13.バンコク


3月20日(20日目)

8時頃起床し、シャワーを浴びフロントでシングルルームに替えて欲しいと頼むがまだ空き部屋がないということで、空きのシングルルームができるまで時間つぶしに外へ。朝食をとり、カオサン周辺で土産物を探す。しかし、自分用の長袖のシャツを199B(約600円)で購入。11時半頃に宿に戻ってくると、シングルの空きがでたということで部屋を替えてもらう。今度は350B(約1050円)で、ツインより450円ほど安くなった。


それから国立博物館へ向かうと近くに立っていた男が今日は休みだと言ってきた。ガイドブックに観光地で今日は休みだと言って別の場所に案内して高いものを買わせるのはよくある話だと読んでいたので、警戒したが、門の札を読んでみると本当に休みだった。


その男は、バンコク市内の2つの寺院を薦めてきて最後にダイアナというタイシルクのお店で今日バーゲンだから行ってみてはどうかと言ってきた。しかも白色のトゥクトゥクだと1時間30B(約90円)だというので、怪しいと確信。無視する手もあったが、逆に興味本位で、ダイアナには興味ないけど2つの寺院に行ってくれとトゥクトゥクの運転手に言う。特に何も文句は言わなかったので、グルでないかと思っていたが、2つの寺院のうち遠くの寺院へ向かいだしたので、いきなりダイアナに連れていかれるのかと思ったが、無事ラッキー仏陀のある寺院へと到着。


歩いてまわっていると1人のタイ人が一緒に拝むよう言ってくるので、見よう見真似で拝む。それから2人で立ち話をしたが、彼はブッディストでオフィスワーカーだと言う。月曜日の昼間にサラリーマンがこんなところで拝んでいるのは非常に怪しい。
不信感を持ったまま、一緒に本堂へ行き一緒に再び拝む。すると地図を見せてくれと言い、お勧めの場所を教えてくれるという。地図を見せると驚いているので、試しに「ダイアナを知っているのか?」と聞くと、ベタ褒めするので、こいつもグルだと確信する。


なかなか手が込んでいるものだ。行くのかと聞いてくるので、興味がないということと貧乏旅行者であるということを伝えると一応納得してくれたらしい。それからその人と別れてトゥクトゥクに乗ると運転手が「ここからダイアナが近いので行こう」と言い出したので、興味がないからイヤダと言い返すと向こうも必死らしい、日本語で書かれた紙を出してきたので読んで見ると「お客さんをダイアナに連れていくとガソリン代がタダになるので、協力してあげて下さい」と書かれてあった。
こんな茶番にいつまでもつきあっている暇はないので、30B払いトゥクゥクを降りる。降りたはよいものの全く方向感覚がつかめず彷徨っていると日本人らしき人が地図を広げてタイ人に道を聞いていたので、日本語で声をかけてみたところ日本人ではなかった。なんだかんだで、2人で民主記念塔を目指すことになる。何とか、ラチャダムヌーンクラウン通りまで辿りついたので、カオサンまでその旅行者を案内し、一緒にゲストハウスの空き部屋を探すが、安い部屋が見つからない。その旅行者はあとは自分で探すから「17時にパッポンに行かないか」と言ってきたが、彼には悪いが断った。



カオサン通り
すっかり昼も過ぎてしまったが、昼食をとりマッサージへ行き2時間のコースを選ぶ。そして旅も明日で最後なので、お土産を探しにワールドトレードセンターへ。伊勢丹でまとめておみやげを購入。ムエタイも見てみようかと思ったが、時間もあったので、カオサンまで歩いて帰ることにする。結構距離があったが、途中迷いながらも無事到着。ゲストハウスでシャワーを浴び1階のレストランでちょっと奮発し130B(約390円)の夕食をとる。
それから例のごとくお土産を探しに、カオサン通りへ繰り出し、9時頃部屋へ戻る。明日日本へ帰る準備をして就寝。