8月11日(土) 東京( 本所 ⇒ 町田 )
さて時刻は17時過ぎ。この先の行程であるが、ふたたび都バス路線案内図みんくるを取り出して考える。フリー乗車券を購入したこともあり、まだまだ乗り足りないのでこのままバス旅を続行したい。といって行きたいあてもない。フッと思いついたのが、「お台場」と「新橋〜渋谷」のルート。この2つの目的地をよく見たところ、一つのルートが出来上がった。そのルートとは・・・。
現在いる錦糸町から土曜日と休日にしか走っていない[急行05]系統東京テレポート駅行きでお台場の東京ビッグサイトへ。そこから[虹01]系統に乗り換えてレインボーブリッジを渡り終点の浜松町駅へ。新橋まで一駅移動してから[都01]系統の渋谷駅行きに乗り換え、さらに終点の渋谷から[池86]系統東池袋4丁目行きに乗り、新宿伊勢丹で降りるというもの。
でもさすがにここまですると同行者から総スカンを食う恐れがあり、とても言い出せなかった。おまけに連日の疲れで全員グロッキー状態ともなれば、恐ろしくてこんな計画を話せたものではない。で、結局は蔵前から都営地下鉄大江戸線に乗り、新宿で食事をしてから町田に戻るという無難な線に落ち着いた。ただ、このルートを発表しただけで「まだ乗るの!?」的な反応があったことを付け加えておきたい。もし最初のルートを発表していたらどうなったかは推して考えられるであろう。
本所防災館から500mほど錦糸町駅方向へ歩いた錦糸公園バス停で[都02]系統大塚駅行きのバスを待つ。後から付いてきている同行者はなかなか追いついてこない。ほどなくバスがやってきて乗車。本当にバスの冷房には助けられる。
隅田川をふたたび渡って蔵前駅下車。階段をおりて都営地下鉄の大江戸線乗り場へ。この地下鉄大江戸線は、都庁前から東側が、飯田橋、上野、両国、月島、六本木と回って都庁前につながる環状に走っている。そのため蔵前からは、どちら行きに乗っても新宿まで出られるのでせっかくだからと遠回りをしようとして弟にも承認してもらったのだが、結局は地下を走れば景色など見えるわけもなく無駄だと気が付いて最短の春日経由で行くことにした。
17時39分の光が丘行きに乗車。この地下鉄に乗るのは2度目であるが、小さくてかわいらしい車体。前回も今回もガラガラの車内だったが、この小さい車体に満員の乗客が乗っても大丈夫なのか気になる。息苦しくないのであろうか。
自分たちはわずか20分ほどの乗車であったが、あまりの快適さにウトウトとしてしまう。やはりかなり疲れがたまっている。
新宿西口駅で下車し階段を上る。新宿に来るといつも寄る仙台牛タンの店「ねぎし」Lタワー店へ。以前仙台出張のときに同僚のI氏に連れられて行ってから、すっかり牛タンのファンになってしまった。本当なら仙台へ行って「喜助」(漢字は違うかも)という店で牛タンを食べたいのだが、なかなか仙台へ行くチャンスがない。せめて東京へ行ったときにでも「ねぎし」に寄るのが楽しみ。
18時を過ぎた店内は土曜日ということもあるのかカップルが多い。店内の一隅に座してメニューを開く。また以前と比べてメニューが増えている。自分はいつもどおり牛タンWの定食。それとグラスビールを注文。ライスおかわり自由というのがうれしいサービスなのである。息子は2回もおかわりをして3杯も食べている。しかしその3杯目で突然箸が止まった。なれない「とろろ」をかけてしまったため「やべえ!」を連発。かなり苦労して食べていた。
満腹になったところで19時20分の急行で座って帰ろうと列に並ぶ。この電車がなかなか入線せず。15分を過ぎてからやっと放送が入る。実際に入線したのが19時18分で、発車は定刻どおり。昔からこんなにぎりぎりで発車していただろうか。弟のアドバイスどおりに並んだのでラクラクと座ることができ、妻は町田に着くまでずっと寝ていた。
20時ごろ町田駅に着くと雨が降っている。滝ノ沢のバス停を降りたら土砂降り。いったん帰宅後、今晩は滝ノ沢町内会の盆踊りだったことを思い出し、雨が小降りになるのを待って出かける。20時半に着いたが、雨のため中止になったとか。しかたなくまた雨が降り始めたなかを自宅に戻る。あとで聞いたところによると、我々がいなくなってからすぐに盆踊りのやぐらに設置した分電盤へ雷が落ちたということであった。
つづく
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