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掃除機の選び方

１度、高級な掃除機を使ってしまうと２度と安価な掃除機に買い換えようとは思わないというほど掃除機は価格によって大きく性能が変わってきます。

しかしながら、高いからいい物だろう、と必要のない機能が付いている商品まで購入する必要もありません。失敗しない掃除機の選び方を簡単にご説明いたします。

Ｗ（ワット）の数値が高いほど吸引力は強い？
Ｗ（ワット）は掃除機の吸引仕事率を表す単位です。日本電気工業会によって測定方法は決められています。では、Ｗ（ワット）の数値が高い方がゴミをよく吸い込むのか？というとそう言う訳でもありません。Ｗ（ワット）は、実際に掃除機にヘッドをつけてゴミを吸い取る力を測定したわけではなく、あくまで吸い込む力のみを数字化したに過ぎません。掃除機の性能を知るにはワットよりもむしろ、ヘッドの性能やダストボックスの作りが大きく左右してきます。 *　Ｗワットの測定方法は、フィルター又はゴミパックを装着した状態で本体にホース、延長パイプを取り付け延長パイプの先に測定器を取り付けて風量×真空度×0.16666＝ワット（吸引仕事率）で算出されます。

サイクロン式と紙パックの違いを知る
まずは、紙パック式にするか？サイクロン式にするか？おすすめは、サイクロン式です。吸引力が衰えにくく、紙パックのコストもかかりません。ただし、フィルターの定期的な掃除が必要ですので、毛の抜け易いペットを飼っている方などには紙パック式をおすすめすることもあります。
サイクロン	一般的には吸い込んだ空気を竜巻状に回転して、ゴミと空気を分離。ゴミはダストボックス内に残し、空気はフィルターを通って排気。ゴミの空気の通り道をゴミが邪魔する事がないので吸引力が衰えにくい。現在では、フィルターがなくフィルター手入れが不要なものもある。また、掃除機がフィルターの掃除までおこなってくれるものもあるが一般的には定期的にフィルター手入れが必要。
紙パック	紙パックがフィルターとゴミを溜める役割を同時に担っている為に、空気の通り道をゴミが塞いでしまい、吸引力は徐々に弱まっていく。紙パックのメリットは、フィルターの手入れなど殆んど必要なく紙パックを交換するだけなので簡単。

ヘッドの種類を知る
掃除機の性能を左右するヘッド。掃除機を購入する際はまずこちらをチェックしましょう。
パワーブラシ（自走式モーターヘッド）	モーターの力でブラシが回転する	絨毯の取れにくいゴミ、フローリングの溝のゴミまでしっかり吸い込む。自走式はラジコンのようにヘッドが勝手に前に進むので絨毯でも力を入れずにお掃除できる。
パワーブラシ（モーターヘッド）	モーターの力でブラシが回転する	絨毯の取れにくいゴミ、フローリングの溝のゴミまでしっかり吸い込む。
ターボヘッド（エアーヘッド）	吸い込む力（エアー）を利用してブラシを回転させる	パワーブラシに比べると吸い込む力は弱いがその分、価格は安く１万円～１万５千円ほどで購入する事ができる。
ノーマルヘッド（床ブラシ）	ブラシがない	１０年ほど前までは、このヘッドが主流だったので皆さんも使った事はあるはず。絨毯などでは何度も擦るようにして掃除する必要がある。

ご自身に合った掃除機を探す
メーカーにより、掃除機は長所短所が違ってきます。ご自身に合った環境の商品を選ぶのがベストでしょう。
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