5.世界遺産の自然




クロアチア内陸部
朝7時過ぎにSOBEを出て、
バスターミナルへと向かう。


今日は更に北上して、首都ザグレブから100kmの距離にある世界遺産のプリトヴィッツェ国立公園へと向かう。

バスの中でのひととき
ザグレブ行きのバスに乗り込みスプリットを出発すると、景色ははこれまでの海岸線から一変、内陸部へとかわる。


標高が高いこともあってか、周りの木々の背が低い。
遠くまで見渡せる荒野の平原がひたすら続く。




進むこと4時間後、「プリトヴィッツェ国立公園」でバスを降りる。
公園内を見て回るには、半日がかりと聞いていたので早速ホテルを探す。
国立公園の中なので、流石に安いところはなかったが、無事ホテルを確保することができた。


チェックイン後、早速公園内へ。
この公園の広さは200ku非常に広く、大小16の湖と92ヶ所の滝がある。


そのため、徒歩だけでなくエコロジーバスや遊覧船を使って進んでいく。



公園案内板
湖の色は翡翠のようなエメラルドグリーンで、湖と湖は無数の早瀬や滝でつながれ、最期に滝となって流れ落ちてゆく。


行く先は、日本でも有名なドナウ川、そして黒海へと続く。



公園内には木の遊歩道が張り巡らされているので、ハイキングが楽しめる。


目を引くのはその水辺の美しさ。湖底が見えるほど透明で、岸辺にはたくさんのマスが泳いでいる。

遊歩道

水が透明なので近づいたらすぐに気づきそうなものだが、マスは逃げる気配もない。
おそらく外敵だと思っていないのだろう。


この公園自体がしっかりと管理されているため、外敵がいない環境で育ったことがうかがえる


カモとマス
いたるところで白い水がしぶきをあげながら、翡翠色の湖に流れ落ちてゆく。
公園内はマイナスイオンでいっぱいだ。

一方、岸辺は豊かな植物の世界になっている。
葦、苔などの水辺の植物が育ち、クロアチアと一部バルカンでしか見られない固有種も見ることができる。


公園を散策すること約4時間。
多少駆け足ではあったが、ひととおり公園を見て回ることができた。


ちなみに、このすばらしい国立公園も紛争の舞台となりドブロヴニク同様に危機遺産に指定されたが、1997年に危機遺産から外されている。


次回来ることがあれば、時間をかけてじっくりと楽しみたいと強く願う。



エコロジーバス(なぜベンツ?)

6日目 旅の費用 HRK 換算レート 金額(円)
バス 78 21 1,638
朝食 24 21 504
公園チケット 100 21 2,100
ホテル
(PBZTPLITVICE PL. JEZERA)
373.5 20.41 7,623
夕食
(PBZTPLITVICE PL. JEZERA)
167 20.414 3409
合計 - - 15,715
累計額 258,739

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