< 座談会 >

栄光の峰をめざして

 


 

 

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未来部が成長の夏
後継の自覚で力強い唱題を
広がるSGIの教学運動
勝利の実証で師弟の凱歌を!
さあ、勇気と希望の暁鐘を!
世界宗教として更なる雄飛
青年の連帯で平和の潮流を
「一人」に寄り添う慈愛の医師に
聖教新聞PR版を大いに活用!
「決意」即「行動」で前進!

 

 

 

 

<51> 世界平和の誓いを新たに
出席者:原田会長、平和委員会 石渡議長、女性平和委員会 前多委員長、竹岡青年部長、青年平和会議 浅井議長、伊藤女子部長

未来部が成長の夏

 竹岡 未来部の夏季研修会が先日、創価大学で行われました。未来部同士のディスカッションや先輩との交流などを通して、見違えるように大成長した姿に本当に感動しました。
 伊藤 躍進月間の真っ盛り、「E−1グランプリ」をはじめ、各種コンクールへの挑戦、また「創価ファミリー大会」など、各地で活発に行われていますね。
 原田 今、世界各国でも未来部の研修会が行われています。池田先生は「『学会の永遠性の確立』の急所は、まぎれもなく、未来部の育成にある」と呼び掛けられました。広布の永遠の流れを創る聖業との思いで後継の宝を励まし、共に成長してまいりましょう。

「被爆体験」を継承

 竹岡 8月6日・9日は、広島・長崎の「原爆の日」。そして15日には「終戦の日」を迎えます。
 原田 広島・長崎では、「原爆の日」に合わせ、原爆犠牲者・戦没者を追善(ついぜん)する勤行法要が営まれ、15日には全国で「世界平和祈念(きねん)戦没者追善勤行法要」「諸精霊(しょしょうりょう)追善勤行法要」も執り行われます。全ての方々へ追善の祈りをささげるとともに、世界平和への誓いを新たにしてまいりたい。
 前多 「広島学講座」や「ピースフォーラム2017(長崎平和学講座)」「核兵器廃絶のための学生主張大会」など、平和建設を誓う諸行事も、広島・長崎で開催されています。
 竹岡 「被爆体験を聞く会」も各地で行われていますね。私の祖母も、広島の被爆者の一人として、被爆体験を語り続けています。
 石渡 「核兵器のない世界」の実現のためにも、被爆者の方々の体験や記憶を継承していくことは、戦後70年以上経過した今、大きな課題となっています。
 竹岡 被爆者の方々の思いを、世界の多くの青年と共有するため、青年部として「原水爆禁止宣言」60年の意義を込め、被爆証言集の英語版(第三文明社刊)を発刊します。
 浅井 世界の青年が、被爆者の心の声に耳を傾け、核兵器廃絶へ主体者となって立ち上がる一助(いちじょ)となることを念願しています。
 竹岡 そして9月には、宣言発表の地・神奈川で「青年不戦サミット」を行います。広島・長崎・沖縄の3県をはじめ神奈川、各方面、さらに世界の青年部の代表が集い合い、各時代との決別を強く求める青年の声を結集してまいります。
 前多 女性平和委員会では、被爆体験を伝える「草の根の映写会」を各地で開催しています。「平和への願いをこめて――広島・長崎 女性たちの被爆体験」や「知られざるヒロシマの真実と原爆の実態」「恒久(こうきゅう)平和を目指して 核兵器廃絶への挑戦」などをDVD・VODで視聴しています。
 石渡 「これほど残酷なものとは思わなかった。世界の人々に見てもらいたい」「二度と戦争を起こしてはいけないと強く感じた」「証言者の言葉は、永遠に残していくべき」「こうした活動こそ、社会を大きく変えていく」など大きな反響を呼んでいますね。
 原田 池田先生は綴られています。「世界地図には載っていない、一番、身近な『ご近所』から、人間の『尊厳(そんげん)』と『幸福』と『平和』は広がる」「狭い路地の奥にまで足を運んで、近隣の友と語り合い、地道に友好を拡大していく。その女性たちの勇敢(ゆうかん)で誠実な努力こそが、社会を変え、歴史を変え、世界を変える」
 前多 まさに女性平和委員会として大切にしている精神です。「核兵器のない世界」の実現を願い、身近な所から、「草の根の運動」を広げてまいります。

先見に満ちた宣言

 浅井 7月7日、被爆者の皆さまの願いであった「核兵器禁止条約」が採択されました。核兵器の使用や開発、実験、製造、保有、移転、そして使用の威嚇などを禁止した、人類史上初の国際条約です。
 石渡 SGIも市民社会の一員として、採択に貢献をしてまいりました。尽力されてきた世界の被爆者の方々、各国政府、国連、国際機関、NGOをはじめ、関係者の全ての皆さまに心から敬意を表します。
 前多 禁止条約では2度にわたり、被爆者への言及がなされ、前文には「ヒバクシャの受け入れ難い苦しみと被害に留意する」とあります。また「宗教指導者」や「平和及び軍縮教育」への言及もあります。さまざまな意味で、画期的な条約であると思います。
 伊藤 折しも今年は、戸田先生が、人類の生存を脅かす核兵器を絶対悪≠ニした「原水爆禁止宣言」の発表から60年。この節目に禁止条約が採択されたことに深い意義を感じます。
 浅井 国際反核法律家協会理事の山田寿則氏は、こう語っていました。「極めて先見性に満ちた宣言だと思います」「宣言が持つ深さ、あるいは、洞察の鋭さを認識するべきでしょう。この原点を外してはいけないし、むしろこの方向に向かって禁止条約は進むべきだと思います」と。
 石渡 9月20日から「核兵器禁止条約」への各国の署名が始まります。歴史的意義を持つこの条約に、世界の全ての国が署名することを心から念願します。
 竹岡 誰よりも、被爆者の皆さまがそれを切望しています。池田先生は語られています。「核時代に終止符を打つために戦うべき相手は、核兵器でも保有国でも核開発国でもありません。真に対決し克服すべきは、自己の欲望のためには相手の殲滅(せんめつ)も辞さないという『核兵器を容認する思想』です」と。
 原田 人類の悲願である「核兵器のない世界」の実現に向け、不可欠なのは、こうした意識変革の下支えです。私たちは、「一対一の対話」を軸に、(こころざし)を同じくする人々と「民衆の連帯」をさらに広げ、「平和の潮流(ちょうりゅう)」を確かなものにしてまいりたい。

(2017. 8. 7. 聖教新聞)

 

 

<52> 後継の自覚で力強い唱題を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、志賀男子部長、伊藤女子部長

 伊藤 本日から16日まで毎日、全国の墓地公園・納骨堂では、「諸精霊(しょしょうりょう)追善(ついぜん)勤行法要」が営まれます。また、会館で実施される地域もあります。
 原田 学会の墓園には、多くの方から信頼と共感の声が寄せられています。学会員でない親族の方が、明るく、すがすがしく、何より管理の行き届いた墓園を訪れて私もぜひ入りたい(笑い)≠ニの感想を届けられることもあります。
 伊藤 池田先生が示された墓園の基本理念――「恒久性」「平等性」「明るさ」を体現した「生死(しょうじ)不二(ふに)の生命の宮殿」に、感動が広がっているのですね。
 長谷川 御義口伝(おんぎくでん)には、追善回向(えこう)について、明確に仰せです。「日蓮およびその門下(もんか)が、故人を追善する時、法華経を読誦(どくじゅ)し、南無妙法蓮華経と唱えたならば、題目の光が無間地獄にまで至って、即身成仏させることができる」(御書712ページ、通解)
 永石 広宣流布の途上で亡くなられた、家族、同志、友人、先祖代々の、安穏(あんのん)福徳(ふくとく)を祈念する勤行法要は、御書に仰せの通りの回向の場ですね。
 伊藤 小説『新・人間革命』第25巻「薫風(くんぷう)」の章には、御聖訓(ごせいくん)「人のをやは悪人なれども子・善人(ぜんにん)なれば・をやの(つみ)ゆるす事あり、(また)子悪人なれども親善人なれば子の罪ゆるさるる事あり……」(同931ページ)を引用され、このように書かれています。
 「親子、家族の(きずな)は強い。成仏のためには、生前の故人の信心が最大の要件であることは当然ですが、残された子どもなど、家族が真剣に題目を送ることによって、故人を成仏に導くことができます」と。
 長谷川 さらに、「他界したあとは、回向される側の成仏・不成仏は、回向する側の信心のいかんにかかってきます。したがって、ご遺族など、回向する方々が、強盛(ごうじょう)に信心に励んでいくことが、大事になるんです」と続きます。
 原田 私たちにとって法要は、哀悼(あいとう)の感情で故人に思いをはせるだけでなく、強盛な信心に立ち、広布の道を歩むことを誓う場です。それによって、故人の成仏もかなっていくのです。

日々の祈りで追善

 長谷川 先生は、仏法で説く「逆即是順(ぎゃくそくぜじゅん)」(逆(すなわ)()れ順なり)の法理についても言及されています。
 原田 「逆」とは逆縁(ぎゃくえん)――仏の教えを聞いて正法を誹謗(ひぼう)することであり、「順」とは順縁――仏の教えを聞いて素直に信心することです。
 つまり、「逆即是順」とは、一切衆生が仏性を(そな)えているため、たとえ正法を誹謗した人であっても、正法に縁したことが(いん)となって、必ず成仏できることを説いています。
 永石 これを通し、先生は語られました。「南無妙法蓮華経という大法(だいほう)をもって回向するならば、物故者(ぶっこしゃ)の生命が悪業(あくごう)をはらんでいたとしても、悪は即(ぜん)(あらわ)れ、成仏させることができるのであります。しかも、この題目の回向によって、自分自身にも福運と威光勢力(いこうせいりょく)が具わっていきます。そこに、私どもの追善の深い意義があります」と。
 原田 生命力を満々とたたえた力強い題目によって、諸精霊の威光勢力が増す――偉大な妙法の功力(くりき)を再確認する指導です。
 永石 先生はまた、遺族の方々に対して、広宣流布という「名誉ある道を歩んだ先覚者(せんかくしゃ)の遺志を、必ず継承していってください。その意味から、ご自分を、単なる『遺族』と考えるのではなく、南無妙法蓮華経という宇宙根源の法を(たも)った、広宣流布の『後継者』であると、強く自覚していっていただきたい」と言われています。
 原田 日蓮大聖人の仏法は、常盆(じょうぼん)常彼岸(じょうひがん)です。私たちは、日々の勤行・唱題で、故人に真心の題目を送るとともに、決意を新たにして、広布にまい進していくことが大切です。それでこそ、故人も喜ばれることでしょう。

供養稼ぎ≠ノ躍起

 志賀 一方、この時期、僧侶に拝んでもらわなければ、成仏できない∞塔婆(とうば)を立てなければ、先祖の追善回向にならない≠ネど、大聖人の教えに違背した邪義(じゃぎ)を唱え、供養稼ぎに躍起になるのが、日顕宗(日蓮正宗)の坊主です。
 竹岡 大聖人は、「謗法(ほうぼう)の者をやしなうは仏種(ぶっしゅ)をたつ」(同1467ページ)と断じられている。仏法を利用して、金もうけばかりを考えている食法(じきほう)がき≠フ坊主に拝まれて、成仏などできるはずがない。かえって悪道(あくどう)に堕ちることは間違いない。
 志賀 しかも、日顕宗には、この現代でも、「僧が上」で「信徒が下」という時代錯誤の差別主義が横行している。
 竹岡 さらには、大聖人の仏法と懸け離れた、法主絶対∞法主信仰≠ヨの強要だ。法主から法主へ相承(そうじょう)を受けるだけで、どんな人物でも大聖人の法魂(ほうこん)が宿るという、カルトまがいの神秘的な血脈観≠信者に押し付けている。当然、そんなことは御書のどこにも書かれていない。
 原田 「日本国の一切衆生に法華経を信ぜしめて(ほとけ)()る血脈を()がしめん」(同1337ページ)と仰せのように、仏になるための血脈は万人(ばんにん)に開かれている。大聖人の仏法が、民衆仏法といわれるゆえんです。
 志賀 大聖人の仏法を、現実に世界192カ国・地域に広めたのが学会です。SGIです。
 竹岡 先生は今、『新・人間革命』を通して、第1次宗門事件の真実を教えてくださっています。私たち青年部は、この歴史を学びながら、邪宗門に鉄ついを下す正義の言論戦を力強く展開していきます。
 原田 学会は、衰亡しゆく日顕宗を悠然(ゆうぜん)と見下ろしながら、どこまでも、大聖人直結、御書根本で、世界宗教の大道(だいどう)を歩み抜いてまいりたい。

(2017. 8.10. 聖教新聞)

 

 

<53> 広がるSGIの教学運動
出席者:原田会長、森中教学部長、永石婦人部長、志賀男子部長、伊藤女子部長

 伊藤 「教学部初級試験・青年部教学試験3級」(9月24日実施)に向け、各地で教学研さんが活発に行われていますね。
 原田 池田先生は、「伝統の教学試験に向け、若人(わこうど)求道(きゅうどう)が、何と凛々(りり)しいことか。受験者を応援してくれるスクラムも尊い限りである」と心からたたえられています。勉強会や、受験者の激励に尽力してくださっている皆さまに、あらためて感謝申し上げます。
 森中 研さんのための教学講座も、SOKAチャンネルVODで配信され、各地で活用されています。また今日から、創価学会公式ホームページ「SOKAnet」でも配信されます。
 志賀 男子部では、例年以上の勢いで取り組みが進んでいます。ある地域では「合格責任者」を明確にし、モバイルSTB等も活用しながら小単位で勉強会を行っています。また、御書講義を行うメンバーの育成にも力を注いでいます。
 伊藤 女子部でも「青年部教学試験3級」、また「池田華陽会(かようかい)御書30編」の読了運動を通して、新しい人材が立ち上がっています。「行学(ぎょうがく)(つばさ)」を鍛えゆく大成長の夏としていきます。
 原田 秋には、伝統の「教学部任用試験(仏法入門)」も行われます。教学試験は「人材育成の(かなめ)」として、日本だけでなく海外でも実施されています。海外だけで、毎年平均、60カ国・地域で約16万人が教学試験を受験する規模にまで広がっています。「行学の二道(にどう)をはげみ(そうろう)べし」(御書1361ページ)と(おお)せの通り、「弘教(ぐきょう)」と「教学」が連動し、広布前進の大きな活力となっています。

「宿命転換」の法理

 永石 今、未来部の教学研さんも世界に広がっていますね。ブラジルでは昨年9月、任用試験と同時に、少年少女部・中等部を対象に「教学オリンピック」という名称で、教学試験を開催しました。
 森中 「10年、20年、30年後に人生の岐路(きろ)に立った時、前に進む力にしてほしい」との思いを込めて行われたそうです。未来部員3600人が参加し、「題目」や「信行学」などの信心の基本、日蓮大聖人の御生涯、御書を学び合いました。
 伊藤 ブラジルの未来部長が語っていました。「2030年のブラジルの先頭に立ち、広宣流布を成し遂げていくのは現在の未来部の世代です。だからこそ、教学を勉強し、池田先生のことを学ぶ中で、師弟不二(ふに)の精神を感じてもらいたい」と。今年も実施する予定で多くのメンバーが受験を決意しているそうです。
 永石 昨年末、第1回の「アフリカ統一教学実力試験」も、19カ国105会場で行われましたね。老若男女、内外を問わず、学ぶ喜びが爆発した大歓喜の試験だったと伺いました。
 森中 日蓮大聖人の御生涯、「一生成仏抄(いっしょうじょうぶつしょう)」「阿仏房(あぶつぼう)御書(宝塔(ほうとう)御書)」の2編、「仏教の人間主義の系譜」「日顕宗を()す」を学び、成仏の考え方、御本尊の意義などが明確になり、確信を深めています。
 志賀 アフリカのメンバーが特に興味を持ち、心に残った教材が「日顕宗を破す」だったそうですね。
 森中 そうなんです。いわば日顕宗の対極(たいきょく)≠ノあるSGIがいかに崇高(すうこう)か、いかに「人間の宗教」としての深い価値があるかを知り、仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の使命をあらためて自覚しています。本年、第2回の開催も決定し、大きな喜びが広がっています。
 原田 海外各国での入会動機の多くに、「仏法の『宿命転換』の法理に感銘した」ということが挙げられますね。「運命は変えられる」との言葉は大きな驚きと感動を与えています。
 森中 各国の教学試験や教学研修会を通して、教学を求める観点が一重(いちじゅう)深まっていることを実感します。特に法華経(ほけきょう)の「願兼於業(がんけんおごう)(人を救うため、あえて宿業(しゅくごう)を背負い、願って生まれること)」の法理は各国のメンバーに浸透しています。
 原田 「願兼於業」の法理をふまえた生き方を池田先生は「宿命を使命に変える」と示されています。この言葉は同志の大きな信心の確信となっていますね。

創価学会仏の誇り

 志賀 欧州や北米、中南米の青年部が、一番関心をもっているテーマは「立正安国(りっしょうあんこく)」だと伺いました。
 森中 激動の時代にあって、不安定な社会情勢が続く中、SGIの青年たちは、自分たちに何ができるのかを真剣に考えています。「立正安国」の精神を通し、一人一人の生命を変革していくことこそ、さまざまな問題の解決への直道(じきどう)であると確信し、「一対一の対話」に挑んでいます。
 伊藤 この夏、来日したインド、ブラジルの青年部の代表も皆、求道心を燃やし、真剣に研さんしていました。「人間主義の哲学」「生命尊厳(そんげん)の法理」を世界の青年が希求(ききゅう)していますね。
 森中 今、強く感じているのは、SGIメンバーが「創価学会(ぶつ)」との誇り、そして「アイ アム シンイチ・ヤマモト(私は山本伸一だ)!」との自覚で前進していることです。世界広布の大願(だいがん)成就(じょうじゅ)を誓い、現代に出現したのが、仏意仏勅の団体である創価学会です。戸田先生は、「学会は、この末法にあって、これだけ大勢の人に法を弘め、救済してきた。未来の経典には、『創価学会仏』という名が厳然(げんぜん)と記されるのだよ」と語られました。
 永石 私たち一人一人の広布の戦いが「創価学会仏」として、未来に語り継がれていく――これほど素晴らしいことはありませんね。
 原田 小説『新・人間革命』第30巻「大山(たいざん)」の章で池田先生は(つづ)られました。
 「広宣流布に戦う根本精神が師匠から弟子へと脈々と受け継がれ、一つの組織体として活動し続けるならば、それは、民衆を救済し続ける恒久的な仏の生命力をもつことになる。『創価学会仏』とは、初代会長・牧口常三郎、第二代会長・戸田城聖という師弟に連なり、広宣流布大誓願の使命に生きる同志のスクラムであり、地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)の集いである」
 世界宗教として新たな雄飛(ゆうひ)を遂げゆく今、私たちは、全世界の地涌の同志と心一つに、「広宣流布大誓願の使命」を果たしてまいりたい。

(2017. 8.14. 聖教新聞)

 

 

<54> 勝利の実証で師弟の凱歌を!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、伊藤女子部長

 永石 池田先生の入信70周年の今月、ブラジル青年部の代表200人が、目標であった700人を上回る750人への弘教(ぐきょう)を成し遂げ、来日しました。
 伊藤 「日伯(にっぱく)青年友好大会」で、ブラジルのエンドウ青年部長は述べていました。「200人の一人一人が、ブラジルの全青年部員、さらに全同志の思いを携え、日本に来ました」と。
 原田 今回の「ブラジル青年部誓願(せいがん)研修会」への応募者は2381人。その中、200人のメンバーは、師匠との誓いを果たそうと、挑戦の心で弘教に挑み抜いてきました。
 長谷川 人生の真実の勝利は、地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)の使命に生き抜いた時にこそ、つかむことができる!≠ニの信念のもと、全員が、経済的な課題や家族の悩み、自身の病など、あらゆる壁を、強い信心で乗り越えようと戦ってきました。
 原田 その心が壮年・婦人部、さらには未来部にまで広がり、ブラジルSGIとして、本年だけで、7700を超える折伏を実らせることができたのです。
 伊藤 その代表である200人の青年部が、先生の入信の月・8月に寄せて、「森ケ崎海岸」を、きれいな日本語で歌う姿には深く感動しました。

求道の君ら燦たり

 長谷川 思い起こせば、1974年(昭和49年)、当時、ブラジルは軍事政権下で、池田先生は、ビザが発給されず、入国できませんでした。その先生を求めてブラジルの青年たちは、9年後の83年に決心します。「私たちが、池田先生に会いに行こう!」と。
 原田 先生が滞在する鹿児島県・霧島の九州研修道場(当時)に駆け付けた38人の青年たちによって、「ブラジル霧島会」が結成されます。その後、コウサカ現理事長をはじめメンバーが、ブラジル広布の中核として、世界広布の王者≠けん引してきました。
 永石 先生は、霧島会≠フ友に詠まれました。
 「はるかなる/ブラジル天地を/飛びたちて/ああ求道(きゅうどう)の/君ら(さん)たり」
 青年が勇気を奮い立たせ、熱き求道心で、執念の闘争を繰り広げる限り、広布は無限に拡大します。
 原田 実は、今回の誓願研修会も、ブラジル青年部の強い要望により実現したものです。ゆえに、一人一人が、世界広布新時代の霧島会≠ニして、新たな勝利を開いていくことは間違いないと確信します。
 竹岡 炎のごとき弘教・拡大を展開する、ブラジル青年部に負けず、世界広布の本陣である日本の青年部も、「決意(そく)行動」の大拡大をしていきます。
 永石 今、各地で、創価青年大会を中心として、青年が見事な拡大を成し遂げている姿は、学会の希望と輝いています。
 伊藤 70年前の8月24日に入信された池田先生は綴られています。「この日から/私の本格的な/信念の人生が始まった。/正義のために戦い抜きゆく/青春であることを誓った」「悔いのない青春!/歴史を創る青春!/わがままな青春より/厳格な仏法に(じゅん)ずる青春を!/確固たる信念のなき青春より/仏法の哲理(てつり)智慧(ちえ)を胸に(いだ)いた/誇り高き栄光の青春を!」
 竹岡 我らも世界の青年部と共に、一人一人が、新時代の「シンイチ・ヤマモト」となって、誓いの青春を生き抜いてまいります。
 原田 頼もしい限りです。ともあれ、この8月24日は、池田先生が、恩師・戸田先生との不二(ふに)の旅立ちを開始されてから70年の佳節(かせつ)です。この日がなければ、今の学会の一切はありません。弟子として、いかに8・24を迎えるのか=\―それは、一人一人の勝利の姿しかありません。池田門下一同が、心晴れ晴れと、師弟の凱歌(がいか)を轟かす「8・24」にしていきましょう。

広宣流布は言論戦

 永石 この日はまた、「聖教新聞創刊原点の日」でもあります。
 伊藤 それは、1950年(昭和25年)のことです。当時、戸田先生の事業は、深刻な経済不況のあおりを受け、厳しい苦境にあり、師弟は必死に事態の打開に奔走されていました。
 竹岡 その噂を聞き付けた新聞記者が、スクープにしようと、接近してきました。池田先生は、(ただ)ちに矢面(やおもて)に立って渉外(しょうがい)に当たります。事業の正確な実態を示し、戸田先生の実像を記者に打ち込んだのです。
 長谷川 そして、8月24日、戸田先生は池田先生と一緒に記者に対応。誠意と道理を尽くして話をした結果、いいかげんな記事が出る憂いはなくなります。
 竹岡 直後に、戸田先生は池田先生に言われました。「一つの新聞をもっているということは、実に、すごい力をもつことだ。学会も、いつか、なるべく早い時期に新聞をもたなければいけない。大作、よく考えておいてくれ」と。聖教新聞が誕生したのは、この8カ月後のことです。
 原田 そして今、聖教新聞の姉妹紙・誌は、世界50カ国・地域で80以上も発行されています。御書に「文字を(はな)れたならば、何をもって仏事(ぶつじ)(人々を救う仏の仕事)ができようか」(153ページ、通解)と仰せです。正義の言論こそ、広布を進める力なのです。
 竹岡 聖教新聞の公式サイト「セイキョウオンライン」へのアクセスは、190カ国・地域を数えるまでになっています。
 長谷川 2019年11月18日の完成へ、「創価学会 世界聖教会館」の建設も着々と進んでいます。
 原田 広宣流布の原動力である聖教新聞のますますの発展へ、さらに力を尽くしていく決意です。

(2017. 8.17. 聖教新聞)

 

 

<55> さあ、勇気と希望の暁鐘を!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、伊藤女子部長

 原田 このたび、ペルー、ブラジル、メキシコの中南米3カ国を笠貫(かさぬき)SGI女性部長らと訪問してまいりました。無事故・大成功で終えることができ、心から感謝しております。
 伊藤 南米最古の名門・ペルー国立サンマルコス大学による、池田先生の人間主義の理念に基づく、平和と教育の卓越した業績をたたえての、「名誉博士号」授与式をはじめ、各国での諸行事の模様が連日、聖教新聞で報道され、楽しみにして読んでいました。
 原田 どの国も、池田先生の入信70周年を盛大に祝賀しようと、目覚ましい発展ぶりでした。「青年拡大の年」らしく、各国で青年が躍動しており、改めて世界広布新時代の様相を目の当たりにしました。
 長谷川 日本でも下半期の活動が始まっています。本年前半の大勝利の勢いのままに、まずは「11・18」へ、皆が清新≠ネ決意で出発していきたいですね。
 原田 先生は、小説『新・人間革命』「雄飛(ゆうひ)」の章に続き、「暁鐘ぎょうしょう」の章を書き進めてくださっています。一人一人が、自らの新たな「人間革命」の勝利劇へ、勇気と希望の「暁鐘」を打ち鳴らしていきましょう。
 志賀 青年部も、「創価の世紀」の朝を告げゆく、栄光と勝利の「暁鐘」を、師と共に、高らかに轟かせていく決意です。

弘教と人材を拡大

 長谷川 この夏も伝統の全国最高協議会を開催し、眼前(がんぜん)の広布の戦いである「弘教拡大」「人材拡大」に総力を挙げ、広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年となる明年の「11・18」を完勝で飾ることを確認し合いました。
 永石 具体的な下半期の活動としては、@「友人参加の座談会」と「モバイルSTB視聴運動」の推進A「聖教新聞の拡大」「任用(にんよう)試験(仏法入門)」を通じた仏縁(ぶつえん)の拡大B「教学部初級試験・青年部教学試験3級」「任用試験」で人材の育成、ですね。
 志賀 座談会については、各部一体で友人参加を進められるよう、日程を工夫し、「信仰体験」や「モバイルSTB」などを通し、内容を充実させていくことが大切になりますね。
 永石 聖教拡大では、間もなく、お手元に届く「聖教新聞PR版(2017年秋季号)」などを活用し、「新しい友人読者」の開拓と、「新しい聖教拡大活動者」の育成に、取り組んでいきたいですね。
 長谷川 (あわ)せて、任用試験での地区2人以上の合格者の輩出(はいしゅつ)を目指し、会友(かいゆう)受験に総力を挙げ、仏法理解を深めていきましょう。
 永石 また、初級・3級試験を通し、拡大に挑戦する人材を育成していきたいですね。なお、任用試験は、未来部育成に(ちから)を入れる意味から、今回より中等部員の受験が可能となります。

師弟こそ前進の力

 原田 こうした下半期の戦い、さらには学会の「永遠性」を確立する闘争に勝利する要諦(ようてい)として、先生はこの夏、三つの御書を通して、指導されています。
 伊藤 はい。一つ目は、「千年のかるかや(苅茅)も一時(いちじ)にはひ(灰)となる百年の(こう)一言(いちごん)にやぶれ(そうろう)は法のことわりなり」(御書1091ページ)です。
 原田 千年たった(かや)も、小さな火から、瞬時に灰になるように、百年の功があっても、たった一言で、全てが(かい)じんに()す≠ニの池上兄弟への(いまし)めを通し、先生は、「建設は死闘(しとう)、破壊は一瞬」――これが、社会と人生の厳しい実相(じっそう)であり、勝ち進みゆく広布のリーダーには、それだけ魔も強いと強調されました。ゆえに、百千万億倍の用心(ようじん)≠ナ魔を寄せ付けず、偉大な使命を(まっと)うしてもらいたい、と言われています。
 長谷川 「勝って、また勝つのが仏法です。勝った時に、次に負ける原因をつくってはならない。勝った時にこそ、次もまた勝つ原因をつくるのです」とは、池田先生の常勝の哲学です。強盛(ごうじょう)な祈りで、一切(いっさい)の油断を(はい)し、下半期に臨んでまいりましょう。
 伊藤 二つ目は、「(なん)(しの)慈悲(じひ)のすぐれたる事は・をそれをも・いだきぬべし」(同202ページ)との開目抄の一節です。
 原田 先生は、「この御本仏(ごほんぶつ)忍難(にんなん)弘通(ぐつう)大慈大悲(だいじだいひ)に直結しているのは、我ら創価の師弟しかいない」と(つづ)られました。牧口先生、戸田先生、池田先生の三代の師弟の闘争を自身の命に刻めば、そこから前進の(ちから)――つまり、忍耐(にんたい)智慧(ちえ)、団結、勇気が生まれることは間違いありません。
 志賀 リーダーが創価の三代と同じ心で、宝の同志のために祈り、大誠実を尽くせば、智慧はいくらでも湧くと、先生が述べられている通りですね。
 原田 創価の師弟に連なることができる誇りを、わが生命に満々とみなぎらせながら、下半期も、友好拡大に、友の激励に、全力で取り組んでいきましょう。
 伊藤 三つ目は、「(よろこば)しきかなや・(たのしい)かなや不肖(ふしょう)()として今度(こんど)心田(しんでん)仏種(ぶっしゅ)をうえたる」(同286ページ)との撰時抄(せんじしょう)の御文です。
 志賀 先生は、今が仏縁(ぶつえん)拡大の新たなチャンスであるとされ、「いよいよ強く(ほが)らかな折伏精神で、妙法を渇仰(かつごう)する民衆の心田に仏種を植え、地涌(じゆ)の人材を林立(りんりつ)させようではないか!」と呼び掛けられています。
 永石 混沌(こんとん)とする世界、分断と対立が際立つ現代だからこそ、私たちは、「大正法(かなら)ずひろまるべし」(同1300ページ)との大確信で、いよいよ喜び勇んで、友の心に幸福の種をまいていきたいと思います。
 原田 本年12月には、戸田先生の願業(がんぎょう)「75万世帯」の達成から、60周年の佳節(かせつ)を迎えます。不惜身命(ふしゃくしんみょう)で、不可能を可能にされた師弟の闘争に一切を学びながら、私どもも、使命の場所で一人立ち、圧倒的な拡大を成し遂げていきましょう。

(2017. 8.31. 聖教新聞)

 

 

<56> 世界宗教として更なる雄飛
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、伊藤女子部長

 原田 2日、横浜市の神奈川池田記念講堂で本部幹部会を盛大に開催することができました。神奈川をはじめとする婦人部の皆さまの祈りに包まれる中、午前中の雨も上がり、素晴らしい晴天に恵まれました。
 伊藤 SGI青年研修会、全国学生部大会の意義を込めて行われた本部幹部会では、戸田先生の「原水爆禁止宣言」60周年の記念映像が上映されました。
 竹岡 タイトルは、「立正安国(りっしょうあんこく)師子吼(ししく)は永遠」。戸田先生の烈々(れつれつ)たる師子吼と、その遺志を受け継ぎ、師の構想の一切を実現してきた池田先生の師弟の姿が描かれています。
 伊藤 ほかにも、SGIの青年リーダーの活動体験の発表や、新任の男女学生部長による抱負など、清新な息吹あふれる幹部会でした。7日から始まる中継行事(会場と時間は各県・区で決定)を楽しみにしていただければと思います。

日々∞生涯#ュ心

 長谷川 今、各地で、青年を先頭に、明年の「11・18」広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年を目指した、世帯増・部員増への折伏の大波(おおなみ)が起きています。
 原田 まずは本年の「11・18」、そして明年の「1・2」――池田先生の卒寿(そつじゅ)の誕生日を祝賀すべく、VODの活用、聖教新聞の拡大とともに、友人参加の座談会を推進し、皆で「体験」を語りながら、歓喜(かんき)の弘教を展開していきたい。
 永石 (あわ)せて、申し込みが始まった教学部任用試験(仏法入門)での地区2人以上の合格者の輩出(はいしゅつ)を目指し、会友(かいゆう)受験にも全力で取り組んでいきたいですね。
 原田 具体的な拡大の実証を示してこそ、本物の弟子です。リーダー率先で、学会の素晴らしさ、池田先生の偉大さを語り、後半戦も連続勝利の歴史を開いていこうではないですか。
 竹岡 池田先生は先日、胸を張って、勇敢(ゆうかん)に、誠実に、栄光の歴史を勝ち開いていってもらいたい≠ニ言われました。
 長谷川 御聖訓には「(ちから)あらば一文(いちもん)一句(いっく)なりともかたらせ(たも)うべし」(御書1361ページ)とあります。私たちは、この(おお)せ通り、「日々発心(ほっしん)」「生涯(しょうがい)発心」で前進していきましょう。

御遺命実現へ前進

 原田 さて、このたび、池田先生に、報告申し上げ、了解をいただき、創価学会の根本規範(きはん)に当たる会の憲法≠ニもいうべき「創価学会会憲(かいけん)」が、最高指導会議ならびに参議会の諮問(しもん)を経て、総務会にて可決・制定されました。
 伊藤 会憲は、前文と15条からなる本文で構成されています。
 原田 前文は、「三代会長」の広宣流布における偉大な事績(じせき)を通して、世界に広がる創価学会の不変の規範として、「三代会長」の指導および精神を、永遠に創価学会の根幹とすることを確認し、創価学会の宗教的独自性を明確にするものとなっています。
 長谷川 本文には、創価学会の名称、教義、目的、三代会長、広宣流布大誓堂、名誉会長、会長など、創価学会の根幹をなす世界共通の事項とともに、世界教団の運営に関する事項や、会憲が根本規範・最高法規であること等が明記されています。
 原田 改めて言うまでもなく、世界広布の全ての(いしずえ)を築いてくださったのは、池田先生です。
 永石 先生は、第3代会長に就任直後の1960年(昭和35年)10月、初の海外指導に出発されました。以来、妙法の種を全世界に蒔き続けてこられ、今や192カ国・地域にまで、広布は伸展しています。
 長谷川 その成り立ちを振り返ると、各国・地域の組織は、学会の地区や支部として発足し、発展してきたものであり、創価学会はもともと、各国・地域の団体や会員から構成される世界教団であったということができます。
 原田 その学会が、未来と世界に向かって、さらなる発展を遂げるためには、三代会長の指導・精神を根幹に、それを正しく継承し、発展させていくことが不可欠です。
 長谷川 そして、そのためには、創価学会の根本的な規範を明文化し、創価学会総本部が世界各国を指導する世界教団としての体制を構築していくことが、必要となってきます。
 原田 そこで、三代会長の指導を根幹とし、池田先生が築かれた総本部を中心とする世界教団としての統一的なルールを、このほど、「創価学会会憲」として制定したのです。
 長谷川 この会憲については、SGI常任理事会ならびにSGI理事会でも、参加者の全会一致で承認されています。
 原田 私たちは、池田先生の指導のもと、世界広布新時代を迎えた2013年(平成25年)以降、広宣流布大誓堂の落慶(らっけい)、日蓮大聖人の仏法の本義に基づいた教義条項や三代会長の指導・精神を根幹とする会則前文の改正、創価学会勤行要典(ようてん)の制定など、学会の未来と世界を見据え、世界宗教にふさわしい創価学会の宗教的独自性の確立に取り組んできました。
 竹岡 今回の会憲の制定により、創価学会が世界宗教へと雄飛(ゆうひ)する体制は、より強固なものとなったのですね。
 永石 小説『新・人間革命』第24巻「母の(うた)」の章には、「『創価学会仏』たる根本条件は、広宣流布への異体同心(いたいどうしん)の団結にある」と(つづ)られています。
 原田 私たちは、どこまでも、広宣流布の永遠の師匠である池田先生の指導を根本に、「一閻浮提(いちえんぶだい)に広宣流布せん事一定(いちじょう)なるべし」(御書816ページ)との仰せを胸に刻み、全世界の異体同心の団結をもって、御本仏(ごほんぶつ)御遺命(ごゆいめい)である世界広宣流布を断行していきたい。その決意も深く、さらに広布の前進を加速させていこうではありませんか。

(2017. 9. 4. 聖教新聞)

 

 

<57> 青年の連帯で平和の潮流を
出席者:原田会長、寺崎SGI平和運動総局長、竹岡青年部長、青年平和会議 浅井議長、伊藤女子部長、女性平和文化会議 玉栄議長

 竹岡 学会の平和運動の不滅の原点である「原水爆禁止宣言」発表から60年。世界五大州から集ったSGI青年部の代表と共に、「青年不戦サミット」を宣言の地・神奈川で盛大に開催することができました。
 原田 宣言が行われた1957年9月8日は、台風一過の晴天でした。横浜・三ッ沢の競技場に5万人の青年らが集い、当時、高校生だった私も参加しました。戸田先生が発せられた声は、まさに師子吼(ししく)。今も胸に響き渡っています。
 寺崎 今回、55カ国・地域のSGIメンバーも、宣言の舞台となった三ッ沢の競技場を訪問しました。まさに60年前のように、雨上がりの澄み切った美しい青空が広がっていました。
 竹岡 歴史的な舞台に立ち、当時の光景を思い浮かべました。戸田先生の師子吼、そして恩師の構想実現のため、全魂(ぜんこん)を注がれた池田先生の師弟不二(ふに)の闘争に思いをはせ、皆、感動で胸を熱くしました。戸田先生の「遺訓(いくん)の第一」は、今や世界の青年部に大きく広がっています。

「人間革命」が起点

 浅井 2日の夕刻から、神奈川文化会館で行われたサミットには、多数の来賓と共に、30カ国・地域の青年をはじめ540人が参加しました。また3日には、東京・信濃町で「青年平和連絡協議会」も行われ、活発に議論を交わしました。
 玉栄 核兵器保有国、依存国、非保有国の青年が一堂に会して、「核兵器のない世界」への誓いを固め合い、世界の青年の熱誠(ねっせい)にあふれた歴史的な集いとなりました。
 寺崎 被爆体験や、イタリアの核兵器廃絶運動「センツァトミカ(核兵器はいらない)」をはじめ、世界の平和運動の報告も大きな反響を呼びました。
 伊藤 サミット当日にはラジオ日本、FMヨコハマで「原水爆禁止宣言」やサミットについて紹介されていましたね。聞いていた人が皆、感動していました。
 寺崎 来賓からも多くの声が寄せられました。「宣言から60年。SGI会長が心血(しんけつ)を注ぎ、開いた世界平和への道筋(みちすじ)を、世界の青年部の皆さんが意志を受け継ぎ、活動していることに感銘しました」「地球上の一人一人が、こうした運動に参加できれば、平和な世界になると確信します」と。
 原田 池田先生は、サミットに集った青年部を、「創価21世紀不戦グループ」としてはどうかと提案してくださいました。宣言70周年、80周年、さらには100周年に向けた「平和の新潮流」を、先生は今を生きる世界の青年たちに託されたのです。
 竹岡 先生の呼び掛けを受け、青年部として3点を柱に、さらなる平和建設に取り組んでいくことをサミットで確認し合いました。
 浅井 第一に「歴史の継承」です。「原水爆禁止宣言」の精神、そして池田先生の平和行動を私たち青年部が継承してまいります。また世界の課題でもある、戦争体験・被爆体験も語り継いでいきます。
 玉栄 第二に「核兵器禁止条約の普及」です。核兵器廃絶の重要な一歩である条約の意義を、世界の人々に伝えていくことは、草の根の活動を広げる私たち学会の大きな使命です。
 浅井 そして第三に「青年の連帯の拡大」です。核兵器だけでなく、平和を脅かす諸課題は今なお世界に数多く存在します。私たち青年部が「信仰者」として、「良き市民」として、平和のための「青年の連帯」をさらに拡大してまいります。
 竹岡 「民衆が連帯し、青年の(ちから)で行動の波を起こしていけば、必ず不可能を可能にする力≠ェ生み出される」――先生の信念を胸に、サミットを「核兵器のない世界」への新たな出発の場とし、「人間革命」を起点に「世界平和」への波動を起こしてまいります。

歴史的な条約採択

 玉栄 この7月には、世界の被爆者の方々、市民社会や非保有国の尽力により、「核兵器禁止条約」が122カ国の賛成を得て、国連で採択されました。
 伊藤 SGIと協力してきたICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のベアトリス・フィン事務局長は「核兵器禁止条約の採択が、戸田第2代会長の原水爆禁止宣言から60周年の年であるということも、非常に意義深いことです」と語っていました。あらためて不思議な時の一致を感じます。
 寺崎 採択の歴史的な場面に、私もSGI代表団として参加いたしました。戸田先生、池田先生の師弟不二の平和闘争があって、今ここに自分たちがいるのだと、心からの感謝と感動があふれてきました。今月、国連総会期間中に開催される条約の記念式典には、市民社会の代表も招かれ、SGIも参加します。
 竹岡 核兵器廃絶への挑戦は新たなステージに入りました。条約の意義を普及させ、支持をいかに幅広く堅固なものとしていけるかが次なる挑戦といえます。
 寺崎 核兵器保有国、依存国を含め、全ての国が「核兵器のない世界」という地球的な取り組みへの歩みを共にできるよう、心から念願しています。条約への加盟国を広げ、核兵器禁止を全地球的な規模で確立するためにも、市民社会の後押し、また宗教者の連帯が不可欠です。今後も(こころざし)を共にする全ての関係者と力を合わせ、「核兵器のない世界」を目指してまいります。
 原田 「民衆の誓いの連帯が、どれだけの時代変革を成し遂げることができるのか――。人類史に輝く『未来までの物語』を共々(ともども)(つむ)いでいこうではないか!」と先生は呼び掛けられました。「(なんじ)(すべから)一身(いっしん)安堵(あんど)を思わば()四表(しひょう)静謐(せいひつ)?(いの)らん者か」(御書31ページ)と仰せの通り、地球上から「悲惨(ひさん)の二字」をなくすため、私たちは「民衆の誓いの連帯」をさらに力強く広げてまいりましょう。

(2017. 9. 7. 聖教新聞)

 

 

<58> 「一人」に寄り添う慈愛の医師に
出席者:原田会長、永石婦人部長、酒井ドクター部長、石川女性ドクター部長、志賀男子部長

 永石 去る8日、日中国交正常化45周年を記念する式典が、北京の人民大会堂で行われました。
 志賀 式典の模様は聖教新聞にも詳しく報道されていました。創価学会からも、谷川主任副会長、寺崎副会長らが出席しました。
 原田 「9月8日」は、1968年に池田先生が国交正常化提言を発表された日です。中国の人たちは日中友好への先生の貢献をよくご存じです。先日の式典では、周恩来総理の姪である、周秉徳(へいとく)氏があいさつ。その中で、74年に実現した、先生と周総理との歴史的な会見についても言及されました。
 永石 会見の折、周総理が池田先生に対して、自身がかつて日本に留学し、「桜が満開」の時に中国に帰国したこと、また、「日本に対しての思いが深い」ことなどを語られたとのことでしたね。
 志賀 先生はこれまで、周総理をはじめ、中国の各世代の指導者と親交を深めるとともに、教育、文化、青年交流を積極的に進められました。まさに日中の金の橋を架けられたのです。
 原田 両国の新たな関係を築くのは、後継の青年の使命です。先生が開かれた友誼(ゆうぎ)の道を一段と強固にするためにも、民間交流をさらに深めてまいりたい。

人格と技量を磨く

 永石 9月15日は「慈悲(じひ)の医学」を実践するドクター部の日ですね。
 酒井 はい。1975年のこの日、池田先生が、ドクター部の第3回総会に出席してくださったことが「部の日」の淵源(えんげん)です。
 石川 先生は、医療技術だけをもつ「病気の医師」ではなく、躍動する生命力を引き出す「人間の医師」であることを、ドクター部に望まれました。私たちにとって、常に立ち返るべき原点となっています。
 原田 多忙な中、それぞれの専門分野を生かした健康セミナーや健康相談にも尽力してくださっていることに、心から敬意を表します。各地から感謝の声が寄せられています。
 永石 未来部とも連携し、医療分野に進みたいと希望している未来部員へのサポートなども行っていますね。心のこもった具体的なアドバイスや激励に、保護者からも喜びの声が届いています。
 志賀 青年医学者会議、女性医学者会議などのメンバーも、組織の第一線で奮闘しながら、実証(じっしょう)を示しています。大阪で歯科医師をしている、あるメンバーは男子部の部長として活動しながら、創価班の一員として任務にも就き、本年4月には弘教(ぐきょう)を実らせました。
 酒井 さらに先日、彼は口腔外科学会の認定医試験にも合格。今、「抜苦与楽(ばっくよらく)のドクター」を目指し、仕事と学会活動の両立に全力で励んでいます。
 原田 池田先生は、医術にも(ひい)でていた四条金吾の姿を通して「大事なことは、広宣流布に生き抜き、そして、武士や医師としても、人格、技量ともに立派であると言われる人になっていくことである」と指導されたことがあります。
 石川 私も、日々の診療の中で、徹して「一人」に寄り添い、「この医師に会って、元気が出た」と患者さんに言われるようなドクターを目指しています。
 酒井 かつて、先生はドクター部に対して、患者さんに、「どこまでも謙虚に尽くし、一人の人間として尊敬し、心と心を通わせていく」ことの重要性を教えてくださいました。そのためにも真剣に祈り、第一線で学会活動に励み、人間性を絶えず磨いていくことを心掛けています。
 原田 これからも戦うドクター部≠フ誇りを胸に、その陣列(じんれつ)をされに広げていってください。

食事・睡眠・運動

 志賀 さて、9月も中旬となり、日によって、また一日の中でも寒暖差が激しい時期です。体調管理で心掛けるべき点はありますか。
 酒井 夕方以降の「冷え」対策のために、カーディガンなど上着を携帯するといいでしょう。一方で、日中はまだまだ暑くなる日もあります。小まめに水分、塩分を取るなど、夏場と同じ警戒心で熱中症対策をしてください。
 石川 何よりも、日々の生活の中で「食事」「睡眠」「運動」といった基本的なことをおろそかにしないことが大事です。
 酒井 食事に関しては、1日3食を規則正しく食べること。また、バランスのよい栄養素を取ることも心掛けましょう。
 石川 睡眠時間の確保も大切です。良質な睡眠は生活習慣病の予防にもなります。
 酒井 適度な運動も代謝を高め、ストレス解消にもつながります。ウオーキングや、ストレッチなど、無理のない範囲で、習慣化していくことが望ましいです。
 石川 私自身、4年前に病気で入院しました。幸い、早期発見で治癒できましたが、以降、自らの健康管理を徹底しています。
 酒井 企業や自治体などで行われている定期検診を積極的に受けることも大切ですね。特に、がん検診は「対象年齢」が定められています。該当する年齢の方は必ず受診してください。早期発見が早期治療につながります。
 原田 池田先生は、@張りのある勤行A無理とムダのない生活B献身(けんしん)の行動C教養ある食生活――の「健康の4モットー」を示されました。生活に根差した明瞭な指針です。
 永石 御書にも「仏法と申すは道理なり」(1169ページ)とある通り、「信心(そく)生活」の心掛けが大切ですね。
 原田 「信心しているから大丈夫」との油断は禁物です。私たちは、信心しているからこそ、賢明(けんめい)な生活を送っていきましょう。

(2017. 9.14. 聖教新聞)

 

 

<59> 聖教新聞PR版を大いに活用!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、志賀男子部長、伊藤女子部長

 原田 「聖教新聞PR版(秋季号)」が完成し、「素晴らしい内容ですね」などと、続々と反響が届いています。
 永石 「PR版」には、上半期に好評だった記事が、オールカラー12ページでまとめられていますね。しかも、持ち運びに便利なサイズ。「早速、友人に手渡しました!」との声も数多く伺っています。
 竹岡 そこで今回は、あらためて、「PR版」の魅力を語り合っていけたらと思います。
 永石 ええ。まず、今回のPR版のテーマは、「家族」です。テレビでも特集番組が放送されるなど、今、社会が大きく変化し、家族の危機・崩壊が、さまざまに言われています。
 伊藤 一方、「あなたにとって、一番大切なものは?」との問いに、「家族」と答えた人が半数近くにのぼるという、注目すべき調査結果もあります。
 原田 ご存じのように、創価学会は、「永遠の五指針」の中で、「一家和楽(わらく)の信心」を第一に掲げています。それが、いかに重要で、混迷する社会の希望の光となっていることか。
 長谷川 PR版では、1面に、「家族」についての池田先生の指針が掲載されています。4・5面では、離婚によって母子家庭で育った岡山の男子部員や、学会の中で父への不信を乗り越えていく韓国の女子部員の姿が描かれています。
 永石 自分が成長して変化していく中で、迷惑をかけたお母さんや、恨み続けたお父さんに、感謝できるようになり、和楽の家庭を築いていくドラマを読んでいると、思わず目頭が熱くなりました。
 伊藤 このように学会が、青年を大切にし、育んでいることに、友人の皆さんも心を打たれ、共感してくれています。
 竹岡 12面には、「ひきこもり新聞」編集長の木村ナオヒロさんへのインタビューも掲載されています。
 志賀 自身がひきこもりだった木村さんの、「一方的な支援ではなく、じっくりと聴いてあげる。味方になってあげる。ひきこもりって周りは敵だらけですから」とのメッセージは、心にストレートに入ってきました。
 原田 「分かってくれている人がいると知り、涙があふれました」「生きる希望、生きる力が、ふつふつと湧いてきました」など、当事者やご家族の方からも、たくさんの声が届いたと聞いています。
 長谷川 さらに、「追い詰められている方が、100万人以上もいることに驚きました。友人や先輩、家族に相談できる私は、幸せ者だと感謝して生きていきます」「私も今いる場所で、目の前の一人に関わっていこうと力をいただきました」などの声もあったそうですね。
 伊藤 ある女子部員が、完成したばかりのPR版を持って、友人と対話したところ、購読を約束してくれました。決め手は、この「ひきこもり新聞」だったそうです。こういう大切なことに光を当てる新聞なら≠ニ、初めて購読してくれることになったそうです。
 永石 加えて、2・3面には、「原水爆禁止宣言60周年企画」が掲載されています。どれも大事な記事ばかりですね。
 原田 御書には、「(ほとけ)は文字に()って衆生(しゅじょう)()(たも)うなり」(153ページ)と仰せです。また、戸田先生が、「日本中、世界中の人に読ませたい」と言われた聖教新聞です。PR版を大いに活用し、実りの秋≠フ対話拡大を楽しく進めていこうではありませんか。

全国で「彼岸法要」

 長谷川 さて、「秋分の日」となる23日を中心に、全国の会館等で「秋季彼岸勤行法要」が営まれます。
 原田 御聖訓に照らし、広布に生き抜いた故人の(こころざし)を継ぎ、自身の仏道修行で積んだ功徳(くどく)を、故人に(めぐ)らし向けることこそが、追善(ついぜん)回向(えこう)本義(ほんぎ)であることを深く確信し、法要に臨んでまいりたいと思います。
 志賀 一方、彼岸の時期になると、塔婆(とうば)を立てなければ、故人が成仏できない≠ニか僧侶が拝まなければ、追善回向にならない≠ネどと、御書のどこにも書かれていない邪義(じゃぎ)で、多くの人を(たぶら)かすのが、日顕宗(日蓮正宗)です。
 竹岡 そうした日顕宗の実態を、8月16日付の創価新報では、4ページにわたって特集しています。
 志賀 信者勧誘の成果や、支部登山・本山行事の参加数など、何から何まで数を押し付けられ、間断(かんだん)のないノルマ地獄にあえぐ末寺坊主と法華講の姿が暴かれています。
 竹岡 さらに、信じがたい不祥事を起こした坊主の正体や、遺骨を紛失した大石寺(日顕宗・総本山)の不誠実極まる対応、大石寺総代がいまだに神社参拝を繰り返している宗門の謗法(ほうぼう)の実態なども糾弾されています。
 志賀 これからも男子部は、教宣部の方々とも力を合わせながら、破邪顕正(はじゃけんせい)の言論戦を力強く進めてまいる決意です。

法令順守で無事故

 原田 最後に、「秋の全国交通安全運動」についてです。本年は、今月21日から30日までの10日間が、その期間となっています。
 伊藤 ここでは、交通安全思想の普及が図られ、交通ルールの順守と、正しい交通マナーの習慣化などが呼び掛けられています。
 長谷川 具体的には、「子どもと高齢者に、安全な通行を確保すること」や、「高齢運転者」「夕暮れ時と夜間の、歩行・自転車乗用中」の交通事故への注意、「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用」「飲酒運転の根絶」などです。
 原田 私たちも、これを機に、あらためて法令順守を確認し、互いに注意喚起しながら、無事故の日々を送っていきましょう。

(2017. 9.18. 聖教新聞)

 

 

<60> 「決意」即「行動」で前進!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、志賀男子部長、伊藤女子部長

 原田 「いざ」という時に、「人間の真価(しんか)」が試される――。人生万般にわたる教訓です。
 永石 社会もめまぐるしい変化の連続です。思いもかけない困難に直面した時に、信心根本に立ち向かうのか、退いてしまうのか。そこに大きな分かれ目があるのですね。
 長谷川 日蓮大聖人は、「賢者(けんじゃ)はよろこび愚者(ぐしゃ)は退くこれなり」(御書1091ページ)と仰せです。いかなる試練にも「やらんかな!」の心意気で立ち向かえば、大きく境涯(きょうがい)が開けていくことは間違いありません。
 原田 池田先生は先日の随筆(ずいひつ)で、次のように指導してくださいました。
 「『決意』は(そく)『行動』である。立つべき時に立つ! 時を逃さずに戦う! 電光石火(でんこうせっか)の共戦こそ、創価の師弟の心であり、楽土(らくど)を築きゆく地涌(じゆ)の闘争なることを忘れまい」と。
 竹岡 「いざ」という時に大切なのが、目の前の壁を突破する「スピード」と「勢い」です。今こそ、青年部が「決意」即「行動」のリズムで、対話に大きく打って出てまいります。
 原田 また、先生は随筆の中で、拡大と勝利の要諦(ようてい)を3点にわたって示してくださいました。
 永石 第一に、「勤行・唱題の『誓願(せいがん)の祈り』の呼吸を深く合わせる」ですね。まず自分が「断じて勝つ」という誓願を立てること。そして明確な目標を定め、同志と共有することです。
 志賀 第二に、「御書根本の法華経の兵法」です。対話に挑戦するには「勇気」が不可欠です。その確信となるのが、大聖人の慈悲であり、正義の師子吼(ししく)です。
 伊藤 そして第三に、「異体同心(いたいどうしん)の団結」です。リーダーが一人一人と心を通わせ、徹して励まし抜くことで、強固な団結が生まれます。
 原田 わが地域、わが足元から、仏縁(ぶつえん)と友情を広げることが、民衆の幸福と社会の安穏(あんのん)に直結します。今この瞬間が、広宣流布、立正安国(りっしょうあんこく)を決する「まことの時」との確信で、悔いなく語り抜いてまいりたい。

「大衆とともに」

 長谷川 メディアでも連日報道されていますが、安倍首相は28日(本日)、衆議院を解散し、「10月10日公示、同22日投開票」の日程で、衆議院選挙が実施される見通しです。
 志賀 衆院選は、政権運営をどこに託すかを決める「政権選択選挙」です。今回は、これまでの「自公の政権運営の評価」が問われる選挙といえます。
 永石 さらなる景気回復、また、核実験や弾道ミサイル発射で挑発を繰り返す北朝鮮の問題など、日本は今、さまざまな重要課題に直面しています。公明党は、政治を安定させる与党の(かなめ)として、課題を打開するためにも、今や欠かせない存在ですね。
 竹岡 現在の自公政権が果たしてきた、特筆すべき成果は大きく二つあります。@景気経済の再生A激変する安全保障環境への対応です。

@景気経済の再生

 伊藤 2012年末、経済の弱体化を招いた民主党政権から、自公政権に交代して以降、景気は大きく改善していますね。
 志賀 国・地方を合わせた税収は、20兆円以上も増加。失業率は23年ぶりの低水準となり、正社員の有効求人倍率は、初めて1倍を超えました。
 竹岡 さまざまな業種で人手不足が叫ばれ、実際、「以前よりも仕事がある」という実感の声も多く伺っています。自公政権のもとで、日本経済は着実に回復軌道へ乗りつつあります。
 長谷川 今後は、景気回復の恩恵が隅々にまで行きわたるよう、安定した政治を進めていくこと。また、教育費負担の大幅な軽減といった本格的な「子育て支援」や、年金・介護などに関する「高齢者支援」まで、公明党がいるからこそ実現できる、福祉政策の大きな推進が求められています。

A激変する安全保障環境への対応

 志賀 北朝鮮による核実験、弾道ミサイル発射など、世界の中でも深刻な脅威にさらされているのが、日本の現状です。
 竹岡 日本を取り巻く安全保障環境が、厳しさを増していくことに備え、自公政権は2年前に、憲法の枠内で平和安全法制を実現させました。これにより、日本は米国と緊密な連携を取りながら、適切な対応ができるようになりました。
 志賀 今では、国民の半数以上が評価・賛同しており、以前は反対していた識者も、「この法律をつくっておいて本当によかった」と評価をしています。
 竹岡 平和安全法制について意図的に戦争法だ∞徴兵制が始まる≠ネど、支離滅裂なレッテル張りを展開した党もありましたが、無責任も(はなは)だしい。
 永石 政権与党における公明党の存在感と責任は、ますます大きくなっています。各分野から多くの期待の声が寄せられています。
 長谷川 一橋大学大学院の中北浩爾(こうじ)教授はこう語っています。
 「社会に確固たる基盤を持つ中道的な勢力が政治の中心を担う。これこそ、本当に安定的な政党政治だ。まさに公明党的なものではないか。公明党は『大衆とともに』との立党精神と中道主義をさらに追及して、建設的な合意形成を図る勢力である」
 原田 公明党は半世紀以上にわたり、「大衆とともに」の不変の立党精神のまま、生活者の視点で、数多くの政策・実績を重ねてきました。日本の政治の安定のためにも、今や公明党の存在は不可欠です。公明党はこれからも、さまざまな課題に全力で取り組み、日本の未来を、必ず切り開いてもらいたい。

(2017. 9.28. 聖教新聞)