3.アルハンブラ宮殿
(3日目)



今日は朝の便でアルハンブラ宮殿のあるスペイン南部の街「グラナダ」へ向かう。

朝7時前にホテルをチェックアウトし、タクシーでマドリッド玄関口アトーチャ駅へ。


ここからスペインの新幹線「AVE」に乗り、4時間半の移動である。




AVE(アベ)
AVEはスペイン高原地帯をひたすら進んでいく。


標高が高いせいか、背の高い草木はほとんどなく、平坦な大地が広がっている。


ヨメはというと昨日の晩から風邪が悪化してきて、横でずっと寝ている。

長い移動も終わり、ようやくグラナダ駅へ到着する。
駅からホテルはそれほど遠くないが、荷物もあるのでタクシーをひろい、今晩の宿「ナヴァス ホテル」へ。
5・6分程でホテル近くで降ろされるが、ホテルがなかなか見つからない。


現地の人に聞きながら路地入ったところをずっと進みようやく発見。
タクシーでは入れない路地にホテルがあったため、近くで降ろしたようだった。


昼食の時間だったので、近くにある日本語情報センターへ。
アルハンブラの情報収集と明晩の洞窟フラメンコを予約する。


昼食は日本語情報センターで紹介してもらったモロッコ人街近くのバルへ。
間違ってアルバイシン方面にいくと、モロッコ人に首を絞められると脅かされてたが、すぐにバルは発見できた。

バルでスペイン語で書いてもらった紙切れを見せると、「うさぎの肉」と「牛の尾の煮込み」が出てくる。これが、スペイン南部の郷土料理とのこと。
ヨメはうさぎは食べれたものの、牛の尾の煮込みは流石に食べれなかった。
あと牛の脳みそもあるらしいが、もちろん、遠慮した・・・。


昼食後、明日のチケットを購入するためにアルハンブラ宮殿に向かう。
時間もあるので、バスではなく歩いて向かうことに。


20分程急な上り坂を歩きアルハンブラ宮殿の入口へ。
昼過ぎということもあり窓口は混んでいなかった。
日本でインターネット予約したクレジットカードと予約の控えを窓口で渡し、パスポートを見せると、無事チケットを購入できた。


チケット購入後は、「裁きの門」から入り、無料で見れるエリアを探索する。


そうこうしているうちに、ヨメがしんどいと言い出したので、帰りはバスで降りる。

カルロス5世宮殿


日本を含めたこれまでのハードスケジュールで疲労がたまり熱が出ていたようで、ホテルでずっと休むことに。
明日は、ヨメが楽しみにしていたアルハンブラ宮殿なので、よくなっていれば
と願いつつ、新婚旅行3日目を終える。




4日目




いい天気
天気は絶好!!、ヨメの体調は・・・。
午前中だけなら何とかなりそうということで、アルハンブラ宮殿へと向かう。




ゲートでチケットを見せ、ナスル朝宮殿へ向かう。
チケットは9時30分〜10時にナスル朝宮殿へ入れるものだったが、ゲートから宮殿までは15〜20分ほどかかる。




宮殿へ向かう途中も綺麗な庭園風景が広がり、ついつい足を止めそうになるが、午前の部(8時30〜14:00)の時間中に見ればいいので、まっすぐ宮殿へと向かう。
(チケットに記載された時間内にゲートを通過すればいいと勘違いし、ナスル朝宮殿に着いた時には時間オーバーで入れないという日本人観光客が多いらしいので注意してください。
※チケットに記載された30分間しかナスル朝宮殿には入れません。一応、チケット購入時に英語で説明はしてくれました。)





いよいよ、アルハンブラ宮殿中心部のナスル朝宮殿へ。




1238年に建設が始まった宮殿は260年にわたりキリスト教徒を退けた堅固な城砦だったが、その中は別世界といっていいほど豪華な作りとなっている。

アラヤネスの中庭

ライオンの中庭
(ライオン像は2009年一杯撤去中)
1492年にグラナダ王国が滅亡させた後も破壊されずに残っていることからも、キリスト教の人たちも魅了するほどであったことは、想像に難くない。




細い代理石の石柱、壁や天井を埋め尽くすアラベスクの模様、緑と水で満たされた中庭・・・。


宮殿は現存するイスラム建築最高峰と言われている通り、これまで訪れた他のヨーロッパの建築物にはない繊細さと美しさに圧倒される。



メスアールの中庭

貴婦人の塔

アルバイシン(世界遺産)

パラドール・デ・グラナダ(ホテル内カフェ)




アルハンブラ宮殿を見終わると同時にヨメ体力が限界のようで帰りたいと言い出す。まだ、見たいところはあったが、大事をとりホテルへ戻ることにする。


ヨメが寝てから、再度アルハンブラ宮殿へ。
14時過ぎていたので、無理かなと思いながらでアルカサバに入ってみるが、チケットが時間外といいうことでやはり入れず。
仕方がないのであたりをしばらく散歩してホテルへ帰ることにする。




夕方少し仮眠を取ると、夜に予約した洞窟フラメンコへ向かう。
ヨメの体調はよくならないため、残念ながら1人での参加となった。


20時に集合場所へ行くと、マイクロバスに乗り込みアルバイシン方面へ上っていく。10分もかからないうちに到着すると、洞窟みたいな建物内へと入っていく。


建物内は狭く、両面に並べられたイスに座り、フラメンコを間近で楽しむ。

洞窟フラメンコ
ショーが終わるとそこから歩いてサン・ニコラス展望台へ。


アルバイシン地区を歩くのは危険といわれているだけに、街灯もほとんどない中、進むことに多少不安を覚えつつ歩いていく。

アルバイシンの町並み


サン・ニコラス展望台からは反対側のアルハンブラ宮殿がライトアップされて綺麗に見ることができる。


デジカメでキレイにとることは厳しかったが夕方くらいに夕日を受けるアルハンブラ宮殿を撮影できたら、綺麗に違いない。

アルハンブラ宮殿





←Back
Top Next→