< 座談会 >
広布の翼を天高く
<41> 自身の最高記録への挑戦を!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、西方男子部長、林池田華陽会委員長
西方 池田先生はかつて、青年の限りない成長を期待し、「自分のこれまでの最高記録を、どう更新し、書きあらためるか。その挑()む℃p勢から、勝利と満足の人生が開かれていく」と教えてくださったことがあります。
永石 兵庫をはじめ、神奈川、福岡、愛知、埼玉、そして全国の同志が今、自分史上最高の挑戦≠目標に掲()げ、勇んで友好対話を広げています。
西方 東京のある男子部本部長は、立正安国の戦いに挑み続ける中で、着実に境涯()革命()を成()し遂()げ、夢だった作曲家としての活動の幅を広げています。「今週も兵庫に行って、理解の輪()を広げていきます!」と元気に語っていました。
長谷川 私たちの活動の目的は、広宣流布であり、立正安国です。それは、生命尊厳()の哲理()を基調()として、社会の平和と民衆の幸福を実現することです。
原田 そのために、一切の偏見()を排()し、目の前の一人の幸福を祈り、その仏性を信じて語り抜いていくのです。そこに深い理解と信頼が生まれていきます。
林 先生は、「妙法を胸に、全人類の宿命転換()へ立ち上がった民衆が、いかに崇高()で、いかに偉大な力をもっているか」「我らの武器は、どこまでも誠実な対話であり、勇気の対話である」とつづられています。
原田 そして、「仏法者としての社会的使命に目覚めた、民衆の団結の力で勝つのだ!」と強調されています。私たちには偉大な哲学()があり、偉大な目的があります。「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちい給()うべし」(新1623・全1192)、「異体同心()なれば万事()を成()じ」(新2054・全1463)を命に刻()みながら、どこまでも信心と団結で、いよいよの前進を期していきたい。
情熱と誠意伝える
林 新規のコロナ感染者数が落ち着きを見せはじめ、社会活動の見直しも検討されています。
永石 学会においても、「地区の皆さんと対面で会う機会が増え、元気が出ます」「直接会って語り合うことの大切さを改めて実感しています」などの声が、各地から届いています。
原田 そのように、直接会うリズムが確立されている地区などでは、互いに活動の報告をし、たたえ合う中で、新鮮な息吹()がみなぎっています。
長谷川 私も各地を訪問する際は、一人一人への激励()に、できる限りの時間を割()くよう心掛けています。
原田 「人を動かすのは人だ。心を揺()さぶるのは心だ。直接会う。会って語る。そこに生命の触発()が生まれる」――これが学会の核心()です。感染防止の対策を十分に講()じながら、リーダーの情熱と誠意()をどれだけ伝えられるか。心通()う語らいを重ね、善()のスクラムを大きく広げていきましょう。
小さな声を聴く力
林 来()る参院選に向け、国民の大きな関心事の一つは、「物価高対策」であると各紙が報じています。
長谷川 公明党は、経済の再生・成長と、雇用()・所得の拡大を、参院選の公約の第一に掲()げています。
林 そのために「人への投資()」を抜本的()に強化し、例えばまず、看護師や介護士などの持続的な賃上げを進めるほか、税制支援や補助金の拡充などで企業の賃金()アップを促()していくことを目指しています。
永石 「女性デジタル人材」の育成などの「社会人の学び直し」や、男女の賃金格差の是正()なども、ぜひ進めてもらいたいです。
原田 これまでも公明党は、選挙で公約に掲()げた、軽減税率や最低賃金の引き上げなどを実現してきました。最近も、6月30日から完全実施となるマイナポイント(最大2万円分相当)の付与()を現実にしています。
長谷川 公明党の強みは「聴()く力()」です。今年も国民生活総点検運動などを展開し、4300件を超える声をもとに、政府に対して2回にわたり、物価高から生活を守るための緊急提言を行()ってきました。
原田 その結果、政府・与党で総合緊急対策を決定。ガソリン価格の高騰()を抑()える補助金を引き上げ、自治体の物価高対策を支援するための地方創生()臨時交付金を拡充して、例えば給食費などの値上げ抑止()策が形になっています。また、補正予算を成立させ、今後の不測()の事態()にも備()えています。
西方 ジャーナリストの田原総一朗氏は、全議員が現場に飛び込み、庶民()が悩んでいることを直接聞く公明党の行動を高く評価し、自民党の議員の多くは、きっと(生活者の生()の声を)じかに聞いたことはないだろう≠ニ語り、パートで働いている主婦や非正規労働者の暮らしは大変だと言われてもピンとこないし、実感として感じられないだろう≠ニも述べています。
永石 前厚労相の自民党議員は、連立が始まって22年を超える中で、「公明党の小さな声を聴く力≠自民党は学ばせてもらった。岸田文雄首相も聞く力≠掲()げているが、まさに公明党が昔からモットーとしていることだ。一緒に仕事をする中で、自民党は公明党からいろいろな場面で力をもらっている」と語っています。
西方 一橋大学の中北浩爾教授は、月刊誌「潮」7月号で、「自民党は強みもあれば、先の安全保障の議論のように急加速しかねないような危()うさもあります。そこはしっかりと公明党がブレーキを踏んでもらいたい」と述べ、「福祉の問題については、ともすれば財界や大企業に目が行きがちな自民党に対して、公明党がきちっとアクセルを踏み込むべきです。そうした役割分担がこれからもっと重要になってくると思います」と語っています。
原田 生活の現場の中で埋もれてしまっている声なき声を聞き取り、集約して政治に反映する。これこそ、公明党の真骨頂()です。連立政権の柱()として、さらに活躍していくことを、皆が期待しています。
(2022. 6.16. 聖教新聞)
<42> 強き祈りと行動で勝利の旗を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、志賀青年部長、先崎女子学生部長
永石 「青年・飛躍()の年」も、間もなく折り返し点です。この年間テーマの通り、今、若い世代の活躍が光っています。
志賀 男子部は2万5000の弘教()を達成した勢いのまま、新たに誕生した1万人の大学校生を先頭に、各地で拡大の旋風()を巻き起こしています。限界を打ち破る挑戦の中で、病()を克服()したり、会社で社長賞に選ばれたりと、歓喜()の体験が続々と生まれています。
長谷川 先輩の壮年・女性部の皆さんも、自らの振る舞いを通して、地域の中で友情と信頼の絆()を結び、大きく対話を広げていますね。青年の模範()となる素晴らしい挑戦の姿に頭が下がる思いです。
原田 世界中が混迷の時代だからこそ、私たちは広宣流布、立正安国という大目的を目指して、平和のため、より良き社会建設のために対話と励()ましの連帯を広げています。戸田先生は語られました。「所詮()、『仏法は勝負』であり、本当の仏法は、社会での大闘争の中にある。仏法を現実社会の中で行()じ、人間のため、国のため、世界のために戦ってこそ、真の大聖人門下であり、真の革命児ではないか。それが創価学会だ」と。
先崎 その確固たる信念と目的を胸に、一日一日を悔()いなく戦い切っていきます。私も毎日、目標を掲()げて唱題に励みながら、自身の新記録の対話に挑戦しています。
原田 かつて池田先生は、同じ一生ならば、「よーし、自分は立派に『歴史』をつくってみせる。この一生で、立派に何かを創造()し、残してみせる」と戦った方が偉大であり、幸福であるとスピーチされたことがあります。
長谷川 そして、「ともかく戦い抜いていく。その人の信心こそ、大闘争の連続であられた日蓮大聖人の御生命に感応()しゆくと信ずる。大功徳の人である」と指導されました。学会は、一人一人がこうした強盛()成()信心を貫()いてきたからこそ、一切を勝ち越えてきたのです。
原田 「一生空()しく過()ごして万歳()悔()ゆることなかれ」(新1324・全970)です。最後は信心で必ず勝つ≠ニの強き祈りと行動で、「立正安国の勝利の旗」を堂々と打ち立てていきましょう。
期日前は23日から
長谷川 7月10日投票の参議院議員選挙が、今月22日に公示されます。その翌23日からは「期日前投票」が始まります。
永石 期日前投票は近年、増加傾向にあります。昨年の衆院選では、期日前投票が2000万票を超え、投票総数の3割超でした。「毎日が投票日」という認識が国民に浸透()していますね。
先崎 また、公示日から投票日前日(7月9日)までは、インターネットを活用した選挙運動も可能です。一般有権者がライン、フェイスブック、ツイッターなどのSNSで特定の候補者、政党への投票依頼ができます。
志賀 ただし、電子メールで投票を呼び掛けることはできません。また、投票日当日の投票依頼も禁止されています。
原田 前回の衆院選の調査では、公示後に投票先を決めた人は約7割というデータもあります。公明党は、議員OBや家族も一丸となって豊富な実績を語り抜き、選挙戦を勝ち抜いてもらいたい。
こども家庭庁設置
先崎 今月15日、子ども政策の司令塔()となる「こども家庭庁」設置法が成立しました(来年4月に発足)。併()せて、子どもの権利を保障する「こども基本法」も与野党の賛成多数によって成立。いずれも公明党が強く推進()し、その提案が反映されたものです。
志賀 こども家庭庁は、子どもや子育てに関わる主な部署を関係府省から移管することで縦割り行政の弊害()を打破。子育て支援や貧困()、虐待()、少子化問題など、子ども関連の支援策を一元的に担()います。真に必要な施策()が切れ目なく実施されることを期待したい。
原田 そもそも公明党は、日本の政界における「子育て・教育支援」の元祖≠ナす。今では当たり前となった義務教育の教科書無償()配布や児童手当の創設・拡充もそうです。
永石 また、2006年に策定()した「少子社会トータルプラン」に基づき、出産育児一時金の拡充や幼児教育・保育の無償化、不妊()治療の保険適用拡大なども実現してきました。さらに私立高校授業料や高等教育の無償化も実現し、私の友人も高く評価しています。
先崎 出産育児一時金については17日、政府が大幅な増額を来年度から実施する方針を表明しましたが、これは公明党が今回の参院選の重点政策に掲げていたものですね。
志賀 他にも、参院選のマニフェストには、高校3年生までの医療費無償化、高等教育の給付型奨学金と授業料減免の対象を中間所得世帯まで拡充することなどを盛り込んでいます。ぜひ実現してもらいたい。
長谷川 識者からも、公明党への期待と評価の声が相次いでいます。慶応義塾大学の小林良彰名誉教授は、「子育て・教育支援をしっかりやらないと日本の将来は危()うい。産業競争力を生み出す技術革新と、その源()になる教育に力を入れていくべきだ。『未来への投資』を掲げる公明党が連立政権にいるからこそ力強く推進できると思っている」(公明新聞18日付)と述べています。
永石 また、麗澤()大学の川上和久教授は、「公明党は、生活者の不安≠敏感にキャッチし、それを取り除くという政治の基本に徹している点が高く評価できます。軽減税率や教育無償化、低年金者への加算など、近年実現した数々の公約にそれが表れており、政治に安心感をもたらしています」(同12日付)と語っています。
原田 「大衆とともに」の立党()精神が示されて60年を迎える今こそ、公明党はその原点をどこまでも貫き、幅広い政策や実績を全力で訴え、勝ち抜いてもらいたい。
(2022. 6.20. 聖教新聞)
<43> 総立ちとなって「勇気の声」を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、西方男子部長、林池田華陽会委員長
西方 創価大学の駅伝部が19日に行われた関東地区選考会で3位に輝き、全日本大学駅伝への初出場を決めました! うれしい限りです。
長谷川 同大会は、出雲、箱根と並ぶ「大学三大駅伝」の一つです。これで創大は、今季の三大駅伝の全てに出場することになります。
原田 学会創立の月・11月に伊勢路()を力走する創大生の活躍に思いをはせながら、私たちも師弟の月・7月に向かって疾走()していきたい。
最後まで貫き通す
長谷川 兵庫、神奈川をはじめ、愛知、福岡、埼玉、そして大阪、東京、また全国の友が今、「いよいよはりあげてせむべし」(新1484・全1090)の御聖訓()のままに、地域に社会に、「正義の声」「勇気の声」を広げています。
原田 特に、団地部、地域部、勝利島部、農漁光部の地域本部の同志は、「その国の仏法は貴辺()にまかせたてまつり候()ぞ」(新1953・全1467)との仰()せを胸に、友好と信頼の輪を大拡大しています。
永石 「大白蓮華」6月号の講義「世界を照()らす太陽の仏法」で池田先生は、「日本で、先頭に立って地域広布を進めてきたのが、今月25日に『部の日』を迎える『団地部』の友をはじめ、地域本部の皆さんです」とつづってくださいました。
長谷川 「信心即()生活」「仏法即社会」との指針()を命に刻()み、人々のため、真心の献身()を貫()いてこられた方々の存在()があってこそ、今日の地域広布の発展はあります。
原田 大切なことは、その流れをさらに加速し、一人でも多くの友が、広布の法戦に加()われるよう、リーダーがこまやかな励()ましを送ることです。
林 日蓮大聖人は、「題目を唱()うる人、如来()の使いなり。始中終()すてずして大難()をとおす人、如来の使いなり」(新1616・全1181)と仰()せです。
永石 池田先生は、この御文()を通して、「最後まで貫()き通す。ここに信仰()の真髄()がある。いかなる逆境()にも題目を唱え、正義を語り切る――この人にこそ、仏()の生命が脈()打つ」と指導されています。そのためにも、師匠と共に、学会と共に、同志と共に、進んでいくことが重要です。
原田 広宣流布は、現実社会を平和に導()き、より良くするための闘争()です。一人一人が「自分らしく戦い切った」と人間革命の歴史を刻()んでいくことです。共々に励まし合いながら、総立ちとなって、立正安国の使命の道を走り抜き、民衆の歓喜()の凱歌()をとどろかせていきましょう。
無責任な野党公約
林 昨22日に参院選が公示(7月10日投票)され、本日から「期日前投票」が始まりました。
西方 公明党は、今回の選挙の争点()の一つとなっている「物価高対策」について、どの政党よりも早く行動を起こし、2回にわたって政府に緊急提言を行うなど、具体的な結果を出してきました。また、自民党と政府を説得し、約2.7兆円の補正予算を成立させています。
長谷川 この補正予算の一部を財源とし、ガソリンの元売り会社への補助金を引き上げ、1リットル当たりで210円を超えるところを170円程度の価格に抑()えることができています。
林 さらに、政府が一括()して買い上げている、輸入小麦の価格を9月まで据()え置き、パンやうどんの値上がりを抑制()しています。
永石 加えて、公明党が提案して実現した、1兆円の地方創生()臨時交付金を使って、学校給食費の値上げを抑え、公共料金の負担軽減()を進めている自治体もあります。
西方 そんな中、立憲民主党をはじめとした野党各党は、こぞって消費税率5%への引き下げを今回の選挙の公約に掲()げています。
長谷川 しかし、それでは十数兆円の税収減となります。にもかかわらず、その分をまかなう現実性のある財源は示されずじまいです。この点を多くの識者が厳しく指摘()しています。
原田 そもそも消費税率の引き上げは、民主党政権下()の2012年に、自民党と公明党も加()わった3党合意で成立したものです。その増収分は、基礎年金の国庫負担や、幼児教育・保育の無償化()など、社会保障の安定財源として活用されてきました。
西方 実現可能な財源を示すわけでもなく、選挙目当て≠ナ消費税率の引き下げを叫ぶ無責任さにはあきれるばかりです。
16日付の読売新聞で菊池馨実()・早稲田大学法学学術院教授は、「消費税減税を掲()げた政党も複数あるが、一度下げた税率を戻すことができるのか。その間、消費税収を充()てている年金の国庫負担分などはどうするのか。各党は給付と負担をセットで示してほしい」と鋭()い声をあげています。
永石 公明党はこれまで、2017年の衆院選で公約に掲げた「軽減税率の実施」「私立高校授業料の実質無償化」「待機()児童の解消」をはじめ、2019年参院選の「最低賃金()の引き上げ」、昨年衆院選の「3回目のワクチン無料接種」「マイナポイントの付与()」など、国民に約束してきたことを着実に実現してきました。その政策実現力は群()を抜いています。
原田 麗澤()大学の川上和久教授は「自公政権では、安全保障や経済対策のように国全体をカバーする政策に長()けた自民党と、生活者目線の政策に本領()を発揮()する公明党が互()いに補()い合って、政治を前に進めてきました」と語っています。
林 公明党は今回、「当面はコロナを確実に克服()し、物価高への対応を乗り越え、未来をつくっていきたい」とし、特に、経済の立て直しと成長、持続的な賃上げ、雇用()の拡大、全世代が安心して暮らせる社会保障の構築()などを公約にしています。
原田 連立政権の要()として、公明党は、その豊富な実績と政策を訴え抜き、今回の選挙を断固勝ち抜いてもらいたい。
(2022. 6.23. 聖教新聞)
<44> 広布と立正安国の先駆常勝を
出席者:原田会長、永石女性部長、志賀青年部長、田島学生部長、先ア女子学生部長
原田 先駆()――それは、池田先生が学生部に示された永遠の使命です。6月30日、結成記念日を迎えます。
田島 1957年同日、戸田先生のもとで行われた結成大会の会場に池田先生の姿はありませんでした。北海道の地で、夕張()炭労()の不当な人権弾圧()から学会員を守るために指揮を執()り、奔走()されていたからです。
志賀 またこの日、先生に無実の選挙違反の容疑で大阪府警への出頭命令があり、7月3日に不当逮捕()・勾留()されました。
原田 この「夕張炭労事件」と「大阪事件」はいずれも、学会という新たな民衆勢力の台頭を恐れた権力による迫害()でした。その熾烈()な闘争の渦中()で誕生した学生部の使命は、無名の庶民()を守り、社会変革の潮流()を起こすことにあります。
永石 結成から65年。学生部からは広布と社会のリーダーが陸続と誕生し、日本中、世界中で活躍しています。そして今、「先駆の対話拡大月間」(6月30日まで)を力走していますね。
田島 兵庫、神奈川、愛知、埼玉でも、新たなメンバーが続々と立ち上がっています。福岡では、ユーチューバーとして活躍するグループ長がSNS等でつながった友人など150人以上に対話を広げています。
先ア 神奈川の華陽()リーダーは、女子学生部の仲間と共に、壁を破る対話に勇んで挑戦。その中で今月、仙台国際音楽コンクールの「ヴァイオリン部門」で見事、上位入賞を果たし、信心の実証が光っています。
志賀 日蓮大聖人は「本()より学文()し候()いしことは、仏教をきわめて仏になり、恩()ある人をもたすけんと思う」(新1195・全891)と仰()せです。この御本仏()の御()精神()に連なるのが創価の師弟であり、なかんずく知勇の学生部です。
原田 池田先生は「激動()の乱世()で苦労が多い分、(学生部の)皆さんの使命は深い。父母のため、民衆のため、世界のため、冴()え光る英知を磨()き抜き、正義と平和の指導者に成長してもらいたい」「広宣流布と立正安国の先駆常勝を頼む!」と期待を寄せられています。ますます「行学()の二道」に励()み、次代を開く先駆者として、自身の拡大の歴史を刻()んでください。
希望持てる社会へ
永石 内閣府の調査では、18歳から29歳の若者()世代で、生活に悩みや不安を感じている人が8割を超えているそうです。
原田 若者が希望を持てる社会をつくることは、政治の大きな責務です。未来のためにも、若者の声を真剣に聞き、政治に反映()させていくことが重要です。
志賀 公明党青年委員会はこれまで、ユーストークミーティングや学生懇談会などを全国で実施()。2016年からは政策アンケート「VOICE ACTION」(ボイス・アクション=VA)を行い、若者の声を集めてきました。
先ア 最初のVAで声の多かった「不妊()治療の公費助成」「幼児教育の無償化()」は、公明党がいずれも政策実現を継続的に政府に求め、実現させています。
永石 19年の実施で声の多かった「携帯電話料金の引き下げ」も、公明党が政府に要望し続けたことで、昨年春以降から携帯各社が割安新料金プランを次々と開始するに至()りました。
先ア 今春にもVAを行い、街頭調査やインターネットの特設サイトでの回答総数は23万4000を超えました。
田島 同委員会は今月8日、そうした声を基にまとめた政策提言を岸田首相に提出。「医療や教育などの無償化拡大」「非正規雇用の処遇()改善」「インターネット投票の検討」等、若者政策の強化を訴えました。
原田 首相は「しっかりと受け止める」と応じ、VAについて「若い人たちが政治に関わるきっかけとなり、大変に大きな意味がある」と述べました。
田島 公明党の実績である「返済()不要の給付型奨学金の拡充()」も若者の声から生まれた政策の一つです。おかげで大学進学できた≠ニの喜びの声を多く聞きます。今回の参院選では、中間所得層の多子世帯や理工農系の学生にも対象を拡充する公約を掲げています。
志賀 日本若者協議会の室橋祐貴代代表理事は、「VAで声を集める中で若者が何を求めているかを社会的に可視化()し、実際に政策決定者に伝えて政策として形にしていく政治姿勢は、高く評価したい」(公明新聞21日付)と述べています。
先ア 若者の政治参加を促()す「NO YOUTH NO JAPAN」の能條()桃子代表理事も、「VAに象徴()される公明党の若者向けの運動には実体があり、他党も見習うべきだ。公明党は多様な角度で広く声を聴き、政策実現としての『成功体験』を若者にもたらしている」(同)と評価しています。
1人最大2万円分
永石 「マイナポイント事業」第2弾の本格的な申請受付が6月30日からスタートします。この事業は、マイナンバーカードの普及()と消費を喚起()する施策()として、公明党が昨年衆院選の公約に掲げ、強力に推進()してきたものです。
田島 今、テレビ等でも話題ですね。第2弾は、カード取得で最大5000円分の還元()と、カードの健康保険証利用や公金受取口座の登録に対し各7500円分のポイントを付与()するもの。これらにより、1人最大2万円分が付与されます。
志賀 例えば、夫婦と子ども2人の4人家族では計8万円分のポイントを取得できます。物価高騰()の今だからこそ、大変に助かる≠ニいう声が多いです。
先ア 経済の専門家は、一般家庭の現金・預金などの家庭金融資産が多く積み上がっている今、マイナポイントといった「需要()刺激策が理にかなっている」と述べていましたね。
原田 若者や生活者の声に耳を傾()け、政策を形にしていく。この「聴く力」「実現力」こそ公明党の強みです。連立政権の柱として今こそ、全力で国民の暮らしを守ってもらいたい。
(2022. 6.27. 聖教新聞)
<45> 一人も漏れなく広布の陣列に
出席者:原田会長、永石女性部長、西方男子部長、大串女性部主任部長、林池田華陽会委員長
西方 列島各地で平年よりも早く「梅雨明け」が宣言されるなど、猛烈に暑い日が続いています。
原田 厳()しい暑さは、しばらく続く見込みです。「こまめな水分補給と休憩()」「我慢()せずに冷房を適切に使用」「近距離での会話がない場合はマスクを外()す」など、熱中症対策を十分に施()しながら、勝利勝利の日々を送っていきたい。
永石 小説『新・人間革命』第28巻「広宣譜()」の章に、リーダーは全同志と会って、「皆()をわが一念に収()めて、一人も漏()れなく、広宣流布の勇者に育てよう!∞断じて皆を幸福にしてみせる!≠ニ決めて祈り抜いていくんです。そうした分だけ、諸天善神()が、自分を守ってくれるんです」と記されています。
原田 特に重要なことは、最前線の地区の同志が一人も漏れなく、広布の陣列()に加わり、福運を積み、勝利していくことです。皆で「励()まし体制」を明確にし、立正安国の凱歌()の7月を勝ち飾っていきたい。
「若い力」を今こそ
永石 池田華陽会()をはじめ、女子部から女性部になったメンバー、ヤング白ゆり世代など、「若い力」「新しい力」が今、各地で対話拡大に動き、いよいよの本領()を発揮()しています。
原田 そうした方々にとって、「心強い力となるのが、先輩方の聡明()にして大らかな励()まし」であると池田先生は言われています。これからの広布の伸展()において重要な指針()です。
林 中部のある華陽会のメンバーも、先輩から温かな言葉を受け、対話に動いています。「会って語るまでは勇気がいります。でも、私たちの世代は、誠実()に真剣に語った分だけ、納得と理解が生まれることを実感しています」と元気に語る姿が印象的でした。
大串 先生は、「宿縁()深き女性部1期生」こそが、「これからずっと世界広宣流布を照()らし続ける希望の太陽なのです」と呼び掛けられ、「一人も漏れなく幸()の舞()を頼みます」と期待を寄せてくださっています。
永石 各地を訪問していると、「母や妹と活動のリズムが一緒になり、共に動き、協力して勇気のスクラムを拡大しています!」と語る女性部1期生の方に多く出会います。
大串 「女子部時代の決意を、生涯()もち続け、誓()いを果()たし抜いていくことです。それができてこそ、本物なんです。これからが女子部で培()った力を、いよいよ本格的に発揮()していく、人生の本番です」とも、教えてくださっています。私にしか語れない友がいる≠ニの決意で、さらに勢いを増して対話に挑戦していきます。
永石 ヤング白ゆり世代では、「義理の母と一緒に近所を訪()れ、友好を広げています」と言う人や、勇気を出して、自身の壁()を大きく破る執念()の対話に挑んでいる方もいます。
大串 日蓮大聖人は女性の門下に、「人のために、夜、火をともせば(照らされて)人が明るいだけではなく、自分自身も明るくなる」(新2150※新規収録、通解)と仰()せです。
永石 混迷()の時代だからこそ、女性部の真剣な祈りと誠実な行動で、人々を希望の光で照らし、「自他共()の幸福」の輪を大きく広げていきましょう。
原田 先生は、女性部の友に「@一人の友の幸せを願い切り、大切にする心」「A目標を最後まで喜び勇んで、やり通す執念()」「B苦難()に挑()む友を守り支える異体同心()の団結」こそ、「幸福勝利の哲学()」であると示されています。皆で一丸()となって、眼前()の広布の戦いを勝ち抜いてまいりたい。
公約が最高評価
西方 早稲田大学のマニフェスト研究所が22日、主要9党の参院選公約における「理念」「一貫性()」「実現性」などの「出来栄え」を調査した結果、公明党に最高点を付けました。
原田 特に、「政策の体系性()・一貫性・独自性」や「配布・周知()の工夫()」などが評価されています。公明党は今回の参院選に必ず勝利し、「経済の立て直しと成長」「雇用()と所得の拡大」「全世代を守る社会保障の構築()」などの公約を着実に実現してもらいたい。
大串 先日、子育て世代の方と話をしていた際、「不妊()治療の保険適用()」「出産一時金の増額」「子ども医療費の助成」「幼児教育・保育の無償化()」「私立高校授業料の実質無償化」などを公明党が実現したことを伝えると、大変に驚き、「そんなにやってくれているのなら、公明党を応援しないといけないね」と言われました。
林 例えば、公明党が連立政権に参加する以前の1999年、私立幼稚園の年間保育料の平均は21.3万円でした。月額で1.8万円ほども、かかっていたのです。これが今、月額2.57万円までは無償です。
西方 当初30万円だった出産育児一時金は現在、42万円となり、さらなる増額も見込まれています。
林 高額な体外受精など、全額が個人負担だった不妊治療を、長い年月をかけた交渉の末、保険適用に導いたのも公明党です。
西方 NPO法人「BONDプロジェクト」の橘ジュン代表は、「(公明党の議員は)女性に寄り添って真剣に話を聞いてくれる」「女性を支援する活動の中で、最も頼りにしている政党は公明党」と最大の評価を声を寄せています。
林 公明党には他にも、「女性専用車両の導入」「生理用品の無償配布」や、「携帯電話料金の引き下げ」「最低賃金の引き上げ」など、数多くの誇れる実績があります。
原田 本日から完全実施される「マイナポイント第2弾」(1人当たり最大2万円分付与())も公明党の推進によるものです。
宮本みち子・放送大学名誉教授は、「コロナ禍()での公明党の活動を見ると、弱者の側に立ち、現場の実感をつかもうとの熱意が感じられる。今後も弱者の立場から政治を動かしてもらいたい」と述べています。
選挙戦も残り10日余り。公明党の全議員・OB・家族が一丸()となり、勝利へ死力を尽くしてもらいたい。
(2022. 6.30. 聖教新聞)
<46> 縁する全ての人に勇気の対話を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、志賀青年部長、先ア女子学生部長
志賀 男子部は、11日に結成記念日を迎えます。この日を目指し、全国で青年が限界を突き抜ける拡大に奔走()しています。
原田 兵庫、神奈川、愛知、福岡、埼玉など各地を訪問すると、新しい活動者が2倍、3倍に増えている地域の報告や、一人で100人以上に対話し、組織にも拡大の波動が広がっている話などをよく聞きます。若い力は本当に頼もしい。
長谷川 広布のため、社会のために勇敢()に行動した分、必ず自身の境涯()を大きく開いていけます。
志賀 千葉の大学校生は、自身の病()、娘の不登校の悩みがありましたが、「信心で勝つ」と発心し、全国の友人と果敢()に対話。その挑戦の中、医師も驚くほど病状が改善し、見事に寛解()。一緒に唱題するようになった娘も元気に学校へ通えるようになりました。
永石 女性部も、一日一日、力強く平和と正義の声を広げています。先行き不透明な時代だからこそ、生命尊厳()の哲理()を掲()げた創価の民衆()運動の使命はとても大きいと実感します。
先ア 池田先生は先日の随筆で、トインビー博士が後輩たちに送った「次の仕事にとりかかる適切な時は、明日でもなければ来週でもない。今すぐなのである」との言葉を紹介されました。
長谷川 なかんずく壮年部に対して、「行動するのは、『今』がまさにその時なのだ」と。いよいよの決意で、黄金柱()の壮年部も立ち上がっています。福岡では、先生との若き日の原点を胸に勇気の対話を広げ、地域の大半を理解者に変えている壮年もいます。
原田 日蓮仏法は「本因妙()」です。常に「今」「ここから」です。「あいかまえて御信心()を出()だし、この御本尊に祈念()せしめ給()え。何事()か成就()せざるべき」(新1633・全1124)との御聖訓()の通り、強盛()な祈りで、縁()する全ての人に、最後まで悔いなく語り抜いていきたい。
「聴く力」の真骨頂
先ア 今、国民が関心を寄せているのが、急激な物価高への対策です。
原田 公明党は、まだ物価高への警戒感が高くなかった3月に緊急対策本部を設置。国会、地方議員が一丸となって聞き取った4300件以上の現場の声を基に2回の提言を行い、その主張の多くを政府の総合緊急対策に反映()させました。
永石 例えばガソリン等の燃油価格の抑制()です。石油元売り会社への補助金を大幅に引き上げ、ガソリンの全国平均価格を1リットル当たり40円程度抑()えています。
志賀 これによりガソリン価格の値上がり幅は、欧米()各国に比べて半分程度の水準となっています。
先ア また、肉やミルク等の値段は家畜()の餌代()の影響が大きく、ほとんどを輸入しているため、政府は補助金を入れて急激に値上がりしないようにしています。農産物については、肥料のコスト増の7割を補填()する新たな支援金の仕組みを創設し、野菜や果物等の急な値上がりを防ぐ措置()を取ると表明しました。
原田 さらに、公明党は自治体の物価高対策を財政的に支えるため、地方創生()臨時交付金に1兆円の枠()を新設させました。これによって、生活困窮()者への給付や学校給食費の負担軽減、水道料金の減免()などが各地で進んでいます。
志賀 また公明党の提言により、政府の総合緊急対策には低所得の子育て世帯(約234万世帯)に子ども1人一律()5万円の給付金支給などが盛り込まれています。
永石 「本当に困っている人に手を差し伸べる、非常にありがたい支援」(認定NPO法人「キッズドア」の渡辺由美子理事長)など、喜びの声が数多くあります。まさに「小さな声を聴()く力」の真骨頂()です。
先ア こうした財源には、公明党が政府や自民党を動かして編成・成立させた補正予算などが充()てられています。
原田 また電気料金についても、値上がり抑制を公明党は強く主張。岸田首相は6月28日、「電力需給()ひっ迫()と電気料金高騰()の両方に効果のある新たな枠()組みを構築し、電気代負担を軽減する」方針を示しました。
長谷川 6月30日からは公明党が推進()したマイナポイント第2弾(最大2万円分付与())が全面的に始まり、早速、ポイントを取得した人が「非常にありがたい」と喜んでいました。
無責任な消費減税
先ア 一方、野党が掲げる消費税の減税案には、疑念()の声が後を絶ちません。
長谷川 消費税は2012年に5%から10%へ段階的に引き上げることが決まり、その増収分は、基礎年金の国庫負担や幼児教育・保育の無償化()などの社会保障の充実に活用されています。もし5%に引き下げた場合、約14兆円もの財源を失うことになります。
志賀 立憲民主党は財源に「国債()発行」と強弁していますが、そもそも、借金で将来にツケを回さぬよう、「消費税率引き上げに協力してほしい」とお願いしてきたのは民主党政権です。それを担()った議員らで結成された立憲()が、逆に引き下げを掲げるとは完全な自己矛盾()で、いい加減すぎる。
長谷川 しかも野党4党による減税法案によれば、税率引き下げは「来年4月から」と。物価高の今が大変だというのに、即効性()は全くない。近く税率が下がるとなれば、買い控えによる消費低迷すら招きます。
永石 6月27日公表のNHKの世論()調査でも、消費税を「引き下げるべきではない」が47%で、「引き下げるべきだ」の34%を上回っています。
志賀 麗澤()大学の川上和久教授は「(野党が)現実的な案を示さないのであれば無責任だ。展望()なしに減税を訴えるのは、有権者受けを狙ったポピュリズム(大衆迎合()主義)であり、形を変えたバラマキにすぎない」(公明新聞6月28日付)と厳しく指摘()しています。
原田 今回の参院選挙は、国内外の難局()を乗り越え、日本を前に進めるための重要な選挙です。決戦まで残り6日、公明党議員が一段と結束し、政策と実績を最後まで訴え、断じて勝ち抜いてもらいたい。
(2022. 7. 4. 聖教新聞)
<47> 新たな立正安国の凱歌を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、西方男子部長、林池田華陽会委員長
永石 池田先生は、7月になると「我()ら地涌()の命はいやまして燃え上がる」とつづられています。その源流()は、日蓮大聖人が「立正安国論()」を提出した月であることです。
林 大聖人は、「自分の身のため」ではなく、「国のため、法のため、人のために」(新49・全35)大難()を覚悟の上で「立正安国論」を著()されました。
原田 ただ「社会の平和」と「民衆の幸福」のため、正義を叫()び、戦い切る――それが御本仏()の御生涯()でした。戸田先生は、「大聖人は、首()の座()にのぼっても、佐渡の雪の中で凍()えても、われ日本の柱()となるのだ! 眼目()となるのだ! 大船()となるのだ!≠ニ仰()せになられた。そして、民衆のために、あれほど戦われたではないか! 我々も、強い自分に立ち返って、体当たりで戦うことだ!」と言われています。これこそ学会精神です。
長谷川 御聖訓()通りに、牧口先生、戸田先生、池田先生の創価三代の師弟が、死身弘法()の闘争()を貫()いたからこそ、広宣流布の大道は切り開かれました。なかんずく池田先生の不惜身命()の戦いにより、今日の世界的な学会が築かれたのです。
「最後の最後まで」
原田 御書に、「鎌倉より京へは十二日の道なり。それを十一日余()り歩()みをはこびて、今一日に成()って歩みをさしおきては、何として都()の月をば詠()め候()べき」(新2063・全1440)とあります。まさか≠ェ実現した、あの「大阪の戦い」でも、先生が拝()された御文()です。「いかなる戦いも、『勝つ』と決めて、最後の最後まで進み抜いた方が勝つ」――これこそが勝負の鉄則です。
永石 今月は、新たな民衆勢力の台頭()を阻()もうとする権力が、魔性()の牙()≠むいた「大阪事件」から65年。また本年は、その裁判の無罪判決から60年です。
西方 判決の前夜、兵庫の地で池田先生は、青年たちに宣言()されました。人々のために尽くし、真面目に戦っている善良()なる市民を苦しめる権力や悪い政治とは、「断固として一生涯()戦いたい」と。この峻厳()な精神を胸に刻()み、後継()の青年部は戦ってまいります。
原田 今こそ、新たな立正安国の勝利の旗()を打ち立てゆく時です。先生は、全()宝友()が断じて、「大福運の凱歌()を轟()かせ、日本そして世界の希望と安穏()の未来を明るく晴らしゆこうではないか!」と呼び掛けられています。総立ちとなって、勝ち抜いてまいりたい。
政治は実績が重要
長谷川 参院選も残り3日余り。コロナ禍()、ウクライナ危機()、急激()な円安などの影響で広がった物価高の対策について、各党が舌戦()を繰り広げています。
西方 野党は物価高対策として、消費税減税を掲()げています。しかし、成立までに時間がかかり即効性()はなく、年金などの社会保障の財源も失いかねず、現実的ではありません。「財源なき消費減税は無責任」(産経新聞3日付)などと断じられています。
長谷川 一方、連立政権の要()である公明党は、国民の生活を守るため、石油元売り会社に支払う補助金の拡充()を提案し、ガソリン1リットル当たり170円程度に抑制()しています。これにより、欧米()の半分程度の値上がり幅になっています。
西方 ちなみに、このガソリン価格を抑()えるための措置()を盛り込んだ補正予算に、立憲民主などの野党は反対しました。
原田 全日本トラック協会の枡野龍二理事長は、「昨年から続く燃油価格高騰()は、物流の根幹()を担()ってきたトラック運送業にとって大きな打撃()です」「こうした中、公明党をはじめ政府・与党の尽力()により、軽油など燃油価格上昇を抑える補助金の拡充と、9月末までの延長が実現。現場の声を政治に届けてくれた公明党に大変感謝しています」と語っていました。
永石 国が一括()購入している輸入小麦は、製粉()会社への売り渡し価格を4月に値上げした後、9月まで据()え置いています。現在、国際価格が約30%上昇している中、国内では17.3%の上昇に抑えられています。
林 さらに、家畜()の餌()である飼料が値上がりし過ぎないように支援し、肉や牛乳の値段も抑えています。また、農産物の生育()に欠かせない肥料についても、輸入先を代える際に増えたコストの7割を補填()する支援金を創設しました。これで、農産物の価格が抑制()されることになります。
西方 こうした取り組みにより、現在の日本の消費者物価上昇率は2.5%で、アメリカの8.6%、ヨーロッパの8.1%と比べると、抑えられている状況ではあります。
林 加えて、公明党の訴えで、国一律()ではなく、地域の実情に合わせ、きめ細かな物価高対策が取れる、1兆円の地方創生()臨時交付金が確保されました。
原田 さいたま市、横浜市、名古屋市、神戸市、北九州市などでは学校給食費の値上げを抑え、大阪市、堺市、福岡市などでは水道の公共料金を減免()し、神奈川県、東京都などでは市区町村や商店街等によるプレミアム付き商品券の発行を支援します。
林 政策起業家の駒崎弘樹氏は、「物価高は貧困層()ほど家計への影響が大きく、状況が良くなるめどは立っていません。こうした中、公明党の推進で物価高対策として学校給食費や公共料金などの負担軽減策が新たに手当てされ、ありがたく思っています」と述べています。
永石 また、昨秋の衆院選で公明党が公約に掲()げ、強力に進めてきた、マイナポイント第2弾が先月末から完全実施され、1人最大2万円分が付与()されます。消費税の「軽減税率」にも評価の声が多いです。
長谷川 今後期待されるのは、電気料金の負担()軽減や持続的な賃上げです。ぜひ推進()してもらいたい。
原田 政治で重要なことは「何を言ったか」ではなく「何をやったか」です。公明党は豊富()な実績を大いに語り、今回の選挙戦を絶対に勝利してもらいたい。
(2022. 7. 7. 聖教新聞)
<48> 信頼と友情の連帯を深く強く
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、志賀青年部長、先ア女子学生部長
志賀 10日に投開票された参院選で私たちが支援した公明党は、大激戦だった兵庫、神奈川、愛知、埼玉、福岡、そして大阪、東京の7選挙区で完勝。比例区の6議席と合わせて13議席を獲得()し、参院として第3党を維持()しました。
原田 ひとえに、記録的な猛暑や大雨に見舞われる中、同志の皆さまの誠実()と信念の行動があったればこそです。まさに「異体同心()の団結」の勝利です。本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。
志賀 自公の与党両党では、改選定数の過半数(63議席)を大きく上回る計76議席を確保し、より強固な政治基盤()の下()で、日本が直面する課題の克服()に取り組むことになりました。
永石 公明党の使命と責任は、ますます重大です。公明党の議員は、支持者の期待と信頼に全力で応えてほしいと思います。
原田 選挙戦終盤の8日には、演説中の安倍元総理が凶弾()に倒れるという卑劣()極まりない事件が起こりました。改めて、心からお悔やみを申し上げます。民主主義を脅()かすこのような暴挙を、断じて許すことはできません。
先ア 今後、長期化するコロナ禍()、ウクライナ危機()、経済再生、少子高齢化など、重要課題は山積しています。
志賀 13日付の読売新聞の世論調査では、岸田内閣に優先して取り組んでほしい課題として「景気や雇用()」が91%、「物価高対策」が80%でした。
長谷川 特に、家計を圧迫する物価高対策は急務です。11日の党首会談でも、山口代表がかねてから主張してきた電気料金の負担軽減について、岸田首相は「具体的に進めていきたい」と述べました。どんどん手を打ってもらいたい。
原田 いよいよこれからが公明党の本領発揮()の時です。これまで以上に「庶民()の視点()」「生活者の視点」を大事にし、国民に安心と希望を届けてほしい。そして全議員が「大衆()とともに」との立党精神を深く心に刻み、「ネットワーク力()」を生かして命と暮らしを守る実績を積み上げ、働くことを期待したい。
「新しい力」が躍動
永石 上半期の活動を通して、各地で多くの「新たな人材」が生まれ、「新しい力」が躍動()しました。
長谷川 今月に結成記念日を迎えた男子部も、1万人の大学校生を先頭に勇気の言論戦()を展開し、数々の成長のドラマ、宿命転換()の実証が生まれましたね。まさに、「青年・飛躍()の年」にふさわしい活躍です。
志賀 勝利長(大学校生の育成責任者)をはじめとする先輩が、後輩を自分以上の人材に≠ニの思いで関わり、励()まし抜いています。8・9月を中心に「大学校生大会」を各地で盛大に開催します。大学校生と共に御書や池田先生の指導を学び、共に折伏()に挑()む成長の夏にしていきます。
永石 女性部は、池田華陽会()やヤング白ゆり世代の新しいメンバーが壁()を破る戦いに挑み、その姿に触発()を受けたという先輩方も多くいました。
原田 壮年部も青年に負けじと黄金柱()≠フ底力を示し、勝利の決定打を放つ戦いを起こしてくれました。
長谷川 日蓮大聖人は「生命の福田()に素晴らしい善根()の種を蒔()かれたのかと、あなたの厚い志()に涙()も止まりません」(新2047・全1596、趣意())と仰()せです。広宣流布と立正安国に進む同志の皆さんが、ますます大福運に包まれゆくことは間違いありません。
原田 私たちは仏法者の社会的使命として、平和社会の建設と、自他共の幸福の実現のために草の根の民衆()運動を展開しています。その挑戦の中で築いた信頼と友情の連帯を、深く強く広げていきたい。
体験語る座談会に
長谷川 今週は全国各地で、座談会が始まっています。上半期の一人一人の挑戦を皆でたたえ合い、新たな決意で出発する、楽しく有意義な座談会にしていきたいと思います。
志賀 御聖訓()には「金()をやけばいよいよ色まさり、剣()はとげばいよいよ利()くなる。法華経の功徳()は、ほむればいよいよ功徳まさる」(新1713・全1241)とあります。池田先生はこの御文()を通して、「『真心からの賞讃()』があるところには、福運も歓喜()も倍加する。そこにこそ、人材が生き生きと威光()勢力を増すのである」と語られています。
永石 多くの方々が、上半期の奮闘()の中で信心の体験をつかみ、素晴らしい人間革命と宿命転換の実証を示されています。そうしたことも、にぎやかに語り合いたいですね。
先ア いま挑戦している≠ニいう途中経過の話でも人々の心を打ちます。また、自分ではこんなささいなこと≠ニ思うようなことも、それを語ることで自分自身も元気になりますし、同じような境遇()の人の励()みにもなります。
永石 どうしても仕事等で参加できない人たちへの温かな声掛()けも大切ですね。丁寧()に労()いと励ましの言葉を送っていきたいと思います。
原田 日蓮大聖人は、「一日でも味方となり心を寄()せてくれた人々を、どうして疎()かにしようか」(新1957・全1460、趣意)と仰せです。どこまでも「一人を大切にする心」で励ましを送り、信頼の絆()をさらに強く大きく育()んでいきたい。
先ア いまだ暑い日が続いています。喉()が渇()く前に水分や塩分を補給する、エアコンや扇風機を適切に使用するなど、具体的な熱中症予防の取り組みを心掛けたいですね。
原田 新型コロナの感染者数も増加しています。来週から夏季友好期間に入りますが、体調管理、感染対策にも十分に留意し、祈りを根本に健康第一の日々を送っていきましょう。
(2022. 7.14. 聖教新聞)
<49> 人と人の絆を強める交流を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、西方男子部長、林池田華陽会委員長
原田 「青年・飛躍()」を掲()げた本年の上半期を、私たちは「異体同心()」の団結によって、大勝利することができました。重()ねて御礼()申し上げます。
西方 未来部躍進()月間の開幕に当たり(7月16日から8月31日まで)、早速、「創価ファミリー大会」を開催する地域もあります。
永石 メンバーが主体的に、楽しく参加できるよう、感染防止策を十分に講()じながら、工夫()して取り組んでいきたいと思います。
原田 ファミリー大会は、地域の創価家族が一堂()に会()する集いです。親から子、祖父母から孫へと信心の喜びや確信を伝え、子どもたちが大きな飛躍()を遂()げる場です。地域・家族の総合力≠ナ、未来の宝()である子どもたちを温かく育()んでいきましょう。
「礼儀正しく誠実」
長谷川 23日からは「夏季友好期間」が始まります。また7月25日から31日までは、全国18の会館・研修道場等で「夏季フリー研修」が実施()されます。どの会場も、創価の師弟の魂()が深く刻()まれた地です。大いに活用し、行学錬磨()の誓()いを新たにする機会にしていただければと思います。
原田 長引くコロナ禍()などの影響で、孤独()・孤立()が社会問題化しています。今、人と人との絆()を強めることがどれほど重要か。私たちは、友人や親族など、お世話になっている方々との友好を一層()深めていきたい。聡明()に知恵を働かせながら、健康第一・無事故第一で、英気()を養()う充実の期間にしていきましょう。
林 御聖訓()に、「『友にあったら礼儀()正()しくあれ』というのは、友達で1日に10度、20度訪()ねてくる人であっても、千里、2千里も遠方から訪()ねてくる人のように思って、少しも礼儀を欠()くようなことがあってはならない、ということである」(新1850・全1527、通解)とあります。
永石 遠方から訪ねてきた友人に対して、疲れていないか≠ネどと配慮()し、その苦労をねぎらうように、たとえ近()しい友人であっても、相手を思いやり、尊重()していく姿勢()が大切であるとの仰()せですね。
長谷川 SNSが普及()し、コロナ禍()の影響もあり、オンライン等で交流する機会も増えています。たとえ、そうであっても、「ありがとう」「お元気で」などの思いを言葉に出し、相手の話に耳を傾けることが重要です。
西方 池田先生は、「だれに対しても誠実()に、礼節()をわきまえて接することである。誠実ほど強いものはない。私も世界に友人をつくった。『誠実』ひとつで、つくったのである。誠実で築()いたものは、壊()れない」と教えてくださっています。
原田 目の前の一人に誠実を尽くすのが、万人尊敬()の仏法者の振る舞いです。そのためにも、日々の朗々()たる勤行・唱題で、満々たる生命力をみなぎらせていくことです。平和と安穏()の社会の建設も、自身の日常の生き方、行動から始まります。私たちは一段と自覚を深め、広宣流布のため、立正安国のため、いやまして前進していきたい。
受験者と共に成長
林 本年は、日蓮大聖人が民衆救済()の根本法である「南無妙法蓮華経」の題目を師子吼()された「立宗()宣言」から数()えで770年となります。
原田 この意義深き年の11月6日(日)に、伝統の「教学部任用試験(仏法入門)」を実施します。新型コロナの感染拡大の影響によって、2018年6月以来、4年半ぶりの開催となります。
永石 新しく立ち上がったメンバー、新入会の友、会友の方々などと一緒に、生命尊厳()の仏法哲理()を学ぶ、またとない機会です。
長谷川 一人でも多くの方が、教学の研さんを通して、信心への理解と確信を深められるよう、各部一体で励()ましを送っていきましょう。
西方 なお、申し込みは10月2日(日)までです。また「大白蓮華」8月号に、全ての出題範囲(「座談会拝読()御書3編」「教学入門」「世界広布と創価学会」)が掲載()されます。
林 この「大白蓮華」8月号の講義「世界を照らす太陽の仏法」の中で、池田先生は待望()の任用試験が行われることについて、「仏法は最極()の生命哲理()であり、激動()の乱世()を照らす希望の英知の光です。学べば学ぶほど、人生の幸福勝利の扉()を広々と開いていけるのです。仏法の探求()は、内()なる生命の境涯()を広げ、豊かにしてくれます」と述べられています。
永石 さらに、「至高()の生命の法理を学ぶことは、歓喜()があり、必ず大きな人生の転機()となる。そして、学んでいく人も、教えてくれる人も皆()共に、栄光凱歌()の人間学の博士となっていくのです」と強調されています。
林 任用試験の範囲となっている「一生成仏抄()」の中には、「深く信心を発()して、日夜朝暮()にまた怠()らず磨()くべし」(新317・全384)とあります。
西方 日蓮仏法の根幹()である「唱題行」においては、強盛()な信心≠奮()い起こすことと、持続の信心≠貫()くことが、肝要()になることを示されたものですね。
長谷川 先生は、「何があろうと、題目を唱()えていくならば、必ず、より善()い方向へ、幸福の方向へ、勝利の方向へと、ありのままの自分を輝()かせていけます。この自分自身の人間革命の前進の息吹()で、友も変えていける。境遇()も変えていける。地域も社会も変えられるのです」と語られています。
原田 こうした「人間革命」即()「立正安国」の仏法を、決意も新たに、共々に学び、実践していく――その絶好の場が任用試験です。皆で総力を挙げて取り組んでいきましょう。
(2022. 7.18. 聖教新聞)
<50> 「地域の宝」の育成に全力を
出席者:原田会長、山口浩二未来本部長、尾高副女性未来本部長、山口華女子未来部長、利倉副未来部長(中等部長兼任)
山口(浩) 今月16日から「未来部躍進()月間」がスタートしています(8月31日まで)。私たちが真剣に祈り、真心で励()まし、未来部員と共に成長する充実の夏≠ノしていきたいと思います。
山口(華) このたび、大変うれしいことに、未来部に向けた書籍『未来の希望「正義の走者」に贈る』が発刊されました。
利倉 コロナ禍()に、池田先生が大白蓮華の「世界を照らす太陽の仏法」の中で7回にわたり御書講義をしてくださった内容がまとめて収録されたものです。
尾高 本の中で先生は、「未来部の皆さんは、一人ももれなく『人類の希望』であり、『地球の宝()』です。全員が未来を開く『21世紀の主人公』です。広宣流布という民衆()勝利の時代、そして世界平和を建設していく『正義の走者』です」とつづられています。
原田 未来部の一人一人の使命がいかに大きいか。今のメンバーは、学会創立100周年以降を担()う人たちでもあります。この夏、先生のご期待を胸に、宝の未来部育成に全力で取り組んでいきましょう。
根っこ≠育てる
利倉 躍進月間には、「創価ファミリー大会」が全国各地で開かれます。
原田 無事故・大成功のための準備や運営はもとより、日頃()から温かな励ましを送ってくださる全ての未来部担当者の皆さまに、心から感謝申し上げます。感染症、熱中症対策を万全にして行っていきましょう。
山口(華) ファミリー大会は、司会、企画、役員等を未来部員が行うなどして、参加者と共に楽しく過ごすイベントです。
原田 子どもたちが持つ可能性や主体性をどう引き出してあげられるか。これは、未来部育成の大事なポイントでもあります。今までのやり方にとらわれず、柔軟な発想で取り組んでいただきたいと思います。
尾高 企画では、未来部員による演奏や手話コーラス、両親や祖父母を交えた3世代の体験発表なども感動を呼び、大反響ですね。
山口(浩) また、未来部員が事前に聞き取りをしたわが家の広布史≠竭c父母の戦争体験を発表したり、学年ごとに分かれてディスカッションをしたりする地域もあります。身近な師弟のドラマ≠知ることや、同世代による触発()を受けることで信仰()に目覚め、唱題や勉学への挑戦を決意する未来部員も多いです。
利倉 ファミリー大会は家庭での親子の語らいを深め、家族への信頼感という人間の根っこ≠育てる契機()にもなります。
山口(華) 未来部員の成長はご家族の方々だけでなく、地域の同志にとっても希望と喜びになりますね。
尾高 その上で、大切なのは訪問・激励()です。未来部員のいるお宅に伺()った際には、一言でも、真心を込めた声掛けを心掛けていきたいと思います。
山口(浩) 池田先生は未来部の担当者に「法自()ずから弘()まらず、人()法を弘()むるが故()に、人法()ともに尊()し」(新2200・全856)の一節を引かれ、「(令法久住()は)どれだけ新しい人材を見つけ、どれだけ新しい人材を育てていくかで、一切が決まります」とご指導されています。
原田 「声、仏事()をなす」(新985・全708等)です。子どもたちの成長を願う祈りと励ましの行動が、広布の未来を切り開いていくことは間違いありません。わが地域から、創価の後継者()よ、広布の大人材よ、陸続と躍()り出()よ!≠ニ心一つに題目を唱え抜き、希望の声を届けていきましょう。
創価の学舎の魅力
尾高 今月は創価学園・大学・女子短大でオープンキャンパスが行われます。
山口(華) 東京の創価中学・高校では24日(予約受付終了)、関西の創価中学・高校では23日(22日まで受付)、東西の創価小学校では、それぞれ31日(27日まで受付)に開催されます(7月14日付3面参照)。
利倉 そして30、31日には、創大・短大のオープンキャンパスが、現地とオンラインの両方で行われます(同18日付3面参照)。
山口(華) 体験授業や相談コーナーのほか、学園ではキャンパスツアーやクラブ見学等、創大・短大では入試問題の対策講座や特別講演会等、充実した企画がめじろ押しですね。
山口(浩) 現役生に「進学の決め手」を聞くと、多くのメンバーが、「オープンキャンパスで出会った先輩の笑顔や、はつらつとした姿」と答えるそうです。
原田 創価大学は、民衆に尽くし、社会に貢献()する人材を輩出()するために創()られた人間教育の最高学府です。実際に、英知と友情と人間力を培()った多くの卒業生が、日本中、世界中で活躍しています。
利倉 また、現在63カ国・地域の229大学と交流のネットワークを築き、学生総数の約1割を外国人留学生が占()めるなど、世界市民教育の一大拠点()として発展を続けていますね。
原田 文部科学省の「スーパーグローバル大学創成()支援」事業の中間評価(2021年3月)では、前回(18年)に続いて最高の「S」を獲得()しました。
山口(浩) 司法試験や公認会計士試験などの難関()国家資格の合格者も多数輩出し、教員採用試験の合格者は開学以来、延()べ8100人を突破()しています。充実したサポートで98%もの高い就職率を誇っています。
山口(華) 女子短大も、社会で不可欠なビジネススキルやグローバルな視野()を培う環境が整備されていますね。「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」での日本一≠フ栄冠()をはじめ、短大生が学外のビジネスコンテストで幾度()も入賞を果たしています。
尾高 実際に足を運ぶことで、学園・創大・短大の魅力()をより発見できます。受験生やご家族だけでなく、祖父母や地域の方など一人でも多くの方にご参加いただき、充実の教育環境や学生の熱気を肌()で感じていただければと思います。
(2022. 7.21. 聖教新聞)