テレパシー。 *-+-+-+-+2nd story-+-+-+-+-+-+-+-+*-+-2006.12.01 up-+-*-+-by ぷらいべえぃと♪+-+-* もしも、これが夢やったら、


明日も明後日も、


ずっとずっと目覚めんでもええから、


このまんま見続けてたい。


なんて、アホみたいな事、考えてた。


めっちゃ、、、アホみたいな事。










































翌日、がいつも通りに目を覚ますと、ベット脇に転がっている携帯が鳴った。






"誰、、、やろ"



『もしもし』














?章大やけど起きてる?』






『しょ、、、、章ちゃん?』




それまで寝ぼけていただったが、電話の声を聞いたとたん、

あっという間に目は覚め、無意識のうちに正座になっていた。





章大『今日、遊び、行かへん?』




『い、行く!』




章大『笑 ほな、後で迎えに行くから待っとってな』




章大との電話を切った後、


"ホンマのホンマなんや、、、"


夢ではなかった事に幸せを感じ、しばらくその余韻に浸っていたものの、


握っていたケータイの時刻を目にしたのと同時にまだパジャマ姿である事を思い出し、





"早よ準備せなっ"


慌てて、準備に取り掛かった。
















それから数十分後、、、





支度を終えたが玄関前で待っていると、

自転車に乗った章大がにこやかに現れた。




章大『オハヨウっ』




『お、おはよう』




章大『、、、後ろ、乗る?』




『え』




章大『あ、ごめん。嫌やったら』




『嫌やないよっ 乗りたい! 2人乗りって憧れやったし。』




章大『ホンマ?』




『ホンマ』


正確には、"章ちゃんと2人乗りすんのが"やけど。




が後ろに乗ったのを確認すると、章大は心配そうに口を開いた。




章大『あ、俺、女の子後ろに乗せんの初めてやから怖かったら言うてな?』




『初めて? 、、、元カノさん乗せてへんの、、、?』




"って何聞いとんねん、うちはっ"




思わず出てしまった自らの発言に後悔していると、

ためらいなく、章大の答えが返ってきた。




章大『アイツは、後ろ乗んのイヤや言うてたから。』




章大の答えに走り始めた自転車の後ろに座りながら、


"そうなんや。。。"


"はしゃいでもうたうちって。。。。"


"めっちゃ子供っぽかったんちゃうん。。。。"


"。。。"


自分の軽率な行動にまたも、が後悔しはじめていると、

当然、そんなの様子に気付いていない章大は続けて話し始めた。



章大『せやから、さっきに後ろ乗る?聞いた時、

   めっちゃ嬉しそうにしてくれて、俺も、、、めっちゃ嬉しかってん。

   付き合うてる女の子後ろ乗せんの憧れやったから。』




"、、章ちゃん、、、"






章大『ありがとう。』




『え、そんなんうちの方がありがとうやし。』




章大『ほな、おあいこやね。』




そう言った章ちゃんの声は、めっちゃ穏やかで、

後ろからでも、章ちゃんの笑顔が見えそうな気がした。




章大『このままちょっと走っててもええ?』




『うん。』


見慣れた景色を章大と共に自転車から眺めているうちに時間は過ぎた。


しばらくして、近くの公園にたどり着くと、


章大『俺、何か買うてくるわっ』


『え、』


章大『何飲みたい?』


『あ、ほな、紅茶。』


章大『了解っ 待っとってな。』


章大はを座らせ、ジュースを買うため、販売機へと向かった。


章大が販売機へ駆けだしてから少しすると、

遠くの方から話し声が聞こえてきた。





『なぁ、さっき章大見かけてんけどさ』


『章大?』


『女の子と一緒やってん』


やろ?』


『それがちゃうかってん。』


『ほんなら誰よ』


『さぁ。』


『っちゅう事は、あの噂ホンマなんかな』


『何?』


と別れたって』


『んなわけないやろ』


『あの二人が別れるとか想像つかへんし。』


『そうやけど。』


『もし、そうやとしてもすぐヨリ戻すんちゃうん。』


『そやね。あ、もう時間やで、早よ行かな』








章大の噂をしていた二人が去って行っていくのとほぼ同時に、

の元に、章大がジュースを手に戻ってきた。




章大『?どうかしたん?』




の異変に素早く気付いた章大は心配そうに声をかけた。




『え、全然。どうもせえへんよ。』




章大『けど、、、』




『気のせいやって。ホンマ』




章大『そう?』




『ぅん!』





















なんて、、、、





ホンマは、ちょっと泣きそうや。。。








章ちゃんと一緒に居る女の子=元カノさん。


章ちゃんの彼女=元カノさんで。


章ちゃんと一緒に居る女の子=うちやない。。。


当然、、、


章ちゃんの彼女=うちやない。。。





それが周りにとっては自然やっちゅう事、、、









分かっとったはずでも、改めて、思い知らされる。。。。











こん位覚悟しとったはずなんやけど、、、



はずなんやけど、、、





なぁ、、、





















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