CAUTION:全ての運動「スポーツ」また自然の知識や安全な対処方法ならびに救助方法を学習・習得する為には実際の環境下(水の上)で正しい指導と安全管理のもと学習ならびに練習する事が大切です。
6.川でのレスキュー

6-2.川で流されたら
万が一、沈して流された場合にもいくつかの注意点があります。

 川で流されたら

まず、前方を確認しつつ、下流側に足を向けて、あお向けで流されるようにしましょう。間違っても、すぐに立とうとはせずに、なるべく足を上げて水面と平行になるようにしましょう。前方を注意して上陸できそうなエディを見つけたら、流れの力を利用して出来るだけそのエディ側の岸に近づくように、体をフェリーアングルに変えます。
岩や障害物が近づいてきたら、足で岩を蹴って、岩を避けましょう。やり過ごしたら、また同じように手を使って向きを変え下流に足を向けます。
落ち込みに突っ込んだ場合は、足を曲げてお尻から落ちるようにします。足から落ちると川床の石に足が挟まって一種のピンニング状態になりますので、気を付けましょう。石にお尻をぶつけても命と引き換えにするよりはマシです。
ストレーナーにつかまりそうになったり、エディーを発見したら、積極的に泳ぐ方法に切り替えましょう。特に、ストレーナーの場合は下に潜ってしまうと命に関わる場合があるので十分注意が必要です。
ピンニング

足が川底の岩などに引っかかった場合、水圧に負けて前のめりになると、引っかかった足を外せなくなることがあります。水圧が大きい場合上体が水没し、呼吸が出来なくなり非常に危険な状態になります。立ち上がっても危険のないことを確信できるまでは、不用意に立ち上がらないようにしましょう。
フェリーアングル

流された場合は流れの力を利用して体力を浪費することなく、フェリーアングルを使って、自分の行きたい方向の岸に進みます。行きたい方向に頭を傾けることによって、水流に押されていきます。(左図参照)


確かな技術と知識を習得するためには『Rescue 3』などの急流救助の専門的知識と技術をトレーニングする、団体も活動を始めています、是非そう言った専門的なトレーニングを受けられることをお薦めします。



6-3.再乗艇・・・・・・・へ続く



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