< 座談会 >

創立90周年を勝ち開く!

 


 

 

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いよいよの信心で広布の闘魂燃やし
困難の壁を乗り越える信心
大聖人直結の立正安国への挑戦
師と同じ「大願」から無限の力が
広布の大使命に生き抜く
「断じて勝つ」と決めて戦う
春本番!対話の花を満開に
強盛な祈りで不可能を可能に
覚悟の信心が眼前の壁を破る
広布の戦いに悔いを残すな

 

 

 

 

<21> いよいよの信心で広布の闘魂燃やし
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 原田 さあ、後継(こうけい)の月・3月へ。池田先生は、2月24日付の「新時代を築く」の中で、「3月5日に結成の日を迎える『広布の黄金柱』壮年部も、いよいよ立ち上がる時が来た」と呼び掛けてくださいました。この「いよいよ」との言葉に、深い意味を感じます。
 長谷川 大白蓮華3月号の講義も、壮年部に()てたものです。この中でも、「壮年が、いよいよ躍り出る時」と言われ、その意義がつづられています。
 原田 思えば、婦人部・青年部に続き、15年後の1966年(昭和41年)に誕生したのが壮年部でした。先生は語られています。「学会の勝負は、最後は壮年部が決するのだ。堂々と正義と真実を語り抜き、学会の偉大さを満天下に示すのは、師弟の真髄(しんずい)を結果で体現(たいげん)する壮年部なのである」と。いよいよの信心で、広布への闘魂(とうこん)を燃やし、壮年部から創価勝利の決定打を(はな)っていきましょう。

油断排し火災予防

 大串 3月1日から、春の全国火災予防運動の期間です(7日まで)。
 原田 空気が乾燥し、風の強い日が多い3月は、火災が最も多く発生しています。その主な原因は、「放火」や「たばこ」「コンロ」です。生命・財産・思い出の品など、全てを失う可能性のある火災を起こさないため、注意すべき点をあらためて確認したい。
 永石 まず第1に、「家の周りにゴミなどを放置しない」。第2に、「ストーブの付近に燃えやすいものを置かない」です。
 大串 第3が、「電気器具のタコ足配線を過度に行わない」。第4が、「コンセント・配線器具にホコリをためない」です。
 永石 第5は、「調理中は火元を離れない」。第6は、「火災報知機の設置」ですね(電池切れの確認も)。忙しい最中ですが、この機会に身の回りを再点検していきましょう。

「中道」へ引っ張る

 原田 さて、1月31日付の朝日新聞に掲載された、一橋大学大学院の中北浩爾(こうじ)教授の論評には、大きな反響がありました。タイトルは「自公連立20年、野党は学べ」。本年、自民党と公明党が初めて連立を組んで20年になることから論じられています。
 長谷川 そこでは、「自公政権は現在、日本政治で唯一の安定した連立の枠組み」「多党制が日本政治の現実である。自民党は、公明党との連携によって、『一強』の地位を確保しているにすぎない」と分析していました。
 志賀 さらに、自公の政策調整について、「政府が国会に提出する法案や予算案は、閣議決定前に自民・公明両党の了承を得なければならない」と述べ、この過程で、「自民党は公明党に譲歩を重ねてきた。集団的自衛権の行使容認に重要な制約が付けられたのは、その例である」と語っていました。野党は、こうした点を学ぶべきであるとも主張しています。
 大串 中北氏は1月28日付の公明新聞でも、「国政で政権におごり≠ェ生じないよう自民党と緊張感を持って接し、憲法や外交・安全保障などで中道(ちゅうどう)の方向に引っ張っているのも公明党だ。公明党が存在感を示すことは、日本政治を安定させる上で不可欠」と述べていました。
 永石 公明党が存在感を示すことで日本政治は安定する――こう期待を寄せる識者は数多くいますね。

真面目で地域密着

 長谷川 政治学が専門である同氏は、地方議員の役割は、「地方自治の担い手」であると同時に、「国政を基底から支える」ことであると話しています。
 永石 たとえば、「震災復興などは地域のニーズを踏まえないと、国の政策が適切なものにならない」と語っていますね。
 長谷川 あの東日本大震災の時、公明党は野党でありながら、現地調査や地方議員からの要望をもとに、政府と交渉し、多くの対策を実現させました。
 原田 燃料不足を解消させるため、備蓄石油を大幅に取り崩すなど、被災から半年で、公明党が政府に行った復興・復旧に関する政策提言や申し入れは、計16回766項目に上りました。
 志賀 今回の統一地方選でも、「防災・減災・復興」を重点政策の第1に掲げている通り、その対策をリードしているのは、間違いなく公明党です。
 大串 また昨年、公明党の全議員により実施された「100万人訪問・調査」運動も、地域の課題を国政に届ける取り組みでした。
 志賀 この訪問・調査運動で、児童や生徒が持ち運ぶ教材等が重すぎるとの声が、公明党の地方議員に届けられました。その地方議員はすぐに、公明党の国会議員に連絡。国会議員から文科相に対応策を求めるなどし、学校保管等による、子どもの荷物の軽減化が進んでいます。
 永石 教育といえば、公明党の力で、幼児教育・保育の無償化や、私立高校授業料の実質無償化、専門学校や大学などの一部無償化も現実になっています。
 原田 このように、きめ細やかで迅速な対応を、中北氏は、「公明党は国と地方の両方にしっかりとした足場を持ち、地域に埋もれている課題を発掘し、国政に投入していく役割を果たしている」と評価。「議員が真面目であり、地域密着であることが公明党の一番の強み」「これほど国会議員や地方議員が現場に足を運び、有権者の声に耳を傾けている政党はない」と結論しています。
 志賀 一方、「旧民主党系の野党は、地域に足場がないことが決定的な弱点となっている」とも指摘しています。
 原田 地域の課題を掘り起こし、解決のために動いているのは誰か。有権者は、この点を鋭く見極め、今春の統一地方選に臨むことが大事だと思います。

(2019. 2.28. 聖教新聞)

 

 

<22> 困難の壁を乗り越える信心
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、大串女子部長

 永石 3月8日は「芸術部の日」です。1962年のこの日、池田先生のもと芸術部は出発しました。
 長谷川 先生はかつて、芸術部の友に語られました。「妙法を護持(ごじ)した芸術家は、全員が、(たましい)の芸術を持った人である。ゆえに、必ずや、最高最大の芸術家として光っていくことができるのである」
 原田 先生の期待に応え、芸術部の友は今、信心を根本に、多彩な分野で才能を発揮しています。その姿は、まさしく創価文化の旗手≠ナす。さらなる活躍を期待しています。

皆で復興を祈念

 長谷川 今月11日で東日本大震災から、8年となります。今なお、仮設住宅に暮らす方や避難生活を余儀なくされている方が多くいらっしゃいます。
 原田 全ての犠牲者の方々に追善(ついぜん)回向(えこう)の題目を送るとともに、被災された皆さまの健康と幸福、復興を真剣に祈念してまいりたい。
 大串 昨年12月に欧州青年部が東北を訪問し、歴史的な交流行事が行われ、友情の(きずな)を結びました。
 竹岡 欧州のある友は、東北の同志との交流を通して、「自分が大変な状況でも、周囲を照らそうとする姿に勇気をもらいました」と語っていました。
 原田 東北の皆さんは、池田先生の「『心の(たから)』だけは絶対に壊されません」との励ましを胸に、今日まで困難の壁を乗り越えてこられました。
 長谷川 日蓮大聖人は「大悪(だいあく)をこれば大善(だいぜん)きたる」(御書1300ページ)と、ご断言です。信仰の力で苦難を一つ一つ乗り越え、希望と勇気の連帯を広げてこられた東北の同志の皆さまは世界の同志の模範です。
 原田 いよいよ信心強盛(ごうじょう)に、そして異体同心(いたいどうしん)の団結で、さらなる盤石(ばんじゃく)な人材城を東北の天地に築きゆかれることを念願しています。

被災者の声を反映

 大串 昨年は自然災害が相次ぎ、各地に甚大(じんだい)な被害をもたらしました。今、改めて防災・減災への意識が高まっています。
 永石 6月には、大阪府北部地震でブロック塀の倒壊による死亡事故が起きました。痛ましい事故を繰り返さぬよう、公明党が要請し、政府が全国の学校の緊急調査を実施。この調査が、その後の緊急的なブロック塀対策につながりました。
 竹岡 また、昨年は7月の西日本豪雨、9月の北海道胆振東部地震などもありました。そうした災害からの復旧・復興費として、早くも11月に7275億円が第1次補正予算に盛り込まれました。ここでも、インフラ復旧や被災者の生活支援など、公明党が発災直後から被災地を視察し、直接聞いた被災者の声が反映されています。
 原田 国民の命を守ることは、政治の最大の役割であるといえます。
 大串 公明党が統一地方選に向けて発表した重点政策で、第一に掲げているのも防災・減災・復興を社会の主役に≠ナすね。
 竹岡 東日本大震災の際も、公明党は野党の立場でしたが、迅速(じんそく)に対応し、復旧支援に全力を注ぎました。震災発生直後、全ての国会議員で被災地の担当地域を決め、それぞれが何度も現地に足を運び、課題を国会に持ち帰りました。
 永石 また、地元の議員が「仮設住宅総点検」を行い、その中で聞いた声から、仮設住宅の風呂の「追いだき機能」の追加や、物置の設置などを議会で提案し、実現しました。
 竹岡 一方、震災当時、与党であった民主党は、右往左往するばかりで、全てが後手にまわり「遅い、鈍い、心がない」と批判され続けました。
 原田 発災から現在に至るまで、国会議員、地方議員が連携を(みつ)に政策を実現し続けている公明党に、被災地の多くの首長からも信頼の声が寄せられています。宮城県の村井嘉浩知事は今年の年頭、「これまでの復興は、公明党なくして成し得なかった」と改めて明言されていました。

人々の命守るため

 大串 公明党は一貫して防災対策に尽力してきました。2002年、文部科学省が初めて公立小中学校の耐震化率を公表しましたがこれを強く要請していたのは公明党でした。調査の結果、耐震化率わずか44.5%という数字が明らかになり、現状打開へ、公明党の国会議員が動きました。
 竹岡 その結果、国の予算で自治体の財政負担を大幅に減らす法律が成立し、耐震化を加速する道筋(みちすじ)が示されました。その後も、公明党の地方議員は各自治体で議会質問や予算要望などを重ねていきました。その結果、15年度に全国の公立小中学校の耐震化率は、ほぼ100%の水準まで達したのです。
 永石 学校の耐震化は、まさに公明党の国会議員、地方議員による10年以上の奮闘の結果ですね。さらに、公明党は教室や体育館の天井や窓ガラスなど、非構造部材の耐震化も進めています。命を守るための防災・減災の実績は一朝一夕(いっちょういっせき)に作り上げられたものではないことが分かります。
 長谷川 今、政府も防災・減災対策を重要政策に掲げていますが、これについて、政治評論家の森田実氏は「長年にわたり公明党が訴え続けてきた成果だ」と語っています。
 原田 東京大学名誉教授で、政治学者の御厨(みくりや)貴氏も「予期せぬ災害に遭った人たちを精神的に救える政治家は、どの政党よりも公明党に数多く揃っている」と述べています。公明党の存在は、日本社会においてますます重要性を増しています。公明党の議員は人々の期待に応え、一層、実績を重ねていってもらいたい。

(2019. 3. 7. 聖教新聞)

 

 

<23> 大聖人直結の立正安国への挑戦
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 志賀 3月11日は、「小樽問答(もんどう)」の記念日です。正義の言論で、邪論を打ち破った歴史は不滅です。
 長谷川 戸田先生は問答を振り返り、池田先生に語られました。「敵が攻めかかってきたが、それで守備に回らないで、逆に攻撃に回って、先手、先手と攻めたから、非常に楽に勝てた。攻めることが肝心なのだ」
 原田 重要な指針(ししん)ですね。池田先生は、この指導を通し、「正義が負ける社会は不幸だ。勝ってこそ正義である」「どんな人にも(おく)さず、堂々と正義と真実を語るのだ」と言われています。これこそが、学会精神です。
 大串 日蓮大聖人は、「よく・よく・かたらせ(たま)へ」(御書1227ページ)等と繰り返し仰せです。
 原田 「(こえ)(おし)まず」(同504ページ)とも(おっしゃ)っています。黙っていては、真実が明らかになりません。自分らしく、自信満々と、正義を叫び抜く中でこそ、立正安国(りっしょうあんこく)の道は開かれます。
 大串 大聖人御自身が「この法門を(ひろ)めるので、他の人とは比較にならないほど多くの人に会ってきた」(同1418ページ、通解)とも述べておられますね。
 永石 5日付の「新時代を築く」には、その事実を通し、「『人と会う』『友と語る』――我らの立正安国の挑戦は、大聖人直結であり、仏道修行の真髄(しんずい)である。そこに、仏の勇気も智慧(ちえ)慈悲(じひ)涌現(ゆげん)しないわけがない」との先生の確信がつづられていました。
 長谷川 さらに「立正安国論」を(はい)し、「同じ時代を生きる仲間として現実社会の課題を率直に見つめ、相手の意見に誠実に耳を傾ける」「反発にも笑顔で(ふところ)深く受け止めつつ、相手の仏性へ信頼を込めて、聡明(そうめい)に信念を語り切っていく」ことが、「対話の極意(ごくい)」であると強調されています。
 原田 「青年が立つ月」「師弟誓願(せいがん)の月」3月から、功徳(くどく)満開の大歓喜の春へ。いよいよ大切な時を迎えます。勝利の根本(こんぽん)は、題目であり、信心であることを命に刻み、異体同心(いたいどうしん)の団結も固く、明るく、楽しく、(ほが)らかな前進を続けていきましょう。

白血病治療に有用

 永石 3月1日付の公明新聞に、さい帯血国際患者支援の会の理事長である、有田美智世さんが、2月27日に「命のいしずえ賞」を受賞し、公明党の国会議員から祝福を受ける様子が掲載されていました。
 大串 これは、京都大学の山中伸弥教授の推薦によるものだそうですね。
 原田 「さい帯血」とは、胎盤とさい帯(へその緒)の中にある血液のことです。その中には、血液の元になる細胞がたくさん含まれており、白血病や再生不良性貧血などの治療に大いに役立ちます。
 志賀 しかし、長い間、日本の医療で、さい帯血が活用されることはありませんでした。約20年前、その事実を知った有田さんは、草の根の署名活動などを展開し、さい帯血移植の推進を訴えていました。
 原田 この時、一緒に行動をしたのが、公明党でした。有田さんは当初、「私たちも全力で応援します」と言う公明党の議員に、「リップサービスではないか」と感じていたそうです。けれども、公明党の議員は全国各地で署名活動に全力で取り組みました。
 永石 私たちも力の限り応援しました。また、公明党は、厚生省(当時)などに粘り強く働き掛け、その結果、さい帯血移植の保険適用と公的バンクの設立が実現できたのです。さい帯血移植は、昨年末までで1万6862件に上り、多くの方の命を救っています。
 志賀 この経緯や詳細は、公明党のさい帯血支援サイトや、YouTubeの公明党チャンネルでも確認することができます。
 大串 今、この取り組みは、公明党の主導で、造血幹(ぞうけつかん)細胞(骨髄(こつずい)、さい帯血、末梢(まっしょう)血管細胞)移植推進法へと結実していますね。
 原田 研究の結果、さい帯血から、良質なiPS細胞を作れることが分かっています。iPS細胞は、神経や心筋など、さまざまな細胞になる能力を持っており、再生医療の切り札になると期待されています。
 長谷川 世界で初めて、iPS細胞を作製し、ノーベル賞を受賞した、京大の山中教授は、「公明党の長年にわたる支援のおかげで、さい帯血の制度がどんどん整っています。造血幹細胞移植の推進法ができたことで、世界の中でも、さい帯血の利用に向けた制度が一番整った国になったのではないかと思います。これは、極めて意義が高いもので、本当に感謝しています」と語っていました。
 永石 有田さんも、「政治が命を救う。公明党が、まざまざと、その事実を見せてくれました」と述べていました。
 原田 公明党が、命を守るために実現してきたことは、枚挙(まいきょ)にいとまがありません。たとえば、乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポンの配布です。
 大串 30〜40代女性のがん患者は、男性の約3倍に上るといわれます。特に、乳がんや子宮頸がんは、若い人にも増えています。いずれも、早期発見・治療が重要であることから、公明党は、がん検診の受診率向上に取り組んできました。
 志賀 ほかにも、妊婦と生まれてくる子どもたちを守るための風疹の拡大防止へ、抗体保有率が低いとされる、1962年4月2日〜79年4月1日生まれの男性の抗体検査と予防接種が、今春から3年間、原則無料になるようにも取り組みました。
 長谷川 人々の生活と暮らし、そして命を守るのが政治の役割です。そのために、真剣に動き、政策を実現している政党はどこか。公明党は、その実績を大いに訴え、今春の統一地方選を大勝利してもらいたい。

(2019. 3.11. 聖教新聞)

 

 

<24> 師と同じ「大願」から無限の力が
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、大串女子部長

 大串 間もなく、3・16「広宣流布記念の日」を迎えます。
 原田 1958年(昭和33年)のこの日、戸田先生は広布の大願(だいがん)を、池田先生をはじめとする6000人の青年部に託されました。師から弟子へ、厳粛(げんしゅく)後継(こうけい)の儀式が行われたのです。
 永石 それから61年。日蓮仏法は192カ国・地域に広がりました。池田先生は不惜(ふしゃく)の闘争で恩師の構想を全て実現したのです。
 長谷川 先生は、かつて「『3・16』は、弟子が決然と立つ節だ。常に出発だ。常に挑戦だ。常に団結だ。常に前進だ。常に破折(はしゃく)だ。永遠に勝利だ。(なんじ)自身が、師と共に『広宣流布の大願』を起こすことである」と、つづられました。
 竹岡 私たち青年部は、自覚も新たに、後継(こうけい)の弟子の道を貫いてまいります。
 原田 御書には「(ねがわ)くは()が弟子()・大願ををこせ」(1561ページ)、「大願とは法華(ほっけ)弘通(ぐつう)なり」(736ページ)とあります。広布の師匠と同じ「大願」に立てば、無限の力が湧き出てくるのです。
 大串 「3・16」は2008年に女子部の「池田華陽会(かようかい)」が結成された日でもあります。先生は「池田華陽会(かようかい)があれば、創価の師弟城は、今を勝ち、未来を勝ち、永遠に勝ち続けていく」と万感の期待を寄せてくださいました。誕生から10年を迎えた池田華陽会(かようかい)歌「華陽(かよう)の誓い」を歌いながら、友情と信頼の輪を地域に、社会に広げていきます。
 原田 全国各地、訪問する先々で、勢いよく活躍する多くの青年部に出会います。私たちも、皆が、今ふたたび青年の心≠ナ、自ら誓った大願の成就(じょうじゅ)に向け、朗々(ろうろう)たる師子吼(ししく)の題目で、いかなる困難も勝ち越えてまいりたい。

半世紀に及ぶ実績

 長谷川 先日、ある企業が「子どもの教育資金に関する調査」を実施しました。そこでは、親の6割半が「子どもの学力や学歴は教育費次第」と感じていることが分かりました。
 永石 本来、家庭の経済状況によって子どもに教育格差が生まれることがあってはなりません。誰もが等しく、十分な教育を受ける権利があるはずです。この問題に、長年取り組んできたのが公明党です。
 大串 今や常識となっている義務教育の「教科書無償配布」や、児童手当の創設・拡充も、かつて、公明議員が全力で推進し、実現したものですね。
 原田 実に、半世紀以上にわたり「教育」を政策の柱として掲げ、国会議員から地方議員まで、ネットワークを生かして多くの実績を積み重ねてきたのです。まさに公明党こそ教育支援の元祖≠ニいえます。
 永石 2020年4月から、所得が低い世帯の学生を対象に、大学、専門学校など、高等教育の実質的な無償化がスタートします。
 大串 これは、公明党の強力なリードで17年度に創設された「給付型奨学金」と、公明党が粘り強く進めてきた「授業料減免」を対象者・金額ともに大幅拡充する形で行われます。
 竹岡 さらに、公明党の訴えで、20年4月の入学生に加え、在学生も対象となります。党青年委員会が学生との懇談を重ね「将来、奨学金の返還が不安」などの声を国会に届けてきたことが実りました。
 長谷川 また、20年4月からは、公明党の推進で「私立高校授業料の実質無償化」も実現しますね。
 永石 今は、ほぼ全員が高校に進学する時代です。経済的に厳しい中でも、私立に通わざるを得ないケースもあります。そこで、年収590万円未満の世帯を対象にして、私立高校授業料の平均額を上限に実質無償化されます。
 長谷川 この政策に関しては、一部自治体で、公明党の訴えが実り、実施されていました。それを公明議員の、国と地方のネットワークで国の政策へと押し上げ、具体化したのです。
 原田 日本大学の末冨芳(すえとみかおり)教授は、今回の私立高無償化について「家計の教育費負担の軽減に向けた大きな前進」「公明党の取り組みには大変に心強く感じている」と語っています。
 永石 今年の10月からは、幼児教育の無償化も大きく拡充されることになりました。3〜5歳児(就学前3年間)は原則として全世帯、0〜2歳児は住民税非課税の世帯を対象に、認可保育所などの利用料が無料になります。東京都など、公明党の推進で、さらに対象が拡大している地域もあります。
 竹岡 焦点だった自治体独自の認証保育やベビーホテルといった認可外施設などに関しても、公明党は無償化の対象にするよう粘り強く主張していました。
 長谷川 その結果、今回、共働き世帯など保育の必要性があると認定された3〜5歳児は月3万7000円、0〜2歳児は月4万2000円を上限に補助されることになりました。また、公明党は待機児童の解消に向けても最優先で取り組んでいます。
 原田 公明党は、2006年発表の「少子社会トータルプラン」で幼児・高等教育の無償化を掲げ、実現に取り組んできました。その結果、政府が動き、一連の教育支援が進んだのです。
 竹岡 教育行政学を専門とする、東京大学大学院の村上祐介准教授(じゅんきょうじゅ)は、公明党が「教育を受ける側である庶民の目線を大切にしている」ことを高く評価し、「今後も、公明党には教育を受ける権利の保障という路線をしっかりと進んでほしい」と期待の声を寄せています(月刊誌「潮」4月号)。
 原田 公明党は「子どもの幸福」こそ、教育の目的であると訴えてきました。その結果、幼児教育、私立高校授業料、高等教育の三つの無償化≠ェ前進しました。これからも公明党には、教育政策の推進に尽力してもらいたい。

(2019. 3.14. 聖教新聞)

 

 

<25> 広布の大使命に生き抜く
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 長谷川 「春分の日」となる21日を中心に、各地の会館や、墓地公園、納骨堂などで、「春季彼岸勤行法要」が執り行われます。
 永石 日蓮大聖人の御遺命(ごゆいめい)である広宣流布にまい進する、私たちの勤行・唱題こそ最高の追善(ついぜん)回向(えこう)です。
 原田 御書には、「南無妙法蓮華経と(とな)(たてまつ)る時・題目の光無間(むけん)(いた)りて即身成仏(そくしんじょうぶつ)せしむ、廻向(えこう)(もん)()れより事(おこ)るなり」(712ページ)と(おお)せです。つまり、「回向」とは、自身が積んだ仏道修行の善根(ぜんこん)を、題目の功力(くりき)を、他者に「(めぐ)らし向ける」ことです。
 志賀 その意味で、日顕宗(日蓮正宗)の坊主らが言う「僧侶に拝んでもらわなければ、故人は成仏しない」との主張が、いかに的外れかがよく分かります。
 原田 私たちは、真心を込めて、故人の冥福(めいふく)を祈るとともに、いよいよ広布の使命に生き抜き、「生も歓喜(かんき)、死も歓喜」の常楽我浄(じょうらくがじょう)の人生を歩み抜いていきましょう。

強き祈りを根本に

 永石 年度末が近づき、慌ただしい日が続きます。忙しい毎日だからこそ、あらためて、無事故を呼び掛けていきたいと思います。
 原田 自動車に乗る際、「居眠り運転」など絶対にあってはなりません。寝不足の場合は、公共交通機関を利用してください。仕方なく運転をして、眠くなってきた時は、少し休んだり、車を降りて、ストレッチをしたり、顔を洗ったりするといいでしょう。
 長谷川 また、カフェインを取る、ガムをかむ、窓を開ける、目薬をさす、話す・歌うなども、効果があるといわれます。
 永石 今の時季は、花粉症の薬を服用することで、眠気が増して、判断力が低下することもあります。特に注意してください。
 志賀 車を運転中、「ハンズフリー」で携帯電話の通話をする方もいますが、注意力が散漫になり、危険です。条例で制限している自治体もあるほどです。安全な場所に車を止め、通話するようにしてください。
 原田 大事なことは、絶対に事故を起こさない≠ニ心に決め、時間に余裕を持って行動することです。強き祈りを根本に、絶対無事故の日々を、皆で勝ち取っていきましょう。

役立つ制度を作る

 大串 今年は、公明党の結党55周年です。
 長谷川 その公明党が一貫して推進してきたのが、「中小企業への支援」です。
 原田 日本の全企業の99.7%を占め、雇用の約7割を創出しているのが、中小企業です。ここで働く方々が、生き生きと希望を持ってこそ、日本の未来は開かれます。
 長谷川 そもそも、公明党が結党された当時、日本の政治は、大企業擁護(ようご)を優先する保守政党か、いわゆる組織労働者のための政策に傾斜する革新政党かに偏っていました。
 永石 その中、たとえば、町工場で働く人など、いわゆる未組織労働者に政治の光を当て、その生活をいかにして守るかに心を砕いてきたのが公明党です。
 志賀 その原点があるからこそ、公明党は数々の中小企業への支援策を実現してきました。それらのポイントをまとめた「中小企業応援ブック」も作成しています(公明党のホームページから印刷等が可能)。
 長谷川 たとえば、資金繰りを支援するための金融サポートです。中小企業の中には、金融機関との取引状況の変化や、関連企業の倒産などで、中長期的には回復が見込まれるものの、一時的に資金繰りに困っている会社があります。公明党は、そうした方々をサポートするための融資の制度を整えたのです。
 永石 さらに、自然災害や全国的な不況業種などの場合も、保証を受けられるようにしていますね。また、信用保証協会の保証を利用した複数の借入金を一本化することで、月々の返済負担を軽減できるようにもしています。
 志賀 他にも、創業や経営多角化など、新たな事業に挑戦するための資金や、事業の再起を図るための資金の融資など、多くのサポートを創設してきました。
 大串 設備投資や交際費支出を行った場合の税制支援や、事業を承継するための税負担の軽減なども実現していますね。
 長谷川 昨年、公明党が実施した「100万人訪問・調査」運動の中で、こうした制度を知らない人が大勢いることが分かりました。そこで公明党は、経営課題や経営力の向上、事業再生などを一括して相談できる場所があることの周知にも全力を挙げています。
 原田 中小企業の中には、景気回復の実感が湧かないという方もいます。こうした方々のもとにも、「景気回復の恩恵(おんけい)が行き渡るよう、公明党が現場発≠フ政策のリード役となって」ほしいと期待する識者もいます(専修大学の野口旭教授)。
 大串 同氏は、「公明党は、地域に密着した草の根の活動から、現場のニーズをすくい上げる政党です」とも強調していますね。
 原田 実際、公明党の議員が現場で、中小企業のための政策を説明すると、「求めている支援策、役立つ制度を整えてくれて感謝します」「公明党は、私たちの声を小まめに聞いてくれ、頼もしい存在です」などの声が寄せられ、「事業が苦境に陥った時、解決の糸口を与えてくれたのは公明党が創設した制度でした」と言う方もいます。
 志賀 他にも、公明党は、働く人のための政策を数多く実現しています。たとえば、ブラック企業対策です。過酷な働き方を強いる企業への対策として、ハローワークに、労働条件などで虚偽の情報を出した会社を罰則の対象にしました。また、無料の電話相談窓口も開設しています。
 大串 これからも公明党は、働く人を守る政策に力を入れ、皆の要望に応えてもらいたいと思います。

(2019. 3.18. 聖教新聞)

 

 

<26> 「断じて勝つ」と決めて戦う
出席者:原田会長、永石婦人部長、竹岡青年部長、大串女子部長、藤原学生部長

 藤原 戦いは勝つと決めた方が勝つ――これは、池田先生が幾度となく示してこられた人生万般(ばんぱん)に通ずる将軍学です。
 原田 先生は、いかなる広布拡大の戦いでも常勝の歴史を残されてきました。リーダーは常に、広宣流布の師匠である先生の指導を拝し、進んでいきたい。
 永石 聖教新聞の連載「勇気の(はた)高く」では大阪の友に対する指導が2回にわたって掲載されました。15日付には、1956年(昭和31年)の「大阪の戦い」を通じての勝利の要諦(ようてい)≠ェ示されています。
 竹岡 @師弟不二の祈りA(しょう)の勢いと執念B「正義の団結」の拡大――です。いずれも、全同志が心に刻むべき大事な指針です。
 原田 18日付では、広布のリーダーに対して「使命の天地で勝つためには、『ここを素晴らしい地域にするんだ!』と深く決意し、祈りに祈り、命を削って動くしかない」との指導が掲載されています。リーダーはまず自身が誰よりも深く祈り、真心で語って、一人一人に信心の確信を訴えていきたいと思います。
 永石 各地を訪れると、どの地域でも、多くの学会員の方々が自身の宿業(しゅくごう)や課題を乗り越え、素晴らしい信心の実証を示している姿に接します。
 原田 今、池田先生と共に創立90周年、100周年を目指して師弟共戦で進む私たちの日々が無量無辺の福徳になり、輝かしい広布の歴史になることは間違いありません。御書には「一日の命は三千界(さんぜんかい)(たから)にもすぎて(そうろう)なり」(986ページ)と(おお)せです。一日一日を悔いなく過ごしていきたい。

「18歳」初の統一選

 大串 統一地方選前半の告示が今月末に迫っています。今回、統一選として初めて「18歳選挙権」が適用されます。
 竹岡 18歳選挙権は2016年に導入されました。同年の参院選で投票に行った18歳〜20歳のうち「家族と行った」という人が6割を超えました。さらに、調査では家族や友人と政治の話をする頻度が高いほど投票に行く割合が多くなるとの傾向も出ています。
 大串 同年の10代の投票率は20代、30代より高く、決して政治への関心が低いわけではありません。
 永石 若者の期待に応えることは政治の大切な責務であり、役割です。
 竹岡 公明党は若者の声を政治に届けようと、さまざまな運動に取り組んでいます。党青年委員会が実施する政策アンケート「ボイス・アクション」もその一つです。2016年には、集まった1000万人以上の声を政府に届けました。
 大串 特に要望が多かったのが「最低賃金アップ」です。最低賃金とは、すべての企業が従業員に支払う最低限の時給のことです。公明党は与党として粘り強く取り組み、現在、段階的に引き上げられています。
 藤原 今年度は全国平均で26円上がり、時給が平均874円になりました。この上げ幅は比較可能な2002年度以降で最大です。
 竹岡 公明党の主張を反映して、2016年度以降、政府の経済財政運営の基本指針には、最低賃金が「1000円になることをめざす」と記されています。
 永石 青年の声が政府を動かしていますね。「自分の声が政治に届いた!」との実感は、政治を身近に感じる契機になると思います。
 原田 青年が積極的に政治に関わり、同世代の声を届けることは重要です。そうした運動を続けてきたのが公明党の強みなのです。
 藤原 「将来の奨学金の返済に不安を感じている」との悩みを抱える学生にも公明党は手を差し伸べてくれました。返済のいらない「給付型奨学金」が今年度から本格的に実施されています。対象者数は一学年につき約2万人で、月額2万〜4万円が支給。20年度からは対象者、金額ともに大幅に拡充されます。
 大串 公明党は、給付型奨学金の創設を1969年の国会質問で取り上げて以来、半世紀にわたり一貫して主張してきました。そして、創設に向けて、財源、対象者、給付のあり方など方向性を示してきました。

具体的に粘り強く

 原田 一つの政策に対して、具体的に、粘り強く取り組み、ネットワークの力で実現する。これこそ、公明党の真骨頂といえます。
 竹岡 他にも、無料Wi-Fiの整備なども、公明党は推進していますね。「今、若者が求めているもの」に敏感な公明党は青年層の心強い味方です。
 原田 このようなことができるのは、日頃から公明党の議員が若者と対話を重ね、その声に耳を傾けてきたからにほかなりません。
 大串 若者向けの政策に真剣に取り組む公明党に対し、各界からも期待の声が寄せられています。
 藤原 高校生や大学生らを中心に構成されている「日本若者協議会」の室橋祐貴代表理事は、各党の若者政策を比較し、公明党を「一番われわれの提言を受け入れていただいた政党」と評価しています。
 永石 引きこもりや危険ドラッグの問題に取り組んでこられた夜回り先生≠アと水谷修氏は「『子どもたちが幸せな国に』という私自身の決意と行動に、力を貸してくれているのが公明党」と述べ、「公明党の議員が、地域にいないことによる不利益は大きい」と、統一地方選の勝利に向けエールを送っています。
 藤原 戸田先生は「青年は心して政治を監視せよ」と言われました。どの政党、どの候補が、この国の未来を考え、若者のための政策を実現しているか。それを見極めることが私たち青年の責務だと思います。
 原田 これからも、公明党には若者の視点を政治に取り入れ、あらゆる世代が生き生きと暮らせる日本をつくってもらいたい。

(2019. 3.21. 聖教新聞)

 

 

<27> 春本番!対話の花を満開に
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 原田 いよいよ春本番。各地で桜の開花が宣言され、桜前線が北上中です。
 永石 かつて池田先生は、「春の喜び」を詩に託されました。そこでは、「春は希望だ。春は青春だ。春は栄光だ」「人々の心も 明るく明るく 無数の希望が 花となっていく」と()まれています。
 原田 さらに、「春だ! 大きな勝利の 自分自身の春が やってきたのだ。希望の歌を歌おう! 青春の歌を歌おう! 勝利と栄光の 合唱をしよう」とも言われています。明るく輝く、春の光に包まれながら、私たちも勝利の曲を奏でていきましょう。
 長谷川 広布の戦いが大変であればあるほど、大事なのは、リーダーによる率先(そっせん)の行動と励ましです。
 志賀 「厳しいところへ」「大変なところへ」と勇んで動くことも大切ですね。先生は、「一番大変なところに 真っ先に駆けつける! 一番苦闘(くとう)している同志に 真っ先に励ましを送る! 最も激戦の最前線で 勝利の突破口を開く!」――これが、異体同心(いたいどうしん)の心であると語られています。
 大串 「厳しければ厳しいほど勇み立つ。ここに、学会精神の真髄(しんずい)がある。一番大変なところに、自ら足を運んでこそ、『道』は開かれる」とも指導されています。
 原田 先生ご自身が、その通りの激闘(げきとう)で、世界広布の大道を切り開いてこられました。「(ちから)あらば一文(いちもん)一句(いっく)なりともかたらせ(たも)うべし」(御書1361ページ)です。私たちも、あらゆる人を味方に変える、誠実と勇気と攻めの対話で、勝利の春へ進んでいきたい。
 長谷川 3月31日で、婦人部の「実践の五指針」が発表されて10周年ですね。
 永石 指針の第一には、「祈りからすべては始まる」とあります。広布が大きく進む時、それを(はば)もうとする()の働きも強くなります。諸天(しょてん)を揺り動かし、魔を打ち破るには、「題目」しかありません。私たちは勝利に向って、日々、強く祈り抜いていきます。

期日前投票が増加

 長谷川 さて、統一地方選・前半戦となる、道府県・政令市議選が、4日後の3月29日に告示となります(4月7日投票)。
 永石 近年の選挙では、「期日前投票」をする人が増え続けています。2017年の衆院選では、投票した人の約4割が、期日前投票を行い、5割を超えた県もあります。
 志賀 しかも、出足はどんどん早まっています。選挙には「3日間攻防」という言葉がありますが、かつて最後の3日間≠ニいわれた当落(とうらく)の分かれ目が、最初の3日間≠ノなっているとの指摘もあります。
 大串 告示日までに、投票先を決めている人が6割近くいるともいわれます。そういう意味では、今が最も大切な時≠ナすね。
 原田 公明党は、「平和と福祉の党」として日本をリードしてきました。さらに、「小さな声を聴く力」「ネットワークの力」、政務活動費の透明化など「清潔な政治を推進する力」を発揮してもらいたい。
 志賀 最近、世界最高峰のケンブリッジ大学出版局が刊行する「日本政治学誌」という学術誌で、「自公連立」についての興味深い論文が掲載されていました。執筆者は、インディアナ大学の助教授とノーステキサス大学の(じゅん)教授です。
 大串 ここでは、「保守の自民党と平和主義の公明党が20年も連立を続けているのは異例」であるとし、その理由を、さまざまな角度から検証しています。
 志賀 その中で、「公明党は、その規模以上の力を発揮して、自民党の重要な安全保障政策を抑制している」「1955年以来、自民党のアイデンティティーや綱領に関わる優先事項とされている事柄(ことがら)について、重要な政策上の譲歩を引き出している」などと論じられています。
 長谷川 一橋大学大学院の中北浩爾教授も、「政権におごり≠ェ生じないよう自民党と緊張感を持って接し、憲法や外交・安全保障などで中道(ちゅうどう)の方向に引っ張っているのも公明党だ。公明党が存在感を示すことは、日本政治を安定させる上で不可欠になっている」と述べられていました。公明党が存在感を発揮し、日本政治を中道へと導き、政治を安定させていると評価する識者は、本当に多くいます。

母子の孤立を防ぐ

 永石 地方政治でも、公明党は、庶民が望む政策を実現しています。たとえば、各地で設置が推進されている「子育て世代包括支援センター(日本版ネウボラ)」です。
 原田 ネウボラとは、フィンランド語で「助言の場」を意味します。現代社会は、共働き世帯、1人親世帯、核家族が増え、特に母子の孤立が問題となっています。日本版ネルボラは、妊娠・出産・子育てなどで困った時に、気軽に相談でき、あらゆるサービスが一体的に提供される仕組みです。
 大串 この制度の導入で、妊産婦や乳幼児の状況を継続的に把握することが可能となり、保健師らによる相談対応や情報提供を的確に行うこともできます。
 永石 そうしたことで、産後うつの減少や、児童虐待防止の効果が期待されています。公明党は2014年、全ての政党に先駆け、日本版ネルボラの設置を提言。国会質問や要望の中で、法改正や政府予算の拡充を強く訴えてきました。
 志賀 各自治体でも、地方議員が後押し。設置は現在、全国の市区町村の4割超に広がり、さらに推進される予定です。
 原田 待機児童の解消、マタニティーマークの全国への普及など、公明党は、「子育て世代」への支援策も豊富です。今回の統一地方選でも、日本の未来を真剣に考えている公明党は断じて勝ち抜き、皆の未来を輝かせてもらいたい。

(2019. 3.25. 聖教新聞)

 

 

<28> 強盛な祈りで不可能を可能に
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、大串女子部長

 竹岡 いよいよ新年度を迎えます。就職や職場の異動など、新たな出発をする友も多くいます。
 大串 転入・転出の時季でもあります。そうしたメンバーに温かな励ましを送っていきたいと思います。
 永石 進学や進級で環境が大きく変化し、不安を感じているお子さんもいるかと思います。お子さんが発するサイン≠ノ気付くことができるよう、心掛けていきたいと思います。また、小さなお子さんを抱えながら活動をしている家庭もあります。周囲も十分な配慮、激励をお願いします。
 原田 創価家族の励ましほど心強いものはありません。春風のような励ましを友に送っていきましょう。
 永石 25日付の「新時代を築く」で池田先生は「冬の木には花が潜んでいるとは見えないけれども、春が巡り来れば咲き薫る。仏界の涌現(ゆげん)も同じである。学会家族は、この法理の通り、宿命転換の実証の花を咲かせてきた。何があっても、強盛(ごうじょう)な祈りと実践で、妙法の無限の力を発揮し、不可能を可能にしていくのだ」とつづられています。
 原田 私たちは、先生の指導通りに、いよいよ強盛(ごうじょう)に祈り、動き、語り抜き、「創価桜」満開の春を勝ち飾っていきたい。
 長谷川 広宣流布の途上に大変な戦いがあり、障魔(しょうま)が競い起るのは必定(ひつじょう)です。日蓮大聖人は数々の大難(だいなん)にも「強盛(ごうじょう)の信心弥弥(いよいよ)(よろこ)びをなすべし」(御書1448ページ)と(おお)せです。私たちは、心してまいりたい。
 原田 大切なのは、師子奮迅(ししふんじん)の勢いと、最後まで攻め抜く執念。そして、いかなる魔軍も寄せ付けない異体同心(いたいどうしん)の団結です。全国の同志が大歓喜と大福運に包まれるよう、リーダー率先の行動で目前の壁に挑み、勝ち進んでまいりたい。

あす前半戦の告示

 大串 明日、統一地方選の前半戦となる道府県と政令市の議員選挙が、告示されます。
 長谷川 私たちの支援する公明党は、最後の最後まで政策と実績を語り抜いてもらいたい。
 大串 近年の道府県議選についての調査では、投票先として「政党を重くみて」と答える人が、増加傾向にあります。
 竹岡 公明党には、候補者個人の人柄や実績はもちろん、日本の平和と、政治の安定に大きく寄与してきたことや「小さな声を聴く(ちから)」「ネットワークの(ちから)」などの特色があります。
 大串 告示日(3月29日)から投票日前日(4月6日)までは、インターネットを活用した選挙運動もできますね。
 永石 一般有権者が、ライン、フェイスブック、ツイッターなどのSNSで政策や実績の情報発信、特定の候補への投票依頼ができるようになります。
 竹岡 一方で、電子メールによる投票依頼などの選挙運動はできません。当然、投票日当日(4月7日)は一切の投票依頼は禁止されています。

「大衆福祉」が原点

 長谷川 公明党の原点は「大衆のため」であり、とりわけ「福祉」にあります。1964年の結成大会には「大衆福祉の公明党」との垂れ幕が掲げられました。
 原田 当時、「福祉なんて政治がやることではない」というのが既成政党の反応でした。しかし、公明党は「福祉の実現こそ政治の目的」との信念から、積極的に取り組んでいったのです。
 竹岡 それが今や、福祉・社会保障は日本の政治の主流になっています。どれほど先駆(せんく)的であったか。
 大串 政治評論家の森田実氏は「安倍晋三首相は今年の施政方針演説で『全世代型の社会保障』を打ち出し、公明党の社会保障の方針が、政府の方針になった。公明党の55年の努力の成果だ」と語っています。
 原田 結党以来、公明党が粘り強く訴えてきたことが、社会の仕組みを底流から変えてきているのです。
 竹岡 東京大学名誉教授の御厨(みくりや)(たかし)氏も、現在の安倍政権が社会保障を重視していることを指摘し「これは『福祉の政党』『教育の政党』の伝統をもつ公明党が連立パートナーであるおかげだ」と述べています。
 原田 今、日本社会が抱える喫緊(きっきん)の課題である高齢化についても、公明党は真剣に取り組み、具体策を立案してきました。
 長谷川 今年10月の消費増税に合わせ、住民税非課税世代で65歳以上の人の介護保険料が軽減されます。例えば本人の年金収入などが年80万円以下の人は、基準額の45%となっている負担割合が30%になります。
 永石 さらに、低年金の高齢者の方など約970万の人たちに対し、年金に一定額を上乗せする「年金生活者支援給付金」が実施されます。初回は10、11月の2カ月分が12月に支払われます。
 竹岡 「介護保険料の軽減強化」と「年金生活者支援給付金」は公明党が一貫して訴えてきたものです。2012年の社会保障と税の一体改革を受け、消費税増収分などを活用しての実施が決まっていたものです。
 永石 さらに、高齢社会では、認知症になる方の増加が避けて通れません。認知症の人にとって、本人の意思を尊重した共生社会を築くため、公明党は「認知症施策推進基本法」の条文案を作成しました。
 長谷川 これは、公明党が、認知症の当事者や家族の意見を聞き、現地調査を重ねて作成したものです。認知機能の低下等による行方不明、犯罪被害から認知症の人を保護する体制の整備など、今後、各党の幅広い合意を得て成立を期していきます。
 原田 皆が安心して暮らせる社会へ、公明党が実力を発揮する時です。そのために、地域の代表としての期待に応え、地方選に断じて勝利してもらいたい。

(2019. 3.28. 聖教新聞)

 

 

<29> 覚悟の信心が眼前の壁を破る
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 大串 春4月。明2日は、第2代会長・戸田城聖先生の祥月命日です。
 永石 75万世帯の弘教(ぐきょう)を成し遂げ、万代にわたる広布の(いしずえ)を築かれた戸田先生は、「桜の咲くころに」との言葉の通り、桜花の季節に崇高(すうこう)な使命の生涯を終えられました。
 原田 戸田先生は師子吼(ししく)されています。「選挙の支援活動は、国民の権利であり、義務である」「(政治家は)民衆のなかに生き、民衆のために闘い、民衆のなかに死んでいってほしいと私は願う。名聞名利(みょうもんみょうり)を捨て去った真の政治家の出現を、現代の人類社会の民衆は渇望(かつぼう)しているのだ」
 志賀 「民主政治というものは、民衆の要望におされ、かつ、その要望にこたえて出馬した人々が、国家の大勢(たいせい)を考え、民衆の要望をいれ、国家百年の大計(たいけい)を政治に具現(ぐげん)すべきもの」とも強調されています。
 長谷川 また、「青年は心して政治を監視せよ」とは有名な宣言です。私たちは青年を先頭に、庶民の声を政治に届ける運動を積極的に展開してきました。
 原田 仏法の目的は、平和社会の創出(そうしゅつ)と民衆の幸福です。仏法者の社会的使命として、政治にも関与し、より良き社会の建設を目指していくのは当然です。
 長谷川 御書に「各各(おのおの)我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず」(910ページ)と記されています。臆病(おくびょう)(はい)す――ここに学会精神の真髄(しんずい)があります。眼前(がんぜん)の壁を破るのは、この覚悟の信心です。
 原田 私たちは仲良く、強く、(ほが)らかに団結して、「日本の(はしら)」との誇りで、威風堂々(いふうどうどう)と進んでいきたい。そして、勇気凛々(りんりん)と全てに勝利していきたい。

ネットワークの力

 長谷川 統一地方選の前半戦である道府県・政令市議選が3月29日に告示されました(4月7日投票)。
 永石 各地で激戦が続く中、私たちが支援する公明党の強みの一つが、「ネットワークの力」です。
 原田 山積する地域の課題を解決するには、市区町村だけでなく、時に都道府県や国の力が必要です。市区町村・都道府県・国の議員の連携(れんけい)(みつ)な公明党は、市民の要望や意見を実現させる抜群の力があります。
 永石 実際、公明党は、義務教育の教科書無償化、児童手当、子ども医療費の助成、不妊治療への助成制度の創設など多くの分野で政策を実現させています。
 大串 最近では、小・中学校へのエアコン設置がありますね。
 長谷川 28年前、地元の小中学校を訪れた公明党の東京の区議が、暑くて勉強に集中できない≠ニの声を聞きました。そこで気象庁に出向き、明治時代からの気温データを調査。年々気温が上昇していることを明らかにしました。それらの結果を交え、「校舎にエアコンを導入すべき」と議会で発言したのです。
 永石 以来、懸命な訴えを続け、区内の小中学校へのエアコン設置が決定。この動きに呼応(こおう)し、東京の各区でも推進され、現在は全国に広がっています。
 志賀 現場を歩き、生の声を聞き、政治に反映する――これこそが公明党の最大の特徴です。他党が汗をかいて実らせた法律や制度を、自らの実績であるかのように横取り≠オ、宣伝する党がありますが、だまされてはいけません。

市民に尽くす議員

 大串 昨年、公明党の全議員で実施した「100万人訪問・調査」運動も、その好例です。
 長谷川 「子育て」「介護」「中小企業」「防災・減災」のテーマで調査をしましたが、たとえば、子育てでは、74%の人が教育費に不安を抱えていることが浮き彫りになりました。
 原田 そこで公明党は、全世代型の社会保障の構築へ、幼児教育の無償化や私立高校授業料の実質無償化、大学等の給付型奨学金と授業料減免の拡充などの実現に力を入れました。
 志賀 このように現場の切実な声を受け止め、具体的な政策にし、実現していくという政治手法は、公明党の真骨頂(しんこっちょう)です。「有権者の声が政治を変える」という民主政治の在り方を、公明党は示しているのです。
 原田 評論家の森田実氏は語っています。「公明党の地方議員は、新人議員でも任期中に何千回という市民相談・陳情を受けています。ベテラン議員には、十何万軒の市民相談に対応したという方も数多くいます。市民との密接な交流があり、その声を政治に反映する努力を続けているのが公明党議員なのです」と。
 志賀 さらに、自民党とも、社会党(当時)とも、共産党とも接点がある同氏から見て、公明党の地方議員が他の政党の議員と違う点は、「自分を犠牲にしてでも市民のために尽くし抜いて」いることであると強調しています。
 大串 地方議員だけでなく、国政でも、公明党の存在は大きなものがあります。ケンブリッジ大学出版局が刊行した「日本政治学誌」という学術誌に掲載された論文の中でも、「公明党は支持者が重視する政策に関して、議席数よりも相当に大きな影響力を行使できており、自民党と安倍首相が最重要課題とするような問題についても、自民党にかなりの妥協(だきょう)をさせている」と書かれています。
 志賀 (ひるがえ)って読売新聞の世論調査で、平成時代に最も「悪い影響」を与えた政治的出来事は、「自民党から民主党への政権交代」でした。「国民の期待を集めて政権交代を果たしたが、目立った成果を上げられず、失望した人が多かった」との分析でした。
 原田 前半戦の選挙も残り1週間弱。議員はもちろん、その家族や議員OBらも全力を尽くし、勝利に向かって進んでもらいたい。

(2019. 4. 1. 聖教新聞)

 

 

<30> 広布の戦いに悔いを残すな
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、大串女子部長

 大串 希望あふれる春4月、新年度がスタートしました。
 原田 池田先生は、2日付の「新時代を築く」の中で、1958年4月、戸田先生ご逝去の翌日に行われた本部幹部会で、青年部の代表として師恩に報いる道は、ただ一つ。師匠が命を()けて戦われた広宣流布に邁進(まいしん)する以外にない≠ニ師子吼(ししく)したことを回想されていました。
 長谷川 そして、「この報恩の道こそ、地涌(じゆ)若人(わこうど)が無限に続く創価桜の道であり、令法久住(りょうぼうくじゅう)という平和の大道なのである」とつづられています。
 原田 その言葉通り、池田先生は戸田先生の構想をことごとく実現され、世界192カ国・地域に広宣流布(そく)世界平和の道を切り開いてくださいました。
 永石 3月31日付の「四季の励まし」では、次のようにつづられていました。「正義の戦いを起こすならば、断じて勝つことだ。異体同心(いたいどうしん)で進むことである」「我らの前進は、どこまでも信仰を根幹(こんかん)に、全民衆を幸福にしていくのである」と。婦人部は仲良く、(ほが)らかに、人々のため、社会のために行動していきます。
 竹岡 青年部は、戸田先生が池田先生に託された「人生は強気でいけ!」「追撃(ついげき)の手をゆるめるな!」との遺訓(いくん)を深く胸に刻み、全ての戦いに勝利してまいります。
 長谷川 この大切な時、広布の戦いにあって「もっと本気で戦うべきだった」「あの人にも語ればよかった」などという後悔を、断じて残してはなりません。
 原田 日蓮大聖人は「(いのち)(かぎ)り有り(おし)()からず(つい)に願う()きは仏国(ぶっこく)(なり)」(御書959ページ)と(おお)せです。「これくらいでいいだろう」という安易さや惰性の心を打破し、一日一日を勝ち切ってまいりたい。どこまでも師弟共戦の心で、勝利を開いていこうではありませんか。

地方と国会の連携

 永石 統一地方選の前半戦である道府県・政令市議選の投票日(4月7日)まであと3日です。
 長谷川 これからの地域社会の舵取りを担う議員を選ぶ大切な選挙です。公明議員は語りに語り、激戦を勝ち抜いてもらいたい。
 永石 過去10回の統一地方選についての調査によれば、「候補者の情報が不足している」と感じる人の割合が年々、増加傾向にあるそうです。
 竹岡 最もその声が多いのが道府県議選です。前回の調査では、投票を棄権した人の理由で4分の1を占めたのが「政党の政策や候補者の人物像など、違いがよくわからなかったから」との答えでした。また、どの調査でも多いのが「支持政党なし」です。
 長谷川 議員が、どんどん政策や実績をアピールしていくことが大事になりますね。私たちが支援する公明党には、他党にはない、地方議員と国会議員が「連携プレー」で政治を進めていくネットワークの(ちから)があり、確かな政策実現力があります。
 大串 今回の注目は、統一地方選として初めて「18歳選挙権」が適用されることでもあります。若者の動向が注目されています。
 竹岡 2016年の参院選で投票した18〜20歳のうち、政党や候補者を選んだ基準として、一番多かったのが「自分の考えに近い政策を訴えていたか」。次いで「家族や知人の評価」でした。
 大串 また、18歳〜20歳代では、実に3割以上の人が投票日当日に投票先を決めたという統計もあります(2017年の衆院選)。
 原田 公明党の議員は、日頃から若者との対話を重ねています。その中から、最低賃金アップや、奨学金の拡充など数々の政策が生まれ、実現してきた豊富な実績があります。ですから、語れば語るほど、若者世代に理解が広がっています。

SNSを広く活用

 竹岡 投票日前日の4月6日(土)までは、インターネットを利用した選挙運動が可能です。
 大串 普段、仕事が忙しい等の理由で、なかなか会えない友人、電話がつながりにくい友人に、ライン、フェイスブックなどSNSを活用して、候補の実績や支援依頼を送っている人も多いですね。
 永石 今や、SNSを利用しているのは、若者だけではありません。60歳〜79歳の方の4割が、ラインを利用しているという統計もあります。
 大串 SNSも広く活用し、民衆のために徹底して働く公明党の実績や真の姿を訴えていきたいですね。
 原田 今、福祉の充実や教育、防災・減災対策、また、財政のムダ削減など、公明党が長年、訴えてきたことが国や自治体の政策として定着してきています。
 永石 そうした公明党の実績について、政治評論家の森田実氏は「気がつけば公明党」と表現されています。「良い制度ができたな」と思う政策は「すべて公明党主導で行われたもの」という意味合いです。
 竹岡 夜回り先生≠アと水谷修氏は「他党の場合、国会議員を頂点に、その下に地方議員がいるというピラミッド型の関係になりやすいのですが、公明党は違います。『困っている人、大変な人の代表』という同じ使命感を共有する仲間として一体となって動くからです。ひきこもり対策や危険ドラッグ対策など数多くの取り組みを具体的に前進させてくれています」と語っています。
 長谷川 本物の政治家とは、政策をどう実現に導いたのか、具体的に語れる人です。地域に足を運び、小さな声に耳を傾ける。その声から政策を立案し、議会で合意を形成する。そうした過程を自分の言葉で語れるのが公明議員なのです。
 原田 「大衆とともに」の原点を忘れず、公明党には各地の地方選に断じて勝利し、地域社会の発展へ大きく貢献してもらいたい。

(2019. 4. 4. 聖教新聞)