前へ

 

8月9日(木) 大阪 ⇒ USJ No.1

 

 阪急インターナショナルホテルには似つかわしくない格好でホテル内を通り外に出る。大阪駅から電車に乗らねばならないので、大阪駅への行き方を通行人の女性にたずねる。入り組んでいて教えづらいと言われたので、方向だけでも教えてもらう。その指示にしたがって大阪駅に向かう。途中で、新潟駅行きの夜行バスの出る梅田駅前三番街を下見。今夜のバスで義父が帰るため。
 どうも大阪には悪いイメージを持っているせいか緊張して歩いている。大阪駅でユニバーサルシティ駅往復切符を買うだけで汗ビッショリ。ホームへ上がると、ちょうど15時33分発の関西空港行き「関空快速」がやってきたので乗り込む。わずか5分で次の停車駅西九条へ。ここでJRゆめ咲線に乗り換え。
 やってきたのはUSJトレインとでもいうべき電車。車体にジュラシックパークをイメージしたのか、恐竜の絵が描かれている。でも乗車したのはわずかな客。車内はガラガラ。2駅約5分で、ユニバーサルシティ駅に到着。

 駅を出るといきなりアメリカをイメージした街並みのユニバーサルシティーウォーク。誰かに聞いたんだか、なにかで読んだんだかで「ユニバーサルシティ駅からユニバーサルスタジオジャパンへ歩いたほうが雰囲気が出る」とあったので、あえて電車を選んでみたのである。これがまさしく正解。無料駐車券のおかげ。ワクワクしながらユニバーサルスタジオジャパンに着いたのが16時。

 まずは入り口のチケット売り場で事前に購入しておいたチケットとスタジオパスの引き換え。なぜかJR以外で購入したチケットは、入り口でスタジオパスと交換しなければならないのだ。つまりJR以外で購入したチケットはあくまで入場予約券といった性格。JRとUSJの陰謀か? 入場者が一定の人数以上になった場合に入場制限をするらしく、事前にチケットを購入していれば制限に引っかからないと聞いていたので、JTBでチケットを購入してから行ったのに、さらに差別化されていたとは・・・。
 チケットブースは2ヶ所しか開いてなくて、どちらも10mぐらいの列。並んでいたところ、義父はシニアチケットが700円安いのに気付き、チケットを交換するように言われる。やっと自分たちの順番がきたので、まずは大人1枚をシニアチケットに交換してくれるように頼む。すると、払い戻しはしていないので不使用証明をするから購入したところで払い戻すようにとの答え。結局新たにシニアチケットを購入することになった。スタジオパスに引き換えを終えて後ろを振り返ると自分の後ろの列がさっきより長くなっていた。

 入場するとすぐにキャラクター達がいてみんな記念写真を撮っているが、横目でそれを眺めつつ先にすすむ。入り口近くはディズニーランドのようにお土産などのショップが並んでいて、建物はきれい。でも立ち止まれない。なぜならEパスをゲットしようとしているから。こんな時間からでは手に入れられないのはわかっているのだが、わずかな望みをもってウロウロ。でも「Eパス」という名前と役割を知っているだけで、実際にどこで手に入るのかは不明。中央のラグーンに着く頃にはあまりの人出と暑さにすっかりと望みもなくなり、さらに表示板へ示される待ち時間の情報が絶望を伝えてくる。とりあえずインターネットで得た情報をプリントアウトしてきた紙と、入り口で手に入れたスタジオガイドを元に、ウォーターワールドに向かう。収容人数3000人なので何とかすんなり入れるのではないかとの期待をこめて・・・。

今回参考にしたサイトです  

 自転車に乗っているチャップリンや、吊るされているジョーズを見ながらすすみ、「ウォーターワールド」のゲートをくぐって順番待ちの列に並ぶ。先に待っているのは約200名ぐらい。かなりの暑さの中で立って待っているのだが、次々に並ぶ人々で風が通らずだんだんと暑さが増してくる。ところどころに扇風機が設置されていて、暑い空気をかき混ぜている。並んでいる通路の幅は5〜10mぐらいあって、このまま開場となっていっせいにいい席を目指して殺到するととんでもない事態になりそうな嫌な予感。
 待ち時間20分で開場。思っていたよりも整然と入場。今回インターネットから情報をプリントアウトしてきたのは「USJに行きたいか〜?!」。それによると、『場所によっては濡れるのよねぇ・・・、だから椅子の色が違うねん。』とのこと。確かに前の方は椅子の色が青。
 ビデオで撮るつもりなので、となりに座っていた女の子2人連れに、水についてきいてみる。「今日は暑いからかけまくると思いますよ」とのこと。タオルでビデオカメラを保護しておく。満席にならずにショーはスタート。
 まずは出演者とのあいさつから・・・、と突然あいさつが悪いとバケツの水を観客にぶちまける。前方の客はびしょ濡れ。前から2列目のおじさんはビデオカメラで撮影中だったが大丈夫だったのか? その後にブーイングの練習。これも出来の悪いブロックからびしょ濡れの犠牲者が・・・。ウェーブもはじめてやってみたが、すっかり気持ちはハイになってゆく。
 そして、いよいよショーの始まり。内容的には火と水がバリバリのとにかく大迫力のスタントショー。水しぶきが中央あたりに座っていた自分のあたりまでよく飛んできたが、とにかく暑かったのできもちが良い。時間があったら何回でも見たいショーであった。満足して外に出る。
 時刻は17時過ぎ。夏の夕暮れといった感じになってきた。ジリジリと照りつける日差しはなくなったが、からだ全体を包み込む暑さは変わらない。

 

次へ

 

[ 「TravelNote」へもどる ]

[ トップへもどる ]