3.トンレサップ湖


翌朝は朝食をとらず、バイタクで遺跡群へ。
まずは、40kmほど離れたバンテアイ・スレイ(女の砦)へ向かう。

小寺院だが、精巧な彫刻は素晴らしいのひとこと。
その後は、来た道を戻りながら、数々の遺跡を巡っていく。

バンテアイ・スレイ

鮮やかな浮き彫り

スラ・スラン

バンテアイ・クディ


アンコール・ワットの近くにあるレストランへ戻り、昼食をとった後、1度ゲストハウスに戻る。
30分ほど昼寝をし、トンレサップ湖へ向かう。
湖岸につくと、モンテンが連れてきた男が、「周遊ボートに乗らないかと」勧めてくるが、値段を聞いたところ$35(約4000円)だというので、「そんなに高いなら、乗りたくない」と断固拒否。
結局、$25(約3000円)でしぶしぶOKすることとなった。(ぼったくられてます・・・)


船に乗り込み、まずは、水上で生活している家屋を眺める。ここで、生活している人たちはカンボジア人だけでなく、隣国ベトナムの人達も数多くいるらしい。
それから、沖へと進むと、途中には観光客向けの水上家屋があり、魚や動物等を見ることができた。


水上家屋を後にし、更に沖へと進む。湖には、木の頭の部分が数多く見られる(雨季になると水没するため)が、ある程度進むと見渡す限り湖面しかない場所に出る。
モンテンが、「日本にもこんなに大きい湖はあるか?」と聞いてきたので、「琵琶湖という大きな湖があるけど、こんなに大きくはないよ」と答え、船のヘリに寝そべりながら夕日を待つ。


しかし、またもや雨雲が出てきたため、帰ろうとしたが、かなり沖に出ていたこともあり、途中で雨につかまってしまう。

水上家屋で雨宿りをするが、雨脚が強く、なかなか帰れない。
1時間半ほどで、ようやく雨脚も弱まってきたところで、ボートに乗り込み岸を目指す。

岸に着いた時には午後6時で、あたりはすっかり暗くなっていた。


それから、バイクでゲストハウスに戻り、シャワーを浴びた後、食事をとる。
そろそろ寝ようかと思っていたところ、ドアをたたく音がするので、何かと思いながらドアを開けると、ゲストハウスのオーナーがテレビを持って部屋に入ってくる。
オーナーが、「日本のテレビが見れる」というので、見てみると衛星放送でNHKが映っている。
夜は、外出せず部屋にいるため、結構暇だったこともあり、テレビは思いがけないプレゼントだった。


早速、ニュースを見ていると、22時で放送が終わってしまう。だが、日本人拉致問題や原発の事件などのニュースをカンボジアにいながら見ることができたのは、とても新鮮な感じがした。



水上家屋

観光客向けの家屋

湖面の様子

雨宿り中