上越市
な、なんと上越市にも巨大な滝が存在していた。
このコーナーで、今まで上越市の滝について紹介していたのは「滝寺不動の滝」のみ。
落差3メートルほどの小さな滝だった。
しかし、正直いって物足りなかった。もっと、ビックスケールの滝は上越市には無いのか?
しかし、いくら探しても滝らしきものは地図上には載っていなかった。
そんな中、正善寺〜中ノ俣付近に注目した。この辺りは、かなりの山間部で尚且つ川が無数に流れている。
地図には載っていない滝があるんじゃないのか?
と、わずかに希望を託し、10月のある日、滝探しに出掛けた!
↑ 今日のルートは「正善寺」〜「中ノ俣」〜「桑取」地区を廻る。
最初に向かったのは「正善寺ダム」
自分が訪れたのは、昼過ぎ。 翌日新聞で知ったのだが、
この日の午前中に ダムを熊が泳いでいたらしい。
遭遇しなくて良かったぁ〜。
↑ 正善寺ダムは、車で1周出来る(砂利道もあり)
ダムの奥に「うすたに橋」が架かっており、
中ノ俣地区へ続く道がある。
↑
ダムから15〜20分程度で、「中ノ俣」地区へ到着。
上越地区で一番の奥地である(笑)
携帯は通じなかった(au)
↑ なんとも素朴な風景が広がる「中ノ俣」地区。
山、水が豊富であり、すぐそこに滝があってもおかしくはない。
しかし、地図を見ても滝のマークは全く載っていない。
↑ 中ノ俣地区の山間部に立っていた。
出没した場所には、田んぼや畑が広がる。地元住民は恐怖だろうなぁ。
目撃された日付も書いてあって妙にリアル。
↑ 中ノ俣の中心部を走行中、なんと道路脇に
滝の案内板を発見!
「落合の滝」と書いてある。
予想もしなかった速い展開に期待は膨らむ。
早速行ってみることにした。
↑ 先ほどの看板からすぐに左折(下る)道があるので、そちらに行く。
どうも「中ノ俣牧場」へ向かうルートらしい。
しかし、そこから道は急に細くなりやがて砂利道になる。
田んぼや、崖の脇を通るので運転には十分注意して欲しい。
川もすぐ近くを通っているので、なんとも滝の気配がしてたまらない。
↑ 田んぼを通り過ぎると、断崖絶壁の道。あまりにも道は細い。
対向車が来たらすれ違い困難だ。
そして、悪路を走ること10分、「落合の滝」の看板が見えた。
道路脇にあるので、見落とすことはない。
駐車スペースもあるので、ここに車を停め、見ることが出来る。
↑ 上越市の秘境にある「落合の滝」
予想していたよりもかなり大きい。
落差など滝のデータは全くないが、数段に別れて落ちる全長は
100メートル規模か?とにかくビックスケールなのである。
↑ 何と、立派な「滝見台」まで設置されていた。
ここから下へはロープが張ってあり、行けなくなっているが、
草をふりきって崖を下りれば、滝つぼまでも辿り着けそうだ。
↑ 「滝見台」にて、デジカメの光学3ズームで撮影。
見事な滝である。紅葉時も素晴らしいに違いない。
ぜひ、滝を目の前で見てみたいものである。
↑ 一番下の滝の流れが大きいが、真ん中にも大きな落差がある。
これだけの規模の滝が上越市にあったとは驚きである。
↑ 滝見台から滝の下流を見る。
断崖絶壁になっている。
山の上では、林道工事が行われていた。
↑ 滝からさらに道路は続いていた。
「中ノ俣牧場」へ続くらしい。
どんな牧場なんだろうか?
写真は、林道工事現場へ続く道。交通止めになっていた。
上越市にあったビックな滝、「落合滝」
本当に大きくて、しかも美しい。
なぜか、上越市は一切宣伝していない幻の滝である。
インターネットで検索しても何もヒットしない。
考えてみれば、「中ノ俣」地区にあった案内板や、
滝の前にあった看板、
これらは全て、”寄贈 田中産業”と書いてあった。
滝見台も含め、これらは全て上越の経済界の横綱、
「田中産業」が整備してものなのだろうか?
そして、もう一つの疑問が滝の名前。
なんで「落合の滝」と言うんだろうか?
落合さんが見つけたのか、中日ドラゴンズのファンなのか?
それにしても、辿り着くまでが大変だ。
断崖絶壁の細くて危険極まりない道。あまりにも酷い。
・・・いろいろと、謎の残る滝であった。
訪問日 2004.10.14
2006年8月に再訪問しました。
およそ1年10ヶ月ぶりに再訪問しました!
相変わらず、滝までのアクセス道路は悪いのですが、綺麗に流れている滝でした。
中ノ俣牧場 上越市中ノ俣
今まで謎だった「中ノ俣牧場」をで遂に写真でにおさめることができました。
遠くからですが、牧場の様子をはっきりと見ることができます。
行き方は「落合の滝」(下参照)からさらに上流に登ります。
林道の工事車両がいるので牧場の目の前に行けるかどうかはわかりません。
2006年11月「中ノ俣牧場」の全貌をキャッチしました!
2006年11月に再訪問しました。
2006年11月18日撮影の「落合の滝」です。
紅葉も見頃は過ぎたようですが、滝とのマッチングは最高です。