4.タ・プローム
起床後、初めて街中をうろついてみる。考えてみれば、シェムリアップに到着してから、ずっとバイタクを利用していたため、ゲストハウスの位置関係すら把握できてないかった。地図を片手に、徘徊していると、ようやく位置関係がつかめてくる。 途中、インターネットカフェがあったので、入ってみるとこの前のお店より設備がよくスピードも少しは早かった。ただ、値段を聞いてビックリ。30分で$5(約600円)もとられてしまった。でも、早かったので仕方がない。 一度ゲストハウスに戻り、朝食をとる。メニューにカンボジアの伝統的な朝食といったものがあったので、試しに注文してみる。 ホットケーキやフルーツなどは、あまりカンボジアらしくないと思ったが、味は申し分なかった。 |
町の様子 |
ゲストハウス |
朝食1 |
朝食2 |
朝食後、早速遺跡群へ向かう。 見学用のパスポートも今日で最後のため、まだ見学していない残りの遺跡を巡っていくことにした。 その中でも特に印象に残った遺跡は、タプロームだった。この遺跡は、アンコール・ワットとは違い、人の手で保護をしていない。 これは昔、アンコール遺跡群の保護を巡り、人の手を入れても遺跡を守るべきだという意見と自然のままにしておくべきだという意見の対立があった時、結果的に保護する寺院と保護しない寺院に分けたらしい。 タプロームは、後者の保護しない寺院に含まれたため、木々が寺院を侵食し、それがまた幻想的な空間を演出していた。 恐らく、このままいけば森の木々に飲み込まれていってしまうのだろう。 |
虹 |
タ・プローム1 |
タ・プローム2 |
タ・プローム3 |
昼食後、時間的に余裕がありそうなので、モンテンにもう一度アンコール・ワットが見たいということで話をする。 OKだったのだが、急に彼は「私は忙しいから昼からは弟に案内させてくれ」と言い出した。 何が忙しいのかよくわからなかったが、代わりがいるのであれば問題ない。 彼の弟が来るのを待ち、、再びアンコール・ワットを訪れた。 |
入り口 |
墨絵跡 |
中央祠堂 |
階段 |
中央塔 |
アンコール・ワットを1時間半ほど見学してから、残りの遺跡を見てまわる。 ほぼ、遺跡群も見終わったところで、夕日を見るため再びプノン・バケンにやってきたが、まだ15時のため時間が余っていた。そこで、プノン・バケンの前にあるお店で休憩をとることにし、モンテンの弟に18時に迎えにくるように頼む。 お店でジュースを飲んでくつろいでいると案の定、子供たちがやってきて、「買ってくれ!買ってくれ!」とせがんでくる。自分も大分慣れてきたところだったので、軽くいなしながら子供たちの相手をする。 とは言っても、一生懸命説明する子供を見てると何も買わないわけにはいかず、安いものをいくつか買って、しばらく子供たちと会話をして楽しんだ。 |
遺跡1 |
東メボン |
それから夕日を見にプノン・バケンに登ってみたが、日差しが強いものの雲は厚く、夕日を見ることができるかは微妙なところだった。 そして、またもや密林の方から怪しい雲がやってきたため、早めに下山することにする。 しかし、下山途中で強いスコールに襲われることとなった。 辺りが暗いこともあって観光客は大パニックに陥る。 自分は、レインコートを羽織り、何とか下山したもののドライバーが見つからず探していると、先ほど話をした子供達に出会う。その子達が何をしているかは分からなかったが、知ってる顔に会えてほっとする。 辺りは、バイタクのドライバーやツアーのガイドが自分の客を見つけるためにごった返していた。その中で、自分もドライバーを探すが、モンテンの弟の顔は数時間前に出会ったばっかりということもあり、全く見つからない。 次々に、観光客がバスやバイタクに乗り込み去っていく中、先ほどの子供達も一緒に探してくれ、とても心強かった。 なんとか、自力でドライバーを見つけることができ、子供達にお礼を言ってゲストゲストハウスへ戻った。 夕食は、モンテンの弟に近くのお店につれていってくれと言ったところ、なかなかおしゃれなお店へ連れていってくれた。流石に年齢が若いとセンスがいい。 値段的にも$2程度ですませることができた。また、来よう。 食事後は、インターネットカフェに立ち寄り、ゲストハウスへ戻り就寝。 |