後継の成長が希望の未来に |
<71> 後継の成長が希望の未来に
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、佐保少年部長、角田
原田 学会創立100周年、さらには22世紀の夜明けに至る大切な時代を担う、使命深き世代こそ、今の少年少女部です。
永石 現在、各地で広布にまい進している方の多くに、未来部時代に築いた信心の原点、師弟の原点があります。その裏には陰に陽に支えてくれた人が必ずいます。私自身もそうです。
長谷川 未来本部長の皆さまをはじめ、青年部の担当者や、地区の方など、それこそたくさんの人がいることでしょう。
原田 この夏も、大勢の方々が、上半期の激戦を勝ち越えた疲れをいとわず、各種コンクールの推進や研修会、合唱団の練習などに献身
佐保 このたび、少年部長の任命を受けました。少年少女部に対する先生の深い慈愛
角田 未来部の育成に携
原田 先生は、先日の随筆
角田 はい。私自身も先生との初めての出会いは、東京創価小学校の卒業式です。先生は私たちに、「諸君しかない。私は毎日、真剣に祈っています。妻と共に」「皆さんも、私の後
佐保 私も未来部時代に命に刻んだ先生の指針があります。先生は未来部に、「お父さん、お母さんを大切に」とお願いされ、「君たちが生まれる時、どんなに、お母さんがたいへんだったか。あなたが大きくなるために、両親は、どんなに疲れても、眠れなくても、大事に面倒を見てくれた。苦しい仕事にも耐えて働いてくれた。あなたが初めて声たてて笑った時、初めて歩いた時、どんなに両親は幸せでいっぱいになったか。病気になったとき、どんなに、おろおろと心配したか」とつづられていました。
長谷川 「感謝できる人は幸せな人だ」と続く有名なエッセーですね。未来部員は全員が使命ある人材です。感謝の心、親孝行の心を大切にし、他人を思いやり、皆を幸せにできる人へ成長していかれることを切に願います。
「会館は楽しい所」
角田 10月の5・6日には、待望の第2回「SOKAキッズフェスタ」が開催されます(全国の会館で中継。会場と時間は各県・区で決定)。
永石 キッズフェスタは、家族で会館に集い、歌や体操、読み聞かせなどを行う、子どもたちが楽しむためのイベントです。
佐保 主に未就学児童から小学校低学年までが対象で、本年は体操のお兄さん≠ェ登場し、親子でできる体操を行います。当日は親子一緒に、動きやすい格好でお越しくださればと思います。
永石 現在、発売中の子育て・教育応援誌「灯台」10月号では、キッズフェスタの魅力や楽しみ方を特集していますね。とても参考になります。
原田 幼い頃に、家族一緒に楽しく過ごした、学会の会館などでの思い出は、生涯忘れないものであり、広布後継
永石 日蓮大聖人は、未来部の年代から励まし続けてきた南条時光の成長を心から喜ばれ、「あいよりもあをく・水よりもつめたき冰
長谷川 この御聖訓
原田 「さあ、新たな黎明
交通安全への意識
長谷川 最後に、交通安全についてのお願いです。9月21日から30日は、「秋の全国交通安全運動」の期間です。
原田 依然として、高齢者の交通事故被害が目立ち、今年は未就学児童の悲惨な交通事故が発生し、社会問題ともなりました。
長谷川 秋口になって、日没時間が急激に早まることへの対応も必要です。具体的には、早めのライトの点灯や、車から見えやすい色の服装の心掛け、自転車に乗る際の反射材用品等の使用などです。
原田 この機会に今一度、交通安全への意識を高め、身の回りのできることから始めていきましょう。
(2019. 9.19. 聖教新聞)
<72> 師と共に歩む誓願の弟子に
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
長谷川 青年部教学試験2級が無事故で終了しました。受験された皆さん、また、共に研さんしてくださった方々、運営に携
西方 皆が、それぞれ真剣に研さんし、成長を遂げることができました。
原田 試験ですから合否はあります。その上で、教学の研さんを重ねたこと自体が命に刻まれます。計り知れない功徳があることは間違いありません。これからも、行学の実践で信心を磨いていってください。
アジア広布の軌跡
永石 このたび、原田会長、また、青年部の代表の皆さんと共に、仏法源流
長谷川 インドでは、新「本部」、そして、創価菩提樹
永石 二つの宝城
大串 インドの皆さんは、不惜
原田 池田先生がインドを初訪問されたのは1961年のこと。小説『新・人間革命』第3巻「月氏
西方 インド訪問中に、よく耳にしたのが「I am that one disciple(私がその一人の弟子だ)!」という言葉です。これには、小説『新・人間革命』の最終回に「一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる」と、つづられた場面に対する決意が込められています。
大串 インドでは『新・人間革命』の研さん運動が進んでいます。皆さんが、そこに示されている指針
西方 南アジアの代表も参加しての青年部総会も盛大に行われました。
大串 日本とインドの青年部が「弟子誓願
原田 日蓮大聖人は、若き門下に「願
長谷川 まさに広宣流布は、世界同時進行で加速度を増して進んでいます。
原田 今回、多くの識者の方々とも会見させていただきました。コヴィンド大統領は、学会とインドの間に今後も末永い友情が結ばれていくことを念願されていました。池田先生が結び、多くのメンバーが育んできた友好が大きく開花している事実を目の当たりにしました。
永石 インドに続き訪問したタイでも、現地のメンバーの広布に懸
原田 タイは「アジアの灯台」との誇りに燃え、この25年で地涌
永石 一人一人と接する中で皆さんが信心を根本に地域、社会に信頼を広げてきた結果であることがひしひしと伝わってきました。
原田 タイ広布をリードしているのが黄金柱
永石 婦人部の集いでは、明年の勝利に向け、拡大と後継
原田 タイでは、池田先生が親交を深めたプーミポン前国王の次女であられるシリントーン王女を表敬。また、アナン元首相ともお会いしました。
長谷川 インド、タイ共に、先生が国家指導者から庶民まで、あらゆる人々と交流し、友情と信頼の絆を結んでこられた地です。
原田 世界中で仏法哲理
一人一人が主人公
大串 来
西方 1960年のこの日、池田先生は、世界広布への第一歩としてアメリカ・ハワイに旅立たれました。明年で60年の佳節
永石 先生は「大白蓮華」10月号の巻頭言
長谷川 先生の、この激闘
原田 世界広布新時代の主人公を私たち一人一人です。目の前の友を励まし、地域に信頼の輪を広げていく。この地道な実践にこそ、創価の対話運動の目的である世界平和への一歩があります。健康第一、無事故第一で、決意も新たに前進していきましょう。
(2019.10. 1. 聖教新聞)
<73> 仲良く常識豊かに信頼の大樹と輝く
出席者:原田会長、永石婦人部長、島瀬勝利島部長、志賀青年部長、大串女子部長
永石 大変うれしいことに、池田先生・奥さまが、東京・信濃町に竣工
原田 今回、インド、タイを訪問いたしましたが、世界広布の勢いがさらに増していることを実感しています。こうした中での世界聖教会館の竣工
志賀 今、「セイキョウオンライン」は世界中からアクセスされています。私もインド訪問の折、毎日見ていました。
大串 私もです。聖教新聞を通じ、あらためて、世界同時に広布が進行していることを感じました。
原田 聖教は「人間主義の理念に基づき、生命尊厳
創価の旗≠掲げ
大串 10月7日が「部の日」である勝利島部は本年、結成45周年の佳節
島瀬 結成の直後、先生は、村八分などの迫害
原田 離島の同志が、どれほど尊き使命を自覚し、奮い立ったことか。さらに先生は、「島のことは、皆さんにお願いするしかありません。皆さんが動いた分だけ、語り合った分だけ、広宣流布の前進があります」と語られます。その後すぐに先生は、沖縄の石垣島や宮古島へと足を運ばれ、島の広布の基盤を築くために奔走
島瀬 以来45年。勝利島部の友は「島の人びとは、すべて自分が守るのだという思いで、仲良く、常識豊かに、大きな心で進んでいってください。信頼の大樹
原田 そして今、勝利島部の友は、島のなくてはならない存在≠ニ輝いています。本年の上半期の拡大の戦いでも、勝利島部の皆さんは、全国模範
永石 聖教の拡大も同様です。全ての新聞の中で、記念期間は特に、聖教新聞の購読者が一番多くなる島や、大勢の未入会の友人が永久購読≠されている島のことも聞きます。
島瀬 勝利島部の島の6割が、1島もしくは、いくつかの島でブロックを構成しています。中には、たった一人で、創価の旗
永石 そうした島々に、本島から励ましに通うリーダーもいます。たとえば、3日に1便しか船が出ない地域へも、足しげく島に通うリーダーの存在を伺い、感動しています。
原田 島は台風の影響を受けやすく、特に今年は大きな被害がありました。それでも、勝利島部の皆さんは、「わざはひも転
島瀬 ありがとうございます。先生は小説『新・人間革命』第28巻「勝利島」の章で、「皆
「励まし」に徹する
原田 間もなく「励まし週間」です。リーダーによる「訪問・激励」は、学会の基本の活動です。当然、日常的に実践していることではありますが、あえて「週間」を設けることで、より一層、意識を高くして取り組んでまいりたい。
永石 訪問した折には、じっくりと話に耳を傾け、一緒に勤行・唱題に励むなど、一人でも多くの方が信心の決意に立つことができるよう、皆で力を尽くしていきたいと思います。
志賀 そうした中、今月の5・6日には、全国の会館で「SOKAキッズフェスタ」が放映されます(会場と時間は各県・区で決定)。
大串 キッズフェスタは、未就学児から小学校低学年までの児童とその家族が一緒に会館に集い、歌や体操、読み聞かせなどを楽しむためのイベントです。
志賀 今回は、体操のお兄さん≠ェ登場し、親子で一緒に楽しい体操を行います。どうぞ中継の会場には、親子共々、動きやすい服装でお越しください。
原田 父親の育児参加も進む中、会館で親子一緒に楽しい思い出を刻むことは、後継者育成の観点からも重要です。
志賀 未入会のご家族も参加しやすい内容となっていますので、多くの方をお誘い合わせの上、当日、会館でお楽しみいただければと思います。
(2019.10. 3. 聖教新聞)
<74> 拡大と育成は広布の両輪
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
原田 この度、北京で行われた中国の建国70周年を記念する行事に学会の代表として参加してきました。私は、池田先生の第1回訪中に同行させていただきました(1974年)。先生はかねてより「将来、必ず、中国は大発展する」と確信されていました。まさしく今、中国は世界が刮目
長谷川 20世紀最大の歴史学者トインビー博士も、池田先生との対話の中で、中国が21世紀に向け「世界の平和共存」と「人類文明の進展」に大きく貢献していくであろうと論じられていましたね。
原田 ともあれ、中国の方々は、両国友好の井戸を掘った先人として、池田先生の功績を高く評価しています。今回、お会いした中国の識者の方々からも、先生に敬意を払われていることが伝わってきました。
永石 今月には、杉本総合婦人部長を団長とする第8次女性訪中団が、中華全国婦女連合会の招へいで中国を訪問いたします。
原田 池田先生の初訪中から45周年。友好の絆を一段と強く結んでいくのは私たち後継
一人を励まし抜く
大串 10月9日は、広布史に燦然
永石 この時、先生は弘教
西方 男子部のあるリーダーが、仕事が多忙で思うように活動できない悩みを先生に打ち明けました。すると、先生は「真剣さは、必ず形に出る」と指摘され、「何としてもメンバーと会いたい。人材を出したい。そう思うなら徹底して手紙やはがきを書けばいいじゃないか」「時間は与えられるものではなく、どうつくり出すかだよ」と、厳しくも温かく指導されたそうです。
長谷川 とても大事な指導です。その人は先生の言葉に自身の弱気、諦めの命が吹き飛んだそうです。
原田 先生は山口に滞在中、日に何十通とメンバーへの激励
永石 池田先生はかつて、山口開拓指導の勝利の要諦
西方 先生ご自身が実践されてきた勝利のリズムを受け継ぎ、私たち男子部は広布の目標の達成、自身の課題克服へ向け前進してまいります。
大串 女子部もさらなる聖教拡大に挑戦し、先生のご指導通りに、真っすぐに進んでいきます。
長谷川 日蓮大聖人は、若き南条時光に「此
原田 広宣流布の偉大な師匠に続き、真剣に戦い抜いてきた方々が皆、勝利の実証を示し、幸福境涯
供養の心に福徳が
長谷川 本年も多くの方々に広布部員の申し込みをしていただきました。深く御礼
永石 歓喜
原田 学会は大聖人の御遺命
大串 10月に入り、社会ではさまざまな新制度がスタートしました。
永石 その一つが、幼児教育・保育の無償化です。これは少子化の打開に向けて、公明党が長年にわたって主張してきたことが結実したものです。
長谷川 無償化には、消費税率10%への引き上げによる増収分が活用されます。対象となる子どもは約300万人にも上ります。
西方 子育て世代の友人と無償化の話題になると「家計が本当に助かる」との声が聞かれます。生活者目線の素晴らしい政策です。
永石 今後は、無償化の一層の拡大と待機児童の解消へさらなる努力を続けてもらいたいですね。
原田 自公連立政権が発足して今月で20年。公明党は政治の安定に寄与するとともに改革の要
西方 先日、公明党の山口代表が著名な国際政治学者のイアン・ブレマー氏と会談しました。ブレマー氏は日本政治の安定が世界でも際立っていることを指摘し、「世界中の先進民主主義国家の中で、現段階で日本が最強のリーダーシップを誇っているのは間違いない」と述べていました。また、「日本が二度と戦争に関わらないということを強くバックアップしているのが公明党だ」と、平和を重視する公明党の存在の大きさを強調していました。
原田 公明党への期待は国内外で、ますます高まっています。これからも、謙虚
(2019.10. 7. 聖教新聞)
<75> 弟子の力で世界広布を推進!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀青年部長、大串女子部長
大串 エメラルドグリーンの海原
永石 総会を祝賀するかのような大晴天のもと、沖縄家族の笑顔がはじける感動的な集いでした。
大串 席上、明2020年、学会創立90周年のテーマ「前進・人材の年」が発表されました。
原田 明年は、池田先生の第3代会長就任から60周年の佳節
長谷川 先生は、本部幹部会へのメッセージの中で、「大難
原田 人材を拡大する一番の方途
永石 先生は3日付の随筆
原田 先生と共に、仏法史上、未曽有
世界で仏法研さん
永石 10月13日は、日蓮大聖人御
長谷川 万年にわたる社会の平和と全民衆の幸福を確立するため、大難
原田 「生命尊厳
長谷川 なかんずく池田先生の不惜身命
原田 大聖人の教えを学ぶ「教学運動」も世界中で活発に行われ、聖教新聞には、真剣に仏法を学ぶ世界の友の求道の姿が毎日のように掲載されています。
信心の骨格を築く
長谷川 日本の青年も真剣に仏法の研さんに励んでいます。過日の青年部教学試験2級では2万1000人が合格を果たしました。
志賀 合否の結果はありますが、多忙な中で、研さんに励んだ全員が勝利者です。何より青年時代に、「開目抄
永石 受験者はもちろん、教える側にとっても、一段と深く確信をつかむ機会になったことでしょう。
志賀 日本中が試験に向けて大奮闘した中、特に全国をリードした模範
大串 石川池田県では、女子部のリーダーが毎回の講義を担当。仕事が多忙な中でも研さんに励み、御書を通して学んだことの感動を生き生きと語る先輩の姿に、新たなメンバーが立ち上がり、石川総県としても多くの友が受験をすることができました。
志賀 青森総県の五所川原圏男子部では、受験者一人一人の合格責任者≠明確にし、圏の勉強会以外にも、受験者の都合に合わせた個別の勉強会を開き続けました。合格責任者′けの勉強会も開催し、受験者が理解しやすい講義の仕方を皆で討議
原田 徹底して一人を大事にする。工夫をこらして学ぶ喜びを引き出す。こうした取り組みが、素晴らしい成果を生んだのですね。
志賀 総秋田では、公務員試験と教学試験の両立に挑戦した学生部員がいます。両方の試験の勉強で、深夜に及ぶことが何度もあったそうですが、受験した自治体の全てと、2級試験の合格を果たしました。
大串 青年部として他にも、三重総県、富山総県、総新潟、鳥取総県、香川総県の躍進
原田 先生は、今回の2級試験の受験者に対し、「深い宿縁
(2019.10.10. 聖教新聞)
<76> 聖教の拡大は広宣流布の拡大
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
長谷川 台風19号による記録的な大雨が甚大
原田 学会本部としても災害対策本部を設置、各地と連携して被害状況の把握
師の大恩に報いる
大串 VODの新番組「人間の機関紙・聖教新聞」に感動が広がっています。
西方 冒頭には、池田先生が小説『新・人間革命』第1巻「慈光
原田 番組では、まさに先生の言葉通り、大災害や家族の病気、自身の宿命に直面する中、聖教新聞と共に希望の人生を歩んでいかれた方々が登場します。
永石 「私が入会を決めた時」の欄にも掲載された、婦人部の方の体験が本当に感動的でした。その方は結婚後に転居し、新しい環境で孤独と不安を抱えながら新生活を送っていました。そんな時、親戚の学会員との付き合いで購読していた聖教新聞の見出しの「人生の達人」という言葉に目がくぎ付けに、記事を読むほどに、自分が求めていた、前向きな生き方を見いだすようになっていきました。
長谷川 その後、一家で入会されたのですが、ご自身の体験から、聖教新聞をすぐに読まなかったとしても必ず読むチャンスが巡ってくる≠ニ語っていたことが印象に残っています。
原田 先生がかつて「聖教の拡大は『希望の拡大』『正義の拡大』である。『仏縁
西方 3日付の随筆には1970年にかつての聖教新聞本社屋が落成した時のことがつづられています。
大串 当時のことは、小説『新・人間革命』第14巻「大河」の章に詳しく描かれていますね。
原田 社屋の落成披露祝賀会には各界の来賓約1000人が招かれました。先生は正面玄関で2時間以上にわたって来賓一人一人を出迎え、全員と名刺を交換されながら、深々と挨拶をされていました。私自身その場にいて、ここから新しい学会の真の理解者をつくり、新しい時代を切り開くのだという先生の気迫に圧倒される思いがしました。
長谷川 「大河」の章には、その時の真情が「人と直接会い、誠実に言葉を交わすことから、信義と友情のドラマは幕を開ける」とつづられています。先生が、聖教新聞社を舞台に人間外交の範
原田 さらに、当時の編集幹部には次のように語られています。「建物が立派になり、みんなが喜んで働けることが、私は、何よりも嬉しい。しかし、あの市ヶ谷のビルの狭い一室で、新聞を作っていたころの苦労を忘れてはいけない。環境が整えば整うほど、創刊のころの精神を、常に確認し合っていくことが大事ではないだろうか」
長谷川 この「市ヶ谷のビル」には、51年4月に聖教新聞が創刊された、その翌月から使われた編集室がありました。カメラは旧式のものが1台あるだけ。二つの机を並べるのが精いっぱいの狭い部屋だったそうです。その小さな部屋で作られた聖教新聞が同志を鼓舞
西方 まさに、聖教新聞は、戸田先生と池田先生の死身弘法
永石 そして今や聖教新聞は、仏法を根幹に世界へ広がる「平和」と「文化」と「教育」の運動のための機関紙ともなっています。
原田 いよいよ、世界聖教会館完成の「11・18」を迎えます。新しい会館が建ち、新しい時代を迎える時だからこそ、私たちは、常に草創
永石 今、世界聖教会館の完成をお祝いしようと、全国の同志の皆さんが自分史上最高≠フ聖教拡大を目指し、挑戦されています。先生の大恩に報いたいとの熱き思いに接し、私自身も決意を新たにしています。
原田 世界広布新時代の言論戦は私たち一人一人が主体者です。「師とは師匠
無量無辺の福徳が
大串 今月も、各地で座談会が行われます。
原田 ここで改めて、会場の提供者の方々への配慮について、確認し合いたいと思います。
永石 会場を使わせていただくことを当たり前≠ニとらえず、常にご家族や近隣
長谷川 ルールを決め、皆で守っていくことも大切です。会合終了時間の厳守、終了後の早めの解散や、清掃など、リーダーが責任を持ち、励行していきましょう。また、周辺の路上での私語や、迷惑な駐車・駐輪などを厳
原田 池田先生は、会場を提供してくださるご家庭に対して、「大聖人から『善哉
(2019.10.14. 聖教新聞)
<77> 音楽は心を結ぶ「喜びの讃歌」
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、伊藤民音代表理事、志賀青年部長、大串女子部長
原田 あらためまして、台風19号による記録的な大雨の影響で、被災をされた全ての皆さまに心からのお見舞いを申し上げます。
長谷川 学会本部の災害対策本部でも連日、被害状況の把握
原田 私も14日に神奈川の川崎へ伺いました。16日付の「心に御書を」の中で池田先生は、「わざはひも転じて幸
人間文化の夜明け
大串 明18日で、「民音」が創立から56周年となります。
伊藤 推進委員、賛助
永石 最近はテレビの人気番組で、「民音音楽博物館」が相次いで紹介され、大きな話題です。民音を応援する私たちにとっても、誇らしいことです。
原田 1997年(平成9年)9月、完成したばかりの民音文化センターを初訪問された創立者の池田先生は、芳名録
大串 小説『新・人間革命』第8巻「清流
伊藤 長年にわたる池田先生の励ましのおかげで、音楽・芸術運動の一翼
無限の可能性証明
大串 SOKAチャンネルVODに、「民音音楽博物館〜音楽を愛するすべての人に〜」が追加されています。
志賀 この番組では、30万点に及ぶ音楽資料が所蔵
長谷川 民音音楽博物館には、付属の研究所(民音研究所)が併設されていますね。先日は、民音研究所の所長が出席し、ベルギーの音楽祭で講演とコンサートが行われました。
原田 これに先立ち、ベルギーの全国紙には「愛と人類への民音の讃歌
伊藤 大変にうれしく思います。「民音研究所」は本年で開所5周年です。長年、多彩な音楽文化活動を推進してきた民音の実績≠土台に、音楽が平和構築に果たす可能性を証明する機関として開設しました(1面に関連記事)。
原田 音楽に「どんな力があり、平和構築に、どう生かせるのか」――研究所の使命は、「平和構築の音楽」の探求
伊藤 音楽には、無限の力があると信じています。平和を生み出す力にもなれば、破壊する力にもなります。一つの例を紹介します。南アフリカのルワンダ共和国で、1994年4月7日から7月14日まで続いた虐殺
志賀 約80万人もの尊い命が奪われ、世界中を震撼
伊藤 これほどの悲劇が起こった背景は、さまざまに研究されていますが、ある政治的な歌が、テレビやラジオで何度も放送され、差別をあおったことが指摘されています。
志賀 音楽が利用され、恐怖、憎しみ、分断、そして殺りく衝動が駆り立てられていったのですね。
伊藤 一方、2004年、ルワンダ初の女性ドラム集団インゴマ・ンシャが結成されます。「新しいドラムと新しい時代」との意味で、文化を発展させることで、癒やしと和解をもたらすことを目指しました。当初は、虐殺
大串 音楽を通して地域社会を再建していく物語は映画にもなり、大きな感動を呼んだと聞きました。
永石 悲劇や破壊の後でも、音楽には、生活を立て直し、和解と共存を促進する力があることを見事に証明したのですね。本当にすごいことです。
伊藤 先生は民音に対して、音楽は「民衆の喜びの讃歌
原田 音楽の持つ無限の可能性を証明する民音へ、さらに発展しゆくことを切に願っています。
(2019.10.17. 聖教新聞)
<78> 皆が「いよいよ」の心で前進!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
長谷川 全国各地で新しいリーダーが誕生し、清新な息吹
永石 先生は、新任のリーダーに指導されています。「新しい人も、交代する人も、全部、新しい使命であり、任務であると思って、張り切って戦っていきなさい。一切が、仏になるための仏道修行である。新しく戦っていく人も、若々しく、断じて勝利して、仏になっていくんだ」
西方 私自身も今、男子部から一切の勝利を開くため、任命をいただいてから「初めの3カ月が勝負」との気概
原田 先生はまた、次のようにも語られています。「すべての人が元気になり、幸福になり、勝利していく。そのための人事である。学会は、たゆまずに人材を育成していくのである」と。その意味でも、役職を交代する人も、新しい決意で今まで以上に戦っていくことが大切です。
長谷川 新任の方には当然として、交代する人にもこれまでの健闘をたたえ、励ましを送っていきたいと思います。
原田 先生は「役職というのは、自分の境涯
「必ず蘇生できる」
長谷川 台風19号があまりにも大きな被害をもたらしています。引き続き、学会本部としても各地と連携
原田 人生の途上では、予期せぬ大きな試練に直面することがあります。そのような苦闘の渦中
永石 このことを私たちは、何度も先生から教えていただいています。
原田 60年前の1959年9月、愛知、三重県を中心に伊勢湾台風が大規模な被害をもたらしました。池田先生は当時、学会の総務という立場で現地に足を運ばれ、被災した同志に全魂
西方 その時のことは『新・人間革命』2巻「錬磨
長谷川 そして「家が壊され、家財が流されても、信心が壊
原田 先日、私も神奈川、栃木、また、福島には永石婦人部長たちと共に訪問し、被災された方々のお宅に伺いました。私たちも改めて、日蓮仏法の魂
病に打ち勝つ信心
永石 各地を訪問させていただく中、ご家族や、中には自身が闘病中の方にも出会います。皆さん、信仰を根本に病魔
大串 そうした方々のためにも、「大白蓮華」の連載「世界を照らす太陽の仏法」では、9月号から「健康の世紀へ 福徳
永石 御聖訓
長谷川 病気自体は生老病死の一つであり、誰もが通ることです。しかし、「病気」と「病魔
原田 先生は「病
長谷川 家族の誰かが病
永石 幼いお子さんが病気になった場合、自分では祈れないこともあります。また、大人であっても、入院中や闘病中は、勤行・唱題することが現実的に難しい時もあります。その上で、「家族や同志の師子吼
大串 私も、一家で団結して病気に立ち向かうご家族の麗
原田 妙法は生老病死という人生の苦を根本的に解決する道を示しています。学会は、この法を弘
(2019.10.21. 聖教新聞)
<79> 「桜梅桃李」の勝利劇を!
出席者:原田会長、伊藤社会部長、、田代社会部女性部長、志賀青年部長、大串女子部長
原田 過日
志賀 青年部も、各地で「かたし隊」を結成し、復旧に汗を流しています。
原田 21日付の「新時代を築く」の中で、池田先生は、「打ち続く豪雨災害で筆舌
「信心即生活」の姿
田代 社会部は、きょう24日に「部の日」を迎えます。19日には記念の大会を開催し、先生から心温まるメッセージを頂戴し、新たな決意で出発をしました。
原田 それぞれ製薬会社と航空会社に勤務し、広布の第一線でも活躍する壮年部と女子部の方の体験も感動的だったと伺いました。まさに「職場の勝利者に!」との学会伝統の指導を実践されている方々です。
伊藤 社会部の皆さんが語る実証の体験≠ヘ即
原田 大変に好評で、多くの友人も参加し、感動を呼んでいるそうですね。
伊藤 はい。その理由の一つが、「自分が変われば環境は変わる!」という、依正不二
田代 日頃の活動での薫陶
伊藤 その体験は決して華
田代 また、先生が「発刊に寄せて」をつづってくださった、社会部の指導集『社会で光る――「桜梅桃李
志賀 社会部の方だけでなく、働く全ての人の糧
大串 先生は、「御
志賀 当然、楽な仕事はありません。しかし、「信頼できる人に、よく相談をする」「自分一人で抱え込まない」「単調で地味に見える基本を、着実に身につける」「人が嫌がる仕事こそ、人間が磨
伊藤 昨年発表された、社会部の新スローガンは、「不屈
原田 社会部の皆さんはどうか、日々の誓願
田代 社会部の中でも今、女性の活躍は目覚ましいものがあります。大手銀行の支社長や、業界最大手の1部上場企業の執行役員も誕生しています。
原田 「励ましのスクラム」である社会部の一つの実証ですね。本当にうれしいことです。
田代 また、「働き方改革」などが進む変化の時代において、苦労をされている方も大勢
伊藤 「発刊に寄せて」の中で先生は、「私たちの生命は、どこまでも自分らしく伸びやかに、そして粘り強く、時を待ち、時を創
原田 間もなく、社会部のグループ総会も始まります。皆が「わが職場こそ、人間革命のドラマの本舞台」と定め、自身にしか果たせない使命があることを確信し、不屈
安易に返信しない
大串 最近、新手
志賀 「お荷物のお届けにあがりましたが不在の為
原田 身に覚えのないメールには、安易
(2019.10.24. 聖教新聞)
<80> 勇気・感謝・誠実の対話を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
大串 いよいよ「創立の月」11月を迎えます。
原田 先生は「『創立の月』とは、新しい歴史を創
長谷川 今、全国の皆さんが自身の拡大の新記録≠断じて達成しようと、対話拡大に走ってくださっています。
西方 男子部も各地で、多くの新しいメンバーが広布の使命に目覚め、立ち上がっています。
原田 御書には「題目を唱うる人・如来
長谷川 世界聖教会館の完成を祝賀する聖教新聞の拡大も、さらに勢いを増しています。
永石 ある婦人部の方は紙面の魅力を伝えるには、見てもらうのが一番≠ニ、相手に合わせた記事を準備し、友人のもとへ。新たに購読してくれる友人も次々に増え、「もともと話すことが苦手な私ですが、唱題と切り抜き≠ェあれば大丈夫!」と拡大に挑戦しています。
原田 聖教を通して、友人に元気になってもらいたい∞仏法への理解を深め、人生を豊かにしてほしい≠ニ、相手のことを真剣に祈る時、知恵は必ずわいてくるということですね。
西方 私はかつて、未入会の親戚に聖教を購読してもらったことがあります。その方は聖教を通して学会理解を深め、2年後に晴れて入会。今では副白ゆり長として、地域の学会の方と共に、聖教拡大に、折伏に励んでいます。
永石 多くの識者も聖教へ共感を寄せてくださっています。VOD「人間の機関紙・聖教新聞」に出演されている芥川賞作家の柳美里
原田 世界の機関紙誌も信頼を広げています。南米アルゼンチンSGIの「アルゼンチン・セイキョウ」は2016年12月に、創刊50周年を記念し、アルゼンチン新聞協会から顕彰
長谷川 同協会は、平和の文化を促進してきた功績をたたえて池田先生に顕彰状を贈られたこともありますね。
原田 これからも、聖教の魅力を語り、多くの方に学会の人間主義の思想、自他共の幸福を願う生き方の尊さを伝えていきたい。
真心は必ず通じる
永石 聖教の拡大とともに、創立の月へ向け、青年部が折伏
西方 いつも応援をいただき、ありがとうございます。池田先生はかつて「創価学会は、永遠に『折伏
大串 「勇気」は「たとえ相手が信心しなくても、勇気をもって語っておけば、その人の生命の大地には仏種が植えられる。それは、いつか必ず花開く時が来るのだ」と。
西方 「感謝」については「仏法を教えてくれた学会と師匠と同志への報恩感謝を忘れない人生は、深く、美しく、そして強い」。
大串 そして「誠実」は「相手を思いやる真剣な心が、友の心に響き、友の心を変えるのだ」と指導されています。
長谷川 先生は「仏法対話は、万人が幸福となる種を植える行動である。ゆえに、臆
原田 「11・18」は目前です。私たちが語れば語るほど、地域に社会に幸の輪が広がっていくことは間違いありません。最後まで「自分らしく戦い切った」という勝利の姿で、創立の月を勝ち飾っていきましょう。
気温の変化に注意
永石 一日の寒暖差が大きい季節になってきました。家を出る前に気温の変化を天気予報などで確認し、場合によっては1枚羽織るものを持ち歩くよう心掛けることも大切ですね。
長谷川 さらに、この時期は感染症の予防にも努めていきたいと思います。今年は特に、インフルエンザの流行が例年に比べ早いと報道されています。
永石 予防には、ワクチンの接種が有効です。感染しにくくなり、かかったとしても重症化を防ぐことができるそうです。その上で、日常生活の中でも予防対策に努めていきたいと思います。十分に休養することや、バランスのいい栄養摂取も心掛けましょう。
大串 厚生労働省では、咳
長谷川 また、外出後などの手洗いが大切です。せっけんを使い、指の間や手首を洗うことも奨励されています。洗い終えたら十分に水で流し、清潔なタオルで拭き取ってください。
原田 学会の永遠の指針
(2019.10.28. 聖教新聞)