青春の鍛えは一生の宝に |
<11> 青春の鍛えは一生の宝に
出席者:原田会長、永石婦人部長、西方男子部長、中原男子部大学校事務局長、大串女子部長、山口白蓮グループ委員長
永石 全国の同志が「今こそ、新時代の二月闘争を!」と拡大に取り組んでいます。中でも新たに立ち上がった青年部の皆さんの活躍が目覚ましいですね。
原田 池田先生は5日付の「心に御書を」で「今日蓮等
中原 「創価の道を最高の同志と恐れなく!」との先生の呼び掛けに呼応
大串 白蓮
山口 先生が全て見守ってくださっている。これほどの喜びはありません。
原田 青年が拡大の先駆
西方 「人材育成の要諦
原田 壮年、婦人も各地で青年部の勝利と成長のためと、応援してくださっています。心を合わせて拡大にまい進していきたい。
具体的な目標掲げ
西方 男子部大学校では会合中心≠フ活動から、自宅や会館で共に勤行・唱題を行う「家勤
中原 一人一人の課題や夢に合わせて具体的な目標を決め「何のために」「何をするか」を明確にするよう対話しています。先輩たちが丁寧に関わる中で納得が生まれ、友人への折伏
原田 大事なことです。先生は、かつて青年に「悔いなき歴史を創
中原 大学校生と懇談すると、関わってくれる同志の存在によって、大きく成長していることを感じます。今回、大学校を卒業する2期生からも多くのドラマが生まれています。
西方 島根県の山間地域で奮闘するメンバーは、1期生だった育成責任者と共に、活動に挑戦してきました。自らの就職に悩む中、折伏
中原 入会した友人も3期生として入校を決意。今、彼らはそろって座談会や活動に参加しています。その生き生きとした姿は過疎化、高齢化が進む地域にあって、希望の存在として光っています。
永石 今、若者の孤立化が各国に広がっています。ローマ・ラ・サピエンツァ大学のツーツィー・グラツィア博士は、青年に「希望」を伝えることが大切であるとし、創価学会が「多くの人々に正しい生き方を示してきたという事実」や「どうすれば良き市民として社会に貢献できるかを教えて」いることを高く評価しています。
原田 人間関係が希薄
西方 男子部は、2月を「正義の大拡大月間」とし、折伏
共に祈り、行動を
永石 白蓮
山口 はい。先日参加させていただいた北海道の入卒式では、新規のメンバーがはつらつと決意を述べる様子が爽やかでした。皆が自分らしく仏法を語り、新たな挑戦を決意する姿に大きな触発を受けました。
大串 リーダー率先の対話も光っています。先生が指揮を執られた「二月闘争」の舞台である東京・大田総区の班長は「白蓮
山口 白蓮
永石 真っすぐに信心に励む身近な先輩の存在は、何よりも心強いですね。
大串 白蓮
永石 先生は「『私は、一緒に悩み、祈ってくれたあの人のことを、生涯
原田 共に祈り、共に行動する。そして「自分よりも立派な人材に」と願い、励ましを送る。この伝統を青年部の皆さんは受け継ぎ、さらなる人材の大城を築いていただきたい。
(2020. 2.17. 聖教新聞)
<12> 具体的な対策で感染を防止
出席者:原田会長、永石婦人部長、酒井ドクター部長、石川女性ドクター部長、志賀青年部長
原田 新型コロナウイルス感染症について、政府の専門家会議は16日、「感染の早期」であり、「今後は国内での感染状況がさらに進行していくことが考えられる」と発表しました。
永石 病状については、非常に軽症で、ほとんど症状がない方から、重症な肺炎を起こす方まで幅広くいるといわれています。流行を防ぐためにも、一人一人が意識を高くもって臨んでいくことが大切ですね。
原田 そこで、感染症対策の基本を、ドクター部の皆さんと一緒に確認したいと思います。
酒井 はい。まずは「手洗い」です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前など、小まめに実践していきましょう。その際、爪は短く切っておくのが望ましいです。せっけんは「@手のひら」「A手の甲
石川 アルコール消毒も効果があります。
永石 また、「咳
酒井 そうです。周囲に飛び散らないよう、「口元をおさえる」のがマナーですが、手でおさえるとウイルスが手に付着し、その手で周りのものに触れると、ウイルスの感染を広げることになりかねません。マスクがない時は、ティッシュやハンカチで口や鼻を覆い、とっさの時は、袖口で覆うようにしましょう。
石川 マスクについては隙間がないよう、鼻まで覆うことが大切です。もしもマスクがない場合は、ガーゼやタオル等を代用品にすることもできます。インターネット等で、その作り方を見ることもできます。
「4日以上」は相談
酒井 厚労省は17日、全ての都道府県に設置されている相談センターへの相談・受診の目安を発表しました。まず、相談・受診の前に心掛けておきたいのは、発熱等の風邪症状が見られた場合、「学校や会社を休み、外出を控える」ならびに「毎日、体温を測定して記録しておく」です。
石川 もしも、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合、強いだるさ(倦怠感
酒井 また、高齢者、糖尿病・心不全・呼吸器疾患
石川 妊婦の方も念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに相談センターに連絡することが推奨
酒井 なお、現時点では、新型コロナウイルス感染症ではない病気の方が圧倒的に多いため、インフルエンザ等の心配がある時は、通常と同様に身近な医療機関を受診してください。ともあれ、正確な情報をもとに、冷静に行動していただければと思います。
変毒為薬の実証を
原田 専門家会議は対策の一つとして、テレワークや時差出勤を推奨
志賀 そこで学会としても、会員の方々の安全と安心を最優先する観点から、当面、会館での会合は行わないことになりました。また、支部や地区などでの集まっての会合も行わないことになっています。
永石 会合は行いませんが、各人が目標を決めて、題目をあげることはできます。事前に連絡を取り、お互いの体調を確認した上で、訪問・激励をすることもできます。電話・メール・手紙等で励ましを送ることもできます。ある婦人部の先輩は、「かねてから気に掛けていた方や、普段なかなか会えない方の所へ伺うことができます」と語っていました。
志賀 悩んでいる友人との仏法対話にじっくりと励んでいくこともできます。
原田 いまだかつてない状況ではありますが、御書には「大悪
志賀 御書を徹底して研さんするチャンスであり、小説『人間革命』『新・人間革命』を読み深める好機
永石 池田先生は、「すべてを前進の活力に変え、希望につなげていくのが仏法なんです」「災害に遭ったならば、さあ、今が正念場だ。負けるものか。変毒為薬
原田 「どんな時も、未来へ、未来へと、希望を燃やし、力強く前進していくならば、それ自体が人生の勝利なんです。信心の証明なんです」(同)とも記
志賀 なお、新型コロナウイルスに便乗
(2020. 2.20. 聖教新聞)
<13> 自他共の幸福開く真心の対話
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
永石 「二月闘争」から「3・16」へ、一日一日が勝利のリズムを刻む大切な時です。
長谷川 強盛
原田 私も同志のお宅を訪問させていただいています。日頃の功労に、心からの感謝をお伝えするとともに、ますます健康で、ご活躍をと、お話ししています。お会いした方は「私たちも、私たちの立場で地域に励ましを送っていきます」と決意されていました。
永石 婦人部の方々とお会いすると、純真
西方 私がお会いした男子部員も、皆が何としても弘教
大串 女子部のメンバーも、職場で実証を示しながら、友人に弘教
西方 小説『新・人間革命』には山本会長が過密なスケジュールの合間を縫って個人指導に徹する姿が幾度も描
原田 第27巻「正義」の章では、三重を訪問した際、地域のリーダーのもとへ足を運ぶシーンがつづられています。その中で、同行した幹部に次のように語ります。「寸暇
長谷川 会合と個人指導の比率を2対8に≠ニの指針もあります。今がそれを実践する機会とも考えられます。
永石 訪問・激励を実践する上では相手の方へのこまやかな配慮が必要です。
原田 事前に連絡を入れて、先方の状況、特に健康状態を確認した上で訪問することが大切です。今は手洗い、うがい、アルコール消毒、せきエチケットなど、ウイルス感染予防の対策をしっかりとっておかねばなりません。
長谷川 その通りですね。先生は「訪問する際には、事前に連絡をして伺うなどのマナーも、当然、心掛けなければならないし、玄関先で会話をすませるなどの配慮も大切である」(同23巻「勇気」の章)とつづられています。
永石 また、電話などを使って、励ますこともできます。こういう時こそ、知恵を出して工夫していきたいですね。
原田 大変な時であればあるほど、地に足を着けて、一人一人をいかに励まし、希望と勇気を送っていくか。その基本に徹することが大事です。
寄り添い同苦する
長谷川 御書には「一切衆生
大串 仏法対話にも当てはまると思います。今、友人の方々が共感するのは、多くの学会員が、友の抱える不安、仕事や人間関係の悩みなどに耳を傾け、自分のことのように寄り添っているからだと思います。
西方 私も友人との対話では、まず相手の話をよく聞き、その上で、自身の体験や仏法の法理を語り、勇気を送ることを心掛けています。
原田 友の幸福と成長を祈り、寄り添い、語り抜く中で私たち自身の境涯
高まる共感と期待
大串 去る1月26日、SGIは発足から45周年を迎えました。
原田 この間、池田先生の死身弘法
大串 聖教電子版にも世界203カ国・地域からアクセスがあるそうですね。時代が、世界が、創価の人間主義の哲学を求めていることを強く感じます。
原田 世界宗教として発展する創価学会への共感と期待は、いっそう高まっています。私がお会いする一級の識者の方々も一段と池田先生の平和思想に理解を深め、学会が日本の柱として大きな存在感をもっていることに注目しています。
西方 同志社大学大学院神学研究科で学んだ作家の佐藤優氏は近著
長谷川 佐藤氏は、確固たる宗教観、歴史観の上で、創価学会の運動を高く評価しています。非常に、説得力のある論説です。
永石 米・モアハウス大学キング国際チャペルのカーター所長が著
西方 カーター所長はつづっています。「私は、半世紀以上前にキング牧師を、三十年以上前にガンジーを、わが師と定めました。しかし池田会長の偉業を知った時、三番目の世界的な師匠に出会ったと叫びたい気持ちになりました」「池田会長のお手伝いをしたいと願っています」と。
原田 分断や対立が深刻化する現代世界において、創価の人間主義の哲学は、宗教や思想を超えて人々を結び、共生の社会を築く希望の光源
(2020. 2.24. 聖教新聞)
<14> 「研さん・熟読」が師弟共戦の力に
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀青年部長、大串女子部長
大串 小説『新・人間革命』第30巻<下>のワイド文庫が、先日発売されました。これで、『新・人間革命』は、ワイド文庫としても完結しました。
志賀 同巻には、「暁鐘
長谷川 学会の精神の正史
永石 「あとがき」の中で先生は、「小説『新・人間革命』の完結を新しい出発として、創価の同志が『山本伸一』として立ち、友の幸福のために走り、間断
原田 株式会社トーハン代表取締役副社長の川上浩明氏は、「『新・人間革命』は堂々のフィナーレを迎えられましたが、物語は読者の胸に刻まれ、続きは読者自身の人生の中で紡
永石 ウズベキスタンの元文化・スポーツ大臣であるトゥルスナリ・クジーエフ氏は、「池田先生が半世紀にわたって執筆
長谷川 インド・創価池田女子大学議長のセトゥ・クマナン氏は、「小説『新・人間革命』には、世界中の若者たちを啓発
永石 先日の「声」の欄には、会合のないこの時に、御書や小説『新・人間革命』をしっかりと研さんしていきたいとの決意が掲載されていましたね。
原田 「聖教電子版」や「世界広布の大道 小説『新・人間革命』に学ぶ」などを活用している人も多くいます。思う存分に唱題し、大いに研さんに励みながら、価値ある一日一日を送っていきましょう。
長谷川 御書に「わざはひも転
原田 第30巻<下>の中でも、「災
22世紀を照らす人
志賀 3月は「未来部希望月間」です。入学・卒業、進学・進級を控える大事な時期です。こういう状況ですので、細かい配慮をしながら、宝
大串 「少年少女きぼう新聞」の連載「春夏秋冬ほがらかに」の3月号の中で先生は、「学会の『人間革命』の運動は、平和を願う人々から、かけがえのない世界市民の連帯として注目され、期待されています。その後
原田 学会創立100周年のその先を開くのは、今の少年少女部員です。未来部員を励まし、育
志賀 「未来ジャーナル」の連載「誓いの明日
原田 「冬は必ず春となる」(御書1253ページ)です。人々の新たな春≠開くため、私たちは友に励ましの声を届け、不屈
火災を起こさない
大串 3月1日から7日までは、春の「全国火災予防運動」の期間です。
長谷川 火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防の取り組みを学び、発生を防ぐことを目的にしたものです。
永石 住宅火災を防ぐためには、「3つの習慣・4つの対策」が大切だと言われますね。
志賀 ええ。「寝たばこをしない」「ストーブは燃えやすいものから離れた位置で使用」「ガスこんろなどのそばを離れる時は必ず火を消す」――これが「3つの習慣」です。
原田 「住宅用火災警報器の設置」「寝具、衣類、カーテンからの火災を防ぐために防炎品を使用」「住宅用消火器等の設置」「お年寄りや身体の不自由な人を守るための隣近所の協力体制」――これが「4つの対策」です。無事故で充実した日々を送るためにも、一切の油断を排し、万全の備えをしていきましょう。
(2020. 2.27. 聖教新聞)
<15> 誓願の祈りで不屈の挑戦を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀青年部長、大串女子部長
長谷川 新型コロナウイルスの感染被害が広がっています。2月24日には、政府の専門家会議が「これから1〜2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」と、見解を示しました。
志賀 同会議は「これから取るべき対策の最大の目標は、感染の拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡数を減らすこと」とも述べています。
永石 一般的な感染の仕方は、くしゃみ、咳
大串 大事なのは一人一人の注意と対策ですね。具体的な感染症対策については、2月21日付の聖教新聞「医療」のページでも詳しく紹介されていましたね。
長谷川 石けんやアルコール消毒液などを使用した「手洗い」や「咳
原田 25日には新型肺炎の流行抑制
志賀 そして、国民・企業・社会に対しては、正確な情報提供、手洗い・咳
大串 26日には、多数が集まる全国的なスポーツ・文化イベントについては大規模な感染リスクがあるとして「今後2週間は、中止、延期、規模縮小等の対応を要請する」と発表しました。
志賀 この要請を受けて、コンサートやスポーツイベントなどの中止・延期が相次いでいます。
大串 さらに27日に首相は「多くの子どもたちや教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える」として、3月2日から春休みに入るまで、全国の小・中学校、高校や特別支援学校を臨時休校にするよう要請すると発表しました。
「抜苦与楽」の実践
志賀 こうした政府等の対応の方針転換を踏まえ、学会として2月28日に以下の決定をし、会員の皆さんにお伝えさせていただきました。まず「会合」についてです。これまで「当面、3月中旬まで中止」としていましたが「3月末」まで延長されました。この期間、会館での会合は行わず、支部や地区をはじめ少人数での会合も行いません。
長谷川 これに伴って、3月中旬以降に予定していた以下の会合も中止になります。
@15日(日)を中心とする「未来部の日」の諸行事
A3月度の「座談会」
B20日(金・祝)を中心とする会館での「春季彼岸勤行法要」
また、「誓願
原田 次に「訪問・激励
永石 直接会うことはできませんが、電話や手紙、ラインなどのSNSを活用することはできます。婦人部のリーダーは電話を中心にした激励
長谷川 大切なことは、相手に寄り添う姿勢ですね。地域の功労者の方やご病気の方に電話で激励させていただく機会があります。その場合、まず、相手のお話に耳を傾けることを心掛けています。そのことで、今、抱えている悩みなどを語ってくださり、対話がいっそう深まることを実感しています。
原田 私も、電話や手紙を使って励ましと御礼
永石 日々の聖教新聞でも、池田先生の温かな指導に触れることができます。
原田 1日付の「四季の励まし」では「たとえ会えなくても、電話の一言で、目の前の壁が破れることもある。一通の置き手紙が、その人の人生を変える場合だってある。相手の言うことに、じっと耳を傾ける。じっくりと話を聞いてあげる。それだけで、スッキリする。心が軽くなる場合が多い。聞いてあげること自体が、仏法で説く慈悲の実践、『抜苦与楽
永石 今、婦人部は各地で、これまでにない題目をあげ、新型コロナウイルスによる感染被害の一日も早い終息を真剣に祈っています。また、宿命と戦う同志や入会を希望している友の幸福を祈っています。
原田 池田先生はかつてこう指導されています。「人生も社会も、激しい変化の連続だ」「しかし、すべては未来の勝利の因と確信し、一日また一日、『人間革命の黄金の日記』を、心晴れ晴れと綴
壮年部結成記念日
長谷川 こうした中、3月5日に結成記念日を迎えるのが壮年部です。
原田 大変な時だからこそ「黄金柱」の使命は大きい。今こそ地域の、職場の、一家の柱として雄々
長谷川 先生は、壮年部への指針として「漠然
原田 私たちは、社会の安穏
(2020. 3. 2. 聖教新聞)
<16> 逆境も希望へと転ずる信心
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
大串 先日、フィリピンの名門学府である国立・中央ミンダナオ大学から池田先生に「名誉教育経営学博士号」が授与されました。
永石 同大学のデリヘ学長は、先生の平和・文化・教育の分野における世界的な貢献をたたえています。創価の人間主義の思想と行動に大きな期待が寄せられていることを強く感じます。
長谷川 また、ブラジルSGIのイケダヒューマニズム交響楽団は、サンパウロ市立劇場で行われた「天皇陛下誕生日祝賀会」で、記念演奏を行いました。これは、同イベントを主催した、ブラジルの日系団体の要請によるもので、現地のSGIメンバーが社会で信頼を勝ち得ていることを象徴しています。
西方 私も、動画を見ました。演奏の様子は、NHKでも紹介されていましたね。
大串 聖教新聞を開くとこうした海外の同志のはつらつとした活躍の姿に出会えます。希望に満ちた笑顔に元気が湧いてきます。
原田 各地の同志は良き市民たれ≠ニの先生の指針
日蓮仏法は常彼岸
西方 間もなく「春分の日」です。学会として例年、この日を中心に「春季彼岸勤行法要」を行っていますが、先日発表された通り、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本年は中止となりました。各ご家庭で行うことになります。
長谷川 現在、各地の墓地公園、納骨堂でも感染防止のため、当面の間、礼拝
原田 今年はやむを得ず、こうした形になりましたが、いずれにせよ広布に進む家族、同志の勤行・唱題は御聖訓
永石 日本では春分と秋分の前後を「彼岸
長谷川 御書に「彼岸
原田 私たちは毎日の勤行・唱題で、先祖への追善
永石 御書には、「今
長谷川 つまり、「回向
原田 その上で、学会は「随方毘尼
西方 なお、日顕宗
原田 私たちは大聖人の仰
真心込めた声掛け
大串 3月11日で、東日本大震災から9年を迎えます。
原田 犠牲者の方々に懇
長谷川 東北の皆さまは、本当によく頑張っておられます。今日まで、筆舌に尽くせぬご苦労があったことと思います。不撓不屈
永石 あの大震災から半年後の2011年9月1日、池田先生は小説『新・人間革命』「福光」の章の連載を開始されます(第25巻所収)。師の励ましに東北の皆さんが、どれだけ奮い立たれたことでしょうか。
西方 同章には「唱題によって、大生命力が、わが身に満ちあふれるならば、何があっても負けずに、どんな事態をも、悠々と乗り越えていくことができる。したがって、われら創価の同志には、克服できない苦境など絶対にない」とつづられています。
永石 東北の同志の方々は先生の指導の通り、唱題を根本に復興へと力強く歩んでこられました。その姿に、苦難に直面した時こそ、ひたむきな信心の実践が大切であると教えていただきました。また、震災を機に防災・減災、自助・共助の考え方が広まり、防災会議への女性参画の増加など、防災意識が高まりました。
長谷川 次元は違いますが、日本社会は新型コロナウイルスの感染で、先行きが見通せない状況です。こんな時だからこそ、朗々
永石 今、私たちにできることは、会員同志のみならず、地域の方々、友人等に電話でも、LINEでも「お元気ですか」「ご家族はいかがですか」と真心込めた声掛けを行うことではないでしょうか。
原田 先生は3日付の「新時代を築く」で「我らには、どんな逆境も、変毒為薬
(2020. 3. 9. 聖教新聞)
<17> 知恵と慈悲で自分発の挑戦を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
大串 3日付の「新時代を築く」の中で、池田先生が教えてくださったことがあります。それは戦時下、牧口先生が「はがき」を通し、折伏
西方 牧口先生は、「大誠実の文面で、信心は最大最善の人生の法則≠ナあり、生命の安全地帯≠ナある。共々に素晴らしい人生を生きていこうよと、学会への入会を力強く勧められた」のです。
大串 それから18年、相手の方は入会されます。いかなる時も、一人を大切にし、創意工夫して仏縁
「絆」を強め広げた
原田 2002年から03年頃にかけて、世界各地で新型肺炎(SARS)が猛威を振るいました。この時、大勢の人が集まる会合を長い期間、開くことができなかった香港、台湾などのSGIメンバーは、皆で工夫し、電話等で連携を取り合いながら、同志や友人に希望を広げていきました。
永石 「名字の言」(2月21日付、3月1日付)でも紹介されていましたね。各家庭では、「1・2・3運動」を実践したそうです。「1」は、1日に「1時間」以上の唱題。「2」は、1日に「20分」以上の御書の拝読
原田 そして「3」は、1日に「3人」以上の友を電話で励ましていくことです。SARSの影響で、多くの方が外出を控えていたため、これまでなかなか連絡を取ることができなかったメンバーや友人と心を通わせ、じっくりと電話で語り合うことができたそうです。そのおかげで、これまで以上に絆
永石 子どもに、しっかり勤行を教えることができたとの声もありましたね。
長谷川 6日付の聖教新聞では「親子で学ぶ創価の心」と題し、宝
原田 先生は、「わが同志は、あらゆる苦境
長谷川 また、「苦労した分、自分が強くなる。大きくなる。深い人生を歩んでいける。苦労は全部、宝
原田 この時、香港にある創価幼稚園は、2カ月近くも休園を余儀なくされました。しかし、同園の教員の方々は、園児のことを深く思ってくださる池田先生のお心を体
大串 小説『新・人間革命』第23巻「未来」の章に、その時の教員の方々の奮闘の姿が記されていますね。
永石 ビデオCDには、物語の読み聞かせや、図工、歌、体操、英語、中国語の学習指導があり、まるで幼稚園に通っているような環境が整備されました。
大串 さらにビデオCDでは、教員の一人一人がカメラに向かって手を振り、子どもたちに語り掛けるシーンもありました。
西方 この試みは大変に好評で、何度も何度も見て、学習に励む子どもが多くいたそうです。また、こうした幼稚園の対応は香港社会でも評判で、新聞にも大きく取り上げられました。
VOD番組を送付
原田 「知恵と慈悲
長谷川 1日に3人、電話で励ましを送る方や、社会の安穏
永石 ある県の婦人部リーダーは、学会のYouTube公式チャンネルで公開されている「VOD番組」を、LINEでメンバーや友人に送信し、励ましを届けています。
長谷川 特に、「体験」を取り上げた番組は、大きな共感が寄せられ、心から喜ばれていますね。中には、入会を決意した方もいると聞きました。
西方 男子部でも先日、初めての試みとして、YouTubeの生配信を利用した「御書講義」を実施しました。
原田 全国で非常に多くの友が視聴し、「学会の新たな歴史を開く挑戦」と大好評でしたね。
西方 間もなく広宣流布の誓願
原田 今、日本だけでなく世界中の友が、新型コロナウイルスの感染拡大と戦っています。こういう時だからこそ、私たちは、いや増して強盛
(2020. 3.12. 聖教新聞)
<18> 有意義で価値的な日々を!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
長谷川 新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。学会としても、20日付の聖教新聞で伝えられた通り、4月19日まで「会合中止」「会館閉館」及び「訪問・激励
西方 4月5・6日に予定されていた「教学の日」の部別御書講義については、今回のみ森中教学部長の講義をSOKAnetで視聴できるようになります。12日の「未来部の日」を中心に予定されていた「創価ファミリー勤行会」も中止となります。
長谷川 広宣流布大誓堂
西方 感染拡大の終息へ今、専門家や医療従事者の方々をはじめ、皆が力を合わせて対応しています。公明党も政府に先駆けて1月27日に対策本部を設置。各種団体からのヒアリングも実施し、それらを踏まえて3回の緊急提言を政府に申し入れました。
原田 政府の「専門家会議」は、専門家の知見と根拠
西方 今月10日発表の緊急対応策第2弾などの政府の施策
永石 臨時休校で、子どもの世話のために仕事を休んだ保護者に向け、休業補償の申請受け付けも3月18日に始まりました。これについて、公明党はフリーランスや非正規労働者の方も支援できるよう、政府に提言し、実現させています。
長谷川 新たな経済政策についても山口代表は「さまざまな意見を聞き、今一番、傷んでいるところ、困っているところに、しっかり手が行き届くような対策を公明党として考えていきたい」「インパクトのある効果的な対策をまとめ上げたい」と力説しています。
原田 公明党には人々の健康、暮らしを守るため、大きく手を打ち、どんどん政策を実現してほしい。こんな時だからこそ、ネットワーク政党の本領発揮がいっそう求められています。
動画サイトが好評
永石 こうした大変な状況にあっても、日々、聖教新聞を届けてくださる「無冠
原田 池田先生は3日付の「新時代を築く」で「何があろうと決然と昇
長谷川 先生は苦境に立つ友に相次いで、真心から励ましを送られています。
原田 11日付の随筆では「我
大串 また、「若き地涌
西方 青年部は師匠
大串 女子部では「池田華陽会
永石 自宅で過ごす時間が増えています。ファミリー座談会を開いて、信心継承
原田 このような時に合わせて、学会として、公式YouTubeチャンネルを充実させ、いつでも、どこでも楽しめる番組を配信しています。
永石 親子で楽しめるよう、VODに収録されている「げんきのスイッチ」「仏教ものがたり」も公開されています。とても好評です。
正確な情報で行動
長谷川 一方で、新型ウイルスへの不安に便乗した新手
大串 さまざまな情報がインターネット等に飛び交っていますが、中には、特定の生活必需品が品薄になっている、などの不正確な情報もあります。
原田 政府の発信など正確な情報に基づいた行動を心掛けることが大切です。
西方 学会の組織においても注意が必要です。作成した人が分からない動画等が、人づてに送られてきても、転送しないでください。また、個人や組織で作成した動画等を、LINEなどで拡散しないよう、お願いいたします。それらを不特定多数の人が閲覧できるブログやツイッター、フェイスブック等に投稿しないことも改めて確認しておきたいと思います。
原田 まだ先行きが不透明ですが、だからこそ、信心の炎
(2020. 3.21. 聖教新聞)
<19> 強盛な祈りで価値創造の日々を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長
長谷川 政府は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、緊急事態宣言の対象地域を全国に広げることを決めました。
原田 感染された方の一日も早い回復を祈るとともに、感染によって亡くなられた方々とご遺族に、お悔やみ申し上げます。また、医療従事者の方々の献身
西方 感染防止の観点から、この座談会もオンラインの会議システムを活用して行っていきます。
長谷川 今日4月20日は聖教新聞の創刊記念日です。感染拡大が深刻化する中で、「毎朝届く聖教新聞こそが信心の希望の灯です」との声が、多く寄せられています。
原田 大変な状況の中、聖教新聞の配達に携わる「無冠
永石 配達員の皆さま、本当にありがとうございます。地震から4年の熊本では支部婦人部長が、配達中に毎朝会う、花を手入れされている近隣の方に、先日の日曜日(4月12日)に初めて声を掛け、思い切って聖教新聞をお渡ししたそうです。その方は「四季の励まし」を、その場で読むと、表情がぱっと明るくなり「素晴らしい内容ですね」と。次の日も、改めて「感動しました」と語り、心通う対話ができるようになったそうです。
原田 自身が感動した記事を、他の人にも「伝えたい」という真心が届いたのですね。
永石 会合等の自粛の中で、心が晴れない日々が続いていたそうですが、今回の出来事を通し、「無冠
原田 御書に「陰徳
大切な人≠守る
永石 今、各地では、コロナウイルス感染の一日も早い終息を、世界中の同志と共に祈り抜く日々です。同盟
長谷川 ともかく今は、できる限り「家にいること」です。人と人との接触機会を8割削減すれば2週間程度で感染抑制
西方 学会青年部としても「stayhome(ステイホーム)プロジェクト」を推進しています。ツイッターのアカウント等を活用して、若者が不要不急の外出を控えること≠懸命に呼び掛けています。
大串 正しい情報が賢明
原田 池田先生は2日付の「新時代を築く」に「創価の青年たちが、目に見えないウイルスとの戦いに、鋭
庶民の「声」を形に
長谷川 日本経済も深刻な打撃を受け、外出自粛に伴う売り上げの急減など、多くの事業者が窮地
西方 公明党の山口代表は15日、安倍首相と会談し、「先が見通せずに困っている国民に励ましと連帯のメッセージを送るべきだ」「国民の苦しみや影響を政治が敏感に受け止めなければならない」と強調。早急に、所得制限なしで国民1人当たり10万円を一律
大串 山口代表の要請にはSNS上でも幅広い人々から「それでこそ公明党」「今こそ庶民の声を形にしてほしい」などの期待の声が、かつてないほど広がりました。一律
西方 山口代表の要請を受け、首相は「全ての国民に一律
大串 今は、国民が結束して危機に立ち向かう時です。所得制限をもうけると給付を受ける人と受けられない人が生まれ、国民を分断しかねません。その意味からも、評価する声が多くあります。
永石 「国民の声が届いて、本当によかった」との喜びを多く聞きます。収入が減り、日々の生活費に困っている人も多くいます。家庭を守っている方、感染リスクを背負いながら医療、販売、物流などの現場で働く方をはじめ、全ての人の苦労と閉塞感に寄り添う給付金として、安心と連帯が広がることと思います。
原田 今、世界は第2次世界大戦以来ともいうべき試練に直面しています。公明党は、国民が求める政策をスピード第一で実行してもらいたい。
西方 中小企業・小規模事業者や個人事業主への支援策も、公明党が次々と提言し、政府の「緊急経済対策」にも、さまざまに盛り込まれています。
原田 公明党には他党にはない「大衆とともに」との、創立者が示された永遠の指針
(2020. 4.20. 聖教新聞)
<20> 今こそ「真心」の声掛けを
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀青年部長、大串女子部長
志賀 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、「不要不急の外出を控える」「人との接触を8割削減する」「3密(密閉空間・密集場所・密接場面)を避ける」など、各地で全力の取り組みが実施されています。
大串 青年部としても、医学者とのオンライン会議を開催し、「若者の意識と行動の変化」などを訴え、「stayhome
原田 そこで今回は、公衆衛生を専門とするドクター部の意見を参考にしながら、「今、私たちができること。すべきこと」を確認したいと思います。
長谷川 まず、専門家が強調しているのは、「正しい情報をもとに行動する」ことです。厚労省の発表によれば、今回のウイルスの致死率は、季節性インフルエンザに比べ、相当程度高いと考えられています。一方、罹患
志賀 先日、感染者の「濃厚接触者」の定義が、「発症の2日前から1メートル以内で15分以上接触した人」などと改められました。自分は無症状感染者かもしれない≠ニの意識を、より強くもつことが求められています。
長谷川 WHO(世界保健機関)は、若者・中年層も重症化するリスクがあるとも指摘しています。こうした事実を知り、聡明
大串 長引く外出自粛による不安を口にされる方も多くいます。
原田 運動不足で、心身に不調をきたす場合もあります。難しい状況の方もいるかもしれませんが、家の中でのラジオ体操など、日々の生活において、可能な範囲で工夫をし、運動不足を解消していきましょう。
バランスよい食事
永石 「人とのつながり」の機会が少なくなって、「精神的な疲労が増えているように感じます」と訴える方もいます。
長谷川 こういう時だからこそ、不安や孤独を一人で抱えず、誰かに相談していけるといいですね。「人とのつながり」の断絶は、できるだけ避けることが望ましいと専門家も述べています。
原田 私たちは、これまで培
長谷川 特に、高齢で1人暮らしの方には、「体調に変化はないか」「困っていることはないか」など、気を配っていきたいですね。今ほど、「励まし」が求められている時はないと痛感します。
永石 また、商店街やスーパーの混雑も問題視されています。買い物には、できる限り、一人で、すいている時に行くよう、心掛けたいと思います。
志賀 ウイルスを防ぐため、免疫力を高めることも強調されています。
原田 一般的に、「栄養バランスのよい食事」「適度な運動」「十分な睡眠」が重要だといわれます。「楽しく笑う」ことも、体内の免疫細胞を活性化させるといわれていますね。
信仰は無限の希望
大串 医療従事者の方々は今、わが身も顧
永石 先日、ある白樺会
「病院では慌ただしい日々が続いていますが、聖教新聞を通じて、池田先生が励ましを送ってくださり、地域の同志からもしっかりと食事は取れている?≠ネどと温かい言葉をいただいています。危険と隣り合わせの恐怖はありますが、一番不安なのは、患者さんとその家族です。家族と面会もできず、患者の方々は孤独を感じています。私たち白樺の使命は、寄り添い、励ましを送ることです。先生・奥さまをはじめ、皆さまの応援と祈りを感じながら働いているので、勇気が湧いてきます。ぶれない心で、創価の看護を実践し続けます」と。
私たちは、慈愛
原田 先生は、病
また、仕事や生活の不安を抱えているかもしれない人に対し、連絡しても忙しいのでは≠ニの遠慮もあるかもしれませんが、配慮をしながら、「希望の灯」をともす「励ましの声」を届けていきましょう。
長谷川 ある方は、遠くに住む親戚に電話をし、近況を確認し合ったそうです。「久しぶりに声を聞けて、元気をもらった」と言われ、電話をして本当に良かったと語っていました。
永石 「返事を待つのが楽しいから」と友人や知人に手紙で近況を伝えている方もいます。多くの同志が智慧
原田 先生は15日付の「心に御書を」で、「相
友に会えないつらさはありますが、私たちは「今こそ正念場
(2020. 4.23. 聖教新聞)