< 座談会 >

創立90周年を勝ち開く!

 


 

 

<11>
<12>
<13>
<14>
<15>
<16>
<17>
<18>
<19>
<20>

立正安国が日蓮仏法の根幹
さあ私の二月闘争に前進!
人間革命の哲学を人類の道標に
今いる場所≠アそ広宣流布の本舞台
新しい人こそ新しい広布の力
誠実に堂々と「攻めの対話」を
弟子の人間革命が創価の勝利に
副役職の友こそ前進の原動力
異体同心の団結が勝利の要諦
「一対一」の対話が信頼広げる

 

 

 

 

<11> 立正安国が日蓮仏法の根幹
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 志賀 日蓮大聖人の仏法の根幹(こんかん)は「広宣流布」であり、「立正安国(りっしょうあんこく)」です。
 永石 その点について、小説『新・人間革命』第21巻「共鳴音(きょうめいおん)」の章には、次のように記されています。「『立正』とは、生命尊厳(そんげん)哲理(てつり)であり、人間革命の方途(ほうと)を示した仏法の人間主義の思想を、人びとの胸中(きょうちゅう)に打ち立てることである。そのための実践が広宣流布である。そして、この広宣流布は、『安国』という、社会の繁栄と平和の実現をもって完結する」と。
 原田 「広宣流布」と「立正安国」の関係が、明確に示された一節です。第4巻には、そのものずばり、「立正安国」という章もあります。池田先生は、この立正安国を実現するための広宣流布の方途(ほうと)として、教育・文化・政治などの分野に、仏法の人間主義の旗を掲げる団体を設立し、運動を推進してきました。
 大串 第26巻「勇将(ゆうしょう)」の章では、社会の制度や仕組みは大切だが、より重要なのは、それらを運用する人間の心であると訴えられています。そして、いかに制度が整っても、人間のいかんで、制度は悪用、形骸化されてしまう危険があると強調されています。
 志賀 だからこそ、為政者(いせいしゃ)も、民衆も、確かな哲学をもつ必要があります。つまり、「人間は等しく尊厳(そんげん)無比(むひ)なる生命をもっているという哲学」「人々の苦しみに同苦(どうく)し、他者の苦を取り除こうとする慈悲(じひ)」「自己のエゴイズム・欲望を、いかに制御し、昇華(しょうか)するか」が大切なのです。
 原田 この哲学を人々に伝えていくことが「立正」です。まさしく、一対一の対話で、仏法の思想を語り、広げていくことは、「立正」の戦いです。
 大串 「立正安国論」に、「(すべから)一身(いっしん)安堵(あんど)を思わば()四表(しひょう)静謐(せいひつ)?(いの)らん者か」(御書31ページ)との有名な御文(ごもん)があります。
 志賀 ここに、仏法者の使命が明確に示されています。すなわち、自身の安らぎのみを願い、自己の世界にこもるのではなく、人々の苦悩を解決し、社会の繁栄と平和を祈ることが、真の宗教者の生き方です。
 原田 平和社会の実現のため、地上から、戦争を、貧困を、飢餓を、病苦を、差別を、あらゆる悲惨(ひさん)≠フ二字を根絶していくことが、日蓮仏法の根本であり、学会の目的です。そのために、教育・文化・政治などの分野で積極的に運動を進めていくのです。

中道主義の政治を

 志賀 15日付の「新時代を築く」の中で、先生は「中道」の思想について紹介してくださいました。
 また、『新・人間革命』第11巻「常勝」の章では、「中道主義を根底にした政治、すなわち中道政治は、対峙(たいじ)する二つの勢力の中間や、両極端の真ん中をいくという意味ではありません。あるいは、両方から、そのよいところをとって、自己の生き方とするような折衷(せっちゅう)主義でもありません。色心(しきしん)不二(ふに)の仏法の生命哲学に立脚(りっきゃく)した、人間の尊厳(そんげん)を守り、平和と幸福を実現しゆく政治ということであります」と明言されています。
 長谷川 中道主義とは、対立する意見を足して二で割る中間主義≠ナもなければ、両方のよいところをとる折衷(せっちゅう)主義≠ナもありません。中道とは、道に(あた)る≠ニ読みます。命中・的中の「中」です。
 原田 つまり、正しき人間主義、生命尊厳(そんげん)主義に(そく)して離れない。常に「道に(あた)っている」「正道に(かな)っている」――これが中道です。いうなれば中道とは、「誰も置き去りにしない」ことであり、「皆の幸福のために行動する」ことに尽きます。私たちの支援活動も、こうした中道主義に立脚(りっきゃく)した人材を輩出(はいしゅつ)し、社会の繁栄を築くためにあることを確認しておきたい。

「一人」への励まし

 永石 1月26日は「SGI(創価学会インタナショナル)の日」です。1975年のこの日、グアムにおいて、SGIが発足したことに由来します。
 長谷川 今や192カ国・地域に広がった「SGIの発展」「世界広布の伸展(しんてん)」もひとえに、池田先生の命懸けの戦いがあったからこそです。小説『新・人間革命』第1巻の「はじめに」には、「広宣流布の世界への広がりこそが、恩師の本当の偉大さの証明になる」との池田先生の真情が記されています。
 永石 「君の本当の舞台は世界だよ」との戸田先生の言葉を胸に、山本伸一会長が世界広布の旅を始める箇所から始まるのが、小説『新・人間革命』です。
 大串 御書に、「法華経の大白法(だいびゃくほう)の日本国(なら)びに一閻浮提(いちえんぶだい)に広宣流布せん事も(うたが)うべからざるか」(265ページ)とあります。この大聖人の(おお)せを現実にしたのは、池田先生であり、創価学会です。
 原田 言うまでもなく、当時、海外には、わずかなメンバーしかいませんでした。しかし、先生は、一人また一人へと励ましを重ねていきます。広宣流布は、「目の前の『一人』への励ましから始まる」――この広布の鉄則を先生(みずか)らが示してくださったのです。
 長谷川 人材がいない≠ニ嘆く幹部に、「みんな人材です。これから光ってゆきます。純粋に信心を全うしていけば、みんな広布の歴史に名を残すパイオニアの人たちです」と語り掛けるシーンにこそ、先生の思いがあふれています。
 原田 戸田先生から託された世界広布の基盤を、築いてくださったのが池田先生です。この道を、さらに大きく開いていくことこそ、弟子の使命です。私たちも、先生に教わった通り、「目の前の一人」への励ましに徹し、さらなる世界広布の大道を歩んでいきましょう。

(2019. 1.21. 聖教新聞)

 

 

<12> さあ私の二月闘争に前進!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 大串 聖教新聞の創刊2万号に、全世界の同志、各界の識者から祝福の声が相次いでいますね。
 原田 振り返れば、1万号の発行は1990年(平成2年)の7月。そこから2万号までの道は、学会が邪宗門と決別し、創価の宗教改革を進める歩みそのものでした。
 長谷川 その年の12月に、第2次宗門事件が勃発。翌91年(同3年)、先生は全国各地を駆け巡り、創価の正義を師子吼(ししく)し、全力でメンバーを励まされました。さらに、国内外の識者とも対話を重ね、理解の輪と正義の連帯を広げていかれました。
 原田 そして、5月3日からは、待望の小説『人間革命』第11巻の連載が、権力の魔性との戦いを描いた「大阪」の章から再開されました。まさに聖教新聞と共に先生は正義の言論戦で悪を砕き、同志に勇気を送り、鼓舞(こぶ)されたのです。
 永石 先生は後に、当時を振り返り、「日蓮仏法の正義を、創価の師弟の(たましい)を、声も惜しまず、叫んで、叫んで、叫び抜いた。この時、学会は、もはや勝っていた。もはや勝利していたのであった」とつづられています。
 長谷川 あれから二十数年。正義の学会はますます大発展しています。
 原田 2万5000号、3万号に向けて出発した聖教新聞と共に、さらなる世界広布へ進みゆくこの時、最重要なことは、私たちの「今」の決意であり行動です。御書に「未来の()を知らんと(ほっ)せば()の現在の(いん)を見よ」(231ページ)と仰せの通りです。
 志賀 青年部は、この1月、各地で意気軒高(いきけんこう)に対話拡大に挑戦してきました。入卒式を迎えた男子部大学校1、2期生をはじめ、新たな人材を先頭に、さらなる前進をしてまいります。
 原田 いよいよ「伝統の2月」です。「創価勝利の年」の戦いは、二月闘争の拡大でもはや勝っていた=\―そう、後に言い切れるよう、勝利の因をともどもに築いていきたい。

師との共戦を誓う

 志賀 聖教新聞では、先生が各地の友を励まされたスピーチや指針を紹介する「勇気の(はた)高く」の連載が好評です。
 原田 一回一回が感動的な内容です。その地域の方々だけでなく、皆が、自身に、わが地域に頂いた指導として研さんしていきたい。その共戦の誓いが必ず、眼前の戦いへの原動力となっていくからです。
 大串 18日付、京都の友への指導では「行動しかない。『百の言葉』より『一つの行動』である。議論ばかりしていても、行動がなければ『机上(きじょう)の空論』である」との指導が紹介されていました。青年部も率先の行動で、拡大の突破口を開いていく決意です。
 志賀 千葉の友への指導には「どこそこで、あの友が苦しんでいる。かの地域で仲間が奮闘している。そう聞けば、わが事のように祈る! 自他共の完勝のため、そこへ駆けつけ、共に戦う! この熱烈な同志愛があればこそ、あらゆる大難(だいなん)を乗り越え、学会は勝利し、また勝利してきたのだ」(14日付)とありました。私たちは、苦境に奮闘する友を励まし、日本中で勇気の対話を大きく展開していきたいと思います。
 原田 今、この時、池田先生と共に、学会と共に、広宣流布に戦えることがどれほど素晴らしいことか。寒風に胸張り進んでいきたい。大切なことは、一人一人が自身の目標を明確にし、「私の二月闘争」に勝利していくことです。

降雪・凍結に注意

 大串 全国でインフルエンザの流行が広がり、すべての都道府県で警報レベルを超えています。さらに、この時季に流行するノロウイルスによる胃腸炎などにも注意が必要です。
 永石 一年の中でも、最も寒さが厳しくなる時季となりました。体調管理にはくれぐれも気を配っていきたいと思います。
 長谷川 とりわけ、夜は厳しく冷え込みます。体調の優れない方、ご高齢の方など、会合参加については無理のないよう、声を掛け合っていきましょう。
 永石 併せて、降雪や路面凍結による事故にも細心の注意をお願いします。特に、聖教新聞の配達員の皆さまは、ご注意ください。
 原田 寒い季節だからこそ、「無冠(むかん)の友」の皆さまの健康・絶対無事故を一層、真剣に祈念していきたい。体調不良や、悪天候の時などは決して無理をせず、無事故第一の配達に努めてください。
 永石 また、この時季は、いわゆる「ヒートショック」にも、細心の注意を払っていただきたいと思います。
 長谷川 温度差が血圧の激しい変動を招き、体調不良につながる現象ですね。寒い時季は、暖房の効いた暖かい部屋から、浴室など温度が低い部屋に入る時などに起こりやすいので警戒が必要です。
 志賀 入浴中に失神すると、溺水(できすい)してしまうなどの重大な事故につながります。こうした事故は、ここ数年で急増しています。
 長谷川 特に高齢者に多いほか、高血圧・糖尿病・不整脈などの持病のある方も要注意です。
 大串 消費者庁は、安全な入浴方法の目安として、「湯温は41度以下、つかる時間は10分まで」を呼び掛けています。さらに、「入浴の前に脱衣所、浴室を暖める」「浴槽から急に立ち上がらない」「アルコール摂取後や食後すぐは控える」「精神安定剤・睡眠薬などの服用後は危険なので避ける」ことも訴えていますね。
 原田 私たちは真剣な祈りを根本に、賢明な健康第一の生活を心掛けていきましょう。

(2019. 1.28. 聖教新聞)

 

 

<13> 人間革命の哲学を人類の道標に
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、大串女子部長

 大串 このたび、関西創価小学校のアンジェリック・ブラスバンドが、「こども音楽コンクール」の全国大会で見事、「文部科学大臣賞」に輝きました!
 竹岡 日本一≠ノ相当する栄誉です。本当に、おめでとうございます!(一同、拍手)
 永石 関西創価小は昨年度も、別の大会で、日本一≠ニなる「文部科学大臣賞」を受賞しています。これで、同校初の2年連続での快挙となります。
 長谷川 同部の指針は、創立者である池田先生から贈られた「基本は力 持続は力」です。毎日の基本的なことの積み重ねの重要性が示されています。
 永石 この指針から、児童たちは「(ゼロ)(ゼロ)作戦」(練習ゼロの日をゼロに)を実行しているそうですね。個人練習などの工夫もしながら、粘り強く努力を重ねていると聞きました。
 長谷川 さらに、音を変えたければ、自分を変えよう!≠ニ、あいさつ、マナー、勉強など、「全てで日本一」を目指した挑戦を重ねてきたそうです。そうした「自分の弱い心に負けたらあかん!」との勇気が、今回の栄光につながったのだと思います。
 原田 素晴らしい話です。若さには、無限の力があります。私たちも一日一日の目標を明確にし、自身の「人間革命」に挑みながら、栄光の歴史を勝ち取っていきましょう。

あきらめ≠ニ対峙

 大串 池田先生は本年も、1・26「SGIの日」を記念して、「平和と軍縮の新しき世紀を」を題する提言を発表してくださいました。
 長谷川 ここでは、軍縮のための三つの足場(@「平和な社会のビジョン」の共有、A「人間中心の多国間主義」の推進、B「青年による関与」の主流化)と、五つの具体的な提案が示されています。
 竹岡 その一つが、核兵器禁止条約への各国の参加の機運を高めるため、有志国によるグループを結成することです。先生は、日本が、そのグループに加わり、核保有国と非保有国の対話の場の確保に努めることを提案。また、AI兵器を禁止する条約の交渉会議を早期に立ち上げることなども訴えられています。
 長谷川 各マスコミでも即座に報道され、その注目度の高さがうかがえます。
 永石 提言では、仏法の視座(しざ)を通し、「人間革命」の思想の重要性が示されていました。
 原田 思えば、小説『新・人間革命』第30巻の「あとがき」で先生は、社会も国家も世界も、全ては人間の一念(いちねん)から生まれるものであり、「人間革命」なくして、自身の幸福も、社会の繁栄も、世界の恒久(こうきゅう)平和もないと断言されました。
 大串 そして、仏法を根幹とした「人間革命」の哲学は、「第三の千年」のスタートを切った人類の新しき道標(どうひょう)となろう、と結論されたのです。
 原田 その言葉のままに、提言では、日蓮大聖人が、「立正安国論(りっしょうあんこくろん)」で、社会に巣くうあきらめ≠フ心と対峙(たいじ)されたことに言及(げんきゅう)されています。
 竹岡 当時、災害や戦乱が相次ぐ中で、多くの民衆が生きる気力をなくしていました。また、自分の力で困難を乗り越えることをあきらめてしまう思想や、自己の心の平穏だけを保つことに専念するような風潮が社会を覆っていました。
 原田 そうした思想や風潮は、全ての人間に内在(ないざい)する可能性をどこまでも信じ、その薫発(くんぱつ)と開花を通じて、万人(ばんにん)尊厳(そんげん)が輝く社会を築くことを説く法華経とは、対極(たいきょく)にあるものでした。ゆえに大聖人は、「()かず()万祈(ばんき)(しゅ)せんよりは()一凶(いっきょう)を禁ぜんには」(御書24ページ)と仰せになり、あきらめ≠フ心が巣くう社会の病根(びょうこん)を厳しく指摘されたのです。
 竹岡 社会の混迷が深いからといって、あきらめるのではない。人間の(うち)なる力を引き出して、時代変革の波を共に起こす――これこそ、大聖人の思想の根幹であり、創価の三代会長に脈打つ精神です。
 原田 たとえば、池田先生は、冷戦対立が激化した1974年、ソ連と中国を初訪問されました。また、冷戦終結後にアメリカとの厳しい対立関係にあったキューバや、テロ問題に直面していたコロンビアを訪れています。それは、宗教者や民間人だからこそ、できることは必ずあるはずだ!≠ニいう強い信念と決意からの平和行動でした。
 長谷川 このようにすれば必ず成功する≠ニいう万能な解決策などない中、先生は対話と交流を重ね、平和と共存の道を開いてこられたのです。
 原田 ひるがえって私たちも、身近で起きている、あらゆる困難な出来事に対し、あきらめることなく、挑戦を重ねていきたい。自身の周囲に、地域に、友好の輪を広げていく。自らの人間革命を通し、現実を変えていく――池田先生が示してくださった、この思想を実践する一人一人を目指していきましょう。

「師弟の絆」の強さ

 永石 2月3・4日の「教学の日」を中心に、各地で「御書講義」が開催されます。今回は、「生死(しょうじ)一大事血脈(けつみゃく)(しょう)」の「『在在諸仏土常与師?生(ざいざいしょぶつどじょうよしぐしょう)』よも(そうら)はじ」(同1338ページ)を(はい)します。
 大串 「いたるところの仏国土に、師と弟子が常に共に生まれ、仏法を行じる」という、「師弟の(きずな)」の強さが示された一節ですね。
 原田 弟子にとって、常に師と共に生まれ合わせ、行動できることほど、うれしいことはありません。この御文(ごもん)を身をもって実感できる私たちだからこそ、一層の喜びを胸に、広布の大道を歩んでいきたい。

(2019. 1.31. 聖教新聞)

 

 

<14> 今いる場所≠アそ広宣流布の本舞台
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 大串 全国の同志の皆さまが私に二月闘争≠勝利で飾ろうと、対話拡大に駆けています。
 原田 各県各地を訪問する中、その先々で、前進の息吹(いぶき)にあふれた、拡大の報告を聞きます。皆さん、池田先生の指導を胸に刻み、師弟共戦の心で戦っておられます。
 長谷川 先生は年頭から連日、私たちのために指針やメッセージを贈ってくださっています。大白蓮華の連載「世界を照らす太陽の仏法」では、2月号から、各部の友への指導がつづられています。
 永石 第1回は私たち「婦人部」を代表として、新時代の「二月闘争」の勝利の要諦(ようてい)について、教えてくださいました。いつも、婦人部を温かく励まし、見守ってくださる先生に感謝は尽きません。
 長谷川 二月闘争は、1952年(昭和27年)、先生が蒲田支部で指揮を執られ、1カ月で201世帯の弘教(ぐきょう)拡大という、当時の壁を破る金字塔(きんじとう)を打ち立てた戦いです。
 永石 本年、10周年を迎える「婦人部 実践の五指針(ししん)」の一つ目は「祈りからすべては始まる」です。これは、二月闘争の当時、先生が特に強調されていたことです。
 原田 とても大事な指針です。婦人部だけでなく、わが地域の指針として心に刻み、行動してまいりたい。
 永石 大白蓮華で、「祈り」について、先生は祈?抄(きとうしょう)の一節を(はい)されています。「大地はささばはづるるとも虚空(おおぞら)をつなぐ者はありとも・(しお)のみちひぬ事はありとも日は西より()づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(御書1351ページ)
 長谷川 そして、「妙法の祈りとは、『誓願(せいがん)』です。最も強靭(きょうじん)な精神の力です」とした上で、「必ず成し遂げる!」という信念、「絶対に負けない!」という確信、「断じて戦い勝つ!」という究極の勇気、の重要性を教えてくださいました。
 原田 池田先生は、二月闘争の当時、24歳の青年でした。先生は、広宣流布の師匠である戸田先生にお応えしようと、師の誕生の月を「なんとしても歴史的金字塔(きんじとう)荘厳(そうごん)しましょう!」と、皆に呼び掛けられました。師に勝利を誓い、誰よりも真剣に祈ることから始め、一人一人を徹して励まし抜いていかれたのです。

爽やかなあいさつ

 志賀 さらに、先生は大白蓮華で「()の国の仏法は貴辺(きへん)にまかせたてまつり(そうろう)ぞ、仏種は(えん)()って(おこ)()(ゆえ)に一乗を説くなるべし」(御書1467ページ)との御文(ごもん)(はい)され、「妙法を(たも)つ人が今いる場所≠アそ、広宣流布の本舞台」であると示されています。
 永石 「自分にしか切り開くことのできない広布の曠野(こうや)が必ずあります」「最も重要なことは、この地域の広布を(にな)うのは、誰かではなく自分なりと、深く自覚することです」との指導を実践し、さらなる決意で、地域に友情と(さち)の連帯を広げていきます。
 長谷川 先生ご自身が二月闘争の当時、住んでいた東京・大田区のアパートの住民の方々との親交を大切にされました。爽やかなあいさつを交わされ、ご自身が病気を乗り越えた体験を語られたりもしました。
 大串 先生はどんなに忙しくても「近隣(きんりん)」の方々を大切にされ、仏縁(ぶつえん)を結んでこられたのですね。
 志賀 「無縁社会」と呼ばれて久しい現代にあって、青年世代は、生まれ育った故郷を離れて暮らし、近所付き合いがほとんどないという人も多くいます。
 原田 そのような風潮がある中で、学会青年部の皆さんが、はつらつと地域に貢献しつつ、友情を大きく広げる姿は、各地の希望になっています。先生は、かつて「今、暮らす地域を新たな故郷とし、今、縁する人を同郷の友として、友情を広げていきたい。そこに喜びも広がる」と指導されました。
 志賀 壮年・婦人の皆さまが築いてこられた信頼、地域広布の精神を継承するために、私たち青年部も今いる場所≠ナ縁する人≠ノ大きく対話を広げてまいります。
 原田 それぞれが、使命の場所で「広宣流布」と「立正安国」の旗を(かか)げ、対話の拡大、友情の拡大、信頼の拡大に挑戦していきたい。各地の広布史に残る、二月闘争を起こしていきましょう。

組織利用≠ヘ厳禁

 大串 特殊詐欺の手口が巧妙化し、被害も後を絶ちません。近年増加しているのが、犯罪グループが、被害者の個人情報を調べる目的で事前にかける「アポ電(アポイントメント電話)」と呼ばれるものです。
 志賀 先月、都内で高齢者夫婦が2000万円を奪われた強盗致傷事件がありました。これも、事前に息子をかたって、現金の有無などを尋ねる電話があり、その後、実行されたものでした。警視庁は「アポ電は事件の前兆」と、警戒を呼び掛けています。
 長谷川 また、何度も確認していることですが、学会の組織は皆が信心に励むため、広布のための組織です。組織を利用しての商売は(げん)(いまし)めてまいりたい。いわゆるマルチ商法≠燗ッ様のことがいえます。
 原田 組織の立場を使って、物を売るような行為は厳禁です。もし、話を持ち掛けられた場合には「いりません」「必要ありません」ときっぱり断り、すぐに、組織のリーダーに相談してください。信心を根本に油断を排し、常識豊かな判断で、無事故の日々を送ってまいりましょう。

(2019. 2. 4. 聖教新聞)

 

 

<15> 新しい人こそ新しい広布の力
出席者:原田会長、永石婦人部長、志賀男子部長、中原男子部大学校事務局長、大串女子部長、山口白蓮グループ委員長

 山口 2月3日、千葉市の幕張メッセで開催された、カラーガード・マーチングパーカッションの全国大会で、鼓笛隊の「創価グランエスペランサ」が接戦を制し、「最優秀賞」に輝きました。2年連続「日本一」の栄誉です!(一同、拍手)
 大串 メンバーは今回、「従藍而青(じゅうらんにしょう)」を合言葉に、徹底して池田先生の指導を学び、本番を迎えました。特に1月の本部幹部会で紹介された「『勝つ』なかに『幸福』もある。『希望』もある。『広宣流布』もある」との指針を胸に刻み、日々の学業、仕事、学会活動、そして練習などに全力で取り組んできました。
 原田 グランエスペランサとは、大いなる希望≠ニの意味ですね。その名の通り、多くの人に、希望と勇気を届けてくれた鼓笛隊の活躍に、心からの喝采(かっさい)を送ります。
 永石 また、大変にうれしいことに、4日からは、池田先生の新たな随筆(ずいひつ)「『人間革命』(ひかり)あれ」が聖教新聞で始まりました。
 原田 先生は今回、67年前の「二月闘争」で、「近隣(きんりん)を大切に」と訴えられたことを通し、「一人ひとりが、自分のいる場所で、自分の身近な(えん)に目を向けて、そこから、勇気の対話の一歩を踏み出すこと」が重要であると言われています。
 永石 さらに、「ここで戦うと腹を決めれば、会う人、縁する人に向き合う一念(いちねん)が変わる。自分の祈りが深まれば相手も環境も変わる」「一番足元(あしもと)近隣(きんりん)・地域の人びとを眷属(けんぞく)(いつく)しみ、妙法の光で楽土(らくど)へ照らしていくことが、立正安国(りっしょうあんこく)大道(だいどう)なのである」とも教えてくださっています。
 原田 「新時代の二月闘争」に挑む私たちが、心に刻むべき指針です。自分が今いる場所から、勇気の一歩を踏み出し、師匠の大恩(だいおん)に応えていきたい。

「小単位」での育成

 志賀 現在、青年部の「創価班・牙城会・白蓮グループ」の入団式・入卒式が各地で行われています。
 大串 今期、入団するメンバーは全員が、各グループの「新時代1期生」として出発します。そこには、師から託された広布の新たな道を開きゆく決意が込められています。
 中原 昨年9月8日、小説『新・人間革命』が完結しました。私たちにとって、小説の完結は、弟子のいよいよの人間革命と団結の戦いで広布を遂行(すいこう)していく誓願(せいがん)の時を示すものであると思います。
 原田 このたび、誕生する「新時代1期生」はまさに、弟子の新時代を切り開く先駆者(せんくしゃ)たちです。先生が、「『新しい人』だからこそ、『新しい力』を発揮できる」と述べられている通りです。
 志賀 男子部では、昨年誕生した「男子部大学校1期生」が、創価班・牙城会の「新時代1期生」となります。
 中原 1年間、挑戦を続けた男子部大学校1期生の成長には、目を見張るものがあります。入会して日の浅いメンバーも多い中、1年を経て、地区の青年部の中心として活躍する1期生もいます。まさに、「(くろがね)(きたい)打てば(つるぎ)となる」(御書958ページ)との大学校の指針の通りです。
 志賀 その背景には、執念ともいえるほどの真心で、寄り添い続けた先輩たちの奮闘があります。たとえば、中部では、先輩たちが週に1度、大学校生の自宅に行き、一緒に勤行・唱題を続けてきました。
 中原 その中で、両者の絆が強くなり、目標や悩みを共に祈り、解決に向けて共に動くことが定着。三重では、半数以上の大学校生が折伏(しゃくぶく)を実らせるなど、新たな人材育成の潮流(ちょうりゅう)が起きています。
 志賀 このように、「1対1」や「2対1」といった小単位での育成を重視している地域は特に、大学校生の成長が顕著(けんちょ)です。
 原田 大事なことです。いよいよ大学校2期生も誕生しています。「新しい力」が「新しい広布の(とびら)」を開く――これが広布の鉄則(てっそく)です。「新しい人」が無限の力を発揮できるよう、さらに励ましを送っていきましょう。

白蓮は勝利の女王

 大串 新指導集『勝利の女王 白蓮グループ』が発刊された、白蓮グループの「新時代1期生」も躍動しています。
 山口 この時に当たり、白蓮グループでは、(はす)をモチーフにしたデザインのスカーフを、私服に着用するという新しい任務スタイルが始まりました。
 大串 指導集には、「大らかに『友情と連帯』の勝利を!」と題する、池田先生の「発刊に寄せて」も掲載されています。感動と感謝でいっぱいです。
 山口 今、各地の入卒式に参加する中で、白蓮での薫陶(くんとう)を胸に、仕事や生活の悩みを乗り越えているメンバーの姿を多く見ます。あらためて、白蓮の使命の深さを実感します。
 原田 先生はかつて、「白蓮の前進こそ、広宣流布の前進です。白蓮の勝利こそ、創価学会の勝利なのです」と言われました。
 皆さんが、毅然(きぜん)として一人立つことで、自分自身はもちろん、一家眷属(けんぞく)も、また地域も社会も、全てを幸福へ、希望へ、勝利へと、引っ張っていくことができるのです。
 永石 白蓮の皆さんが誇り高き使命を胸に、「友情と連帯」の大拡大を成し遂げていけるよう、私たちも全力で応援していきます。

(2019. 2. 7. 聖教新聞)

 

 

<16> 誠実に堂々と「攻めの対話」を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、大串女子部長

 大串 今月も全国で座談会が行われます。一人でも多くの友に参加していただこうと、各地で励ましに全力で取り組んでいます。
 永石 神奈川県のある地区では手作り案内状を手にメンバーのお宅へ足を運んでいます。各部の連携を密にし、毎月、地区の全メンバーに会うことを目標にしているそうです。
 長谷川 座談会後には、参加できなかったメンバーのお宅を訪れ、ミニ座談会≠竍訪問座談会≠行っている地区も多くあります。リーダーが「こちらから会いに行く」姿勢が大切です。そうした地区は皆が生き生きと活躍しています。
 原田 池田先生は「草創(そうそう)以来、学会は、座談会や少人数の会合を大切に、一対一の対話に徹してきた。それゆえに、創価の連帯は192カ国・地域に広がったのである」と述べられています。座談会は学会の生命線であり、広布の黄金軸です。座談会を通して、一人一人にこまやかな励ましを届けていきましょう。

師を求め共に戦う

 大串 2月16日は日蓮大聖人の御聖誕(ごせいたん)の日です。今や、世界中の人々が大聖人の太陽の仏法を求め、実践するという未聞の時代が到来しました。
 竹岡 昨年は世界84カ国・地域で教学試験が実施されました。教学研修会も各国で行われ、皆が真剣に大聖人の仏法を学び、信心の成長の(かて)としています。
 大串 海外の同志が自身の人間革命、地域広布を目指して御書を研さんする姿に、日本の青年部も大変に触発(しょくはつ)を受けています。
 原田 私たちも、さらに求道心を燃やして御書を(はい)し、「広宣流布」そして、「立正安国」の大理想へ、いよいよの信心でまい進してまいりたい。
 長谷川 大聖人の弘法(ぐほう)の生涯は「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」といわれています。大聖人は、国主諌暁(かんぎょう)の書である立正安国論を、大難(だいなん)を覚悟で時の実質的な最高権力者である北条時頼(ときより)に提出されたのです。
 永石 安国論の執筆(しっぴつ)当時は災害や疫病が続き、人々は苦しみにあえいでいた時代でした。そのような状況下で、民衆は無力感にさいなまれていました。その根源(こんげん)には誤った宗教があると、喝破(かっぱ)されたのです。
 原田 大聖人は、たとえ相手が「国主」であっても、堂々と(いさ)めていかれました。仏法の本義は、自身の幸福にとどまることなく、平和建設のため、人々の幸福のために、積極的に社会に関わり、生命尊厳(そんげん)の仏法の理念に基づいて行動していくことにあります。
 長谷川 池田先生が、学会の使命は立正安国の実現にあるとされた上で「宗教が、現実社会の人間の苦悩の解決から目を背けるならば、もはや、それは宗教の死といえる」(小説『新・人間革命』第4巻「立正安国」の章)とつづられている通りです。
 竹岡 当然、主権在民の現代にあっては、主権者は国民の一人一人です。(ゆえ)に、私たちが身近な友人と語り合い、仏法の生命尊厳(そんげん)の哲学を人々の胸中(きょうちゅう)に確立していくことこそ、大聖人の御精神にかなった行動であります。それによって、日蓮仏法が「生きた宗教」として現代に脈動していくのだと思います。
 大串 大聖人は大難(だいなん)をも恐れず、妙法を(ひろ)められました。御書には「とてもかくても法華経を()いて説き聞かすべし」(552ページ)とあります。今こそ、語りに語って仏縁(ぶつえん)を地域に広げていく時であると感じます。
 永石 先生は「『強いて』語るためには、何よりもまず、自分の臆病(おくびょう)な心、弱い心を打ち破らねばならない。そうであってこそ、勇気をもって、悠然(ゆうぜん)と楽しく対話ができる。その結実は、真心と執念で決まる」と語られました。
 原田 先生が教えてくださっている通り、私たちの対話の根本は真心と執念です。相手の反応がどうあれ、誠実に堂々と、「強気の対話」「攻めの対話」で粘り強く信念を語り切ることが大切です。
 永石 間もなく「二月闘争」も後半戦です。地域を駆け巡り、対話拡大に挑戦していきたいと思います。
 原田 先生は『新・人間革命』第3巻「平和の光」の章で、二月闘争の当時を述懐(じゅっかい)され、「師を求め、師とともに戦おうとする時、広宣流布に生きる、師の生命の脈動が流れ通う」とつづられました。「師弟」こそ、自身の境涯(きょうがい)を拡大する道であり、広布推進の力となります。「伝統の2月」を悔いなく駆け抜けていきましょう。

仏法違背の邪宗門

 長谷川 一方、大聖人の御精神に違背(いはい)し、没落(ぼつらく)の一途をたどっているのが日顕宗(にっけんしゅう)(日蓮正宗)です。
 竹岡 宗門では法主(ほっす)日如(にちにょ)の号令のもと、いいかげんな信者勧誘(かんゆう)躍起(やっき)になっていますが、成果はあがらず昨年も、大惨敗(ざんぱい)でした。
 長谷川 そもそも、宗門は信者を金づる≠ニしか見てこなかった。民衆の幸福を願われた大聖人の精神に違背するその姿には、信心のかけらもありません。
 竹岡 宗門事件後、信者数は最盛期の2%にまで激減。その後も低迷しています。仏法の因果は厳しい。
 原田 御聖訓(ごせいくん)に「信心の血脈(けつみゃく)なくんば法華経を(たも)つとも無益(むやく)なり」(御書1338ページ)と(おお)せです。まさしく邪宗門のことです。正義の学会は、世界192カ国・地域に広がり、勢いよく前進しています。
 永石 学会は昨年も、青年を先頭に、生き生きと対話を拡大。世帯増を果たした地域が相次ぎました。また、各地で地域貢献の活動を展開し、周囲から大きな信頼が寄せられています。
 原田 大聖人直結の世界宗教として誇りも高く、私たちは前進していきたい。

(2019. 2.11. 聖教新聞)

 

 

<17> 弟子の人間革命が創価の勝利に
出席者:原田会長、原田光治主任副会長(中央社会協議会議長)、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 原田 2月17日は、「農漁光部の日」です。厳しい大自然を前に、日夜、挑戦を続ける農漁光部の皆さんの大奮闘に心からの敬意を表し、喝采(かっさい)を送ります。
 永石 池田先生は教えてくださいました。伊豆流罪(るざい)の折、日蓮大聖人をお守りしたのは漁師の船守(ふなもり)弥三郎夫妻であり、佐渡流罪の時も、農業を営む人々が大聖人の弟子となって命懸けでお仕えした。熱原の法難(ほうなん)の際、生命を()して、正義の信仰を貫き通したのは、三烈士(さんれつし)をはじめとする農民の勇者であった、と。
 原田(光) 農漁光部の皆さんの大先輩ともいえる人々の勇気と信念の行動によって、大聖人の仏法の命脈(めいみゃく)は保たれてきたのです。
 原田 現代において、農漁光部の皆さんは各地で、「地域になくてはならない存在」として活躍し、輝いています。「食を有情(うじょう)(ほどこ)すものは長寿(ちょうじゅ)の報をまねき」(御書1296ページ)と(おお)せのように、皆さまの健康・長寿(ちょうじゅ)(だい)福徳(ふくとく)、そして豊漁・豊作を心から祈念しております。

行動と対話で啓発

 原田(光) 寒風の中、全国の同志が対話拡大に駆けています。私たちがあらためて肝に銘じなければいけないのは、リーダー率先こそ、全ての戦いの勝利の鉄則(てっそく)であるということです。
 永石 小説『新・人間革命』第29巻「清新(せいしん)」の章には、こうつづられています。「どんな組織でもそうだが、物事を企画、立案し、指導していく幹部が、最前線で活動する現場の人たちの気持ちや実態がわからなければ、計画は机上(きじょう)の空論となり、現実に(そく)さないものになってしまう」
 志賀 だからこそ、リーダーは、「絶えず第一線に身を置き、皆の現実と、苦闘、努力を肌で感じ、共有していくことだ。そして、号令や命令で人を動かすのではなく、自らの率先垂範(すいはん)の行動と対話で、皆を啓発していくんだよ。それが、広宣流布の指導者だ」とも記されています。
 原田 『新・人間革命』が完結し、弟子の新たな「人間革命の歴史」で、「創価の勝利」へと進む今、命に刻むべき指針です。リーダーは、常に第一線に身を置き、自らの率先垂範の行動と対話で、広布の突破口を開いていきましょう。

「衆望」を担う使命

 原田(光) さて、先日(7日)、中央社会協議会を開催し、公明党から申し入れのあった夏の参院選比例区への支持依頼について、検討・協議しました。
 永石 ここでは、公明党が、「大衆とともに」との立党精神を貫き、「軽減税率をはじめとした消費税引き上げへの対策」「未婚のひとり親への支援」など、生活者の視点に立った政策実現に最優先で取り組んでいる点を評価しました。
 原田(光) さらに、少子高齢化に対応する「全世代型社会保障」構築への具体策や、国と地方が連携した「防災・減災対策」などを着実に実現し、また行政の信頼回復に向けて全力を尽くすなど、国民に安心をもたらすために欠かせない連立与党の(かなめ)であることを確認。今後の公明党のさらなる努力を期待し、支持を決定しました。
 大串 同様に、該当(がいとう)の都府県で社会協議会が開催され、参院選の選挙区予定候補の支持を決定。各県等の社会協議会でも、4月の統一地方選への支持を検討・決定しています。
 志賀 公明党は去る3日から、山口代表をはじめとした党幹部による全国遊説(ゆうぜい)をスタートさせました。統一地方選の全員当選へ、「安定した政権のもと、国民にとって、身近で切実な声を政治に反映させるのが、公明党の地方議員」などと訴えています。
 大串 今年は、12年に1度、統一地方選と参院選が相次いで行われる「亥年(いどし)」選挙の年です。
 志賀 亥年の選挙は荒れる≠ニ言われますが、実際、12年前の参院選の結果が、民主党政権誕生へとつながりました。ご存じの通り、その政権は国民の期待に応えられず、3年で終わりました。
 原田 昨年、アメリカの政治学者イアン・ブレマー氏と経団連の中西宏明会長による共同寄稿が、読売新聞に掲載されました(10月20日付)。
 そこでは、世界のいたるところで変化を求める風が吹き荒れ、政治情勢が一変しつつあると論及。日本は世界で最も緊張が高まる地域に位置しているにもかかわらず、民主主義の基盤のもと、連立与党によって、長期にわたり、安定した政権が維持されていると評価していました。
 志賀 「他の民主主義国が社会の分裂に直面する中にあっても、日本の政治は今もコンセンサス(合意形成)をベースに動いている」とも論じていました。日本で、こうした政治が機能しているのは、「中道政治」を掲げる公明党が、幅広い国民の声を政策に反映させ、その特徴である「合意形成」を進めてきたからにほかなりません。
 原田 事実、私がお目にかかる各界のリーダーの多くが、連立与党における公明党の活躍に期待を寄せています。
 永石 本年、結党55年を迎える公明党は、いよいよ、その真価を発揮する時です。「大衆とともに」との立党精神を貫き、「衆望(しゅうぼう)」を(にな)う使命を、ぜひとも果たしてほしいですね。
 大串 公明党の地方議員はそれぞれが、地域に根を張り、庶民の(がわ)に立って、生活現場の声を現実の政治の場で「形」にしてきました。それは、国政などとの力強いネットワークを生かした結果でもあります。
 原田 公明党は、強みである「実現力」「実践力」を訴え、今回の統一地方選で、全員当選を勝ち取ってもらいたい。そして、国民のため、日本のために、尽くし抜いてもらいたい。

(2019. 2.14. 聖教新聞)

 

 

<18> 副役職の友こそ前進の原動力
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、大串女子部長

 長谷川 連日、全国の同志の皆さんが対話拡大に挑戦しています。広布のため、人々のため、社会のための行動は、全て大きな福運となります。
 原田 御書に「法華経を耳にふれぬれば(これ)(たね)として必ず仏になるなり」(552ページ)とあります。私たちの立正安国の対話は、どんな人にも自他共(じたとも)の幸福の種をまいていくことができます。反発する逆縁(ぎゃくえん)の人にさえも、仏縁(ぶつえん)を結んでいけるのです。粘り強く、誠実に友情と信頼の輪を拡大していきたい。
 竹岡 今、各地に行かせていただいて思うのですが、正役職の人と共に副役職の方々が活躍している地域は、明るく勢いよく戦いを推進されていますね。
 原田 広宣流布と立正安国を目指す私たちの学会活動は異体同心(いたいどうしん)で進む「総力戦」です。だからこそ、池田先生が異体同心(いたいどうしん)(かなめ)≠ニたたえられる「副役職」の皆さんの活躍が不可欠です。
 長谷川 広宣流布の突破口を開いた蒲田支部の「二月闘争」、さらに、その後の文京支部の戦いでも若き池田先生は支部幹事、支部長代理という立場でした。
 原田 学会の役職は全て、広布の推進を担う使命と責任があります。副役職の皆さまが役割を果たし抜いていけば、地域広布は大きく前進していきます。
 永石 正役職者と副役職者がペア≠ナ激励に取り組んでいる地域もあります。副役職の方の中には経験豊富な先輩も多くいます。行動を共にすることで、心温まる励ましを広げていくことができますね。
 原田 その異体同心(いたいどうしん)の団結の根幹が師弟不二の精神です。師のために、師と共に――この信心で皆が一丸となって、勝利の(みね)登攀(とうはん)してまいりたい。

明確な役割分担で

 大串 先日、女子部は全国約450会場を中継で結び、副役職の方々などを対象にした御書講義を行いました。副役職の先輩の励ましで立ち上がった女子部のメンバーは多く、大切な存在として光っています。
 長谷川 先生は副役職の人たちに「自分は脚光を浴びなくとも、友をもり立てて、目覚ましい躍進(やくしん)を成し遂げていく人は、最も気高き陰徳(いんとく)を積んでいるのである」と指導されています。
 原田 だからこそ、正役職の方は副役職の同志に深く感謝し、大切にしていくことが大切です。『新・人間革命』第25巻「福光(ふっこう)」の章には正役職者の姿勢について、こう記されています。「副役職の方々の力をお借りするのだ≠ニいう姿勢で接し、尊敬していくことが大事です。連絡なども、むしろ、正役職者の方から積極的に取って、意見や応援を求めていくんです」
 永石 大事なことですね。先生はさらに、「副役職者の役割分担や責任を明確にしていくことも必要でしょう。副役職者が、中心者と呼吸を合わせ、はつらつと活躍している組織は、大きな力を発揮しています」とつづられています。
 原田 正と副が連携を(みつ)に情報を共有することが大切です。そのことで副役職者の役割も明確になり、責任感もより深くなります。リーダーの団結で必勝の息吹(いぶき)≠一人一人の心に波及(はきゅう)させていきたい。

「地域密着」が強み

 永石 私たちが支援する公明党は今年、結党から55周年を迎えます。結党当時の状況は『新・人間革命』第9巻「衆望(しゅうぼう)」の章にも詳しく描かれています。
 長谷川 あの頃、日本では、保守政党は大企業を擁護(ようご)し、革新政党はそれらの企業で働く組織労働者に基盤を置いていました。しかし、日本は中小企業などが圧倒的に多い。つまり、真の意味で多種多様な「大衆の声」に耳を傾ける政党が存在しなかったのです。
 竹岡 「衆望(しゅうぼう)」の章にはこうつづられています。「多様な大衆に深く根を下ろし、大衆の味方となり、仏法の慈悲(じひ)の精神を政治に反映させゆく政党が、今こそ躍り出るべきであろう。それが衆望(しゅうぼう)ではないか――山本伸一は、こう結論したのである。彼は、日本の政治の現状を検証していくなかで、公明党の結成の意志を固め、あえて嵐に向かって、船出しようとしていたのである」
 大串 真に庶民のための政治を目指し、誕生したのが公明党だったのですね。
 原田 その根本にあるのが「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」という立党精神です。現実に、立党以来、公明党は政治の腐敗をただし、各地で公害の解決にも尽力(じんりょく)してきました。そして、平和に貢献し、福祉、教育の向上などに大きな力を発揮してきた歴史があります。
 竹岡 この55年間、国政に登場しては消えていった政党は、60以上ともいわれています。票欲しさに離合集散を繰り返す政党も少なくない。そのような状況の中で、公明党が時代の風雪に耐え、一貫して国民の声に応えながら、着実に実績を積み上げているのも、不変の立党精神が原点にあるからこそといえます。
 大串 一橋大学大学院の中北浩爾(こうじ)教授は「議員が真面目であり、地域密着であることが公明党の一番の強みだ。これほど国会議員や地方議員が現場に足を運び、有権者の声に耳を傾けている政党はない」と述べています。
 永石 公明党には、全国各地で積み重ねてきた「地域密着」の実績があります。生活者目線の具体的な実績に、地域の方々からも大きな信頼が寄せられていることを実感します。
 竹岡 20年前の1999年、公明党は自民党からの要請を受けて連立政権に参画。以来、民主党政権の3年間を除き、連立与党として政治の安定と改革の「(かなめ)」の役割を担っています。
 原田 公明党はどこまでも、立党の精神を忘れることなく、国民の声に応える政治を貫いてほしい。

(2019. 2.18. 聖教新聞)

 

 

<19> 異体同心の団結が勝利の要諦
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、志賀男子部長

 原田 広宣流布を目指す上での最第一の鉄則。それは、御聖訓(ごせいくん)に「異体同心(いたいどうしん)なれば万事(ばんじ)(じょう)じ」(御書1463ページ)とあるように、「金剛不壊(こんごうふえ)の団結」です。
 永石 池田先生は教えてくださいました。人間は、とかく自分の考えや感情に執着し、小我(しょうが)≠フ世界に閉じこもる傾向がある。しかし、広布の大使命を自覚し、そのために同志と団結していく時、小我≠フ(から)が破られ、大我(たいが)≠ェ開かれる。その時、自己の個性もまた、大きく輝かせることができるのだと。
 原田 多くの方が実感していることだと思います。広布のため、団結していこうと挑戦する中に、自身の人間革命があり、境涯(きょうがい)革命があるのです。
 長谷川 学会の組織でも当然、考え方や意見が合う人ばかりではありません。先生は、そんな時こそ、あの人と団結できる自分に! 仲良くなれる自分に! 尊敬できる自分にしてください≠ニ祈っていこうと言われ、そう祈れる人こそ、偉い人なのだ≠ニ述べられています。
 原田 お互いが面と向かって、誠意を尽くして語り合うことも大切です。そうした祈りと行動は、自身の境涯を変え、「人間革命」にもつながります。
 ともあれ、団結とは、分かりやすくいえば、「仲が良い」ことです。そこに信心の喜びが生まれ、勝利もあります。
 長谷川 団結のある組織はまた、「報告・連絡が(みつ)」です。たとえば、リーダー間であれば、「今日、誰々は、どこの地区に行っている」ということを皆が知っています。もし、担当した地域で何かあった場合は、すぐに連絡を取り合い、情報を共有しています。
 原田 そうした組織は、激励(げきれい)が適切かつ迅速(じんそく)です。ゆえに皆が、歓喜(かんき)の前進を続けられます。新しい人材も育っています。「異体同心(いたいどうしん)の団結」は、勝利の要諦(ようてい)です。この鉄則を、皆が命に刻み、「創価勝利」へ突き進んでいきましょう。

国際貢献への評価

 志賀 さて、5月の改元(かいげん)を前に、「平成の30年」がさまざまな形で検証されています。読売新聞の世論調査(昨年10〜11月に実施)では、、日本社会に良い影響を与えた「政治的出来事」のトップとして、「国連平和維持活動(PKO)協力法成立」(1992年<平成4年>)が挙げられていました。
 竹岡 PKO参加への法制化は、日本の新たな国際貢献策として、公明党が主導したものでした。当時、公明党は野党でありながら、自分たちだけの平和を追求する「一国平和主義」を乗り越え、日本も世界の平和に、できる範囲で貢献するべきだと考えたのです。読売新聞には、「法案成立から四半世紀を経て、自衛隊による国際貢献の評価が幅広い層で定着したことがうかがえる」と記載されていました。
 志賀 一方、政治的出来事の「悪い影響」で最も多かったのは、「自民党から民主党への政権交代(2009年)」でした。「国民の期待を集めて政権交代を果たしたが、目立った成果を上げられず、失望した人が多かったことを示した形だ」と記されていました。

政治の玄人として

 竹岡 そうした中、現在の公明党の役割について、「自信をもって公明党独自の国家ビジョンを打ち出し、国政の場で公明党のオリジナリティを発揮していくときではなかろうか」と期待を寄せる識者の一人が、東京大学名誉教授で、政治学者の御厨(みくりや)貴氏です。
 永石 御厨氏は、テレビ番組「時事放談(ほうだん)」の司会者としても有名な方ですね。
 竹岡 その御厨氏が、公明党を評価する理由は、大要(たいよう)で3点にわたります(月刊誌「潮」18年11月号)。
 第一として、社会保障や教育無償化など、かつての自民党が苦手としていた弱者救済の政治が、「福祉の政党」「教育の政党」の伝統をもつ公明党のおかげで実現している点です。
 永石 現実に、幼児教育や私立高校の授業料の無償化などが進んでいます。10月1日の消費増税時に実施される食料品等への軽減税率も、生活者の視点を重視しているからこそです。
 志賀 「『大衆とともに』という立党の精神をもつ公明党は、つねに低所得者層にもっとも密接に寄り添ってきた」とは、氏の論評です。
 竹岡 第二に、公明党が強いリーダーシップを発揮し、「憲法9条の下で許容される自衛の措置」を堅持(けんじ)して、法案に厳格な歯止めをかけた、15年9月成立の平和安全法制への評価です。公明党は、政治の玄人(くろうと)として、安全保障や国家の基本問題について、あのような参与の仕方を、これからも積極的に進めるべきであると述べています。
 長谷川 第三に、台風や地震など、多発する自然災害への対応です。全国に3000人の議員のネットワークをもつ公明党は、災害が起きるたびに、地方議員と国会議員が連携し、心のひだに染み入るような、きめ細かく、素早い手当てをしてきたと言及(げんきゅう)。災害大国・日本で人々が生き抜くためには、公明党のネットワークがこれから大きな力となる、と言っています。
 永石 さらに、「予期せぬ災害に遭った人たちを精神的に救える政治家は、どの政党よりも公明党に数多く揃っている」と明言し、「防災・減災というハード面での政策に加え、『心の復興』というソフト面での政策においても、私は公明党に強く期待したい」と語っていました。
 原田 こうして公明党を高く評価する識者の方は多くいます。それだけ、期待も大きいということです。だからこそ公明党は、4月の統一地方選を断じて勝ち抜き、さらに国民のために働いてもらいたい。

(2019. 2.21. 聖教新聞)

 

 

<20> 「一対一」の対話が信頼広げる
出席者:原田会長、永石婦人部長、竹岡青年部長、志賀男子部長、大串女子部長

 大串 間もなく未来部の希望月間が始まります(3月1日から31日まで)。各地で「卒業部員会」や、少年少女合唱団の「入卒団式」が予定されています。
 永石 この時期は、未来部から男子部、女子部、学生部へ移行するメンバーも多くいます。本部・支部の未来本部長を中心に各部と引き継ぎをお願いします。
 原田 未来部出身者は、全員が大切な人材です。一人ももれなく、新たな舞台で活躍できるよう、こまやかな激励をお願いします。
 竹岡 特に、学生部では「進学者カード」の推進をお願いしています。これは、大学、短期大学や専門学校など、進学先が決まった高校3年生や浪人生のご家族、または本人が記入し、提出するものです。
 志賀 一人一人が生き生きと出発し、活動にも参加できるよう、温かく声を掛けていきたいと思います。
 永石 池田先生は「心の機微(きび)(とら)えた温かな一言に、友はどれほど安心し、希望をもって前進できるか。新しい人材に清新(せいしん)息吹(いぶき)を送るところ、地涌(じゆ)の活力が生まれる」と指導されました。
 原田 どこまでも「一対一」の対話に徹する――これは全ての学会活動に通じることです。御書に「一は万が母」(498ページ)とある通り、目の前の「一人」から地域広布の突破口(とっぱこう)は開かれます。新たな人材の拡大も、理解と信頼の拡大も、その積み重ねの先にあることを改めて確認したい。

自信満々に堂々と

 竹岡 今、現実の政治課題に真摯(しんし)に取り組んできた公明党に、高い評価と期待が集まっています。
 志賀 昨年、全党を挙げて行われた「100万人訪問・調査」運動では公明党の持ち味である「一人の声を聞く力」が発揮されました。公明党の全議員が地域を歩き、国民が求めている課題についてアンケート調査をしたものです。
 原田 先日、公明党は統一地方選に向けて重点政策を発表しましたが、これは調査運動で集めた「声」を(もとい)にしています。一貫した取り組みは日本の政治にとって画期的なことです。
 大串 東北大学の河村和徳准教授(じゅんきょうじゅ)は、この運動について「政治に『声が届いた』という体験は、政治への信頼を生むだけでなく、民主主義を正しく理解する契機ともなる」と述べています。
 原田 これまで取り上げられることのなかった庶民の声を地方政治にも、国政にも届ける――まさしく、公明党の55年間の歴史は、政治を庶民の手に取り戻す闘争であったと思います。
 竹岡 そうした公明党の現場主義の姿勢が発揮された具体的な実績の一つに「公立小中学校のエアコン設置」の促進があります。
 永石 昨年夏の猛暑では、学校で子どもたちが熱中症を起こすケースが多発しました。子どもの命と健康を守るため、公明党はエアコン設置を急ぐよう政府に重ねて要請しました。
 志賀 その結果、昨年11月に、自治体によるエアコン整備を後押しする交付金822億円を盛り込んだ2018年度第1次補正予算が早期成立。この対象は全国の公立小中学校の普通教室などのうち、未設置の約17万教室全てになります。
 大串 これまで、エアコン設置が進まなかった理由に、自治体の財政負担が重いことがあります。今回の予算は、国が自治体の取り組みを大きく後押しするものといえます。
 原田 各地で反響は大きく、全日本教職員連盟の郡司隆文委員長も「学校現場の切実な状況を踏まえ、地方自治体の背中を押す英断」と評価しています。
 永石 公明党の教室にエアコンを≠ニいう取り組みは、20年以上も前、「子どもたちが暑さで勉強に集中できない」という声を聞いた東京の公明党区議会議員たちが、粘り強く取り上げてきたテーマです。
 原田 「一人の声を聞く力」があり、徹底した「現場主義」の公明党だから実現できたことです。これこそ、公明党の持ち味です。「身近に公明党の議員がいる」ことの安心を地域の友に堂々と、自信満々に訴えていくことが大切です。
 竹岡 エアコンについては、東京では都議会公明党の主張で、災害時に避難所になる公立小中学校の体育館にも設置する予算が成立しました。
 志賀 それを受け、現在、各自治体で実行するよう公明議員が働き掛け、前向きに進められています。
 竹岡 一方で、卑劣な実績横取り≠繰り返している(ぼう)政党は、今回も自分たちの手柄(てがら)≠フ(ごと)吹聴(ふいちょう)していますが、全く、悪質なパフォーマンスに過ぎません。

動画サイトが好評

 大串 動画サイト「ユーチューブ」の公明党の公式チャンネルでも、公明党がエアコン整備を推進したことを、分かりやすくまとめた動画が新たに配信され、好評ですね。
 永石 実績の(かげ)にある、市民からの切実な声や議員の努力など、ストーリーを知れば一層、理解と共感が広がります。友との語らいにも有効活用できますね。
 竹岡 同チャンネルでは他にも、公明党の先見的な政策の解説や、豊富な実績の紹介など、たくさんの映像を視聴することができます。スマホなどを使えば、いつでもどこでも見ることができるのも便利です。
 志賀 「識者が語る公明党」も好評です。夜回り先生≠アと水谷修さんの声などを通して、公明党が真剣に粘り強く、青少年の薬物問題などにも取り組んできたことが分かります。
 原田 公明党が「一人の声」を政策に反映する上で、(かなめ)となるのが地方議員です。今春の統一地方選も断固、全員が勝ち抜いてもらいたい。そして、地域のためにますます身を()にして仕事をしてもらいたい。

(2019. 2.25. 聖教新聞)