【 2日目 】 オランダ/アムステルダム → ザーンセ・スカンス
8時間の時差をものともせず、すっかり現地時間で行動していましたが、目覚ましの鳴る前、4時頃に目が覚めてしまいました。
朝食はビュッフェスタイルでしたが種類がとてもたくさんあり、深夜に満腹になった事も忘れて朝からパクパク食べました

食事の途中、娘が私に「お母さん」と話しかけた途端、そばにいた方がとても驚かれ・・・「えーっ親子なの?姉妹かと思っていたわ」なんておっしゃる 私も大人。真に受けたりしませんよ。社・交・辞・令!
 
さぁ、今日から観光です。
とっても良いお天気で気持ちがいいですが、やはり空気が冷たかったです。

ここはホテルからバスで20〜30分行った所の風車です。
まだ朝だったからか他の観光客もいませんでした。
この反対側は運河で、土地と水面がほぼ同じ高さでした。
観光客に慣れているのか(?)水鳥も寄ってきてのどかな風景でした。
風車の周りにはニワトリも散歩(?)していてニワトリが苦手な私はちょっとコワイ・・・結構生き物はみんな寄ってきます。
この画像のすぐ左側にオランダの有名な画家、レンブラントの像がありました。
こちらはガッサンダイヤモンド工場です。
どう見ても「工場」っていう感じじゃないですよね。
扱っている物が物だけに、中のドアの開閉も管理されており、1度通った所は戻れないようになっています。
日本人の方もいらして(日本からの観光客が多いのでしょうね)原石から徐々にカットしていく過程を見学しました。
その後、完成品(商品)をたくさん並べながらユーモアたっぷりに品質の説明をして下さいました。良かったら買ってね♪という事です(笑)近々買う予定のある方は日本で買うよりもずい分お安く買えます。実際に買っている方もいらっしゃいましたよ。ダイヤのアクセサリーをしていたら間違いなくその場で鑑定されちゃうでしょうね(笑)

その後、アムステルダム市内のマヘレの跳ね橋やダム広場などを通り国立博物館へ。こちらにはレンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」など絵画のお好きな方にはたまらないであろう素晴らしい名画たくさん展示されています。まるで知識のない私でも現地のガイドさんの
説明を聞きながら鑑賞すると(これが大事)とうなづけました。


アムステルダムは街中に運河が流れています。地図を見ながら建物を探す時も運河を3本渡って右側・・・などと言う感じで行きました。
こちらは1日の内でも天気がコロコロと変わるので折り畳み傘が必要と言われていましたが、幸いお天気に恵まれて景色もとても美しかったです。
特別な建造物でない普通の家々がみんな素敵な絵になってしまうのです。
ここから駅までトラム(市内電車)に乗るのですが、車は右側通行と言うのを忘れていて最初、反対側の停留所に並んでしまいました。
トラムのチケットは後部車両にいる車掌さんから買うと聞いていたので後ろの車両に乗りました。それらしき人を見つけ近づいて行くと・・・あれ?違う?フランスパンを持った一般の乗客でしたえ゛!車掌さんがいない?じゃあチケットは?連結があって前の車両に行けず、オロオロしている内に駅についてしまいました。横のドアが開き何事もなかったように降り。
無賃乗車してしまいましたー悪気はなかったのよぉ〜!私達、お金持ってるしぃー、ちゃんと払うつもりだったのよぉ!ウソじゃないったらー! ごめんねー(運転手さんから買うそうです)
これは東京駅のモデルになったと言われているアムステルダム中央駅です。
これから列車でザーンセ・スカンス(風車村)に行きます。
こちらの券売機は複雑なので、少し手数料を取られますが窓口で買うつもりでいました。この幅の広〜い駅の中央から入れば窓口はすぐ目の前だったのですが、トラムを降りたすぐそばの右端の入り口から入ってしまったため、窓口が見つからず、あちこち
ウロウロ。しょうがなく券売機に挑戦したもののコイン、紙幣は×マークが。(カードらしい)再度窓口を探す事にして、前後左右の通路を探しまくり、最後には駅関係者の控え室らしき所にいた人に聞き、やっと窓口が見つかりました。チケットが買えたのは駅についてから何分後だったでしょう(笑)
・・・と、チケットを受け取ってまた新たな疑問が。往復切符を買ったのですが渡されたのは3枚。何で3枚?普通2枚か4枚でしょ?じーっとチケットを見つめていた娘。「わかった。1枚は手数料の領収書だ」おー!エライぞ娘!これからもその調子で頼むゾ それでは 8番ホームと教えてもらい、階段を登ると列車が止まっていました。念のためホームにいたご夫婦に聞いてみると親切に時刻表を見てくれました。でも何だか違うよう
 こちらは英語で聞いたのですが、答はオランダ語でいまいちよくわかりません。手振りで人差し指を立てて下、横、上を指しています。んー?ホームが違うのかな? 1度降りて別の階段を登れって事???と思っていると奥様が「違うわよ、あっちよ」と? 娘によくよく聞いてもらうと同じホームの前方に止まっている列車のよう。どうやらその男性、間違っていたようで。(笑)奥様の言っている方が正しいらしい。私達は丁寧にお礼を言い、前方の列車が発車してしまうと困るので長〜いホームを走る!走る!しっかし何で同じホームに2つの列車がいるんだぁー!?ホームをよく見ると最初の列車の所は8b、前の列車の所は8aと書いてあります。1つのホームにaとbがあるのかー!ややこしい!列車に乗ってからも念のために近くにいた男性に聞いてみたら旅行客だったようで「分からない」と言われてしまい、次の瞬間ドアが閉まりましたあとは車内の表示板だけが頼りなのに○○行と表示されているだけで次の駅が表示されないしアナウンスもないネットで調べた時に確か4つ目の駅って書いてあった事を思い出し数える事に。日本の駅と違いホームに←あっち駅 こっち駅→の表示もなく、不安で外の景色を眺める余裕もありませんでした。私達は車両の1番前端に乗っていたのですが3つ目の駅を過ぎた時、体格の良い黒人男性が私達の前に立ちました。何ぃ?絡まれたらどうしよう・・・と固まった時、娘が「検札だよ」と その時○○駅は次ですか?と聞くと「そう」と。よかったぁ〜!もうドキドキの車内でした。(笑)←今だから笑える・・・

降りた駅はとても小さな駅で帰りは往復切符だしホームも反対側に乗ればいいしで安心しました。駅を出ると甘〜い香りが。近くにチョコレート工場がありそうです。駅からはタクシーのつもりだったのにタクシー乗り場なんてありません。まぁ、聞きながら行けばいいかと歩き出しました。突き当たりで右?左?う〜ん?道を聞こうにも人が全然いないのです。その時、左前方に風車が見えました!左だぁー!と歩いて行くと←この景色(斜め上の画像)です。かわい〜!
適当に歩いていても駅から12〜13分でたどり着きました。

風車は中に入って見学する事ができました。
日本語も含む数ヶ国語のパンフレットも用意されていました。狭くて急な階段(ほぼハシゴ状態)を登ると上に出られます。風は強いし、羽はバッサバッサと音を立てて回っていてスリル満点です(笑)
下に戻ると、中にいたお兄さんが片言の日本語で話しかけてきました。
お兄さん「ドコカラキタ?」
私達「Japan」
お兄さん「ドコカラ?」
私達「Japan、ニホン」
お兄さん「ドコ?」
んん? 何で何度も? あ、そうか日本のどこから来たか聞いているのかな?
私達「トウキョウ(本当は神奈川です)、オオサカ」
お兄さん「フ〜ン」 あらら、フ〜ンで終わりですか・・・(笑)
周りはのどかな田園風景でのんびりした所でした。

こちらは同じ村の中にある木靴工房です。
ここ、先日テレビでオランダの紹介をしている番組で映っていました。
木靴はポプラの木で作るそうです。
色とりどり、大小様々の木靴がきれいに並べられていました。
この右側には作業場もあり、実演を見る事ができます。
お土産もたくさん売っていて私達もここで色々買いました。
(空港内でもたくさんのお土産がありますが、少し高くなっていたりします)
こちらも同じ村の中にあるチーズ工房です。
ドアを開けた途端においしそうなチーズの香りがしてきました。この左側には出来上がったチーズがズラリと並んだ棚があります。
チーズはどれも試食用に切られている物があり、チーズ大好きな私達は片っ端からパクリ、パクリ。その中でホテルで出た美味しかったチーズ(正確にはそれとほぼ同様の物)を発見!
チーズは重いから空港で買う予定でしたが万が一同じ物が見つけられなかったら嫌なのでそれだけはここで買う事にしました。


帰りの列車はスムーズで、ちゃんと車内に次の停車駅の表示もアナウンスもありました(笑)窓から見える風景が田舎の風景から都会のビルに変わったら
アムステルダム中央駅に到着です。
もう薄暗くなっていました。

この後、教会やアンネフランクの家を回る予定でしたが、駅から歩いていると
かわいいお店が色々あってついつい入ってしまいます。1店1店見ていたらいつまで経っても目的地に着きません(笑)地図を見ながら教会にたどり着いた時には一段と暗くなっていました。写真を撮りましたが真っ暗で(笑)アンネフランクの家ももう閉館時間なので外から写真だけ撮りました
暗くなってから人通りの少ない道を歩くのは怖いので足早に大通りに戻りました。そろそろ夕食のお店を探そうという事になり確かこの辺にガイドブックに載っていたオランダ料理の店があるはずと思って見回すとなんとすぐ目の前で。入り口に招き猫のシールが貼ってありました(笑)しかも「日本語メニューあります」と書いてあるじゃないですか。これは安心と早速入りました。

店内はとてもよい雰囲気で、すぐに「コ・ン・バ・ン・ワ!」と声をかけてくれました。お客さんはまだ数人しかいませんでした。
隅のテーブルで人の良さそうなおじさん(お店の人)が鼻歌を歌いながら何やらやっています。(写真を撮らせてもらえばよかった)時々こちらを見てニッコリとしてくれます メニューは英語とオランダ語表記で中央に日本語訳の部分がありました。
私はなんとか貝(忘れました)のフライ、娘はオランダステーキ、他にサラダやら色々ついてくるようだったのでそれとパンを頼みました。運ばれてきてびっくり、やはりここも量が多いんです。しかも、あれ?私の前に置かれた料理はフライ?確かに貝は入っているけれど。1度フライにしてあるのかなぁ?と思いながら食べてみるとこれがおいしいっ!正解!正解! ・・・で、パンはいつくるの?と思っていたのですが、どうやら忘れられているらしい。でもこの量だけでも食べるのが大変。忘れられてていいや、と、催促もせず。
お会計の時に「おいしかった?」と聞かれ、「おいしかった〜♪」とニッコリ答え、昨夜に続き、今夜も満腹でお店を出ました。

さて、もう9時前だしホテルは街中ではなく、ちょっと距離があるので駅まで戻ってタクシーに乗ったのですが、街中だというのにすごいスピードで走ります。この事はネットで読んで知ってはいたのですが、ほんっとに怖いですよ。特にカーブが怖い!体中に力が入ってしまいます。・・・と、横からこれも猛スピードの自転車が出てきてタクシーは急ブレーキ!!
キャー!ほらぁ、だから危ないって言ったじゃーん!(いや、実際、言ってはない・・・)●☆#▽*■×#〜〜〜!!!運転手は窓を開け自転車に何やら怒鳴っています。
(予想訳)危ねぇだろー!気をつけろ!バカヤロー! かな?(笑)うぅー!ぶつからなくて良かった・・・こんな事があってもタクシーはその後も相変わらずのスピードで走り続けました 今日は色々な意味でとても思い出に残る1日でした。