青年世代が世界中で躍動 |
<11> 青年世代が世界中で躍動
出席者:原田会長、笠貫SGI女性部長、西方SGI青年部長、梁島SGI男子部長、大串SGI女子部長
笠貫 まもなく1月26日「SGIの日」を迎えます。1975年のこの日、グアムに51カ国・地域の代表が集い、第1回「世界平和会議」を開催、「SGI」が発足しました。今や海外の同志は300万人におよび、SGIは平和・文化・教育の大連帯です。
西方 192カ国・地域に広がる世界広布の大発展を思う時、この会議の意義が、いかに重要であったか。池田先生の死身弘法の大闘争への感謝と報恩の誓いに燃え立ちます。
笠貫 席上、先生は「世界広布」即「世界平和」への根本の指針と展望を示され、「どうか勇気ある大聖人の弟子として、また、慈悲ある大聖人の弟子として、また、正義に燃えた情熱の大聖人の弟子として、それぞれの国のために、尊き人間のために、民衆のために、この一生を晴れ晴れと送ってください!」と、力強く呼びかけられました。
原田 先生ご自身が「さきがけ」となり、五大州を駆け巡って道を開き、世界中の同志を励まし続けられました。それに呼応して、地涌
活発に教学研さん
笠貫 昨年は、「世界教学の年」と言えるほど、各国各地で生命尊厳
大串 昨年は64カ国・地域で教学試験が行われ、希望の大陸<Aフリカでは、6回目の実力試験が実施されました。今年も、アフリカ最大の新会館建設が進むコートジボワールをはじめ各国が、新年勤行会から盛大に出発しています。まさに世界広布は同時進行、メンバーは日々、「行学の二道」を進んでいます。
原田 池田先生は御書新版の序文で、「創価学会は、永遠に『御書根本』の大道を歩む。末法の御本仏・日蓮大聖人が一切衆生のために留め置いてくださった、この不滅の宝典を拝し、『慈折広宣流布』の大願を貫き果たしていく」と示されました。「御書根本」「大聖人直結」こそ学会の不滅の指針であり、永遠に広布の道を切り開く要諦
梁島 「世界青年学会 開幕の年」は、年頭から聖教新聞の報道もにぎやかです。ブラジルは今年、池田先生の第3次訪問から40周年。5月に「創価ユース記念総会」を予定し、誓いの青年10万人結集へ、猛然
西方 先生が南米を歴訪された1993年から、アルゼンチンの地涌の連帯は6倍に。また、チリは5倍、パラグアイも3倍以上に拡大するなど、どの国も目覚ましく発展しています。
大串 アルゼンチンでは、昨年12月の入会記念勤行会で、多くの新会員が誕生。その中には、池田先生が30年前に、国立ローマス・デ・サモーラ大学の「名誉博士」「法学部名誉教授」を授与された折、出席していたブエノスアイレス大学名誉教授のホルヘ・フランサ氏、国立ローマス・デ・サモーラ大学元副総長のペドロ・トマ氏の姿もありました。お二人とも、題目を唱えるたびに希望が湧く≠ニ確信を深め、先生の指導を求め、入会を決意されたと伺っています。
梁島 アジアも、仏法西還
大串 インドは30万人、タイは20万人、マレーシアは7万人へと、青年を先頭に、希望のスクラムが拡大。また、シンガポールは4万人の陣列へ前進しています。素晴らしい飛躍
西方 「世界広布の電源地」アメリカSGIでは、3月に青年1万人の平和の集い≠全米で行い、2028年の青年10万人結集≠ヨ向け、勢いよくスタートします。またオセアニアでも、広布60周年祝賀の総会を予定。メンバーは、良き世界市民として、はつらつと活躍しています。
道開く弟子の使命
原田 幾多
梁島 あるアメリカの識者からの、なぜSGIが発展したのですか≠ニの問いに、先生は「一人が身近な一人と手を結び、また一人、また一人と波動となって広がり、SGIは今日の発展をみました。すべては、一人を大切にしてきた結果なのです」と答えられたことがありました。
笠貫 どの国の友も、池田先生のお陰で仏法に巡り合いました∞師を心に抱
原田 御聖訓
(2024. 1.18. 聖教新聞)
<12> 青年の力で希望の社会を創造
出席者:原田会長、永石女性部長、西方青年部長、梁島男子部長、池田池田華陽会副委員長
西方 3月に東京・国立競技場で開催される「未来アクションフェス」は、核兵器や気候危機の問題の解決を目指す若者
梁島 イベントに向けた取り組みの一環
池田 9月には、史上初となる「国連未来サミット」が開催されます。国連の意思決定プロセスに、若者の代表が主体的に参画し、若者の声が国際社会を動かしていくことが期待されています。
西方 SGIユースとしても、意識調査を積極的に推進し、持続可能な未来への「行動の連帯」をさらに広げていきたいと思います。
気候変動への行動
原田 昨年の世界の平均気温は、記録がある1850年以降で最も高かったと、世界気象機関(WMO)が発表しています。1800年代後半と比べ、現在の地球は1.45度ほど温暖化しているともいいます。気温上昇を産業革命前に比べて「1.5度」に抑
池田 国内では、30年度において温室効果ガスの排出量を13年度比で46%減らし、50年には実質ゼロにする目標があり、社会と個人の「行動変容」が求められています。
永石 国内では現在、公明党の後押しもあり、政府による省エネ住宅のキャンペーンなどが実施され、「行動変容」にも取り組みやすくなっていますね。
原田 1960年代から70年代にかけて、経済発展や開発が進む中で、地球環境が悪化。池田先生は78年に環境問題は全人類的課題≠ニ発信されるなど、地球環境問題への提言を重ねてこられました。
永石 2002年には、「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境開発サミット)に寄せて提言を発表され、それをもとにSGIが、国連による「持続可能な開発のための教育の10年」の制定を提唱。その後、市民の共通の声として日本政府が提案し、同年12月の国連総会において満場一致で採択されています。
原田 この支援のため、同年から「変革の種子」展を27カ国・地域で、10年からは「希望の種子」展を40カ国・地域で展開。国内でも06年から「21世紀環境展」、11年から「わたしと地球の環境展」を実施し、意識啓発に取り組んできました。
永石 12年の「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)にも、先生は提言を発表。この理念を基調
池田 SGIは、気候変動に関する国際会議や行事にも、市民社会の一員として積極的に参加しています。19年9月には国連本部で開かれた「若者
西方 御書には「人のために火をともせば、我
透明性と罰則強化
梁島 自民党の派閥による、いわゆる裏金問題≠受けて、公明党は18日、資金の透明性と罰則の強化を柱とする「政治改革ビジョン」を発表しました。
池田 まず、政治資金パーティー券の購入者名の公開基準を、現在の20万円超から5万円超に引き下げ、入金方法は全て、口座振り込みにする。
梁島 政党から議員個人に支払われる「政策活動費」は、使途
西方 罰則の強化に向けては、国会議員関係政治団体の代表者が、収支報告書を適法に作成した旨
梁島 そのほか公明党が従来訴えている、調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)の使途の明確化と公開、未使用分の返納、選挙違反により当選無効となった際の歳費
原田 公明党は本年、結党60周年を迎えます。1999年に連立政権に参画してからは、政治家個人への企業・団体献金を禁止する「政治資金規正法」の改正を実現。2000年には、政治家や公設秘書らが、あっせんや口利きを行って報酬を得ることを禁じる「あっせん利得処罰法」を成立させ、02年には対象を私設秘書にも広げました。
永石 同時期には、公務員らが談合
原田 今、能登半島地震の被災者の生活支援強化、復旧・復興支援、物価高対策をはじめ、政治課題は山積しています。公明党は政治改革をリードするとともに、衆望
(2024. 1.22. 聖教新聞)
<13> 法華経の共生の哲学を世界へ
出席者:原田会長、永石女性部長、萩本主任副会長、西方青年部長、栗原東哲理事
西方 能登半島地震の被災地では、厳寒の中、支援・復旧に懸命な活動が続いています。聖教新聞でも、現地で奮闘する友の姿が連日、報道されています。本紙の配達が困難な地域では、現地のリーダーの方々が、励ましの紙面を携
原田 内外の友に勇気と希望を届ける尽力
永石 聖教は、人生と社会を照らす希望の灯台です。電子版も大いに活用していきたいと思います。また、新たに聖教拡大に挑戦するメンバーも着実に増やしながら、購読の輪を広げていきましょう。
萩本 今月27日には、通信員制度の発足から70周年の佳節
原田 池田先生は、通信員の皆さまを、「普
永石 率先垂範
原田 世界は、分断や対立が絶えません。池田先生は、「『生命』という普遍
広布の構想を実現
西方 27日は、「東洋哲学研究所」(東哲)が創立された日でもあります。
原田 淵源
萩本 そして翌62年1月27日、東哲は産声を上げます。その眼目は、法華経を中心に研究を重ね、仏法の人間主義、平和主義を世界に展開していくことでした。
「大衆直結」の使命
栗原 東哲ではこれまで、マラヤ大学「文明間対話センター」、ブラジル哲学アカデミー、敦煌
西方 1994年からスタートした「法華経写本シリーズ」の刊行は、壮大なロマンの事業ですね。
栗原 ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所やインド国立公文書館が所蔵する、貴重な梵文
萩本 池田先生は、「大衆に直結」が東哲の使命であり特徴であると示されました。その指針の通り、こうした研究内容を、展示会等を通じて幅広く、親しみやすく公開してきました。
栗原 東哲が主催する「法華経――平和と共生のメッセージ」展は、これまで世界17カ国・地域を巡回。法華経の生命尊厳の思想と共生の哲学を伝えています。鑑賞者は、まもなく100万人に到達します。
萩本 池田先生は、この展示に寄せて「法華経」は、@仏性の内在と顕在
栗原 インド文化国際アカデミー理事長のロケッシュ・チャンドラ博士は、「古代文明への影響を含め、法華経の歴史と伝統が集大成された初めてのものと言えるでしょう」と語っています。パグウォッシュ会議元会長のスワミナサン博士も「暴力と不幸の世界に、平和と調和のメッセージを送ります。法華経の精神こそが今、最も求められているのです」と強調していました。
永石 韓国の慶北
萩本 現代の諸課題をテーマに研究者の知見を公開する事業として、今や伝統行事となっている「連続講演会」も好評です。昨年は、海外10カ国以上を含む2000人を超える方が視聴されました。東哲の研究・活動は、今や世界的広がりと影響力を持っています。
原田 御聖訓
(2024. 1.25. 聖教新聞)
<14> 師の大願に弟子が心を合わせる
出席者:原田会長、永石女性部長、西方青年部長、梁島男子部長、清水池田華陽会書記長
西方 この2月、私たちは「世界青年座談会」と「未来アクション・ミーティング」を開催し、学会創立100周年の2030年へ、新たな船出をします。
梁島 2月は「学会伝統の月」です。1952年(昭和27年)、若き池田先生は戸田先生の願業
原田 池田先生は「戸田先生のおかげで、偉大な大聖人の仏法に巡り合い、正しき人生の道を知ることができた。広宣流布の拡大をもって、その師匠
梁島 先生は「師匠の大願
原田 今の焦点は、青年世代(男子部・男女学生部・池田華陽会・ヤング白ゆり世代)と未来部の育成です。先生は常々、「次代の建設とは、『人』をつくること」「若い世代を育
永石 「世界青年座談会」に向けて、@地域の全ての青年世代と未来部員のもとへ足を運ぶA一人でも多くの青年世代が集えるよう、心通う励ましを重ねるB友人も参加できるよう、にぎやかに開催する、が活動の柱です。
原田 御書に「一を重ぬれば二となり、二を重ぬれば三、乃至
西方 全ての中・高等部員を対象にした「未来アクション・ミーティング」も同様です(9日付の本紙に詳報
原田 青年を「尊重し」「抜擢
華陽会が元気に!
清水 池田華陽会
永石 今年は「『信心』と『師弟』を学び深める場」を目指して、御書や小説『新・人間革命』などの学習を行い、皆で平和と希望の種をまきゆく下種チャレンジャー≠ノなりゆくことを目標にしていますね。
清水 はい。私が今月参加した、神奈川・保土ヶ谷桜花区のカレッジでは、本紙に連載中の「華陽*GOSHO TIME」等を活用し、御書の研さんに挑戦。カレッジの前後にも、一対一の学習の場を設け、信心の確信を深めていました。
永石 その中で11月のカレッジには、3人のメンバーが友人と一緒に参加できたそうですね。他の地域でも、「教学で立つ」華陽の伝統によって、皆が成長しています。先生が華陽姉妹に揮毫
清水 ありがとうございます。池田華陽会歌にある通り、報恩
戸田の命より大切
原田 さて、改めて申し上げるまでもなく、学会の組織は、創価三代の会長が心血
梁島 会員規程には「金銭貸借、共同事業など自己または第三者の利益をはかることを目的として、この会の組織、名称、役職等を悪用する行為」は厳禁であると、明確に記
西方 具体的には、「学会組織の人間関係」や「学会員間の信頼関係」を利用して、以下の行為をすることを禁止しています。
@「金銭貸借」や「共同事業」を持ちかけるA物品販売やサービスの提供など、「ビジネス行為」をするB投資やマルチ商法の「セミナー」「食事会」に勧誘するC「無料サンプル」の提供など、商品の宣伝を呼びかける
原田 小説『新・人間革命』第8巻「清流
永石 学会は、仏意仏勅
(2024. 1.29. 聖教新聞)
<15> 遠大な広布も一人の励ましから
出席者:原田会長、永石女性部長、安田沖縄総県長、照屋
照屋 この2月は、沖縄の同志にとって、師弟の魂魄
永石 沖縄が本土に復帰して2年後の1974年2月、7度目の沖縄指導で、池田先生は、八重山諸島の石垣島や、宮古島も訪問され、8日に行われた「沖縄広布20周年記念総会」に出席。同志をたたえ、未来の展望を語ってくださいました。
原田 先生は、記念総会で「沖縄を幸福と平和建設の模範の島」にと、不滅
安田 まさに、この時から、新生・沖縄広布の時代が開かれました。先生は功労者を抱きかかえるように顕彰
原田 先生は語られました。「広宣流布を進めるうえでも、常に新しい挑戦を」と。沖縄の皆さんは、この師の心をわが心として、心広々と垣根
広がる希望の陣列
照屋 今年は、小説『人間革命』執筆
永石 一昨年、沖縄研修道場を訪れたジム・ガリクソン博士(バージニア工科大学名誉教授)は、「世界平和の碑」の前で池田先生の構想について、「まさに仏法の『変毒為薬
安田 師への報恩感謝を胸に、2月1日から3月17日までを「桜満開月間」と定め、各地で対話や励まし運動も活発です。
銘苅 3月24日には東京・国立競技場で、若者・市民団体の協働による「未来アクションフェス」があり、学会青年部も参画しますが、沖縄では3月の16、17の両日、「OKINAWA未来祭」を開催します。
永石 未来祭に向けて、壮年部、女性部、男子部が心を一つに10人以上の友に声をかけよう≠ニ勇気を奮い起こし、元気いっぱい前進しています。喜びのエピソードも、次々と生まれているそうですね。
照屋 ある女性部員の、20歳になる未入会のお孫さんは、未来祭の話を聞き、演奏への参加を希望。さらに、お孫さんが2人の友人も誘い、そろって参加することに。温かな励ましと、生き生きとした学会員の姿に触れ、お孫さんは昨年11月18日、自ら学会への入会を決め、御本尊を受持しました。華陽姉妹に祝福と歓喜の輪が広がっています。
安田 壮年部は、地域貢献の範
銘苅 男子部は昨年来、徹底して一人の友の話を聞き、共に題目を唱え成長するための対話運動を継続。会合に参加する友人が増え、新入会者も続出しています。
安田 昨年10月に入会したメンバーが信仰体験を語ったところ、ある男子部員の友人が、入会を決意。新入会の友が語る信心の確信から、新たな喜びの波動が起きています。
照屋 未来祭は、演奏や企画など垣根なく友人も出演できます。未入会の家族や友人も、毎回の練習等に喜々として集っています。
銘苅 こうした取り組みを重ねた結果、沖縄男子部は、この半年で、活動者の人数が3割増えました。未来部も、会合参加者が5割増加しています。先生から「青年の島」とうたわれた沖縄から、さらなる希望の陣列を築いていきます。
原田 かつて池田先生は、「『沖縄精神』は、まさに『対話の精神』だ」と語られました。一人一人との出会いを大事にし、深き友情へと高めていく沖縄の同志に学び、私たちも、自分が縁する友に、「まいをもまいぬべし」(新2145・全1300)と、勇気と希望の対話を広げてまいりたい。
「意識調査」に反響
銘苅 「未来アクションフェス」の取り組みの一環
安田 調査に参加した方からは「とても勉強になった」「これらの問題に関心を持った」など反響が寄せられています。結果は、国連などに届けられる予定で、3月の「未来アクションフェス」でも発表されることになっています。
永石 青年こそ未来の希望です。この春、高等部等から男女学生部に進出するメンバーや、就職等で住居移転する男子部員なども迅速
原田 御書に「大海の初めは一露
(2024. 2. 1. 聖教新聞)
<16> 「幸福の花」は必ず咲き薫る
出席者:原田会長、永石女性部長、西方青年部長、梁島男子部長、宇野女性部主任部長
梁島 「10人への下種拡大」と「大訪問・激励運動」――全国の男子部の友は寒風の2月も、「新時代の山本伸一」の自覚で、広布の山を勇んで登攀
原田 御聖訓
永石 「勇敢
宇野 未入会の義父が最近、聖教新聞を読み始め、友人に購読も推進
西方 北海道では現在、伝統の「青年主張大会」を開催しています。一人一人がつかんだ信仰体験を、地域の方に伝える集いです。地元識者からも「貴会
原田 「道理・証文
友を思い、尽くす
永石 そうした広布の「横」の広がりとともに、「縦
梁島 関西では、学会創立100周年の2030年へ向け、10万人の常勝後継の山本伸一(学会活動に挑戦する青年世代)≠フ輩出
西方 九州では、春に「SOKAユースフェスタ」、秋に「アジア青年平和大会」(仮称)を開催。九州青年部が先生の前で「5万人の第九」を轟かせた「アジア青年平和音楽祭」(1994年11月)から30周年であることを記念し、ベートーベンの「歓喜の歌」を高らかに歌い上げる予定です。
永石 うれしいことに、今まで聖教新聞を購読していなかった若い世代のメンバーが、電子版などを活用し、家族で読み始めたとの報告も届いています。その陰
原田 先生は「ここまで自分を信頼し、期待してくれているのか!∞ここまで、自分のことを思い、尽くしてくれるのか!≠ニいう、熱い真心に触れて、使命に生きようという意志力が燃え上がるんです」と言われています。これを誰よりも実行されたのが先生でした。私たちも同じ決意で青年に接していきたい。
梁島 相手のことを「よく知り」「思いを聞く」ことから、全ては始まると思います。「将来の目標に向かい、どんな努力をしているのか」「今、悩んでいることは何か」など、心通う対話の積み重ねによって、信頼関係が芽生えます。また、こちらも相手から学び、共に成長できます。
原田 家庭でも、地域でも、どれだけ青年世代と語り合えるか。その挑戦があってこそ、創立100周年の勝利の扉は開かれます。リーダーの最重要活動は訪問・激励であることを命に刻み、「今年は自分史上、最高の『一対一』『少人数』の激励ができた」と胸を張れる戦いを起こしていきましょう。
衆望に応える改革
宇野 本年を「令和の政治改革元年」と位置付ける公明党は、自民党派閥の政治資金問題を受け、資金の透明性と罰則強化を柱とするビジョンをいち早く発表し、国会に臨んでいます。
梁島 その中では、議員が政党から受けた「政策活動費」の使途公開を義務付けています。公明党では渡されていないものです。
西方 この点について、読売新聞には「政治資金収支報告書に使途の記載義務がなく、不正の温床になっているとの指摘がある政策活動費を巡り、野党はジレンマを抱える。2022年の同報告書によると、立民は1億2000万円、国民は6800万円、日本維新の会(国会議員団)は5057万円を支出している」(1月12日付)と書かれていました。
宇野 また、アメリカでは独立した行政機関である連邦選挙委員会が収支報告の公開や法令順守の確保等を担っており、日本でも政治資金を監督する独立した第三者機関の設置が必要であると訴えています。
西方 さらに違反行為への罰則強化として、会計責任者だけでなく、政治家も責任を負う「連座制」の強化を掲げています。実現すれば、「私は知らなかった」という政治家の言い訳≠ヘ通用しなくなります。この改革案は、2009年の民主党政権時代にも、公明党が提出していたものです。今回こそ実現してもらいたい。
永石 「清潔な政治の実現」を目指し、結党以来、政治腐敗と戦ってきたのが公明党です。1999年に自民党との連立政権に参加してからは、政治改革のエンジン役≠担ってきました。例えば、1円以上の政治資金支出の領収書公開を義務付けた際は、「渋る自民党を説き伏せ」(毎日)と報じられました。
原田 公明党の政治改革ビジョンを、麗澤
(2024. 2. 5. 聖教新聞)
<17> 「信心根本」こそ最極の人生
出席者:原田会長、永石女性部長、坂元北陸長、高橋北陸女性部長、片桐北陸青年部長
原田 能登半島地震から、間もなく40日。改めて、震災で亡くなられた方々に、衷心
永石 今回は、北陸のリーダーの皆さんとオンラインで結んでいます。今、言い知れぬ困難や苦労に直面し、先行きが見えない中、同志の皆さんは心を奮い立たせ、励まし合いながら、一歩また一歩と進んでおられます。
坂元 同志の皆さまの尊き献身
高橋 聖教新聞でも連日、報道されていますが、現地では、多くの皆さんがご自身の家が倒壊したりする中でも、会員や地域の方々と連絡を取り合ったり、声かけをされたりと日々、奮闘されています。
坂元 道路の寸断等で配達ができない聖教新聞を、被災地の県・圏幹部をはじめリーダーが、一人一人に届けています。そして、東日本大震災の折の池田先生の「御書には、災害に遭
永石 先生は、そのメッセージで「いかなる苦難も、永遠に幸福になるための試練であります。すべてを断固と『変毒為薬
高橋 発災当初から、地域の消防団員として避難誘導や救出活動に奔走
坂元 七尾市で飲食店を営む誓願長(ブロック長)と副白ゆり長の夫妻は、被災後、積極的に炊き出しを実施し、3日間で100食近くを提供されました。元気な七尾をもう一度取り戻す≠ニ、1月20日から営業を再開しています。
片桐 分県の男子部長も、自宅が損壊する被害を受けながらも、約1カ月にわたり車中泊し、同志への励ましを重ねました。「池田先生の弟子として、私たち青年部が地域の希望の光≠ニなり、必ず復興を果たしていきます!」と、力強く語っています。
坂元 日本全国、世界中の同志が祈り、励ましを寄せてくださっていることに、被災地の友は「元気が湧きます」「励ましを力に変えて、前を向いていきたい」等と語り、本当に支えられています。心から感謝を申し上げます。
原田 御書には、「大悪おこれば大善きたる」(新2145・全1300)、「冬は必ず春となる」(新1696・全1253)と説かれています。どうか、お体を大切に! 今こそ、池田先生が北陸の同志に示された「苦難に負けない」「断じて勝つ」との強盛
日本一の楽土≠ノ
坂元 振り返れば60年前の7月、石川県、富山県に待望の会館が誕生した際、池田先生は「北陸の同志が、ひとりももれなく幸福になりますように」と、深く祈念してくださり、「信心根本」こそ最も正しい人生の航路
永石 10年後の1974年4月28日、「北陸広布20周年記念総会」も、広布史に刻まれています。この時、新時代の北陸建設へ、「石川の日」「富山の日」が制定されました。本年で50周年の佳節
坂元 記念総会で池田先生は、わが身は即
原田 北陸は、第2代会長・戸田先生のふるさとです(石川県の塩屋村<当時>)。今月11日は、戸田先生の生誕
国と地方の「連携」
高橋 今、被災者の支援や生活再建に向けた問題が山積しています。観光、農業、漁業、伝統工芸品産業などの立て直しも、中長期的な支援が不可欠です。
片桐 公明党は、国会議員も地方議員も現場を走り、被災者や事業者の要望を聴き、さまざまな課題について、矢継ぎ早に政府に申し入れています。被災者が公的支援を受けるために必要な「罹災
坂元 これについて、読売新聞(1月25日付)は社説で「被災地の実態を踏まえた提案」と記し、識者も「まさに現場の思いに応えるもの』(東北大学災害科学国際研究所・小野裕一教授)と、高く評価しています。
永石 高齢者や障がい者など、入居者のニーズに合わせた仮設住宅の早期建設を要望したことについても、「被災者の目線に立った質問」(同)と評されていますね。
原田 大衆とともに――公明党議員は、被災地で苦しむ人に徹底して寄り添うとともに、今こそ、国と地方のネットワーク力を発揮し、復興と救済を断固と牽引してもらいたい。
(2024. 2. 8. 聖教新聞)
<18> 焦点は「一人の新たな友」の誕生
出席者:原田会長、永石女性部長、西方青年部長、梁島男子部長、林池田華陽会委員長
原田 若さは希望です。無限の活力を秘めています。いよいよ今週、多くの地域で「世界青年座談会」が開催されます。
永石 焦点は、「一人の新たな青年」への励ましをどれだけ進められるかです。全国の同志が今、青年の成長と幸福を祈り、訪問・激励に奮闘
原田 御書に「人がものを教えるということは、車が重くても油
梁島 今月出席した山口男子部の集いには、コロナ前よりも多くの友が参加していました。皆が「壮年部の方々と一緒になって動いた結果です」と語る姿が印象的でした。
原田 中国方面では、新年勤行会や本部幹部会の配信行事があった1月は訪問座談会≠煌発に行い、一人一人のもとへ足を運びました。動いて語る――この積み重ねにより、新たな力が誕生しています。
林 堅塁
永石 女性部では、華陽
林 池田先生はかつて、青年部の会合に出席したマスコミ記者から「どのようにして、青年たちとの信頼関係を培
永石 先生はありのままに、「私は、今日も、ひたすら諸君
原田 「自分は踏み台である。後継
確信つかむ体験を
西方 東京・板橋では世界青年座談会に向け、全支部に青年世代を中心とした実行委員会を立ち上げ、12月から準備に当たっています。そうした中で訪問・激励も勢いよく進み、友人も喜んで来たくなる集いを目指し、意気軒高
林 ザダンカイ≠ヘ世界共通です。オーストラリアSGIでは、各部のリーダー全員がグループ長(日本のブロック長・白ゆり長)として、少人数のグループ座談会を定期的に開催していると報じられていました。
梁島 メルボルンのある地域では20年ほど前まで、座談会を開催できるグループがありませんでした。ある夫妻がグループを立ち上げ、座談会を開催する中で、一人また一人と地涌
原田 双方向で懇談的な少人数の語らい≠ノは触発
梁島 先生は、青年が後継者として成長するための3つのポイントを教えてくださっています。第1は、「信心の確信をつかむための体験を積む」です。祈り戦って、自分はこう悩みを克服
林 第2は「教学」ですね。なぜ日蓮大聖人の仏法が最高だといえるのか∞仏法の法理に照らし、どう生きるべきか%凾徹底して学んでいくことです。
西方 第3は「師弟の絆
「平和の文化」建設
永石 9日から、第3回SOKA連続セミナー「核兵器なき未来へ」の配信も始まりました。今回は「未来アクションフェス」に向けた意識啓発
西方 会館・SOKAチャンネル個人会場・モバイルSTBで、3月31日まで配信されています。友人や未入会家族と一緒に視聴するなど、大いに活用したいと思います。
原田 学会の平和運動の原点は、戸田先生の「原水爆禁止宣言」です。その遺訓
梁島 草の根の力で取り組んできた戦争・被爆体験の出版は100冊を超えました。核兵器廃絶を求める1000万署名簿も国連に提出。国連広報局等と協力し、「核兵器――現代世界の脅威
西方 ICANをはじめとした核廃絶を目指す団体と協働
原田 人類の宿命転換を果たしゆく学会創立100周年までの7年。現代文明の一凶
(2024. 2.12. 聖教新聞)
<19> わが使命の天地で勇気の前進
出席者:原田会長、永石女性部長、沢本農漁光部長、鈴木農漁光部女性部長、松下農漁光青年委員長
永石 あす16日は、日蓮大聖人御聖誕
鈴木 広宣流布が世界同時進行となった今、「世界青年座談会」も各地で活発に開催され、青年への励ましや、新たな友への対話が進んでいます。
沢本 聖教新聞でも、国内外の前進の模様が連日、報道されています。仏法西還
松下 10万人の青年が先頭に立ち、「希望と行動の種子」展を100以上の教育機関で開催するなど、「SDGs」の運動を主体的に進めている記事にも触発されます。
永石 自分が変われば周囲も環境も変わる≠ニいう、仏法の生命変革の哲理を学んだことで、世界中で、希望に燃えた民衆運動のうねりが起きていることを日々、感じます。
原田 日蓮仏法は、民衆仏法です。池田先生は「使命を自覚した民衆自身が主役となり、民衆の勝利を開きゆく『人間の宗教』なのです」と語られました。広宣流布の活動は、全員が主役です。家庭、職場、地域など、大聖人から「まかせたてまつり候
命支える宝の存在
松下 2月17日は「農漁光部の日」です。1977年のこの日、団地部(現・幸福城部)と合同で農村部(当時)の第1回勤行集会が行われ、後に「部の日」となりました。その後、農漁村部に発展し、2011年に「農漁光部」となりました。
鈴木 農村部の誕生は、51年前の1973年10月です。第4次中東紛争の影響によるオイルショックや、異常気象による世界的な食糧危機に見舞われた混乱のさなかでした。
原田 食糧問題は、ますます重要です。日蓮大聖人は、「人は食
沢本 日本の農漁業は、過疎化、後継者不足、自然災害など、多くの課題に直面しています。先生は、妙法を持
VOD番組に反響
永石 農漁光部でも、後継の青年が各地で躍動していますね。
松下 北海道で漁師をしている男子部部長は、厳しい不漁を、漁師の先輩である父と共に信心で乗り越えました。地域では(漁の)潜水部会青年部長や消防団員を務め、貢献しています。また、男子部でも一人一人を地道に励ます中、部から男子部大学校6期生を2人、輩出
鈴木 四国の青年委員長は、シシトウの栽培管理の研究を重ね、収穫量を伸ばし実証を示されましたね。
松下 はい。四国では、青年同士でグループLINEを立ち上げ、先生の指導を共に研さんするなど、励まし合っています。
沢本 対話拡大も、青年の率先垂範
松下 青年委員会は、2009年2月、池田先生から「君よ、『生命の世紀』の先頭を走れ!」「君よ、農漁村ルネサンスの旗を振れ!」「君よ、師弟の『光の道』を勝ち進め!」とのモットーを頂きました。今年で15周年です。信心と団結で、平和・共生の未来を担う、若い力をますます強めていきます。
鈴木 女性部も、今こそと前進しています。青森で黒ニンニクを生産する副本部長は、信心で経営難や病を克服
永石 このほかにも、「全国豊かな海づくり大会」で、アサリ漁業の事業発展について発表した北海道の夫妻や、栽培したトマトが農協の品評会で「優良賞」を獲得した神奈川の地区女性部長など、農漁光部では、本当に尊い努力の、珠玉
沢本 皆さんの長年の尽力
原田 池田先生が、「人の命を支え守る重要な方々」「人間の王者」「生命尊厳の英雄」とたたえられた通り、農漁光部の皆さんは、さまざまな困難に見事に打ち勝ち、輝かしい信心の実証を示されています。
永石 今月、農漁光部の友の信仰体験を収録した番組「ヒューマン体験プラザ 使命の大地を耕す」(11分)が、SOKAチャンネルVOD(「モバイルSTB」を含む)に追加されました。群馬県で高原野菜を育てる一家の体験で、変毒為薬
原田 農漁光部の皆さんは、人知れぬご苦労が多いと思います。しかし、「わざわいも転じて幸いとなるべし」(新1633・全1124)です。試練の時こそ成長・発展の好機と、断じて信心で勝ってください。共々に、強盛
(2024. 2.15. 聖教新聞)
<20> 心軽く下種仏法の幸の仏縁を
出席者:原田会長、永石女性部長、河合副女性部長、西方青年部長、梁島男子部長
永石 「伝統の2月」――全国の友が「10人への下種
河合 特に、世界的なサッカー選手だったイタリアのロベルト・バッジョさん夫妻の信仰体験には大きな反響があります。また、「創価の希望の哲学や、学会の魅力を多角的に知ることができる」と大好評です。
西方 発売以来、4週連続で週間ベストセラーの第1位に輝き、1月の月間ベストセラーの第1位にもなっています(日販、トーハン調べ)。
河合 「この素晴らしい内容を多くの人に知ってもらいたいと思い、早速
永石 池田先生は2002年のSGI青年研修会の折、オーストラリアの華陽メンバーから、友人へ仏法の素晴らしさをどう伝えたらよいか≠ニ尋ねられたことがあります。先生は、「自信満々で話すことです。自信満々で『希望』を語ることです」「相手が真剣に聞いてくれても、聞いてくれなくても、自分自身の『確信』と『体験』を、堂々と語っていくことです」と答えられました。
原田 それこそが「下種」ですね。御聖訓
世界で青年が躍動
河合 「世界青年学会 開幕の年」の本年、日本中、世界中で青年が躍動していますね。頼もしい限りです。
梁島 先駆
西方 今月は、インド、タイ、マレーシア、シンガポールの青年部の代表が一堂に会し、総会を開催します。また3月には、タイ青年部総会や、アメリカの青年1万人による平和の集い≠ェ行われます。
梁島 5月には、10万人の青年部員の達成を目指すブラジルの「創価ユース記念総会」や、韓国・済州島
原田 青年を先頭に、世界広布の水かさは一段と増しています。本年3月には、先生が青年部の室長に就任されて70周年の佳節
梁島 日本の男子部は、「3・16」、さらに「5・3」記念の総会を目指し、「大訪問・激励運動」と下種拡大を続ける中で、着実に活動者を増やしています。
河合 今年は、6・4「世界池田華陽会の日」制定15周年です。池田華陽会は、4月にも華陽カレッジを開催し、皆が平和と希望の種をまきゆく下種チャレンジャー≠ヨ成長しゆくことを期しています。
永石 今月の世界青年座談会に続き、3月も青年育成の集いを行う地域が多くあります。例えば四国では、各地で「青年・未来部の集い」を実施し、友人や未入会家族も招いて、にぎやかに開催します。
梁島 愛媛の松山王者圏では、普段の座談会に参加できないファミリーのための座談会を行っているそうです。未入会の家族の方も気兼ねなく参加でき、大変に好評です。
河合 長崎・佐世保常勝県のある地区では後継
永石 大分常勝圏のある支部では、皆で楽しく語り合う「ミニ華陽カレッジ」を開き、8割の華陽会メンバーが喜んで参加しているとも聞きました。
原田 環境問題、戦火、物価高など、世界で試練は打ち続いています。先生は昨年11月の本部幹部会に寄せ、「『大悪
衆望に応える政策
梁島 国会では連日、自民党派閥の政治資金問題を巡り、議論が交わされています。公明党は現在、自民党に対して制度改革案を速やかに示し、与野党協議の場を早期に設置するよう要望しています。
西方 公明党は先月18日、資金の透明性と罰則強化を柱とする「政治改革ビジョン」をいち早く発表しました。「政策活動費」の使途公開の義務付け、「調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)」の使途の明確化と公開・未使用分の返納、政治資金を監督する独立した第三者機関の設置、会計責任者が不正した場合に国会議員の連帯責任を問える「連座制」の強化、などです。
原田 東京財団政策研究所の加藤創太研究主幹は、「公明党の提案はいずれも重要な内容だと思う」「連立政権を組む公明党から、こうした思い切った案が出てくると、自民党も真剣に向き合おうとするだろうし、野党の本気度も試される」と述べていました。
西方 私の友人も、政策活動費は、自民以外の立民や維新なども渡していたこと。公明は渡していないこと∞2009年の民主党政権下でも、公明が連座制の強化を訴えていたこと≠知り、認識を深めていました。
原田 結党時から清潔な政治を目指し、不正を糾弾してきた公明は、今回も政治改革の旗振り役になり、衆望
(2024. 2.19. 聖教新聞)