4.水の都「ヴェネツィア」




6時30分に起床し、ダメモトでウフィツィ美術館へと向かう。
開館まで45分前の7時30分だったが、まだ50名程度の列だったため、迷わず並ぶと8時25分には無事入館。(入場料6.5ユーロ:約900円)


9時33分列車でヴェネツィアへ行くため駆け足で見てまわるが、かなり広い。途中には、ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』、『春』など美術の教科書で見たことがある作品を見ることができる。やはり、専門ガイドブックを持ってくるか事前学習せずに来るとはもったいなかった。駆け足なんてなお更だった。



  ウフィツィ美術館
30分ほど見て周り、急いで宿に戻るとチェックアウト。

時間までに何とかたどり着くが、ここでハプニング。
指定席を予約していた12号車がないのだ。駅員を捕まえると「列車が替わったため、11号車に乗ってくれ」と言われ急ぎ列車に乗り込む。
「71〜81番の席は自由席だから」と言われるがまま何とか空席を見つけすわることに。
しかも、列車が出発したのは30分遅れの10時だった。
どうなってんだ、この国は・・・。



ヴェネツィア目前
途中、一度駅で乗り換えると徐々に海が見えてくる。
島へ向かって列車は向かっていこと、ヴェネツィアのサンタルチア駅へ到着する。


飛び込みでの宿確保は困難とあったこともあり、事前に予約していたホテルへと向かうことにする。



駅から近くのため迷うはずがないと思ったが、甘かった。地図に書いてある道が見つからない。


狭い路地を見つけ飛び込んでみたところ、ようやく発見。
地図上はそれなりの道に描かれていたため、まさかとは思っていたが、さすがヴェネツィア。



ホテルへの道

ホテルへ着くとまだ部屋の準備をしているということで、受付の女性から有効期限が余っているヴァポレット(水上バス)のチケットをもらう。「16:
47まで残っているからこのあたりをまわったら」と地図を広げてお勧めのお店などの情報を教えてくれる。

晩飯のおいしいところは少し離れていたが、現地人の情報ほど魅力的なものはない。今晩のお店はここで決まりだ。


部屋へ荷物を置くと、早速ヴァポレットへ乗り込み、サンマルコ広場へ。

ヴァポレットのスピードは遅く途中乗り場にも寄るため歩いた方が早いと思ってしまうくらい。

リアルト橋

ムール貝のピッツア

ただ、道が入り組んでいるため、陸上だと遠回りすることが多く、結局水上の方が早いのだ。

まだ、昼食を食べていなかったため、ベネツィアらしくシーフードのピザとワインを頼む。
(15.2ユーロ:約2,100円)


昼食を終えると、切符の有効期限が迫っているため、再度ヴァポレット乗り込み対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会へと向かう。


ルキノ・ビスコンティ監督の映画「ヴェニスに死す」のオープニングで最初のヴェネツィアの風景としてこの教会が出てくるそうだ。



サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
教会内を見終わると、鐘楼の展望台へ。

ここでは、360度ヴェネツィアの町並みを見渡すことができ、景色もよく非常に気落ちいい。
(入場料3ユーロ:約500円)


ヴェネツィアの町並み

一度サンマルコ広場に戻り、サンマルコ寺院やドゥッカーレ宮殿を見てまわる。
個人的には、ドゥカーレ宮殿がかなり気に入った。
以前はベネツィア協和国総督の政庁だったらしいが、そのスケール・煌びやかさは過去のヴェネツィアの繁栄をまざまざと感じさせる。



サン・マルコ寺院

◆サン・マルコ寺院


9世紀にエジプトから運ばれた聖マルコの遺体を収めるために建てられた。
中には、十字軍がコンスタンティノープルより持ち帰った戦利品などが並べられている。



ドゥカーレ宮殿
◆ドゥカーレ宮殿
(入場料11ユーロ:約1,500円)

ヴェネツィア共和国総督の居城。
中は現在は博物館になっている。

現在博物館として解放されていおり、黄金階段と呼ばれる豪華な階段を登ると、国会が開かれていた元老院の間や10人委員会の間などを見ることができる。

また、牢獄や溜め息の橋も見ることができるが、橋は内部から見ると通路に過ぎないので気づかずに渡ってしまう。
各広間の壁には多くのヴェネツィア派の絵画が飾られていてそのスケールは圧巻の一言。



天井一面の壁画
(ドゥカーレ宮殿)

溜め息の橋
◆溜め息の橋


ドゥカーレ宮殿とその裏にある牢獄の建物とをつなぐ橋。橋とは言っても道は完全に塞がれているので、通る人には通路にしか見えない。
この橋はドゥカーレ宮殿で裁判を受け、有罪とされた人が牢獄に行くときに渡る橋。有罪になった人ががっくりとして渡るので、「溜め息の橋」と呼ばれているらしい。


あたりも暗くなってきたので、ホテルで教えてもらったお店へと向かう。
まだ時間が早いこともあり、席はガラガラ。
旅行者向けのトゥーリストメニューがあったので頼んだが、量が多すぎてお腹一杯になった。
(夕食代22.5ユーロ:約3,100円)



店舗内

魚介類のスープ
5日目 旅の費用 ユーロ 換算レート 金額(円)
ウフィツィ美術館 6.5
142 923
昼食(ピザ、ハウスワイン) 15.2 138.421 2,104
サンジョルジョ・マッジョーレ教会鐘楼 3 142 426
サン・マルコ寺院 1.5 142 213
1.5 142 213
コーラ 2 142 284
ドゥカーレ宮殿 11 142 1,562
夕食
(トゥーリストメニュー&ハウスワイン)
- 138.455 3,115
宿予約代 11.86 22.5 1,632
宿 44 142 6,248
合計 119.06 - 16,720
累計額 87,190



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