CAUTION:全ての運動「スポーツ」また自然の知識や安全な対処方法ならびに救助方法を学習・習得する為には実際の環境下(水の上)で正しい指導と安全管理のもと学習ならびに練習する事が大切です。
6.川でのレスキュー

6-1.川での注意事項

Outdoor Shop LANDSは、レスキューに関しての知識は素晴らしいものがあります。
是非、ご覧になって気をつけて川を楽しんでください。


1 本当に楽しいって? カヌー、カヤック、ラフトボート・・・これらのウォータースポーツはとても楽しいものです。難しいルールや、他人の干渉を気にすることもなく、自分のスタイルで自然の懐の中で自由に遊んでいられます。日常生活のストレスですり切れそうになった、心と体も生き生きと蘇ります。そして明日への活力を生み出してくれる、とても魅力有るスポーツです。
でも楽しい魅力有るスポーツがいつまでも、楽しく魅力有るものであり続けるためには、条件がありますね、一日の遊びが終わったら、無事に家まで帰り着き家族の笑顔に囲まれながら今日一日の余韻に包まれて眠りにつく。もしそれが無く、あなたの人生がその日を限りに途絶えてしまうようなことがあったら、もうそれは楽しく魅力有るものどころか、あなたの周りの多くの人を悲しみの淵に陥れてしまうことでしょう。
とても残念で悲しいことですが、毎年少なからずのウォータースポーツマンが事故に遭われています。私たちが遊ぶフィールドが、私たち人間の力を遥かに越えた存在である大自然である限り、事故や犠牲をゼロにすることは出来ないでしょう、しかしあらゆる備えをもって、事故や犠牲を限りなくゼロに近づける努力は、すべてのウォータースポーツを愛している人の責任だと思います。
2 危険の認識から始まる 川における安全の話をするには、『川には危険がある』という認識を持つことから始まると思います。その最低の認識すらなく、事故に遭うことほど悲しくも愚かなことはないと思います。
『川には危険がある』という認識がすべての安全への出発点です。
3 川の事故の特異性 川の事故には陸上の事故では考えられない、様々な特異性があります。川の事故はほとんどが流れの中で起こります、流れる水は圧力という強大な力を持っており、これは体験したことのない人の想像を遥かに越える力です、また、川というのは思ったよりも水温が低いということです。皆さんも川で遊んだ経験があると思いますが、あの冷たさは水というより氷水と言ったほうが適当ではないかと思われるほどです。それと、こけのついた岩場は特に滑りやすく危険であると言うことも認識しておかなければなりません。そして人間は水の中ではほんの数分しか生き延びる事が出来ないと言うことが、川における事故を深刻なものにしています。
4 専門的知識と技術 不幸にして起こってしまった事故の現場にあなたがもし居合わせたととしたら、誰しもが「何が何でも助け出したい」と思うでしょう、しかし先にも述べたとおり急流の事故には救助する側にも、大きな危険を強いることが多く、高度な専門的な知識と技術を要求されることが多いものです、最悪の場合は二次遭難と言うこともあり得ます。よく夏になると川遊びに行った家族の悲惨なニュースを目の当たりにします。幸い日本でも『Rescue 3』などの急流救助の専門的知識と技術をトレーニングする、団体も活動を始めています、是非そう言った専門的なトレーニングを受けられることをお薦めします。



6-2.川で流されたら・・・・・・・へ続く



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5-4.本流から抜け出る(ストリーム・アウト)6-1.川での注意事項6-2.川で流されたら