谷川 この日は、全国の会館で会合運営に(たずさ)わる婦人部のグループ「香城会(こうじょうかい)」の日でもあります。
 永石 これは、2000年(平成12年)9月9日、池田先生と奥さまが、創価世界女性会館(東京・信濃町)を初訪問されたことに由来します。
 原田 香城会の皆さまは日々、会合を無事故で運営するために、館内外の各所で、同志の安全を守ってくださっています。(かげ)労苦(ろうく)に、心から感謝申し上げます。本当に、ありがとうございます。
 永石 そのすがすがしい姿を見た、ある識者が語っていたことがあります。「仏法の平和の理念を広げる創価の女性が増えれば、世界は、必ずより()き場所になります」と。
 原田 各地の会館で、香城会の皆さまが真心を込めて献身(けんしん)する姿が、どれほど仏法への理解を広げ、歓喜(かんき)薫風(くんぷう)を運んでいるか、計り知れません。
 長谷川 また、仏法の因果(いんが)理法(りほう)に照らし、広布の宝城(ほうじょう)を守りゆく功徳は、一家眷属(けんぞく)の永遠の幸福の因となっていくことは、間違いありません。
 原田 まだまだ暑い日が続いていますので、どうか健康第一で、これからも、広宣流布のための使命の闘争を、よろしくお願いいたします。

(2016. 9. 5. 聖教新聞)

 

 

<47> 「慈悲の医学」の体現者たれ
出席者:原田会長、永石婦人部長、酒井ドクター部長、石川女性ドクター部長、橋元青年部長

 原田 9月15日、「ドクター部の日」を迎えます。「生命の世紀」「健康の世紀」を目指し、医療の尊き最前線で活躍される皆さまに心から敬意を表します。
 酒井 私たちにとって、広布の使命を再確認し、新たに出発を期す日です。1975年(昭和50年)のこの日、池田先生が出席されたドクター部の第3回総会が「部の日」の淵源(えんげん)です。
 原田 先生はかつて、「部の日」に寄せたスピーチで、釈尊の直弟子(じきでし)である名医・耆婆(ぎば)を通して、ドクター部にこう呼び掛けられました。@戦う「正義の獅子(しし)」たれA慈愛の「健康革命」をB社会・地域の「信頼の灯台」に、と。この3点は今、部のモットーとしても(かか)げられていますね。
 石川 私も常に心に刻んでいます。先生は、このようにも語られました。「耆婆が、なぜ、医術も、人格も傑出(けっしゅつ)した不滅の名医となりえたのか。そこには、厳粛なる師弟の薫陶(くんとう)があった。そして、同志との絶え間なき切磋琢磨(せっさたくま)があったことを知らねばならない」と。
 酒井 広布の庭で、同志と学会活動に励むことほど、心が磨かれ、境涯(きょうがい)が深められていく機会はありません。生命を守る医療に(たずさ)わる私たちにとって、人間的な成長は欠かせません。本当に患者さんに寄り添うためには、自身の生命を磨く必要があります。
 原田 ドクター部の皆さんは、広布の第一線で活躍されながら、「慈悲の医学」の体現者(たいげんしゃ)として、各地域で健康セミナーや健康相談、また各種行事での救護など多岐(たき)にわたって活動してくださっています。多くの感謝の声が届いています。
 石川 世界トップレベルの分野で活躍し、多忙を極める中、合間を縫って学会活動に全力で取り組んでいる方も多くいます。
 永石 熊本地震の際も、ドクター部の皆さんが尽力(じんりょく)されましたね。
 石川 熊本総県のドクター部長をはじめ、九州ドクター部が、不眠不休で避難者一人一人の救護に当たりました。また行政の災害対策本部などでも、ドクター部の同志が、救急の分野で奮闘しています。
 橋元 今、若い人材も陸続(りくぞく)と誕生し、広布の庭で戦いながら活躍しています。
 原田 先生はかつて、ドクター部に語られました。「医療の現場で患者さんに対する時も、組織で会員の皆さんに対する時も、誰に対しても分け(へだ)てなく、どこまでの相手の立場になって接していく」「むしろ、『患者さんに(つか)えていく』『民衆に奉仕していく』。そういう医師であっていただきたい」と。
 酒井 広宣流布の先頭に立つドクター部≠ニして、どんなに仕事が忙しくとも、むしろ忙しいからこそ、勇んで第一線に飛び込み、広布の旗を振り続けてまいります。

食事・睡眠・運動を

 原田 9月に入り、夏にたまった疲れが出て、「体がだるい」「疲れが取れにくい」「食欲がない」などの症状が出る方もいますね。
 永石 暑かったり、肌寒かったりと、温度調節が難しい時季でもあります。この時季に、気を付けた方がいい点などはありますか?
 酒井 一番大事なのは、しっかりと食事をとることです。できるだけ規則正しく、1日3食を守ることが大切です。タンパク質・ビタミン・ミネラルといった栄養素を摂取することが、体力低下の予防にもつながります。食欲不振になっても、栄養を補給することを心掛けたいですね。
 石川 十分な睡眠をとることも大事です。その日の疲れは、その日のうちに取ることです。疲れをためずに、しっかりと体を休めることを心掛けてください。
 酒井 睡眠が不足すると、翌日まで疲労が残ったり、胃腸の機能も低下します。またエアコンをつけたまま寝ると、寝冷えして体調を崩すことがあります。タイマーをつけるなどの工夫をしてください。
 石川 適度に運動をすることも効果的ですね。運動はストレスの解消にもなりますし、代謝が良くなり、夜もぐっすり眠れるようになります。
 酒井 夜、ぬるめのお風呂にゆっくり入ることもいいと思います。副交感神経が働いて、リラックスした状態になります。ただし、過度の長湯は逆効果になることがあります。
 橋元 9月に入ると、熱中症への警戒もおろそかになりがちですが。
 石川 まだ湿度が高いので、気温が高い日は熱中症のリスクが高まります。引き続き、水分補給と室温調整はしっかり行いましょう。また、逆に気温の低い日は、体を冷やさないようにカーディガンなどを携帯することも必要です。
 酒井 夏バテだと思っていたら、思わぬ病気にかかっていたという場合もしばしばあります。だるさや食欲不振が続く場合は、病院で受診してみてください。
 原田 心身共に充実の日々を送るためにも、皆で賢明(けんめい)に、健康管理を心掛けてまいりたいと思います。

19日は「敬老の日」

 橋元 9月19日は「敬老の日」ですね。多宝会(たほうかい)の記念勤行会などを開催する地域もあります。
 石川 私の母も90歳を超えていますが、未来部など、小さいお子さんと接するのを大変に喜んでいます。
 永石 会合などで同志の皆さんに会うと元気になるとの声も多く伺います。会合の参加が難しい方には、家庭訪問で顔を合わせていくことなども大切ですね。
 酒井 日本人の平均寿命は男女とも過去最高を更新しています。日本は4人に1人が65歳以上となり、超高齢社会を迎えています。
 原田 「敬老の日」に限らず、日々、人生の大先輩を心から敬い、大切にしていくことから、輝く未来は開かれます。世代を超えて、一人一人の経験や知恵が最大限に生かされ、活力が存分に発揮される「幸齢(こうれい)社会」を皆で目指してまいりましょう。

(2016. 9. 8. 聖教新聞)

 

 

<48> 題目の光明は全宇宙に届く
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、清水女子部長

 長谷川 22日の「秋分の日」を中心に、全国の会館、墓地公園、納骨堂等で、「秋季彼岸勤行法要」を実施します。
 原田 (ねんご)ろに勤行・唱題を行い、広布の途上で亡くなられた同志、ご家族、親族、友人、先祖代々の三世永遠の福徳(ふくとく)安穏(あんのん)祈念(きねん)してまいりたい。
 清水 今回の法要で拝読(はいどく)する御書は、「法蓮抄(ほうれんしょう)」です。これは、法蓮(曾谷教信(そやきょうしん))が、父の十三回忌に当たり、追善(ついぜん)法要のご供養をしたことに対する日蓮大聖人の御返事です。
 原田 法蓮は、亡き父の成仏を願い、毎朝、法華経寿量品(じゅりょうほん)自我偈(じがげ)読誦(どくじゅ)していました。そのことを大聖人は、「法蓮法師(ほっし)は、毎朝、(くち)から金色(こんじき)の文字を出している」「一つ一つの文字は変じて太陽となり、太陽は変じて釈迦(しゃか)如来(にょらい)となり、(だい)光明(こうみょう)(はな)って大地を()(とお)す」(御書1050ページ、通解)と(おお)せになり、故人に、その響きは必ず届き、成仏は間違いないと断言されています。
 永石 かつて、池田先生は、御聖訓(ごせいくん)(はい)し、「題目の力は、計り知れないほど大きい。私たちが唱える題目の光明≠ヘ、全宇宙のすみずみにまで届き、無間地獄(むけんじごく)境涯(きょうがい)で苦しむ衆生(しゅじょう)をも照らし、即身(そくしん)成仏させていくのである」と述べられています。
 長谷川 こうしたことからも分かるように、仏法における真実の追善回向(えこう)とは、仏道修行によって積んだ、自らの功徳(くどく)善根(ぜんこん)を、故人や他者に(めぐ)らし()ける≠アと。つまり、大切なのは、回向をする人が、どれだけ広布に戦い、仏道修行に励んでいるかです。
 原田 大聖人の仰せのままに、現実に、世界192カ国・地域に仏法を広め、広宣流布を進めているのは、創価学会だけです。ゆえに、たとえ、故人が生前に唱題をする機会がなかったとしても、学会員の私たちが日々、唱える題目の偉大な功力(くりき)こそが、最高の追善回向となるのです。

「落日の日蓮正宗」

 橋元 一方で、いまだに僧侶が(おが)まなければ、先祖は成仏できない∞塔婆(とうば)を立てなければ、回向にならない≠ネどと邪義(じゃぎ)をかまえているのが、日顕宗(日蓮正宗)です。
 竹岡 御書には、そんなことは一切、書かれていない。いかに彼らの言い分が、大聖人の教えから外れたものか。結局は、大聖人の仏法とは無縁の邪義で信者をだまし、葬儀や法要を金もうけの道具にしているだけだ。
 橋元 先日も、日顕宗の坊主の(いや)しさを象徴する事件があった。8月23日、北海道・開道寺(かいどうじ)の住職(能忍寺も兼務)が、「強制わいせつ致傷」の容疑で、警察に逮捕されたのだ。
 竹岡 事件は、複数の新聞で報じられていた。
 それによると、その坊主は、同日夜、静岡県清水町の路上で、女性に後ろから抱きつき、引き倒した際にケガをさせたそうだ。
 橋元 警察の取り調べの中で、坊主は、「いたずら目的だった」と容疑を認めているという。しかも、その坊主は、翌日から本山で行われる教師講習会のため、静岡県内に滞在していたのだ。
 竹岡 教師講習会といえば、年に一度、住職の資格を持つ坊主を対象に開催する研修会だ。本来なら、自身の行学(ぎょうがく)を深めるため、いつも以上に求道心をもって(つど)う場であるはずだ。そんな大事な会合の前日に、こんな卑劣な事件を起こすなど、人間として断じて許し難い蛮行(ばんこう)であり、良識も信心もない行動だ。
 橋元 こうした出来事は、今までもあった。例えば、中国地方の大支院長を務めた坊主が、寺の女性信徒を8年間にわたり、陵辱(りょうじょく)し続けるという信じられないような暴挙などだ。
 竹岡 本年は「(たましい)の独立」から25年。広宣流布の(こころざし)など、みじんもない、日顕宗坊主の本性を物語っている出来事だ。こうした日顕宗の実態については、創価新報の8月17日付でも、「落日(らくじつ)の日蓮正宗」との特集が、4ページにわたって組まれている。
 橋元 現在、青年部は、9月25日に行われる「青年部教学試験2級」に向け、真剣に教学の研さんに励んでいる。これからも、御書根本の正道(せいどう)を歩み、広布を阻む「一凶」とは、断じて戦ってまいりたい。
 原田 ともあれ、日顕宗の(ころも)権威(けんい)による鉄鎖(てっさ)を断ち切った学会は、大聖人の御遺命(ごゆいめい)である世界広宣流布の実現へ、大前進を遂げています。今や、正邪(せいじゃ)は明白です。私たちは、世界中の同志と共に、仏法史上、未曽有(みぞう)一閻浮提(いちえんぶだい)広宣流布を、さらに推進していきましょう。

秋の交通安全運動

 清水 さて、21日から30日は、「秋の全国交通安全運動」の期間です。
 永石 この時期は、夏から秋へ季節の変わり目でもあり、日没の時間が、早まっていきます。そのため、夕暮れ時や夜間の事故に注意が必要です。
 清水 自動車や自転車であれば、早めのライトの点灯。歩行者であれば、反射材用品の着用などが大切ですね。
 永石 また、自動車乗車中の後部座席のシートベルトの着用やチャイルドシートの使用も徹底していきたいですね。
 長谷川 いまだに飲酒運転による悲惨な交通事故も後を絶ちません。当たり前の話ですが、飲酒運転は絶対にしてはなりません。
 原田 御聖訓に「さきざき申すがごとく・さきざきよりも百千万億倍・御用心(ごようじん)あるべし」(御書1169ページ)とあります。先々の用心こそが、無事故の要諦(ようてい)です。早め早めに、無事故への声掛けをし、充実の日々を送っていきましょう。

(2016. 9.15. 聖教新聞)

 

 

<49> 獅子の心で世界平和の未来へ
出席者:原田会長、石黒未来本部長、飛田女性未来本部長、橋元青年部長、星少年部長、山口少女部長

 橋元 青年部教学試験2級が目前になりました。受験者も、応援してくださる皆さまも、最後の追い込みに全力を挙げています。
 石黒 開目抄で「一念三千の法門は(ただ)法華経の本門・寿量品(じゅりょうほん)(もん)(そこ)にしづめたり」(御書189ページ)と(おお)せのように、南無妙法蓮華経こそ、末法のあらゆる人々の成仏の道を開く根源の一法(いっぽう)です。試験は、人生を勝ち開く、この仏法哲理(てつり)を学ぶ絶好の機会です。
 原田 教学試験を通じ、信心の確信を深め、力強く行学(ぎょうがく)二道(にどう)を歩みゆく決意を固めることが、最も重要です。御聖訓に「行学の二道をはげみ(そうろう)べし」「行学は信心よりをこるべく候」(同1361ページ)とある通りです。青年部の皆さんにとって、人生の原点となる試験になることを深く願っています。

全員≠ヨの励まし

  うれしいことに、16日、池田先生・奥さまが、修学旅行中の関西創価小学校の6年生と、感動的な出会いを刻んでくださいました。
 山口 先生は、児童たちの決意と感謝の言葉を聞きながら、一人一人をじっと見つめ、「ありがとう!」と励ましを送り、「お父さん、お母さんに、くれぐれもよろしく」との言葉を寄せてくださいました。
 飛田 代表のメンバーとの出会いでしたが、先生の思いは、未来を担う宝の人材の全員への励ましであったと思います。
 原田 先生は、少年少女部に贈った『希望の大空へ』の中で、「たとえ、直接会えなくても、『心』と『心』、『命』と『命』が(かよ)い合う出会いがあります。それが、みなさんと私なのです」と、つづられたこともあります。物理的な距離の壁を超え、自在に心を通い合わせることができるのが、創価の師弟です。
 どうか、全国の未来部の皆さんも、この先生の思いを胸に、今は、しっかり勉学に励み、立派に成長していっていただきたい。
 石黒 この夏の「未来部躍進(やくしん)月間」も、未来本部長をはじめ、青年部の未来部担当者の皆さんらの尽力(じんりょく)をいただき、大成功で終えることができました。厚く御礼を申し上げます。
 山口 特に、本年から少年少女部も参加できることになった「E−1グランプリ」には、昨年の1.5倍の応募をいただきました。心から感謝いたします。
 飛田 支部で、3チーム、4チームと応募される地域もありました。応募人数は、支部のほぼ全員の未来部員が、参加していることになります。多くの方々の日頃からの真心こもる励ましのたまものであると、頭が下がるばかりです。
 石黒 「少年少女希望絵画展」においても、多くの子どもたちが参加できるようにと、教育本部と連携して、「1日絵画教室」を開催している地域がありました。親子で楽しく絵画に触れる中で、子どもたちが大きく成長している姿が、とても印象的でした。
  少年少女部は23日で結成から51年を迎えます。先生は、結成記念大会のメッセージで、題目を唱える少年少女部の皆さんこそが、「負けない心」の太陽であると言われ、「勉学、読書、親孝行、友情――一つ一つ勇敢(ゆうかん)に挑み、獅子(しし)の心で、私と共に、世界平和の未来へ出発しよう!」と呼び掛けられました。
 原田 この51年の間に、先生は、何度も少年少女部の会合に足を運び、抱きかかえるようにして、人類の未来の扉を開く一人一人を励ましてくださいました。各地の合唱団にも先生との思い出が数多くあります。
 橋元 最初に結成された首都圏の富士少年希望少女合唱団は本年5月5日、結成50周年となり、幾多(いくた)の人材を輩出(はいしゅつ)してきました。

毎日師との対話

 飛田 そんな未来部にとって、この夏、大きな指針(ししん)となったのが、先生から贈られた次のメッセージです。「私が最も信頼し、期待する後継(こうけい)の皆さんに贈りたい御聖訓があります。それは、日蓮大聖人が、命にも及ぶ大難(だいなん)の中で悠然(ゆうぜん)と仰せになられた『いまだこりず候』(御書1056ページ)という一節です。今日の『新・人間革命』(8月4日付)にも書きつづった通りです」と。
 石黒 当日、会合に参加していた未来部員は、皆が、その日の小説『新・人間革命』を切り抜いて、「生涯(しょうがい)の宝にします!」と口々に語っていました。
 橋元 今、小説『新・人間革命』は、第29巻の最終章となる「源流(げんりゅう)」の章がつづけられています。
 原田 聖教新聞に掲載される『新・人間革命』は、いわば、先生から会員同志へのお手紙≠ナす。それを未来部員も読んでいくことによって、信心の素晴らしさ、正義の学会の姿、師弟の道の崇高(すうこう)さなどを、一層、学んでいけることは間違いありません。
 飛田 はい。その決意で今、全未来部員が、『新・人間革命』を読むことに挑戦しようと訴えています。
  最後に、あるメンバーのご家族から報告がありましたので、紹介します。それは、本年7月、創価学会「勤行要典(ようてん)」の、ひらがな経本が発売されたことに対する喜びの声です。
 山口 この経本には、経文に大きな読み仮名が振られ、末尾(まつび)には、「『()祈念(きねん)(もん)』の意味」が付されていますね。
  ある会合で、「これは、少年少女部のみんなのために、作られたんだよ」と聞いた少年部員は早速(さっそく)、お母さんにお願いし、購入してもらったそうです。以来、彼を導師(どうし)にして、家族の皆で毎朝、勤行をしていますとの報告でした。
 原田 素晴らしい話ですね。ともあれ、未来部が前進した分、学会も前進します。これからも、皆で激励を続けていきましょう。

(2016. 9.22. 聖教新聞)

 

 

<50> 学会の永遠性を確立するのは今
出席者:原田会長、長谷川理事長、笠貫SGI女性部長、竹岡青年部長、清水女子部長

 長谷川 このたびの男子部の新出発、誠におめでとうございます。
 竹岡 ありがとうございます。「学会の永遠性を確立するのは、まさに『今この時』との池田先生の指針(ししん)を胸に、志賀男子部長、鈴木書記長らと共に、新しい時代の扉を開くため、全力を尽くしてまいります。
 原田 広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年の2018年11月18日を目指した戦いこそ、「総仕上げ」の時です。今、戦わずして、いつ戦うのか=\―この誇りと責任を自覚し、青年部から、新たな広布の潮流を起こしてもらいたい。
 竹岡 はい。その中、25日には、青年部教学試験2級が、全国845会場で実施されました。
 原田 私も、東京・大田区の試験会場へ激励に行かせていただきました。仕事や学業、家庭に、日々の学会活動と、忙しい中、挑戦された全ての皆さんの奮闘を心から称賛いたします。
 長谷川 (かげ)で受験者を支えられた同志や、ご家族の方々にも、深く感謝しております。
 清水 先生は、「きょうを新たな出発点として、広宣流布の拡大へ、いや増して『行学(ぎょうがく)二道(にどう)』に励んでいってください。異体同心の同志と共に、『ちかいし(ねがい)やぶるべからず』と、強く(ほが)らかに不屈の前進を貫いていっていただきたいのであります」と伝言を寄せてくださいました。
 原田 受験者の皆さんも、応援してくださった皆さんも、教学試験で学んだ「題目の偉大な功力(くりき)」と「広宣流布の大願(だいがん)に生き抜く中に、真の幸福があること」を確信し、新たな広布開拓の道を、ともどもに進んでいきましょう。

新しい女性の世紀

 笠貫 広布の伸展(しんてん)は今、世界同時進行です。私も先月、原田会長を中心とした南米訪問団の一員として、アルゼンチン、ブラジルを訪れました。さまざまな記念行事が行われ、先生に、アルゼンチンの上院議会からサルミエント上院議員栄誉章、ブエノスアイレス市から最高賓客(ひんきゃく)の称号、国立トゥクマン大学から名誉博士号が授与されました。
 原田 訪問初日には、日本以外で世界初となるアルゼンチン創価女性平和会館の開館式が行われました。席上、池田先生の奥さまにとって、23番目となる名誉学術称号が、国立ビジャマリア大学から授与されることになり、決議書が渡されました。
 笠貫 同国の女子部・婦人部の方々は語っていました。「奥さまから、信心の強さ、誠実さ、清らかさを学び、心から尊敬しています」と。先生のご指導と共に、奥さまの生き方を学び、その誠実な振る舞いが、地域・社会で信頼を広げているのです。
 清水 聖教新聞で、開館式に集った皆さんの大感動の様子を拝見していました。メーン会場の「カネコ・イケダ希望の()」には、美しい真っ白な仏壇が置かれているそうですね。
 笠貫 ええ。お厨子(ずし)も白。経机(きょうづくえ)も白。燭台(しょくだい)も、(りん)も、鈴棒まで白。お厨子には、真っ赤な国花・セイボと、日本の象徴・サクラが描かれ、両方の花によって、アルゼンチン女子部・婦人部は永遠に、師弟不二で進みゆくことを表しているそうです。
 原田 同国のサノ女子部長、オオシモ婦人部長は言われました。「私たちは、池田先生の著作などを学ぶ中で、戦争等で苦しんできた全ての女性が幸福になる社会を築くことが、創価三代の会長、なかんずく池田先生の祈りであることを知りました。アルゼンチンの全ての女性が真に幸福に輝いていけるよう、皆で心を合わせて祈っています」と。師弟不二の結晶として、全ての女性のために誕生した創価女性平和会館によって、アルゼンチンから新しい女性の世紀が開かれていくように思えてなりません。

リーダーが「率先」

 竹岡 ブラジルでも、各種の記念行事や多くの顕彰(けんしょう)の授与式がありましたね。そのブラジルでは、先生の第2次訪問50周年を記念して、昨年から、支部50世帯を目標に折伏に取り組んでいると(うかが)いました。
 原田 訪問した時点で、すでに1万8000世帯の弘教を成就(じょうじゅ)。特に、拡大の先頭に立つリオデジャネイロでは、半数近くの支部が目標を達成していました。
 笠貫 オリンピックの興奮が冷めやらぬリオで、なぜブラジルをリードする弘教ができているのか。一つは、先生のリオ初訪問50周年を拡大で祝賀しようと、メンバーが団結して立ち上がったことにあります。
 原田 それと、もう一つ。リーダーが率先していることです。リオ圏の圏長は、経済界で活躍していて、仕事でも大変な重責を担っています。昨年、支部50世帯の弘教を目標とした戦いがスタートした時、各部のリーダーと話し合いをもった圏長は、とにかく、リーダーは皆に「やりましょう」と言っているだけではいけないと結論し、まずは、ここにいる私たちが1世帯の弘教をと決めたそうです。
 笠貫 圏長自身、決して折伏が得意ではなかったそうですが、仕事をやり抜き、題目をあげにあげ抜いた結果、昨年、見事に折伏を結実。そこから壁が破れ、現在までに5世帯に弘教。さらに、圏婦人部長も、本年だけで10世帯の弘教を実らせていると聞きました。
 長谷川 ブラジルSGIのコウサカ理事長をはじめとしたリーダーも、折伏を実らせているそうですね。
 原田 リーダー率先の行動が、ブラジルの広布拡大をリードしているのです。「ムイト・マイス・ダイモク(もっと題目を)!」を合言葉としたブラジルの師弟共戦の祈りは、全てを勝ち開き、弘教・拡大、青年育成、社会貢献と、見事なる勝利の証しを示しています。日本の私たちも、ブラジル、アルゼンチンに負けじと、弘教・拡大と人材育成に挑戦し、師の大恩(だいおん)にお応えしてまいりたい。

(2016. 9.29. 聖教新聞)