ONE MAKE 10

〜BS360(Buck-Side 360)〜

じゃ、BS360。当然ワンメイク講座8の「360への道」を踏まえて書く。


BS180できないヤツはBS180へ戻ること。

FS360と同じく練習はテーブルタイプのキッカーで、大きさは3〜5mくらい。クドイか?

まずリップの入り方だが、トゥー抜けをする。
FS360とは反対になるわけだけど、一応書いとくと、キッカーの斜度が変わる辺りからリップ中央に向かって
緩やかにフロントサイドターン
すると自動的にトゥー抜けになる。
これもFS360のときと同じように先行動作の無い軽いヒール抜けのストレートジャンプをして慣れて、その後トゥー抜けのBS180をすることによって完全にものにしておくこと。
ここまでは最初にやっとけ。
これくらい分かるな。
余裕度を確かめるためにグラブで180まで出来てるといい。

先行動作はBS180より強めにやるんだけど、そのためにはフロントサイドターン中に顔を進行方向に向けてるくらいでいいんじゃないかな?ターンしてるのに前向いてるから下半身の力の入れ具合を調整しとけ。
これでもダメなら、後ろの手を胸の前に置いておくことを意識しておけば十分に溜めることができるだろう。それ以上は必要ない。
そんでテイクオフのときに一気に回転方向に廻すだけ。
この先行動作をつけたBS180を実際にやって、回転に余裕ができたことを確認できたところでBS360へ移行していく。
FS360のときと同じく、ここから先は実際に360度廻すつもりでやらないとダメ。
「せーの」で一気に廻せ。
コツはとにかく前を見ること

BS180との絶望的な違いはこれ。

当然だけどBS方向に1回転してから前を見ること。
着地は前を見るからFS360よりやりやすい。合わせてけ。
これも「脇の下から見る」とか言われているやつだが、最初から見るんじゃなくて、まずは回転の方向に顔を廻して、それからチラ見。そうじゃないと回転軸が作りにくい。

リップから抜けるときには後ろよりも回転方向(テイクオフ前の背中の方)を見るような感じで一気に後ろを向いて上半身から回転を始めて、飛び出した後にその捻り切った顔の向きのまま下をチラ見する感じだ。

これもやっぱり平地で板をつけないでジャンプBS360をして動作を確かめてから望んどけ。
キッカーで飛んでから空中で初めての確認なんてやってたら
命がいくつあっても足りない。

通常、廻る椅子で目線と肩の開きを確かめるのは誰もがやってることだ。
あとは階段や段差で・・・あまりやりすぎると恥ずかしいのでこっそりやれ。

とにかく、エントリーから着地までのイメージを全部出来るようになってからやるのが全てのエアーにおいて基本。

BS360をしようとして顔を一回転して前を向けないときは絶対に失敗するので、とにかく顔というか目線だけは正面に行くように、首をひねった状態を維持すること。

これも怖かったら、テーブルタイプのキッカー限定(チビキッカーでもいい)で、スピード落としてエントリーしてテーブルの上に正面向いて270度くらい廻って着地するつもりでやってみるといい。
このとき、正面を向いて小さくなる感じを掴んでいられれば大丈夫なんだよね。
回転の中間で小さくなるというよりかは、終盤に向けて小さくなり、着地直前で開放するイメージになるから。
グラブするなら中盤には小さくなって掴んで、それから終盤までずっとだけど。

んで、300度以上廻れれば着地はレギュラーなんだからリカバリーできるはず。
ここまでこれば、あとは回転量を合わせるだけとなる。

FS360と同じく回転量は目線の送り量だと思ってほしい。
回転量が足りないときは目線を「正面を向く」からやや先、進行方向右側まで見るくらいで増える。
やりすぎもよくないが、回転の先を見続けるのが一番いい。
廻りすぎてるなら、正面が見えたときに目線を絶対固定。そんだけだな。

その次が、もうやってるだろうけど、着地をあわせるときに逆ひねりを加えて、その反動で下半身を回転させて合わせるんだけど、目線を余分に廻していれば、着地時に戻すわけだから、自動的になってるはず・・・だけど不器用な人は目線を着地時に戻してないなんてことがありそうだから、逆ひねりも意識しておけ。

空中で回転が止まる症状が出る時は、FS360と同様に回転方向の肩が開いてないから。
右肘をきっちり回転方向に振ること。
あとは目線を先行させた回転さえ出来れば絶対に廻る。
グラブするならミュートグラブかステールフィッシュグラブが回転方向へ肩を開く邪魔にならないからいいが、テールグラブという選択肢もある。
まあミュートが一番やりやすいだろうけど、オシャレなのはあえてのステールフィッシュ。体のひねりもボーンも入れやすい。
腐った魚
の心意気を見せろ!!

ちなみに、インディーグラブやメランコリーグラブは回転を止める方のグラブ(回転方向に肩が開かない)なので難度が高い。
でも慣れたらインディーは行ける。挑戦してみてもいい。

空中姿勢とか、着地に関してはFS180やBS180と同じ感じでやれば問題なし。
これでBS360も廻れるな。
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