2000/11月 出撃記録(7日)




★44日目
11月3日(祝) 天候:晴れ 長良川(郡上〜ねこたち)6名
水位+0.50〜+0.40(美濃水位)


昨日からの雨の影響で増水。
初めてのロングコースである。
郡上の出会いの瀬は十分な下見をし、他のグループが下るのを見学してから
下ることにした。他のグループは左岸よりのホールがキーパーになっていて
沈脱後も艇がその場で暫くつかまっていた。そこだけは絶対に避けたかった。
何とか、沈せずに下ることができた。

オーナーの瀬では、波高2m弱のウエーブが出来ていて
オーナーの瀬(ちょっとビビり気味・・・)
※画像をクリックすると大きく表示します。

根性入れて、挑戦してきました。
ウエーブには入れたんですが、波のトップからボトムまで落下する感じで
ボトムに入った瞬間に「バシャッ!」って、
おもいっきりバケツで顔に水を掛けられたような感じでした。
その瞬間、何がナンだかわからずに轟沈!
その後、もみくちゃにされて必死でロールしてました。
しかし、あのウエーブはすごかったっす。
オーナー針のウエーブで沈したら、艇から体をはがされそうになるし、
パドルはあっちゃこっちゃになるし、必死でセットの状態を作って
ロールしたら、一度で上がらずに3回目でやっと起きれました。
あん時は本当に沈脱するかと思った〜〜。
しばし、川原でバクバクした心臓を押さえてました。(笑)
その後も5、6回入ったけど全部やられっぱなし!
本当にモミクチャって感じでしたね。あ〜、早く上手くなりたいなぁ。

スケボーにも綺麗なウエーブが出来ていて、
石田元子さんや、岩瀬さん、クレイ・ライトが来ていて
むっちゃ、上手かった。その後決意してウエーブには2度程チャレンジしたが、
入ることすら出来なかった。(涙)
まあ、入ったとしても1秒も持たずにやっつけられちゃったでしょうね。
むっちゃくちゃ上手い外人さん(名前はクレイ・ライトだそうです)が
いたんですが、ず〜〜〜〜〜っと、ウエーブに残って技を繰り出してるんです。
ありゃ、本当に別世界の人ですわ。




★45日目
11月4日(土) 天候:晴れ 気田川(秋葉神社下社〜松間) 16名
水位:不明(増水)


第1回パドルファンのオフ会であった。昨日まで雨が降っていた模様で
いつも綺麗な気田川の様相はなく、カフェオレ状態の濁流と化していた。
中には沈脱する人も出たが、大半が上級者だったのでレスキューも簡単であった。
気田川は綺麗でないと意味がないよね。
遊ぶところも1箇所ぐらいであとは、ただ流されているだけ・・・・。
水質も悪かったし、う〜〜ん、日程を間違えたかなぁ・・・。

でも、Outdoor Shop LANDSさんのご厚意でのプレゼント付きジャンケン大会は
楽しかった〜〜〜〜。

※オフ会の報告書を見たい方はこちらをクリック!!




★46日目
11月5日(日) 天候:晴れ 寒狭川(滝神社〜水道橋)  5名
水位+0.15〜+0.10(石田水位)

今朝、用事があったため長良川に行くことができず、近場の寒狭川で我慢することにした。久しぶりに谷山と下った。ロールのやり方を忘れてしまっていたらしく、合計8回くらい沈脱してたような気がする。今度は野宴会カヌー班オフ会に参加するらしいが本当に大丈夫だろうか?ファルトで下ってくれればよいけど・・・。




★47日目
11月12日(日) 天候:晴れ時々曇り 気田川(秋葉神社下社〜松間) 4名
水位:不明(平水)


今日は野宴会カヌー班のオフ会である。他のメンバーは土曜日から来ていてすでに気田川を楽しんだらしい。私も土曜日のPM10:00頃に下社キャンプ場に到着した。駐車場に到着するとどこかで見たような車とカヤックがある。
「ひょっとして真由美さん?」
と思ったのだが姿が見えない。仕方なくキャンプ場の方へ下りていくが他のメンバーが見当たらない。「どうしよう」と思っているところへ先ほどの車がきた。すかさず、クラクションを短く鳴らし車をとめて様子をうかがう。降りてきたのはやはり真由美さんであった。簡単は挨拶を済ませ、皆のいる川原へ移動。そこには、マジコさん・・・・・・しかいない。
「あれっ?谷山兄は?のーすさんは?」
谷山兄はすでに爆睡中。のーすさんは急遽仕事で来れなくなったらしい。3人で焚き火を「のへ〜〜」と見つめつつ、挨拶とカヌーについて語り合ってしまう。同じ趣味を持っている人とは本当に話しやすい。特にマジコさんの絶妙な話術に引き込まれてしまった。
夜もふけ、12時頃には就寝。

翌日、車の回送をすませ、いよいよスタートである。

やまさん(私) :メソッド(リバーカヤック)
マジコさん   :グラマン(カナディアン)
谷山、真由美さん:ウムナック(ファルトボート)

とちょっと変わった構成である。

簡単なパドルサインを決め、気田川の経験のある私を先頭にスタートした。水質は本来の気田川ほど綺麗ではないが川底が見えるほどの透明感はある。天気もなんとか持ってくれて絶好とは行かないまでもツーリング日和といっても過言ではなかった。

始めのうちはノンビリと景色を眺めつつ川下りを楽しむ。ところどころで1級の瀬があるのでルートを説明しつつ下る。ルート説明といっても「本流ど真ん中を下りましょう!!」と
「ちょっとヤバそうだったらカーブのイン寄りを進んでください」言っただけだけで、後は本人任せ〜〜〜。なんともいい加減なガイドである・・・・。

気田川は直角カーブが多く、長い艇だと辛いものがある。とくにカナディアンのソロだと直角カーブはキツいんじゃないのかなぁ。グラマンはキールもついてるし、曲がりにくいと思う。

ファルトはというと、浅瀬ではライニングダウンを強いられるしカーブは曲がりにくい。結構気を使ったツーリングだったかな?>谷山さん

暫く下っていくと、ちょっとした落ち込みがある。
そこで、遊ぼうっと思っていたらマジコさんは気を利かせてエディーで待っていてくれる(嬉しい〜〜)・・・・・が!!
谷山・真由美タンデム組みは、飄々と下っていってしまった。
「ちょっとだけ遊ばせてよ〜〜〜!!」
と心の中で思う私であった・・・。

午前中の山場というか、気田川で一番大きな瀬を迎えた時だった。
瀬は高低差約2m、幅10m、長さ30m位で所々に岩が露出してる状況で、流れは始めは真っ直ぐに行き、最後のところで大岩に当たって左に90度曲がった流れになっている。大岩部分はピロー(返し波)があり、とても不安定な様相であった。

ルート取りとしては、本流に乗って瀬を通過して大岩のすぐ左横を思い切り漕ぎぬけるのがベターと思われる。なお、あまり左岸よりを通過すると隠れ岩に乗り上げてしまう可能性もあった。

最初に私が突入し、右岸の小さなエディーで待機、続いてファルト組が来る。ファルト組はタンデムということもあり、ぎりぎりで大岩の横をすりぬけた。最後にマジコさんが突入した。
マジコさんのカナディアンはグラマン全長4.6m(だったかな?)、キールもあり、瀬の中でのコンロールは非常に難しいと思われる。

本流を下ってきて、1つ目、2つ目の波はクリア。
次の変則的な波でバウが右に振られ、そのまま直進すると大岩に激突!
咄嗟にスイープを入れバウを左に向け流れを抜け出ようとするものの4.6mという長さとキールが邪魔をして、イマイチ抜けきれず艇は横向きになってしまった。

そのまま漕ぎ出ようとするが、すでに大岩は目の前!横になったまま大岩に向かう。
「あっ、やばい!ブローチングパターンだ!」
と思った瞬間、マジコさんはフォワードストロークで一漕ぎ!
これが効いたのか艇は出口に向かって進んだ。
しかし、完全に抜け出ることは出来ずに、スターン側が大岩に接触。
その反動と返し波の影響で左側に沈!
マジコさんは投げ出され、艇はひっくり返った。

すかさず、自力で艇を確保し左岸に泳ぎ始めた。(本人は余裕綽綽で泳いでいた(^_^; アハハ…)飲料ボトルが流出するも、他のカヤッカーが拾ってくれたおかげで手元に戻ってきた。

ここで、大岩にぶつかる手前でフォワードストロークを入れてなかったらおそらく、ブローチングしてたと思われる。咄嗟に一漕ぎしたマジコさんの瞬間的な判断がブローチングを免れたと思う。静水仕様の艇を、瀬の中でコントロールするのは至難の技なんだと思った。(艇がWW仕様のOCだったらどうだったのかな?)

あとから見ると艇はちょっとへこんでいたが「こりゃ、勲章だ〜〜!」といってたマジコさんの逞しさに感服した。幸い怪我もなく、事なきを得たが一歩間違うとブローチングということに
なっていたかもしれない。ガイドを受けたくせに、アクシデントを事前に回避できなかったことは今回の反省点であり、怪我もせずにすんだということはラッキーだったとしか言いようが無い。危険な目にあわせたことを反省しております。水位が低かったことと気田川ということで心に油断があったのかもしれない。今後は気をつけなくっちゃ!

その後、昼食となる。ここで、またまたマジコさんがやってくれました。(笑)
マジコさん「あれっ、ない!防水バッグに入れておいた昼食が・・・」
話を総合すると、自宅で準備をしてる最中に頭の黒いねずみに食われてしまったらしい。
(ここでの頭の黒いねずみは・・・・誰でしょう。)
後から聞いた話によると、そのねずみ達はストックもしっかり平らげてしまったらしい。

そこは心優しい谷山さん、真由美さんに昼食を分けてもらい空腹でのツーリングは避けることができた。

紅葉にはちょっと早かったが、水質もまあまあで天気も持ったので、まずまずの野宴会カヌー班オフ会であった。

最後に回送を終え、川原で沸かして呑んだコーヒーは最高に美味しかった!!(^o^)
「はぁ〜〜〜、極楽極楽」

★教訓
「川はいつも表情を変える。同じということはない。故に慎重すぎるということはないのだ。」




★48日目
11月15日(水) 天候:曇りのち雨 長良川(オーナー〜ふれあい広場)4名
水位-0.48〜-0.40(美濃水位)


今日は、パドルファンのメンバーが横浜に引越ししてしまうとのことでさよならダウンリバーとなった。長良川の水量は少なめであったが他のグループはいなくて貸切状態であった。

オーナーはパワーもなくなっていて、ちょっとした落ち込み程度になっていた。
パワーがなくて私にとってはちょうど良い練習場所である。
そこで、生まれて初めて360を挑戦してみた。
右岸からエントリーして、リーンを掛けながら左回転!
パドルを入れ、180度回ったところでスタンを食われて逆エンダー。
2、3回トライ後、
180度回ったところで「クルッ!」と前を見ることが出来た。
すると艇が勝手に回りだす。「おおっ!」と思う間もなく何とか360度回ることが出来てしまった。
いや〜、嬉しかったっす。初めてスピンの世界を見ることができたので
しばし、感動のあまり放心状態だったのは言うまでもありません。
その後も数回チャレンジして360度回ることが出来た。
欲張って2回転を狙ったが1回転半であえなく沈。
やっぱ、難しいっす。しかし、他の人も全然いなくて貸切状態でしたので、
さんざん練習できた。
その後、たちたちでスリルシーカーズの早川さんや山口さんを見ることが
できました。やっぱ全日本クラスの人はむっちゃ上手い!!
「カヌーライフに載ってた人だ〜!本物だ〜!」って思っちゃいました。
アイドルを見てるおっさんのような情けない感じもしますが・・・。
私にとっては雲の上の人に感じますもん。
いや〜〜、本当に上手かったなぁ・・・・・・。

スケボーでは奥のウエーブに入る手前が大分掘れていて入りにくかったが
何とかサーフィンすることができた。とてもスピンするような余裕はありません。
まあ、こんなもんでしょう。初めて7ヶ月としては・・・・・。




★49日目
11月23日(木) 天候:晴れ 寒狭川(神社下〜水道橋)2名
水位+0.18〜+0.15(石田水位)


今日は、メンバーがいなかったので、2名での寒狭川となった。最初はスポットでもいいかとおもったが、幸いGさんが一緒に行ってくれると言うのでダウンリバーとする。神社下は水位がよくAM9:00に着くとすでに5、6人が遊んでいた。朝一はホールの状態もよく皆グルグル回していた。OC1で始めて360を見せてもらった。迫力あるなァ。
今日の収穫は左2回転ができたことかなぁ。



★50日目  年間50日達成!!
11月25日(土) 天候:晴れ 長良川(コンノスポット)3名
水位-0.32〜-0.33(美濃水位)


今日は長良川の木尾(コンノ)ウエーブに初めてチャレンジしてきました。サーフィンはしやすいし、水深はあるので怖くない。上手い人はグリグリ回してましたよ〜〜。
ちなみに、Yさんは連続5回転!!
しっかり、見せていただきました。

私は右1回転が1回できただけでした。
まだまだ、修行が足りんですねぇ。

そういえば、寒いかと思っていたのですが
これが全然寒くない!漕ぎ始めたら暑くて汗かいてました。
この時期で全然寒くなかったので、まだまだ漕げるぞ〜!!

そういえば、ついに目標とした年間50日を達成しました。それも敷居の高かったコンノウエーブにデビューした日とは・・・・・・。これも一重に応援していただいた皆様のおかげだと思っています。どうもありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。


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