2.ギョレメ




朝6時に起床し、そのままホテルの目前にあるオトガルへ向かう。
トルコは、日本の2倍の国土ということもあり、鉄道よりもバスが非常に発達している。ある程度の街には中心部から20〜30分離れたところにオトガルというバス乗り場があり、そこから多くの街へ移動することができる。


昨晩、カイセリの中心部に宿泊せず、オトガルのホテルに泊まったのも朝の移動時間を短縮するためでもあった。

オトガルには、多くのバス会社があり、ギョレメ行きのバスを探していると、兄ちゃんが声をかけてくる。「どこに行きたいんだ?」と聞いてくるので「ギョレメ」と答えると、「隣のバス会社だよ」と教えてくれる。
早速、交渉に入るが、英語が分からないらしく、少し購入に手間取ったものの5,000,000TL(約450円)でビレット(切符)を購入する。

出発時間は7時というので、1度ホテルへ戻り、チェックアウト。20分ほど余裕をもって、バス乗り場に向かう。
既にバスが待機していたため、早速乗り込み、ビレットに書いてあるシートに座る。7時きっかりには出発した。


バスは1時間少しでギョレメへと到着する。ギョレメは小さな街のため安宿が数多あることもあり、どこにしようか歩いていると、マウンテンバイクに乗った兄ちゃんに声をかけられる。

「宿は、決まっているのか?」と聞いてきたので、「まだ決めていない」と答えると「兄弟がやっている宿があるので、泊まってやってくれないか?」と言われる。
その宿は、地球の歩き方にのっていた宿だったので、道順を教えてもらい早速向かう。


宿は、シングルルームが一杯らしく、「ドミトリーはどう?」と言われたので部屋を見せてもらうと誰もおらず、しかもきれいだった。ドミにしようかと思っていると、ちょうど、シングルルームで出発の準備をしている旅行者がいたため、その部屋に入ることとなった。

その旅行者が、チェックアウトするまでの間、朝食をもらう($2)。そうこうしている内に、同じように朝食をとる日本人が2人合流したので、情報交換。現地ツアーの話などを聞かせてもらう。


やはり、ツアーでないと広いカッパドキアを短時間で見ることは難しいというので、早速翌日のツアーへ申し込むことにする。
ツアー代は、入場料・昼食代込みで$28なので、他の交通手段と比較しても、かなり格安だ。


しばらく、ゆっくりしていると、気球ツアーの誘いを受ける。以前、TV番組で気球に乗る映像があったため、渡航する前から興味があったのだが、$200を超えるほど高額なのと人気のため早めに予約しないといけないとも聞いていたので今回は見送るつもりだった。

しかし、コカコーラがスポンサーについた安いツアーがあるというので、話だけ聞いてみることに。$140で、フライトは1時間(通常は2時間らしい)というので、かなり興味を魅かれる。しかも、明日の朝の予約が可能だという。


今回のメインはカッパドキアにするつもりだったこともあり、後で後悔するくらいならということで思い切って決断。旅後半の費用をなるべく抑えることを心に誓う。
部屋にチェックイン後、屋上へ向かう。屋上は、テラスになっていて、ギョレメの街を見渡すことができる。




洞窟部屋の様子($7)










テラスよりギョレメを望む
宿からでると、まずはインターネットカフェへ向かい、無事到着したことをメールで送信する。(30分:1,250,000TL(約150円))。

明日、ツアーでまわるため、今日はどうしようかと考えていると、レンタルバイク屋があったので覗いてみることにする。

広大な大地をスクターで走るのも楽しそうなので、早速プジョーのスクーターを借りることに。8時間で30,000,000TL(約2,700円)。ガソリン代は、帰ってきてから支払うそうだ。


「右側通行は大丈夫か?とか、日本で免許は持っているか?」などの質問を聞き流しながら、早速出かける。
途中少し雨が降ってきため、1度宿に戻りるが、昼食をとった後、晴れてきたので、再び外出する。


3時間ほど走り回って、いいかげん疲れてきたところで、道に迷ったりしたため、ギョレメへ戻ることにする。
ガソリン代は、1g1,500,000TL(135円)で7g消費していたため、10,500,000TL(約1,000円)支払う。正直、日本よりかなり高かった。

疲れもあり、そのまま宿で昼寝。19時ころ、1度目を覚ますが、明日の朝も早いので、そのまま寝ることにする。




ウチヒサル(尖った砦)





三美人の岩